JP2001165912A - 超音波信号処理装置 - Google Patents

超音波信号処理装置

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JP2001165912A
JP2001165912A JP34647199A JP34647199A JP2001165912A JP 2001165912 A JP2001165912 A JP 2001165912A JP 34647199 A JP34647199 A JP 34647199A JP 34647199 A JP34647199 A JP 34647199A JP 2001165912 A JP2001165912 A JP 2001165912A
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echo
ultrasonic
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JP34647199A
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Inventor
Kayoko Kawada
かよ子 川田
Masaaki Kurokawa
政秋 黒川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波信号のきずエコーと疑似エコーを確実に
判別することができる超音波信号処理装置を提供するこ
と。 【解決手段】入力した超音波検査信号に対して多次元空
間における方向成分を計量化するために、方向多次元型
基底を用いてウェーブレット変換を行なう変換手段
(2)と、この変換手段(2)により生成したウェーブ
レット変換係数から特徴抽出を行ない、特徴量を計算す
る特徴抽出手段(3)と、この特徴抽出手段(3)によ
り生成した特徴量を用い、等位相面の分布の違いを基に
エコーの識別を行なう識別手段(6)と、を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PWRの機器・配
管、原動機の機器・配管、鉄鋼製品、航空宇宙機体等を
対象とした超音波探傷(UT)による非破壊検査に適用
される超音波信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4の(a)〜(c)は、従来例に係る
超音波探傷による非破壊検査の状態を示す図である。こ
の超音波探傷では、被検体に超音波パルスを発し、被検
体のきずからのエコーをセンサで検知することにより、
非破壊的にきずの有無を調べる。
【0003】図4の(a)に示すように母材41にきず
がない場合、斜角センサ42から発した超音波はセンサ
42に返ってこないため、エコーは検出されない。図4
の(b)に示すように母体41にきずがある場合、斜角
センサ42から発した超音波は、きずの角で複雑反射す
るとともに、きずの先端で放射状に反射するため、セン
サ42にはきずエコーが検出される。
【0004】また、図4の(c)に示すように、母材4
1にきずがなく被検体に溶接部43がある場合、斜角セ
ンサ42から発した超音波は、溶接部及び溶接近傍部で
は直進せず、溶接部底面で反射してエコーとしてセンサ
42に返り検出される場合があることが知られている。
これを疑似エコーと呼ぶ。検査により得られたエコーが
きずエコーか疑似エコーかの識別は検査上重要な課題で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、このよ
うな疑似エコーときずエコーを識別する手法として、エ
コーの時系列特徴による方法と、エコーの周波数特性に
よる方法の2種類がある。
【0006】(1)エコーの時系列特徴による方法 観測される時系列信号における評価対象エコーの特徴を
計量化し、この特徴量を用いてきずエコーか疑似エコー
かを判別する。時系列信号特徴とは、例えば、振幅、分
散、継続時間、などである。判別方法は、予めきずエコ
ーと疑似エコーのサンプル信号を用いて教師ありの学習
を行なっておき、学習したアルゴリズムに基づいて評価
対象エコーを判別する。
【0007】しかし、きずエコーと溶接近傍部に発生す
る疑似エコーは、専門家がみても区別不能なほど時系列
波形が酷似しているため、現状ではこの従来手法は性能
が十分でない。
【0008】(2)エコーの周波数特性による方法 疑似エコーときずエコーの周波数特性の差に着目して、
