JP2001166776A - 絶縁回路並びに該回路を内蔵した楽器装置 - Google Patents

絶縁回路並びに該回路を内蔵した楽器装置

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JP2001166776A
JP2001166776A JP37627099A JP37627099A JP2001166776A JP 2001166776 A JP2001166776 A JP 2001166776A JP 37627099 A JP37627099 A JP 37627099A JP 37627099 A JP37627099 A JP 37627099A JP 2001166776 A JP2001166776 A JP 2001166776A
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guitar
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Kenji Tsumura
謙二 津村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ピックアップやギターやエフェ
クターやアンプである楽器装置において、絶縁回路を各
装置の少なくともいずれかに1つに設け、これにより、
商用交流電源やパソコンより発せられる誘導雑音を音色
信号より減少させる。音色の変化を簡単におこなえるギ
ターやデザインが斬新なスタイルのギターやエフェクタ
ーやアンプなどの楽器装置を得る。さらに、サスティナ
ーギターにおいては磁気フィードバックによる発振を抑
制する。 【構成】 ピックアップやギターやエフェクターやアン
プである楽器装置に絶縁回路を実装し、絶縁には光素子
や磁気素子を使用する。音色を変化させる方法として略
平坦なシート状の可変素子を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽を演奏する時に使
用される楽器装置に関するものである。楽器装置は、ギ
ター類の一種であるエレキギターやエレキベースギター
や、これに取り付けられている弦の音色を検出するピッ
クアップ、ギター以外に鍵盤楽器類の電気式キーボー
ド、音色を変化させる効果装置であるエフェクター、音
色の音を拡大し音を出力するアンプで構成されている。
本発明は、楽器装置を使用した際に、商用電源より発生
している誘導雑音を絶縁回路により低減し、楽器の音色
に誘導雑音が混入しない楽器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を説明するに際し、以下の内
容を前提として述べる。エレキギターやエレキベースギ
ターは構造が似かよっており、弦の数が異なるだけと考
えて差し支えなく、以下ではエレキギターについてのみ
述べる。またエレキベースギターとエレキギターのこと
を以下では単にギターと表現する。弦の振動を表す音色
の電気信号のことを以下では単に音色信号と表記する。
【0003】従来、この種の楽器装置は、ギターや、こ
れに取り付けられている弦の音色を検出するピックアッ
プ、音色を変化させる効果装置であるエフェクター、音
色の音を拡大し音を出力するアンプで構成されている。
【0004】ギターに取付取付られたピックアップは、
図14に示すようにの磁石にコイルを巻設してあり、弦
の振動で磁石より出力される磁力線の密度が変化するの
をコイルが検出し、弦の電気信号である音色信号を得て
いる。演奏者が直接触れるギターには、このピックアッ
プが取り付けられている。これ以外に、ギターやキーボ
ードとその音色信号を効果音色を得る目的でエフェクタ
ーと呼ばれる装置を接続される。さらに音を空間に出力
するためのアンプが使用されている。
【0005】これら一連の楽器装置は各装置ともケーブ
ルで電気的に導通し接続されている。これら装置のどれ
かは商用交流電源のAC100V50ヘルツまたは60
ヘルツの電源により電流が供給されて動作するのが一般
的である。各装置の電源は商用交流電源の交流を電源用
の大型のトランスを使用し電圧変換され、所定の交流を
直流に整流し平滑して使用している。この際、電源用の
大型のトランスでは1次側と2次側が電線どうしや鉄芯
などと静電結合が大きく存在し、1次側から2次側の電
磁誘導電流が流れる。これが誘導雑音をもたらす原因の
1つである。さらに、商用交流電源の接地グランドは柱
上トランスの電線の片方を大地に埋設し、架線が切れた
際に人が感電するのを防止する目的で施設されている。
このことが、前述とは別の経路、すなわち大地や建物を
通じて誘導雑音の電磁波が各装置や配線や接続ケーブル
に侵入する。商用交流電源の誘導雑音が人や機器に大地
より侵入することになるのである。一部に小型の楽器装
置で電池を電源にしたものもあるが、大音量で鳴らすコ
ンサートでは、いずれかは商用交流電源を使用する。す
べてを電池を電源にしたものでも、商用交流電源のAC
100V50ヘルツまたは60ヘルツの電源の配線下で
演奏される。さらに、携帯電話やパソコン装置が楽器装
置の近くで作動しするため、これら装置より電磁波が周
囲に漏れ出し、楽器装置にも電磁波による誘導雑音が音
色信号の中に混入したりしている。これ以外に照明器具
の蛍光灯やインバータエアコンのような電化製品よりも
発生している。
【0006】楽器装置は、ケーブルで音色信号を接続し
ているので電気的にすべて同一の接地グランド上で動作
している。言い換えると各装置は電気回路の接地グラン
ドを共通にして動作している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の楽器装置は、各
装置の多くが商用交流電源で動作しており、これら機器
は信号ケーブルで共通の接地グランドに接続されること
を余儀なくされている。エフェクターや小型アンプの一
部には電池で動作するものもあるが、これにおいても音
色信号の入力出力に信号ケーブルを使用するので、すべ
ての機器が接地グランドを共通にして動作している。
【0008】この接地グランドが共通であり、かつ、商
用交流電源でいずれがの機器が動作するため商用交流電
源より「ブー」と表現される低い雑音が発生する。この
雑音は誘導雑音と呼ばれる雑音であり、楽器の音色を劣
化させるとともに音楽の雰囲気をそこなうものである。
さらに、携帯電話やパソコン装置が楽器装置の近くで作
動しするため、これら装置より電磁波が周囲に漏れ出
し、楽器装置にも電磁波による誘導雑音が音色信号の中
に混入したりしている。
【0009】ギターには弦の振動をピックアップで磁気
を利用し音色信号にするので、特に商用交流電源の誘導
雑音を拾い易い。さらに、携帯電話やパソコン装置が楽
器装置の近くで作動しする場合は、電磁波による誘導雑
音が音色信号の中に混入する。これは、誘導雑音の電磁
気の成分の磁気部分がピックアップのコイルにより検出
されるためである。静電気部分もわずかではあるがピッ
クアップのコイルや配線に飛び込み誘導雑音の電圧を発
生させる。
