JP2001156734A - 加入者系ネットワーク装置および無線基地局 - Google Patents

加入者系ネットワーク装置および無線基地局

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JP2001156734A
JP2001156734A JP33711799A JP33711799A JP2001156734A JP 2001156734 A JP2001156734 A JP 2001156734A JP 33711799 A JP33711799 A JP 33711799A JP 33711799 A JP33711799 A JP 33711799A JP 2001156734 A JP2001156734 A JP 2001156734A
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JP33711799A
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English (en)
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Takeshi Hatakeyama
武士 畠山
Hiroyuki Aii
宏之 相井
Kazuki Maeda
和貴 前田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 STM―PDS帯域共用方式に基づく加入者
系ネットワーク装置などのように、加入者局(ONU)
を主局(OSU)が収容し、加入者局からの上り共用フ
レームの要求に対して、主局が上り共用フレームの割当
を行い加入者局が上り共用フレームの主局への送信を行
う加入者系ネットワーク装置において、加入者局と主局
の間に無線基地局を設けた場合に、上り共用フレームの
有効利用を行う。 【解決手段】 無線基地局では、加入者局からの上りフ
レームの状況を観測しておき、加入者局から上り共用フ
レームの要求があった場合には、状態のよい無線リンク
で接続されている加入者局からの上り共用フレーム要求
を優先的に選択して、主局へ通知する。主局における伝
送方式は同一にしたままで、上り共用フレームの有効活
用を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主局が複数の加入
者局を接続し、加入者局が主局に上りフレーム割当要求
を行い、これに対して主局が各加入者局に上りフレーム
割当の通知を行うことにより、加入者局が上りフレーム
の送信を行う加入者系ネットワーク装置に関するもので
あり、特に、主局と加入者局との間に無線基地局をもう
けることにより、主局と加入者局間の接続の一部を無線
化する加入者系ネットワーク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の加入者系ネットワーク装置として
は、STM−PDS帯域共用方式に基づく加入者系ネッ
トワーク装置があった。この加入者系ネットワーク装置
では、加入者局が主局に対して上りフレーム割当要求を
行い、主局が各加入者局に上りフレーム割当の通知を行
い、加入者局が上りフレームの送信を行う。
【0003】STM−PDS帯域共用方式に関する従来
例としては、“高速IPアクセス方式に適したSTM−
PDS帯域共用方式の検討”、信学技報、IN98−
4、CS98−4、MVE98−4(1998―04)
や“コンピュータ通信に適したSTM−PDS光アクセ
スシステム”、NTT R&D Vol.47 No.
12 1998や特開平11−68812号がある。
【0004】以下、従来例について、図を用いて、説明
を行う。
【0005】図7は、従来例における加入者系ネットワ
ーク装置の構成図である。
【0006】図7において、71はONU 1、72は
ONU 2、73はONU N、74はスターカプラ、
75はOSUである。
【0007】以上のように構成された従来例について、
以下、動作の説明を行う。
【0008】図7の加入者系ネットワーク装置は、ST
M−PDS帯域共用方式に基づく加入者ネットワーク装
置の構成を示しており、主局であるOSU(Optic
alSubscriber Unit)と各加入者宅内
に設置された加入者局にあたる多数のONU(Opti
cal Network Unit)とが光ファイバに
より接続されている。光ファイバは、スターカプラ74
