JP2001160767A - 無線装置における識別送受信の方法 - Google Patents

無線装置における識別送受信の方法

Info

Publication number
JP2001160767A
JP2001160767A JP34276799A JP34276799A JP2001160767A JP 2001160767 A JP2001160767 A JP 2001160767A JP 34276799 A JP34276799 A JP 34276799A JP 34276799 A JP34276799 A JP 34276799A JP 2001160767 A JP2001160767 A JP 2001160767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
frequency
signal
radio
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34276799A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Ito
三郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKI DENKI COMM SYSTEMS KK
OKI DENKI COMMUNICATION SYSTEMS KK
Original Assignee
OKI DENKI COMM SYSTEMS KK
OKI DENKI COMMUNICATION SYSTEMS KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKI DENKI COMM SYSTEMS KK, OKI DENKI COMMUNICATION SYSTEMS KK filed Critical OKI DENKI COMM SYSTEMS KK
Priority to JP34276799A priority Critical patent/JP2001160767A/ja
Publication of JP2001160767A publication Critical patent/JP2001160767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線装置において、効果的な無線識別信号を
用いることにより携帯装置の小型軽量化を図る。 【解決手段】 データを無線送信する質問器20と、デ
ータを受信し応答を質問器20に送信する応答器30と
を備えた、無線装置における識別送受信の方法であっ
て、複数の無線周波数f1,f2,f3とそれらの信号
を送信する時間枠である複数のタイムスロットt1,t
2,t3とを組み合わせて無線識別信号を構成し、質問
器20から主信号であるデータの送出前に、その無線識
別信号を送信するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤレスカー
ド等の携帯無線装置、特定小電力無線装置、微弱無線シ
ステムおよびその他の移動無線システムの識別送受信の
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤレスカード等を利用した無線シス
テムは、自動改札システム、自動入退室管理システム等
の各方面で利用されている。いま、図1の自動入退室管
理システムを例にとり、そのシステムの概略を説明す
る。質問器40は電波を発射し又は応答器50より再発
射された電波を受信するための送受信装置であり、常時
または間欠的にデータを無線送信している。応答器50
は例えば携帯無線カードであり、これが受信エリアに入
り質問器40からのデータを受信しデータ内容を確認し
目的とする対称物と判断すると、質問器40へ応答を送
信する。質問器40は応答器50からの信号を受信しそ
の受信データからIDを識別確認し、該当する応答器か
らと判断されたら電子錠装置60に対して開錠指令を出
す。
【0003】従来、応答器50は、図2に示すように、
アンテナ51、受信部52、受信レベル検出部53、デ
ータ復調部54、及びCPUを中心としたデータ制御部
55等で構成されており、通常は、低消費電力化をはか
るためデータ復調部54、データ制御部55等の電源を
OFFにし、CPUは動作停止状態のスリープモードと
なっている。応答器50が質問器40からの通信エリア
に入ると受信レベル検出部53がONとなり、これがト
リガとなってCPUのスリープモードを解除し、データ
復調部54、データ制御部55の電源をONさせて質問
器40からのデータを受信する。そして、受信したデー
タが目的とする質問器からと判断すると、応答のための
送信を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の携帯無線カード(応答器)では、次のような
問題があった。第1の問題は、応答器の小型化、軽量化
に関するものである。質問器は複数設置されることが多
く、一方、応答器はあらゆる場所に移動されることか
ら、応答器が他のシステムの複数の質問器の通信エリア
に入る機会が非常に頻繁にある。その場合、全く別なシ
ステムからの干渉電波を受信してしまう可能性がある。
そのような電波を一旦受信すると、その度、受信した電
波が当該当の質問器からのものかデータ内容確認を行う
ことが必要となり、データ復調部、データ制御部等の応
答器の内部回路の大部分に電源が投入されてデータ内容
を確認することになる。応答器は、いろいろな場所へ携
帯されるので、頻繁にこの動作が行われていると考えら
れ、従って、その超低消費電力化を図るのが困難で、そ
れが応答器の小型化、軽量化を阻害していた。第2の問
題は、応答器が無線周波数の干渉に対して弱いという点
である。質問器からの無線周波数は1波しかなくその周
波数と同じ周波数で干渉すると、データ誤りを生じて応
答器が正しくデータを復調できない。このため、質問器
と応答器の間の通信が成立しなくなったり、通信品質が
