JP2001161248A - ねずみ捕獲装置及びねずみ捕獲管理装置 - Google Patents

ねずみ捕獲装置及びねずみ捕獲管理装置

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JP2001161248A
JP2001161248A JP34718799A JP34718799A JP2001161248A JP 2001161248 A JP2001161248 A JP 2001161248A JP 34718799 A JP34718799 A JP 34718799A JP 34718799 A JP34718799 A JP 34718799A JP 2001161248 A JP2001161248 A JP 2001161248A
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rat
catching
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Masaaki Tachikawa
正彬 立川
Hirofumi Setoguchi
広文 瀬戸口
Toshiro Nasu
敏郎 那須
Etsuhisa Nakamura
悦久 中村
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SANIX Inc
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SANIX Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の良いねずみ捕獲装置と、捕獲したねず
みを効率的に回収処理できるねずみ捕獲管理装置の提
供。 【解決手段】 ハウジング1に設けた検出センサSによ
りねずみを検出し、退路閉鎖装置2を作動させてハウジ
ング1内にねずみを閉じ込めると同時に、電極4a,4
bに高電圧を印加してねずみに電撃を与えて捕獲する。
又、捕獲装置Aを複数設置した設備Cにはねずみ捕獲管
理装置Bが設けられている。ここでは、ねずみを捕獲し
た情報を送信手段33により送信し、該情報を内部管理
手段5で受信し、解析・記録・保存する。設備Cを管轄
する部署7では外部電話回線6で外部管理手段8が接続
され、定期的に捕獲情報を解析・記録・保存等する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ねずみを確実に捕
獲するためのねずみ捕獲装置及びそのねずみ捕獲装置に
よって捕獲したねずみを効率的に回収処理することがで
きるねずみ捕獲管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品売り場やレストランの厨房等、衛生
的な環境を保持する必要がある場所にあっては、ねずみ
の駆除は重要な課題である。従来、電撃でねずみを捕獲
する技術として、例えば、ボックス内にねずみを落下さ
せ、内部の電極により電撃捕獲する装置、又、溶液槽に
ねずみを落下させて電撃捕獲する装置、又、機械的にね
ずみを拘束して電撃捕獲する装置、このほか、ねずみが
電極の上に到達したことを、例えば機械式接点で検出
し、電極に電圧を印加してねずみを捕獲する装置などが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一旦ねずみを拘束した
後、電撃によって捕獲する装置は、いずれも当然の事と
して電撃するための前処理が必要であり、しかもこの前
処理の手段・機構が複雑であるため、実用化に問題があ
る。拘束によらない捕獲装置では、動作が機敏な(外乱
に対して素早く反応する)ねずみや電撃を受けた時の体
勢によっては、電撃を受けた瞬間に飛び跳ねて電極から
逃げ出すことがあるし、電極とねずみの接触が十分でな
い場合も確実な電撃を与えられず、同様に電極から逃げ
出す結果となる。また用心深いねずみなどでは、通路周
辺を確認しながら少しづつ進むことがあり、この場合、