によって分岐されており、このためPDS(パッシブダ
ブルスター)と呼ばれている。分岐数は、スターカプラ
の物理的特性から32分岐まで程度に限られている。こ
のような構成により、光ファイバ、OSU75を多数の
ONU(加入者局)により共有することができるため経
済的な加入者ネットワーク装置を実現できる。
【0009】この加入者ネットワーク装置では、ある一
定周期において、OSUからONUへ下りフレームを、
ONUからOSUへの上りフレームを、時分割で光ファ
イバ上に送信することにより通信が行われる。
【0010】次にONUとOSU間の伝送方式について
図を用いて説明を行う。
【0011】図8は、STM−PDS帯域共用方式にお
ける伝送フォーマットの説明図である。図8において、
81は伝送フォーマットである。
【0012】伝送フォーマット81において示されるよ
うにSTM−PDS帯域共用方式では、あるバースト周
期において、最初にまず、OSUからONUへ下りフレ
ームの送信が行われ、次に、各ONUからOSUへ上り
フレームの送信が行われる。
【0013】下りフレームにはOH(オーバーヘッ
ド)、個別チャネル、共用チャネルのデータがある。オ
ーバーヘッドにはシステムに必要な情報が示され、各O
NUからの上りフレームのバースト周期における通信タ
イミング、上り共用フレームの各ONUへの割当などが
含まれる。個別チャネルにはOSUから各ONUへのデ
ータが示され、個別チャネルは、存在するONU分存在
し、図7の構成ではNチャネル存在する。共用チャネル
には、OSUから特定のONUへのデータが示され、ど
のONUへのデータかは共用チャネル内に示される。こ
の共用チャネルはOSUから任意のONUへのデータを
示すことができるため効率的なOSUからONUへの下
りデータ送信を行うことができる。
【0014】遅延測定フレームは、ONUが送信を行
い、OSUはこの遅延フレームの到着タイミングから、
OSUと各ONU間のネットワークにおける遅延時間を
知ることができる。ネットワークにおける遅延時間か
ら、OSUは下りフレームにおいて上りフレームの送信
タイミングを示し、各ONUからの上りフレーム送信の
衝突を防ぐことができる。遅延測定フレームを送信する
ONUは、下りフレームでOSUが指定する。
【0015】上り個別フレームは、各ONUからOSU
へのデータを含み、ONUからの送信タイミングは、O
SUからの下りフレームに示される。各ONUは、上り
個別フレームにおいて上り共用フレームの割当をOSU
へ要求することができる。
【0016】上り共用フレームは、あるONUからOS
Uへのデータを含む。これらのフレームは、各ONUが
OSUに対して、割当を要求することにより使用するこ
とが可能である。すなわち、上り共用フレームは複数の
ONUにより共有して使用することができるため効率的
なONUからOSUへの上りデータ送信を行うことがで
きる。通常のSTM−PDS帯域共用方式では、上り共
用フレームの数は4である。
【0017】次にこれらの伝送フォーマットを用いた上
り共用フレームの伝送方式について、図を用いて説明を
行う。
【0018】図9は、従来例における上り共用フレーム
の伝送シーケンスの説明図である。図9において、91
は伝送シーケンスである。
【0019】伝送シーケンス91のように、従来例にお
ける上り共用フレームの伝送シーケンスでは、各ONU
は、上り個別フレームで、各ONUのデータ量に基づ
き、上り共用フレームの要求を行う。この要求に基づき
OSUは、上り共用フレームのフレームを割り当て、下
りフレームで通知を行い、この通知を受けた各ONUは
上り共用フレームを使用する。
【0020】伝送シーケンス91を用いて、具体的に説
明を行う。バースト周期1の上り個別フレームにおい
て、ONU−1が2フレーム、ONU−Nが1フレーム
の上り共用フレームを要求する。
【0021】この上り個別フレームを受信したOSU
は、各ONUへの上り共用フレームの割当を行う。この
場合、すべてのONUを合わせて3つの共用フレームの
要求を受けたことになり、上り共用フレームは4つ存在
するため、ONU−1へ2フレーム、ONU−Nへ1フ
レームの合計3フレーム割り当てることができる。各O
NUへの上り共用フレーム割当(ONU−1 2フレー
ム、ONU−N 1フレーム)は、次のバースト周期2
の下りフレームで各ONUへ通知を行う。
【0022】各ONUは、下りフレームを受信して、上
