JP2001161730A - 上顎牽引締結帯 - Google Patents

上顎牽引締結帯

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JP2001161730A
JP2001161730A JP37655599A JP37655599A JP2001161730A JP 2001161730 A JP2001161730 A JP 2001161730A JP 37655599 A JP37655599 A JP 37655599A JP 37655599 A JP37655599 A JP 37655599A JP 2001161730 A JP2001161730 A JP 2001161730A
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JP
Japan
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flat belt
right main
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traction
fastening band
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JP37655599A
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Yuichiro Morisawa
雄一郎 森澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】頚椎牽引における締結帯の引き上げる支持部を
頬骨弓下部及び側頭部と後頭骨下部に求めることによっ
て筋肉のリラクゼーションした状態での頚椎牽引を提供
する。 【解決手段】左右本体1、2に工夫した構造を与え、鼻
翼から後方にある頬骨弓下部の凹んだ部分を締結帯の支
持部として利用し、また、平ベルト3、4、5を利用し
て頭部の側面を左右本体1、2が保持し、後頭骨下部を
結束帯28が保持することによって、痛みなく頚椎牽引
をおこなうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頚椎牽引における締
結帯の支持部を頬骨弓下部、頭部側面と後頭骨下部に求
めることによって、頚椎の牽引をより効果的にする事を
目的とした締結帯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の締結帯においては、下顎骨オトガ
イ部と後頭骨下部に牽引力の支持を求めていた為、顎関
節に圧迫を加えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、頚椎の牽引によってもたらされる、脊髄の神経根へ
の圧迫緩和や頚椎の歪みの是正等には、周辺筋肉のリラ
ックスが絶対必要である。ところが、従来の締結帯で
は、下顎骨オトガイ部を介して顎関節に圧迫を与えてお
り、十分な筋肉のリラックスを求めることが困難であっ
た。それは、顎関節に圧迫が加わると不快感の為に反射
的に開口筋群に緊張をおこすからである。また、開口筋
群の中でも最も顎関節症にたずさわっている外側翼突筋
の緊張は著明であることはやぶさかではない。そして、
顎関節症由来の頚椎の歪みに対し、従来の方法で頚椎牽
引が行われた場合には、より悪化する可能性があること
は決して否定できない。そこで本発明は、下顎骨を全く
圧迫することなく、頚椎牽引を行えるように考え出され
た締結帯である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の特徴とする締結帯は、頭蓋骨前方部を硬質
ゴム等によってできた左右に2分割されたマスク状の物
(以下左右本体と記す。)を頭部に固定し、また後頭骨
下部の結束帯と左右本体を平ベルトで挟み込むことによ
って、牽引力の支持部として利用する。
【0005】また上記と同様な目的を達成する為に本発
明の特徴とする締結帯の他の構成は、前方部において
は、3箇所の蝶番もつ金属製平行板によって左右本体は
連結されており、それぞれの蝶番が自由に回動すること
によって、いかなる大きさの頭部にも適合する事がで
き、また左右本体が平行に保てる構造となっている。
【0006】更にまた、金属製平行板の最前方の蝶番を
固定用のネジ等で締めることによって左右本体の前方部
の間隔が一定となり、鼻等が挟まれないような構造とな
