JP2001160966A - 動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置

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JP2001160966A
JP2001160966A JP34299799A JP34299799A JP2001160966A JP 2001160966 A JP2001160966 A JP 2001160966A JP 34299799 A JP34299799 A JP 34299799A JP 34299799 A JP34299799 A JP 34299799A JP 2001160966 A JP2001160966 A JP 2001160966A
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Ryuji Kitaura
竜二 北浦
Toshio Nomura
敏男 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で動画像データの合成をすることがで
きる動画像符号化装置を提供する。 【解決手段】 動画像符号化装置は、部品画像データO
i、部品画像データOiの表示時間Ti、部品画像デー
タOiの合成のタイミングを示す合成タイミングフラグ
Tおよび部品画像データOiを合成する際の重ね合わせ
の順序を示す順序情報Aとを受け、合成タイミングフラ
グTおよび表示時間Tiに従い適切な部品画像データO
iを選択し、順序情報Aに基づいて部品画像データOi
を合成した合成画像データSを出力し、前の処理で合成
された合成画像データSと比較して、合成画像データS
の更新された位置を示す更新位置情報Cを出力する入力
画像合成部1と、合成画像データS、更新位置情報Cお
よび合成タイミングフラグTを受け、合成タイミングフ
ラグTおよび更新位置情報Cに従い、合成画像データS
を符号化し、符号化データDoを出力する符号化部2と
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像符号化装置
に関し、特に、複数の動画像データを合成した合成画像
を高能率に符号化する動画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映画、アニメーションまたはゲー
ムなどの分野で、複数の動画像データを合成する手法が
用いられている。特開平4−354489号公報には、
複数の動画像データを合成した合成画像データを符号化
する画像符号化装置が開示されている。この画像符号化
装置では、背景画像データと、背景画像データよりも動
きの速い前景画像データとを合成し合成画像データを生
成する。その後、合成画像データ中の背景画像データに
当たる部分のデータを所定時間間隔で間引きながら符号
化を行なう。間引きされた背景画像データの部分には、
前景画像データが充当される。これにより、合成画像デ
ータが符号化される。
【0003】また、動画像符号化方式の国際標準化(I
SO/IEC MPEG−4)においては、複数の動画
像データの符号化、復号化および合成が検討されてい
る。国際標準の動画像データの合成においては、動画像
データの符号化データが各動画像データごとに用意され
る。符号化データが各動画像データごとに復号され、復
号された動画像データを合成することにより、新たな動
画像データが作成される。なお、符号化データ中には、
動画像データの中から切出しの対象となる領域を特定す
るための形状情報がともに符号化され含まれている。合
成の対象となる動画像データは、部品画像データと呼ば
れる。
【0004】図14を参照して、動画像データの合成処
理の具体例を説明する。符号化データobj1を復号す
ると動画像データimg3が得られる。一方、符号化デ
ータobj1およびobj2をそれぞれ復号した後、形
状情報に基づいて合成すると、動画像データimg4が
得られる。
【0005】栄藤稔ら「階層表現と多重テンプレートを
用いた画像符号化」(電子情報通信学会信学技報IE9
4−159,pp.99−106(1995−03))
には、クロマキー技術によって切出された人物映像や魚
の映像などを合成して、新たな動画像データ作成する方
法が開示されている。この方法も、上述の国際標準の動
画像データの合成処理と同様、符号化された動画像デー
タを復号した後、合成することにより、新たな動画像デ
ータが作成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4−3
54489号公報に開示の画像符号化装置では、所定時
間間隔で背景画像データの間引きが行なわれる。このた
め、背景画像の動きが激しい場合には、背景の動きの荒
さが目立つ。また、間引きを行なわずに符号化する場合
に比べ、背景部分での動き予測符号化の符号化効率が悪
くなる。さらに、合成画像データを作成する際に、背景
画像データと前景画像データとのフレームレートが異な
る場合を想定していない。このため、背景画像のフレー
ムレートが前景画像のフレームレートよりも小さい場合
には、間引きする必要がないにもかかわらず間引き処理
