JP2001166779A - 耐圧性水中遮音材 - Google Patents
耐圧性水中遮音材Info
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- JP2001166779A JP2001166779A JP34763399A JP34763399A JP2001166779A JP 2001166779 A JP2001166779 A JP 2001166779A JP 34763399 A JP34763399 A JP 34763399A JP 34763399 A JP34763399 A JP 34763399A JP 2001166779 A JP2001166779 A JP 2001166779A
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- sound insulation
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- Pending
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- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
みの発生を防止し、遮音性能の劣化と外観の悪化を抑制
することのできる耐圧性水中遮音材を提供する。 【解決手段】 ゴム状弾性体からなる遮音材本体の一側
面に、断面凹状の空間部を複数個形成し、前記空間部の
開口側に、繊維補強樹脂層とゴム層とを積層したカバー
部材を配設したことを特徴とする耐圧性水中遮音材。
Description
に関し、更に詳しくは、船舶の吃水下船底部や、ソーナ
ードーム内の天井部等に取付ける耐圧性水中遮音材に関
する。
中放射雑音の低減対策として、例えばソーナー近傍の船
底内側に、水中遮音材が施工されていた。従来の水中遮
音材としては、図5に示すように、ゴム状弾性体からな
る遮音材本体1の一側面に、断面凹状の空間部2を複数
個形成し、前記空間部2の開口側にゴムからなるカバー
部材3を接着剤を介して一体的に設けて構成されてい
る。
圧により断面凹状の空間部2側にへたり、遮音性能が劣
化したり、表面に凹みXができて、外観を損なうと言う
問題があった。特に、遮音性能を低周波化するために、
空間部2を大きくして面積空隙率を大きくした遮音材本
体1の場合には、凹みXが発生しやすくなる。
中に布を補強部材として挿入することも考えられるが、
カバー部材3の凹みXを防ぐには十分な強度を得ること
ができない。
チックハニカムを配設して補強した耐圧性水中遮音材が
提案されているが、面板とハニカムコアからなる軟質プ
ラスチックハニカムは、切断加工が容易でないうえに、
ゴムとの接着作業では接着剤を介してゴム層と貼り合
せ、ゴムハンマー等によって軟質プラスチックハニカム
を打撃して押圧する際に、ハニカムコアが損傷しやす
く、加工性に問題があった。
は、加工性が良好で、カバー部材の水圧による凹みの発
生を防止し、遮音性能の劣化と外観の悪化を抑制するこ
とができる耐圧性水中遮音材を提供することにある。
弾性体からなる遮音材本体の一側面に、断面凹状の空間
部を複数個形成し、前記空間部の開口側に、繊維補強樹
脂層とゴム層とを積層したカバー部材を配設したことを
特徴とする耐圧性水中遮音材が提供される。
層が2層以上である前記耐圧性水中遮音材が提供され
る。
断加工の容易な繊維補強樹脂層とゴム層との積層体を使
用することにより、切断加工等が容易になるとともに、
カバー部材の補強性に優れ、水圧による凹みの発生を有
効に防止して、遮音性能の劣化と外観の悪化を抑制する
ことができる。また、カバー部材として、繊維補強樹脂
層のみではなくゴム層との積層体とすることで、比較的
厚さの小さな繊維補強樹脂層を使用すればよいので、切
断加工性の面で良好である。特に上記のように、繊維補
強樹脂層を2層以上とすることで、一枚あたりの繊維補
強樹脂層の厚さを更に低減できるため、加工性がより向
上するので、更に好ましい。
明の実施形態を説明する。図1は、この発明を実施した
耐圧性水中遮音材の一例の断面図を示し、1は遮音材本
体、2は遮音材本体1の一側面に形成した円柱状や矩形
状等の断面凹状の空間部を示し、この空間部2の開口側
には、図2のカバー部材3の断面図に示すような2層の
繊維補強樹脂層4と3層のゴム層5とを交互に積層した
カバー部材3が、接着剤を介して一体的に配設されてい
る。
ばガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維等からなる織物
をエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂で含浸した
ものを使用できる。繊維補強樹脂層4の厚さや枚数は、
耐圧性水中遮音材の大きさや要求される強度等により左
右されるため特に限定されないが、例えば厚さを2mm
以下、さらには0.2〜2mmとするのが、切断加工性
の点で好ましい。
気泡ゴム等からなる遮音材を埋設して使用することも可
能である。
するための用途であれば広く工業製品に使用可能である
が、特に船舶の吃水下船底部や、ソーナードーム内の天
井部等に好適に使用することができる。
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。
Bステージ化して半硬化状態としたプリプレグからなる
2層の繊維補強樹脂層4(厚さ0.2mm)と、3層の
未加硫のゴム層5とを図2の断面図に示すように交互に
プライマーを介して積層した後、加熱して加硫、硬化お
よび接着させることによって、厚さ3.4mmのカバー
部材3を得た。次に、図1に示すような矩形状の断面凹
