JP2001155277A - 住宅監視装置 - Google Patents

住宅監視装置

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JP2001155277A
JP2001155277A JP33553099A JP33553099A JP2001155277A JP 2001155277 A JP2001155277 A JP 2001155277A JP 33553099 A JP33553099 A JP 33553099A JP 33553099 A JP33553099 A JP 33553099A JP 2001155277 A JP2001155277 A JP 2001155277A
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sensor
receiver
transmitter
actuator
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Mikio Kususe
幹生 楠瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住宅の窓や扉等の住宅設備に異常が生じた場合
に、その住宅の住人が持つ携帯電話器、PHS等の移動
体通信装置に電話をかけて直接知らせることができるよ
うにすると共に、住人側からの問い合わせもできるよう
にし、また移動体通信装置を用いて指令を出すことで、
例えば掛け忘れた窓の鍵を掛けたり、消し忘れたテレビ
ジョン受信器の電源を切る等の遠隔操作をすることがで
きるという優れた機能を持ちながら安価な住宅監視装置
を提供する。 【解決手段】窓5、扉6等の住宅設備の開閉状態や作動
状態を検知するセンサ2と、該センサ2に取り付けられ
該センサ2の検知事項を電波10に乗せて発信する発信
器3と、該発信器3からの電波を受信する受信器11及
び電話装置12を内蔵し該電話装置12を操作して外部
の移動体通信装置の一例たるPHS13に窓5、扉6等
の住宅設備の状態を伝える制御装置とを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅監視装置に係
り、特に住宅の窓や扉の開閉状態や、テレビジョン受信
器等の家電製品の作動状態、ガス配管の元栓等、様々な
住宅設備の状態を常にセンサにより監視して、任意の時
間ごとに各センサの状態を集計して異常が生じた場合に
はその住宅の住人が持つ携帯電話器、PHS等の移動体
通信装置に電話をかけて直接知らせることができるよう
にすると共に、住人側からの問い合わせもできるように
し、また移動体通信装置を用いて指令を出すことで、例
えば掛け忘れた窓の鍵を掛けたり、消し忘れたテレビジ
ョン受信器の電源を切る等の遠隔操作をすることができ
るようにした、少ない費用で設置でき、かつ運用に人件
費が不要な、極めて安価で導入が容易な住宅監視装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅監視装置は、警備会社と契約
することにより各種センサ類を住宅の窓等に取り付ける
形態が一般的であり、異常が発生した場合には、電話回
線を通じて警備会社の監視センタに通報が届く仕組みと
なっている。
【0003】この住宅監視装置では、高額な機器の取付
けに要する取付け料、該機器の保証料等の初期導入費用
のほか、監視センタの介在により発生する月々の基本契
約料が必要となるため、運用コストが嵩み、広く一般に
普及するには至っていないのが現状である。
【0004】また従来の住宅監視装置は、警備が主目的
であるため、家電製品の作動状態を監視したり、住人が
任意にこれら住宅設備の状態を問い合わせたり、任意の
センサの作動を停止又は再開させたり、更に電源の切り
忘れがあった場合等にこれを遠隔操作で切るといった、
柔軟な運用をすることはできなかった。
【0005】一方で携帯電話業界は加入人数の増加がめ
ざましく、業績も好調であるが、その反面PHS業界は
加入人数が減少の一途をたどり、危機的な状況となって
いる。PHSの需要を再び高めて、ビジネスとして建て
直すためには、運用コストが低い、通信速度が速いとい
うPHSの利点を生かして新規な利用分野を開拓するこ
とが必要と思われるが、なかなか有効な利用分野が見つ
からないのが実情である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、住宅設備の開閉状態や作動状態を
検知するセンサと、該センサに取り付けられ該センサの
検知事項を電波に乗せて発信する発信器と、該発信器か