を行なってしまい、さらに背景の動きの荒さが目立って
しまう。
【0007】また、国際標準の動画像データの合成方法
および栄藤稔らが提案する方法では、複数の部品画像デ
ータの符号化を個々に行なっている。このため、処理に
時間がかかる。また、重なって表示されない部分に関し
ても符号化が行なわれるため、圧縮効率が悪い。さら
に、部品画像の切出しの際に用いられる形状情報を符号
化する必要がある。
【0008】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、短時間で動画像データの合成
をすることができる動画像符号化装置を提供することで
ある。
【0009】本発明の他の目的は、圧縮効率の高い合成
画像データを作成することができる動画像符号化装置を
提供することである。
【0010】本発明のさらに他の目的は、従来に比べ画
質を向上させることができる動画像符号化装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る動画像符号化装置は、複数の動画像データを受け、
複数の動画像データを合成し、合成画像データを出力す
る入力画像合成部と、入力画像合成部に接続され、合成
画像データを受け、合成画像データを符号化する符号化
部とを含む。
【0012】複数の動画像データが合成された後、合成
画像データに対して符号化が行なわれる。このため、符
号化の処理が簡単になり、短時間で動画像データの合成
処理をすることができる。また、動画像データのうち重
なり合って表示されない領域については、符号化の対象
とされない。このため、圧縮効率をさらに高めることが
できる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、入力画像合成部は、複数の動画
像データの重ね合わせ順序を示す順序情報および複数の
動画像データを受け、順序情報に基づいて複数の動画像
データを合成する。
【0014】ユーザは、順序情報を外部より入力するこ
とにより、動画像データの重ね合わせ順序を簡単に指定
することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、入力画像合成部は、複数の動画
像データにそれぞれ対応して設けられ複数の動画像デー
タが表示されるべき時間をそれぞれ表わす複数の表示時
間および複数の動画像データを受け、表示時間に基づい
て複数の動画像データを合成する。
【0016】いずれかの動画像データが更新された際
に、動画像データの合成処理が行なわれる。このため、
無駄な合成処理を行なうことがなくなる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、入力画像合成部は、複数の動画
像データにそれぞれ対応して設けられ複数の動画像デー
タが表示されるべき時間をそれぞれ表わす複数の表示時
間、複数の動画像データおよび順序情報を受け、複数の
表示時間および順序情報に基づいて、複数の動画像デー
タを合成し、かつ、いずれの動画像データが更新されて
いるかを示す更新フラグを出力する合成部と、合成部に
接続され、複数の動画像データ、複数の表示時間および
更新フラグを受け、複数の動画像データ、複数の表示時
間および更新フラグに基づいて、合成画像データを構成
する複数のブロックのうち更新されたブロックを表わす
更新位置情報を生成する更新位置情報生成部とを含む。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明の構成に加えて、符号化部は、入力画像合成部に
接続され、入力画像合成部より合成画像データおよび更
新位置情報を受け、更新位置情報に基づいて、合成画像
データを符号化する。
【0019】更新位置情報を調べることにより、合成画
像データのすべてのブロックが更新されていない場合に
は、符号化処理が行なわれない。このため、無駄な情報
量が発生せず、符号化部の処理量が削減される。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の発明の構成に加えて、更新位置情報生成部が
生成する更新位置情報は、合成画像データの各ブロック
がどの動画像データを含むかを示すデータを含む。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明の構成に加えて、符号化部は、更新位置情報に基
づき定められる方法で量子化を行ない、合成画像データ
を符号化する。
【0022】更新位置情報に基づいて、合成画像データ
内の各ブロックに対して、背景画像および前景画像のい
ずれを含むか、またはその両者を含むかが判断され、ブ
ロックの種類に応じて、量子化の際のステップ数を変化
させることができる。このため、圧縮率を変えることな
く、前景画像などの重要な部分の画質を背景画像などの
あまり重要でない部分の画質よりも向上させることがで
きる。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7に記載の発明の構成に加えて、符号化部は、更新位置
情報に基づき定められる動き予測方法を用いて、合成画
像データの符号化を行なう。
