JP2001154848A - 仲介型問題解決支援システム - Google Patents

仲介型問題解決支援システム

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JP2001154848A
JP2001154848A JP33786199A JP33786199A JP2001154848A JP 2001154848 A JP2001154848 A JP 2001154848A JP 33786199 A JP33786199 A JP 33786199A JP 33786199 A JP33786199 A JP 33786199A JP 2001154848 A JP2001154848 A JP 2001154848A
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user
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JP33786199A
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Aoshi Okamoto
青史 岡本
Nobuhiro Yugami
伸弘 湯上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 問題解決装置にとり入力問題記述が不十分・
曖昧である場合でも入力問題の補完等の仲介処理を行な
い、問題解決を支援するシステムを提供する。 【解決手段】 仲介型問題解決支援システム100は、
利用者200に利用者I/F201、問題解決装置30
0に装置I/F301を提供する。問題入力部20より
入力問題を受け付け、類似事例検索部30により事例ベ
ース10から当該入力問題と類似する過去の類似問題解
決事例を検索する。問題補完部40の制約条件補完部4
1は入力問題の問題記述のうち欠落した制約条件に対し
て過去の類似問題解決事例から最もふさわしい制約条件
を補完し、評価関数補完部42は最もふさわしい評価関
数を補完する。問題解決インタフェース50は補完され
た入力問題を問題解決装置300に渡し、問題解決処理
を実行させ、その結果を結果表示部60により表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、問題を入力する利
用者と問題解決装置との間に介在し、問題解決処理の仲
介を行なう仲介型問題解決支援システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理技術の発展にともない、
問題解決装置の開発が急速に進んできている。例えば、
電子商取引の分野では、オンラインショッピングなどが
導入され、普及しつつあり、利用者の要求や嗜好を満足
する商品を自動的に斡旋したり、販売したりするシステ
ムの開発が盛んに行なわれている。
【0003】従来の問題解決装置は、エキスパートシス
テムのように、解答を得るためにはあらかじめ定められ
た所定の条件、所定のパラメタのすべてを入力すること
が要求される。これら所定の条件、所定のパラメタを入
力して与えない限り、従来の問題解決装置は有為な解答
を返すことができないものであった。
【0004】従来の問題解決装置が解答を生成する仕組
みとしては、第1には、データベース検索による解を提
示するもので、入力された所定の条件、所定のパラメタ
に基づき、あらかじめ当該条件、パラメタに対して対応
づけられている解答を返すものがある。第2には、最適
解を返すもので、解答内容となる属性値を評価しうる関
数(評価関数)をあらかじめ与えておき、入力されたこ
れら所定の条件、所定のパラメタに基づいて評価関数の
値を計算し、当該計算値が最大となる属性値を最適解と
して解答するものである。
【0005】このように従来の問題解決装置は、基本的
には入力問題の内容をすべて揃えて入力する必要があ
り、柔軟性に欠けるものであった。もっとも、利用者が
求められている入力問題の内容すべてを想定して入力で
きない場合、その項目を不定(unknown)として入力を
受け付けるという工夫をしている問題解決装置もある。
不定(unknown)とされた項目に対する処理方法には、
様々な方式が開発されているが、例えば、当該項目をワ
イルドカード扱いとし、検索処理ではこの項目に関して
はすべてマッチングするという処理方法などが想定され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の問題解決装置に
は、以下の問題があった。
【0007】第1の問題は、利用者による適切な問題記
述の困難性が挙げられる。従来の問題解決装置を使用す
る場合、利用者が満足する解を得るためには、どのよう
な内容の問題記述を行なえば良いものか分からないこと
が多く、利用者が入力する問題内容は、従来の問題解決
装置にとって内容が不十分であったり、曖昧な記述とな
ってしまうことが多い。利用者による問題記述が適切な
ものでない場合、従来の問題解決装置では適切な解を示
すことができない。逆に、利用者に対して適切な問題記
述を徹底して要求することは利用者にとって負担となる
ことが多い。また、運用管理者やシステム設計者が問題
記述方法の変更や各種パラメータの設定などを頻繁に行
なうことも多大な労力を必要とする。従来の問題解決装
置自身が表示装置を介して質問形式で問題入力を誘導す
ることは想定できるが、利用者自身、すべての項目につ
いて明確な希望、指定ができるとは限らない。
【0008】第2の問題は、入力問題に対する適切な解
は、経時変化や環境変化と共に変化してしまうという問
題である。つまり、入力問題に対して適切な解が、入力
された時点、入力された環境に応じて変化しうるもので
あり、従来の問題解決装置では解答が固定的であり、入
力問題に対して経時変化や環境変化を折り込んだタイム
リーな解を提示できるとは限らない。従来では、問題解
決装置の能力が低下してきた場合、運用管理者やシステ
ム設計者が問題解決で使用される新たな知識についてル
ールや評価関数などの形式で設定していた。運用管理者
やシステム設計者があらかじめ、入力される可能性のあ
る不十分な問題記述や曖昧な問題記述、並びに時間や環
境の変化を予測・解析し、それらに対応する知識を問題
解決装置中できめ細かく設定することは非常に困難であ
る。また、従来の問題解決装置において、システムの性
能が低下してくる度に蓄積データを頻繁に更新・改善す
ることは可能ではあるが、蓄積データの一部のデータに
関する内容を更新する場合でも、当該データが関連する
部分が多枝に渡っていることは十分に想定され、更新す
べき作業が多大になることもあり得る。このような作業
を頻繁に行なうことは現実には困難である。
【0009】第3には、問題解決装置の知識を新規に追
加した場合、既に設定されていた既存知識と新しく追加
した新知識の間に矛盾が生じたり、問題によっては不適
切な解を出力してしまうという危険性が高くなるという
問題がある。特に、システムが長い間運用されている場
合や、運用管理者やシステム設計者が複数いる場合は、
以前に設定された知識や他の運用管理者やシステム設計
者が設定した知識と、新規に入力する知識との整合性を
事前に確かめることは困難である。さらに、入力される
不十分な問題記述や曖昧な問題記述、並びに時間や環境
の変化を予測することが困難な場合や、これらが予測で
きたとしてもどのように知識を設定すればよいか分から
ない場合なども多い。この場合、問題解決装置の問題解
決能力が著しく低下してしまうといった問題を生じてし
まう。
【0010】従来の問題解決装置には上記のような問題
点があり、利用者が入力する問題内容が大きい場合や時
間や環境の激しい変化に対応しなければならない場合な
どにおいて上記の問題点は顕著となる。
【0011】本発明はかかる事情を鑑みてなされたもの
であって、利用者と問題解決装置との間の問題解決処理
を仲介し、過去の問題解決事例を利用して、入力された
問題記述が不十分であったり、曖昧である場合でも制約
条件や評価関数などの入力問題の補完を行ない、また、
経時変化や環境変化に柔軟に適応し、利用者にとって適
切な解を提示できる仲介型問題解決支援システムを提供
すること目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の仲介型問題解決支援システムは、問題
を入力する利用者と問題解決装置との間に介在して問題
解決処理の仲介を行ない、利用者の問題解決を支援する
システムであって、過去の問題解決事例を格納した事例
べースと、利用者からの入力問題を受け付ける問題入力
部と、前記入力問題と類似している問題に対する過去の
問題解決事例を前記事例べースから検索する類似事例検
索部と、前記入力問題を前記過去の問題解決事例を参照
して解析し、前記入力問題に不足している制約条件を補
完する制約条件補完部を備えた問題補完部と、前記入力
問題と前記補完された制約条件を前記問題解決装置に渡
し、問題解決の結果を受け取る問題解決インターフェー
ス部と、前記受け取った問題解決の結果を表示する結果
表示部を備えたことを特徴とする。
【0013】上記構成により、本発明の第1の仲介型問
題解決支援システムは、利用者と問題解決装置の間に介
在し、入力された問題記述が不十分であったり、曖昧で
ある場合に、過去の問題解決事例を利用して入力問題の
