JP2001155222A - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JP2001155222A
JP2001155222A JP33906599A JP33906599A JP2001155222A JP 2001155222 A JP2001155222 A JP 2001155222A JP 33906599 A JP33906599 A JP 33906599A JP 33906599 A JP33906599 A JP 33906599A JP 2001155222 A JP2001155222 A JP 2001155222A
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JP
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party
card
client
withdrawal
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JP33906599A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hayashi
康弘 林
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Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融自動化機器を操作しての取引を第三者に
依頼する場合に、依頼者の暗証番号を第三者に知らせる
ことなく、取引を実行可能とする。 【解決手段】 金融自動化機器で第三者の取引カードと
依頼者の取引カードを取り込み、第三者の取引カードに
記録されている該第三者を特定する情報と、入力された
第三者の暗証番号を照合して、第三者の本人確認がなさ
れると、依頼者のカードから該依頼者の口座を特定する
情報を読み取り、この特定された依頼者の口座で取引を
行う。そして、取引明細票には、第三者を特定する情報
を印刷して、履歴として残す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の操作により
取引が行われる金融自動化機器を備えた自動取引システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】顧客の操作により取引が行われる金融自
動化機器を備えた自動取引システムでは、本人が何らか
の理由で金融機関に出向くことができない場合、第三者
に取引を依頼することとなる。
【0003】出金取引を例に取ると、取引を依頼する本
人は、第三者にカードを渡すとともに、暗証番号を教え
ることで、第三者は、依頼者本人が取引を行うのと同様
の操作で、取引を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の自
動取引システムでは、第三者に取引を依頼する場合、依
頼者は、第三者に暗証番号を教えなければならない。し
かしながら、暗証番号が第三者に知られることは、セキ
ュリティー上、好ましいものではない。
【0005】このため、暗証番号を第三者に教えること
なく、取引を依頼できる自動取引システムを開発するこ
とが課題となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明の請求項1に係る発明は、顧客の操作によ
り取引が行われる金融自動化機器を備えた自動取引シス
テムにおいて、第三者の取引媒体から該第三者を特定す
る情報を読み取り、操作をする第三者が本人であると確
認されると、依頼者の取引媒体から該依頼者の口座を特
定する情報を読み取り、取引を行う口座を特定して、該
口座で取引を行い、取引の履歴に、前記特定した第三者
の情報を付加することを特徴とする自動取引システムで
ある。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る自
動取引システムにおいて、第三者による取引回数の上限
を設けることを特徴とする自動取引システムである。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に係る自動取引システムにおいて、第三者による出金取
引の出金金額の上限を、本人が出金取引を行う場合の出
金金額の上限より低く設定することを特徴とする自動取
