JP2001166821A - 寿命劣化監視装置 - Google Patents
寿命劣化監視装置Info
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Abstract
ザに通知が行くことがないようにする。 【解決手段】 コントローラ100に動作周囲温度計測
手段1と制御手段2と記憶手段3と寿命劣化断手段4と
設置環境改善通知手段5を設ける。動作周囲温度計測手
段1が計測するコントローラ100内の動作周囲温度を
記憶手段3に1時間毎に格納する。寿命劣化判断手段4
において、記憶手段3に格納されている過去30日分の
監視動作周囲温度に基づき、監視動作周囲温度が設計温
度以上になった日が半分以上あった場合、寿命劣化の虞
れありと判断し、設置環境改善通知手段5を介してユー
ザへ設置環境改善要求を通知する。
Description
劣化の虞れの有無を監視する寿命劣化監視装置に関する
ものである。
ローラなどの電子機器は電子部品から構成されており、
その寿命は動作周囲温度に影響される。このため、コン
トローラを提供する各メーカは、「製品寿命」をユーザ
に対して保証している。この「製品寿命」は、動作周囲
温度に左右されるため、設置環境が重要なファクタとな
る。コントローラは、必ずしも空調されていてクリーン
な場所に設置されているとは限らず、設置環境が劣悪で
あれば保証された「製品寿命」を全うすることはできな
い。
温度センサを内蔵し、この温度センサによりコントロー
ラの動作周囲温度を計測し(図4に示すステップ40
1)、動作周囲温度が設計温度を超えたときをコントロ
ーラの寿命劣化の虞れ有りと判断し(ステップ402の
YES)、その旨をユーザに通知し(ステップ40
3)、設置環境の改善を促すようにしている。
法では、動作周囲温度が設計温度を超えたからといって
すぐに寿命が保証できなくなるものでないにも拘わら
ず、動作周囲温度が設計温度を超える毎にすぐにユーザ
に通知され、その対応が非常に煩わしかった。また、ユ
ーザは24時間対応しなければならず、場合によっては
通常勤務時間外となってしまうこともあり、手間がかか
っていた。また、従来の方法では、動作周囲温度が設計
温度を超えたか否かの監視のみで、統計的なデータを残
していないので、寿命劣化の要因を短時間で割り出すこ
とができず、設計温度を超えたときの動作周囲温度条件
の最も効果的な対策の立案ができなかった。
なされたもので、その目的とするところは、寿命劣化の
虞れを正確に判断し、頻繁にユーザに通知が行くことの
ない寿命劣化監視装置を提供することにある。また、寿
命劣化の虞れを正確に判断し、頻繁にユーザに通知が行
くことがなく、寿命劣化の要因を短時間で割り出すこと
が可能な寿命劣化監視装置を提供することにある。ま
た、寿命劣化の虞れを正確に判断し、頻繁にユーザに通
知が行くことがなく、寿命劣化の要因を短時間で割り出
すことの可能で、かつ24時間対応しなくてもよい寿命
劣化監視装置を提供することにある。
るために第1発明(請求項1に係る発明)は、電子機器
の動作周囲温度を所定周期で計測しこの計測値を監視動
作周囲温度として出力する動作周囲温度監視手段と、こ
の動作周囲温度監視手段からの監視動作周囲温度を記憶
する記憶手段とを設け、この記憶手段に記憶された一定
期間の監視動作周囲温度に基づいて電子機器の寿命劣化
の虞れの有無を判断し、寿命劣化の虞れ有りと判断した
場合その旨を通知するようにしたものである。この発明
によれば、電子機器の動作周囲温度が所定周期で計測さ
れ、この計測値が監視動作周囲温度として次々に記憶さ
れる。そして、記憶された一定期間の監視動作周囲温度
に基づいて電子機器の寿命劣化の虞れの有無が判断さ
れ、寿命劣化の虞れ有りと判断された場合にその旨が通
知される。
発明の構成に加え、記憶手段に記憶された長期間の監視
動作周囲温度を解析するデータ解析手段を設けたもので
ある。この発明によれば、データ解析手段を利用するこ
とにより、記憶されている長期間の監視動作周囲温度を
解析することが可能となる。第3発明(請求項3に係る
発明)は、第1発明または第2発明において、寿命劣化
の虞れ有りと判断された場合、予め決められた通知時刻
範囲内にその旨を通知するようにしたものである。この
発明によれば、予め決められた通知時刻範囲を通常勤務
時間帯とすれば、通常勤務時間帯にのみにユーザに通知
が行く。
き詳細に説明する。 〔実施の形態1〕図1は本発明に係る寿命劣化監視装置
を備えたコントローラの要部を示すブロック図である。
このコントローラ100は、動作周囲温度計測手段1と
制御手段2と記憶手段3と寿命劣化断手段4と設置環境
改善通知手段5とを備えている。図2はコントローラ1