うち不足している制約条件の補完を先に実行した後に、
問題解決装置に補完後の入力問題を与えるように仲介す
ることができ、問題解決の条件や知識の経時変化や環境
変化などに対して柔軟に適応でき、利用者にとって適切
な解を提示できる。
【0014】上記目的を達成するために本発明の第2の
仲介型問題解決支援システムは、問題を入力する利用者
と問題解決装置との間の問題解決処理の仲介を行ない、
利用者の問題解決を支援するシステムであって、過去の
問題解決事例を格納した事例べースと、利用者からの入
力問題を受け付ける問題入力部と、前記入力問題と類似
している問題に対する過去の問題解決事例を前記事例べ
ースから検索する類似事例検索部と、前記入力問題を前
記過去の問題解決事例を参照して解析し、前記入力問題
に不足している制約条件を補完する制約条件補完部と必
要な評価関数を与える評価関数補完部とを備えた問題補
完部と、前記入力問題と前記補完された制約条件と評価
関数とを前記問題解決装置に渡し、問題解決の結果を受
け取る問題解決インターフェース部と、前記受け取った
問題解決の結果を表示する結果表示部を備えたことを特
徴とする。
【0015】上記構成により、本発明の第2の仲介型問
題解決支援システムは、利用者と問題解決装置の間に介
在し、入力された問題記述が不十分であったり、曖昧で
ある場合に、過去の問題解決事例を利用して入力問題の
うち制約条件と評価関数の補完を先に実行した後に、問
題解決装置に補完後の入力問題を与えるように仲介する
ことができ、問題解決の条件や知識の経時変化や環境変
化などに対して柔軟に適応でき、利用者にとって適切な
解を提示できる。
【0016】また、本発明の第3の仲介型問題解決支援
システムは、問題を入力する利用者と問題解決装置との
間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利用者の問
題解決を支援するシステムであって、過去の問題解決事
例を格納した事例べースと、利用者からの入力問題を受
け付ける問題入力部と、前記入力問題と類似している問
題に対する過去の問題解決事例を前記事例べースから検
索する類似事例検索部と、前記入力問題を前記過去の問
題解決事例を参照して解析し、前記入力問題に不足して
いる制約条件を補完する制約条件補完部を備えた問題補
完部と、前記入力問題を前記問題解決装置に渡し、問題
解決の結果を受け取る問題解決インターフェース部と、
前記過去の問題解決事例を参照して前記受け取った問題
解決の解を評価するための評価関数となる評価情報を作
成する評価情報作成部と、前記評価情報に基づいて、前
記受け取った問題解決の解の評価を行なう解評価部と、
前記評価結果に基づいて解を表示する結果表示部を備え
たことを特徴とする。
【0017】上記構成により、本発明の第3の仲介型問
題解決支援システムは、利用者と問題解決装置の間に介
在し、入力された問題記述が不十分であったり、曖昧で
ある場合に、過去の問題解決事例を利用して入力問題の
うち制約条件の補完を先に実行した後に、問題解決装置
に補完後の入力問題を与えるように仲介して解を得るこ
とができる。さらに、生成した評価関数を用いて得られ
ている解を評価することができ、問題解決の条件や知識
の経時変化や環境変化などに対して柔軟に適応でき、利
用者にとって適切な解を提示できる。
【0018】次に、本発明の第4の仲介型問題解決支援
システムは、問題を入力する利用者と問題解決装置との
間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利用者の問
題解決を支援するシステムであって、過去の問題解決事
例を格納した事例べースと、利用者からの入力問題を受
け付ける問題入力部と、前記入力問題と類似している問
題に対する過去の問題解決事例を前記事例べースから検
索する類似事例検索部と、前記入力問題を前記過去の問
題解決事例を参照して解析し、前記入力問題に不足して
いる制約条件を補完する制約条件補完部と必要な評価関
数を与える評価関数補完部とを備えた問題補完部と、前
記入力問題と前記補完された制約条件と評価関数とを前
記問題解決装置に渡し、問題解決の結果を受け取る問題
解決インターフェース部と、前記過去の問題解決事例を
参照して前記受け取った問題解決の解を評価するための
評価関数となる評価情報を作成する評価情報作成部と、
前記評価情報に基づいて、前記受け取った問題解決の解
の評価を行なう解評価部と、前記評価結果に基づいて解
を表示する結果表示部を備えたことを特徴とする。
【0019】上記構成により、本発明の第4の仲介型問
題解決支援システムは、利用者と問題解決装置の間に介
在し、入力された問題記述が不十分であったり、曖昧で
ある場合に、過去の問題解決事例を利用して入力問題の
うち制約条件と評価関数の補完を先に実行した後に、問
題解決装置に補完後の入力問題を与えるように仲介して
解を得ることができる。さらに、生成した評価関数を用
いて得られている解を評価することができ、問題解決の
条件や知識の経時変化や環境変化などに対して柔軟に適
応でき、利用者にとって適切な解を提示できる。
【0020】また、入力問題を変更する問題変更部を備
えることにより、問題解決インターフェース部は、問題
解決装置から有効な解が得られていない場合に、問題変
更部により入力問題を変更し、再度前記問題解決装置に
渡し、問題解決の結果を受け取ることが可能となる。
【0021】また、入力問題に対する問題解決結果の特
徴を分析する特徴分析部を備えることにより、結果表示
部は、問題解決の結果を表示するとともに前記特徴分析
部により分析された特徴分析結果も表示することができ
る。
【0022】また、本発明の仲介型問題解決支援システ
ムにおいて、類似事例の検索に関する知識が格納された
類似情報知識べース、問題解決のために不足している制
約条件や評価関数の補完に関する知識が格納された補完
情報知識べース、利用者に関する情報が格納された利用
者情報データベース、評価情報の作成に関する知識が格
納された評価情報知識べースを利用することができる。
【0023】また、本発明の仲介型問題解決支援システ
ムによる処理は、上記処理内容を記述した処理プログラ
ムという形で提供することができ、当該処理プログラム
を記録した記録媒体として提供すれば、コンピュータな
どにより当該記録媒体から処理プログラムを読み込むこ
とにより本発明の仲介型問題解決支援システムをコンピ
ュータシステムにより構築することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の仲介型問題解決支援シス
テムの各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0025】(実施形態1)実施形態1の仲介型問題解
決支援システムは、利用者と問題解決装置の間に介在
し、利用者から入力された問題記述が不十分であった
り、曖昧である場合に、過去の問題解決事例を利用して
入力問題の制約条件の補完を実行した後に、問題解決装
置に対して補完後の入力問題を与えるように仲介するも
のである。つまり、この実施形態1の仲介型問題解決支
援システムが問題解決処理を仲介する問題解決装置は、
問題解決処理のために、入力問題に関し、制約条件を必
要とするものとする。
【0026】図1は、本実施形態1の仲介型問題解決支
援システム100の概略構成図であり、この例では、プ
ラットフォームはパーソナルコンピュータとする。な
お、パーソナルコンピュータのシステム運用に必要なC
PU、メモリ、各種デバイスなどは図示を省略してい
る。
【0027】10は事例べースであり、過去の問題解決
事例を格納している。ここで格納する過去の問題解決事
例は、問題解決の結果が良好であった事例ばかりでな
く、問題解決に失敗した事例を格納する場合もあり得
る。つまり、失敗事例を参照して後述する問題補完を実
行することにより、同じ失敗を繰り返すことなく、ユー
ザにとって満足度の高い問題解決結果が得られることが
期待できる。また、収集する過去の問題解決事例として
は、特定の利用者に限らず不特定多数の利用者の多様な
問題解決事例を揃えておくことも可能である。この場
合、各利用者の年齢、性別、年収など利用者情報を後述
する利用者情報データベースに格納しておく。
【0028】20は、問題入力部であり、利用者200
に対して利用者インタフェース201を提供し、利用者
200からの入力問題を受け付ける部分である。例え
ば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネ
ル、音声入力などコンピュータに対してデータを入力で
きる要素であれば適用できる。
【0029】30は、類似事例検索部であり、問題入力
部20より入力された問題と類似している過去の問題と
その問題に対する問題解決事例を事例べース10から検
索する部分である。類似事例検索部30は、問題入力部
20から入力された問題の記述が不十分な場合や曖昧な
場合でも最も類似している過去の問題解決事例を検索す
る機能を備えている。この過去の問題解決事例の検索処
理の際に、各種知識ベースを利用することができる。例
えば、類似情報知識べース71中に使用可能な知識が存
在する場合は、その知識を利用して類似問題解決事例の
検索を行なうことができる。また、利用者情報データベ
ース72が存在する場合は、利用者情報に基づいて類似
した問題解決事例の検索を行なうこともできる。