あらかじめ用意した見本となるきずエコーの周波数分布
とは異なる周波数分布のエコーを疑似エコーと判断する
方法である。
【0009】しかし、一般的に疑似エコーときずエコー
の周波数特性が酷似しているケースは多く(例えば、被
検体母材の肉厚に対して非常に薄い付着物のわれから発
生する疑似エコーの場合など)、そのようなケースには
この手法は効果が低い。
【0010】本発明の目的は、超音波信号のきずエコー
と疑似エコーを確実に判別することができる超音波信号
処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の超音波信号処理装置は以下の
如く構成されている。
【0012】(1)本発明の超音波信号処理装置は、入
力した超音波検査信号に対して多次元空間における方向
成分を計量化するために、方向多次元型基底を用いてウ
ェーブレット変換を行なう変換手段と、この変換手段に
より生成したウェーブレット変換係数から特徴抽出を行
ない、特徴量を計算する特徴抽出手段と、この特徴抽出
手段により生成した特徴量を用い、等位相面の分布の違
いを基にエコーの識別を行なう識別手段と、から構成さ
れている。
【0013】(2)本発明の超音波信号処理装置は、入
力した超音波検査信号に対して多次元空間における方向
成分を計量化するために、方向多次元型基底を用いてウ
ェーブレット変換を行なう変換手段と、この変換手段に
より生成したウェーブレット変換係数から検査対象にお
けるきずの成分を選定する選定手段と、この選定手段で
選定した成分に対して、前記基底を用いて逆変換を行な
うことによりフィルタリング信号を得る逆変換手段と、
から構成されている。
【0014】(3)本発明の超音波信号処理装置は、入
力した超音波検査信号に対して多次元空間における方向
成分を計量化するために、方向多次元型基底を用いてウ
ェーブレット変換を行なう変換手段と、この変換手段に
より生成したウェーブレット変換係数から検査対象にお
ける母材と溶接部の境界成分を選定する選定手段と、こ
の選定手段で選定した成分に対して、前記基底を用いて
逆変換を行なうことにより前記母材と前記溶接部の境界
位置を特定する逆変換手段と、この逆変換手段で得た境
界位置と評価対象エコーの相対位置関係により、前記評
価対象エコーの発生位置を判定する判定手段と、から構
成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1の
(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る超音波信号
処理装置である疑似エコー識別装置の構成を示す図(フ
ローチャート)である。
【0016】図1の(a)に示す疑似エコー識別装置
は、特徴量計算装置4、学習装置5、識別装置6から構
成される。図1の(a)では、特徴量計算装置4を複数
個示しているが、これらは機能が同じものであり、各々
異なる入力信号に対して適用している。
【0017】図1の(b)は、特徴量計算装置4の構成
を示す図である。図1の(b)に示す特徴量計算装置4
は、方向型多次元基底生成装置1、ウェーブレット変換
装置2、特徴抽出装置3から構成される。
【0018】方向型多次元基底生成装置1では、ウェー
ブレット変換に必要な基底を生成する。ウェーブレット
変換装置2では、超音波検査信号を入力とし、方向型多
次元基底生成装置1で生成した基底を用いてウェーブレ
ット変換を行ない、ウェーブレット変換係数を生成す
る。特徴抽出装置3では、ウェーブレット変換装置2に
より生成したウェーブレット変換係数から特徴抽出を行
ない、特徴量を計算する。
【0019】学習時には、図1の(a)左側に示すよう
に、見本としてきず信号とノイズ(疑似エコー)信号を
用意し、それぞれを入力として特徴量計算装置4,4に
より特徴量を計算する。学習装置5では、特徴量計算装
置4,4から生成したきず特徴量及びノイズ特徴量を入
力として、識別パラメータを生成する。
【0020】評価時には、図1の(a)右側に示すよう
に、評価対象信号を入力として、特徴量計算装置4によ
り特徴量を生成し、識別装置6では特徴量計算装置4に
より生成した特徴量と、学習時に学習装置5により生成
した識別パラメータを用いて、評価対象信号がきずエコ
ーか疑似エコーかを判定する。
【0021】方向型多次元基底生成装置1は、以下のよ
うに基底を生成する。1次元ウェーブレット変換の基底
(マザーウェーブレット)をφ(t)、主成分方向スケー
ルをa1、直行方向スケールをa2、シフトベクトルを
