JP2001163748A - 紫外線防止用粘着パック - Google Patents

紫外線防止用粘着パック

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用が簡単で且つ効果が長時間持続する紫外
線防止用粘着パックを提供する。 【解決手段】 支持体6と、紫外線防止剤2が配合され
且つ前記支持体6上に層状に形成された粘着性基剤1と
からなる紫外線防止用粘着パック。前記粘着性基剤に、
美容効果を高める物質,溶解補助剤及び吸収促進剤から
選択された少なくとも一種が更に配合されていてもよ
い。前記粘着性基剤は、例えば、水,界面活性剤,多価
アルコール類,水溶性高分子及び金属架橋剤を含有して
なる。本パックを顔面や手の甲などの日焼けを防止した
い箇所に単に所定時間貼付するのみで、皮膚から紫外線
防止剤が吸収されて角質に多く貯留するので、本パック
を剥離した後も、紫外線防止効果が長時間持続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線防止用粘着パ
ック、更に詳しくは、皮膚に貼付することにより経皮的
に紫外線防止剤を簡便且つ効果的に、皮膚、特に角質及
び表皮、とりわけ角質に浸透させ、それにより、紫外線
防止剤の効果を長時間持続させることができる紫外線防
止用粘着パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一年を通じて、特に、春,夏,秋の日差
しの強い日に屋外で仕事やハイキング,行楽,海水浴,
各種スポーツ等のレジャー活動を行う場合には、身体が
太陽光線中の紫外線に長時間暴露されるので、露出部分
が日焼けを起こし易い。また、冬に屋外で仕事やスキ
ー,スケート等のレジャー活動を行う場合にも、太陽の
照射光及び/又は雪や氷による反射光中の紫外線によ
り、同様に日焼けを起こし易い。更に、季節に係わら
ず、例えば、長距離ドライブでの車中や強い日差しが差
し込む屋内での作業においては、手の甲や顔面,首筋,
手や足の内側等の露出部分が日焼けを起こす危険があ
る。この様に、一年中、我々の身体は有害な紫外線への
暴露による傷害の危険(日焼け)に曝されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、日焼け防止に
は、所望箇所に紫外線防止剤が配合されたクリーム剤を
塗る方法を用いることが一般的である。しかしながら、
皮膚に前記クリーム剤を塗るのみでは紫外線防止剤は皮
膚の表面に止まり、皮膚内部には殆ど浸透しない。この
場合の前記クリーム剤による日焼け防止効果は皮膚の表
面に形成されたクリーム剤層によるものであり、前記ク
リーム剤層が剥げ落ちると直ちに消失する。皮膚の表面
に形成されたクリーム剤層は、その部分が他のもの触れ
ることにより簡単に消失又は減少する。それ故、前記ク
リーム剤を一回塗るのみでは長時間の日焼け防止効果は
期待できず、日焼け防止効果を長時間維持するためには
前記クリーム剤を一定時間間隔で、例えば2,3時間お
きに、同一箇所に何度も塗り直す必要がある。
【0004】紫外線防止剤が配合されたクリーム剤を皮
膚の所望箇所に一日に何回も塗ることは、実際にはかな
り面倒であり、また、例えば、仕事やスポーツの最中に
は、活動を中断できずに、結果として塗り直すことがで
きない場合も生じる。仕事やスポーツに熱中している時
には、前記クリーム剤を塗ることを忘れることも多い。
指先が汚れている場合には、前記クリーム剤を塗る前
に、指先を洗浄しなければならない。更に、前記クリー
ム剤が何れかの箇所に付着した場合には、不具合が生じ
ることがある。例えば、前記クリーム剤がメガネに付着
した場合にはメガネが曇り、衣服や家具,家電品等に付
着した場合にはそれらが汚れる。使用者が女性の場合に
は、化粧と前記クリーム剤の塗布を同時に行うことが困
難な場合がある。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためのものであり、その目的とするところは、従来の
紫外線防止剤が配合されたクリーム剤に比べて、非常に
少ない使用回数で紫外線防止剤を簡便且つ効果的に皮
膚、特に角質及び表皮、とりわけ角質に浸透させること
ができ、更に紫外線防止剤の効果を長時間持続させるこ
とが可能な紫外線防止用粘着パックを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の紫外線防止用粘
着パックは、支持体と、紫外線防止剤が配合され且つ前
記支持体上に層状に形成された粘着性基剤とからなるこ
とを特徴とする(以下iと略記する)。以下の態様は特
に好ましい。 ii)前記粘着性基剤に、美容効果を高める物質,溶解補
助剤及び吸収促進剤から選択された少なくとも一種が更
に配合されてなるiの紫外線防止用粘着パック。 iii)前記粘着性基剤が、水,界面活性剤,多価アルコー