【0010】誘導雑音は商用交流電源の交流から発生す
るが、これ以外に蛍光灯のような照明器具よりも発生し
ている。蛍光灯の場合、電源周波数の倍の回数に放電を
行うので50ヘルツでは100ヘルツのパルス状誘導雑
音が強く放射される。さらにインバータを応用した蛍光
灯やエアコンなどはさらに高い周波数で誘導雑音を発生
させる。これら誘導雑音は、機器からも放射されるが、
配線ケーブルからも放射される。さらに、パソコンやF
AXなどからも電磁波が漏れ出し誘導雑音が放射されて
いる。
【0011】このように、楽器演奏時の環境が以前に比
べて、誘導雑音が増加する中で行われている。
【0012】ピックアップが誘導雑音を拾う原因の1つ
は、こうした誘導雑音の環境下で、ピックアップの音色
信号と音色信号グランドが延々と長く各楽器装置に延び
ていることである。音色信号は機器の半導体ICで分断
されるので誘導雑音を受けにくいが、信号グランドであ
る接地グランドは機器に共通で同電位であり、接地グラ
ンドが誘導雑音の結合の一方となり、音色信号側にも誘
導雑音の結合のもう一方となる。もう一方は、空間や建
物や人を通じて静電気や磁気として誘導雑音が侵入す
る。これを防止する方法として不完全ではあるが簡略的
に、ギターではピックアップを取り付けた面に架設され
た弦を接地グランドに接続している。これにより、誘導
雑音をピックアップがあまり拾わないようになるが、そ
れでも少し拾い、さらにギターの裏面側の人の体よりピ
ックアップに誘導雑音が侵入する。弦による防止方法で
は、演奏者は常に指を弦に触れていないと誘導雑音を防
止できないので不便である。弦に指が触れることで人の
体に加わる誘導雑音を打ち消す方法では、不完全であ
る。
【0013】商用交流電源の誘導雑音の音域がギターの
音域を概ね同じであり、音色信号に混入すると音の唸り
や音程の不安定をまねき音色信号を劣化させる。ベース
ギターでは低音の音域が商用交流電源と完全に重なり誘
導雑音の問題は深刻である。以上の問題点では、ギター
について述べているがこれ以外に楽器装置としてエフェ
クターやアンプがある。
【0014】エフェクターは、楽器の音色を加工し効果
音色を発生させるもので多用される。エコーやリバーブ
のような残響音やディストーションのような歪んだ音、
回転するようなフランジャーなど各種のエフェクターが
ある。電源には小型のものは電池が採用されているが、
本格的なコンサートなどで使用されるタイプは電源は商
用交流電源を使用している。
【0015】エフェクターもまた、ギターと同じく誘導
雑音を拾い易い。これは、エフェクターは内部に高い増
幅率の増幅器が内蔵されているのでわずかな誘導雑音で
も人が聞き取れる大きさまで増幅するためである。さら
に、ギターを接続するケーブルが誘導雑音を拾うととも
にギターの配線やピックアップのコイルからも誘導雑音
がエフェクターに侵入する。商用交流電源で作動するエ
フェクターではさらに機器内部よりも誘導雑音をうける
のでさらに大きな誘導雑音が音となり発生する。
【0016】アンプについてもエフェクターやギターや
ピックアップと同じく誘導雑音による雑音を音として拾
う問題点が同様にある。
【0017】以上のように、商用交流電源とは異なる誘
導雑音の問題もある。これは、近年、ギターの音を延長
する目的でサスティナーとよばれる装置を内蔵したサス
ティナーギターが開発され販売されている。弦をドライ
バで磁気により揺動させるもので、電池がある限り音が
延びる装置である。この装置には、上記の誘導雑音がこ
の装置のサスティナー装置で発生し、磁気フィードバッ
クと呼ばれる発振が起りやすくさせ、性能を劣化させる
原因の1つになっている。これは、装置の内部に高い増
幅率の増幅器が内蔵されているのでドライバを駆動する
際の電圧がピックアップに直接、電磁波となって基板に
飛び込み誘導雑音となり増幅に侵入するためである。こ
れも誘導雑音に起因する問題である。
【0018】以上、以外にも、ギターやエフェクターや
アンプにおいて、より操作が簡単であり、また、音楽の
世界が音と映像をセットにして放送することより、楽器
装置のデザインも斬新はスタイルを有する楽器が望まれ
ている。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の絶縁回路並びに該回路を内蔵した楽器装置
においては、楽器装置の長く延長される接地グランドを
電気的に絶縁し分離し、短くすることで誘導雑音を受け
にくくするものである。絶縁回路には光による光絶縁と
磁気によるトランス絶縁の2種がある。さらに絶縁回路
は音色信号が絶縁回路を通じることで劣化しないよう音
色信号の振幅を操作し非線形して送受し伝送する。
【0019】まず、光絶縁では光素子を使用する。一例
として、光素子は8ピンのICの形状で中に発光素子が
1つと受光素子2つが1つのケースに内蔵されており市
販されている。光絶縁方式では、音色の劣化を防止する
ため送信部の増幅器の特性を変化させ、さらに受信部で
は受信信号を送信部とは逆の増幅器の特性にし、送信部
と受信部を合わせると元の音色信号が得られるようにし
ている。
【0020】光絶縁以外にトランスを使用したトランス
絶縁(磁気絶縁)も回路は概ね光絶縁回路と同じで音色
信号の劣化を防止している。
【0021】信号を非線形に変化させる1例として、送
信部の増幅器が音色信号の高音帯域を増加させ絶縁素子
に出力し、受信部では増幅器が受信信号の高音帯域部分
を減少させることで絶縁素子に派生する雑音を減少でき
る。これは素子が発生させる雑音が高音帯域にあり音色
信号の高音帯域を相対的の大きくすることで素子の雑音
を相対的に減少させるものである。 この方式以外にも
絶縁回路で音色信号の振幅をコンプレッサで圧縮し、光
素子やトランスを通じ、受信部では音色信号の振幅をエ
キスパンダにより拡張する。この場合は、光素子やトラ
ンスが常に最大に近い信号振幅で駆動されるので、音色
信号が小さいときにも光素子の雑音は目立たなくなる。
圧縮や拡張も非線形特性に含まれる。
【0022】上記では光素子やトランスにより、信号を
アナログ方式で送信部や受信部で音色信号を伝送してい
たがこれ以外にもデジタル方式でもおこなえる。これは
音色信号をA/D変換し、デジタル信号に変換し、これ
を光素子のフォトカプラや磁気素子のトランスで0、1
信号で送信部から受信部にデジタル方式で音色信号を伝
送し、受信部で受信した信号をD/A変換し、元の音色
信号に復調するものである。
【0023】ピックアップの絶縁について述べると、ピ
ックアップでは、ピックアップのケースの内部に埋設す
るか裏面に絶縁回路を貼り付けるか、あるいはピックア
ップのケースの近くに並設する。
【0024】ギターの絶縁について述べると、ギターに
は複数のピックアップが取り付けられているのでまとめ
て絶縁するため、ピックアップとマイクジャックの間に
絶縁回路を設けると効率的である。マイクジャックと絶
縁回路を一体化しても良い。
【0025】エフェクターの絶縁について述べるとエフ
ェクターでは、エフェクターの内部に効果音色の基板が