っている。
【0007】そして、左右本体内面には堤状の突起が付
いており、頬骨弓下縁部の支持部となっている。その位
置付けのために、左右本体より出ている鼻翼下縁板を左
右の鼻翼下面に当てがう事によって、左右本体が頭部に
対して水平である事を確認できる。
【0008】また、左右本体の堤状の突起部が頬骨弓下
縁部への圧迫している部位の左右のズレを確認する為
に、内眼角平行板が付いており、まず内眼角平行板の内
面を左右内眼角に当てがい平行に保つことによって、左
右差なく堤状の突起が圧迫しているかを確認できる。
【0009】上記各構成の左右本体の位置を固定する為
に、まず後頭骨下部にあてがう結束帯と左右本体前方を
窓あけすることによって通過するようにしてある平ベル
トで左右本体を挟み込むようにして、左右本体内面にあ
る堤状突起を固定する。
【0010】次に、後頭骨下部の結束帯と左右本体の後
方を窓あけすることによって通過する事のできる、後方
の平ベルトを締めることによって、左右本体の後方の固
定と締結帯の後方支持部である結束帯の固定を同時にお
こなう。
【0011】再度、左右本体の前方部および上方部の固
定として、左右本体に窓あけすることによって得られた
平ベルト通過部を利用して、左右本体の内眼角平行板を
平行に保ちながら、左右の頭部側面と後頭骨下部の結束
帯を平ベルトにて締め上げ固定する。
【0012】
【作用】左右本体と結束帯を平ベルトによって固定する
ことによって、顎関節を圧迫することなく上顎骨より上
方の頭部に頚椎牽引を支持する部位が求められる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照にしなら説明する。図1は本発明に係わる締結
帯の装着時斜視図である。右本体1と左本体2は、やや
柔軟性のある硬質ゴム等でできており、また平ベルト
3、4、5と金属製の平行板6を使って頭部を挟み込む
ようにして固定している。牽引装置9からの連結部分
は、月カン10、フック11から接続した平ベルト12
が右本体1と左本体2へと向かい月カン13にて前後左
右の計4ケ所7a、7b、8a、8bで吊り上げてい
る。
【0014】図2は、前方からの斜視図である(平ベル
トは図示せず)。金属製平行板6は3つの蝶番14a、
14b、15があり、右本体1と左本体2は上下にずれ
ないように設定されている。またスライダー16がつい
ており固定用ネジ17を締めることによって蝶番15は
固定されるようになっている。これは蝶番14aと蝶番
14bの距離が固定されることによって鼻等の押しつぶ
しを防止する。そして、蝶番14a、14bが自由に回
動することによってあらゆる大きさの頭部にも装着可能
な設計となっている。。左右本体1、2前方部内面には
鼻翼下縁板18a、18bの板状突起部があり、それぞ
れを鼻翼の下縁に接する様にあてがう事によって、頭部
に対して水平に位置付けすることができ、また左右本体
1、2の内面にある堤状の突起をなす頬骨弓下縁突起部
19a、19bをうまく当てがえるようになっている。
これは、鼻翼下縁から後方に向けて頬骨弓下縁部の凹み
が丁度あることを利用している。また内眼角平行板20
a、20bがついており、左右本体1、2が開いている
か、閉じているかの平行性を確認することによって頬骨
弓下縁突起部19a、19b(図3参照)の圧迫されて
いる部位の左右のズレを確認できる。そして、左右本体
1、2には6つの窓21a、21b、22a、22b、
23a,23b,24a、24b、25a、25b、2
6a、26bが開いており、平ベルト3、4、5の通過
部分となっている。また耳介部分27a、27bは大き
く内面より凹んでいる。
【0015】図3は後方からの斜図である(便宜上平ベ
ルトの長さは長めにとっている。)まず、前下方の平ベ
ルト4であるが、先端に小カン30を付けた平ベルト4
は右本体1の表側へと進み指持棒29(図1参照)を通
過したあとで窓21aへと入り右本体1の裏側にむか
う。そして結束帯28にて束ねられ左本体2へと進み、
窓21bを通過後左本体2の表側に出た平ベルト4は、
前述した小カン30へと向かった後で反転しマジックテ
ープ等で平ベルト4の両端は固定される。次に前上方の
平ベルト3であるが、先端に小カン31を付けた平ベル
ト3は左本体2の表側より窓22bを通過し、右本体1
の裏側より窓22aを通過した後で、右本体の裏側から
窓23aを通過し、右本体1の表側に出た平ベルト3
は、24aを通過し、結束帯28にて束ねられ左本体2
へと向かう。そして左本体2の裏側から窓24bを通過