らの電波を受信する受信器及び電話装置を内蔵し該電話
装置を操作して外部の移動体通信装置に住宅設備の状態
を伝える制御装置とを備えることによって、住宅設備に
異常が生じた場合には住人に直接通報がなされるように
して、住宅監視装置の導入コストのみならず運用コスト
を低減させることであり、またこれによって住宅監視装
置が広く普及するようにして、加入人数が著しく減少し
ているPHS業界に新たな需要を喚起することである。
【0007】また他の目的は、上記構成において、住宅
設備の開閉状態や作動状態を検知するセンサの検知事項
を発信器により光に乗せて発信し、該発信器からの光を
制御装置内の受信器により受信するように構成すること
によって、制御装置からの見通し範囲にセンサを取り付
けるような場合にその設置を容易にすると共に、センサ
の発信器と受信器とを光ファイバーで夫々接続して通信
できるようにして、住宅監視装置の導入コストのみなら
ず運用コストを低減させることであり、またこれによっ
てトータルコストの低廉な住宅監視装置の広範な普及を
図ることである。
【0008】更に他の目的は、上記構成において、住宅
設備の開閉状態や作動状態を検知するセンサの検知事項
を導電線を通じて制御装置に伝えるように構成すること
によって、センサからの信号を有線により制御装置内の
受信器に送信できるようにして、住宅監視装置の導入コ
ストのみならず運用コストを低減させることであり、ま
たこれによってトータルコストの低廉な住宅監視装置の
広範な普及を図ることである。
【0009】また他の目的は、上記構成により、住人の
側から制御装置に対して住宅設備の状態を問い合わせる
ことができるようにすると共に、任意のセンサの作動を
停止又は再開させるような操作を自在に行うことができ
るようにすることである。
【0010】更に他の目的は、上記構成において、住宅
設備を直接操作するアクチュエータと、該アクチュエー
タに取り付けられた受信器とを備え、該受信器に電波を
送信する機能をも備えた送受信器を制御装置に取り付
け、移動体通信装置からの指令により受信器に電波を送
信してアクチュエータを作動させ得るように構成するこ
とによって、例えば掛け忘れた窓の鍵を掛けたり、消し
忘れたテレビジョン受信器の電源を切断したりするよう
な住宅設備に対する遠隔操作を行うことができるように
することである。
【0011】また他の目的は、上記構成において、アク
チュエータに光を受信できる受信器を取り付け、センサ
の発信器から発信される光を受信すると共に該受信器に
光を送受信する機能を持つ送受信器を制御装置に取り付
け、移動体通信装置からの指令により受信器に光を送信
してアクチュエータを作動させ得るように構成すること
によって、電波障害が起きやすい環境であっても、アク
チュエータの受信器に信号を送信できるようにして、住
宅監視装置の導入コストのみならず運用コストを低減さ
せることであり、またこれによって住宅監視装置が広く
普及するようにすることである。
【0012】更に他の目的は、上記構成により、制御装
置からの見通し範囲にセンサ及びアクチュエータを取り
付ける場合にその設置を容易にすると共に、制御装置か
らの見通し範囲外にセンサ及びアクチュエータを取り付
ける場合に光ファイバーを通じて制御装置と通信できる
ようにすることである。
【0013】また他の目的は、上記構成において、住宅
設備の開閉状態や作動状態を検知するセンサ及び住宅設
備を直接操作するアクチュエータと、該センサの検知事
項を受信すると共にアクチュエータに信号を送信する送
受信器とを夫々導電線により接続することによって、セ
ンサ及びアクチュエータの電源を制御装置から供給でき
るようにして、設置を容易にし、あわせてトータルコス
トの低廉な住宅監視装置の広範な普及を図ることであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、住宅設備の開閉状態や作動状態を検知するセン
サと、該センサに取り付けられ該センサの検知事項を電
波に乗せて発信する発信器と、該発信器からの電波を受
信する受信器及び電話装置を内蔵し該電話装置を操作し
て外部の移動体通信装置に住宅設備の状態を伝える制御
装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】また本発明(請求項2)は、住宅設備の開
閉状態や作動状態を検知するセンサと、該センサに取り
付けられ該センサの検知事項を光に乗せて発信する発信
器と、該発信器からの光を受信する受信器及び電話装置
を内蔵し該電話装置を操作して外部の移動体通信装置に
住宅設備の状態を伝える制御装置とを備えたことを特徴
とするものである。
【0016】また本発明(請求項3)は、住宅設備の開