り共用フレーム割当を確認し、上り共用フレームの送信
を行うことができる。ONU−1は2フレーム、ONU
−Nは1フレームの上り共用フレームを送信する。
【0023】1バースト周期においてONUから要求さ
れた上り共用フレーム数が4を越えた場合、どのONU
へいくつ上り共用フレームを割り当てるかは、OSUに
より決定される。この際、各ONUへの公平性の保証は
OSUが行う。
【0024】以上のように、STM−PDS帯域共用方
式に基づく加入者系ネットワーク装置では、各加入者局
からの上り共用フレームの要求に基づき主局が上り共用
フレームの割当を行うことにより上り共用フレームを複
数の加入者局で共有することができ、効率的な上りデー
タ送信を実現することができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、以下のような問題があった。
【0026】主局(OSU)と加入者局(ONU)との
間に無線基地局を設け、主局と加入者局との間を、一部
無線で接続した場合の無線品質劣化への対応の場合であ
る。
【0027】一般に、無線によるリンクは、有線による
リンクに比べて、マルチパスやシャドウイングなどの影
響により通信品質が劣化する。主局と加入者局との間を
無線で接続した場合、ある加入者局に主局が上り共用フ
レームを割り当てた場合、加入者局が主局に送信した上
り共用フレームが無線の状態により正常に主局に受信で
きず通信リンクを有効活用できないという状況が生じ
る。
【0028】本発明では、かかる点に鑑み、主局が複数
の加入者局を収容し上り共用フレームのデマンドアクセ
スを行う加入者系ネットワーク装置において、主局と加
入者局の間を無線接続した場合にも通信リンクを有効活
用することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明における加入者系
ネットワーク装置では、主局が複数の加入者局を収容し
上り共用フレームのデマンドアクセスを行うが、主局と
加入者局の間に無線基地局を設け、無線基地局と加入者
局の間を無線で接続する。無線基地局では、加入者局か
らの上りフレームの状況を観測しておき、加入者局から
上り共用フレームの要求があった場合には、状態のよい
無線リンクで接続されている加入者局からの上り共用フ
レーム要求を優先的に選択して、主局へ通知する。
【0030】本発明における加入者ネットワーク装置で
は、前記した構成により、主局における伝送方式は同一
にしたままで、主局と加入者局との間の一部を無線接続
した場合に、通信リンクの有効活用を図ることができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
第1の実施の形態における加入者系ネットワーク装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0032】図1は、本発明の第1、第2の実施の形態
における加入者系ネットワーク装置の構成図である。図
1において、11は無線ONU 1−1であり、12は
無線ONU 1−Lであり、13は無線ONU N−1
であり、14は無線ONUN−Mであり、15は無線基
地局1であり、16は無線基地局Nであり、17はスタ
ーカプラであり、18はOSUである。
【0033】図1のように、主局であるOSUと加入者
局であるONUとの間に、無線基地局をもうける。無線
基地局は、複数の加入者局であるONUの加入者局グル
ーピング局として機能する。無線基地局は、複数のON
Uを収容し、OSUとONU間の回線を一部無線接続す
る。
【0034】OSU間と無線基地局間の伝送は、従来例
におけるOSUとONU間の伝送と同様の方式で行わ
れ、伝送フォーマット81に従う。無線基地局と無線O
NU間の伝送も基本的には、従来例におけるOSUとO
NU間の伝送と同様に、伝送フォーマット81に従う
が、フレームの無線伝送向けの変更などを行う。また、
本実施の形態においては、無線基地局において各無線O
NUからの上りフレームを観測し、無線回線の状態の悪
い無線ONUからの上り共用フレーム要求は削除するこ
とにより、OSUへの上り共用フレームの有効利用を図
る。
【0035】以上の動作を、以下に詳細に説明を行う。
【0036】まず、無線基地局の構成について説明を行
う。
【0037】図2は、本発明の第1、第2の実施の形態
における無線基地局の構成図である。図2において、2
1は無線基地局であり、送受信アンテナ211、無線送