大幅に劣化することがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決することを目的とし、以下の構成を採用する。データ
を無線送信する質問器と、前記データを受信し応答を前
記質問器に送信する応答器とを備えた、無線装置におけ
る識別送受信の方法であって、複数の無線周波数とそれ
らの信号を送信する時間枠である複数のタイムスロット
とを組み合わせて無線識別信号を構成し、前記質問器か
ら主信号であるデータの送出前に該無線識別信号を送信
する。前記無線識別信号は、ある周波数が必ず先頭のタ
イムスロットで送信される。先頭のタイムスロットに続
く第2タイムスロット以降のタイムスロットでは、信号
が何も送信されていないか、または1つの周波数だけが
送出されている。前記無線識別信号として、予め定めら
れた複数の無線周波数の中からいくつかを選択して使用
する。前記無線識別信号は、同じ無線周波数をタイムス
ロットに連続的に又は離散的に割り当てる。前記応答器
が、前記主信号データを受ける受信部及びそれを復調す
るデータ復調部を含むデータ受信系と、該データ受信系
を制御するCPUを備えたデータ制御部とを有するもの
において、該応答器は、前記質問器から所定の信号を受
信するまでは、前記データ受信系を電源OFFの状態と
し、かつ、前記CPUを動作停止状態のスリープモード
として待機している。前記応答器は、前記無線識別信号
の組み合わせに応じた周波数の同調部と、送出されたタ
イムスロットに応じた遅延時間を持つ遅延部と、受信し
た複数の周波数の信号レベルを検出する検出部とを有
し、前記検出部が同時に規定レベル以上の信号を検出し
た時のみ前記質問器からの信号と判断して、前記CPU
のスリープモードを解除し、かつ前記データ受信系を電
源ONとする。前記主信号データを、先行する前記無線
識別信号の周波数のうちの何れか1つと同じ周波数で送
出する。前記主信号データを、先行する前記無線識別信
号の複数の周波数と同じ周波数で、かつタイミングが重
ならないようにして複数回送出する。前記応答器は、前
記無線識別信号を構成する各周波数の受信レベルを比較
選択するレベル比較器を有し、該比較器で選択された受
信レベルの強い方の主信号データを復調する。前記無線
識別信号を前記複数の無線周波数と前記タイムスロット
とを組み合わせて複数作り、それらをいくつかの応答器
からなるグループ毎に対応させる。前記無線識別信号を
発生させるために、周波数混合器を使用する。前記周波
数混合器の入力信号周波数は、前記主信号データ送信用
の周波数と前記無線識別信号用の周波数である。前記デ
ータ送信用周波数を抑圧して前記無線識別信号用周波数
の上側波および下側波を送信する。前記データ送信用周
波数を抑圧せずに前記無線識別信号用周波数の上側波お
よび下側波を送信する。前記応答器における前記無線識
別信号の検出において、前記データ送信用周波数ととも
に、前記無線識別信号用周波数の上側波および/または
下側波を検出する。前記データ送信用周波数の検出を、
前記主信号データを受信するための受信部を利用して行
う。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明のいくつかの実施
の携帯を図を参照しながら説明する。 実施の形態1.図3はこの発明の実施の形態1を示す携
帯無線カードを利用した無線装置のブロック構成図およ
び動作説明図である。質問器(送信系)20は、複数の
発振器を切り替えて異なる周波数信号を送信するように
構成することもできるが、ここでは、一般に複数周波数
を使用する場合にコスト、大きさの面で有利である、
「VCO(電圧制御発振器)」と「PLL(フェーズロ
ックドループ)」とを利用した例を示した。
【0007】すなわち、質問器20は、CPU等より構
成されるデータ制御部1、データ変調部2、送信部3、
アンテナ4、VCO(電圧制御発振器)5、PLL(フ
ェーズロックドループ)6等で構成されている。データ
制御部1の出力の1つはデータ変調部2に接続され、デ
ータ変調部2からの出力は送信部3を経てアンテナ4に
接続される。また、データ制御部1の周波数設定出力は
PLL6に接続され、PLL6はVCO5と相互に信号
を送受するようになっており、VCO5の出力はデータ
変調部2に接続される。さらに、もう1つのデータ制御
部1の出力が、送信部3のON/OFF端子に接続され
る。
【0008】質問器20から送信される無線識別信号の
組み合わせは、無線周波数とその周波数信号を送る時間
枠(タイミング枠)であるタイムスロットの数が多いほ
ど多くなるが、ここの例では、無線周波数はf1,f
2,f3の3波の内、f1とf3の2波を割り当て、タ
イムスロットはt1,t2,t3の内のt1とt3の2
つを使用した。なお、このように、無線識別信号に用い
る無線周波数を現在使用に供する数より余分に設定して
おくと、将来、携帯無線カードの総数が多くなった場合
にも容易に対応することが可能となる。
【0009】携帯無線カード30(応答器、受信系)
は、アンテナ4、受信部7、データ復調部8、CPUを
有したデータ処理部9、周波数同調部10-1,10-3、遅延
部11-1,11-3、レベル検波部12-1,12-3、一致検出部13
等から構成されている。アンテナ4は受信部7に接続さ
れ、受信部7の出力はデータ復調部8の入力となり、そ
の出力はデータ処理部9に接続される。また、アンテナ
4は無線周波数f1に同調する周波数同調部10-1に接続
され、周波数同調部10-1の出力は、遅延部11-1およびレ
ベル検波部12-1を介してレベル検波部12-1の入力とな
り、レベル検波部12-1の出力が一致検出部13の入力と
なる。なお、無線周波数f3に同調する系統もほぼ同様
な接続となっている。そして、一致検出部13の出力が
データ処理部9の割り込み入力となっている。
【0010】この実施の形態1は、質問器20から主信
号データを送信する前(頭)に、複数の周波数の内の設
定された複数の周波数で、かつ複数のタイムスロットの
内設定された一定の時間枠(タイムスロット)で、無線
識別信号を送信することが特徴である。この無線識別信
号は、先頭のタイムスロットでは必ずある周波数が送信