閉状態や作動状態を検知するセンサと、該センサから導
電線を介して該センサの検知事項を受信する受信器及び
電話装置を内蔵し該電話装置を操作して外部の移動体通
信装置に住宅設備の状態を伝える制御装置とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0017】また本発明(請求項4)は、住宅設備の開
閉状態や作動状態を検知するセンサと、該センサに取り
付けられ該センサの検知事項を電波に乗せて発信する発
信器と、住宅設備を直接操作するアクチュエータと、該
アクチュエータに取り付けられた受信器と、発信器から
の電波を受信すると共に受信器に電波を送信する送受信
器及び電話装置を内蔵し該電話装置を操作して外部の移
動体通信装置に住宅設備の状態を伝えると共に該移動体
通信装置からの指令により受信器に電波を送信してアク
チュエータを作動させる制御装置とを備えたことを特徴
とするものである。
【0018】また本発明(請求項5)は、住宅設備の開
閉状態や作動状態を検知するセンサと、該センサに取り
付けられ該センサの検知事項を光に乗せて発信する発信
器と、住宅設備を直接操作するアクチュエータと、該ア
クチュエータに取り付けられた受信器と、発信器からの
光を受信すると共に受信器に光を送信する送受信器及び
電話装置を内蔵し該電話装置を操作して外部の移動体通
信装置に住宅設備の状態を伝えると共に該移動体通信装
置からの指令により受信器に光を送信してアクチュエー
タを作動させる制御装置とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0019】また本発明(請求項6)は、住宅設備の開
閉状態や作動状態を検知するセンサと、住宅設備を直接
操作するアクチュエータと、該センサから導電線を介し
て該センサの検知事項を受信すると共にアクチュエータ
に信号を送信する送受信器及び電話装置を内蔵し該電話
装置を操作して外部の移動体通信装置に住宅設備の状態
を伝えると共に該移動体通信装置からの指令により受信
器に信号を送信してアクチュエータを作動させる制御装
置とを備えたことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明の第1実施例に係る住宅監視装
置1は、図1及び図2において、センサ2と、発信器3
と、制御装置4とを備えている。
【0021】センサ2は、住宅設備の一例たる窓5、扉
6等の開閉状態やテレビジョン受信器8の作動状態、ガ
ス配管の元栓9の開閉状態等を検知するためのものであ
って、光や赤外線、高周波等を利用した非接触式のもの
や、接点の断接により作動する接点式のものがある。
【0022】センサ2の検知事項は、図2に示すよう
に、リードスイッチ14を通って発信器3に送られるよ
うになっている。電源としては、主に電池(図示せず)
を使用しているが、もちろん交流電源(図示せず)を用
いてもよい。
【0023】発信器3は、センサ2に取り付けられ、該
センサ2の検知事項を電波10に乗せて発信するための
ものであって、搬送波の周波数は例えば100MHzを
用い、出力は例えば10乃至20mWである。各発信器
3には、16通りの識別IDの中から1つのIDを図示
しない設定器により予め付与するようになっている。
【0024】発信器3は、センサ2の検知事項を識別I
Dと共に、例えば10秒ごとに1/100秒間発信する
ようになっている。電源は、例えばセンサ2と共通であ
る。
【0025】制御装置4は、発信器3からの電波を受信
する受信器11及び電話装置12を内蔵し、該電話装置
12を操作して外部の移動体通信装置の一例たるPHS
13に窓5、扉6等の住宅設備の状態を伝えるためのも
のであって、図2に示すように、受信器11からの信号
はI/Oポート15、CPU16、ROM18及びRA
M19からなるコンピュータ20に伝えられるようにな
っている。電源としては、交流電源25を用いている
が、非常用として電池(図示せず)を併用してもよい。
【0026】該コンピュータ20には、電話装置12を
操作するアクチュエータ21、各センサ2の状態を音声
により発するスピーカ22が接続され、また電話装置1
2から発せられる音はマイク23を通じてコンピュータ
20に取り込まれるようになっている。I/Oポート1
5とスピーカ22の間には、音声IC24が取り付けら
れている。
【0027】電話装置12は、通常の電話と同様に、住
宅28に取り付けられている屋内配線26及び中継器2
9を介して屋外配線30から電話会社に接続されるよう
になっている。なお電話装置12は、通常の電話機だけ
でなく、例えばモデム装置(図示せず)のように、電話
