JP2001166567A - 電子写真装置のコロナ帯電器 - Google Patents
電子写真装置のコロナ帯電器Info
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- JP2001166567A JP2001166567A JP35123299A JP35123299A JP2001166567A JP 2001166567 A JP2001166567 A JP 2001166567A JP 35123299 A JP35123299 A JP 35123299A JP 35123299 A JP35123299 A JP 35123299A JP 2001166567 A JP2001166567 A JP 2001166567A
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- corona
- grid
- photoreceptor
- charger
- charging
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- Pending
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は電子写真装置のコロナ帯電器による
感光体上の帯電ムラを緩和することを課題とするもので
ある。 【解決手段】 電子写真装置のコロナ帯電器において、
感光体上への帯電の均一性を実現するための手段は、コ
ロナ帯電器のコロナワイヤと感光体表面の間に設けた２
段もしくはそれ以上のグリッド電極によってコロナ電流
（イオン電流）を制御する。
感光体上の帯電ムラを緩和することを課題とするもので
ある。 【解決手段】 電子写真装置のコロナ帯電器において、
感光体上への帯電の均一性を実現するための手段は、コ
ロナ帯電器のコロナワイヤと感光体表面の間に設けた２
段もしくはそれ以上のグリッド電極によってコロナ電流
（イオン電流）を制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、感光体の帯電に
コロナ放電を利用したコロナ帯電器を用いる電子写真方
式の複写機およびレーザプリンタに関するものである。
コロナ放電を利用したコロナ帯電器を用いる電子写真方
式の複写機およびレーザプリンタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電子写真方式の複写機およびレーザプリ
ンタでは、感光体上を帯電するためにコロナ帯電方式が
用いられることが多い。図４はコロナ帯電器の概略図、
図５はその断面図である。通常、コロナワイヤ１とコの
字型のシールド２によって構成される。コロナワイヤ１
には数kVの電圧が印加されコロナワイヤ１の極近傍でコ
ロナ放電が起こり、この放電領域で生成されたイオンが
電場に沿って空間を流動して感光体表面６に達し、表面
を帯電させる。また、イオン電流は通常アース電位のシ
ールド２にも流れ込む。
ンタでは、感光体上を帯電するためにコロナ帯電方式が
用いられることが多い。図４はコロナ帯電器の概略図、
図５はその断面図である。通常、コロナワイヤ１とコの
字型のシールド２によって構成される。コロナワイヤ１
には数kVの電圧が印加されコロナワイヤ１の極近傍でコ
ロナ放電が起こり、この放電領域で生成されたイオンが
電場に沿って空間を流動して感光体表面６に達し、表面
を帯電させる。また、イオン電流は通常アース電位のシ
ールド２にも流れ込む。
【０００３】感光体表面電位を一定に制御するため、ま
た均一帯電を実現するため、図５のようにコロナワイヤ
１と感光体表面６の間にグリッド電極３を設ける場合も
多い。グリッド電極には所定の電位が印加されるため、
感光体表面電位はこの電位に制御される。全放電電流
や、グリッド、シールド等に流れるコロナ電流を一定に
制御することも行われている。また、グリッド形状は複
数本のワイヤを平行に並べた形状であったり、メッシュ
形状など様々である。
た均一帯電を実現するため、図５のようにコロナワイヤ
１と感光体表面６の間にグリッド電極３を設ける場合も
多い。グリッド電極には所定の電位が印加されるため、
感光体表面電位はこの電位に制御される。全放電電流
や、グリッド、シールド等に流れるコロナ電流を一定に
制御することも行われている。また、グリッド形状は複
数本のワイヤを平行に並べた形状であったり、メッシュ
形状など様々である。
【０００４】以上のようなコロナ帯電器により感光体表
面は通常数百ボルトに帯電されるが、コロナワイヤの汚
れなどにより長手方向に対して放電のムラが生じるため
その結果帯電ムラが起こることも多い。表面電位800ボ
ルトに対して数十ボルト変動することもある。このため
帯電の後の印刷工程である露光、現像に影響し、結果と
して印刷濃度が不均一になることもある。
面は通常数百ボルトに帯電されるが、コロナワイヤの汚
れなどにより長手方向に対して放電のムラが生じるため
その結果帯電ムラが起こることも多い。表面電位800ボ
ルトに対して数十ボルト変動することもある。このため