され、先頭以降のタイムスロットには、設定された周波
数1波のみが送信されているか、なにも送信されていな
いかである。受信側では、あらかじめ設定された周波数
(この例ではf1,f3)のみを受信し、受信した信号
を送信タイミングに応じた遅延時間回路を通すことによ
り、同じ時間帯に周波数f1と周波数f3の信号レベル
の一致を検出する方法を採用している。次に、この装置
の動作を説明する。
【0011】(a)質問器の動作 質問器20は、図3の中ほどにある送出タイムチャート
の図に従い、f1,f3の周波数それぞれに決められた
タイミングで、信号を送信するものである。質問器20
は、この送出タイムチャートに従い、ある決められた時
間毎または不定期にデータを繰り返し送信するものであ
る。なお、データには、識別用のID等が含まれてい
る。詳細な質問器の動作を、図3の例で説明すると次の
様になる。 1)データ制御部1は、データを送信する前に、PLL
6に対して周波数f1を設定し、その設定が終わったら
送信部3に対して送信ON命令を出す。 2)送信ON命令を受けた送信部3は、VCO5及びデ
ータ変調部2を介して周波数f1で無線キャリアまたは
変調キャリアを送出する。その送信時間は、タイムスロ
ットt1の時間幅である。なお、タイムスロットt1,
t2,t3は、すべて同じ時間幅である。 3)タイムスロットt2の区間は、送信をOFFにする
とともに、PLL6により周波数f3を設定する。 4)タイムスロットt3になったら、先程と同様に送信
部3をONとして周波数f3で無線キャリアまたは変調
キャリアを送出する。そして、タイムスロットt3の時
間が経過したら送信をOFFにする。 5)タイムスロットがデータの区間になったら、主信号
データを周波数f1で送信する。 6)以上の動作を繰り返す。
【0012】(b)携帯無線カードの動作 携帯無線カード30には、質問器20から送られた図3
に示す送出タイムチャートのf1,f3の周波数が入力
される。携帯無線カード30は、このタイムチャートに
従いある決められた時間毎または不定期にデータを繰り
返し受信する。携帯無線カードはおおよそ図5のフロー
に従って動作し、その詳細は次の様になる。 1)携帯無線カード30は、質問器20の通信エリア外
では、その消費電力を減らすため、消費電力の大きい受
信部7、データ復調部8、データ処理部9等の主要構成
部の電源をOFFした状態で待機している。また、デー
タ処理部9のCPUは動作停止のスリープモードに入っ
ており、携帯無線カード30はほとんど電源を消費しな
いモードとなっている。 2)携帯無線カード30が質問器20の通信エリアに入
ると、まず、時間的に先に送信されている周波数f1は
同調部10-1に入力され、f1以外の周波数成分が除去さ
れる。同調部10-1を通過したf1の信号は遅延部11-1に
入り、時間t=2(2タイムスロット分)遅延されてレ
ベル検波部12-1の入力となる。レベル検波部12-1は受信
入力レベルの有無を検出し、その結果が一致検出部13
へ入力される。一方、f3の信号も、同調部10-3、遅延
部11-3、レベル検波部12-3を経て一致検出部13へ入力
される。ただし、f3の遅延部11-3での遅延時間は0で
ある(時間t=0)。この場合、f1とf3の遅延部出
力は、それぞれ送信タイミングに応じた遅延量となって
いるため、それぞれの遅延部を出た出力は同時となる。 3)一致検出部13は、f1側とf3側入力とから同時
にレベル検出入力があるとデータ処理部9のCPUに割
り込み信号を送出する。この割り込み信号が入るとCP
Uのスリープモードは解除され、受信部7、データ復調
部8およびデータ処理部9の電源をONとする命令が出
され、それらがON状態となる。 4)そして、受信部7及びデータ復調部8により、質問
器20からの主信号データを受信してそのデータの内容
を照合し、それが満足するものであるば質問器20に応
答して必要な通信を行う。通信が終了すれば再び受信部
7、データ復調部8、データ処理部9等の電源をOFF
として待機モードとなる。なお、図3のタイムチャート
の「C」の区間は、データ復調部8、データ処理部9の
電源が入り、主信号データ受信する準備を行う区間であ
り、その時間はこれらが確実に受信準備できる時間幅と
する。
【0013】図4は、図3におけるf3の送信タイムス
ロットを変化させたもので、ここではf3がタイムスロ
ットt2に割り当てられている。この場合には、2つの
レベル検波部には時間的にf1よりもf3のほうが1タ
イムスロット分早く信号が到達することになるため、一
致検出部13で一致が検出されず、データ処理部9に割
り込み信号は送出されない。従って、受信部7、データ
復調部8、データ処理部9の電源はONとならず待機状
態のままとなり、低電力消費が確保される。なお、周波
数が3波(f1,f2,f3)でその内の2波を使用
し、タイムスロットが3つでその内の2つを使用する場
合、無線識別信号の組み合わせは下記の通り12種類と
なる。
【0014】
【表1】
【0015】周波数の組み合わせの種類及びタイムスロ
ット数を増やせば、さらに大幅に組み合せが増大するこ
とになる。例えば、周波数が3波(f1,f2,f3)
でその内の2波を使用し、タイムスロットが4つでその
内の2つを使用する場合、無線識別信号の組み合わせは
下記の通り18種類となる。
【0016】
【表2】
【0017】なお、携帯無線カード30の各周波数同調
部、各遅延部、各レベル検波部は、例えば、図6の様な
回路で実現できる。たとえば、無線周波数f1は、周波
数同調部10-1のL,Cより同調を選択され遅延部11-1に
送出される。遅延部11-1にはSAWフィルターまたは遅
延線等があり、所定のタイムスロット分信号が遅延され
る。レベル検波部12-1では遅延部11-1からの信号をダイ
オードでレベル検波し、この検波電圧をコンパレータで
設定電圧と比較することによりレベル検出を行う。これ
らは、無線周波数f3の系統についても同様である。な
お、遅延部にはシフトレジスタ等が使用できる。また、
これらの構成順序において、遅延部とレベル検波部は順
序が逆となっても良い。
