JP2001160727A - 回路基板 - Google Patents

回路基板

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JP2001160727A
JP2001160727A JP34207499A JP34207499A JP2001160727A JP 2001160727 A JP2001160727 A JP 2001160727A JP 34207499 A JP34207499 A JP 34207499A JP 34207499 A JP34207499 A JP 34207499A JP 2001160727 A JP2001160727 A JP 2001160727A
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JP
Japan
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circuit board
filter
capacitor
bypass capacitor
electromagnetic noise
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Application number
JP34207499A
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English (en)
Inventor
Takashi Oyama
隆 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で信頼性の高い回路基板を提供する。 【解決手段】 バイパスコンデンサC3が設けられた半
導体素子4と、バイパスコンデンサC3に接続されたフ
ィルタ5とを備えた回路基板において、フィルタ5は、
直列に接続された第1の容量素子C1及びリアクタンス
素子L1と、第2の容量素子C2とを並列に接続したも
のであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイパスコンデン
サが設けられた半導体素子と、バイパスコンデンサに並
列に接続されたフィルタとを備えた回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板は、LSIデバイスで発
生した電磁ノイズを、これの近傍に備えるバイパスコン
デンサ及びフィルタによって除去していた。
【0003】図3は、従来の回路基板の構成図である。
図3に示すように、従来の回路基板は、グランドプレー
ン3を有する主電源プレーン1上に、LSIデバイス4
及びそれの各電源端子に接続された複数のバイパスコン
デンサ(以下、「パスコン」と称する。)C3を搭載し
たサブ電源プレーン2と、ビーズインダクタL1,L2
及びコンデンサC1を有するT型フィルタなどの既成の
フィルタ6とを備えていた。
【0004】LSIデバイス4の駆動に伴い発生した電
磁ノイズは、各電源端子に接続されたパスコンC3によ
りある程度が除去される。しかし、パスコン3だけでは
LSIデバイス4で発生した電磁ノイズのすべてを除去
することができないため、それを既成のフィルタ6で除
去していた。
【0005】図4は、図3に示した回路基板のフィルタ
6の電磁ノイズの減衰特性を示す図である。なお、この
減衰特性はコンデンサC1及びパスコンC3の容量をた
とえば0.1μFとし、L1,L2としてたとえば村田
製作所製BLM21P331SGを用いて求めたもので
ある。
【0006】図4に示すように、従来の回路基板のフィ
ルタ6は、たとえば周波数が2.5×107Hz程度の
ときに、最も電磁ノイズが減衰している様子を示してお
り、この場合の減衰度は85dB程度である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回路基
板は、ビーズインダクタL1,L2及びコンデンサC1
からなるいわゆるT型フィルタを用いていたため高価な
ものであった。すなわち、ビーズインダクタは、所望の
インピーダンスを得るように調整することが困難である
ためコストがかかるからである。
【0008】また、T型フィルタは、規格などによりあ
らかじめ定められた特性の素子を用いている。そのた
め、フィルタのインピーダンスを、LSIデバイス毎に
設定することができなかった。したがって、従来の回路
基板は、LSIデバイスで発生した電磁ノイズを十分に
低減していたとは言い難く、信頼性を向上することが望
まれていた。
【0009】そこで、本発明は、安価で信頼性の高い回
路基板を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バイパスコンデンサが設けられた半導体
素子と、前記バイパスコンデンサに接続されたフィルタ
とを備えた回路基板において、前記フィルタは、直列に
接続された第1の容量素子及びリアクタンス素子と、第
2の容量素子とを並列に接続したものであることを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0012】図1は、本発明の実施形態の回路基板の構
成図である。図1に示すように、本実施形態の回路基板
は、グランドプレーン3を有する主電源プレーン1上
に、LSIデバイス4及びそれの各電源端子に接続され
た複数のパスコンC3を搭載したサブ電源プレーン2
と、ビーズインダクタL1及びコンデンサC1,C2を
有するフィルタ(以下、「π型フィルタ」と称する。)
5とを備えている。
【0013】なお、π型フィルタ5を構成するコンデン
サC1,C2の静電容量は、それぞれ異なる値を有して
おり、本実施形態では、たとえば、0.01μF,0.
1μFとしている。また、パスコンC3の各静電容量
は、0.1μFとしている。
【0014】さらに、図1において、π型フィルタ5と
LSIデバイス4とを接続する接続線のうち、π型フィ
ルタ5からπ型フィルタ5に近傍のパスコンC3までの
長さをD1、D1により発生するインダクタンス成分を
DLとしている。
【0015】また、D1は後述するように、一般に長い
ほど好ましいが、最大でも、たとえばEMI規格の上限周
波数(現状1GHz)の1/4波長未満とすることがよ
り好ましい。これは、D1により発生するインダクタン
ス成分DLにより、共振しないようにするためである。
【0016】また、D1を1/4波長未満とすれば、イ
ンダクタンス成分DL、ビーズインダクタL1及びコン
デンサC2により、従来、回路基板に用いていた既成の