【0030】ここで、類似情報知識べース71とは、入
力問題と事例ベース10中の問題との類似度算出のため
の知識が格納されている知識ベースであり、例えば、類
似度算出で使用する計算式自体が知識として格納されて
いたり、入力問題の内容ごとの重要度に関する知識が格
納されている。重要度に関する知識とは、例えば、指定
項目がパーソナルコンピュータの“CPU”として、そ
の内容が“PentiumIII(TM)”と指定された
場合は、他の項目のうち例えば“メモリ容量”と“HD
D容量”に関する項目の重要度を1.5倍して類似度の
算出を行なうといった知識が格納されている。
【0031】また、利用者情報データベース72とは、
利用者に関する知識が格納されており、利用者のカテゴ
リなどを使用して類似度の計算に役立てる。例えば、利
用者情報データベース72中で利用者のグルーピングが
されている場合、問題を入力した利用者200と同じカ
テゴリに属する利用者IDを持つ人の過去の問題解決事
例は、解答作成の際の重要な参考データとなることが期
待できるので類似度を高く設定するという処理を行なう
ことができる。
【0032】40は、問題補完部であり、制約条件補完
部41を備えている。問題補完部40は、過去の問題解
決事例を参照して入力問題を解析し、制約条件補完部4
1により入力問題に不足している制約条件を補完する。
【0033】ここで制約条件とは、入力問題の記述にお
いて、問題に与えられた条件であり、問題解決の解答が
満たさなければならない条件をいう。例えば、パーソナ
ルコンピュータの購入問題における「価格」、「CPU
のタイプ」、「メモリ容量」などである。
【0034】50は、問題解決インターフェース部であ
り、問題解決装置300に対する装置インタフェース3
01を提供する。問題解決インターフェース部50は、
当該装置インタフェース301を介して、問題解決装置
300に対して、問題補完部40の制約条件補完部41
により不足する制約条件が補完された入力問題を渡す働
きをする。また、問題解決インターフェース部50は、
問題解決装置300からの問題解決結果を受け取る働き
をする。つまり、問題解決装置300は装置インタフェ
ース301を介して本発明の仲介型解決支援装置100
から受け取った制約条件が補完された入力問題と評価関
数により問題解決処理を実行し、得られた結果を装置イ
ンタフェース301を介して仲介型解決支援装置の問題
解決インターフェース部50に返す。
【0035】60は、結果表示部であり、利用者200
に対して問題解決処理結果を表示する。結果表示部60
は利用者200に対して問題解決処理の結果を提示でき
るものであれば良く、CRTモニタ、液晶モニタ、プリ
ンタ、音声出力装置、ファイル出力装置などである。
【0036】以上の構成の仲介型問題解決支援システム
100の動作について説明する。
【0037】図1に示すように、仲介型問題解決支援シ
ステム100は、利用者200と問題解決装置300の
間に介在し、両者間で行なわれる問題解決処理を仲介す
る。仲介型問題解決支援システム100を中心とした動
作の流れの概略を図2のフローチャートに示す。
【0038】以下、この例は、利用者200がパーソナ
ルコンピュータを購入したいという希望があり、どの商
品を選択すれば良いかを問い合わせる例である。前提と
して、問題解決装置300は、パーソナルコンピュータ
の購入という問題に対する制約条件入力フォーマットと
して、「価格」、「型」、「CPU」、「OS」、「メ
モリ容量」、「HDD容量」の6つの項目が設定されて
おり、当該問題解決装置300は当該6つの制約条件の
項目が漏れなく得られ、かつ、価格、メモリ容量、HD
D容量など数値範囲が与えられるものには評価関数が与
えられている場合に有効な解答が得られるものとする。
【0039】まず、利用者200が、問題入力部20を
介して解決したい問題を入力する(ステップS20
1)。入力の際には利用者200は、問題解決装置30
0の入力フォーマットを意識することなく問題を自由形
式で入力することができる。自由形式で入力した場合に
は、問題入力部20は、入力内容を解析し、「価格」、
「型」、「CPU」、「OS」、「メモリ容量」、「H
DD容量」の6つの項目に対する制約条件入力内容を抽
出する。もっとも利用者200への入力ガイドとして問
題入力フォームを示しても良いことは言うまでもない
が、問題入力フォームを示しても利用者200は全項目
を埋める必要はなく、分からない項目、決めかねている
項目についてはブランク(Unknown)のままとし
ても良い。
【0040】ここでは、入力された問題内容が、問題解
決装置300が問題解決処理を実行するためには不十分
なものまたは曖昧なものであるとし、図3(a)に示す
問題内容が入力されたとする。図3(a)に示すよう
に、「OS」、「メモリ容量」の2つの項目がブランク
とされ、問題入力部20は、当該2つの項目を“Unk
nown”として扱う。
【0041】次に、問題入力部20は、受け付けた入力
問題を類似事例検索部30に渡し、類似事例検索部30
は、事例ベース10の中から、入力問題に最も類似して
いる問題内容を持つ問題解決事例を検索する(ステップ
S202)。
【0042】ここでは、事例ベース10の中から問題内
容の類似性をもって検索すれば良いが、各種知識ベース
を利用することが可能であり、類似情報知識べース71
中に使用可能な知識が存在する場合は、その知識を利用
して類似した問題解決事例の検索を行なうことができ、
類似情報知識べース71中に格納された類似度算出用の
計算式や各項目の重要度に関する知識を利用する。ま
た、利用者情報データベース72が存在する場合は、利
用者情報に基づいて類似した問題解決事例の検索を行な
うこともできる。例えば、利用者の年齢、性別、年収な
どのカテゴリ分類が分かれば、当該カテゴリに属する利
用者の過去の問題解決の事例の類似度を高くする。類似
度の計算式は、多様なものが想定できる。一例として
は、ミドルタワー型、デスクトップ型、省スペース型、
ノート型などの要素を持つ「型」に見られるように選択
肢を択一的に選択できる項目に関しては、一致を
“1”、不一致を“0”として各項目の類似度とする計
算式がある。また、「価格」、「メモリ容量」、「HD
D容量」など数値または数値範囲を選択する項目に関し
ては、両者の重なり具合を判断する。例えば、問題解決
事例の項目の数値範囲のうち入力問題の項目の数値範囲
に包含される割合を値とする。入力問題の「価格」が4
0万〜70万円、問題解決事例の「価格」が50万〜7
0万であれば“1.0”、事例問題の「価格」が30万
円〜70万円であれば“0.75”とする。
【0043】“Unknown”とされた制約条件の項
目に関する扱いとしても、多様なものが想定できる。も
っとも簡単な場合は、入力問題の“Unknown”の
項目は無視し、それ以外の項目の類似度計算を行なう。
【0044】以上の類似度計算に従って、事例ベース1
0の中にある図3(b)に示すような過去の各々の問題
解決事例に対して入力問題との類似度が計算し、類似度
の高さにより過去の類似問題解決事例がソートされ、図
3(c)のように類似問題解決事例が順位付けられて得
られる。
【0045】次に、問題補完部40は、制約条件補完部
41により、ステップS202で検索した入力問題に類
似する問題解決事例を用いて“Unkown”の項目を
補完して埋める(ステップS203)。この例では図3
(a)の入力問題に対して、図3(c)で類似度が高い
と判断されている事例を用いて、図3(d)のように補
完される。
【0046】次に、ステップS203で“Unknow
n”の項目内容を補完した入力問題を問題解決インター
フェース部50に渡し、問題解決インターフェース部5
0は、装置インタフェース301を介して問題解決装置
300にそれらを渡す。問題解決装置300は、装置イ
ンタフェース301を介して、制約条件と評価関数が補
完された入力問題を受け取り、問題解決処理を実行する
(ステップS204)。入力問題には必要な制約条件が
すべて与えられているので、問題解決装置300は具備
している問題解決処理能力を十分に発揮することがで
き、適切な問題解決処理結果を得ることができる。
【0047】次に、問題解決インターフェース部50
は、問題解決装置300から得られた問題解決処理結果
を装置インタフェース301を介して受け取り、当該結
果を結果表示部60に渡し、利用者200に問題解決処
理結果を表示する(ステップS205)。
【0048】以上、本発明の実施形態1の仲介型問題解
決支援システムによれば、利用者と問題解決装置の間に
介在し、利用者から入力された問題記述が不十分であっ
たり、曖昧である場合でも、当該入力問題に対して過去
の問題解決事例を利用して不足している制約条件の補完
処理を実行し、問題解決装置に補完後の入力問題を与え
るように仲介することができる。この仲介により問題解
決装置は具備する問題解決処理能力を十分に発揮するこ
とが可能となる。また本発明によれば、運用者やプログ
ラム設計者に負担をかけることなく、時間や環境の変化
に適応した問題解決を行なうことができる。
【0049】(実施形態2)実施形態2の仲介型問題解
決支援システムは、利用者と問題解決装置の間に介在
し、利用者から入力された問題記述が不十分であった
り、曖昧である場合に、過去の問題解決事例を利用して
制約条件や評価関数などの入力問題の補完を実行した後