【0018】次に、従来方式と本発明の方式とにおける
消費電力の比較を行う。比較条件は次のとおりで、1時
間(3,600秒)をもって比較する。 従来方式の場合: 待機電流(受信入力検出部+CPU)=1mA 受信動作電流(データ復調+データ処理)=20mA 受信動作間隔および動作時間=2分に1回で1秒動作 1時間当たりの使用電流=1mA×3600秒+20m
A×30回×1秒=4200mA・秒 本発明方式の場合: 待機電流(無線識別検出+CPU)=0.2mA 受信動作電流(データ復調+データ処理)=20mA 受信動作間隔および動作時間=20分に1回で1秒動作 (仮に従来方式の1/10の動作間隔とする。) 1時間当たりの使用電流=0.2mA×3600秒+2
0mA×3回×1秒=780mA・秒 以上のように、本発明方式の場合、携帯無線カード30
の動作間隔を従来方式の1/10とすると、総使用電流
は、780/4200≒0.186となり、従って電力
消費量は従来方式の約1/5になる。
【0019】以上のように実施の形態1によれば、質問
器20から主信号データを送信する前(頭)に、複数の
周波数の内から選択設定されたいくつかの周波数を、複
数のタイムスロットの内選択設定された一定のタイムス
ロットで送信することとし、しかも複数の周波数を同時
には送信しないようにしたので、構成が簡単となる。ま
た、携帯無線カード30は、あらかじめ設定された周波
数とタイムスロットとに一致した時のみしか、電力消費
の多い受信系の電源がONされないので、大幅な低消費
電力化が期待できる。例えば、上述の場合、その組み合
わせは12組あるので、複数の質問器があっても、携帯
無線カードが所定の信号を受信して、その受信系まで電
源をONする確率は1/12となる。周波数およびタイ
ムスロットの組み合わせを増やせば、さらにその確率が
減り、より大幅な低消費電力化を達成することが期待で
きる。
【0020】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2を示す携帯無線カードを利用した無線装置のブロッ
ク構成図および動作説明図である。質問器(送信系)2
0の構成は図1の場合と同じとし、また、携帯無線カー
ドの30構成は、f3に関する経路を除いて、図1と基
本的に同じである。すなわち、f3の受信系が、周波数
同調部10-3から遅延部11-31およびレベル検波部12-31を
介して一致検出部13に至る経路と、周波数同調部10-3
から遅延部11-30およびレベル検波部12-30を介して一致
検出部13に至る経路と2つに別れて、一致検出部13
の入力がf1を含めて3つになった点が異なる。先の実
施の形態1の送信制御方法では、無線識別信号を構成す
る各周波数を、複数タイムスロットの内設定された所定
のタイムスロットを各1つ使って無線伝送(送信)する
ようにしていたのに対し、実施の形態2では、同一無線
周波数について、複数のタイムスロットにわたる送信
(連続していても分散していても良い)も許容するよう
にしたものである。
【0021】続いて、この装置の動作を図7を用いて説
明する。 (a)質問器(送信系)の動作 質問器20の動作は、図7に示す送信パターンにより周
波数設定と送信制御を行うものである以外は、図4の場
合と同じなので、詳細説明は省略する。 (b)携帯無線カード(応答器、受信系)の動作 携帯無線カード30の動作は、基本的に実施の形態1と
同じであり、従って、それと相違する周波数f3を検出
する部分について説明する。 1)携帯無線カード30に入力された周波数f3は、周
波数同調部10-3に入力されf3以外の周波数成分は除去
される。そして、周波数同調部10-3を通過したf3の信
号は、2つに分岐され、一方は遅延部11-31に、他方は
遅延部11-30に入力される。 2)遅延部11-31に入った信号は、タイムスロット1個
分に相当する時間(t=1)だけ遅延されレベル検波部
12-31の入力となる。 3)一方、遅延部11-30に入った信号は、遅延なしに
(t=0)レベル検波部12-30の入力となる。 4)一致検出部13では、f1に関するレベル検波部12
-1と、f3に関する2つのレベル検波部12-31、12-30と
からの信号を取り込み、同時に同じレベルの入力がある
判断すると、データ処理部(CPU)に割り込み信号を
送出する。 5)この割り込み信号が入るとCPUのスリープモード
は解除され、受信部7、データ復調部8、データ処理部
9の電源をONとする命令を出し、それらをON状態と
する。 6)そして、質問器20からの主信号データを受信して
そのデータ内容を照合し、もし内容が該当すれば応答し
て必要な通信を行う。通信が終了すれば再び受信部7、
データ復調部8、データ処理部9等の電源をOFFとし
て待機モードとなる。
【0022】図8は、図7におけるf1とf3を送信す
るタイムスロットを異ならしめたものである。この場合
には、一致検出部13の出力が図示のように不一致とな
って、携帯無線カード30は待機状態を維持する。な
お、周波数が3波(f1,f2,f3)の内の2波であ
って、タイムスロットが3つの場合、実施の形態2に対
応する無線識別信号の組み合わせは、下記のようにな
る。
【0023】
【表3】
【0024】さらに、周波数が3波(f1,f2,f
3)の内の2波であって、タイムスロットが4つの内の
3つを使用する場合、実施の形態2に対応する無線識別
信号の組み合わせは、下記の通りである。なお、この場
合には、組み合わせ数が多いためその一部分を示す。
【0025】
【表4】
【0026】以上の様に実施の形態2によれば、質問器
20からデータを送信する前(頭)に、複数の周波数の
内の設定されたいくつかの周波数を送信するに際して、
ある周波数を複数のタイムスロットにわって送信するの
で、携帯無線カード30の遅延部とレベル検出部とにわ
ずかな回路の追加をするだけで、実施の形態1の場合よ
りさらに多くの組み合わせを得ることが可能となる。従
って、質問器20が該当する信号のみを受信する割合が
向上し、より大幅な低消費電力化がはかれることが期待
される。加えて、実施の形態1に比べ、他システムから