受信装置212、フレーム処理部213、記憶装置21
4、光送受信装置215より構成される。
【0038】無線基地局は、送受信アンテナ211、無
線送受信装置212を用いて、無線ONUと無線通信を
行い、光送受信装置215を用いてOSUと光通信を行
う。無線基地局は、OSU、無線ONUからの受信した
フレームをフレーム処理部213で処理を行い、必要な
データを記憶装置214へ記憶した後、適切なフレーム
をOSU、無線ONUへ送信する。
【0039】このような構成を持つ無線基地局を中心と
する本実施の形態における伝送方式について次に図を用
いて説明する。
【0040】図3は、本発明の第1の実施の形態におけ
る伝送シーケンスの説明図である。図3において、31
は伝送シーケンスである。
【0041】伝送シーケンス31は、無線区間において
伝送エラーが生じていない場合の伝送シーケンスを示し
ている。
【0042】伝送エラーが生じていない場合には、無線
基地局Kが無線ONUとOSU間の中継を行うことを除
いては、従来例と同様にして伝送が行われる。
【0043】伝送シーケンス31では、無線基地局K
は、無線ONU K−1〜無線ONUK−Mを収容して
いる。無線基地局Kは、OSUから受信した下りフレー
ムを無線ONU K−1〜無線ONU K−Mへ放送す
る。一方、収容している各無線ONUから受信した上り
個別フレーム、上り共用フレームの上りフレームについ
ては、OSUへ送信する。伝送シーケンス31では、無
線ONU K−1がOSUの上り個別フレームAへ割り
当てられ、無線ONU K−MがOSUの上り個別フレ
ームBへ割り当てられており、無線基地局は、各無線O
NUからの上り個別フレームを対応するOSUへの上り
個別チャネルで送信する。上り個別フレーム、上り共用
フレームの送信タイミングは、下りフレームにおいて指
定されるが、無線基地局が、この指定タイミングを無線
区間向けにアレンジする。なお、伝送シーケンス31で
は、従来例と同様の動作でバースト周期1において、無
線ONU K−1が2フレームの上り共用フレームを、
無線ONU K−Mが1フレームの上り共用フレームを
要求し、バースト周期2において無線ONU K−1が
2フレームの上り共用フレームを、無線ONU K−M
が1フレームの上り共用フレームを送信する。
【0044】次に、無線区間において伝送エラーが生じ
た場合の無線基地局の動作について説明を行う。
【0045】無線基地局Kは、無線ONUからの上り個
別フレームの受信を記録しているものとする。FECな
どの誤り訂正符号により上り個別フレームの誤り検出を
した場合、上り個別フレームを受信できなかった場合な
どには、その無線ONUからの上り個別フレームの受信
失敗回数を記録する。これらの記録は、無線基地局内の
記憶装置214により行う。
【0046】無線基地局Kは、ある無線ONUから上り
個別フレームにより上り共用フレーム要求を受けた時に
は、その無線ONUの上り個別フレームの受信履歴を参
照して、受信失敗回数が多い場合には、その無線ONU
からの上り共用フレーム要求を削除し、OSUへの上り
共用フレーム要求への反映を行わない。
【0047】本実施の形態の無線基地局では、無線基地
局は、バースト周期X回の各無線ONUからの上り個別
フレームの受信失敗回数を記録しており、受信失敗回数
がY回以上の無線ONUからの上り共用フレーム要求を
削除する。
【0048】このような動作を行う無線基地局を使用し
た場合の加入者ネットワーク装置の伝送シーケンスを図
を用いて説明を行う。
【0049】図4は、本発明の第1の実施の形態におけ
る伝送シーケンスの説明図である。図4において、41
は伝送シーケンスである。
【0050】伝送シーケンス41では、バースト周期1
が終了した時点で、無線基地局Kにおける過去X回の無
線ONU K―1からの上り個別フレームの受信失敗回
数はY未満、無線基地局Kにおける過去N回の無線ON
U K―Mからの上り個別フレームの受信失敗回数はY
以上であったものとする。
【0051】バースト周期(N+1)において、無線O
NU K―1は2フレーム、無線ONU K―Mは1フ
レームの上り共用フレームの要求を上り個別フレームで
行う。無線基地局Kは、この要求を受け、各無線ONU
の過去X回のバースト周期における受信失敗回数から、
無線ONU K−Mからの要求は削除する。従って、伝
送シーケンス41のように、無線基地局Kは、無線ON