十分に電極に接触しない状態で電撃を受けるため、その
瞬間に後ずさりして逃げ出すことがあり、いずれもねず
みを取り逃がすという問題がある。
【0004】一方捕獲したねずみの処理について考える
と、捕獲装置の設置台数が少ない時は労力的にそれほど
問題にならないが、食品売り場あるいはレストラン等
を、全域防除するために捕獲装置を設置した場合、その
台数は数十台に及ぶことがある。捕獲効率を上げるため
には、捕獲装置をねずみの通路になり易い箇所に設置す
るが、その場所は概して狭い場所か天井裏等の点検の困
難な所である。しかも、ねずみは何時捕獲されるか分か
らず、また捕獲したねずみは衛生上速やかに処理しなけ
ればならないため、少なくとも2日〜3日に1回は設置
場所の捕獲装置全台を点検する必要がある。この点検作
業は、捕獲装置の設置場所に起因する作業効率の悪さ、
また防除対象箇所によっては時間的制約、例えば営業時
間外の深夜点検になるなど、多大な時間と費用を要する
等の問題がある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、電撃式で捕獲率が高い捕獲装置を提
供することを第1の課題とし、また、捕獲したねずみを
効率的に回収処理できるねずみ捕獲管理装置を提供する
ことを第2の課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、本発明のねずみ捕獲装置(請求項1)は、ね
ずみの侵入が可能な開口部が片側又は両側に形成された
ハウジングと、ハウジングの奥側に設けた進行停止壁
と、ハウジングの床面に設けた電極と、ハウジング内に
ねずみが侵入したことを検出する検出センサと、この検
出センサによるねずみ検出信号を処理する処理回路を備
え、前記処理回路からの出力信号により電極に高電圧を
印加させるように構成した。
【0007】このねずみ捕獲装置において、進行停止壁
が、固定壁である態様(請求項2)があり、又、進行停
止壁が、ねずみの通過ができないような空隙をハウジン
グとの間に保持する範囲内で移動可能な移動壁である態
様(請求項3)がある。
【0008】このねずみ捕獲装置では、開口部からハウ
ジング内にねずみが侵入すると、これを検出センサが検
出し、この検出センサからの検出信号が処理回路に入力
し、この処理回路からの出力信号によって電極に高電圧
(例えば、1000V)が印加される。このように、ね
ずみの進行を進行停止壁(固定壁又は移動壁)で遮った
状態で、電撃を与えることから、確実に高電圧による電
撃をねずみに与えて、捕獲することができる。尚、進行
停止壁を移動壁で形成すると、ハウジング内に侵入した
ねずみが、移動壁に突き当たった場合、移動壁が逃げて
衝撃を吸収するため、ねずみが衝撃により反転して開口
部から逃げ出るのを防止できる。
【0009】又、このねずみ捕獲装置において、ハウジ
ングの開口側に、侵入したねずみの退路を閉鎖する退路
閉鎖装置を設け、この退路閉鎖装置を処理回路からの出
力信号により電極への電圧印加と同時に作動させるよう
にした態様(請求項4)がある。この場合、開口部から
ハウジング内にねずみが侵入すると、検出センサからの
検出信号が処理回路に入力し、この処理回路からの出力
信号によって退路閉鎖装置が作動すると同時に、電極に
高電圧(例えば、1000V)が印加される。このよう
に、ねずみの進行方向を進行停止壁(固定壁又は移動
壁)によって遮り、後退方向を退路閉鎖装置によって遮
ることから、ねずみをハウジング内に閉じ込めることが
できる。従って、進行方向及び後退方向にも通路を塞い
だ状態で、電撃によるショックを与えることから、電撃
で飛び跳ねて逃げ出すことがなく、確実に高電圧による
電撃をねずみに与えて、捕獲することができる。
【0010】又、本発明のねずみ捕獲装置(請求項5)
は、ねずみの侵入が可能な開口部が両側に形成されたハ
ウジングと、ハウジングの両開口側にそれぞれ設けられ
た退路閉鎖装置と、ハウジングの床面に設けた電極と、
ハウジング内にねずみが侵入したことを検出する検出セ
ンサと、この検出センサによるねずみ検出信号を処理す