の干渉波および雑音に対しても強くなる。
【0027】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3を示す携帯無線カードを利用した無線装置のブロッ
ク構成図および動作説明図である。ここで、質問器(送
信系)20の構成は、図3の場合と同じ構成であるので
その説明は省略する。また、携帯無線カード30の構成
については、図3に示したものに、レベル比較部14、
VCO5およびPLL6が追加されたものである。そし
て、2つのレベル検波部12-1,12-3 の出力はレベル比較
部14の入力に接続され、レベル比較器14の出力はデ
ータ処理部9に接続される。また、VCO5とPLL6
は相互に送受信するように接続され、VCO5の出力は
受信部7に接続される。さらに、データ処理部9の出力
の一つがPLL6への入力の1つされている。以上の点
が図3の携帯無線カード30と異なるのみで、その他の
構成については同じである。
【0028】この実施の形態3は、質問器20から送信
された周波数f1、f3の受信レベルを比較して、受信
レベルの高い方の周波数の主信号データを受信して復調
データとすることを特徴とするものである。 (a)質問器(送信系)の動作 質問器20の動作は、図9の送信パターンにより周波数
設定と送信制御を行うものである以外は、実施の形態1
と同じであるので詳細説明は省略する。なお、ここ特徴
的なのは、図5の送信パターンに示すように、周波数f
1で主信号データが送信されるとともに、同じ主信号デ
ータが時間を異にして周波数f3でも送信されることで
ある。 (b)携帯無線カード(応答器、受信系)の動作 携帯無線カード30の動作は、基本的に実施の形態1と
同じであるので、ここではそれと相違する動作を説明す
る。 1)携帯無線カード30に入力された周波数f1および
f3は、レベル検波部12-1,12-3 でそれぞれレベル検出
される。この2つの出力は、レベル比較部14に入りど
ちらの周波数のレベルが強いか判定される。なお、以下
の説明では、f3が強いとする。 2)一致検出部13で同時に同レベルの信号か検出され
るとその一致出力がONとなり、割り込み信号がデータ
処理部9に入り、CPUのスリープモードを解除し、受
信部7、データ復調部8、データ処理部9の電源がON
となる。さらに、データ処理部9はレベル比較器14か
らの出力を読み込み、PLL6部に対して受信周波数と
してf3を設定するよう命令を出す。 3)これにより、受信部7はVCO5から受信レベルの
強い方の主信号データを受信するように設定され、従っ
て、f3の主信号データを受信しそれをデータ復調部8
で復調する。 4)それ以降の動作は、実施の形態1と同じである。
【0029】以上の様に実施の形態3では、質問器20
から主信号データを周波数を変えて複数回送出させ、携
帯無線カード30にはレベル比較器14を追加して、受
信レベルの高い周波数のデータを受信して復調する方法
とした。これにより、実施の形態1で得られる効果に加
え、常に受信レベルの強い方のデータを復調することか
ら通信品質が向上するとともに、データの再送処理等が
不要になり、電力消費の低消費化がより促進される。な
お、通信品質の向上を図るために、一致検出部13が一
致を検出したら周波数f1およびf3の両方のデータを
受信し、データ誤りの無い方を選択する方法も考えられ
る。しかし、その場合にはデータ受信時間が2倍となる
ので、低消費電力化の点で実施の形態3に比べ不利とな
ることは否めない。
【0030】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4を示す携帯無線カードを利用した無線装置のブロ
ック構成図および動作説明図である。ここで、質問器
(送信系)20は、図3におけるVCO5とPLL6と
を、LOC OSC(ローカル発振器)15、識別OS
C16およびMIX(周波数混合器)17に置き換え、
これらによって複数の周波数を得るようにしたものであ
る。また、携帯無線カード30の構成は、図10に示す
ような組み合わせの無線識別信号を受信できる様にした
ものである。すなわち、+f3の周波数信号に関する、
周波数同調部10-11、遅延部11-11,11-12、およびレベル
検波部12-11,12-12の経路と、−f3の周波数信号に関
する、周波数同調部10-21、遅延部11-21,11-22、および
レベル検波部12-21,12-22の経路とを備え、各レベル検
波部からの出力を一致検出部13の入力とするものであ
る。携帯無線カード30のその他の構成は、図3の場合
と同じである。
【0031】この実施の形態4は、先の実施の形態1〜
3における無線識別周波数の発生方法を変更したもの
で、主信号データを送出する無線周波数f0を中心とし
て、識別OSC16で設定された周波数の分だけ上側周
波数(上側帯波)と下側周波数(下側帯波)とを、同時
に無線識別信号として送信することを特徴とする。な
お、f0は抑圧して送信あるいは抑圧せずに送信のいず
れも可能であるが、図10は抑圧した例を示している。
なお、図11が、周波数f0を抑圧しないで送信する場
合を示している。
【0032】(a)質問器(送信系)の動作 質問器20の動作は、図10に示すように、無線識別用
タイムスロット区間で、主信号データを送信する無線周
波数f0に識別OSC16の周波数+f3と−f3を混
合することにより、無線識別信号を送信するものであ
る。 (b)携帯無線カード(応答器、受信系)の動作 携帯無線カード30の動作は、図7の携帯無線カードを
一部変更したものに等しく、具体的には図7の携帯無線
カードからf1の受信経路をなくし、かつ図7の携帯無
線カードのf3の受信経路を、+f3と−f3の周波数
の受信経路で置き換えたものである。そして、+f3と
−f3の周波数の受信経路をそれぞれ2つに分けて、各
遅延部での遅延時間を送信タイムスロットに対応させて
設定したものである(図10参照)。従って、その動作
は実施の形態2のそれに準ずるものであり、ここでは携
帯無線カード30の詳細な説明を省略する。
【0033】なお、図12は識別OSC16の無線周波