U K−Mからの上り個別フレームBにおいて1フレー
ムの上り共用フレーム要求を受けたにもかかわらず、O
SUへの上りフレームBにおいては上り共用フレームの
要求は行わない。
【0052】無線回線の状態が悪い無線ONUに上り共
用フレームに割り当てた場合には、無線ONUから無線
基地局までの上り共用フレーム送信が失敗する可能性が
高い。このような方式によれば、無線回線のよい無線O
NUに対して優先的に上り共用フレームを割り当てるこ
とが可能となり、上りの通信路の有効利用を図ることが
できる。
【0053】以上のような動作により、主局が複数の加
入者局を収容し、上り共用フレームのデマンドアクセス
を行う加入者系ネットワーク装置において、主局と加入
者局の間に無線基地局を設け、無線基地局と加入者局の
間を無線で接続する場合に、通信路の有効活用を行うこ
とができる。
【0054】なお、本実施の形態では、上り共用フレー
ムのデマンドアクセスを行う加入者系ネットワーク装置
として、STM−PDS方式の帯域共用システムの場合
について説明を行ったが、他のいかなる上り共用フレー
ムのデマンドアクセスを行う加入者系ネットワーク装置
に対しても本発明は有効である。
【0055】また、本実施の形態では、無線ONUから
の無線状態を観測し、無線状態の悪い無線ONUについ
ては、上り共用フレームの要求を削除する場合について
述べたが、他のいかなる無線基地局において無線状態を
反映して無線ONUの上り共用フレームからの要求を変
更する加入者ネットワーク装置についても本発明は有効
である。無線状態の悪い無線ONUについては、上り共
用フレームの割当を削除するのではなく、減らす方式な
どが考えられる。また、上り通信路の有効利用を目的と
するのではなく、各無線ONUからの通信速度が同じに
なることを目的とする場合には、逆に無線状態の悪い各
無線ONUからの上り共用フレームの要求は増やすこと
も考えられる。
【0056】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態における加入者系ネットワーク装置について、
図面を参照しながら説明する。
【0057】本実施の形態では、加入者系ネットワーク
装置の構成は、実施の形態1と同様とし、図1に示す構
成とする。また、無線基地局の構成も、実施の形態1と
同様とし、図2に示す構成とする。
【0058】次に本実施の形態における伝送シーケンス
について図を用いて説明を行う。
【0059】図5は、本発明の第2の実施の形態におけ
る伝送シーケンスの説明図である。図5において、51
は伝送シーケンスである。
【0060】伝送シーケンス51に示すように、本実施
の形態においての伝送シーケンスでは、実施の形態1と
異なり、上り個別フレームについて、無線基地局が収容
すべきすべての無線ONUからの個別フレームを受信し
た後に、これらの上り個別フレームをOSUに送信す
る。このようなシーケンスによって、すべての無線ON
Uからの上り共用フレーム要求と各無線ONUからの無
線区間の状態を反映して、無線基地局がOSUに対し
て、各無線ONUの上り共用フレームの要求を行うこと
ができる。従って、実施の形態1の場合と比べて、更に
効率的な上り共用フレーム送信を実現できる。
【0061】このような伝送シーケンスを実現するため
には、あるバースト周期において、無線基地局がOSU
から下りフレームを受信してから、無線基地局から各無
線ONUに対応する個別上りフレームを送信するまでの
時間が、実施の形態1に比べて必要となる。このような
余裕時間の確保は、無線基地局が、余裕時間の分を見込
んで、従来例で説明を行った遅延測定フレームを遅めに
送信することにより可能となる。伝送シーケンス51の
ように、無線基地局が、N個の上り個別フレームを受信
する分の時間分だけ遅く遅延測定フレームをOSUへ送
信することにより可能となる。
【0062】前述したように、このような伝送シーケン
スにより、すべての無線ONUからの上り共用フレーム
要求と各無線ONUからの無線区間の状態を反映したO
SUへの上り共用フレームの要求が可能となる。
【0063】図を用いて、本実施の形態における無線基
地局のOSUへの上り共用フレームの要求の決定方法に
ついて説明する。
【0064】図6は、本発明の第2の実施の形態におけ
る無線基地局のOSUへの上り共用フレームの要求決定
方法のフロー図である。
【0065】以下、図6に従って、本実施の形態におけ
