JP2001161598A - トイレ掃除物品 - Google Patents
トイレ掃除物品Info
- Publication number
- JP2001161598A JP2001161598A JP35132599A JP35132599A JP2001161598A JP 2001161598 A JP2001161598 A JP 2001161598A JP 35132599 A JP35132599 A JP 35132599A JP 35132599 A JP35132599 A JP 35132599A JP 2001161598 A JP2001161598 A JP 2001161598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- pulp
- water
- cleaning article
- rayon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
ち、水分散性も良好であり、水溶性汚れのみならず脂溶
性汚れに対しても清拭性に優れた掃除物品を提供する。 【解決手段】パルプ紙の両面にレーヨン紙を積層した積
層紙に水溶性溶剤を50%超える量含有する洗浄水溶液を
含浸せしめる。
Description
ルプとレーヨンとの混抄紙を積層してなる積層紙に50 w
t%を超える量の水溶性溶剤を含有する洗浄水溶液を含
浸せしめたトイレ掃除物品に関し、ウエット状態でも拭
き取り作業に十分な強度を得ることを目的としたのであ
る。
木材パルプタイプ、II.木材パルプ・バインダータイ
プ、III.湿式不織布タイプに大別される水分散紙が用
いられている。このうちII.木材パルプ・バインダー併
用タイプは、木材パルプにCMCのアルカリ土類金属塩や
カラギーナン、ジアルデヒド澱粉等のバインダーを付与
したものであり、III.湿式不織布タイプは、繊維間結
合の弱いレーヨンやポリエステル繊維を木材パルプや水
溶性PVAバインダー繊維などと混抄したものである。こ
れらの水分散紙を複数積層することにより、水・アルコ
ール系の洗浄剤を含浸した状態における湿潤強度を保持
し、使用時には、一定レベルの性能(拭き取りやすさ、
風合い、強度等)を保持するとともに、使用後には、配
管内での詰まりを起こさないよう水中での分散が速やか
に起きる基布が得られる。積層には層間の結合強度を実
現させ、被洗浄面の汚れを除去しやすいようにエンボシ
ング加工が施される。また薬液は、対象である便器とそ
の周辺の汚れを拭き取るためにアルコール等が配合され
消臭剤や香料も加えられる。
複合的な汚れに対する洗浄効果、使用時の強度、廃棄時
の水分散性の両立について充分ではない欠点を解消し基
布及び薬液に関しトイレ周りの汚れに対して使用時の強
度、効果的な洗浄効果、水分散性を高レベルで両立する
トイレ掃除物品を得ることを目的としたものである。
する洗浄水溶液(以下単に薬液という)中の水溶性溶剤
の含有量を50wt%を超える量とすることでウエット状態
でも拭き取り作業に十分な強度を与え積層紙(基布)の
高強度化を図ったものである。
強度を得るために基布を多量のバインダーで固めたり、
ホウ酸等の薬剤添加が必要であった。
洗浄水溶液(薬液)に含有する水溶性溶剤、具体的には
アルコール濃度を50wt%を超える高濃度とすることで拭
き取り作業時の除菌力を向上させることを目的としてい
る。
含む水溶性溶剤成分を50wt%を超え70wt%までの範囲で
配合することによって脂溶性の汚れを効果的に落すと共
に、ほこり等の汚れにも優れた洗浄効果を持たさること
を目的としている。
t%配合したパルプとレーヨンとの混抄紙を使用するこ
とによって、高い表面強度を実現したものである。これ
によりタイルの目地等を拭いたときにも表面がぼろぼろ
になるおそれがない。
は1部に古紙パルプを配合することによって高バルク感
を達成できる。これにより拭き取り時のしっかり感や拭
き易さを実証すると共に故紙の利用によって環境問題に
も対応することになる。
拭き取り性と水分散性を改善することができる。積層紙
を水中に廃棄したとき分散を開始させる分散励起域は、
エンボス加工等により積層紙の一方の片面側の凹部と他
方の片面側の凸部の各先端との間に厚さ方向に特長の剪
断力をかけることにより得られる。
本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
尚%はいずれもwt%である。
バインダーとして非水溶性バインダーおよび水溶性バイ
ンダーを用いたレーヨン紙を夫々使用した。バージンパ
ルプシート35g/m2×2シート表裏両面に夫々上記のレ
ーヨン紙20g/m2×1シートを夫々積層して積層紙し、
これに水・エタノールを含浸液として対積層紙で、160w
t/wt%含浸させた。上記の含浸液(水・エタノール)
中の溶剤割合を変化させたときの含浸積層紙の強度測定
を行い表1および図1の如き結果を得た。 これにより含浸液(洗浄水溶液)中の溶剤割合が50%を
超えると大巾にシート強度(積層紙強度)が上昇する結
果が得られた。
シートを用いた他は実施例1と同様にして中間層の表裏
両面にレーヨン紙20g/m2を夫々積層して実施例1と
同様にして強度試験を行った。その結果を表2及び図2
に示す。 中間層に故紙パルプ紙を用いた場合も、含浸液中の溶剤
割合が50%を超えると大巾にシート濃度が上昇すること
が認められた。
ン紙20g/m2を用い中間層にバージンパルプシート35
g/m2×2シートを用いた積層紙に含浸液として種々の
割合の水・エタノールを含浸させて掃除物品を調製し