る処理回路を備え、前記処理回路からの出力信号により
両退路閉鎖装置を作動させると同時に、電極に高電圧を
印加させるように構成した。このねずみ捕獲装置では、
ハウジングの両開口側にそれぞれ退路閉鎖装置が設けら
れたもので、進行停止壁を排除したものである。従っ
て、一方の開口部からハウジング内にねずみが侵入する
と、検出センサからの検出信号が処理回路に入力し、こ
の処理回路からの出力信号によって両退路閉鎖装置が同
時に作動し、ねずみの進行方向を他方の開口側の退路閉
鎖装置が進行停止壁として機能して遮り、後退方向を侵
入してきた側の退路閉鎖装置によって遮ることから、両
退路閉鎖装置によってねずみをハウジング内に閉じ込め
ることができる。このように、進行方向及び後退方向に
も通路を塞いだ状態で、電撃によるショックを与えるこ
とから、電撃で飛び跳ねて逃げ出すことがなく、確実に
高電圧による電撃をねずみに与えて、捕獲することがで
きる。
【0011】又、上記第2の課題を解決するために、本
発明のねずみ捕獲管理装置(請求項2)は、前記したね
ずみ捕獲装置が複数配設されている設備を対象としたね
ずみ捕獲管理装置であって、各ねずみ捕獲装置に設けた
処理回路からの出力信号を受けて捕獲情報を送信する送
信手段と、この送信手段からの信号を受けて捕獲情報を
解析・記録・保存等する内部管理手段と、内部管理手段
からの信号を受けて捕獲情報を管轄部署に送信する外部
電話回線と、外部電話回線を通して捕獲情報を解析・記
録・保存等する外部管理手段を備えている構成とした。
【0012】このねずみ捕獲管理装置では、ねずみ捕獲
装置に設けられた処理回路からの出力信号によって、ハ
ウジング内に閉じ込めたねずみが電撃を受けて捕獲され
ると、その捕獲情報が処理回路から送信手段を介して内
部管理手段に入力され、ここで捕獲情報が解析・記録・
保存等される。同時に、内部管理手段からの信号を受け
て管轄部署へも外部電話回線を介して捕獲情報が定期的
に入力され、ここで捕獲情報が外部管理手段により解析
・記録・保存等される。このように、管轄部署におい
て、定期的に外部電話回線を通じて捕獲情報の収集を行
うことができるため、正確で早い捕獲情報が得られ、捕
獲したねずみの処理に迅速に対応できる。従って、本発
明のねずみ捕獲装置及びねずみ捕獲管理装置は、上記一
連の手段、処理によりねずみの捕獲が確実で、捕獲した
ねずみの処理を効率的に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の1形態にかかる
ねずみ捕獲装置及びねずみ捕獲管理装置の構成を示すブ
ロック図、図2はねずみ捕獲装置に設けたハウジングの
正面外観図、図3はハウジングに設けた退路閉鎖装置の
ストッパ機構を示す平面図、図4はそのストッパ機構を
示す正面図、図5はハウジングに設けた電極の平面図、
図6はねずみ捕獲装置のタイムチャート図である。
【0014】ねずみを捕獲するハウジング1には、ねず
みが侵入するのに充分な大きさの開口部10,10が両
側に設けられ、ハウジング1の側面にはねずみの侵入を
検出する検出センサS1−1,S2−1及びS1−2,
S2−2(総称して検出センサSという)が設置されて
いる。そして、検出センサSのうち開口部側に設けた検
出センサS1−1,S1−2の一方がねずみの侵入を検
知すると、処理回路30内のタイマー30a−1がオン
する。タイマー30a−1がオンした後、タイマ設定時
間内にハウジング1の奥側に設けた検出センサS2−
1,S2−2の一方でねずみが検知されると、処理回路
30はねずみがハウジング1に侵入したと判断し、検出
信号を出力する。この処理回路30の出力信号により出
力回路31を介して両退路閉鎖装置2,2が同時に作動
し、ハウジング1内にねずみを閉じ込める。
【0015】ねずみの検出に2個の検出センサS1,S
2を使用する目的は、開口部10側の検出センサS1で
ねずみがハウジング1内に入ったことを検知し、奥側の
検出センサS2でねずみがハウジング1内に確実に侵入
したことを確認するためで、この結果、ねずみを確実に