ル類,水溶性高分子及び金属架橋剤を含有してなるi又
はiiの紫外線防止用粘着パック。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本パックの各成分について
説明する。粘着性基剤は、粘着性材料(主剤)として水
溶性高分子及び/又は水分散性高分子を使用することが
できる。水溶性高分子の例としては、例えば、ゼラチ
ン、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
ポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルアセトアミ
ド、ポリアクリル酸、及びこれらの金属塩が挙げられ
る。水分散性高分子の例としては、例えば、( メタ)ア
クリル酸アルキルエステルを主成分とした( メタ)アク
リレート系の各種粘着性物質;シリコンゴム、ポリイソ
ブレンゴム、天然ゴム等のゴム系粘着性物質;ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルアルコール誘導体等のビニル系粘着
性物質が挙げられる。前記粘着性基剤は、前述の各種物
質を単独又は組み合わせて、所定性状で、例えば所定の
粘度として使用する。
【0008】粘着性基剤に配合される紫外線防止剤の例
としては、例えば、p−アミノ安息香酸エチル、2,
2′, 4, 4′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン
酸、2, 2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム等のベンゾフ
ェノン系化合物;2(2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、ウロカイン酸等のアゾール
系化合物;p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシ
ル、p−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチルエステ
ル、2, 5−ジイソプロピルケイ皮酸メチルエステル、
N−(3′,4′−ジメトキシシンナモイル)アンスラ
ニル酸等のケイ皮酸系化合物;p−アミノ安息香酸エチ
ル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p−ジメチルアミ
ノ安息香酸、サリチル酸エチレングリコール等のp−ア
ミノ安息香酸系化合物;及びサリチル酸フェニル、サリ
チル酸エチレングリコール等のサリチル酸系化合物が挙
げられる。前記紫外線防止剤は、単独で使用してもよい
し、又は、複数を適宜配合して使用してもよい。
【0009】前記粘着性基剤には、所望により、合成ケ
イ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムゲル、酸化亜鉛
等の金属架橋剤;ポリソルベート類、ショ糖脂肪酸エス
テル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類等の界
面活性剤;グリセリン、ブチレングリコール、ソルビト
ール、プロピレングリコール類等の多価アルコール類;
エタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコ
ール、ブタノール等のアルコール類;有機酸、有機塩
基、無機塩基等のpH調整剤;メチルパラベン、プロピ
ルパラベン等の保存剤;水;カオリン、タルク、酸化チ
タン、色素等の添加剤;L−メントール、ハッカ油、乳
酸セチル、レシチン、オレイールアルコール、ミリスチ
ン酸イソプロピル、クロタミトン、N−メチルピロリド
ン等の他含有成分の溶解補助剤及び/又は吸収促進剤を
適宜配合してよい。
【0010】更に、前記粘着性基剤には、所望により、
美容効果を高める物質を配合してよい。美容効果を高め
る物質の例としては、例えば、美白剤、保湿剤、芳香剤
が挙げられる。
【0011】美白剤の例は、例えば、アロエ、オウゴ
ン、コウカ(ベニバナ) 、ゴバイシ、コメ、サンシシ、
シャクヤク、センキュウ、ダイズ、チャ、トウキ、ニン
ニク、オウレン、ヨクイニン、イチョウ、エイジツ、海
藻、カッコン、クジン、サイシン、シソ、サンショウ、
ソウハクヒ(クワ) 、ハマメリス、ボタンピ、レンゲソ
ウ等の植物及び、それらのエキス類である。これらの美
白剤を単独又は組み合わせて適宜選択し、前記粘着性基
剤に配合する。
【0012】保湿剤の例は、例えば、プラセンタエキ
ス、ヒアルロン酸、トレハロース、L−アラニン、及
び、ヘチマ、キュウリ、キウイ、ブクリョウ、ジオウ、
ユキノシタ、ニンジン、タイソウ、コメヌカ、シア、ク
ロレラ等及び、それらのエキス類である。これらの保湿
剤を単独又は組み合わせて適宜選択し、前記粘着性基剤