引システムである。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1、2また
は3に係る自動取引システムにおいて、第三者による取
引が実行されると、実行可能な取引項目から、残高照会
取引を外すとともに、顧客に渡す取引の履歴に、残高を
出力しないことを特徴とする自動取引システムである。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項1、2、3
または4に係る自動取引システムにおいて、第三者の本
人確認は、暗証番号の照合により行うことを特徴とする
自動取引システムである。
【0011】請求項6に係る発明は、請求項1、2、3
または4に係る自動取引システムにおいて、第三者の本
人確認は、アイリスの照合により行うことを特徴とする
自動取引システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の自動取引システム
の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0013】図において、1は金融自動化機器である。
この金融自動化機器は、顧客のカードを取り込み、該カ
ードに磁気的あるいはその他の手段で記録してある情報
を読み取るカード読取部2と、顧客の控えとなる取引明
細票と金融機関側の控えとなる取引ジャーナルとを印字
するジャーナル印字部3と、顧客の通帳を取り込み、通
帳に磁気的に記録してある情報の読み書き、および取引
内容の印字を行う通帳印字部4と、紙幣の入出金処理を
行う紙幣入出金装置5と、硬貨の入出金処理を行う硬貨
入出金装置6と、顧客が操作を行う操作部7と、上述し
た各構成を制御する制御部8等を備える。なお、金融自
動化機器1としては、出金専用として、通帳印字部4と
硬貨入出金装置6を備えないものや、入出金可能であっ
ても、硬貨入出金装置6を備えないもの等、複数の種類
があるが、本発明は、いずれの金融自動化機器1でも適
用可能である。
【0014】10はホストコンピュータである。全ての
金融自動化機器1は、このホストコンピュータ10とつ
ながっており、各口座毎の取引の履歴の管理や、暗証番
号の照合等を行う。
【0015】11は取引回数計数部で、ホストコンピュ
ータ10は、第三者が取引を行うと、その回数をこの取
引回数計数部11で記憶しておき、第三者による取引回
数を規制できるようにする。
【0016】12は取引金額設定部で、ホストコンピュ
ータ10は、第三者が取引を行う場合の出金可能な金額
を通常より低く設定するため、その情報をこの取引金額
設定部12で持つ。
【0017】図2は第1の実施の形態の処理の流れを示
すフローチャートで、以下に、第1の実施の形態の自動
取引システムの機能の詳細について、処理の流れに沿っ
て説明する。
【0018】まず、依頼者は第三者に取引を依頼する。
依頼者が第三者に出金取引を依頼する場合は、自身のカ
ード、必要に応じて通帳を第三者に渡す。このとき、依
頼者は、第三者に自身のカードの暗証番号を教える必要
はない。依頼者が第三者に入金取引を依頼する場合は、
自身のカードと現金、必要に応じて通帳を第三者に渡
す。このときも、依頼者は、第三者に自身のカードの暗
証番号を教える必要はない。依頼者が第三者に残高照会
取引を依頼する場合は、自身のカードを第三者に渡す。
このときも、依頼者は、第三者に自身のカードの暗証番
号を教える必要はない。
【0019】取引の依頼を受けた第三者は、金融自動化
機器1がある場所に、自身のカードと、依頼者から渡さ
れた該依頼者のカードと、入金の場合は依頼者から渡さ
れた現金、必要に応じて依頼者の通帳を持参する。
【0020】金融自動化機器1の制御部8は、取引選択
画面として、入金、出金といった通常の取引に加え、第
三者取引の選択項目を加えた取引選択画面を操作部7に
表示して、顧客による選択を待つ。
【0021】顧客が第三者取引を選択すると、制御部8
は、選択項目として入金取引と出金取引と残高照会取引
を設けた取引選択画面を表示する(SA1)。取引種別
が選択されると、まず、制御部8は、実際に取引を行う
第三者のカードの挿入の促す操作誘導を操作部7の画面
や音声により行うとともに、カード読取部2でカードを
受け付けて、処理できる状態にし、通帳印字部4で通帳
を受け付けて、処理できる状態にする。
【0022】顧客、ここでは取引を依頼された第三者が
自身のカードを挿入すると(SA2)、制御部8は、カ