に、問題解決装置に対して補完後の入力問題を与えるよ
うに仲介するものである。この実施形態1の仲介型問題
解決支援システムが問題解決処理を仲介する問題解決装
置は、問題解決処理のために、入力問題に関し、制約条
件と評価関数の両者を必要とするものとする。
【0050】図4は、本実施形態2の仲介型問題解決支
援システム100aの概略構成図であり、この例では、
プラットフォームはパーソナルコンピュータとする。な
お、パーソナルコンピュータのシステム運用に必要なC
PU、メモリ、各種デバイスなどは図示を省略してい
る。また、実施形態1で説明した図1の仲介型問題解決
支援システムの概略構成図の要素と同様の要素には同じ
番号を付し、ここでの詳しい説明は適宜省略する。
【0051】図4に示すように、本実施形態2の仲介型
問題解決支援システム100aは、事例べース10、問
題入力部20、類似事例検索部30、問題補完部40
a、問題解決インタフェース部50a、結果表示部60
を備えている。なお、事例べース10、問題入力部2
0、類似事例検索部30、結果表示部60については、
実施形態1で説明したものと同様で良い。
【0052】問題補完部40aは、図4に示すように、
制約条件補完部41に加え、評価関数補完部42を備え
ており、問題補完部40aは、過去の問題解決事例を参
照して入力問題を解析し、制約条件補完部41により入
力問題に不足している制約条件を補完し、さらに、評価
関数補完部42により必要な評価関数を与えるものであ
る。ここで評価関数とは、問題に対する解答を評価する
関数であり、その変数は問題に対する解答が持つパラメ
タである。例えば、パーソナルコンピュータの購入問題
において、メモリ容量の選択は、メモリに関するパラメ
タ、例えば、CPUのタイプにより推奨されるメモリ容
量、メモリ増設の際の容量きざみ、増設メモリの価格な
どをパラメタとする評価関数が想定される。この与えら
れた評価関数を問題解決結果の評価と捉えることがで
き、評価関数値を最も高くするパラメタ値が適切な問題
解決内容と推定することが可能となる。
【0053】問題解決インターフェース部50aは、問
題解決装置300aに対する装置インタフェース301
を提供する。問題解決インターフェース部50aは、当
該装置インタフェース301を介して、問題解決装置3
00aに対して、問題補完部40aの制約条件補完部4
1により不足する制約条件が補完された入力問題と評価
関数補完部42により補完された評価関数とを渡す働き
をする。また、問題解決インターフェース部50aは、
問題解決装置300aからの問題解決結果を受け取る働
きをする。つまり、問題解決装置300aは装置インタ
フェース301を介して本発明の仲介型解決支援装置1
00aから受け取った制約条件が補完された入力問題と
評価関数により問題解決処理を実行し、得られた結果を
装置インタフェース301を介して仲介型解決支援装置
の問題解決インターフェース部50aに返す。
【0054】以上の構成の仲介型問題解決支援システム
100aの動作について説明する。
【0055】図4に示すように、仲介型問題解決支援シ
ステム100aは、利用者200と問題解決装置300
aの間に介在し、両者間で行なわれる問題解決処理を仲
介する。仲介型問題解決支援システム100aを中心と
した動作の流れの概略を図5のフローチャートに示す。
【0056】以下、この例は、利用者200がパーソナ
ルコンピュータを購入したいという希望があり、どの商
品を選択すれば良いかを問い合わせる例である。前提と
して、問題解決装置300aは、パーソナルコンピュー
タの購入という問題に対する制約条件入力フォーマット
として、「価格」、「型」、「CPU」、「OS」、
「メモリ容量」、「HDD容量」の6つの項目が設定さ
れており、当該問題解決装置300aは当該6つの制約
条件の項目が漏れなく得られ、かつ、価格、メモリ容
量、HDD容量など数値範囲が与えられるものには評価
関数が与えられている場合に有効な解答が得られるもの
とする。
【0057】図5のフローチャートにおいて、利用者2
00による利用者インタフェース201を介した問題の
入力処理(ステップS501)、類似事例検索部30に
よる入力問題に最も類似している問題内容を持つ問題解
決事例の検索処理(ステップS502)までは、図2の
フローチャートのステップS201〜S202と同様で
あり、ここでの詳しい説明は適宜省略する。
【0058】次に、問題補完部40aは、制約条件補完
部41により、ステップS502で検索した入力問題に
類似する問題解決事例を用いて“Unkown”の項目
を補完して埋める(ステップS503)。この例では図
3(a)の入力問題に対して、図3(c)で類似度が高
いと判断されている事例を用いて、図3(d)のように
補完される。
【0059】次に、問題補完部40aは、評価関数補完
部42により、類似事例検索部30で検索された類似事
例の解記述における属性値の分布の特徴を抽出し、評価
関数を作成する(ステップS504)。入力された問題
に類似した問題解決の事例を用いて評価関数を自動的に
作成するため、システム運用者やプログラム設計者の負
担が軽いばかりでなく、時間や環境の変化を反映した評
価関数を作成することができる。つまり、問題解決事例
のデータを「最近6か月以内の解決事例」など期間で抽
出しておくことにより、入力問題に関連する最近のトレ
ンド、流行などを評価関数という形で問題解決処理に折
り込むことができる。また、例えば、環境対策などで何
等かの法律改正や規則改正、業界自主規制などが行なわ
れた場合も、一部商品の除外、一部商品の推奨などを評
価関数という形で問題解決処理に折り込むことも可能で
ある。
【0060】ここで、補完情報知識べース73中の補完
情報に関する知識を使用して評価関数を作成する場合も
ある。補完情報知識べース73中には、例えば、評価関
数の作成方法自体が知識として格納されていたり、入力
された問題記述のHDD容量として6.4GBが指定さ
れた場合は、利用者の求める他の項目の仕様も高水準に
あると想定され、メモリ容量は値が大きければ大きいほ
ど重要度を高くするといった知識が格納されている。
【0061】次に、ステップS503で“Unknow
n”の項目内容を補完した入力問題とステップS504
で生成した評価関数とを問題解決インターフェース部5
0aに渡し、問題解決インターフェース部50aは、装
置インタフェース301を介して問題解決装置300に
それらを渡す。問題解決装置300aは、装置インタフ
ェース301を介して、制約条件と評価関数が補完され
た入力問題を受け取り、問題解決処理を実行する(ステ
ップS505)。入力問題には必要な制約条件がすべて
与えられており、さらに、評価関数が与えられているの
で、問題解決装置300は具備している問題解決処理能
力を十分に発揮することができ、適切な問題解決処理結
果を得ることができる。
【0062】次に、問題解決インターフェース部50a
は、問題解決装置300から得られた問題解決処理結果
を装置インタフェース301を介して受け取り、当該結
果を結果表示部60に渡し、利用者200に問題解決処
理結果を表示する(ステップS506)。
【0063】以上、本発明の実施形態2の仲介型問題解
決支援システムによれば、利用者と問題解決装置の間に
介在し、利用者から入力された問題記述が不十分であっ
たり、曖昧である場合でも、当該入力問題に対して過去
の問題解決事例を利用して不足している制約条件や最適
解を評価する評価関数などの補完処理を実行し、問題解
決装置に補完後の入力問題を与えるように仲介すること
ができる。この仲介により問題解決装置は具備する問題
解決処理能力を十分に発揮することが可能となる。また
本発明によれば、運用者やプログラム設計者に負担をか
けることなく、時間や環境の変化に適応した問題解決を
行なうことができる。
【0064】(実施形態3)実施形態2の仲介型問題解
決支援システムは、利用者と問題解決装置の間に介在
し、利用者から入力された問題記述が不十分であった
り、曖昧である場合に、過去の問題解決事例を利用して
入力問題に対して制約条件の補完を実行した後に、問題
解決装置に補完後の入力問題を与え、問題解決処理を実
行させ、その入力問題の制約条件補完処理や問題解決装
置の問題解決処理と並行して、過去の問題解決類似事例
を利用して必要な評価関数を作成しておき、問題解決装
置の問題解決結果を当該評価関数を用いて評価し、評価
に応じて最適な結果を表示するものである。この実施形
態2の仲介型問題解決支援システムが問題解決処理を仲
介する問題解決装置は、問題解決処理実行のために、入
力問題に関し、制約条件を必要とし、評価関数を必要と
しないものとする。
【0065】図6は、本実施形態3の仲介型問題解決支
援システム100bの概略構成図であり、本実施形態3
の例でも、プラットフォームはパーソナルコンピュータ
とする。また、実施形態1で説明した図1の仲介型問題
解決支援システムの概略構成図の要素と同様の要素には
同じ番号を付し、ここでの詳しい説明は適宜省略する。
【0066】図6に示すように、本実施形態3の仲介型
問題解決支援システム100bは、事例べース10、問
題入力部20、類似事例検索部30、問題補完部40、
評価情報作成部70、解評価部80、問題解決インタフ
ェース部50b、結果表示部60を備えている。なお、
事例べース10、問題入力部20、類似事例検索部3
