JP2001158960A - スパッタ方法及び装置 - Google Patents

スパッタ方法及び装置

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JP2001158960A
JP2001158960A JP34095399A JP34095399A JP2001158960A JP 2001158960 A JP2001158960 A JP 2001158960A JP 34095399 A JP34095399 A JP 34095399A JP 34095399 A JP34095399 A JP 34095399A JP 2001158960 A JP2001158960 A JP 2001158960A
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JP
Japan
Prior art keywords
target
sputtering
reactive gas
gas
reactive
Prior art date
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Pending
Application number
JP34095399A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Kita
勝之 北
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークに形成される薄膜に含まれる反応性ガ
ス成分の含有量を一定にできるスパッタ方法及び装置を
提供する。 【解決手段】 真空容器1内にプロセスガスを導入しつ
つ所定の真空圧に保持した状態でターゲット5に対して
電源6から電力を供給してターゲット5をスパッタし、
ターゲットに対向して配置されたワーク3に薄膜を形成
するスパッタ方法において、反応性ガスを導入して反応
させる反応性スパッタを実行する際に、ターゲット5の
エロージョンによって経時的に変化する成膜レートに応
じて、実際には積算投入電力量に応じて、制御部7にて
流量調整弁12を制御して反応性ガスの流量をコントロ
ールするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパッタ方法及び装
置に関し、特にプロセスガスとともに反応性ガスとして
2 やO2 などを添加して反応させる反応性スパッタ方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の反応性スパッタを行うスパッタ装
置について、図2を参照して説明すると、真空容器21
内の上部にスパッタを行う電極24とスパッタ材料であ
るターゲット25を配置し、図示しないスパッタ用電源
が接続されている。また、ターゲット25の裏面にター
ゲット25の利用効率を高めるためにマグネット(図示
せず)を配置し、モータ(図示せず)にて回転させてい
る。また、真空容器21内の下部には、ターゲット25
に対向する位置にワーク支持台22を配置し、その上に
ワーク23を設置している。また、真空容器21内にプ
ロセスガス導入手段26にてプロセスガスとしてのAr
ガスを導入し、反応性ガス導入手段27にて反応性ガス
としてのN2 ガスを導入している。N2 ガスに代えてO
2 ガスなどを導入することもある。
【0003】反応性ガス導入手段27による反応性ガス
の導入流量は、スパッタ前に設定され、スパッタ開始か
ら終了まで一定流量で反応性ガスを流してスパッタを行
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばビデ
オヘッドのように数ミクロン厚の薄膜をスパッタにて形
成する場合には長時間スパッタを行う必要があり、その
一方でスパッタ法においてはターゲット25にエロージ
ョンができ、長時間スパッタを行うとエロージョンによ
って成膜レートが変化してしまう。
【0005】しかるに、上記従来の構成で反応性スパッ
タを行う場合には、反応性ガスを一定流量で流している
ため、成膜レートの変化によってワーク23に形成され
る薄膜に含まれているNやOなどの反応性ガス成分の含
有量が、成膜開始時点と終了時点で異なってしまうとい
う問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ワー
クに形成される薄膜に含まれる反応性ガス成分の含有量
を一定にできるスパッタ方法及び装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスパッタ方法
は、真空容器内にプロセスガスを導入しつつ所定の真空
圧に保持した状態でターゲットに対して電力を供給して
ターゲットをスパッタし、ターゲットに対向して配置さ
れたワークに薄膜を形成するスパッタ方法において、反
応性ガスを添加して反応させる反応性スパッタを実行す
る際に、ターゲットのエロージョンによって経時的に変
化する成膜レートに応じて反応性ガスの流量をコントロ
ールするものであり、ターゲットのエロージョンによっ
て成膜レートが変化してもそれに合わせて反応性ガスの
流量を変化させるので、形成される薄膜に含まれる反応
性ガス成分の含有量を一定にすることができる。
【0008】また、予め積算投入電力量と成膜レートの
関係を求め、さらにその成膜レートに対応する反応性ガ
スの流量を求めておくことにより、積算投入電力量に応
じて反応性ガスの流量をコントロールすることで、薄膜
に含まれる反応性ガス成分の含有量を一定にすることが
できる。
【0009】また、本発明のスパッタ装置は、真空容器
内にプロセスガスを導入しつつ所定の真空圧に保持した
状態でターゲットに対して電力を供給してターゲットを
スパッタし、ターゲットに対向して配置されたワークに
薄膜を形成するスパッタ装置において、プロセスガスと
反応性ガスを真空容器内に導入するガス導入手段と、反
応性ガスの導入量を積算投入電力量に応じて変化させる
手段を設けたものであり、上記スパッタ方法を実行して
ワークに形成される薄膜に含まれる反応性ガス成分の含