【0024】合成画像データを符号化する際に、前のフ
レームの合成画像データと比較し、更新されていないブ
ロックに関しては符号化の対象とされない。このため、
無駄な情報量が発生せず、符号化に必要な処理量を削減
することができる。
【0025】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、入力画像合成部
は、合成画像データにローパスフィルタを施し出力す
る。
【0026】合成画像データを出力する前にローパスフ
ィルタ処理が施される。このため、見た目に自然な合成
画像データを作成することができる。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれかに記載の発明の構成に加えて、動画像データ
を受け、動画像データを予め定められたサイズのテンプ
レートを用いて切出し、切出した動画像データを入力画
像合成部に供給する切出し装置をさらに含む。
【0028】動画像データを構成する人物領域などの切
出しは、予め定められたサイズのテンプレートを用いて
行なわれる。このため、簡単に着目領域の切出しを行な
うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の実施の
形態に係る動画像符号化装置は、後述する部品画像デー
タOi(0≦i≦n、nは2以上の整数)、部品画像デ
ータOiの表示時間Ti(0≦i≦n、nは2以上の整
数)、部品画像データOiの合成のタイミングを示す合
成タイミングフラグTおよび部品画像データOiを合成
する際の重ね合わせの順序を示す順序情報Aとを受け、
合成タイミングフラグTおよび表示時間Tiに従い適切
な部品画像データOiを選択し、順序情報Aに基づいて
部品画像データOiを合成した合成画像データSを出力
し、前の処理で合成された合成画像データSと比較し
て、合成画像データSの更新された位置を示す更新位置
情報Cを出力する入力画像合成部1と、入力画像合成部
1に接続され、合成画像データS、更新位置情報Cおよ
び合成タイミングフラグTを受け、合成タイミングフラ
グTおよび更新位置情報Cに従い、合成画像データSを
符号化し、符号化データDoを出力する符号化部2とを
含む。
【0030】部品画像データOiとは、動画像データか
ら人物や物体などを部品として切出した画像データと、
人物や物体などの形状情報とを示す。ただし、切出し処
理が行なわれていない通常の動画像データも部品画像デ
ータOiとして取扱われる。この場合には、形状情報は
必要とされない。また、部品画像データOiは、静止画
像データであっても構わない。
【0031】合成タイミングフラグTは、入力画像合成
部1および符号化部2を動作させるためのフラグであ
る。入力画像合成部1に入力される部品画像データOi
が更新された場合に合成タイミングフラグTの値が1と
なり、それに伴い入力画像合成部1および符号化部2が
動作する。それ以外の場合は、合成タイミングフラグT
の値は0であり、入力画像合成部1および符号化部2は
動作しない。合成タイミングフラグTの値は、部品画像
データOiのうちのどれか1つが更新されたタイミング
で1としてもよいし、予め定められたタイミングで1と
してもよい。
【0032】以下の説明では、i=2の場合について説
明を行なうが、i≧3の場合であっても同様に処理を行
なうことにより、符号化データDoを作成することがで
きる。
【0033】図2を参照して、入力画像合成部1に入力
される部品画像データOiについて説明する。部品画像
データO1は、切出し処理が行なわれていない通常の動
画像データ3とし、部品画像データO2は、動画像デー
タ4から人物領域8を切出した画像データ6と、人物領
域8の形状情報7とからなるものとする。画像データ6
および形状情報7は、切出し装置5により作成される。
切出し装置5は、矩形などの所定のテンプレートを用い
て人物領域8の切出しを行なってもよい。
【0034】図3を参照して、入力画像合成部1は、表
示時間T1およびT2、合成タイミングフラグTおよび
順序情報Aを受け、表示時間T1およびT2の変化を示
す更新フラグBを出力し、後述するスイッチ10、11
および13を制御する時間制御部9と、部品画像データ
O1を受け、時間制御部9より出力される制御信号に応
答して、部品画像データO1を出力するスイッチ10
と、部品画像データO2を受け、時間制御部9より出力
される制御信号に応答して、部品画像データO2を出力
するスイッチ11と、スイッチ10に接続され、部品画
像データO1を記憶するフレームメモリ12と、スイッ
チ11に接続され、部品画像データO2のうち切出し画
像データを記憶するフレームメモリ13と、部品画像デ
ータO2のうち形状情報を記憶するフレームメモリ14
とを含む。
【0035】入力画像合成部1は、さらに、フレームメ
モリ12、13および14、ならびに時間制御部9に接
続され、時間制御部9より出力される制御信号に応答し
て、部品画像データO1および部品画像データO2のい
ずれかを選択して出力するスイッチ15と、スイッチ1
5に接続され、部品画像データO1と部品画像データO
2とが合成された画像データを記憶するフレームメモリ
16と、フレームメモリ16に接続され、フレームメモ