ード読取部2でこれを取り込み、第三者を特定するため
に必要な情報を読み取るとともに、暗証番号の入力を促
す操作誘導を操作部7の画面や音声により行う。
【0023】第三者が操作部7を操作して暗証番号が入
力されると(SA3)、第三者のカードから取得した情
報と、暗証番号をホストコンピュータ10に照合して、
第三者の本人確認を行う(SA4)。
【0024】第三者の本人確認が取れると、制御部8
は、依頼者のカードと、必要に応じて通帳の挿入を促す
操作誘導を操作部7の画面や音声により行う。
【0025】取引を行っている第三者は、依頼者から預
かった該依頼者のカードを挿入する(SA5)。また、
依頼者の通帳を預かっている場合は、通帳も挿入する。
【0026】依頼者のカードが挿入されると、制御部8
は、カード読取部2でこれを取り込み、該カードから依
頼者の口座を特定する情報を読み取る(SA6)。
【0027】前記SA1の取引選択で、第三者取引で出
金取引が選択されていると(SA7)、制御部8は、第
三者を特定する情報と依頼者の口座番号の組み合わせを
ホストコンピュータ10に照合して、同じ組み合わせで
過去に取引が行われたか否かを調べる(SA8)。
【0028】これは、取引回数を限定することで、カー
ド盗難時等の被害を最小限に止めるための処置であり、
取引回数計数部11で第三者と口座番号の組み合わせで
取引回数を記憶しておき、同じ第三者と口座番号の組み
合わせでは、一日一回しか取引が行えない等の上限を設
ける。例えば、一日一回しか取引が行えないという上限
を設定した場合は、照合の結果、第三者を特定する情報
と依頼者の口座番号の組み合わせから、同じ組み合わせ
で同日にすでに取引が行われていた場合、依頼者のカー
ドと第三者のカードを排出して、取引を中止する。な
お、取引回数の限定は上記例に限るものではない。
【0029】取引回数が上限を超えていない場合は、制
御部8は出金金額の入力を促す操作誘導を操作部7の画
面や音声により行う。
【0030】この操作誘導に従い、第三者は操作部7を
操作して出金金額を入力する(SA9)。
【0031】制御部8は、第三者が入力した出金金額を
ホストコンピュータ10に照合して、上限を超えている
か否かを調べる(SA10)。
【0032】なお、第三者取引で出金取引が選択されて
いる場合、ホストコンピュータ10は、本人が出金取引
を行う通常の場合に比較して出金金額の上限が低く設定
されている取引金額設定部12を参照して、入力された
出金金額が、第三者取引の出金金額の上限を超えている
場合は、これを制御部8に通知し、該制御部8は、この
通知を受けて出金金額の再入力を促す操作誘導を操作部
7の画面や音声により行う。
【0033】入力された出金金額が、第三者取引の出金
金額の上限を超えていない場合は、制御部8は紙幣入出
金装置5を制御して出金金額分の紙幣の計数処理を開始
するとともに(SA11)、カード読取部2から依頼者
のカードを排出する(SA12)。
【0034】また、制御部8はジャーナル印字部3を制
御して顧客側の控えとなる取引明細票および金融機関側
の控えとなる取引ジャーナルに印字を行う(SA1
3)。
【0035】図3は第1の実施の形態の取引明細票の説
明図で、第1の実施の形態における取引明細票の一例を
示す。制御部8は、第三者取引で出金取引が選択されて
いる場合、取引明細票および取引ジャーナルには、取引
を行った年月日、出金金額等、本人が通常取引を行った
場合の取引明細票に印字される情報に加え、実際に取引
を行った第三者を特定する情報として、第三者のカード
の情報をホストコンピュータ10に照合することで特定
される該第三者の名前やIDコード等を印字する。
【0036】そして、出金すべき紙幣が揃うと、制御部
8はカード読取部2から第三者のカードと、ジャーナル
印字部3から取引明細票と、紙幣入出金装置5から紙幣
を排出し(SA14)、これら全ての媒体が受け取られ
たことを確認すると、出金取引を終了する。なお、通帳
を取り込んでいる場合は、通帳印字部4で出金金額と残
高とを印字し、これを排出する。また、ホストコンピュ
ータ10では、取引回数計数部11をカウントアップす
る。
【0037】第三者は、依頼者のカードと現金と取引明
細票、そして、受け取っている場合には通帳を依頼者に
渡すことで、第三者による出金取引は終了する。
【0038】前記SA1の取引選択で、第三者取引で入
金取引が選択されていると(SA7)、上述したように
第三者の本人確認および依頼者の口座の特定が終了した