T型フィルタと同様の機能を有することになる。そのた
め、インダクタンス成分DL、ビーズインダクタL1及
びコンデンサC2を有するフィルタとπ型フィルタ5と
からなる多段フイルタによって、電磁ノイズを除去する
ことができる。
【0017】ここで、π型フィルタ5は、上記のよう
に、ビーズインダクタL1及びコンデンサC1,C2を
有している。コンデンサは、インピーダンスの調整がビ
ーズインダクタに比して容易であるため安価である。
【0018】そのため、たとえば、LC回路からなるフ
ィルタとπ型フィルタとでは、さほど価格も変わるもの
ではない。すなわち、π型フィルタ5は、安価なもので
ある。さらに、π型フィルタ5は、LSIデバイス4で
発生する電磁ノイズ量に応じて、素子の特性を自由に変
更することにより、インピーダンスを調整することがで
きる。
【0019】図2は、図1に示した回路基板のπ型フィ
ルタ5の電磁ノイズの減衰特性を示す図である。なお、
この減衰特性はコンデンサC1,C2及びパスコンC3
の容量をたとえば0.1μFとし、L1としてたとえば
村田製作所製BLM21P331SGを用いて求めたも
のである。
【0020】図2に示すように、回路基板は、たとえば
周波数が2.5×107Hz程度のときに、最も電磁ノ
イズが減衰している様子を示しており、この場合の減衰
度は135dB程度である。
【0021】ここで、図3に示した従来の回路基板に備
えられているT型フィルタ6では、86dB程度の減衰
度であったのに対して、π型フィルタ5では、135b
B程度の大きい減衰度を得ることができる。これは、後
述するように、π型フィルタ5が2段フィルタと同様の
作用を備えているからである。
【0022】なお、たとえばコンデンサC1の容量を小
さくすると、最も大きな減衰度が得られる周波数を高く
することができ、一方、コンデンサC1の容量を大きく
すると、最も大きな減衰度が得られる周波数を低くする
ことができる。このように、コンデンサC1の容量を可
変することにより、最も大きな減衰度が得られる周波数
を変えることができる。
【0023】つぎに、本実施形態の回路基板の動作につ
いて説明する。まず、図示しない電源をオンすることに
より、LSIデバイス4を駆動すると、LSIデバイス
4の内部では、駆動に伴って電磁ノイズが発生する。
【0024】この電磁ノイズは、パスコンC3により低
減される。しかし、パスコンC3だけでは、十分に電磁
ノイズを除去することができないため、電磁ノイズはπ
型フィルタ5側に送られる。π型フィルタ5側に送られ
た電磁ノイズは、まず、インダクタンス成分DLにより
低減される。
【0025】そして、インダクタンス成分DLにより除
去されない電磁ノイズは、コンデンサC2により低減さ
れる。さらに、コンデンサC2によって除去されない電
磁ノイズは、ビーズインダクタL1により除去される。
さらに、ビーズインダクタL1によって除去されない電
磁ノイズは、コンデンサC1により低減される。
【0026】このように、本実施形態の回路基板のπ型
フィルタ5は、インダクタンス成分DLとコンデンサC
1及びビーズインダクタL1とコンデンサC2による2
段フィルタと同様の機能を備えているからである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、バイパ
スコンデンサが設けられた半導体素子に接続されたフィ
ルタを、直列に接続された第1の容量素子及びリアクタ
ンス素子と第2の容量素子とを並列に接続して構成する
ため、回路基板を安価で信頼性の高いものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の回路基板の構成図である。
【図2】図1の回路基板に備えるπ型フィルタの電磁ノ
イズ減衰特性を示す図である。
【図3】従来の回路基板の構成図である。
【図4】図3の回路基板に備える既成のフィルタの電磁
ノイズ減衰特性を示す図である。
【符号の説明】
1 主電源プレーン 2 サブ電源プレーン 3 グランドプレーン 4 LSIデバイス C1〜3 パスコン L1 ビーズインダクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイパスコンデンサが設けられた半導体
    素子と、前記バイパスコンデンサに接続されたフィルタ
    とを備えた回路基板において、 前記フィルタは、直列に接続された第1の容量素子及び
    リアクタンス素子と、第2の容量素子とを並列に接続し
    たものであることを特徴とする回路基板。
  2. 【請求項2】 前記バイパスコンデンサは、前記半導体
    素子の電源端子の数量分用意され、前記電源端子の各々
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回
    路基板。
  3. 【請求項3】 前記バイパスコンデンサ及び前記半導体
    素子を搭載する第1のプレーンと、 前記バイパスコンデンサと接続されるグランドプレーン
    と、 前記第1の容量素子と前記リアクタンス素子との間から
    取り出した出力端子を搭載する第2のプレーンとを備え
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の回路基板。
  4. 【請求項4】 前記フィルタと前記半導体素子とを接続
    する接続線のうち、前記フィルタから該フィルタに近傍
    の前記バイパスコンデンサまでの長さを、1/4波長未
    満とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の回路基板。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100568450B1 (ko) 2003-09-23 2006-04-07 삼성전자주식회사 온칩 바이패스 캐패시터 및 그 제조 방법
JP2008182811A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Fujitsu Ltd 電子機器の電源供給方法
JP2012205311A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Lg Innotek Co Ltd ドライバic入力端のemi除去回路
WO2015162656A1 (ja) * 2014-04-21 2015-10-29 株式会社日立製作所 多層プリント基板

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