ありこれに並設して絶縁回路を取り付けるか、またはギ
ターの時と同じようにマイクジャックに取り付けてもよ
い。絶縁回路をマイクジャックと効果音色基板の間に設
けてもよいし、効果音色基板の後ろに絶縁回路を設けて
もよい。さらに、エフェクターでは、絶縁回路にも音色
信号が通過することを利用して絶縁素子の周波数−信号
振幅電圧特性を平坦にせず、変形させ、これを利用し、
音色の歪みを作り、効果音色を生成することもできる。
【0026】アンプの絶縁について述べると、アンプの
増幅基板の中に絶縁回路を設ける。また、マイクジャッ
クの近くに絶縁回路を設けると絶縁の効果が高いて良
い。さらに、電池について述べると、アンプの場合、音
を大きく空間に放射するので電力が大きく、小型のアン
プを除き概ね電源は商用交流電源を使用するタイプが殆
どである。そのため、絶縁回路をアンプのマイクジャッ
クに設けると共に、絶縁回路の電池を絶縁動作が必要の
無いときは電池を商用交流電源の電源で充電する回路を
設けても良い。
【0027】ピックアップ、ギター、エフェクター、ア
ンプの絶縁回路の電源には乾電池や充電式電池など電池
を使用すると、電池はプラス極とマイナス極ともに完全
に商用交流電源から絶縁されており、商用交流電源とな
んら結合も存在しない。そのため、電池を電源に使用す
ると商用交流電源の誘導雑音を避けれるけるので好都合
である。電池は送信部に1つ、受信部に1つと計2つ使
用しても良いし、送信部に1つのみでも良いし、受信部
に1つのみ使用してもよい。
【0028】サスティナーギターは磁気フィードバック
による発振を軽減するためピックアップの音色信号の途
中に絶縁回路を設け、その後ろにサスティナー増幅回路
を設けてもよいし、サスティナー増幅回路内にもうけて
もよい。そして音色信号を増幅しドライバにを駆動す
る。こうすると基板内での接地グランドがピックアップ
部分とサスティナー増幅回路部分とで分離される。分離
することでサスティナー増幅回路基板内での電気的な回
路のみに起因した発振が起きにくくなる。
【0029】絶縁回路は回路図の図6と図9、10、1
1、13に示す回路構成とする。図6と図11、13は
このように送信部の周波数−電圧特性を平坦な特性とせ
ず非線形な特性を示す。図6、10、11は送信部の増
幅器および受信部の増幅器をICのOP−AMPやトラ
ンジスタに負帰還をかけ、増幅器の周波数−電圧特性を
変化させる。回路については、実施例の中で、動作を詳
しく説明する。
【0030】ギターやエフェクターやアンプに、可変素
子の一種で可変抵抗素子であるシート状のボリュームを
楽器の表面に取り付る。ボリュームはつまみを回せば抵
抗値が変化するものが一般である。シート状のボリュー
ムは、つまみははなく、略平坦なシート面を指で押し触
れると抵抗値が変化するもので市販品であり、株式会社
マルサン・ネームより「シートボリューム」の名称で販
売されている。外形は幅、縦80mm*横30mm厚さ
0.8mmの品番MSV8030を使用する。薄いシー
ト状で曲面部にも貼設できる。抵抗を変化させる指の運
動は1次元である。2次元にするには、2枚を重ね合わ
せて貼るとおこなえる。可変抵抗値範囲は、100オー
ムから10Kオームの範囲で変化できるものを使用す
る。端子は3本で通常のボリュームと同じとする。指が
シートに触れないときは、抵抗値は、100Mオーム以
上とOFFするので、これを音色信号のON、OFFに
使用する。
【作用】上記のように構成された楽器装置は、絶縁回路
により接地グランドが切り離されているので商用交流電
源からの誘導雑音を減少できる。
【0031】まず、ピックアップに絶縁回路を設けた場
合では、ピックアップの信号線が絶縁回路で商用交流電
源の接地グランドと完全に分離されるので誘導雑音がピ
ックアップの音色信号に混入する量が減少する。これ以
外にピックアップの近くの携帯電話やパソコンなどより
発せられる電磁波による誘導雑音については、ピックア
ップに絶縁回路を設けるとピックアップの信号線が絶縁
され短くなり、電磁波に起因する誘導雑音を受けにくく
なり、音色信号に誘導雑音の混入が少なくなる。
【0032】ギターに絶縁回路を設けた場合ピックアッ
プとマイクジャック端子間に絶縁回路があるのでピック
アップと同様、ピックアップの誘導雑音が減少するし、
ギターの配線ケーブルに飛び移る誘導雑音も減少する。
ピックアップとマイクジャック端子間に絶縁回路を設け
るとギターにはピックアップを複数取り付けてあると
き、これら複数のピックアップを1度に絶縁できる。
【0033】ギターのマイクジャック部に絶縁回路を取
り付けるとマイクジャックより侵入してくる誘導雑音を
この部分で阻止でき、ギターの他の配線部分に誘導雑音
を再輻射することがなくなる。
【0034】マイクジャックと絶縁回路を1体化すると
さらにこの効果が高まるし、ギターに組込む際の作業が
簡素かできる。取り扱いも簡単になる。
【0035】アンプのマイクジャックの音色信号を増幅
する回路の前段あるいは最終段までの間に絶縁回路を設
けるとマイクジャックより侵入してくる誘導雑音を減少
でき音色が良くなる。
【0036】アンプのマイクジャックに絶縁回路を一体
化すると他の配線部分に誘導雑音を再輻射することがな
く、マイクジャックより侵入する誘導雑音をより効果的
に防止できる。
【0037】絶縁回路の電源が電池以外の場合、例えば
DC−DCコンバータでは、商用交流電源から絶縁され
ているが、わずかではあるがDC−DCコンバータの構
造上、商用交流電源の誘導雑音が絶縁回路に漏れ出てく
る。さらにDC−DCコンバータでは、この機器自体が
発振器を利用して電源電流を生成するので、これが新た
な誘導雑音となり好ましくない。その点、電池では、商
用交流電源と完全に結合が無く絶縁されているので商用
交流電源からの誘導雑音がなく絶縁回路に使用すると絶
縁回路の誘導雑音が全くない。
【0038】アンプでは絶縁回路の電源を電池としこの
電池を放電防止あるいは充電の目的でアンプの音を出力
回路の電源側、概ねこの電源は大電流が必要な回路なの
で商用交流電源より電源を得ているので、ここより絶縁
回路の電池を充電する。充電は、常時行い、誘導雑音を
減少したい時のみ、スイッチを入れると絶縁回路が働く
ようにすると、電池交換が不要になる。充電の入り切り
はリレーやスイッチで行うことができる。
【0039】エフェクターの音色信号を増幅回路の前段
や途中に絶縁回路を設けるとギターとエフェクターと長
いケーブルで接続されているので、このケーブルに誘導
雑音が混入しやすくなるのを防止できる。
【0039】エフェクターでは絶縁回路を効果音色回路
基板に組込んでもよいし、この基板の横に並設してもよ
い。並設したほうがより接地グランドを分離でき絶縁回
路が良くなる。
【0040】さらに、エフェクターでは、絶縁回路にも
音色信号が通過することを利用して絶縁素子の周波数−
信号振幅電圧特性を平坦にせず、変形させ、これを利用
し、音色の歪みを作り、効果音色を生成できる。
【0041】サスティナーギターでは、磁気フィードバ
ックによる発振がピックアップとドライバとの間で絶縁