リ16に記憶された画像データにローパスフィルタ処理
を施し、合成画像データSとして出力するLPF40と
を含む。
【0036】入力画像合成部1は、さらに、時間制御部
9およびフレームメモリ14に接続され、フレームメモ
リ14に記憶された形状情報、更新フラグBおよび順序
情報Aを受け、更新位置情報Cを出力する更新位置情報
生成部17を含む。
【0037】図4を参照して、更新位置情報生成部17
は、更新位置情報Cを記憶するメモリ20と、メモリ2
0に接続され、後述する処理P0を行なう処理P0部4
1と、メモリ20およびフレームメモリ14に接続さ
れ、後述する処理P1を行なう処理P1部42と、メモ
リ20およびフレームメモリ14に接続され、後述する
処理P2を行なう処理P2部43と、更新フラグBおよ
び順序情報Aを受け、後述するスイッチ19を制御する
制御部18と、制御部18、処理P0部41、処理P1
部42および処理P2部43に接続され、制御部18よ
り出力される制御信号に従い、処理P0部41、処理P
1部42および処理P2部43のうちのいずれかとメモ
リ20とを接続することにより、メモリ20に記憶され
た更新位置情報Cに対して処理を施させるスイッチ19
とを含む。更新位置情報Cとは、合成画像データSをM
×N画素(M,Nはそれぞれ自然数)のブロック単位で
分割した場合に、各ブロックが更新されたか否かを示す
それぞれ2ビットの値である。
【0038】図5を参照して、符号化部2は、入力画像
合成部1に接続され、更新位置情報Cおよび合成タイミ
ングフラグTを受け、後述する動き予測部32および量
子化部25を制御し、符号化を行なうか否かの制御、量
子化の制御および動き予測方法の制御を行なう符号化制
御部26と、1時刻前の合成画像データSを記憶するフ
レームメモリ31と、入力画像合成部1、符号化制御部
26およびフレームメモリ31に接続され、符号化制御
部26からの制御に従い、現在の合成画像データSと1
時刻前の合成画像データSとのブロック単位での差分を
とり、差分の絶対値和または差分の2乗和が所定のしき
い値以下であれば、差分をとる際に使用したフレームメ
モリ31上のブロックと、そのときの動きベクトルとを
出力する動き予測部32とを含む。
【0039】符号化部2は、さらに、入力画像合成部1
および動き予測部32に接続され、合成画像データSの
符号化対象ブロックと動き予測部32より出力されたブ
ロックとの差分をとる差分処理部33と、差分処理部3
3に接続され、差分処理部33の出力を直交変換する変
換部24と、変換部24および符号化制御部26に接続
され、符号化制御部26からの制御に従い、変換部24
の出力を量子化する量子化部25と、量子化部25およ
び動き予測部32に接続され、量子化部25の出力およ
び動きベクトルを可変長符号化する可変長符号化部27
と、可変長符号化部27に接続され、可変長符号化部2
7の出力を多重化して符号化データDoとして出力する
多重化部28とを含む。
【0040】符号化部2は、さらに、量子化部25に接
続され、量子化部25の出力を逆量子化する逆量子化部
29と、逆量子化部29に接続され、逆量子化部29に
逆変換する逆変換部30と、逆変換部30および動き予
測部32に接続され、動き予測部32より出力されるブ
ロックと逆変換部30の出力とを加算し、フレームメモ
リ31に書込む加算処理部34とを含む。
【0041】入力画像合成部1の動作を詳細に説明す
る。図3を参照して、時間制御部9には、表示時間T1
およびT2、合成タイミングフラグTならびに順序情報
Aが入力される。
【0042】図6を参照して、時間制御部9は、合成タ
イミングフラグTの値が0のとき(S2でNO)、更新
フラグBの値を−1に設定して出力する(S6)。その
後、S2に戻る。
【0043】時間制御部9は、合成タイミングフラグT
の値が初めて1になったとき(S2でYES、S4でY
ES)、更新フラグBに0を設定して出力する(S
8)。同時に、時間制御部9は、順序情報Aに基づい
て、最も背後に位置する部品画像データOiから順に選
択し、部品画像データOiの合成を行なう。以下の説明
では、部品画像データO1が部品画像データO2よりも
背後に位置するとする。
【0044】時間制御部9は、スイッチ10をオン状態
にする。これにより、部品画像データO1がフレームメ
モリ12に書込まれる。次に、時間制御部9は、フレー
ムメモリ12とフレームメモリ16とを接続するように
スイッチ15の状態を定め、フレームメモリ12に記憶
された部品画像データO1をフレームメモリ16に書込
む(S10)。
【0045】その後、時間制御部9は、スイッチ11を
オン状態にする。すると、部品画像データO2を構成す
る切出し画像データおよび形状情報がそれぞれフレーム
メモリ13および14に書込まれる。その後、時間制御
部9は、フレームメモリ13および14とフレームメモ
リ16とを接続するようにスイッチ15の状態を定め、
フレームメモリ16に記憶された画像データのうち、形
状情報に応じた部分を、切出し画像データを用いて書換
える(S12)。
【0046】LPF40は、フレームメモリ16に記憶
された画像データにローパスフィルタ処理を施し、合成
画像データSを出力する(S13)。時間制御部9は、