る無線基地局の上り共用フレームの要求決定について説
明する。
【0066】無線基地局は、実施の形態1と同様に、過
去Xのバースト周期における各無線ONUからの上り個
別フレームの受信失敗回数を記憶しているものとする。
無線基地局は、これらの過去Xのバースト周期における
各無線ONUからの上り個別フレームの受信失敗回数の
記録から、受信失敗回数がY回以上の無線ONUからの
上り共用フレームの要求は削除する(フロー61、フロ
ー62)。
【0067】次に、無線基地局が収容している無線ON
Uからの上り共用フレームの要求フレーム数の合計が4
以下の場合には、無線基地局は、すべての無線ONUか
ら要求された上り共用フレームを各無線ONUに対応す
るOSUへの個別上りフレームで要求する(フロー6
3)。
【0068】無線基地局が収容している無線ONUから
の上り共用フレームの要求フレーム数の合計が5以上の
場合、受信成功回数が少ない無線OSUからの上り共用
フレームを減らして、合計が4となるようにする(フロ
ー64)。これは、4つ以上の上り共用フレームを要求
しても、1バースト周期においてはOSUからは4つま
でしか上り共用フレームの割当は行われないためであ
る。
【0069】このように本実施の形態においては、実施
の形態1の動作に加えて、無線ONUからの上り共用フ
レームの要求が多い場合に、無線基地局で無線回線の状
態のよい加入者局を選択することにより、更に上り共用
フレームを有効に活用することができる。
【0070】以上のような動作により、主局が複数の加
入者局を収容し、上り共用フレームのデマンドアクセス
を行う加入者系ネットワーク装置において、主局と加入
者局の間に無線基地局を設け、無線基地局と加入者局の
間を無線で接続する場合に、無線基地局が、すべての無
線ONUからの上り共用フレーム要求と各無線ONUか
らの無線区間の状態を反映し、上り共用フレームの要求
が多い場合には、無線基地局で無線回線の状態のよい加
入者局を選択することにより、上り共用フレームを有効
活用することができる。
【0071】なお、本実施の形態では、上り共用フレー
ムのデマンドアクセスを行う加入者系ネットワーク装置
として、STM−PDS方式の帯域共用システムの場合
について説明を行ったが、他のいかなる上り共用フレー
ムのデマンドアクセスを行う加入者系ネットワーク装置
に対しても本発明は有効である。
【0072】また、本実施の形態では、無線基地局が収
容している無線ONUからの上り共用フレームの要求フ
レーム数の合計が4を越えた場合に、各無線ONUから
の上り要求フレームの数を減らす場合について述べた
が、無線基地局が各無線ONUからの上り要求フレーム
数を反映してOSUへの上り要求フレーム数を変更する
すべての加入者ネットワーク装置について本発明は有効
である。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明における
加入者系ネットワーク装置では、主局が複数の加入者局
を収容し上り共用フレームのデマンドアクセスを行う
が、主局と加入者局の間に無線基地局を設け、無線基地
局と加入者局の間を無線で接続する。無線基地局では、
加入者局からの上りフレームの状況を観測しておき、加
入者局から上り共用フレームの要求があった場合には、
状態のよい無線リンクで接続されている加入者局からの
上り共用フレーム要求を優先的に選択して、主局へ通知
する。本発明における加入者ネットワーク装置では、前
記した構成により、主局における伝送方式は同一にした
ままで、主局と加入者局との間の一部を無線接続した場
合に、通信リンクの有効活用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施の形態における加入
者系ネットワーク装置の構成図
【図2】本発明の第1、第2の実施の形態における無線
基地局の構成図
【図3】本発明の第1の実施の形態における伝送シーケ
ンスの説明図
【図4】本発明の第1の実施の形態における伝送シーケ
ンスの説明図
【図5】本発明の第2の実施の形態における伝送シーケ
ンスの説明図
【図6】本発明の第2の実施の形態における無線基地局
のOSUへの上り共用フレームの要求決定方法のフロー
【図7】従来例における加入者系ネットワーク装置の構
成図
【図8】STM−PDS帯域共用方式における伝送フォ
ーマットの説明図
【図9】従来例における上り共用フレームの伝送シーケ
ンスの説明図
【符号の説明】