後、現金の投入を促す操作誘導を画面や音声により行
う。
【0039】この操作誘導に従い、第三者は現金を投入
する(SA15)。
【0040】現金が投入されると、これを取り込み、鑑
別や計数を行い(SA16)、入金に適する現金の計数
が終了して、その金額が確定すると、操作部7に表示す
る。第三者がこの金額を見て確認の操作を行うと(SA
17)、現金を収納するととともに(SA18)、依頼
者のカードを排出し(SA19)、顧客側の控えとなる
取引明細票および金融機関側の控えとなる取引ジャーナ
ルに印字を行う(SA20)。
【0041】ここで、第三者取引で入金取引が選択され
ている場合、取引明細票および取引ジャーナルには、図
3で説明した出金取引時の取引明細票と同様に、取引を
行った年月日、入金金額等、本人が通常取引を行った場
合の取引明細票に印字される情報に加え、実際に取引を
行った第三者を特定する情報として、第三者のカードの
情報をホストコンピュータ10に照合することで特定さ
れる該第三者の名前やIDコード等を印字する。
【0042】そして、第三者のカードと取引明細票を排
出し(SA21)、これら全ての媒体が受け取られたこ
とを確認すると、入金取引を終了する。
【0043】なお、通帳を取り込んでいる場合は、通帳
印字部4で入金金額と残高とを印字し、これを排出す
る。
【0044】ここで、第三者取引で入金取引が選択され
ている場合は、入金に適する現金の金額を確認する段階
で、取引を中止することができないようにする。すなわ
ち、入金に適する現金の金額を確認する段階で、取引を
中止すると、現金が返却されるが、第三者取引の入金取
引では、取引の中止を選択できないようにして、確認の
操作のみを受け付けるようにすることで、入金に適する
現金は、必ず収納して、依頼者の口座に入金されるよう
にする。これにより、入金時のセキュリティが確保でき
るものである。
【0045】また、第三者取引で入金取引が選択されて
いる場合でも、入金に適する現金の金額を確認する段階
で、取引を中止することができるようにしておく場合
は、取引の中止が選択されると、取引明細票および取引
ジャーナルには、取引を行った年月日に加え、実際に取
引を行った第三者を特定する情報として、第三者のカー
ドの情報をホストコンピュータ10に照合することで特
定される該第三者の名前やIDコード等を印字して発行
することで、履歴を残し、不正な行為が行われないよう
にする。
【0046】第三者は、依頼者のカードと取引明細票、
そして、受け取っている場合には通帳を依頼者に渡すこ
とで、第三者による入金取引は終了する。
【0047】前記SA1の取引選択で、第三者取引で残
高照会取引が選択されていると(SA7)、上述したよ
うに第三者の本人確認および依頼者の口座の特定が終了
した後、制御部8はホストコンピュータ10に依頼者の
口座の残高を照会する(SA22)。そして、ホストコ
ンピュータ10から残高の照会の応答が来ると、依頼者
のカードを排出するとともに(SA23)、制御部8は
顧客側の控えとなる取引明細票および金融機関側の控え
となる取引ジャーナルに印字を行う(SA24)。
【0048】ここで、第三者取引で残高照会取引が選択
されている場合、取引明細票および取引ジャーナルに
は、図3で説明した出金取引時の取引明細票と同様に、
取引を行った年月日、残高等、本人が通常取引を行った
場合の取引明細票に印字される情報に加え、実際に取引
を行った第三者を特定する情報として、第三者のカード
の情報をホストコンピュータ10に照合することで特定
される該第三者の名前やIDコード等を印字する。
【0049】そして、第三者のカードと取引明細票を排
出し(SA25)、これら全ての媒体が受け取られたこ
とを確認すると、残高照会取引を終了する。
【0050】第三者は、依頼者のカードと取引明細票を
依頼者に渡すことで、第三者による残高照会取引は終了
する。
【0051】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態では、依頼者の暗証番号を第三者に知らせること
なく、該依頼者のカードを用いて取引が行え、誰が取引
を行ったかを、取引明細票やジャーナルに記録するの
で、依頼者は第三者に暗証番号を知られることなく安心
して取引を依頼でき、誰がいくら取引したかが記録に残
るので、取引を依頼される第三者は不正を働き難くいも
のであり、セキュリティを確保できる。
【0052】また、取引を依頼するにあたり、依頼者や