この時の部品画像データO1およびO2の表示時間T1
aおよびT2aをそれぞれ保持する(S14)。その
後、S2に戻る。
【0047】その後に合成タイミングフラグTの値が1
になったとき(S2でYES、S4でNO)、時間制御
部9は、自身が保持する表示時間T1aおよびT2a
と、現在の部品画像データO1およびO2の表示時間T
1bおよびT2bとをそれぞれ比較する。表示時間T1
bが表示時間T1aと比較して変化し(表示時間T1a
と表示時間T1bとが異なり)、かつ、表示時間T2a
が表示時間T2bと比較して変化がない(表示時間T2
aと表示時間T2bとが等しい)場合(S16でYE
S、S18でNO)、更新フラグBの値を1に設定し、
出力する(S22)。また、時間制御部9は、部品画像
データO1と部品画像データO1よりも前面に位置する
部品画像データO2とを用いて、フレームメモリ12に
記憶された画像データを更新し、合成画像データSを出
力する(S10〜S14)。その後、S2に戻る。S1
0〜S14の処理は上述した通りである。このためその
詳細な説明はここでは繰返さない。
【0048】表示時間T1aと表示時間T1bとが等し
く、表示時間T2aと表示時間T2bとが異なる場合に
は(S16でNO、S24でYES)、時間制御部9
は、更新フラグBの値を2に設定し、出力する(S2
6)。また、時間制御部9は、部品画像データO1より
も前面に位置する部品画像データO2を用いてフレーム
メモリ12に記憶された画像データを更新し、合成画像
データSを出力する(S12〜S14)。その後、S2
に戻る。S12〜S14の処理は上述した通りである。
このためその詳細な説明はここでは繰返さない。
【0049】表示時間T1aと表示時間T1bとが異な
り、かつ表示時間T2aと表示時間T2bとが異なる場
合には(S16でYES、S18でYES)、時間制御
部9は、更新フラグBの値を3に設定し、出力する(S
20)。また、時間制御部9は、部品画像データO1と
部品画像データO2とを用いて、フレームメモリ12に
記憶された画像データを更新し、合成画像データSを出
力する(S10〜S14)。その後、S2に戻る。S1
0〜S14の処理は、上述した通りである。このためそ
の詳細な説明はここでは繰返さない。
【0050】表示時間T1aと表示時間T1bとが等し
く、かつ表示時間T2aと表示時間T2bとが等しい場
合には(S16でNO、S24でNO)、更新フラグB
に−1を設定し、S2に戻る。
【0051】図4および図7を参照して、更新位置情報
生成部17の動作について説明する。制御部18は、更
新フラグBが−1の場合には、何ら処理を行なわない。
したがって、メモリ20に記憶されている更新位置情報
Cの値も書きかえられない。
【0052】更新フラグBが−1以外の場合には、制御
部18は、処理P0部41とメモリ20とが接続するよ
うに、スイッチ19を操作する。その後、処理P0部4
1により処理P0が行なわれる(S32)。処理P0に
ついては後述する。制御部18は、順序情報に従い、部
品画像データO1、部品画像データO2の順で部品画像
データを選択し、選択した部品画像データが背景画像で
あるか否かを判断する(S34)。すなわち、選択した
部品画像データが部品画像データO1か否かを判断す
る。
【0053】選択した部品画像データが部品画像データ
O1であれば(S34でYES)、制御部18は、部品
画像データO1が更新されているか否かを更新フラグB
に基づいて判断する(S36)。すなわち、更新フラグ
Bが0、1または3のとき、更新されていると判断し、
それ以外の場合には、更新されていないと判断する。部
品画像データO1が更新されていれば(S36でYE
S)、制御部18は、処理P1部42とメモリ20とが
接続するように、スイッチ19を操作する。その後、処
理P1部42により処理P1が行なわれる(S38)。
処理P1については後述する。S38での処理終了後、
または部品画像データO1が更新されていなければ(S
36でNO)、S40に進む。
【0054】選択した部品画像データが部品画像データ
O2であれば(S34でNO)、制御部18は、部品画
像データO2が更新されているか否かを更新フラグBに
基づいて判断する(S44)。すなわち、更新フラグB
が0、2または3のとき、更新されていると判断し、そ
れ以外の場合には、更新されていないと判断する。部品
画像データO2が更新されていれば(S44でYE
S)、制御部18は、処理P2部43とメモリ20とが
接続するように、スイッチ19を操作する。その後、処
理P2部43により処理P2が行なわれる(S46)。
処理P2については後述する。S46での処理終了後、
または部品画像データO2が更新されていなければ(S
44でNO)、S40に進む。
【0055】S40では、すべての部品画像データに対
する処理が行なわれたか否かが判断され(S40)、処
理が行なわれていない部品画像データがあれば(S40
でNO)、S34以降の処理を繰返す。すべての部品画
像データに対する処理が行なわれていれば(S40でY
ES)、メモリ20に記憶された更新位置情報Cが出力
される(S42)。
【0056】以上の処理をまとめると、更新フラグBが