00における特徴的な動作を示すフローチャートであ
る。
作周囲温度計測手段1が計測するコントローラ100内
の動作周囲温度を取り込み(ステップ201)、その計
測値を監視動作周囲温度としてタイムスタンプと共に記
憶手段3に格納する(ステップ202)。そして、制御
手段2は、現在の時刻が予め決められた通知時刻範囲
(本実施の形態では、通常勤務時間帯)内であるか否か
を確認し(ステップ203)、通知時刻範囲内であれば
記憶手段3に時系列で蓄積されている監視動作周囲温度
が30日以上あるか否かを確認する(ステップ20
4)。
る監視動作周囲温度が30日以上であれば(ステップ2
04のYES)、過去30日分の監視動作周囲温度を寿
命劣化判断手段4へ送る。寿命劣化判断手段4は、この
送られてきた30日分の監視動作周囲温度に基づき、監
視動作周囲温度が設計温度以上になった日が半分以上あ
ったか否かをチェックする(ステップ205)。
日が30日の半分以上、すなわち15日以上であった場
合(ステップ205のYES)、寿命劣化判断手段4は
寿命劣化の虞れありと判断し、設置環境改善通知手段5
を介してユーザへ設置環境改善要求を通知する(ステッ
プ206)。本実施の形態では、設置環境改善通知手段
5としてLEDを使用しており、このLEDを点滅させ
ることにより、ユーザへ設置環境の改善を促す。
視動作周囲温度に基づき、監視動作周囲温度が設計温度
以上になった日が30日の半分以上あったか否かにより
寿命の劣化の有無を判断するようにしているので、寿命
劣化の虞れが正確に判断され、頻繁にユーザに通知が行
くことがない。すなわち、ユーザには、緊急に設置環境
の改善が必要な場合にのみ通知が行く。
が予め決められた通知時刻範囲内である場合にのみユー
ザに通知が行くので、すなわち勤務時間帯にのみユーザ
に通知が行くので、24時間対応する必要がない。これ
により、勤務時間外(最悪のケースは真夜中)に対応し
なくてもよくなり、ユーザにかかる負担が軽減される。
改善通知手段5としてLEDを使用したが、設置環境改
善通知手段5を通信手段とし、この通信手段を介して設
置環境改善通知を中央監視室の管理コンピュータに送
り、管理コンピュータの画面上に設置環境改善要求を表
示させるようにしてもよい。
ーラ100内に制御手段2や記憶手段3,寿命劣化判断
手段4,設置環境改善通知手段5を設けたが、中央監視
室の管理コンピュータにこれらの手段を設けてもよい。
このようにすることにより、遠隔地からのアクセスによ
りデータ収集および蓄積ができ、その結果を受けて設置
環境の現在状況を知ることができ、コントローラ100
の設置場所までわざわざ行って確認する必要がなくな
る。
日分の監視動作周囲温度に基づいて寿命の劣化の有無を
判断するようにしたが、その日数は30日に限られるも
のでないことは言うまでもない。また、動作周囲温度計
測手段1が計測する動作周囲温度を1時間毎に取り込む
ようにしたが、動作周囲温度の取り込み周期(監視周
期)は1時間に限られるものでもない。
示すブロック図である。この実施の形態2では、図1に
示した実施の形態1の構成に加え、コントローラ100
にデータ解析手段6を設けている。データ解析手段6
は、ユーザからの指示に応じ、記憶手段3に記憶されて
いる過去1年間の監視動作周囲温度を解析し、その解析
結果を出力する。
置環境改善要求が通知された場合や定期点検時、データ
解析手段6を作動させることにより、過去1年間の監視
動作周囲温度を解析させ、その解析結果を得ることがで
きる。ユーザは、この解析結果から寿命劣化の要因を短
時間で割り出すことができ、動作周囲温度条件の最も効
果的な対策の立案が可能となる。
ラ100内にデータ解析手段6を設けるようにしたが、
中央監視室の管理コンピュータに設けるようにしてもよ
い。データ解析手段6を中央監視室の管理コンピュータ
に設けることにより、診断ツールを用い、管理コンピュ
ータの画面上で1日単位、月単位などで傾向を判断する
ことができ、寿命劣化防止のために効率的な対策を講じ
ることが可能となる。診断ツールを市販ソフトウェアと
すれば、誰でも短時間で対応することができる。
発明によれば、記憶手段に記憶された一定期間の監視動
作周囲温度に基づいて電子機器の寿命劣化の虞れの有無
を判断し、寿命劣化の虞れ有りと判断した場合その旨を
通知するようにしたので、寿命劣化の虞れを正確に判断
し、頻繁にユーザに通知が行くことがないようにするこ
とができる。また、記憶手段に記憶された長期間の監視
動作周囲温度を解析するデータ解析手段を設けたので、
寿命劣化の要因を短時間で割り出すことが可能となり、
動作周囲温度条件の最も効果的な対策の立案が可能とな
る。また、寿命劣化の虞れ有りと判断された場合、予め
決められた通知時刻範囲内にその旨を通知するようにし