回路で接地グランドが分離されているので増幅回路が安
定し発振が起きにくくなる。
【0042】光絶縁回路では、送信部の周波数特性を高
音帯域を増強したので音色信号と光素子自体の雑音との
S/N比率が向上し、受信部では受信した音色信号を高
音帯域を減少させるので、光素子自体の雑音が減少し、
人の耳に不快に感じる高音帯域の音の雑音約500から
4000ヘルツ以上が減少される。このとき、音色信号
の変化は送信部と受信部で信号の変化を打ち消すので音
色信号に変化がない。
【0043】この方式以外にも絶縁回路で音色信号の振
幅をコンプレッサで圧縮し、光素子やトランスを通じ、
受信部では音色信号の振幅をエキスパンダにより拡張し
てもよい。この場合は、光素子やトランスが常に最大に
近い信号振幅で駆動されるので、音色信号が小さいとき
にも光素子の雑音は目立たなくなる。
【0044】光絶縁回路に送信部の電源に電池を使用す
ると商用交流電源との接地グランドが分離され誘導雑音
を送信部は受けない。
【0045】同様に、受信部に電池を使用した場合も同
じ作用となる。
【0046】光絶縁ピックアップの音色信号を送受する
方式をアナログ方式とすると送信部でアナログ信号を光
素子の発光素子で光量にアナログ量で変化し、受信部の
受光素子でアナログ電圧として受信される。絶縁回路を
簡単な回路でよい。部品も少ない。絶縁回路により誘導
雑音が減少する。
【0047】光絶縁ピックアップの音色信号を送受する
方式をデジタル方式とすると送信部でA/D変換しデジ
タル信号を光素子の発光素子で光量にデジタル量で変化
し、受信部の受光素子でデジタル電圧として受信され
る。これをD/A変換し元の音色信号に復調する。絶縁
回路により誘導雑音が減少する。
【0048】絶縁回路には、光素子以外にも、少し絶縁
度は落ちるがトランスを使用することもできる。トラン
スでは1次側と2次側が電磁結合が少なく十分分離され
ているものを使用し、磁気により誘導雑音を絶縁する作
用がある。光素子の時と同様な回路構成や作用がある。
【0049】ギターやエフェクターやアンプに、シート
状のボリュームを楽器の表面に取り付けたものである。
シート状のボリュームは、薄いシート状で曲面部にも貼
設できる。2枚を重ね合わせて貼ることもできる。可変
抵抗値範囲は、100オームから10Kオームの範囲で
変化できる。端子は3本で通常のボリュームとして作用
する。指がシートに触れないときは、抵抗値は、100
Mオーム以上とOFFする作用がある。これを、図6の
回路図のボリュームをシートボリュームにすれば、効果
音色が絶縁回路で得られるよう働く。さらに、図6の回
路では、シートボリュームに指が触れないと抵抗値が1
00Mオーム以上となるので、LEDが発光を停止し、
音色信号が無くなるので、このことが音を無くすスイッ
チとして作用する。指でシートボリュームをこすりなが
らこのシート上を移動させると、音色信号が変化する作
用がある。これは、LEDに流れる電流がシートボリュ
ームの抵抗値の変化で増減するため、LEDの発光量も
変化する。
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1、図2楽器装置の全体を示す。ギターにエフェクタ
ーを接続し、さらにアンプを接続した構成である。音源
はギターの代わりにキーボードでも代用できる。図1、
図2では、ギター、エフェクター、アンプそれぞれに絶
縁回路を設けているがすべてに設ける必要はなくいずれ
か1つあれば十分誘導雑音を減少できる。
【0050】図1は、ギター本体1の裏面より見たとこ
ろを示し図2は図1のブロック回路図を示す。ピックア
ップの音色信号をケーブル6で絶縁回路5に接続されて
いる。また、電池7およびマスターボリューム3、マイ
クジャック2も接続されている。ピックアップ4の音色
信号は絶縁回路5で他のマスターボリューム3やマイク
ジャック2の接地グランド8より分離している。絶縁回
路5を通過した音色信号はマスターボリューム3にい
る。マスターボリューム3は音の大きさを調整するもの
である。音量調整されたマスターボリューム3の音色信
号はマイクジャック2に接続される。マイクジャック2
より音色信号はマイクケーブル9でエフェクター10の
マイクジャック14にプラグ18で接続される。そして
この信号は絶縁回路20を通過し、効果音色回路13に
入る。電池23は絶縁回路20の電源である。絶縁回路
20より効果音色回路13に入り音色信号が所定の音色
に変化する。変化した音色信号はマイクジャック15よ
りマイクケーブル32よりマイクジャック24に接続さ
れアンプ11に入力される。アンプ11では、音色信号
は絶縁回路26を通過し増幅回路27に接続される。電
池21は絶縁回路26に動作のための電流を供給する電
源である。大振幅に増幅された音色信号は、スピーカ1
2より空間へ音を放射し出力する。アンプ11は増幅回
路27の電源で商用交流電源22より得ている。この図
1では音色信号はギターの接地グランド8とエフェクタ
ーの接地グランド28とアンプの接地グランド30の計
3箇所で分離されている。さらに商用交流電源22の接
地グランド35は柱上トランスの電線の片方を大地に埋
設し、架線が切れた際に人が感電するのを防止する目的
である。これがあるため商用交流電源22の誘導雑音が
人や機器に大地より侵入することになるのである。図1
ではこのアンプでは商用交流電源とは電源トランス36
で分離されているが、トランス36は電力用であり電源
トランス36は大きく構造上、少しではあるが商用交流
電源22と2次側が静電容量で結合し電磁波による誘導
雑音を侵入させる。そのため、アンプ11の増幅回路2
7は誘導雑音を発生しやすいのである。
【0051】他のギター1やエフェクター10はアンプ
11の絶縁回路により、商用交流電源と絶縁されてい
る。しかし、柱上トランスの接地グランド35とは大地
で接触しており完全には分離されていない。
【0052】図3はマイクジャック2に絶縁回路5をプ
リント基板40で固着し一体化しているのを示す。エフ
ェクター10のマイクジャック14、15やアンプ11
のマイクジャック24にも同様の方法が実施できる。
【0053】図4はアンプ11の電池21に対し充電と
切り離しをおこなう回路のブロック図である。絶縁回路
26を使用する時、誘導雑音キャンセルスイッチ41を
押しONすると電池21の充電が中止され、充電回路が
誘導雑音キャンセルスイッチ41で切断さる。この時、
接地グランド30も切断されるので絶縁回路が正常に働
く。電池21は乾電池や充電式の電池であり、乾電池の
場合は放電を防止する目的で弱く充電する。充電式電池
では、十分に充電する。抵抗200は、充電電流を制限
するための制限抵抗である。
【0054】図5は、エフェクター10に絶縁回路20
を設けた場合のブロック図を示す。エフェクター11で
は音色信号はマイクジャック14より入力され、絶縁回
路20で絶縁される。絶縁された音色信号は効果音色回
路13に入力され所定にの音色信号となり、この音色信
号がマイクジャック15に出力される。電池23は絶縁