0または3の場合には、処理P0、P1、P2の順で処
理が行なわれる。更新フラグBが1の場合には、処理P
0、P1の順で処理が行なわれる。更新フラグBが2の
場合には、処理P0、処理P2の順で処理が行なわれ
る。
【0057】次に、処理Pn(n=1,2,3)の内容
について、具体例を示しながら詳細に説明する。図8に
示すような、部品画像データO1およびO2が入力画像
合成部1に入力されるものとする。時間ta(a≧0)
における部品画像データをO1aおよびO2aとし、こ
れらより合成画像データSaおよび更新位置情報Caが
作成されるものとする。また、時間t0を合成処理の開
始時間とする。
【0058】図9を参照して、時間t0における更新位
置情報生成部17の処理について説明する。時間t0で
は更新フラグBの値は0である。このため、処理P0、
P1、P2の順で処理が行なわれる。以下の説明では、
簡略化のため、部品画像データO1およびO2は、それ
ぞれ4×3個のブロックで構成されているものとする。
処理P0部41は、処理P0を行なう。すなわち、メモ
リ20に記憶されているすべてのブロックの値をそれぞ
れ1ビットずつ右シフトする。処理開始時には、メモリ
20の各ブロックの値はすべて“00”に設定されてい
る。このためメモリ20に記憶されたデータの値はすべ
て“00”になる。次に、処理P1部42は、処理P1
を行なう。すなわち、メモリ20に記憶されたブロック
の値のうち、部品画像データO10の領域を含むブロッ
クの値をそれぞれ“01”に書換える。次に、処理P2
部43は、処理P2を行なう。すなわち、メモリ20に
記憶されたブロックの値のうち、人物領域を含むブロッ
クの値をそれぞれ“10”に書換える。人物領域か否か
の判断は、フレームメモリ14に記憶された部品画像デ
ータO20の形状情報21に基づき定められる。
【0059】図10を参照して、時間t1における更新
位置情報生成部17の処理について説明する。時間t1
では更新フラグBの値は2である。このため、処理P
0、処理P2の順で処理が行なわれる。処理P0部41
は、処理P0を行なう。すなわち、メモリ20に記憶さ
れているすべてのブロックの値をそれぞれ1ビットずつ
右シフトする。次に、処理P2部43は、処理P2を行
なう。これにより、メモリ20に記憶されたデータの値
は図10に示すようになる。
【0060】図11を参照して、時間t2における更新
位置情報生成部17の処理について説明する。時間t2
では更新フラグBの値は3である。このため、処理P
0、P1、P2の順で処理が行なわれる。各処理の結
果、メモリ20に記憶されたデータの値は図11に示す
ようになる。
【0061】以上のようにメモリ20に記憶される更新
位置情報Cの値には、“00”、“01”、“10”の
3種類がある。“00”は、背景画像である部品画像デ
ータO1のみを含むブロックであり、かつ対応するフレ
ームメモリ12および16上の対応するブロックが更新
されていないことを示す。“01”は、部品画像データ
O1のみを含むブロックであることを示す。また、“0
1”は、フレームメモリ12および16上の対応するブ
ロックが更新されていること、または、フレームメモリ
13上の対応するブロックは更新されていないがフレー
ムメモリ16の対応するブロックが更新されていること
を示している。“10”は、部品画像データO2を含む
ブロックであり、かつフレームメモリ13および16上
の対応するブロックが更新されていることを示す。
【0062】図5および図12を参照して、符号化部2
は以下のように動作する。符号化制御部26は、合成タ
イミングフラグTが1になるまで待機する(S52)。
合成タイミングフラグTが1になると(S52でYE
S)、符号化制御部26は、更新位置情報Cに基づいて
合成画像データSのうちのいずれかのブロックが更新さ
れているか否かを判断する(S54)。どのブロックも
更新されていなければ(S54でNO)、S52に戻
る。
【0063】いずれかのブロックが更新されていれば
(S54でYES)、符号化制御部26は、初めてT=
1となったか否かを判断する(S56)。
【0064】初めてT=1となったのであれば(S56
でYES)、変換部24は、合成画像データSに変換処
理を施す(S62)。変換処理としては、たとえば、動
画像圧縮の規格であるMPEG2などで用いられるDC
T(離散コサイン変換)などの直交変換が行なわれる。
量子化部25は、変換部24の出力を量子化する(S6
4)。量子化の際の、量子化ステップ数は、符号化制御
部26より与えられ、更新位置情報Cの値に応じて、各
ブロックごとに定められている。可変長符号化部27
は、量子化部25の出力を可変長符号化する(S6
6)。可変長符号化された動画像のビットストリーム
に、符号化したオーディオ信号、動画像のビットストリ
ームに付随した字幕情報や制御情報、暗号化のためのス
クランブル情報等の付随データを伝送する場合には、多
重化部28は、各情報をパケット化し、多重化した後、
符号化データDoとして出力する(S68)。たとえ
ば、オーディオ信号の符号化にISO/IEC1117
2−3勧告に基づくMPEG1方式を利用した場合、ト
ランスポートストリームはITU−T勧告H.222.