b、重み関数をw(t)、角度θの回転変換をR(θ,
X)とし、方向型多次元基底を、Φ(a1,a2,b,
θ,x,y)とするとき、 Φ(a1,a2,b,θ,X)=R(θ,φ(x/a1)・
w(y/a2))+b である。ただし、X=(x,y) これは、1次元のウェーブレット変換基底を多次元空間
でオフセットしたものに、オフセット距離に応じた重み
をかけ、さらに角度θ分回転させたものを多次元基底の
マザーウェーブレットとして、スケール・シフト変換し
たものである。
【0022】ウェーブレット変換装置2では、原信号と
方向型多次元基底の畳み込み演算を行なうことにより,
変換計数を生成する。すなわち、原信号をU(X)、変
換係数をW(a1,a2,b,θ)とするとき、 W(a1,a2,b,θ)=∫∫Φ(a1,a2,b,
θ,X)・U(X−b) である。この結果、変換係数Wは、原信号の角度θ方向
の成分のうち、スケール(a1,a2)の成分を抽出す
ることができる。
【0023】超音波検査において、観測点Pにおいて時
刻(各点でのパルス発信時を0とする)tに観測された
信号を、U(X)とする(ここでは、X=(t,P)で
ある)と、U(X)の等位相面は、被検体に異常(きず
やノイズ)のないところでは、t軸とに直行してそれぞ
れが平行に並ぶ。
【0024】きずやノイズによるエコーは、超音波のル
ートにより等位相面が不連続になり、その向きも変動す
るが、傷によるエコーと、溶接部を通過することにより
発生する疑似エコーは反射源の向き及び超音波のルート
が異なるために、等位相面の方向に違いが生じる可能性
が高い。従って、超音波検査信号U(X)に、上記方向
型多次元基底による変換を施した結果の係数は、θの値
により、きずエコーと疑似エコーで識別的な分布を示
す。
【0025】ただし、この変換計数は冗長性があるた
め、原信号に比べて高次元であり、直接識別特徴量とす
るのは効率的でないため、特徴抽出装置3では、変換係
数から識別に有効な係数を選定し、識別手法が適用しや
すい形に変換して特徴量を生成する。
【0026】具体的な特徴量は、課題の種類により選定
することができるが、一例としては、次のような特徴量
が考えられる。原信号の評価対象エコー振幅をV、時刻
の正規化係数をT0、評価対象エコー近傍での各θごと
の係数の最大値をM(θi)、各θごとの係数で、値が
最大になる点の時刻をT(θi)とするとき、特徴量ベ
クトルFは、 F=(M(θ1)/V,…,M(θn)/V,T(θ1)/T0,
…,T(θn)/T0) である。
【0027】学習装置5では、きずの見本信号から計算
した特徴量と、ノイズの見本信号から計算した特徴量を
用いて、識別のためのパラメータを計算する。学習及び
識別方法は、ニューラルネットワーク、線型識別手法、
統計的識別手法など一般的な手法を使用する。
【0028】評価時には、発生要因が未知のエコーを含
む評価対象信号を入力として、特徴量計算装置4により
特徴量を生成し、これを識別装置6により、きずエコー
であるかノイズであるかを判断する。
【0029】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態に係る超音波信号処理装置である疑似エ
コー識別装置の構成を示す図(フローチャート)であ
る。図2において図1と同一な部分には同符号を付して
ある。
【0030】図2に示すフィルタリング装置9は、方向
型多次元基底生成装置1、ウェーブレット変換装置2、
きず成分選択装置7、逆変換装置8により構成される。
方向型多次元基底生成装置1、ウェーブレット変換装置
2は、第1の実施の形態で示したものと同じである。
【0031】方向型多次元基底生成装置1では、ウェー
ブレット変換に必要な基底を生成する。ウェーブレット
変換装置2では、超音波検査信号を入力とし、方向型多
次元基底生成装置1で生成した基底を用いてウェーブレ
ット変換を行ない、ウェーブレット変換係数を生成す
る。きず成分選択装置7では、ウェーブレット変換装置
2により生成したウェーブレット変換係数からきずの特
徴的な成分を選択する。逆変換装置8では、きず成分選
択装置7からの成分を入力とし、方向型多次元基底生成
装置1で生成した基底を用いて逆変換を行ない、その逆
変換の結果得られた信号をフィルタリング信号として出
力する。
【0032】方向型多次元基底生成装置1とウェーブレ
ット変換装置2の動作及び機能は第1の実施の形態の場
合と同様である。
【0033】原信号に、方向型多次元基底によるウェー