0、問題補完部40、結果表示部60については、実施
形態1で説明したものと同様で良い。
【0067】問題解決インターフェース部50bは、実
施形態1の問題解決インターフェース50と同様、問題
解決装置300bに対する装置インタフェース301を
提供する部分であるが、データのやりとりの流れが実施
形態1と異なる。この処理の流れについては後述する。
【0068】評価情報作成部70は、類似事例検索部3
0で検索された過去の類似事例を解析し、これら解記述
における属性値の分布の特徴を抽出し、評価関数を作成
する部分である。評価関数を作成する際、補完情報知識
べース73の知識や利用者情報データベース72の情報
を使用することも可能である。この評価情報作成部70
による評価関数生成処理は、問題補完部40による問題
補完処理、問題解決装置300bによる問題解決処理と
並行して実行することができる。
【0069】解評価部80は、評価情報作成部70で作
成された評価関数を用いて、装置インタフェース301
を介して問題解決インターフェース50が受け取った問
題解決の解の評価を行ない、適切な解の選択や適切な順
序での解のソートを行なう部分である。
【0070】以上の構成の仲介型問題解決支援システム
100bの動作について説明する。
【0071】図6に示すように、仲介型問題解決支援シ
ステム100bは、利用者200と問題解決装置300
bの間に介在し、両者間で行なわれる問題解決処理を仲
介するものである。本実施形態2の仲介型問題解決支援
システム100bを中心とした動作の流れの概略を図7
のフローチャートに示す。ここでの例も、利用者200
がパーソナルコンピュータを購入したいという希望があ
り、どの商品を選択すれば良いかを問い合わせる例とす
る。実施形態1と同様、問題解決装置300bは、パー
ソナルコンピュータの購入という問題に対する制約条件
入力フォーマットとして、「価格」、「型」、「CP
U」、「OS」、「メモリ容量」、「HDD容量」の6
つの項目が設けられており、当該問題解決装置300b
は当該6つの制約条件の項目が漏れなく得られている場
合に解答を与えることができるものとする。
【0072】図7のフローチャートにおいて、利用者2
00による利用者インタフェース201を介した問題の
入力処理(ステップS701)、類似事例検索部30に
よる入力問題に最も類似している問題内容を持つ問題解
決事例の検索処理(ステップS702)、問題補完部4
0の制約条件補完部41による入力問題の制約条件補完
処理(ステップS703)までは、図2のフローチャー
トのステップS201〜S203と同様であり、ここで
の詳しい説明は適宜省略する。なお、ステップS702
の後は、後述するように、ステップS703のステップ
に進むフローとステップS706に進むフローが並行し
て進む。
【0073】問題補完部40は、制約条件を補完した入
力問題を問題解決インタフェース50bに渡し、問題解
決インタフェース50bは、補完した入力問題を装置イ
ンタフェース301を介して問題解決装置300bに渡
し、問題解決装置300bは、制約条件が補完された入
力問題を基に、問題解決処理を実行する(ステップS7
04)。入力問題には必要な制約条件がすべて与えられ
ており、問題解決装置300bは具備している問題解決
処理能力を十分に発揮することができ、適切な問題解決
処理結果を得ることができる。
【0074】次に、問題解決装置300bは、得られた
問題解決処理結果を、装置インタフェース301を介し
て仲介型問題解決支援システム100bの問題解決イン
ターフェース部50bに返し、問題解決インターフェー
ス部50bは当該解答を解評価部80に渡す(ステップ
S705)。
【0075】一方、上記ステップS703〜ステップS
705と並行して、評価情報生成部70による評価情報
生成処理(ステップS706)が進められている。評価
情報生成部70は、類似事例検索部30で検索された類
似問題解決事例の解記述における属性値の分布の特徴を
抽出し、評価関数を作成する。入力された問題に類似し
た問題解決の事例を用いて評価関数を自動的に作成する
ため、システム運用者やプログラム設計者の負担が軽い
ばかりでなく、時間や環境の変化を反映した評価関数を
作成することができるという点や、補完情報知識べース
73中の補完情報に関する知識を使用して評価関数を作
成する場合もある点は実施形態2と同様である。評価情
報生成部70により生成された評価関数も解評価部80
に渡される。
【0076】次に、解評価部80は、問題解決インタフ
ェース50bを介して受け取った問題解決装置300b
の問題解決処理結果と、評価関数生成部70が生成した
評価関数を受け付け、問題解決処理結果の解を評価し、
評価関数を用いて評価が良い適切な解を選択したり適切
な順序での解のソートを行なう(ステップS707)。
【0077】次に、解評価部80は、得られた評価に基
づいて問題解決処理結果を、結果表示部60に渡し、結
果表示部60が利用者200に問題解決処理結果を表示
する(ステップS708)。
【0078】以上、実施形態3の仲介型問題解決支援シ
ステムによれば、問題解決処理のために制約条件を必要
とし、評価関数を必要としない問題解決装置に対して問
題解決処理を仲介することができる。つまり、利用者か
ら入力された問題記述が不十分であったり曖昧である場
合に、過去の問題解決事例を利用して入力問題の制約条
件を補完して問題解決装置に渡し、受け取った問題解決
結果に対して、並行して生成しておいた評価関数を用い
て評価し、最適な結果を結果表示することができる。
【0079】(実施形態4)実施形態4の仲介型問題解
決支援システムは、実施形態2で示した構成に加え、問
題変更部を備え、問題解決インターフェース部は、問題
解決装置から有効な解が得られていない場合に、問題変
更部により入力問題を変更し、再度問題解決装置に渡
し、問題解決の結果を受け取るものである。この実施形
態4の仲介型問題解決支援システムが問題解決処理を仲
介する問題解決装置は、実施形態1のように問題解決処
理のために入力問題に関し、実施形態1のように制約条
件を必要とし、評価関数を必要としないものであっても
良く、実施形態2のように、制約条件と評価関数の両者
を必要とするものであっても良い。
【0080】図8は、本実施形態3の仲介型問題解決支
援システム100cの概略構成図であり、本実施形態4
の例でも、プラットフォームはパーソナルコンピュータ
とする。また、実施形態1,2で説明した図1、図4の
仲介型問題解決支援システムの概略構成図の要素と同様
の要素には同じ番号を付し、ここでの詳しい説明は適宜
省略する。
【0081】図8に示すように、本実施形態4の仲介型
問題解決支援システム100cは、事例べース10、問
題入力部20、類似事例検索部30、問題補完部40
a、問題解決インタフェース部50c、結果表示部6
0、問題変更部90を備えている。なお、事例べース1
0、問題入力部20、類似事例検索部30、結果表示部
60については、実施形態1で説明したものと同様で良
く、問題補完部40aは、実施形態2で説明したものと
同様で良い。
【0082】問題解決インターフェース部50cは、実
施形態1の問題解決インターフェース50と同様、問題
解決装置300aに対する装置インタフェース301を
提供する部分であるが、処理の流れが実施形態1と異な
る。この処理の流れについては後述する。
【0083】問題変更部90は、問題解決装置300a
による問題解決処理の結果、得られた解が存在しないと
言う解答を受け取った場合、入力問題の内容を変更し、
再び問題解決インターフェース50cに渡すものであ
る。ここで、入力問題内容の変更処理として、第1に
は、問題記述自体の制約条件を緩和する変更処理があ
る。ここで、問題記述の緩和は、類似事例検索部30で
検索された過去の類似事例の情報を利用して行なうこと
ができる。また、問題補完部40aの制約条件補完部4
1による補完内容をチェックするため、問題補完部40
aから問題補完に関する情報を得ることもできる。ま
た、類似情報知識ベース71、利用者情報データベース
72、補完情報知識ベース73の情報を利用することが
できる。入力問題内容の変更処理として、第2には、問
題補完部40aの評価関数補完部42が生成した評価関
数を変更する処理がある。評価関数の設定がおかしいた
め、問題解決処理結果の適切な評価が行なわれていない
可能性もあるからである。
【0084】本実施形態4の仲介型問題解決支援システ
ム100cの動作について説明する。
【0085】本実施形態4の仲介型問題解決支援システ
ム100cを中心とした動作の流れの概略を図9のフロ
ーチャートに示す。図9に示すように、ステップS90
1〜ステップS905までは、図5のフローチャートの
ステップS501〜S505まで同様であるのでここで
の詳しい説明は適宜省略する。
【0086】ステップS905による問題解決装置30
0による問題解決処理の結果、得られた解が存在しない
と言う解答を受け取った場合(ステップS906:
Y)、問題解決インタフェース50cは、補完後の入力
問題を問題変更部90に渡す。
【0087】問題変更部90は、類似事例の情報を利用
して制約条件の緩和、評価関数の変更などの問題記述の
変更処理を行ない、変更後の問題を再び問題解決インタ
ーフェース50cに渡す。(ステップS907)。
【0088】問題解決インタフェース50cは、変更後