閉じ込めることができる。1個の検出センサではハウジ
ング1の開口部10近傍で後戻りするねずみに対応でき
ず、確実性は期待できない。また人間が誤ってハウジン
グ1内に手等を入れた場合でも、奥側の検出センサS2
で検出されることはないので、退路閉鎖装置2によって
手を傷つけることがないし、高電圧を発生させることも
なく、人的事故災害を防止できる効果もある。この検出
センサSには光電式のセンサを使用できるほか、赤外線
センサ、機械式接点等でも同様の機能を持たせることが
できる。
【0016】前記退路閉鎖装置2は、ハウジング1の両
側に設けられ、シャッタ20及びストッパ25を備えて
いる。シャッタ20は、ハウジング1の上面に蝶番21
で軸着され、このシャッタ20に設けた永久磁石22
と、ハウジング1に設けた電磁石23によって、シャッ
タ20を開閉させるようになっている。すなわち、上記
検出センサSによってハウジング1内のねずみが検知さ
れると、電磁石23に永久磁石22と同極の磁極を生じ
させるように出力回路31で瞬時電流を流し、磁石2
2,23の反発力によってシャッタ20を開放状態から
降下させる(図2仮想線で示す)ようになっている。
【0017】降下したシャッタ20は、図3及び図4に
示すように、蝶番26によってハウジング1の側壁に軸
支されたストッパ25によって閉鎖状態に保持される。
この場合、降下したシャッタ20は、可動型の受け具2
7にスプリング28によって開口部10方向に軽く付勢
されているストッパ25を付勢方向とは逆に押し倒しな
がら越えていく。尚、シャッタ20とハウジング1の間
には押し倒したストッパ25の厚さ以上で、ねずみは通
過できない適当な間隙が設けられている。そして、スト
ッパ25を越えたシャッタ20は、ある位置で開口部1
0側に戻るが、スプリング28によって復帰したストッ
パ25により受け止められ、ねずみがハウジング1から
脱出することを阻止する。
【0018】又、シャッタ20が降下する同時に、高電
圧発生回路32を制御する制御部32aによりハウジン
グ1内の電極4a,4bに高電圧が印加され、ねずみに
電撃を与える。電極は図5に示すように、ハウジング1
の長手方向に対して90度未満の角度(本実施の形態で
は45度)を持つようして+電極4a、−電極4bを交
互に配置した傾斜型になっている。尚、80,81はリ
ード゛線である。
【0019】この電極4a,4bの配置による効果を説
明する。ねずみが前足と後足で、+電極4aと−電極4
bに接触すると、後足は曲がった状態(跳ねる力が強
い)であることが多く、電撃を受けた瞬間に後足で飛び
跳ねて、ハウジング1の上部または下部を滑るような状
態で逃げ出すことがある。そこで、図5のように+電極
4aと−電極4bに角度を持たせて交互に配置すれば、
ねずみの後足が伸びた状態(跳ねる力が弱い)の時に、
両前足で+電極4aおよび−電極4bに接触する機会が
多くなり、電撃のショックを受けた時、後足で飛び跳ね
る力を抑制することができ、ハウジング1から逃げ出す
ことを防止する効果がある。又、一旦、電撃のショック
で真上に飛び跳ねたねずみは再度電極上に降下するが、
ほとんどの場合が両方の後足で着床する。このとき、+
電極4a、−電極4bを長手方向に対して直角に配置し
ていると、両後足は同一の電極上に降下する機会が多
く、電撃を受けずに再度後足で飛び跳ね、上記と同様に
ハウジングの上部または下部を滑るように逃げ出すこと
がある。この場合も、+電極4a、−電極4bをハウジ
ング1の長手方向に対して角度を持って交互に配置して
おけば、後足は+電極4aおよび−電極4bに接触する
機会が多くなり、連続的に強い電撃を受け、飛び跳ねる
ことなく捕獲される確率が高くなる。
【0020】尚、電極の構造は、図5の例によらず、図
7に示すように、ハウジング1の通路方向に延長させた
+電極4a、−電極4bを幅方向に交互に配設させた平
行型に形成してもよいし、このほか、三角状の電極を用
いるなど、多様な構造が考えられる。
【0021】電極に印加される高電圧は直流電源とトラ