有量を一定にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスパッタ方法及び
装置の一実施形態について、図1を参照して説明する。
【0011】図1において、真空容器1内の上部にスパ
ッタを行う電極4とスパッタ材料であるターゲット5が
配置され、スパッタ用の電源6が接続されている。ま
た、ターゲット5の裏面にはターゲット5の利用効率を
高めるためにマグネット(図示せず)が配置され、モー
タ(図示せず)にて回転可能に構成されている。また、
真空容器1内の下部には、ターゲット5に対向する位置
にワーク支持台2が配置され、その上にワーク3が設置
されている。
【0012】また、真空容器1内にArガスなどのプロ
セスガスを導入するため、プロセスガス源8と定流量弁
9と開閉弁10が設けられ、設定された一定の流量で真
空容器1内にプロセスガスを導入するように構成されて
いる。また、真空容器1内にN2 ガスなどの反応性ガス
を導入するため、反応性ガス源11と流量調整弁12と
開閉弁13が設けられ、電源6から電極4に投入された
積算投入電力量に応じて制御部7にて流量調整弁12を
制御し、反応性ガスの真空容器1内への導入量を積算投
入電力量に応じて変化させるように構成されている。
【0013】すなわち、積算投入電力量の増加に伴って
ターゲット5のエロージョンが進行し、それによって成
膜レートが低下するので、その低下率を予め実測によっ
て求めておき、その低下率に応じて反応性ガスの導入量
を制御するように構成されている。
【0014】その際の積算投入電力量と反応性ガス(N
2 ガス)の導入量との関係を、投入積算電力量が0のと
きの導入量を100として設定したものを表1に示す。
【0015】
【表1】 制御部7は電源6からの積算投入電力量を計測し、その
値に基づいて表1に示すテーブルを参照して流量調整弁
12を制御するよう構成されている。
【0016】以上の本実施形態によれば、反応性スパッ
タを実行する際に、ターゲット5のエロージョンによっ
て経時的に変化する成膜レートに応じて反応性ガスの流
量をコントロールするので、ターゲット5のエロージョ
ンの進行による成膜レートの低下に応じて反応性ガスの
流量が変化し、その結果ワーク3に形成される薄膜に含
まれる反応性ガス成分の含有量を一定にすることができ
る。
【0017】なお、以上の説明では反応性ガスとしてN
2 ガスを例示したが、O2 ガス等を用いる場合でも同様
に制御することにより同様の作用効果が得られることは
言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明のスパッタ方法によれば、以上の
ように反応性ガスを添加して反応させる反応性スパッタ
を実行する際に、ターゲットのエロージョンによって経
時的に変化する成膜レートに応じて反応性ガスの流量を
コントロールするので、形成される薄膜に含まれる反応
性ガス成分の含有量を一定にすることができる。
【0019】また、予め積算投入電力量と成膜レートの
関係を求め、さらにその成膜レートに対応する反応性ガ
スの流量を求めておくことにより、積算投入電力量に応
じて反応性ガスの流量をコントロールすることで、薄膜
に含まれる反応性ガス成分の含有量を一定にすることが
できる。
【0020】また、本発明のスパッタ装置によれば、プ
ロセスガスと反応性ガスを真空室内に導入するガス導入
手段と、反応性ガスの導入量を積算投入電力量に応じて
変化させる手段を設けたものであり、上記スパッタ方法
を実行してワークに形成される薄膜に含まれる反応性ガ
ス成分の含有量を一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のスパッタ装置の構成図で
ある。
【図2】従来例のスパッタ装置の構成図である。
【符号の説明】
1 真空容器 3 ワーク 4 電極 5 ターゲット 6 電源 7 制御部 8 プロセスガス源 11 反応性ガス源 12 流量調整弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内にプロセスガスを導入しつつ
    所定の真空圧に保持した状態でターゲットに対して電力
    を供給してターゲットをスパッタし、ターゲットに対向
    して配置されたワークに薄膜を形成するスパッタ方法に
    おいて、反応性ガスを添加して反応させる反応性スパッ
    タを実行する際に、ターゲットのエロージョンによって
    経時的に変化する成膜レートに応じて反応性ガスの流量
    をコントロールすることを特徴とするスパッタ方法。
  2. 【請求項2】 反応性ガスの流量を積算投入電力量に応
    じてコントロールすることを特徴とする請求項1記載の
    スパッタ方法。
  3. 【請求項3】 真空容器内にプロセスガスを導入しつつ
    所定の真空圧に保持した状態でターゲットに対して電力
    を供給してターゲットをスパッタし、ターゲットに対向
    して配置されたワークに薄膜を形成するスパッタ装置に
    おいて、プロセスガスと反応性ガスを真空容器内に導入
    するガス導入手段と、反応性ガスの導入量を積算投入電
    力量に応じて変化させる手段を設けたことを特徴とする
    スパッタ装置。
JP34095399A 1999-11-30 1999-11-30 スパッタ方法及び装置 Pending JP2001158960A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255052A (ja) * 2009-04-24 2010-11-11 Ulvac Japan Ltd スパッタリング方法
US9066004B2 (en) 2007-04-12 2015-06-23 Sony Corporation Auto-focus apparatus, image pick-up apparatus, and auto-focus method for focusing using evaluation values

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