た。これらを用いて目地のあるタイル壁の拭き取りテス
トを行ったところ、溶剤割合が50%を超えると表面シー
トのほつれや破れが起きず、良好な使用感が得られた。
使用テスト結果を表3に示す。
20g/m2を夫々用い、中間層に再生紙パルプシート23
g/m2×2シートを用いた積層紙に含浸液としての種々
の割合の水・エタノールを含浸させて掃除物品を調製し
た。実施例3と同様に使用テストを行い表4に示す結果
を得た。
ンパルプ紙または故紙パルプ紙の表裏両面にレーヨン紙
を積層)に含浸させた洗浄水溶液を表5に例示した。
プ紙の表裏両面にレーヨン紙を積層)にエンボス加工を
施した例を示す。図3は積層紙1の全面に(1)だ円形
のエンボス加工2を 間隔に配設した例であり、図4は
積層紙1の全面にやや大型のだ円形のエンボス加工3を
相密接して配列した例であり、図5は積層紙1の全面に
鉄格子状にエンボス加工4を施した例を示している。
のエンボス深さは0.5〜3mm(標準はウエット状態で0.
85mm)であり、またエンボス個数は3〜6個/cm2(標
準は4個/cm2)とした。これらエンボス加工を施すこ
とにより掃除物品としての厚み感や拭き取り感が向上し
た。
ートの凹部と凸部の各先端との間に厚さ方向に特定の剪
断力をかけることになりシートを水中に廃棄したときに
水への分散を開始する水分散開始点を付与することがで
きる。このエンボス加工を施したことにより水分散性が
改善された。
分な表面強度を持ち、水分散性についても良好であり、
水溶性ばかりでなく脂溶性の汚れについての清拭性に優
れる。また抗菌性についても改善される。
時の強度変化を示す図表
の強度変化を示す図表
Claims (7)
- 【請求項1】パルプ紙の両面にパルプとレーヨンとの混
抄紙を夫々積層し、この積層紙に水溶性溶剤を50wt%超
える量含有する洗浄水溶液を含浸せしめたことを特徴と
するトイレ掃除物品。 - 【請求項2】パルプとレーヨンとの混抄紙はレーヨンを
5〜50 wt%配合したレーヨンパルプシートである請求項
1記載のトイレ掃除物品。 - 【請求項3】レーヨンパルプシートが水溶性及び非水溶
性バインダーを用いたものである請求項2記載のトイレ
掃除物品。 - 【請求項4】パルプ紙の全部または1部が故紙パルプ紙
である高バルク感を付与された請求項1から3までのい
ずれか1項記載のトイレ掃除物品。 - 【請求項5】積層紙の紙面に、水中での分散を開始させ
る分散励起域を配設した請求項1から4までのいずれか
1項記載のトイレ掃除物品。 - 【請求項6】分散励起域は積層紙にエンボス加工等を施
して一方の積層紙面に形成される凹部と他方の積層紙面
に形成される凸部との間に厚さ方向に剪断力をかけて設
けられたものである請求項5記載の掃除物品。 - 【請求項7】アルコール類50〜60%、グリコール類0〜1
0%からなる水溶性溶剤を50 wt%を超え70%までの範囲
で含有する洗浄水溶液を用いる請求項1から6までのい
ずれか1項記載のトイレ掃除物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35132599A JP2001161598A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | トイレ掃除物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35132599A JP2001161598A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | トイレ掃除物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001161598A true JP2001161598A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18416545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35132599A Pending JP2001161598A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | トイレ掃除物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001161598A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006002277A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Kao Corp | 水解紙 |
JP2017024782A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | 日本製紙クレシア株式会社 | ワイパーディスペンサー用アタッチメント及びワイパーディスペンサー |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49144057U (ja) * | 1972-06-26 | 1974-12-12 | ||
JPS63275311A (ja) * | 1987-05-06 | 1988-11-14 | ダイセル化学工業株式会社 | 清拭紙 |
JPH05237043A (ja) * | 1991-09-02 | 1993-09-17 | Jujo Kinbarii Kk | トイレットペーパー及びその製造方法 |