ンスおよびスイッチング回路により発生させ、タイマー
により設定された時間で電極に印加する。高電圧を設定
時間発生させた後は、回路機能を停止するようになって
いる。又、高電圧の発生機構は、自動車の点火機構等公
知の事項であるので説明は省略する。
【0022】捕獲したねずみをハウジング1から排出す
るには、ストッパ25の受け具27をハウジング1の外
側に引き出し、シャッタ20を永久磁石22を設けてい
る面を上にして回動させることにより、シャッタ20が
磁石22,23に吸着され、開口部10が開放される。
従って、ハウジング1を揺すぶりながら、斜めに傾けた
り、反転させることにより、ねずみに触れることなく衛
生的に排出することができる。ねずみを排出した後は、
リセットボタンを押し、回路の機能を復帰させ、次のね
ずみ捕獲チャンスに備える。
【0023】尚、図6に示すねずみ捕獲装置のタイムチ
ャート図を説明すると、検出センサS1−1による検出
は、タイマー30a−1による設定時間内に検出センサ
S2−1による検出が行われなかったため、処理回路3
0からの出力はない。一方、検出センサS1−2による
検出は、タイマー30b−2による設定時間内に検出セ
ンサS2−2による検出が行われたため、処理回路30
から出力信号が出力され、両退路閉鎖装置2,2が作動
すると共に、電極4a、4bに高電圧が印加される。こ
の出力信号は一定時間を経過すると出力停止する。
【0024】次に、ねずみ捕獲管理装置Bを説明する。
このねずみ捕獲管理装置Bは、ねずみ捕獲装置Aを複数
設置した設備Cを対象とするもので、ねずみ捕獲装置A
によってねずみを捕獲した情報は処理回路30によって
出力されるが、その出力信号はマイコンによって捕獲装
置Aごとの識別コードとして変換され、送信手段として
の小電力無線装置33によって内部管理手段5に送信さ
れる。そして、設備Cでは、捕獲装置Aから送られてく
る捕獲情報を内部管理手段によって解読してねずみを捕
獲した捕獲装置Aを特定し、その捕獲情報をプリンター
への出力として記録し、メモリへの保存が行われる。ま
た内部管理手段5はモデムを介して外部電話回線6に接
続され、一方、管轄部署7には外部電話回線6を介して
上記捕獲情報を記録・保存する外部管理手段8が設けら
れている。そして、、この外部管理手段8によって定時
に捕獲情報を読み出し、この捕獲情報を解析して捕獲情
報の発信設備や捕獲装置番号等を特定し、その捕獲情報
をプリンターへの出力として記録し、メモリへの保存が
行われる。同時に捕獲情報が発生したことを知らせる表
示灯を点滅させる。管轄部署7では、所員が情報確認後
リセットボタンを押すことで情報の消去と表示灯の消灯
が行われ、捕獲情報を確認した所員は捕獲したねずみの
処理に当る。尚、内部管理手段5及び外部管理手段8に
よるデータの解析・記録・保存等の処理はパソコンで行
ってもなんら問題はない。
【0025】上記したように、ねずみ捕獲装置Aを用い
れば、ねずみを確実に捕獲でき、しかもねずみ捕獲管理
装置Bによって捕獲したねずみの処理が迅速に行えるの
で、ねずみの腐敗等が発生することがなく、安全で衛生
的にねずみを駆除することができる。
【0026】次に、図8〜図10は、ハウジングの他の
形態を示す概略側面図である。尚、前記した捕獲装置A
の構成と同一構成については、図面の符号を同一にして
説明を省略する。図8のハウジング1は、開口部10,
10が両側に形成され、奥側(中央部)に進行停止壁と
しての固定壁11が設けられている。この場合、開口部
10をハウジング1の片側にのみ形成して、奥壁を進行
停止壁としての固定壁11としてもよい。従って、開口
部10からハウジング1内にねずみが侵入すると、これ
を検出センサSが検出し、処理回路30からの出力信号
によって電極4a,4bに高電圧が印加される。
【0027】図9のハウジング1は、開口部10が片側
に形成され、奥側に進行停止壁としての移動壁12が設
けられている。この移動壁12は、ねずみの通過ができ
ないような空隙をハウジング1との間に保持する範囲内
で移動可能に形成されたもので、上端がハウジング1の