たので、24時間対応しなくてもよく、ユーザにかかる
負担を軽減することができるようになる。
トローラの要部を示すブロック図(実施の形態1)であ
る。
すフローチャートである。
トローラの要部を示すブロック図(実施の形態2)であ
る。
動作を説明するためのフローチャートである。
段、4…寿命劣化判断手段、5…設置環境改善通知手
段、6…データ解析手段、100…コントローラ。
Claims (3)
- 【請求項1】 電子機器の動作周囲温度を所定周期で計
測しこの計測値を監視動作周囲温度として出力する動作
周囲温度監視手段と、 この動作周囲温度監視手段からの監視動作周囲温度を記
憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された一定期間の監視動作周囲温度
に基づいて前記電子機器の寿命劣化の虞れの有無を判断
する寿命劣化判断手段と、 この寿命劣化判断手段において寿命劣化の虞れ有りと判
断された場合その旨を通知する寿命劣化通知手段とを備
えたことを特徴とする寿命劣化監視装置。 - 【請求項2】 電子機器の動作周囲温度を所定周期で計
測しこの計測値を動作周囲温度として出力する動作周囲
温度監視手段と、 この動作周囲温度監視手段からの監視動作周囲温度を記
憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された一定期間の監視動作周囲温度
に基づいて前記電子機器の寿命劣化の虞れの有無を判断
する寿命劣化判断手段と、 この寿命劣化判断手段において寿命劣化の虞れ有りと判
断された場合その旨を通知する寿命劣化通知手段と、 前記記憶手段に記憶された長期間の監視動作周囲温度を
解析するデータ解析手段とを備えたことを特徴とする寿
命劣化監視装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記寿命劣
化通知手段は、前記寿命劣化判断手段において寿命劣化
の虞れ有りと判断された場合、予め決められた通知時刻
範囲内にその旨を通知することを特徴とする寿命劣化監
視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35157299A JP3490363B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 寿命劣化監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35157299A JP3490363B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 寿命劣化監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001166821A true JP2001166821A (ja) | 2001-06-22 |
JP3490363B2 JP3490363B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=18418193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35157299A Expired - Fee Related JP3490363B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 寿命劣化監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3490363B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009301378A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Mitsubishi Electric Corp | 監視制御システム |
-
1999
- 1999-12-10 JP JP35157299A patent/JP3490363B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009301378A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Mitsubishi Electric Corp | 監視制御システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3490363B2 (ja) | 2004-01-26 |
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