数の一部をf3からf2へ切り替えた例を示したもので
ある。この場合、携帯無線カード30には、+f2と−
f2に関する周波数同調部、遅延部及びレベル検波部の
追加が必要になる。ただし、+f3と−f3に関する受
信経路はそれぞれ1経路で済む。
【0034】実施の形態4によれば、質問器20からの
周波数f1、f2、f3の3波のうちの1波(ここでは
f3)をデータ送出周波数f0に混合(MIX)して送
出し、+f3と−f3の一致検出をすることで、第1の
実施例の効果に述べたと同等の、無線区間での識別数を
確保することができる。また、データ送出周波数f0を
抑圧しないで送信し、携帯無線カードで、+f3,f
0,−f3の一致検出をすれば、さらに大幅に誤検出を
低減できる。ただし、+f3,f0,−f3を検出する
方法は、携帯無線カード30の規模が多少大きくなるの
で、例えば、+f3とf0またはf0と−f3を検出す
るようにすれば回路規模がそれほど大きくならずに済む
であろう。また、周波数f0の周波数同調部10-11,10-2
1を主信号データの受信部7と共用すれば、携帯無線カ
ード30内の回路を少なくすることができ、低消費電力
化及び小型軽量化が促進される。
【0035】この発明は、主にID認識が必要な携帯無
線カード(機器)の低消費化を行うもので、電力低消費
化により電池容量を減らすことができ、これにより携帯
無線カードの小型、軽量化を一層促進させようとするも
のである。そのため、本発明は小型化、軽量化が必要な
携帯無線カード(機器)すべてに利用可能で、また、I
D認識が必要としないシステムでも利用できる。
【0036】その使用例として、既に、自動改札システ
ムと自動入退管理システムを説明したが、その他の次の
ような利用も可能である。 (1)位置検出システム(より具体的には遊園地、イベ
ント会場、デパート等の施設での迷子防止システム) 私説遊園地内の主要ポイントに質問器を設けておき、応
答器を付けた子供が付近を通るとIDを返答するシステ
ムである。これによれば、子供が遊園地内のどこにいる
か常に把握できる。この場合、応答器は子供が持つた
め、できるだけ小型軽量とすべきである。 (2)物流管理システム 応答器に予めIDと品物の内容を書き込んだものを記憶
しておき、質問器を各物流チェックポイント(品物の積
み下ろし場所等)に置いておけば、梱包を外すことなく
通過経路や内容がわかるシステムである。この場合は、
応答器を電池で動作させることが必須であることに加
え、応答器がいろいろな電波環境のところに流通される
可能性があるので、余分な電源消費をしないよう、電波
干渉や雑音に強いことが必須となる。なお、無線識別用
タイムスロット部分を、例えば行き先別にコード化して
おけば、さらに物流管理を効率化でき低消費電力化が期
待できる。 (3)グループ呼び出しシステム 企業内等で無線識別タイムスロット部分の割り当てをグ
ループ毎にコード化し、そのコードに対応する携帯無線
カードを各人に持参させておく。そして、一斉呼び出し
が必要な場合には、質問器が所定のコードで呼び出せ
ば、それに対応するグループが一斉に呼び出せる。
【0037】以上、この発明の実施の形態を具体的に説
明してきたが、この発明は上記実施の形態に示された装
置構成や無線識別信号に限定されるものではなく、この
発明思想内におけるそれらの種々の変形をも含むことは
いうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、応答
器の低消費電力化が図れるので、携帯無線カード等に使
用する電池容量を小さくでき、従って、携帯機器の必須
事項である小型、軽量化を促進させることができる。ま
た、複数の無線周波数と複数のタイムスロットを使用
し、それらの組み合わせが一致した時のみしか受信系が
立ち上がらないようにしたので、従来の周波数を1波し
か使用していないシステムに比べて、干渉波に対しても
強い利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 携帯無線カード利用した自動入退室管理シス
テムの説明図。
【図2】 従来の応答器の構成図。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す携帯無線カー
ドを利用した無線装置のブロック構成図および動作説明
図。
【図4】 図3の構成において、質問器から図3と異な
る組み合わせの無線識別信号が送られた場合の動作説明
図。
【図5】 図3における応答器の動作フロー図。
【図6】 図3における応答器各部の具体的な構成例を
示す回路図。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す携帯無線カー
ドを利用した無線装置のブロック構成図および動作説明
図。
【図8】 図7の構成において、質問器から図7と異な
る組み合わせの無線識別信号が送られた場合の動作説明
図。
【図9】 この発明の実施の形態3を示す携帯無線カー
ドを利用した無線装置のブロック構成図および動作説明
図。
【図10】 この発明の実施の形態4を示す携帯無線カ
ードを利用した無線装置のブロック構成図および動作説
明図。
【図11】 周波数f0を抑圧しない場合の無線識別信
号の例示図。
【図12】 図10の構成において、図10と異なる組
み合わせの無線識別信号の例示図。
【符号の説明】
1 データ制御部、2 データ変調部、3 送信部、4
アンテナ、5 VCO(電圧制御発振器)、6 PL
L(フェーズロックドループ)、7 受信部、8 デー
タ変調部、9 データ処理部、10-1,10-3 周波数同調
部、11-1,11-3遅延部、12-1,12-3 レベル検波部、11-3
0,11-31 遅延部、12-30,12-31 レベル検波部、11-11,
11-12,11-21,11-22 遅延部、12-11,12-12,12-21,12-22
レベル検波部、13 一致検出部、14 レベル比較