11 無線ONU 1−1 12 無線ONU 1−L 13 無線ONU N−1 14 無線ONU N−M 15 無線基地局1 16 無線基地局N 17,74 スターカプラ 18,75 OSU 21 無線基地局 211 送受信アンテナ 212 無線送受信装置 213 フレーム処理部 214 記憶装置 215 光送受信装置 31,41,51,91 伝送シーケンス 71 ONU 1 72 ONU 2 73 ONU N 81 伝送フォーマット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 和貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K002 DA03 DA04 DA12 FA01 5K028 AA01 AA11 BB04 BB08 DD01 DD02 DD04 HH02 HH03 KK01 KK12 LL11 MM12 RR02 SS23 SS24 5K033 AA01 AA02 BA01 BA02 BA14 BA15 CA01 CA11 CB08 DA15 DB12 DB14 DB17 DB18 DB22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主局と無線基地局と加入者局から構成さ
    れる加入者系ネットワーク装置であって、 前記主局は、 1つ以上の前記無線基地局と接続されており、 前記無線基地局から上り共用フレームを要求する上り個
    別フレームを受信し、上り共用フレームを割り当て、上
    り共用フレームの割当を下りフレームで前記無線基地局
    に通知し、 前記無線基地局から上り共用フレームを受信し、 前記無線基地局は、 1つ以上の前記加入者局と無線接続されており、 各前記加入者局との無線リンクの状態を観測し、 前記加入者局からの上り共用フレームを要求するフレー
    ムを受信し、前記各加入者局との無線リンクの状態を反
    映し、上り共用フレーム要求を変更して、上り共用フレ
    ームを要求する上り個別フレームを前記主局へ送信し、 前記主局からの上り共用フレーム割当を通知する下りフ
    レームを受信し、該下りフレームを各前記加入者局へ送
    信し、 前記加入者局から上り共用フレームを受信した時、前記
    主局へ送信を行い、 前記加入者局は、 前記無線基地局へ上り共用フレーム要求を要求するフレ
    ームを送信し、 前記無線基地局からの下りフレームで上り共用フレーム
    の割当を通知された時、通知に従って前記無線基地局へ
    上り共用フレームを送信することを特徴とする加入者系
    ネットワーク装置。
  2. 【請求項2】 主局と接続されており、 1つ以上の加入者局と無線接続されており、 各前記加入者局との無線リンクの状態を観測し、 前記加入者局からの上り共用フレームを要求するフレー
    ムを受信し、前記各加入者局との無線リンクの状態を反
    映し、上り共用フレーム要求を変更して、上り共用フレ
    ームを要求する上り個別フレームを前記主局へ送信し、 前記主局からの上り共用フレーム割当を通知する下りフ
    レームを受信し、該下りフレームを各前記加入者局へ送
    信し、 前記加入者局から上り共用フレームを受信した時、前記
    主局へ送信を行うことを特徴とする無線基地局。
  3. 【請求項3】 無線基地局において、無線リンクの状態
    が悪い加入者局からの上り共用フレーム要求に関しては
    非優先として変更を行い、主局への上り共用フレームを
    要求する上り個別フレームを送信することを特徴とする
    請求項1記載の加入者系ネットワーク装置。
  4. 【請求項4】 無線リンクの状態が悪い加入者局からの
    上り共用フレーム要求に関しては非優先的として変更を
    行い、主局への上り共用フレームを要求する上り個別フ
    レームを送信することを特徴とする請求項2記載の無線
    基地局。
  5. 【請求項5】 無線基地局において、無線リンクの状態
    が悪い加入者局からの上り共用フレーム要求に関しては
    削除し、主局への上り共用フレームを要求する上り個別
    フレームには反映しないことを特徴とする請求項1記載
    の加入者系ネットワーク装置。
  6. 【請求項6】 無線基地局において、無線リンクの状態
    が悪い加入者局からの上り共用フレーム要求に関しては