第三者が金融機関に対して何ら特別な登録をする必要も
ないので、依頼者、第三者とも、事前に手続きをするこ
となく取引の依頼、そして取引の実行ができ、依頼者
は、自身および第三者に手間をかけることなく、取引を
依頼できる。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0054】なお、自動取引システムのハードウエア構
成については、図1で説明したものと同じであるので、
以下の動作の説明は、図1を用いて行う。
【0055】図4は第2の実施の形態の処理の流れを示
すフローチャートで、以下に、第2の実施の形態の自動
取引システムの機能の詳細について、処理の流れに沿っ
て説明する。
【0056】まず、依頼者は第三者に取引を依頼する。
依頼者が第三者に出金取引を依頼する場合は、自身のカ
ードを第三者に渡す。このとき、依頼者は、第三者に自
身のカードの暗証番号を教える必要はない。依頼者が第
三者に入金取引を依頼する場合は、自身のカードと現金
を第三者に渡す。このときも、依頼者は、第三者に自身
のカードの暗証番号を教える必要はない。
【0057】取引の依頼を受けた第三者は、金融自動化
機器1がある場所に、自身のカードと、依頼者から渡さ
れた該依頼者のカードと、入金の場合は依頼者から渡さ
れた現金を持参する。
【0058】金融自動化機器1の制御部8は、取引選択
画面として、入金、出金といった通常の取引に加え、第
三者取引の選択項目を加えた取引選択画面を操作部7に
表示して、顧客による選択を待つ。
【0059】顧客が第三者取引を選択すると、制御部8
は、選択項目として入金取引と出金取引を設けた取引選
択画面を表示する(SB1)。この第2の実施の形態の
第三者取引では、残高照会取引の選択項目は設けず、残
高照会取引は選択できないようにする。取引種別が選択
されると、まず、制御部8は、実際に取引を行う第三者
のカードの挿入の促す操作誘導を操作部7の画面や音声
により行うとともに、カード読取部2でカードを受け付
けて、処理できる状態にする。この時、通帳印字部4は
通帳を受け付ける状態にはしない。
【0060】顧客、ここでは取引を依頼された第三者が
自身のカードを挿入すると(SB2)、制御部8は、カ
ード読取部2でこれを取り込み、第三者を特定するため
に必要な情報を読み取るとともに、暗証番号の入力を促
す操作誘導を操作部7の画面や音声により行う。
【0061】第三者が操作部7を操作して暗証番号が入
力されると(SB3)、第三者のカードから取得した情
報と、暗証番号をホストコンピュータ10に照合して、
第三者の本人確認を行う(SB4)。
【0062】第三者の本人確認が取れると、制御部8
は、依頼者のカードの挿入を促す操作誘導を操作部7の
画面や音声により行う。
【0063】取引を行っている第三者は、依頼者から預
かった該依頼者のカードを挿入する(SB5)。
【0064】依頼者のカードが挿入されると、制御部8
は、カード読取部2でこれを取り込み、該カードから依
頼者の口座を特定する情報を読み取る(SB6)。
【0065】前記SB1の取引選択で、第三者取引で出
金取引が選択されていると(SB7)、制御部8は、第
三者を特定する情報と依頼者の口座番号の組み合わせを
ホストコンピュータ10に照合して、同じ組み合わせで
過去に取引が行われたか否かを調べる(SB8)。
【0066】これは、取引回数を限定することで、カー
ド盗難時等の被害を最小限に止めるための処置であり、
取引回数計数部11で第三者と口座番号の組み合わせで
取引回数を記憶しておき、同じ第三者と口座番号の組み
合わせでは、一日一回しか取引が行えない等の上限を設
ける。例えば、一日一回しか取引が行えないという上限
を設定した場合は、照合の結果、第三者を特定する情報
と依頼者の口座番号の組み合わせから、同じ組み合わせ
で同日にすでに取引が行われていた場合、依頼者のカー
ドと第三者のカードを排出して、取引を中止する。な
お、取引回数の限定は上記例に限るものではない。
【0067】取引回数が上限を超えていない場合は、制
御部8は出金金額の入力を促す操作誘導を操作部7の画
面や音声により行う。
【0068】この操作誘導に従い、第三者は操作部7を
操作して出金金額を入力する(SB9)。
【0069】制御部8は、第三者が入力した出金金額を
ホストコンピュータ10に照合して、上限を超えている
か否かを調べる(SB10)。
【0070】なお、第三者取引で出金取引が選択されて