に配合する。
【0013】芳香剤の例は、例えば、中枢神経系に対し
て効果を発揮するカミツレ、ラベンダー、ビャクダン、
ベルガモット、バジル、ショウノウ、クローブ、ゼラニ
ウム、レモン、ジャスミン、レモングラス、マージョラ
ム、メリツサ、ネロリ、パチューリ、ペパーミント、ロ
ーズ、ローズマリー、パイン、ローズウツド、セージ、
タイム、イランイラン、シピレス、ウイキョウ、ミル
ラ、ビターオレンジ等及び、それらのエキス類である。
例えば、これらのエキス類を中枢神経系に対して抑制的
又は興奮的に働くように適宜選択し、前記粘着性基剤に
配合する。
【0014】以下、本発明の実施形態について図面に基
づいて説明する。図1は本発明の紫外線防止用粘着パッ
クの概略構成を示す説明図である。このパツクにおい
て、 粘着性基剤1には紫外線防止剤2が配合されてい
る。更に粘着性基剤1には、必要に応じて他の成分、例
えば美白剤3、保湿剤4及び芳香剤5を配合する。粘着
性基剤1は、適する支持体、例えば通気性を有する布又
はフイルム状の支持体6に、均一な厚さになるように塗
布されている。また、粘着性基剤1の支持体6と反対側
の面には、使用前に粘着性基剤1が他に付着することや
表面の乾燥を防ぐために、フイルム状のライナー7が設
けられている。粘着性基剤1は、紫外線防止剤2、美白
剤3、保湿剤4及び芳香剤5と常温常圧下で化学的に反
応することなく又は微生物学的に変化することなく、安
定な状態に保たれている。
【0015】本発明の紫外線防止用粘着パックの大きさ
や形状は適宜選択してよい。具体的には、例えば、前記
形状はシート状であってよいし、又は、前記シート状の
ものがロール状に巻かれていてもよい。前記大きさは、
貼付する部分に応じて予め適する大きさに裁断されてい
てもよいし、或いは、指で適する大きさに容易に千切る
か、又は、はさみやカッターで容易に切り抜くことがで
きるように、例えば、ミシン目や切断線が適宜設けられ
たやや大きめなもの(例えば、前述のロール状のもの)
であってよい。また、例えば顔や手の甲などのように、
適する大きさや形状に千切る又は切り抜くことが困難な
場合には、予め、ほぼこれらの形状となした本発明の紫
外線防止用粘着パックを用いるのが都合が良い。
【0016】
【実施例】実施例1:図2に、実施例1の本発明のパッ
クを示す。本パックは顔面用シートパックであり、支持
体6にほぼ顔面形状の粘着性基剤1が均一な厚さで塗布
され、粘着性基剤1は更にライナー7で被覆されてい
る。粘着性基剤1には、前述の各種成分が配合されてい
る。粘着性基剤1は顔面の上部8と下部9に分けて形成
されており、上部8の両眼に相当する部分に開口部10
が、下部9の口に相当する部分に開口部11が、各々設
けられている。また、上部8の鼻の両脇に相当する部分
に切り込み12が設けられている。
【0017】次に前記パックの使用方法について説明す
る。まずライナー7を剥がし、上部8と下部9をそれぞ
れ顔面の相当する部分に貼付して少なくても1時間以上
剥がさず放置する。貼付時間は紫外線への予想される暴
露時間によって適宜選択してよいが、長くても差し支え
なく(例えば、就寝前に貼付する)、長いほど大きな紫
外線防止効果が得られる。実施例1の顔面用シートパッ
クによれば、基剤1を皮膚に貼付することにより皮膚か
らの水分の不感蒸散が防がれ、その結果、皮膚の深部か
ら浸出した水分は角質層に貯留するので、この水分によ
り角質層が軟化する。また前記シートパックで皮膚を密
閉すると皮膚温が上昇し、これにより血行が促進され
る。基剤1に含まれる各成分(この場合、紫外線防止剤
2、美白剤3、保湿剤4及び芳香剤5)やその他の栄養
成分は、角質の軟化と血行の促進により効率よく吸収さ
れ、真皮層まで浸透し、角質層から真皮層まで垂直に分
布する。また、芳香成分は前記シートパックに均一に含
まれるので、体温により顔面の貼付部位から一様に気散
し、鼻孔から吸入され、例えば、鎮静効果や安眠効果な
どの効果を発揮する。
【0018】前記シートパックを皮膚から剥がす際に
は、容易にきれいに剥がれるとともに、皮膚の汚れを基
剤1が吸着し除去するため、皮膚は清浄な状態に保たれ
る。基剤1に含まれる成分は、 前記成分以外のものでも
よく、所望により、種々の効果を発揮する物質を適宜選
択し、複数種組み合わせて混合・使用してよい。
【0019】実施例2:図3に、実施例2の本発明のパ
ックを示す。本パックは手の甲用シートパック〔図3
(a)は左手用,図3(b)は右手用〕であり、支持体
6にほぼ手の甲状の粘着性基剤1が均一な厚さで塗布さ
れ、粘着性基剤1は更にライナー7で被覆されている。
粘着性基剤1には、前述の各種成分が配合されている。
本パックの使用方法は、実施例1のパックと同様であ
る。
【0020】実施例3:性能評価試験 ポリアクリル酸ナトリウムを主体とした水溶性の粘着性
基剤に、紫外線防止剤として2,2′,4,4′−テト