の入力問題を装置インタフェース301を介して再び問
題解決装置300に渡し、問題解決装置300は変更後
の入力問題を用いて問題解決処理を再実行する(ステッ
プS908)。問題解決処理の再実行後、装置インタフ
ェース301を介して再び問題解決インタフェース50
cに返す(ステップS906へ戻る)。
【0089】以降、問題解決処理結果が得られるまで、
ステップS907〜ステップ908を繰り返す。
【0090】ステップS908の問題解決装置300に
よる問題解決処理の結果、得られた解が存在しないと言
う解答を受け取った場合(ステップS906:N)、問
題解決インターフェース部50cは、問題解決装置30
0から得られた問題解決処理結果を結果表示部60に渡
し、利用者200に問題解決処理結果を表示する(ステ
ップS909)。
【0091】以上のように、実施形態4の仲介型問題解
決支援システムは、実施形態1で示した構成に加え、問
題変更部を備えることにより、問題解決装置から有効な
解が得られていない場合には、問題変更部により入力問
題を変更し、再度問題解決装置に渡し、問題解決処理結
果が得られるまで問題変更処理を繰り返し、問題解決処
理結果を得ることができる。
【0092】(実施形態5)実施形態5の仲介型問題解
決支援システムは、入力問題に対する問題解決結果の特
徴を分析する特徴分析部を備え、結果表示部が問題解決
の結果を表示するとともに特徴分析部により分析された
特徴分析結果も表示するものである。この実施形態5の
仲介型問題解決支援システムが問題解決処理を仲介する
問題解決装置は、実施形態1のように制約条件を必要と
し、評価関数を必要としないものであっても,実施形態
2のように問題解決処理のために入力問題に関し、制約
条件と評価関数を必要とするものであっても良い。
【0093】図10は、本実施形態5の仲介型問題解決
支援システム100dの概略構成図であり、本実施形態
5の例でも、プラットフォームはパーソナルコンピュー
タとする。また、実施形態1,2で説明した図1の仲介
型問題解決支援システムの概略構成図の要素と同様の要
素には同じ番号を付し、ここでの詳しい説明は適宜省略
する。
【0094】図10に示すように、本実施形態5の仲介
型問題解決支援システム100dは、事例べース10、
問題入力部20、類似事例検索部30、問題補完部40
a、問題解決インタフェース部50d、結果表示部6
0、特徴分析部95を備えている。なお、事例べース1
0、問題入力部20、類似事例検索部30、結果表示部
60については、実施形態1で説明したものと同様で良
い。問題補完部40aについては、実施形態2で説明し
たものと同様で良い。
【0095】問題解決インターフェース部50dは、実
施形態1の問題解決インターフェース50と同様、問題
解決装置300aに対する装置インタフェース301を
提供する部分である。
【0096】特徴分析部95は、入力問題に対する問題
解決結果の特徴を分析する部分である。ここで、特徴分
析部95による問題解決結果の特徴分析処理の例として
は、第1には、類似事例検索部30により事例ベース1
0から得られた過去の類似問題解決事例を類似度に従っ
てそのまま出力するという分析処理方法がある。第2に
は、過去の類似問題解決事例の持つ内容から傾向を表わ
すデータを生成する分析処理方法がある。例えば、類似
問題解決事例の各項目の平均値や標準偏差、バラツキを
表わすヒストグラムを生成して出力する。第3には、過
去の類似問題解決事例に依存せず、入力問題が関連して
いるニュースや売れ筋商品などの各種情報を付加して出
力するという分析処理方法が挙げられる。
【0097】結果表示部60は、問題解決装置300a
から得た問題解決処理結果を表示するにあたり、特徴分
析部95の分析結果を併せて表示する。図11は、結果
表示部60による問題解決処理結果の表示の例である。
図11の表示結果例では、問題解決処理結果の表示の下
に、特徴分析結果の表示がある。この例では、パーソナ
ルコンピュータの購入という問題に対する適するパーソ
ナルコンピュータの解の表示とともに、過去の類似問題
解決事例の持つ内容から生成した「価格」、「型」、
「CPU」、「OS」、「メモリ容量」、「HDD容
量」の統計データを表示したものとなっている。
【0098】以上のように、実施形態5の仲介型問題解
決支援システムは、入力問題に対する問題解決結果の特
徴を分析する特徴分析部を備えることにより、結果表示
部が問題解決の結果を表示するとともに特徴分析部によ
り分析された特徴分析結果も表示することができる。
【0099】(実施形態6)実施形態6の仲介型問題解
決支援システムは、上記実施形態1〜5の構成を組み合
わせた例である。
【0100】図12は、本実施形態6の仲介型問題解決
支援システム100eの概略構成図であり、本実施形態
6の例でも、プラットフォームはパーソナルコンピュー
タとする。図12に示した各要素は実施形態1〜5で説
明された要素と同様の要素には同じ番号を付し、ここで
の詳しい説明は適宜省略する。なお、50eは問題解決
インタフェースである。
【0101】本実施形態6の仲介型問題解決支援システ
ム100eの動作について説明する。
【0102】図13は、本実施形態6の仲介型問題解決
支援システム100eを中心とした動作の流れの概略を
示すフローチャートである。
【0103】まず、利用者200が、問題入力部20
(利用者インタフェース201)を介して解決したい問
題を入力する(ステップS1301)。
【0104】問題入力部20は、受け付けた入力問題を
類似事例検索部30に渡し、類似事例検索部30は、事
例ベース10の中から、類似問題解決事例を検索する
(ステップS1302)。類似事例検索部30は、検索
された類似問題解決事例を問題補完部40、評価情報生
成部70、特徴分析部95に渡す。
【0105】問題補完部40は、制約条件補完部41に
より、ステップS1302で検索した類似問題解決事例
を用いて“Unkown”の項目を補完して埋める(ス
テップS1303)。
【0106】問題補完部40は、制約条件が補完された
入力問題を問題解決インターフェース部50eに渡し、
装置インタフェース301を介して問題解決装置300
に渡す。問題解決装置300は、装置インタフェース3
01を介して、制約条件が補完された入力問題を受け取
り、問題解決処理を実行する(ステップS1304)。
問題解決装置300は、得られた問題解決結果を装置イ
ンタフェース301を介して、問題解決インターフェー
ス部50eに返す。問題解決インタフェース部50e
は、もし、ステップS1305による問題解決装置30
0による問題解決処理の結果、得られた解が存在しない
と言う解答を受け取った場合(ステップS1305:
Y)、補完後の入力問題を問題変更部90に渡す。
【0107】問題変更部90は、類似事例の情報を利用
して制約条件の緩和、評価関数の変更などの問題記述の
変更を行ない(ステップS1306)、変更後の問題を
再び問題解決インターフェース50eに渡す。問題解決
インタフェース50eは、変更後の入力問題を装置イン
タフェース301を介して再び問題解決装置300に渡
し、問題解決装置300は変更後の入力問題を用いて問
題解決処理を再実行する(ステップS1307)。問題
解決処理結果は、装置インタフェース301を介して再
び問題解決インタフェース50eに返される(ステップ
S1305へ戻る)。以降、問題解決処理結果が得られ
るまで、ステップS1305〜ステップ1307を繰り
返す。
【0108】ステップS1305で、有効な解が得られ
たという解答、つまり解が存在しないと言う解答を受け
取らなかった場合(ステップS1305:N)、問題解
決インターフェース部50eは当該解答を解評価部80
に渡す(ステップS1308)。
【0109】一方、ステップS1302の後、類似問題
解決事例を受け取った評価情報生成部70は、上記ステ
ップS1303〜ステップS1307と並行して、評価
情報生成処理(ステップS1309)を進める。評価情
報生成部70は、類似問題解決事例の解記述における属
性値の分布の特徴を抽出し、評価関数を作成する。評価
情報生成部70により生成された評価関数は解評価部8
0に渡される。
【0110】次に、解評価部80は、受け取った問題解
決処理結果と、評価関数生成部70が生成した評価関数
を受け付け、問題解決処理結果の解を評価処理を実行し
(ステップS1310)、評価関数を用いて評価が良い
適切な解を選択したり適切な順序での解のソートを行な
う。
【0111】特徴分析部95は、ステップS1302の
後、類似問題解決事例を受け取り、実施形態4で述べた
ような入力問題に対する問題解決結果の特徴を分析し、
分析結果を結果表示部60に渡す。結果表示部60は、
解評価部80より受け取った問題解決処理結果と、特徴
分析部95より受け取った入力問題に対する問題解決結
果の特徴を表示する(ステップS1311)。
【0112】(実施形態7)本発明の仲介型問題解決支
援システムは、上記実施形態に説明した処理を実現する
処理ステップを記述したプログラムをコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に記録して提供することにより、各
種コンピュータを用いて構築することができる。本発明
の仲介型問題解決支援システムを実現する処理ステップ
を備えたプログラムを記録した記録媒体は、図14に図