帯電の後の印刷工程である露光、現像に影響し、結果と
して印刷濃度が不均一になることもある。
【０００５】特に、高精細画像の印刷のためには、従来
のコロナ帯電器では表面電位の均一性、帯電の均一性確
保が不十分である。
のコロナ帯電器では表面電位の均一性、帯電の均一性確
保が不十分である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明はコロナ帯電器
による感光体上の帯電ムラを緩和することを課題とする
ものである。
による感光体上の帯電ムラを緩和することを課題とする
ものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】帯電の均一性を実現する
ための手段は、コロナワイヤと感光体表面の間に設けた
２段のグリッド電極によってコロナ電流（イオン電流）
を制御することによって実現できる。
ための手段は、コロナワイヤと感光体表面の間に設けた
２段のグリッド電極によってコロナ電流（イオン電流）
を制御することによって実現できる。
【０００８】グリッド電極に電圧を印加し２つのグリッ
ド電極間に流れるコロナ電流を制御することで感光体表
面の全帯電量を一定に保てる。従来の方式でもコロナワ
イヤとグリッド電極間の電流を制御することなどで実現
しているが、本発明では２段のグリッド電極間に流れる
コロナ電流を制御することで、帯電量をより精密に制御
できる。
ド電極間に流れるコロナ電流を制御することで感光体表
面の全帯電量を一定に保てる。従来の方式でもコロナワ
イヤとグリッド電極間の電流を制御することなどで実現
しているが、本発明では２段のグリッド電極間に流れる
コロナ電流を制御することで、帯電量をより精密に制御
できる。
【０００９】また、グリッドをメッシュ形状にすること
でコロナ帯電器の長手方向に対してコロナ電流を均一に
拡散させる効果があり、感光体表面の長手方向の帯電均
一性を確保できる。
でコロナ帯電器の長手方向に対してコロナ電流を均一に
拡散させる効果があり、感光体表面の長手方向の帯電均
一性を確保できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図１、２、３に
て説明する。
て説明する。
【００１１】図１は２段のグリッド電極によってコロナ
電流を制御しつつ、メッシュ状のグリッドによって感光
体表面の長手方向の帯電均一性も確保するための実施例
である。正コロナ放電、正帯電の場合で、図１はコロナ
帯電器の断面図である。
電流を制御しつつ、メッシュ状のグリッドによって感光
体表面の長手方向の帯電均一性も確保するための実施例
である。正コロナ放電、正帯電の場合で、図１はコロナ
帯電器の断面図である。
【００１２】コロナワイヤ１とコの字型のシールド２と
２つのグリッド電極４、５と感光体６からなり、感光体
６は左から右に移動している。コロナワイヤ１から感光
体表面６までの電位分布は図２のようになっている。こ
こで、コロナワイヤ１の印加電圧をＨＶ、グリッド印加
電圧をＶ４、Ｖ５、感光体表面電位をＶ６としている。
Ｖ６は帯電器内に入る前はほぼゼロボルトで、帯電器内
ではコロナ電流により帯電し表面電位が上昇する。帯電
器を出たときに所定の表面電位８００ボルトになる。
２つのグリッド電極４、５と感光体６からなり、感光体
６は左から右に移動している。コロナワイヤ１から感光
体表面６までの電位分布は図２のようになっている。こ
こで、コロナワイヤ１の印加電圧をＨＶ、グリッド印加
電圧をＶ４、Ｖ５、感光体表面電位をＶ６としている。
Ｖ６は帯電器内に入る前はほぼゼロボルトで、帯電器内
ではコロナ電流により帯電し表面電位が上昇する。帯電
器を出たときに所定の表面電位８００ボルトになる。
【００１３】したがってＶ５は８００ボルトに設定する
のが望ましい。また、常にＶ４＞Ｖ５≧Ｖ６の関係があ
る。コロナワイヤ１から発せられたコロナ電流はシール
ド２とグリッド電極４に向かう。グリッド４は図３のよ
うなメッシュ形状になっており、空隙から電場がしみ出
しているため、コロナ電流の一部ははグリッド４の穴を
通り抜けグリッド４と５の間の空間に流れ込む。Ｖ４＞
Ｖ５であるからコロナ電流はグリッド５の方向に流れ、
Ｖ５＞Ｖ６の場合はグリッド５の穴からしみ出す電場に
よって一部がグリッド５も通り抜ける。感光体の表面電
位が所定の値８００ボルトに達した場合は、Ｖ５＝Ｖ６
となり、電位の勾配がゼロになるためコロナ電流はグリ
ッド５の穴を通り抜けず、ほぼすべてグリッド５電極に
流れる。
のが望ましい。また、常にＶ４＞Ｖ５≧Ｖ６の関係があ
る。コロナワイヤ１から発せられたコロナ電流はシール
ド２とグリッド電極４に向かう。グリッド４は図３のよ
うなメッシュ形状になっており、空隙から電場がしみ出
しているため、コロナ電流の一部ははグリッド４の穴を
通り抜けグリッド４と５の間の空間に流れ込む。Ｖ４＞
Ｖ５であるからコロナ電流はグリッド５の方向に流れ、
Ｖ５＞Ｖ６の場合はグリッド５の穴からしみ出す電場に
よって一部がグリッド５も通り抜ける。感光体の表面電
位が所定の値８００ボルトに達した場合は、Ｖ５＝Ｖ６