いる場合、ホストコンピュータ10は、本人が出金取引
を行う通常の場合に比較して出金金額の上限が低く設定
されている取引金額設定部12を参照して、入力された
出金金額が、第三者取引の出金金額の上限を超えている
場合は、これを制御部8に通知し、該制御部8は、この
通知を受けて出金金額の再入力を促す操作誘導を操作部
7の画面や音声により行う。
【0071】入力された出金金額が、第三者取引の出金
金額の上限を超えていない場合は、制御部8は紙幣入出
金装置5を制御して出金金額分の紙幣の計数処理を開始
するとともに(SB11)、カード読取部2から依頼者
のカードを排出する(SB12)。
【0072】また、制御部8はジャーナル印字部3を制
御して顧客側の控えとなる取引明細票および金融機関側
の控えとなる取引ジャーナルに印字を行う(SB1
3)。
【0073】図5は第2の実施の形態の取引明細票の説
明図で、第2の実施の形態における取引明細票の一例を
示す。制御部8は、第三者取引で出金取引が選択されて
いる場合、取引明細票および取引ジャーナルには、取引
を行った年月日、出金金額等、本人が通常取引を行った
場合の取引明細票に印字される情報に加え、実際に取引
を行った第三者を特定する情報として、第三者のカード
の情報をホストコンピュータ10に照合することで特定
される該第三者の名前やIDコード等を印字するが、残
高は印字しない。
【0074】そして、出金すべき紙幣が揃うと、制御部
8はカード読取部2から第三者のカードと、ジャーナル
印字部3から取引明細票と、紙幣入出金装置4から紙幣
を排出し(SB14)、これら全ての媒体が受け取られ
たことを確認すると、出金取引を終了する。なお、ホス
トコンピュータ10では、取引回数計数部11をカウン
トアップする。
【0075】第三者は、依頼者のカードと現金と取引明
細票を依頼者に渡すことで、第三者による出金取引は終
了する。
【0076】前記SB1の取引選択で、第三者取引で入
金取引が選択されると(SB7)、上述したように第三
者の本人確認および依頼者の口座の特定が終了した後、
現金の投入を促す操作誘導を画面や音声により行う。
【0077】この操作誘導に従い、第三者は現金を投入
する(SB15)。
【0078】現金が投入されると、これを取り込み、鑑
別や計数を行い(SB16)、入金に適する現金の計数
が終了して、その金額が確定すると、操作部7に表示す
る。第三者がこの金額を見て確認の操作を行うと(SB
17)、現金を収納するととともに(SB18)、依頼
者のカードを排出し(SB19)、顧客側の控えとなる
取引明細票および金融機関側の控えとなる取引ジャーナ
ルに印字を行う(SB20)。
【0079】ここで、第三者取引で入金取引が選択され
ている場合、取引明細票および取引ジャーナルには、図
5で説明した出金取引時の取引明細票と同様に、取引を
行った年月日、入金金額等、本人が通常取引を行った場
合の取引明細票に印字される情報に加え、実際に取引を
行った第三者を特定する情報として、第三者のカードの
情報をホストコンピュータ10に照合することで特定さ
れる該第三者の名前やIDコード等を印字するが、残高
は印字しない。
【0080】そして、第三者のカードと取引明細票を排
出し(SB21)、これら全ての媒体が受け取られたこ
とを確認すると、入金取引を終了する。
【0081】ここで、第三者取引で入金取引が選択され
ている場合は、入金に適する現金の金額を確認する段階
で、取引を中止することができないようにする。すなわ
ち、入金に適する現金の金額を確認する段階で、取引を
中止すると、現金が返却されるが、第三者取引の入金取
引では、取引の中止を選択できないようにして、確認の
操作のみを受け付けるようにすることで、入金に適する
現金は、必ず収納して、依頼者の口座に入金されるよう
にする。これにより、入金時のセキュリティが確保でき
るものである。
【0082】また、第三者取引で入金取引が選択されて
いる場合でも、入金に適する現金の金額を確認する段階
で、取引を中止することができるようにしておく場合
は、取引の中止が選択されると、取引明細票および取引
ジャーナルには、取引を行った年月日に加え、実際に取
引を行った第三者を特定する情報として、第三者のカー
ドの情報をホストコンピュータ10に照合することで特
定される該第三者の名前やIDコード等を印字して発行
することで、履歴を残し、不正な行為が行われないよう
にする。
【0083】第三者は、依頼者のカードと取引明細票を
依頼者に渡すことで、第三者による入金取引は終了す