機の機能を備えたものであればよい。
【0028】また移動体通信装置の例としてPHS13
を挙げたが、これに限るものではなく、何らかの通信が
可能であればよく、例えば携帯電話やポケットベル(い
ずれも図示せず)でもよく、また移動体通信の形態とは
異なる一般の電話回線に接続された電話機でもよい。
【0029】本発明の第2実施例に係る住宅監視装置3
1は、図6において、センサ2と、発信器3と、アクチ
ュエータ32と、受信器33と、制御装置34とを備え
ている。
【0030】アクチュエータ32は、住宅設備の一例た
る窓5や扉6等を直接操作するためのものであって、例
えば窓5の開閉や、窓5の鍵5aのロック及びロック解
除等の機構を備えたものである。
【0031】受信器33は、アクチュエータ32に取り
付けられるものであって、制御装置34からの電波を受
信してコントローラ36に伝え、該コントローラ36が
アクチュエータ32を作動させるようになっている。
【0032】制御装置34は、制御装置4の受信器11
の代わりに、発信器3からの電波10を受信するだけで
なく、受信器33に電波10を送信することも可能な送
受信器35を内蔵したものであって、移動体通信装置の
一例たるPHS13からの指令により受信器33に電波
を送信してアクチュエータ32を作動させるようになっ
ている。
【0033】他の部分は本発明の第1実施例と同様であ
るので、同一の部分には、図面に同一の符号を付して、
その説明を省略する。
【0034】本発明の第3実施例に係る住宅監視装置
は、センサと、発信器と、アクチュエータと、制御装置
とを備えている(いずれも図示せず。以下本実施例にお
いて同様とする。)。
【0035】センサは、住宅設備の開閉状態や作動状態
を検知するためのものであって、第1実施例に係るセン
サ2と同様のものである。
【0036】発信器は、センサに取り付けられ、該セン
サの検知事項を光に乗せて発信するためのものであっ
て、赤外線又はレーザ等の光を無線によって発信する
か、或いはレーザ等の光を光ファイバーを通じて制御装
置に送信できるようになっている。
【0037】アクチュエータは、住宅設備を直接操作す
るためのものであって、第2実施例に係るアクチュエー
タ32と同様のものである。
【0038】受信器は、アクチュエータに取り付けられ
るものであって、制御装置からの赤外線又はレーザ等の
無線による光、或いは光ファイバーを通じてレーザ等の
光を受信して、コントローラに伝え、該コントローラが
アクチュエータを作動させるようになっている。
【0039】制御装置は、発信器からの光を受信すると
共に受信器に光を送信する送受信器及び電話装置を内蔵
したものであって、該電話装置を操作して外部の移動体
通信装置に住宅設備の状態を伝えると共に該移動体通信
装置からの指令により受信器に光を送信してアクチュエ
ータを作動させるようになっている。
【0040】送受信機は、発信器からの光を受信するだ
けでなく、アクチュエータの受信器に光を送信するため
のものであって、制御装置の指令により赤外線又はレー
ザ等の光を無線で発信するか、或いはレーザ等の光を光
ファイバーにより送信するようになっている。なお電話
装置は、第1実施例に係る電話装置12と同様のもので
ある。
【0041】本発明の第4実施例に係る住宅監視装置
は、センサと、発信器と、アクチュエータと、制御装置
とを備えている(いずれも図示せず。以下本実施例にお
いて同様とする。)。
【0042】センサ及びアクチュエータは、本発明の第
2実施例と同様のものであるが、夫々導電線により制御
装置の送受信器に接続されている。該導電線と共に電源
ケーブルが配線されており、制御装置からセンサ及びア
クチュエータに電源が供給されるようになっている。
【0043】制御装置は、センサから導電線を介して該
センサの検知事項を電気信号により受信すると共に、ア
クチュエータに電気信号を送信する送受信器及び電話装
置を内蔵したものであって、該電話装置を操作して外部
の移動体通信装置に住宅設備の状態を伝えると共に該移
動体通信装置からの指令により受信器に信号を送信して
アクチュエータを作動させるようになっている。なお電
話装置は、第1実施例に係る電話装置12と同様のもの
である。
【0044】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。まず本発明の第1実施
例に係る住宅監視装置1におけるセンサ2及び発信器3
の作用について説明する。図3に示すように、窓5が閉
じていている場合、センサ2は正常と判断するので、発
信器3は識別IDと共に窓5が正常であることを示す信
号を電波10に乗せて例えば10秒ごとに1/100秒
間発信する。