示した記録媒体の例に示すように、CD−ROM502
やフレキシブルディスク503等の可搬型記録媒体50
1だけでなく、ネットワーク上にある記録装置内の記録
媒体500や、コンピュータのハードディスクやRAM
等の記録媒体505のいずれであっても良く、プログラ
ム実行時には、プログラムはコンピュータ504上にロ
ーディングされ、主メモリ上で実行される。
【0113】なお、上記実施形態1〜7において、問題
解決装置として評価関数と制約条件を入力とするものを
扱ったが、入力は各種設定パラメータでも良い。
【0114】
【発明の効果】本発明の仲介型問題解決支援システムに
よれば、問題解決処理のために制約条件と評価関数を必
要とする問題解決装置に対して問題解決処理を仲介する
ことができる。つまり、利用者と問題解決装置の間に介
在し、利用者から入力された問題記述が不十分であった
り曖昧である場合でも、当該入力問題に対して過去の問
題解決事例を利用して不足している制約条件や最適解を
評価する評価関数などの補完処理を実行し、問題解決装
置に補完後の入力問題を与えるように仲介することがで
きる。
【0115】また本発明は、運用者やプログラム設計者
に負担をかけることなく、時間や環境の変化に適応した
問題解決を行なうことができる。
【0116】また、本発明の仲介型問題解決支援システ
ムによれば、問題解決処理のために制約条件を必要と
し、評価関数を必要としない問題解決装置に対して問題
解決処理を仲介することができる。つまり、利用者から
入力された問題記述が不十分であったり曖昧である場合
に、過去の問題解決事例を利用して入力問題の制約条件
を補完して問題解決装置に渡し、受け取った問題解決結
果に対して評価関数を用いて評価し、最適な結果を結果
表示することができる。
【0117】また、本発明の仲介型問題解決支援システ
ムによれば、問題変更部を備えることにより、問題解決
装置から有効な解が得られていない場合でも問題変更部
により入力問題を変更し、再度問題解決装置に渡し、問
題解決処理結果が得られるまで問題変更処理を繰り返
し、問題解決処理結果を得ることができる。
【0118】また、本発明の仲介型問題解決支援システ
ムによれば、入力問題に対する問題解決結果の特徴を分
析する特徴分析部を備えることにより、結果表示部が問
題解決の結果を表示するとともに特徴分析部により分析
された特徴分析結果も表示することができる。
【0119】以上の本発明の仲介型問題解決支援システ
ムの説明に関して更に以下の項を開示する。
【0120】(1)前記入力問題を変更する問題変更部
を備え、前記問題解決インターフェース部は、前記問題
解決装置から有効な解が得られていない場合に、前記問
題変更部により前記入力問題を変更し、再度前記問題解
決装置に渡し、問題解決の結果を受け取る請求項1〜4
のいずれか1項に記載の仲介型問題解決支援システム。
【0121】(2) 前記入力問題に対する問題解決結
果の特徴を分析する特徴分析部を備え、前記結果表示部
は、問題解決の結果を表示するとともに前記特徴分析部
により分析された特徴分析結果も表示する請求項1〜4
のいずれか1項に記載の仲介型問題解決支援システム。
【0122】(3) 類似事例の検索に関する知識が格
納された類似情報知識べースを備え、前記類似事例検索
部は、前記入力問題に類似した問題を持つ過去の問題解
決事例を前記事例べースから検索する処理において、前
記類似情報知識べース中の知識を利用する請求項1〜4
のいずれか1項に記載の仲介型問題解決支援システム。
【0123】(4) 問題解決のために不足している制
約条件の補完に関する知識が格納された補完情報知識べ
ースを備え、前記問題補完部による入力問題の補完にお
いて、前記補完情報知識べース中の知識を利用する請求
項1または3に記載の仲介型問題解決支援システム。
【0124】(5) 問題解決のために不足している制
約条件と評価関数の補完に関する知識が格納された補完
情報知識べースを備え、前記問題補完部による入力問題
の補完において、前記補完情報知識べース中の知識を利
用する請求項2または4に記載の仲介型問題解決支援シ
ステム。
【0125】(6)利用者に関する情報が格納された利
用者情報データベースを備え、前記類似事例検索部が、
前記過去の問題解決事例の検索において、前記利用者情
報データベース中の当該利用者の情報を利用し、前記問
題補完部による入力問題の補完において、前記利用者情
報データベースの知識を利用する請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の仲介型問題解決支援システム。
【0126】(7)前記評価情報の作成に関する知識が
格納された評価情報知識べースを備え、前記評価情報作
成部は、前記受け取った問題解決の解を評価するための
評価関数となる評価情報の作成において、前記評価情報
知識べース中の知識を利用する請求項3または4に記載
の仲介型問題解決支援システム。
【0127】(8) 問題を入力する利用者と問題解決
装置との間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利
用者の問題解決を支援する仲介型問題解決支援システム
を実現する処理プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、過去の問題解決事例を格
納した事例べースと、利用者からの入力問題を受け付け
る問題入力処理ステップと、前記入力問題と類似してい
る問題に対する過去の問題解決事例を前記事例べースか
ら検索する類似事例検索処理ステップと、前記入力問題
を前記過去の問題解決事例を参照して解析し、前記入力
問題に不足している制約条件を補完する制約条件補完処
理を備えた問題補完処理ステップと、前記入力問題と前
記補完された制約条件を前記問題解決装置に渡し、問題
解決の結果を受け取る問題解決インターフェース提供処
理ステップと、前記受け取った問題解決の結果を表示す
る結果表示処理ステップを備えたプログラムを記録した
ことを特徴とする記録媒体。
【0128】(9) 問題を入力する利用者と問題解決
装置との間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利
用者の問題解決を支援する仲介型問題解決支援システム
を実現する処理プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、過去の問題解決事例を格
納した事例べースと、利用者からの入力問題を受け付け
る問題入力処理ステップと、前記入力問題と類似してい
る問題に対する過去の問題解決事例を前記事例べースか
ら検索する類似事例検索処理ステップと、前記入力問題
を前記過去の問題解決事例を参照して解析し、前記入力
問題に不足している制約条件を補完する制約条件補完処
理と必要な評価関数を与える評価関数補完処理とを備え
た問題補完処理ステップと、前記入力問題と前記補完さ
れた制約条件と評価関数とを前記問題解決装置に渡し、
問題解決の結果を受け取る問題解決インターフェース提
供処理ステップと、前記受け取った問題解決の結果を表
示する結果表示処理ステップを備えたプログラムを記録
したことを特徴とする記録媒体。
【0129】(10) 問題を入力する利用者と問題解
決装置との間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、
利用者の問題解決を支援する仲介型問題解決支援システ
ムを実現する処理プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、過去の問題解決事例を
格納した事例べースと、利用者からの入力問題を受け付
ける問題入力処理ステップと、前記入力問題と類似して
いる問題に対する過去の問題解決事例を前記事例べース
から検索する類似事例検索処理ステップと、前記入力問
題を前記過去の問題解決事例を参照して解析し、前記入
力問題に不足している制約条件を補完する制約条件補完
処理を備えた問題補完処理ステップと、前記入力問題を
前記問題解決装置に渡し、問題解決の結果を受け取る問
題解決インターフェース提供処理ステップと、前記過去
の問題解決事例を参照して前記受け取った問題解決の解
を評価するための評価関数となる評価情報を作成する評
価情報作成処理ステップと、前記評価情報に基づいて、
前記受け取った問題解決の解の評価を行なう解評価処理
ステップと、前記評価結果に基づいて解を表示する結果
表示処理ステップを備えた処理プログラムを記録したこ
とを特徴とする記録媒体。
【0130】(11) 問題を入力する利用者と問題解
決装置との間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、
利用者の問題解決を支援する仲介型問題解決支援システ
ムを実現する処理プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体であって、過去の問題解決事例を
格納した事例べースと、利用者からの入力問題を受け付
ける問題入力処理ステップと、前記入力問題と類似して
いる問題に対する過去の問題解決事例を前記事例べース
から検索する類似事例検索処理ステップと、前記入力問
題を前記過去の問題解決事例を参照して解析し、前記入
力問題に不足している制約条件を補完する制約条件補完
処理と必要な評価関数を与える評価関数補完処理とを備