となり、電位の勾配がゼロになるためコロナ電流はグリ
ッド５の穴を通り抜けず、ほぼすべてグリッド５電極に
流れる。
【００１４】グリッド電極を２段にすることでコロナ電
流の制御が精密にできる。従来方式ではコロナワイヤに
数キロボルト、グリッド電位が８００ボルトなのでコロ
ナワイヤ１による高電界によりグリッド３の穴にコロナ
ワイヤ１の電界がしみ出してコロナ電流を止める事が困
難であった。２段グリッド間の電界はほぼ平行電場で、
勾配も小さいためコロナ電流の制御が精密にできる。グ
リッド４と５の電位差を一定に保ったり、グリッド５に
流れ込むコロナ電流を一定に保つなどの図示しない電気
回路により制御を行う制御手段を設けたことにより、さ
らに精密制御が可能である。
流の制御が精密にできる。従来方式ではコロナワイヤに
数キロボルト、グリッド電位が８００ボルトなのでコロ
ナワイヤ１による高電界によりグリッド３の穴にコロナ
ワイヤ１の電界がしみ出してコロナ電流を止める事が困
難であった。２段グリッド間の電界はほぼ平行電場で、
勾配も小さいためコロナ電流の制御が精密にできる。グ
リッド４と５の電位差を一定に保ったり、グリッド５に
流れ込むコロナ電流を一定に保つなどの図示しない電気
回路により制御を行う制御手段を設けたことにより、さ
らに精密制御が可能である。
【００１５】また、グリッド４、５は図３に示すように
互い違いのメッシュ形状をしており、４を通り過ぎたコ
ロナ電流は拡散する。このためワイヤ長手方向に放電ム
ラがあってもグリッド４と５の間の空間で長手方向に対
しても均一になることが期待される。
互い違いのメッシュ形状をしており、４を通り過ぎたコ
ロナ電流は拡散する。このためワイヤ長手方向に放電ム
ラがあってもグリッド４と５の間の空間で長手方向に対
しても均一になることが期待される。
【００１６】
【発明の効果】本発明によって感光体表面の長手方向の
帯電均一性を従来より確保でき、高精細画像の印刷を実
現できる。
帯電均一性を従来より確保でき、高精細画像の印刷を実
現できる。
【図１】 本発明の一実施例であるコロナ帯電器の模式
図である。
図である。
【図２】 本発明の一実施例であるコロナ帯電器の各部
の位置と電圧の関係を示すグラフである。
の位置と電圧の関係を示すグラフである。
【図３】 本発明のコロナ帯電器の模式図である。
【図４】 従来のコロナ帯電器周辺の模式図である。
【図５】 従来のコロナ帯電器の模式図である。
１：コロナワイヤ、２：シールド、３，４，５：グリッ
ド、６：感光体表面。
ド、６：感光体表面。
Claims (3)
- 【請求項１】 コロナワイヤからの放電により感光体上
に帯電を行う電子写真装置のコロナ帯電器において、放
電部であるコロナワイヤと帯電部である感光体の間に２
段以上の電極を設けたことを特徴とする電子写真装置の
コロナ帯電器。 - 【請求項２】 放電部であるコロナワイヤと帯電部であ
る感光体の間に設置した２つ以上の電極間に電位差を持
たせたことを特徴とする請求項１記載の電子写真装置の
コロナ帯電器。 - 【請求項３】 放電部であるコロナワイヤと帯電部であ
る感光体の間に設置した２つ以上の電極間のイオン電流
を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項１
乃至２記載の電子写真装置のコロナ帯電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35123299A JP2001166567A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 電子写真装置のコロナ帯電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35123299A JP2001166567A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 電子写真装置のコロナ帯電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001166567A true JP2001166567A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18415953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35123299A Pending JP2001166567A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 電子写真装置のコロナ帯電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001166567A (ja) |
-
1999
- 1999-12-10 JP JP35123299A patent/JP2001166567A/ja active Pending
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