JP2001154571A - 建設地選定方法 - Google Patents
建設地選定方法Info
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- JP2001154571A JP2001154571A JP33422199A JP33422199A JP2001154571A JP 2001154571 A JP2001154571 A JP 2001154571A JP 33422199 A JP33422199 A JP 33422199A JP 33422199 A JP33422199 A JP 33422199A JP 2001154571 A JP2001154571 A JP 2001154571A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 未だマンションが建設されていない状態で建
設後の眺望を想像して建設地の選定をすることは困難で
あり、又、建設地選定後の眺望に関する不具合から手戻
り等の課題がある。 【解決手段】 複数の建設候補地から建設地を選定する
建設地選定方法であって、撮影手段により上記各建設候
補地における眺望を予め撮像して記憶手段1に記憶し、
上記建設候補地を選択してその建設候補地の眺望を表示
手段5に表示することにより、各建設候補地に建物が建
設された場合の建物からの眺望を擬似体験して建設地を
選定するようにした。
設後の眺望を想像して建設地の選定をすることは困難で
あり、又、建設地選定後の眺望に関する不具合から手戻
り等の課題がある。 【解決手段】 複数の建設候補地から建設地を選定する
建設地選定方法であって、撮影手段により上記各建設候
補地における眺望を予め撮像して記憶手段1に記憶し、
上記建設候補地を選択してその建設候補地の眺望を表示
手段5に表示することにより、各建設候補地に建物が建
設された場合の建物からの眺望を擬似体験して建設地を
選定するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマンション
等の建物を建設する際の複数の建設候補地の内から建設
地を選定する建設地選定方法に関するものである。
等の建物を建設する際の複数の建設候補地の内から建設
地を選定する建設地選定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンション、オフィスビル、リゾート施
設、療養施設等の建物を建設する際、周囲の環境との観
点から眺望が決め手となる場合が多い。即ち、例えば、
流氷の眺望、雪景色の眺望、桜並木の眺望、湖畔又は海
岸からの月見又は夕日の眺望等をそれぞれ販売の目玉に
マンションを建設する場合が多い。従って、この場合、
これら眺望をそれぞれ強調したマンション建設販売が行
われる。又、例えば、図8に示すように、湖畔であって
且つ遠景に雪景色の山岳を望め、更に夕日を望める場
合、湖との距離、望める山岳及び夕日の方位等によって
マンションの眺望は著しく異なるため、これら湖、雪景
色の山岳及び夕日と、マンションとの四者の関係からマ
ンションの建設地を選定する必要がある。更には、建設
地の場所によってはマンションを高層化しなくても所望
の眺望が望める場合には中層で足りるため例えば建設費
を節約できる等の実状がある。
設、療養施設等の建物を建設する際、周囲の環境との観
点から眺望が決め手となる場合が多い。即ち、例えば、
流氷の眺望、雪景色の眺望、桜並木の眺望、湖畔又は海
岸からの月見又は夕日の眺望等をそれぞれ販売の目玉に
マンションを建設する場合が多い。従って、この場合、
これら眺望をそれぞれ強調したマンション建設販売が行
われる。又、例えば、図8に示すように、湖畔であって
且つ遠景に雪景色の山岳を望め、更に夕日を望める場
合、湖との距離、望める山岳及び夕日の方位等によって
マンションの眺望は著しく異なるため、これら湖、雪景
色の山岳及び夕日と、マンションとの四者の関係からマ
ンションの建設地を選定する必要がある。更には、建設
地の場所によってはマンションを高層化しなくても所望
の眺望が望める場合には中層で足りるため例えば建設費
を節約できる等の実状がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、未だマンショ