JPH1147027A (ja) * | 1997-07-30 | 1999-02-23 | Fukuyoo:Kk | 水解性清拭紙及びその包装体 |
JPH11332778A (ja) * | 1998-05-22 | 1999-12-07 | Kao Corp | 清拭シート |
-
1999
- 1999-12-10 JP JP35132599A patent/JP2001161598A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49144057U (ja) * | 1972-06-26 | 1974-12-12 | ||
JPS63275311A (ja) * | 1987-05-06 | 1988-11-14 | ダイセル化学工業株式会社 | 清拭紙 |
JPH05237043A (ja) * | 1991-09-02 | 1993-09-17 | Jujo Kinbarii Kk | トイレットペーパー及びその製造方法 |
JPH1147027A (ja) * | 1997-07-30 | 1999-02-23 | Fukuyoo:Kk | 水解性清拭紙及びその包装体 |
JPH11332778A (ja) * | 1998-05-22 | 1999-12-07 | Kao Corp | 清拭シート |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006002277A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Kao Corp | 水解紙 |
JP2017024782A (ja) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | 日本製紙クレシア株式会社 | ワイパーディスペンサー用アタッチメント及びワイパーディスペンサー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0421163B1 (en) | Water-disintegrable cleaning article in laminated sheet form | |
US4725489A (en) | Disposable semi-moist wipes | |
EP1630288B1 (en) | Bulky water-disintegratable cleaning article and process of producing water-disintegratable paper | |
CA2322076C (en) | Water-decomposable fibrous sheet containing gel compound | |
JP4753738B2 (ja) | 嵩高清掃物品及びその製造方法 | |
JP2011030793A (ja) | 清掃用水解性ウェットシート | |
JPH057015B2 (ja) | ||
CN100479735C (zh) | 可更换/一次性刷头 | |
CN1736311A (zh) | 膨松水解性清扫物品以及水解纸的制造方法 | |
KR100729591B1 (ko) | 다중 구조의 수해성 닦아내기 시트 | |
JP2945065B2 (ja) | 水解性清掃物品 | |
EP1088938A1 (en) | Water-decomposable fibrous sheet containing water-insoluble carboxymethyl cellulose | |
JP2869096B2 (ja) | 水解性清掃物品 | |
JP2001161599A (ja) | トイレ掃除用物品 | |
JP2001161598A (ja) | トイレ掃除物品 | |
KR20220068988A (ko) | 수해성 시트 | |
JP2002238822A (ja) | 水解性物品 | |
WO2021106571A1 (ja) | 清掃シート及び当該清掃シートの製造方法 | |
JP4746286B2 (ja) | 水解性物品 | |
JPH03113099A (ja) | 水解性清掃物品 | |
JP4424541B2 (ja) | 水解紙の製造方法および水解紙 | |
JP2752747B2 (ja) | 水解性ウェットティッシュ | |
JP6496647B2 (ja) | 水解性ウェットシートの製造方法 | |
JP2006016733A5 (ja) | ||
JP7443023B2 (ja) | 水解性清掃物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091225 |
|
RD12 | Notification of acceptance of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432 Effective date: 20091225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100803 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100803 |
|
RD14 | Notification of resignation of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434 Effective date: 20100823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101019 |