回路20専用に使用される。接地グランド28と音色信
号は絶縁回路20で分離されている。
【0055】図6は光絶縁回路の回路図を示す。この回
路をピックアップ4やギター1、エフェクター10、ア
ンプ11に絶縁回路として使用出できる。この回路は絶
縁回路であるが、次のようにすると効果音色が得られ
る。音色信号の電圧(発光素子LEDの受光量)が、非
線形な周波数−音色信号振幅の特性になるようボリュー
ム99や抵抗63で調整すれば、音色信号を変形でき、
効果音色が得られる。
【0056】図6の回路動作を説明すると、ピックアッ
プの音色信号は抵抗61とコンデンサ91に入力され
る。抵抗61はコンデンサ71が放電するための抵抗で
ある。コンデンサ91を通じて音色信号はIC80の+
入力に入る。IC80はOP−AMPとよばれる増幅す
るICである。IC80の+入力端子は抵抗76により
約3.0Vにバイアスされている。IC80の増幅率は
抵抗77と抵抗78の比率で決定される。IC80にて
増幅された音色信号は抵抗62とコンデンサ92および
抵抗63を通じて受光素子PDA78に印圧される。そ
してトランジスタ93のベースに音色信号が入力され
る。PDA78はPDB79と同じ光をLED98より
受ける。共に同じように抵抗値が変化するフォトダイオ
ードである。ここで抵抗62とコンデンサ92とはPD
A78に対して高音帯域を選択的に多く通過させるので
高音帯域が増加されてPDA78に信号が加わる。抵抗
63と抵抗69は同一抵抗値の時、送信部と受信部を合
わせた増幅が同じになる。これは、LED98の光がP
DA78とPDB79に同じように照射するためであ
る。トランジスタ93はPDA78の電圧を次段に電圧
をシフトして伝達する目的で入っており増幅率は1であ
る。抵抗64はトランジスタ93とトランジスタ94に
電流を与える。トランジスタ93のエミッタはトランジ
スタ94のベースに入る。トランジスタ94はベース電
圧の変化を増幅しLED98を駆動する。抵抗65はト
ランジスタ94を安定させる。LED98の電流が多く
流れると発光量が増し、この光がPDA78とPDB7
9に等量、光が照射される。この結果、トランジスタ9
3のベースにあるPDA78は電圧が低下し、この結果
がトランジスタ93、94を通じてLED98にフィー
ドバックされる。このようにしてLED98とPDA7
8とPDB79は所定の電圧で安定し、動作点を得てい
る。そこで音色信号が入力されるとこれに反応してLE
D98の発光量が変化する。この時PDB79にも同様
の変化がもたらされるので音色信号が受信部にも伝送さ
れる。送信部と受信部の回路は一見切れてみえるが、こ
の光により信号を伝達するので仮想的な1つの仮想増幅
器と考えられる。
【0057】受信部では、トランジスタ95のベースに
は、トランジスタ96より負帰還で出力信号が抵抗68
とコンデンサ59と抵抗69によりPDB79に電圧が
印加される。この時、抵抗68とコンデンサ59は高音
帯域が減少した電圧となる。PDB79の電圧は、LE
D98の光の量に応じて変化し、これが音色信号とな
る。この音色信号電圧はトランジスタ95のベースに入
力される。トランジスタ95は増幅率は1であり、抵抗
70はトランジスタ95を動作させるために電圧を加え
ている。トランジスタ95の音色信号はトランジスタ9
6のベースに入力され増幅される。増幅された音色信号
は前述の抵抗68とコンデンサ59と抵抗69によりP
DB79に再印加され、この結果、安定した動作が得ら
れる。抵抗72はトランジスタ96の安定のためであ
る。抵抗71はトランジスタ96に動作電圧を供給す
る。増幅された音色信号はコンデンサ96を通じて抵抗
74と抵抗75を通じて出力される。抵抗73はコンデ
ンサ96の極性を決めるたものものである。コンデンサ
102は音色信号の高音帯域を減少させる。電池94は
送信部の電源でIC80やトランジスタ93、94など
に電流を供給する。電池97は送信部の電源でトランジ
スタ95、96などに電流を供給する。
【0058】送信部、受信部において非線形の周波数特
性は抵抗62とコンデンサ92と抵抗68とコンデンサ
59でえられる。また、これ以外に抵抗100とコンデ
ンサ101と抵抗74とコンデンサ102でも非線形特
性が得られる。これら2つの方法を同時に使用してもよ
いし単独で使用してもよい。図6の音色信号の周波数特
性−振幅特性は高音帯域の増減であったが、これに限ら
ず、波形の圧縮や拡張など送信部と受信部とで変化を打
ち消す組み合わせであればよい。このことは、圧縮や拡
張でも同じであり、圧縮と拡張を簡単にできる専用のI
Cが市販されている。例えば、PHILIPS社の製品
で、品番がNE/SA572、品名がプログラマブル
アナログ コンパンダーである。これは、この製品のマ
ニュアル(1987/10/7)のページ192に圧縮
(コンパンダー)とページ193に拡張(エキスパンダ
ー)に回路があり、このまま、前記、図6の送信部の入
力にコンプレッサ回路を取り付け、受信部に出力にエキ
スパンダー回路を設けると圧縮と拡張ができる。このと
きは図6の抵抗62、68、100とコンデンサ59、
92、101は無くてもよい。
【0059】図7にサスティナーギターに絶縁回路をと
りつけた場合のブロック図を示す。ピックアップ49で
弦44の振動を音色信号として検出する。検出した音色
信号は絶縁回路45を通し絶縁される。電池48は絶縁
回路45に専用に使用され電源を供給する。絶縁された
音色信号はサスティナー増幅回路46に入力されドライ
バ47を駆動する。ドライバ47は電流がコイルに流れ
るので磁力線52が弦44に向けて放射され、弦44が
揺動する。この時、磁力線52がわずかではあるがピッ
クアップ49にも侵入し、これによりピックアップ49
にも起電圧が発生し発振が起きる。これが磁気フィード
バックによる発振である。これが起きる原因の1つは、
増幅回路の増幅率が非常に高く、このため、増幅回路そ
のものもが発振しやすい。これには、増幅回路の接地グ
ランドがピックアップ49の増幅とドライバの駆動の増
幅回路が共通になっているからであり、これを絶縁回路
45で切断し分離することで増幅回路が安定し、発振を
抑制できる。
【0060】図8は音色信号の非線形の高音帯域の増減
をグラフで表す。1つめは、送信部の増幅回路のLED
ドライブ電圧と周波数の特性を示す。横軸に周波数で右
にいくほど高くなる。縦軸は電圧の振幅で上にいくほど
大きい。2つめは同様に受信部の受光素子79の電圧と
周波数の特性を示す。このグラフは人が聞き取れる音域
について周波数と電圧の関係を示したもので送信部で
は、A点より周波数が上昇するにしたがい急に電圧が大
きくなり高音帯域が増加している。これは非線形特性を
示す。受信部では、送信部と反対にB点より周波数が上
昇するにしたがい急に電圧が小さくなり高音帯域が減少
している。これは非線形特性を示す。
【0061】図9は絶縁回路をデジタル方式とした時の
ブロック図を示す。音色信号はA/D変換器105によ
りアナログ信号がデジタル信号に変換される。デジタル