部、20 質問器、30 応答器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K012 AB05 AB12 AB19 AC09 AC11 AE12 BA07 5K067 AA03 AA42 AA43 BB32 CC13 CC22 DD02 DD15 DD17 DD43 DD44 EE02 EE10 EE22 EE35 EE71 FF16 GG07 HH22

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを無線送信する質問器と、前記デ
    ータを受信し応答を前記質問器に送信する応答器とを備
    えた、無線装置における識別送受信の方法であって、 複数の無線周波数とそれらの信号を送信する時間枠であ
    る複数のタイムスロットとを組み合わせて無線識別信号
    を構成し、前記質問器から主信号であるデータの送出前
    に該無線識別信号を送信することを特徴とする、無線装
    置における識別送受信の方法。
  2. 【請求項2】 前記無線識別信号は、ある周波数が必ず
    先頭のタイムスロットで送信されることを特徴とする、
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 先頭のタイムスロットに続く第2タイム
    スロット以降のタイムスロットでは、信号が何も送信さ
    れていないか、または1つの周波数だけが送出されてい
    ることを特徴とする、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記無線識別信号として、予め定められ
    た複数の無線周波数の中からいくつかを選択して使用す
    ることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記無線識別信号は、同じ無線周波数を
    タイムスロットに連続的に又は離散的に割り当てること
    を特徴とする、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記応答器が、前記主信号データを受け
    る受信部及びそれを復調するデータ復調部を含むデータ
    受信系と、該データ受信系を制御するCPUを備えたデ
    ータ制御部とを有するものにおいて、該応答器は、前記
    質問器から所定の信号を受信するまでは、前記データ受
    信系を電源OFFの状態とし、かつ、前記CPUを動作
    停止状態のスリープモードとして待機していることを特
    徴とする、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記応答器は、前記無線識別信号の組み
    合わせに応じた周波数の同調部と、送出されたタイムス
    ロットに応じた遅延時間を持つ遅延部と、受信した複数
    の周波数の信号レベルを検出する検出部とを有し、 前記検出部が同時に規定レベル以上の信号を検出した時
    のみ前記質問器からの信号と判断し、前記CPUのスリ
    ープモードを解除し、かつ前記データ受信系を電源ON
    とすることを特徴とする、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記主信号データを、先行する前記無線
    識別信号の周波数のうちの何れか1つと同じ周波数で送
    出することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記主信号データを、先行する前記無線
    識別信号の複数の周波数と同じ周波数で、かつタイミン
    グが重ならないようにして複数回送出することを特徴と
    する、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記応答器は、前記無線識別信号を構
    成する各周波数の受信レベルを比較選択するレベル比較
    器を有し、該比較器で選択された受信レベルの強い方の
    主信号データを復調することを特徴とする、請求項1記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記無線識別信号を前記複数の無線周
    波数と前記タイムスロットとを組み合わせて複数作り、
    それらをいくつかの応答器からなるグループ毎に対応さ
    せることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記無線識別信号を発生させるため
    に、周波数混合器を使用することを特徴とする、請求項
    1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記周波数混合器の入力信号周波数
    は、前記主信号データ送信用の周波数と前記無線識別信
    号用の周波数であることを特徴とする、請求項12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記データ送信用周波数を抑圧して前
    記無線識別信号用周波数の上側波および下側波を送信す
    る、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記データ送信用周波数を抑圧せずに
    前記無線識別信号用周波数の上側波および下側波を送信
    する、請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記応答器における前記無線識別信号
    の検出において、前記データ送信用周波数とともに、前
    記無線識別信号用周波数の上側波および/または下側波
    を検出する、請求項14又は請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記データ送信用周波数の検出を、前
    記主信号データを受信するための受信部を利用して行う
    ことを特徴とする、請求項16記載の方法。