0に基づいて生成される。逆量子化部29は、量子化部
25の出力を逆量子化する(S70)。逆変換部30
は、逆量子化部29の出力に逆変換処理を施す(S7
2)。時間がt0であるので(S74でYES)、逆変
換部30の出力がそのままフレームメモリ31に書込ま
れる(S78)。その後、S52に戻る。
【0065】T=1となったのが2回目以降であれば
(S56でNO)、動き予測部32は、前の時間(現在
の時間がt1であれば時間t0)でフレームメモリ31
に記憶された合成画像データSと入力画像合成部1より
供給される合成画像データSとを用いて動き予測を行な
う(S58)。すなわち、入力画像合成部1より供給さ
れる合成画像データSと、フレームメモリ31に記憶さ
れた合成画像データSとの差分をブロック単位で行な
う。動き予測部32は、差分値の絶対値和または差分値
の2乗和が所定のしきい値であれば、差分をとるときに
使用したフレームメモリ31上のブロックとそのときの
動きベクトルとを出力する。なお、更新位置情報Cのブ
ロックの値が“00”となるブロックと同位置の、前の
合成画像データSのブロックに対してのみ動き予測を行
なうようにしてもよい。
【0066】差分処理部33は、入力画像合成部1より
出力される合成画像データSと動き予測部32より出力
されるブロックとの差分をブロック単位で行なう(S6
0)。その後、S62〜S72の処理を行なう。S66
の処理では、上述のS66の処理と異なり、動きベクト
ルも合わせて可変長符号化される。その他の処理は、上
述の処理と同様であるため、それらの詳細な説明はここ
では繰返さない。
【0067】時間t0の場合には(S74でNO)、加
算処理部34が、逆変換部30の出力に、動き予測部3
2より出力される、現在の合成画像データSに似ている
前の時間の合成画像データSのブロックを加算し(S7
6)、フレームメモリ31に結果を格納する(S7
8)。その後、S52へ戻る。
【0068】以上のようにして複数の部品画像データO
iより符号化データDoが作成される。
【0069】上述の説明では、部品画像データの枚数を
2枚の場合に限定して説明を行なったが、3枚以上であ
ってもよい。たとえば、部品画像データの枚数が3枚の
場合には、更新位置情報生成部17の動作は図13のよ
うになる。すなわち、図7と比較して異なる点は、S4
8の処理が追加されている点である。部品画像データが
背景画像でなく、かつ更新されていない場合には(S3
4でNO、S44でNO)、処理P3が行なわれる(S
48)。処理P3とは、対象となるブロックの値を“1
1”に書換える処理である。図4の更新位置情報生成部
17には、処理P3を行なうための処理P3部(図示せ
ず)が追加される。
【0070】符号化制御部26は、ブロックの値が“1
1”の場合には、ブロックの値が“10”の場合と同様
の量子化ステップ数を量子化部25に供給する。また、
ブロックの値が“00”の場合と同様の処理に基づき、
動き予測部32において動き予測が行なわれるまた、更
新位置情報Cの各ブロックの値は2ビットとして説明を
行なったが、ブロック内に部品画像データO1と部品画
像データO2との双方を含むブロック、すなわち部品画
像データO1と部品画像データO2との境界を含むブロ
ックがあるか否かを示すビットをさらに設け、3ビット
のデータとしてもよい。この時、符号化制御部26は、
量子化部25で量子化を行なう際の量子化ステップ数
を、境界を含むか否かにより変化させる。
【0071】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係る動画像符号化装置によれば、複数の部品画像デー
タではなく、1つの合成画像データを符号化するだけで
ある。このため、符号化の処理が簡単になる。また、部
品画像データから人物領域などを切出す際に用いられる
形状情報は符号化する必要がない。このため、符号化の
際の圧縮効率を高めることができる。さらに、部品画像
データのうち重なり合って表示されない領域について
は、符号化の対象とされない。このため、圧縮効率をさ
らに高めることができる。
【0072】また、フレームレートの異なる部品画像デ
ータを合成した合成画像データを符号化する際に、前の
フレームの合成画像データと比較し、更新されていない
ブロックに関しては符号化の対象とされない。このた
め、無駄な情報量が発生せず、符号化に必要な処理量を
削減することができる。
【0073】さらに、ユーザは、順序情報を外部より入
力することにより、部品画像データの重ね合わせ順序を
簡単に指定することができる。
【0074】さらにまた、いずれかの部品画像データが
更新された際に、部品画像データの合成処理が行なわれ
る。このため、無駄な合成処理を行なうことがなくな
る。
【0075】また、入力画像合成部は、合成画像データ
を出力する前にローパスフィルタ処理を施している。こ
のため、見た目に自然な合成画像データを作成すること
ができる。
【0076】また、部品画像データを構成する人物領域
などを切出した画像データの切出しは、テンプレートな
どを用いて行なわれてもよい。このため、簡単に着目領
域の切出しを行なうことができる。
【0077】また、符号化部は、更新位置情報を調べる
ことにより、合成画像データのすべてのブロックが更新
されていない場合には、符号化処理を行なわない。この
ため、無駄な情報量が発生せず、符号化部の処理量が削
減される。
【0078】また、符号化部2は、更新位置情報に基づ
いて、合成画像データ内の各ブロックに対して、背景画
像および前景画像のいずれを含むか、またはその両者を
含むかを判断し、ブロックの種類に応じて、量子化の際
のステップ数を変化させる。このため、圧縮率を変える
ことなく、前景画像などの重要な部分の画質を背景画像
などのあまり重要でない部分の画質よりも向上させるこ
とができる。
【0079】また、動き予測部32で、更新位置情報C
のブロックの値が“00”のブロックに対してのみ、動
き予測を行なうようにすることにより、誤った動きベク
トルを選択することがなくなり、かつ符号化の速度を向
上させることができる。
【0080】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る動画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 入力画像合成部に入力される部品画像データ
を説明する図である。
【図3】 入力画像合成部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 更新位置情報生成部の構成を示すブロック図
である。
【図5】 符号化部の構成を示すブロック図である。
【図6】 入力画像合成部の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】 更新位置情報生成部の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】 各時間における部品画像データO1およびO