    削除し、主局への上り共用フレームを要求する上り個別
    フレームには反映しないことを特徴とする請求項2記載
    の無線基地局。
  7. 【請求項7】 主局と無線基地局と加入者局から構成さ
    れる加入者系ネットワーク装置であって、 前記主局は、 前記無線基地局と接続されており、 1つ以上の前記無線基地局から上り共用フレームを要求
    する上り個別フレームを受信し、上り共用フレームを割
    当、上り共用フレームの割当を下りフレームで前記無線
    基地局に通知し、 前記無線基地局から上り共用フレームを受信し、 前記無線基地局は、 1つ以上の前記加入者局と無線接続されており、 各前記加入者局との無線リンクの状態を観測し、 前記加入者局からの上り共用フレームを要求するフレー
    ムを受信し、各前記加入者局からの上り共用フレーム要
    求数と前記各加入者局との無線リンクの状態を反映し、
    上り共用フレーム要求を変更して、上り共用フレームを
    要求する上り個別フレームを前記主局へ送信し、 前記主局からの上り共用フレーム割当を通知する下りフ
    レームを受信し、該下りフレームを各前記加入者局へ送
    信し、 前記加入者局から上り共用フレームを受信した時、前記
    主局へ送信を行い、 前記加入者局は、 前記無線基地局へ上り共用フレーム要求を要求するフレ
    ームを送信し、 前記無線基地局からの下りフレームで上り共用フレーム
    の割当を通知された時、通知に従って前記無線基地局へ
    上り共用フレームを送信することを特徴とする加入者系
    ネットワーク装置。
  8. 【請求項8】 主局と接続されており、 1つ以上の加入者局と無線接続されており、 各前記加入者局との無線リンクの状態を観測し、 前記加入者局からの上り共用フレームを要求するフレー
    ムを受信し、各前記加入者局からの上り共用フレーム要
    求数と前記各加入者局との無線リンクの状態を反映し、
    上り共用フレーム要求を変更して、上り共用フレームを
    要求する上り個別フレームを前記主局へ送信し、 前記主局からの上り共用フレーム割当を通知する下りフ
    レームを受信し、該下りフレームを各前記加入者局へ送
    信し、 前記加入者局から上り共用フレームを受信した時、前記
    主局へ送信を行うことを特徴とする無線基地局。
  9. 【請求項9】 無線基地局において、各加入者局からの
    要求上り共用フレーム数の合計が、予め定めた値を超え
    ている場合には、無線リンクの状態が悪い前記加入者局
    からの上り共用フレーム要求から減らすことにより、前
    記各加入者局からの要求上り共用フレーム数の合計を予
    め定められた値にし、それらの決定した数の上り共用フ
    レームを要求する上り個別フレームを主局へ送信するこ
    とを特徴とする請求項7記載の加入者系ネットワーク装
    置。
  10. 【請求項10】 各加入者局からの要求上り共用フレー
    ム数の合計が、予め定めた値を超えている場合には、無
    線リンクの状態が悪い前記加入者局からの上り共用フレ
    ーム要求から減らすことにより、前記各加入者局からの
    要求上り共用フレーム数の合計を予め定められた値に
    し、それらの決定した数の上り共用フレームを要求する
    上り個別フレームを主局へ送信することを特徴とする請
    求項8記載の無線基地局。
  11. 【請求項11】 無線基地局における加入者局との無線
    リンクの状態の観測を、各加入者局からの上りフレーム
    の誤り検出、未受信検出により行うことを特徴とする請
    求項1、3、5、7、9のいずれか1項に記載の加入者
    系ネットワーク装置。
  12. 【請求項12】 加入者局との無線リンクの状態の観測
    を、各加入者局からの上りフレームの誤り検出、未受信
    検出により行うことを特徴とする請求項2、4、6、
    8、10のいずれか1項に記載の無線基地局。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006520167A (ja) * 2003-03-07 2006-08-31 エスビーシー ナレッジ ベンチャーズ リミティド パートナーシップ 超広帯域無線システムおよびpon

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