JP34276799A 1999-12-02 1999-12-02 無線装置における識別送受信の方法 Pending JP2001160767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34276799A JP2001160767A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 無線装置における識別送受信の方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34276799A JP2001160767A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 無線装置における識別送受信の方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001160767A true JP2001160767A (ja) 2001-06-12

Family

ID=18356347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34276799A Pending JP2001160767A (ja) 1999-12-02 1999-12-02 無線装置における識別送受信の方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001160767A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118045A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Itoki Corp 人体通信端末装置及び人体通信端末装置の認証処理方法
US9165171B2 (en) 2002-08-22 2015-10-20 Sato Vicinity Pty Ltd Identification device and identification system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9165171B2 (en) 2002-08-22 2015-10-20 Sato Vicinity Pty Ltd Identification device and identification system
US9524457B2 (en) 2002-08-22 2016-12-20 Sato Holdings Corporation Identification device and identification system
JP2009118045A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Itoki Corp 人体通信端末装置及び人体通信端末装置の認証処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8115601B2 (en) Control device, RFID tag reading system and RFID tag reader
JP3905443B2 (ja) 通信システムおよび質問器
US7280833B2 (en) Mobile communication terminal, server, communication system, communication control method, and communication control program
US5929779A (en) Read/write protocol for radio frequency identification tags
CA2081752C (en) Transponder system
JP5680219B2 (ja) 携帯機
JPS6246281A (ja) 確認システム
CN102771166A (zh) 无线收发器、无线通信装置以及无线通信系统
CA2300120C (en) Vehicle-mounted device with sleep function for use in road-to-vehicle communication system
JPH1141135A (ja) 通信システム
US7222788B2 (en) Method for registering tickets and electronic ticket
US20050083177A1 (en) Communications unit
US8310344B2 (en) Long range radio frequency identification system
KR100774247B1 (ko) 액티브형, 세미 액티브/패시브형 rfid 태그의 충돌방지 방법 및 장치
JP2001160767A (ja) 無線装置における識別送受信の方法
US7149556B2 (en) Method and apparatus for optimized battery life and authentication in contactless technology
US8680966B2 (en) Long range radio frequency identification system
JPH11102419A (ja) リーダライタ
JPH08167014A (ja) 無線icカードおよびそれを用いた料金収受システム並びに無線icカードにおける電源制御方法
JPH08167090A (ja) 移動体識別方法
MXPA00001651A (es) Objeto portatil de comunicacion sin contacto que sigue dos vias de comunicacion, inductiva y hertziana.
JP2000011107A (ja) 無線カードリーダ・ライタ
JP2567809Y2 (ja) 非接触icカード式ゲート装置
JPH05314077A (ja) Idカード
JPH0785227A (ja) データキャリア通信制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090623