信号はフォトカプラ106により光で絶縁される。フォ
トカプラ106のLEDが発光すると、その光の有無に
よりフォトカプラ106の中のフォトトランジスタが
1、0と反応しデジタル信号が光伝送される。フォトカ
プラ106の出力をD/A変換器107でアナログ信号
の変換し、元の音色信号が得られる。電池108はA/
D105の電源である。電池109はD/A107の電
源である。
【0062】図10は図8のフォトカプラ106をトラ
ンスにて代用したもので、回路の動作や構成はほぼ同じ
である。A/D変換器105より出力される電気パルス
がトランス110により磁気により信号が伝送される。
ダイオード111はトランス110の2次側の受信信号
を交流から直流に変換する働きがある。その他は、図8
と同じである。またこのフォトカプラ106をトランス
110、111に代用すると同じように、図6について
も適用できる。LED98とPDB79とをトランスに
交換すると光もトランスによる絶縁回路となる。この場
合はPDA78は不要となる。電池108はA/D10
5の電源である。電池109はD/A107の電源であ
る。
【0063】図11はトランスを使用した絶縁回路の別
の実施例である。電池は送信部に1つと受信部に1つ使
用しているが、図では省略している。IC126、IC
131の動作点は電源電圧の中点電圧に設定している。
回路の働きを説明すると、音色信号がコンデンサ120
を通じ増幅器であるOP−AMPであるIC126の+
入力に入力される。抵抗121はIC126の動作点を
与えるもので電源電圧の半分の電圧である。IC126
の増幅率は入力に接続された抵抗124と抵抗122と
コンデンサ123の合成抵抗値と、これの対し抵抗12
5との比率で増幅率が決まる。この場合の周波数特性は
図8の送信部と同じ特性を示す。増幅された音色信号は
コンデンサ127を通じトランス128に入力されトラ
ンス128が磁気で駆動される。トランス128の1次
側と2次側は絶縁されている。受信部ではトランス12
8の2次側より所定の音色信号が出力される。これをコ
ンデンサ129を通じてOP−AMPであるIC131
の+入力に入力し増幅される。IC131の−入力には
抵抗140とコンデンサ134と抵抗133の合成抵抗
値に対し、抵抗132との比率で増幅率が決まる。この
回路の周波数特性は図8の受信部の特性と同じである。
言い換えると高音帯域が減少する特性である。増幅され
た音色信号はコンデンサ135と通じて音色信号として
出力される。送信部と受信部とはトランスで絶縁されて
おり完全に接地グランドが両者間で絶縁分離されてい
る。
【0064】図12はピックアップ4に絶縁回路205
を実装したところ示す。ピックアップケース31に絶縁
回路205を搭載した基板206がコイル160とマグ
ネット150の裏面に固着されていいる。絶縁回路20
5には絶縁素子3がある。この素子3は光素子でもよく
トランスでもよい。回路図については図6や図9、1
0、11、13が採用できる。本実施例では磁気で絶縁
する素子は、トランスであるがこれに限らずホール素子
などの磁気を応用して絶縁できるものであれば使用でき
る。また、光絶縁の光素子も本実施例ではLEDとフォ
トダイオードであったが、これに限らず光により信号を
伝送する光素子であれば使用できる。
【0065】図13はピックアップの回路図であり、ピ
ックアップに絶縁回路を設けている。マグネット150
にピックアップコイル305を巻設し、得られた音色信
号を抵抗301と抵抗300とコンデンサ303でトラ
ンス306の1次側に入力する。抵抗300とコンデン
サ303は音色信号の高音帯域を増強するためである。
そして、トランス306の2次側より所定の音色信号が
得られ、これを抵抗302とコンデンサ304で音色信
号の高音帯域を減少し、元の音色信号を生成する。以上
の実施例ではギターについて述べたがこれに限らずエレ
キベースギターにも適用できる。また、絶縁回路で音色
信号が少し劣化してもよいのなら、非線形の周波数−信
号振幅特性を得る回路部分は不要である。
【0066】図14は、ギター1やエフェクター10や
アンプ11に、シート状のボリューム99を楽器の表面
に取り付けたものである。シートボリュームの外観を示
す。シート状のボリューム99は、市販品であり、株式
会社マルサン・ネームより販売されている。本実施例で
は、外形幅、縦80mm*横30mm厚さ0.8mmの
品番MSV8030を使用する。略平坦で薄い略シート
状で曲面部にも貼設できる。2枚を重ね合わせて貼るこ
ともできる。可変抵抗値範囲は、100オームから10
Kオームの範囲で変化できる。端子は3本で通常のボリ
ュームと同じと考えてよい。唯一、異なるのは、指がシ
ートに触れないときは、抵抗値は、100Mオーム以上
とOFFするのである。これを、図6のボリューム99
をシートボリューム99にすれば、効果音色が絶縁回路
で得られる。さらに、図6の回路では、シートボリュー
ムに指が触れないと抵抗値が100Mオーム以上となる
ので、LED98が発光を停止し、音色信号が無くなる
ので、このことが音を無くすスイッチとして使用する。
指でシートボリューム99をこすりながらこのシート上
を移動させると、音色信号が変化する。これは、LED
98に流れる電流がシートボリューム99の抵抗値の変
化で増減するため、LED98の発光量も変化するため
である。
【発明の効果】上記のように構成されたギターは、以下
に記載されような効果を奏する。ギター内部に絶縁回路
を設けたので商用交流電源に起因する誘導雑音が音色信
号に混入が減少し、音色信号が奇麗で楽器の音色が向上
する。
【0067】ギターのマイクジャックに絶縁回路を一体
化したので誘導雑音の防止効果も高く、ギターや、エフ
ェクター、アンプに実装が簡単になる。
【0068】アンプの絶縁回路に乾電池や充電式電池を
採用したので絶縁回路の絶縁効果が高まる。
【0069】アンプの絶縁回路の電池がアンプやエフェ
クターの別の電源で充電されるため、電池が長持ちした
り、電池の交換が不要となり、機器の保守管理が簡単に
なる。電池を購入する頻度が少なくなり経済的でもあ
る。
【0070】エフェクターの絶縁回路の電源に電池を採
用してので、絶縁回路の絶縁が高く、エフェクターの音
色信号が奇麗となりエフェクターの効果が高まる。
【0071】エフェクターの絶縁回路の絶縁素子を利用
して効果音色が得られるのでエフェクターのコストが安
価になる。
【0072】サスティナーギターに絶縁回路を組込んだ
ので磁気フィードバックによる発振が起きにくくなる。
【0073】光絶縁回路の周波数−電圧特性が線形でな
く非線形であり、高音帯域を送信部で増加し、受信部で
減少させるので光素子に起因する雑音が抑制でき、音色
信号が劣化しない。
【0074】光絶縁回路の電源に電池を使用したので絶
縁性能が向上し、誘導雑音を減少できる。
【0075】光絶縁回路をアナログ方式にしたので絶縁
回路のコストが安価になる。また、基板もコンパクトに
なる。
【0076】トランス絶縁回路の周波数−電圧特性を線
形でなく非線形にしたので、トランスに起因する雑音が