【0045】図4に示すように、窓5が何者かによって
矢印A方向に開けられた場合には、センサ2がこれを検
知し、発信器3による次の発信時に窓5に異常が生じた
ことを示す信号を電波10に乗せて1/100秒間発信
する。その後窓5に異常が生じている間は、発信器3は
異常信号を10秒ごとに発信し続ける。
【0046】このセンサ2及び発信器3の作用を図5に
示すフローチャートにより説明すると、処理Sにおい
てセンサ2によるセンシングが行われ、この結果により
条件分岐Sが行われる。異常が生じた場合には処理S
において異常信号が発信され、正常な場合には処理S
において正常信号が発信されて、処理S に戻る。こ
の発信周期は、例えば10秒である。
【0047】次に制御装置4の作用について説明する
と、図5のフローチャートに示すように、電源投入する
ことにより、処理Sにおいて初期化が行われ、S
おいてフラッグのクリヤが行われる。続いて処理S
おいて発信器3からの電波10を受信し、処理Sにお
いてフラッグの判定が行われる。そしてPHS13に通
報する通報周期に当たるかどうかにより、条件分岐S
10から処理が分かれる。通報周期は、例えば1分乃至
10分である。通報周期に達していない場合には、処理
に戻り、通報周期に達しているときは、処理S11
に進んで、PHS13に通報がなされる。処理Sが行
われるリセットの周期は、例えば20秒乃至1分であ
り、通報周期になるまでは、通報を行わないまま処理S
,S及びSが繰り返される。
【0048】通報時には、アクチュエータ21が電話装
置12を操作し、住宅28の住人(図示せず)が所持す
るPHS13に電話をかけ、通話成立後に音声IC24
により音声化されたメッセージがスピーカ22から発せ
られ、該メッセージが電話装置12を通じてPHS13
に伝えられる。
【0049】また住人側からガス配管の元栓9の状態に
ついての問い合わせの電話が入った場合には、その内容
がマイク23からコンピュータ20に伝えられ、その時
点での処理S9でのフラッグ判定結果がスピーカ22か
ら発せられて、電話装置12を通じて住人に伝えられ
る。
【0050】次に本発明の第2実施例に係る住宅監視装
置31の作用について説明する。住宅監視装置31は、
第1実施例に係る住宅監視装置1と同一の作用に加え
て、住人のPHS13からの指令によって、住宅監視装
置31の停止及び再開、任意のセンサ2に関するセンシ
ングの停止及び再開を行うことができる。
【0051】また図6に示すように、通報又は問い合わ
せにより、例えば窓5に配置されているセンサ2から鍵
5aが掛かっていないことが知らされた場合に、PHS
13の操作により制御装置34の送受信器35から受信
器33に電波10を発信し、コントローラ36によりア
クチュエータ32を作動させて、鍵5aを掛けてしまう
ことができる。
【0052】このほか、住宅監視装置31は、テレビジ
ョン受信器8の作動及び停止や、ガス配管の元栓9の開
け閉めも行うことができ、幅広く応用することができ
る。
【0053】本発明の第3実施例に係る住宅監視装置の
作用について説明する。基本的には第2実施例と同様で
あるが、センサと送受信器、アクチュエータと送受信器
とが夫々赤外線又はレーザ等の光によって通信するよう
になっているので、電波障害の起きやすい環境であって
も安定して動作する。制御装置から見てセンサ及びアク
チュエータが見通し範囲内に取り付けられる場合には、
無線による光通信の形式にした方が設置が容易である。
【0054】本発明の第4実施例に係る住宅監視装置の
作用について説明する。基本的には第2実施例と同様で
あるが、センサと送受信器、アクチュエータと送受信器
とが夫々導電線によって接続されており、該導電線を通
じて通信を行うだけでなく、該導電線と共に配線した電
源ケーブルを通じて制御装置からセンサ及びアクチュエ
ータに対して電源を供給している。センサ及びアクチュ
エータの取付け箇所に電源を確保する必要がないので、
設置及び管理が容易である。
【0055】
【発明の効果】本発明は、上記のように住宅設備の開閉
状態や作動状態を検知するセンサと、該センサに取り付
けられ該センサの検知事項を電波に乗せて発信する発信
器と、該発信器からの電波を受信する受信器及び電話装
置を内蔵し該電話装置を操作して外部の移動体通信装置
に住宅設備の状態を伝える制御装置とを備えたので、住
宅設備に異常が生じた場合には住人に直接通報がなされ
る効果があり、住宅監視装置の導入コストのみならず運
用コストを低減させることができ、またこの結果住宅監
視装置が広く普及するようになるため、加入人数が著し
く減少しているPHS業界に新たな需要を喚起すること
ができる効果がある。