ブレット変換を施して得られる変換係数を、W(a1,a
2,b,θ)とする。きず成分選択装置7では、W(a
1,a2,b,θ)のうち、きず成分が特徴的に現れる角
度θ1,θ2,…,θkを選定し、それ以外のθに対する
係数を0にした係数W’(a1,a2,b,θ)を生成す
る。すなわち、 W’(a1,a2,b,θ) =W(a1,a2,b,θ) (θ∈{θ1,θ2,…,θk}のとき) =0 (それ以外のとき) である。
【0034】逆変換装置8では、きず成分選択装置7に
より生成したW’(a1,a2,b,θ)を入力として、
方向型多次元基底生成装置1の生成した基底を用いてウ
ェーブレット逆変換することにより、フィルタリング信
号を生成する。
【0035】原信号空間では特徴が酷似しているきずエ
コーと疑似エコーであっても、多次元空間での等位相面
方向ごとの成分に分解されることにより、特徴を分離す
ることができ、係数空間でノイズ成分を低減してから逆
変換することにより、SN比の高いフィルタリング信号
を得ることができる。
【0036】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態に係る超音波信号処理装置である疑似エ
コー識別装置の構成を示す図(フローチャート)であ
る。図3において図2と同一な部分には同符号を付して
ある。
【0037】図3に示すエコー識別装置12は、方向型
多次元基底生成装置1、ウェーブレット変換装置2、境
界成分選択装置10、逆変換装置8、判定装置11によ
り構成される。方向型多次元基底生成装置1、ウェーブ
レット変換装置2は、第1の実施の形態で示したものと
同じである。また、逆変換装置8は、第2の実施の形態
に示したものと同じである。
【0038】方向型多次元基底生成装置1では、ウェー
ブレット変換に必要な基底を生成する。ウェーブレット
変換装置2では、評価対象の超音波検査信号を入力と
し、方向型多次元基底生成装置1で生成した基底を用い
てウェーブレット変換を行ない、ウェーブレット変換係
数を生成する。境界成分選択装置10では、ウェーブレ
ット変換装置2により生成したウェーブレット変換係数
から溶接部と母材の境界成分を検出する。逆変換装置8
では、境界成分選択装置10で生成した係数を入力と
し、方向型多次元基底生成装置1で生成した基底を用い
て逆変換を行ない、境界信号を出力する。判定装置11
では、逆変換装置8により検出された境界信号と原信号
の評価対象エコーの位置関係により、評価対象エコーの
発生位置を判定する。
【0039】方向型多次元基底生成装置1とウェーブレ
ット変換装置2の動作及び機能は第1の実施の形態の場
合と同様である。
【0040】原信号U(X)に、方向型多次元基底によ
るウェーブレット変換を施して得られる変換係数を、W
(a1,a2,b,θ)とする。境界成分選択装置10で
は、W(a1,a2,b,θ)のうち、母材と溶接部の境
界成分が特徴的に現れるスケールa11,a12,…,al
m、及びa21,a22,…,a2j、及び角度θ1,θ2,
…,θiを選定し、a1,a2に対する係数を0にした係
数W”(a1,a2,b,θ)を生成する。すなわち、 W”(a1,a2,b,θ) =W(a1,a2,b,θ) (a1∈{a11,a12,…,alm} かつ a2∈{a21,a22,…, a2j} かつ θt∈{θ1,θ2,…,θk}のとき) =0 (それ以外のとき) である。
【0041】母材と溶接部の境界では、母材の溶け込み
のためにエコーの反射面が特定されず、境界から返るエ
コーは微小で等位相面の向きが一様でない。そのため、
方向型多次元基底によりウェーブレット変換した成分で
は、きずや疑似エコーなどの成分とは異なる向き(角
度)の成分が生じ、変化部にはスケールの小さい成分が
生じる。この成分を選択することにより、原信号では微
小で特定することが困難な境界成分を特定することがで
きる。
【0042】逆変換装置8では、境界成分選択装置10
により生成したW”(a1,a2,b,θ)を入力とし
て、方向型多次元基底生成装置1の生成した基底を用い
てウェーブレット逆変換することにより、境界成分を示
す原信号と同じ座標系の信号を生成する。
【0043】判定装置11では、原信号の評価対象エコ
ーと、逆変換装置8により生成した境界信号の相対位置
関係により、評価対象エコーが母材内で発生している
か、溶接部で発生しているかを判定する。
【0044】溶接部及び溶接近傍部では、超音波の進行
方向及び速度が変化するため、単純な距離計算ではエコ
ー発生位置を特定することが困難であるが、境界位置を