る。
【0084】この第2の実施の形態においては、第三者
取引で出金取引や入金取引が実行された場合、取引明細
票には残高を印字しないので、第三者は、依頼者の残高
を知ることはできない。また、残高照会取引は行えない
ので、やはり、第三者は、依頼者の残高を知ることはで
きない。さらに、通帳も受け付けないので、第三者が入
金取引を利用して依頼者の残高を知るということもでき
ない。
【0085】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態では、第三者に依頼者の残高を知らせないように
したので、第1の実施の形態で説明した効果に加え、依
頼者のプライバシーを確保することができる。
【0086】また、残高が第三者に知られないことで、
出金可能な金額が知られることもなく、セキュリティも
確保できる。
【0087】上述した本発明の第1の実施の形態および
第2の実施の形態において、第三者の本人確認は、該第
三者のカードを取り込み、暗証番号を入力させて、それ
を照合することで行うものとした。
【0088】この第三者の本人確認で不正が行われない
ようにするため、個人の身体的特徴、例えばアイリスを
用いて第三者の本人確認を行うようにしてもよい。
【0089】すなわち、図1で説明した金融自動化機器
1に、カメラ等で構成されるアイリスの取得装置を備え
るとともに、ホストコンピュータ10に、アイリスのデ
ータを登録しておき、金融自動化機器1で取得したアイ
リスのデータとあらかじめ登録してあるアイリスのデー
タ照合して、本人確認を行う。
【0090】以下に、第三者取引において、アイリスに
よる本人確認を行う場合の動作を説明すると、第三者取
引が選択されて、該第三者のカードを取り込んだ後、暗
証番号を入力させるとともに、第三者の目を撮影して、
その画像から、アイリスのデータを取得する。そして、
第三者のカードから読み取った情報、入力された暗証番
号、取得したアイリスのデータをホストコンピュータ1
0に送る。
【0091】ホストコンピュータ10では、第三者のカ
ードから読み取った情報と入力された暗証番号を照合
し、照合が取れると、第三者のカードから読み取った情
報から、あらかじめ登録してあるアイリスのデータの中
から該当する人物のアイリスのデータを検索し、このあ
らかじめ登録してあるアイリスのデータと、金融自動化
機器1から送られてきたアイリスのデータを照合する。
そして、アイリスのデータ同士で照合が取れた場合は、
本人確認が取れたものとして、以後、上述した第1の実
施の形態もしくは第2の実施の形態で説明した依頼者の
カードの取り込み以降の処理を行う。
【0092】一般的に、暗証番号による本人確認を行え
ば、第三者取引におけるセキュリティは確保できるが、
例えば2枚のカードを不正に取得して、一方のカードの
暗証番号を解析して第三者になりすますというような高
度な不正を行おうとした場合でも、上述したように、ア
イリスによる本人確認を行えば、本人確認の段階で排除
できるので、極めて高いセキュリティを確保できるもの
である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、顧客の
操作により取引が行われる金融自動化機器を備えた自動
取引システムにおいて、第三者の取引媒体から該第三者
を特定する情報を読み取り、操作をする第三者が本人で
あると確認されると、依頼者の取引媒体から該依頼者の
口座を特定する情報を読み取り、取引を行う口座を特定
して、該口座で取引を行い、取引の履歴に、前記特定し
た第三者の情報を付加することとしたので、第三者が取
引を実行するに際して、依頼者の暗証番号を用いること
はない。このため、第三者に取引を依頼する場合に、依
頼者は自身の暗証番号を教える必要がなく、第三者に依
頼者の暗証番号が知られないので、第三者に取引を依頼
する場合のセキュリティが確保される。
【0094】また、第三者が取引を行った場合には、取
引の履歴に、第三者を特定する情報が付加されるので、
本人が行った取引か第三者が行った取引かを区別するこ
とができるとともに、取引金額と取引を行った第三者を
対応付けて履歴として残すことで、不正が行われた場合
でも、その人物を容易に特定でき、セキュリティが向上
する。
【0095】さらに、第三者による取引回数の上限を設
けたり、第三者による出金取引の出金金額の上限を、本
人が出金取引を行う場合の出金金額の上限より低く設定