【0056】また上記構成において、住宅設備の開閉状
態や作動状態を検知するセンサの検知事項を発信器によ
り光に乗せて発信し、該発信器からの光を制御装置内の
受信器により受信するように構成したので、制御装置か
らの見通し範囲にセンサを取り付けるような場合にその
設置を容易にできると共に、センサの発信器と受信器と
を光ファイバーで夫々接続して通信することができ、住
宅監視装置が広く普及するようになる効果が得られる。
【0057】更には、上記構成において、住宅設備の開
閉状態や作動状態を検知するセンサの検知事項を導電線
を通じて制御装置に伝えるように構成したので、センサ
からの信号を有線により制御装置内の受信器に送信で
き、トータルコストの低廉な住宅監視装置の広範な普及
を図ることができる効果が得られる。
【0058】また上記構成により、住人の側から制御装
置に対して住宅設備の状態を問い合わせることができる
ため、任意のセンサの作動を停止又は再開させるような
操作を自在に行うことができるという効果がある。
【0059】更には、上記構成において、住宅設備を直
接操作するアクチュエータと、該アクチュエータに取り
付けられた受信器とを備え、該受信器に電波を送信する
機能をも備えた送受信器を制御装置に取り付け、移動体
通信装置からの指令により受信器に電波を送信してアク
チュエータを作動させ得るように構成したので、例えば
掛け忘れた窓の鍵を掛けたり、消し忘れたテレビジョン
受信器の電源を切断したりするような住宅設備に対する
遠隔操作を行うことができるという画期的な効果が得ら
れる。
【0060】また上記構成において、アクチュエータに
光を受信できる受信器を取り付け、センサの発信器から
発信される光を受信すると共に該受信器に光を送受信す
る機能を持つ送受信器を制御装置に取り付け、移動体通
信装置からの指令により受信器に光を送信してアクチュ
エータを作動させ得るように構成したので、電波障害が
起きやすい環境であっても、アクチュエータの受信器に
信号を送信でき、トータルコストの低廉な住宅監視装置
の広範な普及を図ることができる効果が得られる。
【0061】更には、上記構成により、制御装置からの
見通し範囲にセンサ及びアクチュエータを取り付ける場
合にその設置を容易にし得ると共に、制御装置からの見
通し範囲外にセンサ及びアクチュエータを取り付ける場
合に光ファイバーを通じて制御装置と通信させるように
できるという効果がある。
【0062】また上記構成において、住宅設備の開閉状
態や作動状態を検知するセンサ及び住宅設備を直接操作
するアクチュエータと、該センサの検知事項を受信する
と共にアクチュエータに信号を送信する送受信器とを夫
々導電線により接続したので、センサ及びアクチュエー
タの電源を制御装置から供給でき、設置を容易にし得、
あわせてトータルコストの低廉な住宅監視装置の広範な
普及を図ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図5は、本発明の第1実施例に係り、
図1は住宅監視装置が取り付けられた住宅の概略斜視図
である。
【図2】住宅監視装置のブロック図である。
【図3】窓が閉まっているときの発信器からの電波の発
信状態、制御装置及びPHSの作動状態を示す斜視図及
びブロック図である。
【図4】窓が開けられたときの発信器からの電波の発信
状態及び制御装置からPHSに通報がなされている状態
を示す斜視図及びブロック図である。
【図5】住宅監視装置の作動ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2実施例に係る住宅監視装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 住宅監視装置 2 センサ 3 発信器 4 制御装置 5 住宅設備の一例たる窓 6 住宅設備の一例たる扉 8 住宅設備の一例たるテレビジョン受信器 9 住宅設備の一例たるガス配管の元栓 10 電波 11 受信器 12 電話装置 13 移動体通信装置の一例たるPHS 31 住宅監視装置 34 制御装置 35 送受信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 301 H04Q 9/00 301B H04Q 9/00 301 H04B 7/26 109M Fターム(参考) 5C087 AA21 AA37 AA44 BB12 BB15 BB19 BB20 BB76 CC51 DD05 DD24 DD37 EE14 FF01 FF04 FF09 FF13 FF17 FF19 FF23 FF30 GG11 GG24 GG30 GG36 GG69 GG70 5K048 AA04 