抑制でき、音色信号が劣化せず、良好な音色信号が得ら
れる。
【0077】デジタル方式で絶縁回路を構成した場合、
絶縁素子に起因する雑音が全くなく良好な音色信号が絶
縁をおこなっても得られる。
【0078】ギターやエフェクターやアンプに、シート
状のボリュームを楽器の表面に取り付けたので、外観が
よくマッチする。シート状なので、曲面にも貼り付けら
れる。シート状なので、曲面にも貼れデザインに自由度
が増す。貼り付けるので取り付けが簡単である。シート
ボリュームに指を触れると音が鳴り、指を離すと音がな
くなるので演奏の操作が簡単になる。シートボリューム
の表面を触れながら移動させると音色が変化し、この変
化を楽しむことができる。音色変化の操作が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】楽器装置を示した実体図である。
【図2】楽器装置のブロック図である。
【図3】マイクジャック部に絶縁回路を実装した斜視図
である。
【図4】アンプの絶縁回路の電池の関係を示すブロック
図である。
【図5】エフェクターの絶縁回路の電池の関係を示すブ
ロック図である。
【図6】光絶縁回路の回路図である。
【図7】サスティナーギターに絶縁回路を組込んだブロ
ック図である。
【図8】光絶縁やトランス絶縁(磁気絶縁)による送信
部と受信部の周波数−信号振幅の特性である。
【図9】デジタル方式の光絶縁回路のブロック図であ
る。
【図10】デジタル方式のトランス絶縁回路のブロック
図である。
【図11】回路に絶縁回路を実装した斜視図である。
【図12】ピックアップに絶縁回路を実装した斜視図で
ある。
【図13】ピックアップの絶縁回路を含めた回路図であ
る。
【図14】シートボリュームの外観図とシートボリュー
ムを実装したギターとエフェクターとアンプの平面図で
ある。
【図15】従来のピックアップの回路図である。
【符号の説明】
1 ギター 2、14、15、16、24 マイクジャック 3 マスターボリューム 4 ピックアップ 5 絶縁回路(ギター) 6 ケーブル 7、21、23 電池 8、28、30 接地グランド 9 マイクケーブル 10 エフェクター 11 アンプ 12 スピーカ 13 効果音色基板 17、18、19 プラグ 20 絶縁回路(エフェクター) 22 商用交流電源 26 絶縁回路(アンプ) 27 増幅器 31 ピックアップケース 32 マイクケーブル 35 柱上トランスの接地グランド 40 プリント基板 41 誘導雑音キャンセルスイッチ 42 電源 43 電池 44 弦 45 絶縁回路 46 サスティナーの増幅器 47 ドライバ 48、50 電池 49 ピックアップ 61〜75 抵抗 78 PDA フォトダイオード 79 PDB フォトダイオード 90〜93、96、59、101、102 コンデンサ 93〜96 トランジスタ 97、194 電池 98 LED 99 ボリュームあるいはシートボリューム 105 A/D変換器 106 フォトカプラ 107 D/A変換器 108、109 電池 110 トランス 111 ダイオード 120、123、127、129、134、135 コ
ンデンサ 121、122、125、130、132〜134、1
36〜139 抵抗 150 マグネット 160 コイル 200 抵抗 205 絶縁回路 206 基板 300〜302 抵抗 303、304 コンデンサ 305 ピックアップコイル 306 トランス(磁気素子)

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽器装置のギターにおいてピックアップ
    とマイクジャックとの配線間に絶縁回路手段を有するこ
    とを特徴とするギター楽器装置。
  2. 【請求項2】 楽器装置のギターにおいてギターに使用
    されるピックアップのケースまたはその近傍に絶縁回路
    を固着あるいは併設したピックアップ手段を有すること
    を特徴とするギター楽器装置。
  3. 【請求項3】 楽器装置のギターにおいてマイクジャッ
    クに絶縁回路を固着あるいは併設する手段を有すること
    を特徴とするギター楽器装置。
  4. 【請求項4】 楽器装置の音を出力するアンプにおいて
    マイクジャックの信号を増幅する回路の前段から最終段
    までのいずれかに絶縁回路手段を有することを特徴とす
    るアンプ楽器装置。
  5. 【請求項5】 楽器装置の音を出力するアンプにおいて
    マイクジャックに絶縁回路を一体化しかつ前記マイクジ
    ャックの接地グランドを前記アンプ内部の他の増幅器の
    接地グランドと絶縁した手段を有することを特徴とする
    アンプ楽器装置。
  6. 【請求項6】 楽器装置の音を出力するアンプにおいて
    前記アンプ内に絶縁回路を設け前記絶縁の電源に乾電池
    あるいは充電式電池を使用した手段を有することを特徴
    とするアンプ楽器装置。
  7. 【請求項7】 楽器装置の音を出力するアンプにおいて
    前記アンプ内に絶縁回路を設け前記絶縁回路の電源に乾
    電池あるいは充電式電池を使用し前記電池を充電する充
    電回路を有する手段あるいは絶縁回路動作時に前記充電
    回路の接地グランドを前記電池より切断し絶縁する手段
    を有することを特徴とするアンプ楽器装置。
  8. 【請求項8】 楽器装置の音色を変化させるエフェクタ
    ーにおいて前記エフェクターのマイクジャックの信号を
    増幅する回路の前段から最終段のいずれかに絶縁回路手
    段を有することを特徴とするエフェクター楽器装置。
  9. 【請求項9】 楽器装置の音色を変化させるエフェクタ
    ーにおいて前記エフェクターの音色変化させる回路とは
    別に絶縁回路を併設する手段を有することを特徴とする
    エフェクター楽器装置。
  10. 【請求項10】 楽器装置の音色を変化させるエフェク
    ターにおいて絶縁回路に使用する絶縁回路の絶縁素子が
    非線形の周波数−振幅特性により前記音色を変化させる
    ことで効果音色を得る手段を有することを特徴とするエ
    フェクター楽器装置。
  11. 【請求項11】 楽器装置のギターの音を延長させるサ
    スティナー装置があるギターにおいてピックアップコイ
    ルの信号を増幅する回路の前段からドライバを駆動する
    最終段までのいずれかに絶縁回路を設ける手段を有する
    ことを特徴とするギター楽器装置。
  12. 【請求項12】 楽器装置のギターに使用されるピック
    アップにおいてピックアップのケース内部またはその近
    傍に絶縁回路を固着あるいは併設した手段を有すること
    を特徴とするピックアップ楽器装置。
  13. 【請求項13】 前記絶縁回路は光絶縁回路であり前記
    光絶縁回路において送信部の増幅器が音色信号の高音帯
    域部分を増強し受信部の増幅器が音色信号の高音帯域部
    分を減少する非線形の周波数−振幅特性を有する前記光