することで、不正が行われた場合の被害を最小限に抑え
ることができる。
【0096】また、第三者による取引が実行されると、
実行可能な取引項目から、残高照会取引を外すととも
に、顧客に渡す取引の履歴に、残高を出力しないことと
したので、残高が第三者に知られることはなく、プライ
バシが確保されるとともに、引き出し可能な額が判らな
いので、セキュリティを確保できる。
【0097】なお、第三者の本人確認を暗証番号の照合
により行うこととすれば、既存の自動取引システムを大
きく変更することなく、第三者取引が可能となり、コス
トの上昇を抑えることができるとともに、第三者の本人
確認をアイリスの照合により行うこととすれば、極めて
高いセキリュティが確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引システムの第1の実施の形態
を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態の処理の流れを示すフローチ
ャート
【図3】第1の実施の形態の取引明細票の説明図
【図4】第2の実施の形態の処理の流れを示すフローチ
ャート
【図5】第2の実施の形態の取引明細票の説明図
【符号の説明】
1 金融自動化機器 2 カード読取部 3 ジャーナル印字部 10 ホストコンピュータ 11 取引回数計数部 12 取引金額設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 AA01 AA04 AA07 AA08 BA01 BA07 CA14 CB04 DA02 DA03 EA02 EA10 FH05 FK02 FK03 FK06 5B055 BB03 HA02 HB01 KK01 LL02 LL07 LL11 MM20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客の操作により取引が行われる金融自
    動化機器を備えた自動取引システムにおいて、 第三者の取引媒体から該第三者を特定する情報を読み取
    り、操作をする第三者が本人であると確認されると、依
    頼者の取引媒体から該依頼者の口座を特定する情報を読
    み取り、取引を行う口座を特定して、該口座で取引を行
    い、取引の履歴に、前記特定した第三者の情報を付加す
    ることを特徴とする自動取引システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第三者による取引回数の上限を設けることを特徴とする
    自動取引システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 第三者による出金取引の出金金額の上限を、本人が出金
    取引を行う場合の出金金額の上限より低く設定すること
    を特徴とする自動取引システム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、 第三者による取引が実行されると、実行可能な取引項目
    から、残高照会取引を外すとともに、顧客に渡す取引の
    履歴に、残高を出力しないことを特徴とする自動取引シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、 第三者の本人確認は、暗証番号の照合により行うことを
    特徴とする自動取引システム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3または4において、 第三者の本人確認は、アイリスの照合により行うことを
    特徴とする自動取引システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003303282A (ja) * 2002-04-10 2003-10-24 Oki Electric Ind Co Ltd 現金自動取引装置およびそのプログラム
JP2008065644A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引装置及びシステム
JP2011087284A (ja) * 2009-09-16 2011-04-28 Tokyo Institute Of Technology Icカードシステムにおけるカード認証システム

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