上面に軸着13され、又、ハウジング1の床面に一定間
隔でストッパ14,14が設けられ、このストッパ1
4,14間で移動壁12が揺動可能になっている。この
場合、開口部10,10をハウジング1の両側に形成し
て、奥側(中央部)に進行停止壁としての移動壁12を
設けてもよい。このように、進行停止壁を移動壁12で
形成すると、ハウジング1内に侵入したねずみが、移動
壁12に突き当たった場合、移動壁12が逃げて衝撃を
吸収するため、ねずみが衝撃により反転して開口部10
から逃げ出るのを防止できる。
【0028】尚、上記の図8及び図9のハウジング1で
は、侵入した側の開口部10が開口したままであるた
め、ねずみが後退して逃げる可能性が残るが、検出セン
サSと進行停止壁(固定壁11又は移動壁12)との距
離をねずみの成獣体長の2倍以上を設けることと、上記
した傾斜型や平行型の電極4a,4bを用いることによ
り、十分な捕獲機能を得ることができる。
【0029】図10のハウジング1は、開口部10が片
側に形成され、奥側に進行停止壁としての移動壁12が
設けられ、開口側に退路閉鎖装置2が設けられている。
この場合、開口部10,10をハウジング1の両側に形
成して、奥側(中央部)に進行停止壁(固定壁11又は
移動壁12)を設け、両開口側にそれぞれ退路閉鎖装置
2,2を設けてもよい。そして、ねずみの侵入を検出セ
ンサSが検出すると、処理回路30からの出力信号によ
って退路閉鎖装置2が作動すると同時に電極4a,4b
に高電圧が印加される。これにより、ねずみの進行方向
を進行停止壁(固定壁11又は移動壁12)によって遮
り、後退方向を退路閉鎖装置2によって遮ることから、
ねずみをハウジング1内に確実に閉じ込めた状態で、電
撃によるショックを与えることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるねず
み捕獲装置(請求項1〜5)によれば、ハウジング内に
侵入したねずみの行く手を塞ぎ、又はねずみをハウジン
グ内に閉じ込めた状態で、高電圧を印加するので、従来
技術のような複雑な拘束機構によることなく、簡単な構
造でありながら確実にねずみを捕獲することができる。
又、ねずみの処理はハウジングを傾斜反転することでね
ずみに触れることなく、衛生的で簡単に処理することが
できる。このように、ねずみ捕獲の確実性、処理の効率
性・迅速さ、加えて衛生的であること等、ねずみ駆除に
寄与する所多大である。
【0031】又、本発明によるねずみ捕獲管理装置(請
求項6)によれば、ねずみ捕獲装置を数十台設置した衛
生保持区域等の設備において、ねずみ捕獲装置からの捕
獲情報は設備毎に記録保存され、更に、その捕獲情報は
管轄部署において電話回線を通して適宜収集されるの
で、速く正確な捕獲情報が得られ、捕獲したねずみにつ
いて、迅速で効率的な処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態にかかるねずみ捕獲装置
及びねずみ捕獲管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ねずみ捕獲装置に設けたハウジングの正面外観
図である。
【図3】ハウジングに設けた退路閉鎖装置のストッパ機
構を示す平面図である。
【図4】そのストッパ機構を示す正面図である。
【図5】ハウジングに設けた電極の平面図である。
【図6】ねずみ捕獲装置のタイムチャート図である。
【図7】電極の他例を示す平面図である。
【図8】ハウジングの他の形態を示す概略側面図であ
る。
【図9】ハウジングの他の形態を示す概略側面図であ
る。