2ならびに合成画像データSの一例を示す図である。
【図9】 時間t0における更新位置情報生成部の処理
を説明するための図である。
【図10】 時間t1における更新位置情報生成部の処
理を説明するための図である。
【図11】 時間t2における更新位置情報生成部の処
理を説明するための図である。
【図12】 符号化部の動作を説明するフローチャート
である。
【図13】 部品画像データが3枚の場合の更新位置情
報生成部の動作を示すフローチャートである。
【図14】 従来の動画像データの合成処理を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 入力画像合成部、2 符号化部、3 動画像デー
タ、4 動画像データ、5 切出し装置、6 画像デー
タ、7,21 形状情報、8 人物領域、9 時間制御
部、10,11,15,19 スイッチ、12,13,
14,16,31フレームメモリ、17 更新位置情報
生成部、18 制御部、20 メモリ、24 変換部、
25 量子化部、26 符号化制御部、27 可変長符
号化部、28 多重化部、29 逆量子化部、30 逆
変換部、32 予測部、33 差分処理部、34 加算
処理部、41 処理P0部、42 処理P1部、43
処理P2部、A 順序情報、B 更新フラグ、C,Ca
更新位置情報、Do 符号化データ、O1,O10,
O2,O20,Oi 部品画像データ、S,Sa合成画
像データ、T 合成タイミングフラグ、T1,T1a,
T1b,T2a,T2b,Ti 表示時間、img3,
img4 動画像データ、obj1 符号化データ、t
0,t1,t2,ta 時間。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CA19 CB08 CB12 CB16 CE06 CE08 CE09 CG02 CG05 CH09 CH11 5C023 AA11 AA17 AA27 AA28 BA02 BA11 BA19 CA03 CA08 DA01 DA08 EA03 5C059 KK01 KK11 MA00 MB01 MB22 MB26 MD02 ME01 NN01 NN21 NN23 NN28 PP04 PP28 PP29 RC16 RC19 RC26 SS01 TA53 TB08 TC11 TC43 TD18 UA02 UA05 UA31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の動画像データを受け、前記複数の
    動画像データを合成し、合成画像データを出力する入力
    画像合成部と、 前記入力画像合成部に接続され、前記合成画像データを
    受け、前記合成画像データを符号化する符号化部とを含
    む、動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記入力画像合成部は、前記複数の動画
    像データの重ね合わせ順序を示す順序情報および前記複
    数の動画像データを受け、前記順序情報に基づいて前記
    複数の動画像データを合成する、請求項1に記載の動画
    像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記入力画像合成部は、前記複数の動画
    像データにそれぞれ対応して設けられ前記複数の動画像
    データが表示されるべき時間をそれぞれ表わす複数の表
    示時間および前記複数の動画像データを受け、前記表示
    時間に基づいて前記複数の動画像データを合成する、請
    求項1に記載の動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記入力画像合成部は、前記複数の動画
    像データにそれぞれ対応して設けられ前記複数の動画像
    データが表示されるべき時間をそれぞれ表わす複数の表
    示時間、前記複数の動画像データおよび前記順序情報を
    受け、前記複数の表示時間および前記順序情報に基づい
    て、前記複数の動画像データを合成し、かつ、いずれの
    動画像データが更新されているかを示す更新フラグを出
    力する合成部と、 前記合成部に接続され、前記複数の動画像データ、前記
    複数の表示時間および前記更新フラグを受け、前記複数
    の動画像データ、前記複数の表示時間および前記更新フ
    ラグに基づいて、前記合成画像データを構成する複数の
    ブロックのうち更新されたブロックを表わす更新位置情
    報を生成する更新位置情報生成部とを含む、請求項1に
    記載の動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記符号化部は、前記入力画像合成部に
    接続され、前記入力画像合成部より前記合成画像データ
    および前記更新位置情報を受け、前記更新位置情報に基
    づいて、前記合成画像データを符号化する、請求項4に
    記載の動画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記更新位置情報生成部が生成する前記
    更新位置情報は、前記合成画像データの各ブロックがど
    の動画像データを含むかを示すデータを含む、請求項4
    または5に記載の動画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記符号化部は、前記更新位置情報に基
    づき定められる方法で量子化を行ない、前記合成画像デ
    ータを符号化する、請求項6に記載の動画像符号化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記符号化部は、前記更新位置情報に基
    づき定められる動き予測方法を用いて、前記合成画像デ
    ータの符号化を行なう、請求項6または7に記載の動画
    像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記入力画像合成部は、前記合成画像デ
    ータにローパスフィルタを施し出力する、請求項1〜8
    のいずれかに記載の動画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 動画像データを受け、前記動画像デー
    タを予め定められたサイズのテンプレートを用いて切出
    し、切出した動画像データを前記入力画像合成部に供給
    する切出し装置をさらに含む、請求項1〜9のいずれか
    に記載の動画像符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013078030A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Panasonic Corp 画像送信装置

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