えた問題補完処理ステップと、前記入力問題と前記補完
された制約条件と評価関数とを前記問題解決装置に渡
し、問題解決の結果を受け取る問題解決インターフェー
ス提供処理ステップと、前記過去の問題解決事例を参照
して前記受け取った問題解決の解を評価するための評価
関数となる評価情報を作成する評価情報作成処理ステッ
プと、前記評価情報に基づいて、前記受け取った問題解
決の解の評価を行なう解評価処理ステップと、前記評価
結果に基づいて解を表示する結果表示処理ステップを備
えた処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒
体。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の仲介型問題解決支援シ
ステムの概略構成を示す図
【図2】 本発明の実施形態1の仲介型問題解決支援シ
ステムを中心とした動作の流れの概略を示すフローチャ
ート
【図3】 本発明の実施形態1の仲介型問題解決支援シ
ステムに対する入力問題の例(a)と過去の類似問題解
決事例の例(b)と過去の類似問題解決事例をソートし
た例(c)と補完された入力問題の例(d)を示す図
【図4】 本発明の実施形態2の仲介型問題解決支援シ
ステムの概略構成を示す図
【図5】 本発明の実施形態2の仲介型問題解決支援シ
ステムを中心とした動作の流れの概略を示すフローチャ
ート
【図6】 本発明の実施形態3の仲介型問題解決支援シ
ステムの概略構成を示す図
【図7】 本発明の実施形態3の仲介型問題解決支援シ
ステムを中心とした動作の流れの概略を示すフローチャ
ート
【図8】 本発明の実施形態4の仲介型問題解決支援シ
ステムの概略構成を示す図
【図9】 本発明の実施形態4の仲介型問題解決支援シ
ステムを中心とした動作の流れの概略を示すフローチャ
ート
【図10】 本発明の実施形態5の仲介型問題解決支援
システムの概略構成を示す図
【図11】 本発明の実施形態5の仲介型問題解決支援
システムによる特徴分析結果と問題処理結果を併せた表
示例を示す図
【図12】 本発明の実施形態6の仲介型問題解決支援
システムの概略構成を示す図
【図13】 本発明の実施形態6の仲介型問題解決支援
システムを中心とした動作の流れの概略を示すフローチ
ャート
【図14】 本発明の実施形態7の仲介型問題解決支援
システムの処理プログラムを記録した記録媒体の例を示
す図
【符号の説明】
10 事例ベース 20 問題入力部 30 類似事例検索部30 40,40a 問題補完部 41 制約条件補完部 42 評価関数補完部 50,50a,50b,50c,50d,50e 問題
解決インタフェース 60 結果表示部 70 評価関数生成部 80 解評価部 90 問題変更部 95 特徴分析部 100,100a,100b,100c,100d,1
00e 仲介型問題解決支援システム 200 利用者 201 利用者インタフェース 300,300a 問題解決装置 301 装置インタフェース 500 回線先のハードディスク等の記録媒体 501 CD−ROMやフレキシブルディスク等の可搬
型記録媒体 502 CD−ROM 503 フレキシブルディスク 504 コンピュータ 505 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等の
記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 問題を入力する利用者と問題解決装置と
    の間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利用者の
    問題解決を支援するシステムであって、 過去の問題解決事例を格納した事例べースと、 利用者からの入力問題を受け付ける問題入力部と、 前記入力問題と類似している問題に対する過去の問題解
    決事例を前記事例べースから検索する類似事例検索部
    と、 前記入力問題を前記過去の問題解決事例を参照して解析
    し、前記入力問題に不足している制約条件を補完する制
    約条件補完部を備えた問題補完部と、 前記入力問題と前記補完された制約条件を前記問題解決
    装置に渡し、問題解決の結果を受け取る問題解決インタ
    ーフェース部と、 前記受け取った問題解決の結果を表示する結果表示部を
    備えたことを特徴とする仲介型問題解決支援システム。
  2. 【請求項2】 問題を入力する利用者と問題解決装置と
    の間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利用者の
    問題解決を支援するシステムであって、 過去の問題解決事例を格納した事例べースと、 利用者からの入力問題を受け付ける問題入力部と、 前記入力問題と類似している問題に対する過去の問題解
    決事例を前記事例べースから検索する類似事例検索部
    と、 前記入力問題を前記過去の問題解決事例を参照して解析
    し、前記入力問題に不足している制約条件を補完する制
    約条件補完部と必要な評価関数を与える評価関数補完部
    とを備えた問題補完部と、 前記入力問題と前記補完された制約条件と評価関数とを
    前記問題解決装置に渡し、問題解決の結果を受け取る問
    題解決インターフェース部と、 前記受け取った問題解決の結果を表示する結果表示部を
    備えたことを特徴とする仲介型問題解決支援システム。
  3. 【請求項3】 問題を入力する利用者と問題解決装置と
    の間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利用者の
    問題解決を支援するシステムであって、 過去の問題解決事例を格納した事例べースと、 利用者からの入力問題を受け付ける問題入力部と、 前記入力問題と類似している問題に対する過去の問題解
    決事例を前記事例べースから検索する類似事例検索部
    と、 前記入力問題を前記過去の問題解決事例を参照して解析
    し、前記入力問題に不足している制約条件を補完する制
    約条件補完部を備えた問題補完部と、 前記入力問題を前記問題解決装置に渡し、問題解決の結
    果を受け取る問題解決インターフェース部と、 前記過去の問題解決事例を参照して前記受け取った問題
    解決の解を評価するための評価関数となる評価情報を作
    成する評価情報作成部と、 前記評価情報に基づいて、前記受け取った問題解決の解
    の評価を行なう解評価部と、 前記評価結果に基づいて解を表示する結果表示部を備え
    たことを特徴とする仲介型問題解決支援システム。
  4. 【請求項4】 問題を入力する利用者と問題解決装置と
    の間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利用者の
    問題解決を支援するシステムであって、 過去の問題解決事例を格納した事例べースと、 利用者からの入力問題を受け付ける問題入力部と、 前記入力問題と類似している問題に対する過去の問題解
    決事例を前記事例べースから検索する類似事例検索部
    と、 前記入力問題を前記過去の問題解決事例を参照して解析
    し、前記入力問題に不足している制約条件を補完する制
    約条件補完部と必要な評価関数を与える評価関数補完部
    とを備えた問題補完部と、 前記入力問題と前記補完された制約条件と評価関数とを
    前記問題解決装置に渡し、問題解決の結果を受け取る問
    題解決インターフェース部と、 前記過去の問題解決事例を参照して前記受け取った問題
    解決の解を評価するための評価関数となる評価情報を作
    成する評価情報作成部と、 前記評価情報に基づいて、前記受け取った問題解決の解
    の評価を行なう解評価部と、 前記評価結果に基づいて解を表示する結果表示部を備え
    たことを特徴とする仲介型問題解決支援システム。
  5. 【請求項5】 問題を入力する利用者と問題解決装置と
    の間に介在して問題解決処理の仲介を行ない、利用者の
    問題解決を支援する仲介型問題解決支援システムを実現
    する処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体であって、 過去の問題解決事例を格納した事例べースと、 利用者からの入力問題を受け付ける問題入力処理ステッ
    プと、 前記入力問題と類似している問題に対する過去の問題解
    決事例を前記事例べースから検索する類似事例検索処理
    ステップと、 前記入力問題を前記過去の問題解決事例を参照して解析
    し、前記入力問題に不足している制約条件を補完する制
    約条件補完処理を備えた問題補完処理ステップと、 前記入力問題と前記補完された制約条件を前記問題解決
    装置に渡し、問題解決の結果を受け取る問題解決インタ
    ーフェース提供処理ステップと、 前記受け取った問題解決の結果を表示する結果表示処理
    ステップを備えたプログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6841394B1 (ja) * 2020-01-28 2021-03-10 株式会社日本法務システム研究所 情報処理システム

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