特定し、相対位置関係により判断することにより、精度
よくエコー発生位置を特定することができる。
【0045】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。
【0046】
【発明の効果】本発明の超音波信号処理装置によれば、
原信号空間では特徴が酷似しているきずエコーと疑似エ
コーであっても、多次元空間での等位相面方向ごとの成
分に分解されることにより、特徴を分離し確実に判別す
ることができる。
【0047】本発明の超音波信号処理装置によれば、係
数空間でノイズ成分を低減してから逆変換することによ
り、SN比の高いフィルタリング信号を得ることができ
る。
【0048】本発明の超音波信号処理装置によれば、境
界位置を特定し、相対位置関係により判断することによ
り、精度よくエコー発生位置を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る超音波信号処
理装置である疑似エコー識別装置の構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る超音波信号処
理装置である疑似エコー識別装置の構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る超音波信号処
理装置である疑似エコー識別装置の構成を示す図。
【図4】従来例に係る超音波探傷による非破壊検査の状
態を示す図。
【符号の説明】
1…方向型多次元基底生成装置 2…ウェーブレット変換装置 3…特徴抽出装置 4…特徴量計算装置 5…学習装置 6…識別装置 7…きず成分選択装置 8…逆変換装置 9…フィルタリング装置 10…境界成分選択装置 11…判定装置 12…エコー識別装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力した超音波検査信号に対して多次元空
    間における方向成分を計量化するために、方向多次元型
    基底を用いてウェーブレット変換を行なう変換手段と、 この変換手段により生成したウェーブレット変換係数か
    ら特徴抽出を行ない、特徴量を計算する特徴抽出手段
    と、 この特徴抽出手段により生成した特徴量を用い、等位相
    面の分布の違いを基にエコーの識別を行なう識別手段
    と、 を具備したことを特徴とする超音波信号処理装置。
  2. 【請求項2】入力した超音波検査信号に対して多次元空
    間における方向成分を計量化するために、方向多次元型
    基底を用いてウェーブレット変換を行なう変換手段と、 この変換手段により生成したウェーブレット変換係数か
    ら検査対象におけるきずの成分を選定する選定手段と、 この選定手段で選定した成分に対して、前記基底を用い
    て逆変換を行なうことによりフィルタリング信号を得る
    逆変換手段と、 を具備したことを特徴とする超音波信号処理装置。
  3. 【請求項3】入力した超音波検査信号に対して多次元空
    間における方向成分を計量化するために、方向多次元型
    基底を用いてウェーブレット変換を行なう変換手段と、 この変換手段により生成したウェーブレット変換係数か
    ら検査対象における母材と溶接部の境界成分を選定する
    選定手段と、 この選定手段で選定した成分に対して、前記基底を用い
    て逆変換を行なうことにより前記母材と前記溶接部の境
    界位置を特定する逆変換手段と、 この逆変換手段で得た境界位置と評価対象エコーの相対
    位置関係により、前記評価対象エコーの発生位置を判定
    する判定手段と、 を具備したことを特徴とする超音波信号処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100497794B1 (ko) * 2002-07-26 2005-06-28 김희찬 웨이브렛을 이용한 초음파 검사방법 및 장치
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DE102021105749A1 (de) 2020-04-01 2021-10-07 Hitachi, Ltd. Ultraschall-bildgebungsvorrichtung und bildverarbeitungsvorrichtung

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