    絶縁回路であることを特徴とする請求項1から12まで
    のいずれか1つに記載の楽器装置。
  14. 【請求項14】 前記絶縁回路は光絶縁回路であり前記
    光絶縁回路において送信部の増幅器が音色信号を非線形
    特性に変換しこの音色信号を発光素子に入力し受信部の
    増幅器が受光素子からの音色信号を送信側の非線形特性
    を打ち消す逆の非線形特性となる前記光絶縁回路である
    ことを特徴とする請求項1から12までのいずれか1つ
    に記載の楽器装置。
  15. 【請求項15】 前記絶縁回路は光絶縁回路であり、前
    記光絶縁回路において受信部の電源に電池を使用したこ
    とを特徴とする前記光絶縁回路であることを特徴とする
    請求項1から12までのいずれか1つに記載の楽器装
    置。
  16. 【請求項16】 前記絶縁回路は光絶縁回路であり、光
    絶縁回路において送信部でアナログ信号を光量に変換す
    る発光素子を使用し受信部で前記光量をアナログ信号に
    する受光素子を使用した前記光絶縁回路であることを特
    徴とする請求項1から12までのいずれか1つに記載の
    楽器装置。
  17. 【請求項17】 前記絶縁回路は光絶縁回路であり、前
    記光絶縁回路において音色信号を送信部でアナログ信号
    をA/D変換しデジタル信号を得てこれを光素子にてデ
    ジタル信号で伝送し受信部で前記デジタル信号をD/A
    変換し音色信号に復調する前記光絶縁回路であることを
    特徴とする請求項1から12までのいずれか1つに記載
    の楽器装置。
  18. 【請求項18】 前記絶縁回路はトランス絶縁回路であ
    り、前記トランス絶縁回路において送信部の増幅器が音
    色信号の高音域部分を増強し受信部の増幅器が音色信号
    の高音域部分を減少する特性を有する前記トランス絶縁
    回路であることを特徴とする請求項1から12までのい
    ずれか1つに記載の楽器装置。
  19. 【請求項19】 前記絶縁回路はトランス絶縁回路であ
    り、前記トランス絶縁回路において送信部の増幅器が音
    色信号を非線形特性に変換しこの信号をトランス素子に
    入力し受信部の増幅器がトランス素子からの信号を送信
    側の非線形特性を打ち消す逆の非線形特性となるトラン
    ス絶縁回路であることを特徴とする請求項1から12ま
    でのいずれか1つに記載の楽器装置。
  20. 【請求項20】 前記絶縁回路はトランス絶縁回路であ
    り、前記トランス絶縁回路において送信部の電源に電池
    を使用したことを特徴とする前記トランス絶縁回路であ
    ることを特徴とする請求項1から12までのいずれか1
    つに記載の楽器装置。
  21. 【請求項21】 前記絶縁回路はトランス絶縁回路であ
    り、前記トランス絶縁回路において送信部でアナログ信
    号を磁気に変換し受信部で磁気をアナログ信号にするト
    ランスを使用した前記トランス絶縁回路であることを特
    徴とする請求項1から12までのいずれか1つに記載の
    楽器装置。
  22. 【請求項22】 前記絶縁回路はトランス絶縁回路であ
    りトランス絶縁回路において音色信号を送信部でアナロ
    グ信号をA/Dしデジタル信号に変換しこれをトランス
    にてデジタル信号で伝送し受信部で前記デジタル信号を
    D/A変換し音色信号に復調するトランス絶縁回路を特
    徴とする請求項1から12までのいずれか1つに記載の
    楽器装置。
  23. 【請求項23】 前記絶縁回路は磁気による絶縁回路で
    あり、前記磁気による絶縁回路において送信部でアナロ
    グ信号を磁気に変換し受信部で磁気をアナログ信号にす
    る磁気による絶縁回路であることを特徴とする請求項1
    から12までのいずれか1つに記載の楽器装置。
  24. 【請求項24】 楽器装置の音色信号の光絶縁回路にお
    いて送信部の増幅器が光素子を駆動し光を発し受信部が
    この光を受光し音色信号にする手段を有するギターある
    いはエフェクターあるいはアンプにおけるいずれか1つ
    の楽器装置の光絶縁回路。
  25. 【請求項25】 楽器装置の音色信号の光絶縁回路にお
    いて送信部の増幅器が音色信号の高音域部分を増強し受
    信部が音色信号の高音域部分を減少する手段を有するギ
    ターあるいはエフェクターあるいはアンプにおけるいず
    れか1つの楽器装置の光絶縁回路。
  26. 【請求項26】 楽器装置の音色信号の磁気絶縁回路に
    おいて送信部で磁気を磁気素子に入力し磁気素子を駆動
    し磁気素子の絶縁された出力により音色信号を受信部が
    得る手段を有するギターあるいはエフェクターあるいは
    アンプにおけるいずれか1つの楽器装置の磁気絶縁回
    路。
  27. 【請求項27】 楽器装置の音色信号のトランス絶縁回
    路において送信部が音色信号の高音域部分を増強し受信
    部が音色信号の高音域部分を減少する手段あるいは低音
    域部分を増強し受信部が音色信号の低音域部分を減少す
    る手段を有するギターあるいはエフェクターあるいはア
    ンプにおけるいずれか1つの楽器装置のトランス絶縁回
    路。
  28. 【請求項28】 楽器装置のギターあるいはエフェクタ
    ーあるいはアンプにおいて略平坦なシート状の可変素子
    を楽器装置の表面に設けたことを特徴とするギターある
    いはエフェクターあるいはアンプのいずれか1つの楽器
    装置。
  29. 【請求項29】 楽器装置のギターあるいはエフェクタ
    ーあるいはアンプにおいて略シート状のボリュームを楽
    器装置の表面に設けたことを特徴とするギターあるいは
    エフェクターあるいはアンプのいずれか1つの楽器装
    置。
  30. 【請求項30】 楽器装置のギターあるいはエフェクタ
    ーあるいはアンプにおいて楽器装置の表面に設けた略シ
    ート状のボリュームで音色を変化させることを特徴とす
    るギターあるいはエフェクターあるいはアンプのいずれ
    か1つの楽器装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101368980B1 (ko) 2012-08-23 2014-03-03 이승재 기타 이펙터용 부품 조립체 및 이를 이용한 멀티형 기타 이펙터
JP2017017657A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 オンキヨー株式会社 増幅装置、及び、スピーカー装置
JP2021081151A (ja) * 2019-11-21 2021-05-27 アズビル株式会社 燃焼コントローラ

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