【図10】ハウジングの他の形態を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 退路閉鎖装置 4a 電極 4b 電極 5 内部管理手段 6 外部電話回線 7 管轄部署 8 外部管理手段 10 開口部 11 固定壁(進行停止壁) 12 移動壁(進行停止壁) 20 シャッタ 25 ストッパ 30 処理回路 33 小電力無線装置(送信手段) A ねずみ捕獲装置 B ねずみ捕獲管理装置 C 設備 S 検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 那須 敏郎 福岡市南区向野2丁目1番1号 株式会社 サニックス内 (72)発明者 中村 悦久 福岡市南区向野2丁目1番1号 株式会社 サニックス内 Fターム(参考) 2B121 AA03 BA15 BA35 BA43 BA58 DA04 EA01 FA04 FA14 FA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねずみの侵入が可能な開口部が片側又は
    両側に形成されたハウジングと、 ハウジングの奥側に設けた進行停止壁と、 ハウジングの床面に設けた電極と、 ハウジング内にねずみが侵入したことを検出する検出セ
    ンサと、 この検出センサによるねずみ検出信号を処理する処理回
    路を備え、 前記処理回路からの出力信号により電極に高電圧を印加
    させるようにしたことを特徴とするねずみ捕獲装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のねずみ捕獲装置におい
    て、進行停止壁が、固定壁であるねずみ捕獲装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のねずみ捕獲装置におい
    て、進行停止壁が、ねずみの通過ができないような空隙
    をハウジングとの間に保持する範囲内で移動可能な移動
    壁であるねずみ捕獲装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のねずみ捕獲装置におい
    て、ハウジングの開口側に、侵入したねずみの退路を閉
    鎖する退路閉鎖装置を設け、この退路閉鎖装置を処理回
    路からの出力信号により電極への電圧印加と同時に作動
    させるようにしたねずみ捕獲装置。
  5. 【請求項5】 ねずみの侵入が可能な開口部が両側に形
    成されたハウジングと、 ハウジングの両開口側にそれぞれ設けられた退路閉鎖装
    置と、 ハウジングの床面に設けた電極と、 ハウジング内にねずみが侵入したことを検出する検出セ
    ンサと、 この検出センサによるねずみ検出信号を処理する処理回
    路を備え、 前記処理回路からの出力信号により両退路閉鎖装置を作
    動させると同時に、電極に高電圧を印加させるようにし
    たことを特徴とするねずみ捕獲装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載のねずみ捕獲装置が複
    数配設されている設備を対象としたねずみ捕獲管理装置
    であって、 各ねずみ捕獲装置に設けた処理回路からの出力信号を受
    けて捕獲情報を送信する送信手段と、 この送信手段からの信号を受けて捕獲情報を解析・記録
    ・保存等する内部管理手段と、 内部管理手段からの信号を受けて捕獲情報を管轄部署に
    送信する外部電話回線と、 外部電話回線を通して捕獲情報を解析・記録・保存等す
    る外部管理手段を備えていることを特徴としたねずみ捕
    獲管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524990A (ja) * 2003-05-05 2006-11-09 ウッドストリーム、コーポレイション 電子式動物トラップ用としてcpu制御されて再武装される高電圧出力回路
US7530195B2 (en) * 2002-10-02 2009-05-12 Ratco Aps Electrocution animal trap with a sender
CN113545333A (zh) * 2021-07-08 2021-10-26 中威智联(福建)信息技术有限公司 一种智能识别高压灭鼠器

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