状の空間部2を複数個形成した厚さ10mmのゴムから
なる遮音材本体1を形成し、空間部2の開口側に上記で
得られたカバー部材3を接着剤を介して、一体的に配設
し、本発明の耐圧性水中遮音材を実施例として得た。
ゴムのみを用いた以外は、上記と同様の形状、大きさの
耐圧性水中遮音材を作製した。
性能を計測した後、深さ8mの水中に一年間浸漬した後
に再度遮音性能を計測し、一年経過前後の遮音性能の変
化を図3(実施例)および図4(比較例)に示した。
とを設置し、その間に上記の耐圧性水中遮音材を置い
て、送波器から発生した音波を受波器で受信した。この
音響特性と、耐圧性水中遮音材を置かない時の音響特性
との差を遮音性能として算出し、図3および図4のグラ
フ説明図には、周波数f(kHz)に対するIL(Insert
ion Loss)として、初期を実線で、一年経過後を破線で
示した。
の低下が見られるのに対し、図3(実施例)では、遮音
性能の低下がほとんど認められなかった。また、耐圧性
水中遮音材の一年経過後の外観を観察したところ、比較
例のカバー部材の表面に凹みが生じているのに対して、
実施例では凹みは全く発生していなかった。
遮音材本体の空間部の開口側に、繊維補強樹脂層とゴム
層とを積層したカバー部材を配設することによって、加
工性が良好で、カバー部材の水圧による凹みの発生を防
止し、遮音性能の劣化と外観の悪化を抑制することので
きる耐圧性水中遮音材を得ることができる。
である。
フ説明図である。
フ説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴム状弾性体からなる遮音材本体の一側
面に、断面凹状の空間部を複数個形成し、前記空間部の
開口側に、繊維補強樹脂層とゴム層とを積層したカバー
部材を配設したことを特徴とする耐圧性水中遮音材。 - 【請求項2】 前記繊維補強樹脂層が2層以上である請
求項1に記載の耐圧性水中遮音材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34763399A JP2001166779A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 耐圧性水中遮音材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34763399A JP2001166779A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 耐圧性水中遮音材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001166779A true JP2001166779A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18391548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34763399A Pending JP2001166779A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 耐圧性水中遮音材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001166779A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146208A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-05-21 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両用床板及びその製造方法 |
JP2016089930A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | Nok株式会社 | 遮音シール付き密封装置 |
RU2770257C1 (ru) * | 2021-09-17 | 2022-04-14 | Российская Федерация, От Имени Которой Выступает Министерство Промышленности И Торговли Российской Федерации | Управляемое гидроакустическое покрытие |
-
1999
- 1999-12-07 JP JP34763399A patent/JP2001166779A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003146208A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-05-21 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両用床板及びその製造方法 |
JP2016089930A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | Nok株式会社 | 遮音シール付き密封装置 |
RU2770257C1 (ru) * | 2021-09-17 | 2022-04-14 | Российская Федерация, От Имени Которой Выступает Министерство Промышленности И Торговли Российской Федерации | Управляемое гидроакустическое покрытие |
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