し、23bを表側から通過後、前述した小カン31にて
反転した後に、マジックテープ等で平ベルトの両端は固
定される。最後に、後方の平ベルトであるが、小カン3
2の付いた平ベルト5は左本体2の裏側より窓26bを
通過後、表側から窓25bを通過し、結束帯28にて束
ねられ右本体1の裏側へと向かい窓25a、窓26aを
通過後、前述した小カン32にて反転してマジックテー
プ等で平ベルト5の両端は固定される。
【0016】図4は図3で説明した平ベルト3、4、5
の頭部に対する通過状態を示した立体図である。左右本
体1、2と結束帯28は3方向より固定されている。
【0016】図5は従来の締結帯であるが、前方支持部
33の牽引方向が顎関節を後上方に圧迫しており問題点
がある。本発明は、以上の構成よりなる締結帯である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、下顎骨に力を加えることなく
頚椎牽引を行える締結帯であり、装着者の頚椎周囲筋肉
のリラックスした状態を獲得することによって、頚椎牽
引の効果をより期待できる。
【0019】また装着者には、装着時に左右本体1、2
を痛みのない楽な位置に誘導してもらうことによって、
その効果は確かなものとなる。
【0020】更にまた、装着者の首の角度を変えること
によって後頭骨下部に圧力を感じたり、頬骨弓下部に圧
力を感じたりするが、最も爽快な位置をとらせることに
よってより効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装着時の斜視図である。
【図2】本発明の前方からの斜視図である(平ベルトは
図示せず)。
【図3】本発明の後方からの斜視図である。(便宜上平
ベルトを長くとっている。)
【図4】本発明の平ベルトの通過状態を表した立体図で
ある。
【図5】従来の締結帯を装着時の斜視図である
【符号の説明】
1 右本体 2 左本体 3 前上方部に使用する平ベルト 4 前下方部に使用する平ベルト 5 後方部に使用する平ベルト 6 右本体1と左本体2を前方部で接続している金属製
平行板 7a月カン13を保持する為の右本体1の蒲鉾状の突起
部 7b月カン13を保持する為の右本体1の蒲鉾状の突起
部 8a月カン13を保持する為の左本体2の蒲鉾状の突起
部 8b月カン13を保持する為の左本体2の蒲鉾状の突起
部 9 牽引装置 10 左右本体1、2と牽引装置9の連結部分にある月
カン 11 左右本体1、2と牽引装置9の連結部分にあるフ
ック 12 左右本体1、2と牽引装置9の連結部分にある平
ベルト 13 左右本体1、2にある蒲鉾状の突起部7a、7
b、8a、8bに接続する月カン 14a 金属製平行板6と右本体1の接続部にある蝶番 14b 金属製平行板6と左本体2の接続部にある蝶番 15 金属製平行板6の中央部にある蝶番 16 金属製平行板6に付属するスライダー 17 スライダー16を固定するネジ 18a 右本体1にある鼻翼下縁支持板 18b 左本体2にある鼻翼下縁支持板 19a 右本体1内面にある堤状の頬骨弓支持部 19b 左本体2内面にある堤状の頬骨弓支持部 20a 右本体1の前方部にある内眼角平行板 20b 左本体2の前方部にある内眼角平行板 21a、22a、23a、24a、25a、26a 右
本体1にある平ベルト3、4、5の通過する窓 21b、22b、23b、24b、25b、26b 左
本体2にある平ベルト3、4、5の通過する窓 27a 右本体1にある耳介部分の凹み 27b 左本体2にある耳介部分の凹み 28 平ベルト3、4、5を後頭部で束ねる結束帯 29 右本体1にある平ベルト4が通過する指持棒 30 平ベルト4に接続する小カン 31 平ベルト3に付属する小カン 32 平ベルト5に接続する小カン 33 従来の締結帯の前方支持部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頚椎牽引における締結帯の支持部分を、
    上顎骨頬骨突起下部、頬骨側頭突起下部と側頭骨頬骨突
    起下部いわゆる頬骨弓下縁相当部に堤状の突起19a、
    19bを締結帯の左右本体1、2内面に設け、その部位
    に頚椎牽引の支持力の一部を求めた上顎牽引締結帯。
  2. 【請求項2】 頚椎牽引の諦結帯支持部分の一部として
    頭部の側面を左右本体1、2の上部が挟み込むようにし
    た上顎牽引締結帯。
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