BA13 CA08 DA02 DB01 DC01 EA23 EB02 EB12 EB14 FA04 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 HA31 5K067 AA35 BB04 BB21 BB28 DD23 DD27 DD51 EE37 GG01 GG11 HH05 HH13 HH21 HH22 5K101 KK11 LL12 MM06 NN08 NN16 NN21 NN36 NN37 NN41 TT06 UU10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅設備の開閉状態や作動状態を検知す
    るセンサと、該センサに取り付けられ該センサの検知事
    項を電波に乗せて発信する発信器と、該発信器からの電
    波を受信する受信器及び電話装置を内蔵し該電話装置を
    操作して外部の移動体通信装置に前記住宅設備の状態を
    伝える制御装置とを備えたことを特徴とする住宅監視装
    置。
  2. 【請求項2】 住宅設備の開閉状態や作動状態を検知す
    るセンサと、該センサに取り付けられ該センサの検知事
    項を光に乗せて発信する発信器と、該発信器からの光を
    受信する受信器及び電話装置を内蔵し該電話装置を操作
    して外部の移動体通信装置に前記住宅設備の状態を伝え
    る制御装置とを備えたことを特徴とする住宅監視装置。
  3. 【請求項3】 住宅設備の開閉状態や作動状態を検知す
    るセンサと、該センサから導電線を介して該センサの検
    知事項を受信する受信器及び電話装置を内蔵し該電話装
    置を操作して外部の移動体通信装置に前記住宅設備の状
    態を伝える制御装置とを備えたことを特徴とする住宅監
    視装置。
  4. 【請求項4】 住宅設備の開閉状態や作動状態を検知す
    るセンサと、該センサに取り付けられ該センサの検知事
    項を電波に乗せて発信する発信器と、前記住宅設備を直
    接操作するアクチュエータと、該アクチュエータに取り
    付けられた受信器と、前記発信器からの電波を受信する
    と共に前記受信器に電波を送信する送受信器及び電話装
    置を内蔵し該電話装置を操作して外部の移動体通信装置
    に前記住宅設備の状態を伝えると共に該移動体通信装置
    からの指令により前記受信器に電波を送信して前記アク
    チュエータを作動させる制御装置とを備えたことを特徴
    とする住宅監視装置。
  5. 【請求項5】 住宅設備の開閉状態や作動状態を検知す
    るセンサと、該センサに取り付けられ該センサの検知事
    項を光に乗せて発信する発信器と、前記住宅設備を直接
    操作するアクチュエータと、該アクチュエータに取り付
    けられた受信器と、前記発信器からの光を受信すると共
    に前記受信器に光を送信する送受信器及び電話装置を内
    蔵し該電話装置を操作して外部の移動体通信装置に前記
    住宅設備の状態を伝えると共に該移動体通信装置からの
    指令により前記受信器に光を送信して前記アクチュエー
    タを作動させる制御装置とを備えたことを特徴とする住
    宅監視装置。
  6. 【請求項6】 住宅設備の開閉状態や作動状態を検知す
    るセンサと、前記住宅設備を直接操作するアクチュエー
    タと、前記該センサから導電線を介して該センサの検知
    事項を受信すると共に前記アクチュエータに信号を送信
    する送受信器及び電話装置を内蔵し該電話装置を操作し
    て外部の移動体通信装置に前記住宅設備の状態を伝える
    と共に該移動体通信装置からの指令により前記受信器に
    信号を送信して前記アクチュエータを作動させる制御装
    置とを備えたことを特徴とする住宅監視装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077081A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Nec Infrontia Corp セキュリティシステム及びそれに用いるセキュリティ情報伝達方法
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JP2017514417A (ja) * 2014-03-20 2017-06-01 メルノア インコーポレーテッド バルブを制御する無線装置、システム、及び方法

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