ラヒドロキシベンゾフェノン(THBP)又はN−
(3′,4′−ジメトキシシンナモイル)アンスラニル
酸(DMCAA)を0.3重量%添加し、不織布に厚さ
0.6mmに展延したシート(寸法7.5×5cm)を
ヒト皮膚(背部及び前腕部)に8〜10時間貼付して剥
離した後、前記ヒト皮膚を直射日光に5時間曝露した時
の紫外線防止効果(日焼け防止効果)を下記表1に示
す。また、前述の0.3重量%THBP含有シート及び
0.3重量%DMCAA含有シートについて、ヒト前腕
部に8時間貼付後剥離し、10分後に紫外線照射装置
(ユニコム社製,TK−151)を用いて2300ルク
スで2分間照射し、24時間後に紫外線防止効果を判定
した。結果を下記表2に示す。 DMCAA及びTHBPを0.3%含有する本発明の紫
外線防止用粘着パックをヒト皮膚に8〜10時間貼付す
ることにより、前記パックを除去した後数時間経ても、
角質及び表皮、とりわけ角質に残留する防止剤が後述す
る機構により自然光及び人工光中の紫外線を遮断し、紫
外線防止効果(日焼け防止効果)が得られることを確認
した。本発明の紫外線防止用粘着パックを使用した場合
の効果は、市販の日焼け防止剤(SPF48)を使用し
た場合の効果とほぼ同等であった。表1に示される如
く、貼付時間が8時間以上の場合は明確な効果が認めら
れた。それ故、例えば、就寝前に本パックを所望箇所に
貼付することにより、翌日の紫外線暴露による日焼けを
有効に防止し得ることが判る。
【0022】図4に、日焼け防止のために従来品(クリ
ーム剤)及び本発明品(粘着パック)を使用した場合
の、皮膚への紫外線防止剤の浸透状態及び紫外線防御の
概念を示す。従来品を使用した場合は、紫外線防止剤は
皮膚に殆ど浸透しない。それ故、使用中(クリーム剤の
塗布後あまり時間が経過せず、クリーム剤層が皮膚の表
面に残っている状態)は皮膚に形成されたクリーム剤層
中の紫外線防止剤により紫外線(UV)が効果的に防止
されるが、すぐにクリーム剤層が消失するので、使用後
(クリーム剤の塗布後)かなり時間が経過し、クリーム
剤層が皮膚の表面に殆ど残っていない状態)は、紫外線
防止効果は殆どない。本発明品を使用した場合は、使用
中、紫外線防止剤は皮膚の角質、表皮及び真皮、特に角
質及び表皮、とりわけ角質に浸透し、使用後に粘着パッ
クが除去された状態においても、紫外線防止剤は角質に
充分な濃度で保持される。したがって、本発明品を使用
した場合は、粘着パック除去後においても紫外線防止効
果が長時間持続することが判る。
【0023】
【発明の効果】本発明の紫外線防止用粘着パックは、粘
着性基剤に紫外線防止剤が配合されているため、本パッ
クを顔面や手の甲などの日焼けを防止したい箇所に単に
所定時間貼付するのみで、皮膚から紫外線防止剤が吸収
されて角質に多く貯留する。それ故、本パックを剥離し
た後も、紫外線防止効果が長時間持続する。また、前記
粘着性基剤に、所望により美白剤、保湿剤、芳香剤など
を添加すれば、紫外線防止効果に加えて更に美容効果、
やすらぎ効果やストレス解消効果などを得ることができ
る。加えて、前記粘着性基剤の粘着力により、毛穴に溜
まった汚れや皮膚表面に付着した汚れを除去することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紫外線防止用粘着パックの概略構成を
示す説明図である。
【図2】本発明の実施例1の顔面用シートパックの平面
図である。
【図3】本発明の実施例2の手の甲用シートパックの平
面図である。
【図4】本パック及び従来のクリーム剤を使用した場合
の、皮膚への紫外線防止剤の浸透状態及び紫外線防御の
概念を示す説明図である。
【符号の説明】
1:粘着性基剤 2:紫外線防止剤 3:美白剤 4:保湿剤 5:芳香剤 6:支持体 7:ライナー 8:上部 9:下部 10,11:開口部 12:切り込み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、紫外線防止剤が配合され且つ
    前記支持体上に層状に形成された粘着性基剤とからなる
    ことを特徴とする紫外線防止用粘着パック。
  2. 【請求項2】 前記粘着性基剤に、美容効果を高める物
    質,溶解補助剤及び吸収促進剤から選択された少なくと
    も一種が更に配合されてなることを特徴とする請求項1
    記載の紫外線防止用粘着パック。
  3. 【請求項3】 前記粘着性基剤が、水,界面活性剤,多
    価アルコール類,水溶性高分子及び金属架橋剤を含有し
    てなることを特徴とする請求項1又は2記載の紫外線防
    止用粘着パック。
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Cited By (4)

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