ンが建設されていない状態で建設後の眺望を想像して建
設地の選定をすることは困難であり、又、建設地選定後
の眺望に関する不具合から手戻り等の課題がある。
ンが建設されていない状態で建設後の眺望を想像して建
設地の選定をすることは困難であり、又、建設地選定後
の眺望に関する不具合から手戻り等の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建設地選定
方法は、撮影手段により各建設候補地における眺望を予
め撮像して記憶手段に記憶し、建設候補地を選択してそ
の建設候補地の眺望を表示手段に表示することにより、
各建設候補地に建物が建設された場合の建物からの眺望
を擬似体験して建設地を選定するようにした。
方法は、撮影手段により各建設候補地における眺望を予
め撮像して記憶手段に記憶し、建設候補地を選択してそ
の建設候補地の眺望を表示手段に表示することにより、
各建設候補地に建物が建設された場合の建物からの眺望
を擬似体験して建設地を選定するようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1乃至図7は本
発明の建設地選定方法を実施するため、建物建設後の眺
望を擬似体験し得る建設地選定装置の実施の形態を示す
ものである。各図中、1は記憶手段であり、後述する撮
影手段2によって予め撮影された眺望を画像情報として
記憶するものである。この眺望画像としては、分散して
各地に存在する複数の各建設候補地毎の眺望画像又は、
一つの敷地内における複数の建設候補場所毎の眺望画像
が記憶される。又、上記眺望画像は、例えば、建設予定
の建物の所定高さからの画像(例えば建設予定の建物の
屋上の高さからの画像)、或いは、後述する高所撮影手
段3によって撮影した所定高さ毎(例えば、建設予定の
建物の各階毎)からの眺望画像であっても良い。更に、
上記眺望画像としては、一日の内の所定時間毎に撮影さ
れた、朝日、夕日等の眺望画像を記憶しても良い。又、
上記眺望画像としては、花見、花火、月見又は、雪景色
等の季節毎の眺望画像を撮影して記憶することにより、
上記各建設候補地又は各建設候補場所からの眺望の特徴
を表す象徴的な眺望画像を体験者に提供することができ
る。尚、上記記憶手段1は制御手段4により制御されて
眺望画像の入、出力を行うものである。
発明の建設地選定方法を実施するため、建物建設後の眺
望を擬似体験し得る建設地選定装置の実施の形態を示す
ものである。各図中、1は記憶手段であり、後述する撮
影手段2によって予め撮影された眺望を画像情報として
記憶するものである。この眺望画像としては、分散して
各地に存在する複数の各建設候補地毎の眺望画像又は、
一つの敷地内における複数の建設候補場所毎の眺望画像
が記憶される。又、上記眺望画像は、例えば、建設予定
の建物の所定高さからの画像(例えば建設予定の建物の
屋上の高さからの画像)、或いは、後述する高所撮影手
段3によって撮影した所定高さ毎(例えば、建設予定の
建物の各階毎)からの眺望画像であっても良い。更に、
上記眺望画像としては、一日の内の所定時間毎に撮影さ
れた、朝日、夕日等の眺望画像を記憶しても良い。又、
上記眺望画像としては、花見、花火、月見又は、雪景色
等の季節毎の眺望画像を撮影して記憶することにより、
上記各建設候補地又は各建設候補場所からの眺望の特徴
を表す象徴的な眺望画像を体験者に提供することができ
る。尚、上記記憶手段1は制御手段4により制御されて
眺望画像の入、出力を行うものである。
【0006】5は上記記憶手段1に記憶されている眺望
画像を表示する表示手段であり、この表示手段5は体験
者が所望する上記各建設候補地又は各建設候補場所毎の
眺望画像を表示するものである。この表示手段5は、体
験者が所望する一つの建設候補地を選択した後は、体験
者の視線方向を自動的に検出してその方位に合致した眺
望を画像表示する。このため、上記表示手段5は、上記
各建設候補地又は各建設候補場所を選択する選択部6
と、体験者の視線方向を検出する方位検出部7と、この
方位検出部7の出力に基づきこの視線方向の眺望画像を
上記記憶手段1から抽出して表示する表示部8とから構
成される。上記選択部6により、上記各建設候補地又は
各建設候補場所毎の上述したような各種の眺望画像を選
択できる。上記方位検出部7と表示部8は、体験者が頭
部に被るヘッド部9を備えて体験者の顔面側の目の周り
を覆うように装着されるヘルメット型のHMD(ヘッド
マウントディスプレイ装置)10に取り付けられる。上
記方位検出部7は、上記HMD10に装着されて体験者
の視線方向を検出する方位センサ11とこの方位センサ
11で検出した角度を方位信号に変換して出力する方位
信号コントローラ12とから構成される。上記方位セン
サ11は、体験者の頭部が首を中心として左右に傾いた
角度をロール角として検出し、体験者の頭部が首を中心
として上下に傾く仰角をピッチ角として検出し、体験者
の頭部が首を中心として左右に回転した角度を方位角と
して検出する3つの角度を検出するように、例えば、振
動ジャイロと加速センサとが各々3個用いられた形態で
ある。又、上記方位信号コントローラ12は、方位セン
サ11から入力された上記3つの角度に応じた角度信号
をデジタル信号として出力するものである。上記表示部
8は、体験者の目に対面するように上記HMD10に組
み込まれたカラー液晶表示装置によって構成され、図3
に示すように眺望画像を表示するものである。13はダ
ウンコンバータであり、上記記憶手段1から出力された
信号を上記表示部8に対応した画像信号に変換するもの
である。14は上記制御手段4の命令に基づき上記表示
部8を制御するための表示コントローラである。
画像を表示する表示手段であり、この表示手段5は体験
者が所望する上記各建設候補地又は各建設候補場所毎の
眺望画像を表示するものである。この表示手段5は、体
験者が所望する一つの建設候補地を選択した後は、体験
者の視線方向を自動的に検出してその方位に合致した眺
望を画像表示する。このため、上記表示手段5は、上記
各建設候補地又は各建設候補場所を選択する選択部6
と、体験者の視線方向を検出する方位検出部7と、この
方位検出部7の出力に基づきこの視線方向の眺望画像を
上記記憶手段1から抽出して表示する表示部8とから構
成される。上記選択部6により、上記各建設候補地又は
各建設候補場所毎の上述したような各種の眺望画像を選
択できる。上記方位検出部7と表示部8は、体験者が頭
部に被るヘッド部9を備えて体験者の顔面側の目の周り
を覆うように装着されるヘルメット型のHMD(ヘッド
マウントディスプレイ装置)10に取り付けられる。上
記方位検出部7は、上記HMD10に装着されて体験者
の視線方向を検出する方位センサ11とこの方位センサ
11で検出した角度を方位信号に変換して出力する方位
信号コントローラ12とから構成される。上記方位セン
サ11は、体験者の頭部が首を中心として左右に傾いた
角度をロール角として検出し、体験者の頭部が首を中心
として上下に傾く仰角をピッチ角として検出し、体験者
の頭部が首を中心として左右に回転した角度を方位角と
して検出する3つの角度を検出するように、例えば、振
動ジャイロと加速センサとが各々3個用いられた形態で
ある。又、上記方位信号コントローラ12は、方位セン
サ11から入力された上記3つの角度に応じた角度信号
をデジタル信号として出力するものである。上記表示部
8は、体験者の目に対面するように上記HMD10に組
み込まれたカラー液晶表示装置によって構成され、図3
に示すように眺望画像を表示するものである。13はダ
ウンコンバータであり、上記記憶手段1から出力された
信号を上記表示部8に対応した画像信号に変換するもの
である。14は上記制御手段4の命令に基づき上記表示
部8を制御するための表示コントローラである。
【0007】図4に上記撮影手段2を示す。この撮影手
段2は例えば、広角に撮影できるよう魚眼レンズ15を
備えたカメラ16によって構成される。このカメラ16
は、運台17上に水平方向へ回転自在に支持された支持
部材18とこの支持部材18に前後方向へ回転自在に支
持された取付部材19からなる基台20上に取り付けら
れ、水平方向及び上下方向の眺望が自在に撮影できるよ
うになっている。21は確認用のカメラであり、上記カ
メラ16の撮影画像の水平を確認しつつ上記基台20を
姿勢制御して所望の適切な眺望を撮影できるようにして
いる。Eは運台コントローラ、Rは電源ユニット、Hは
方位計、Sは上記カメラ16のシャッターサーボであ
る。
段2は例えば、広角に撮影できるよう魚眼レンズ15を
備えたカメラ16によって構成される。このカメラ16
は、運台17上に水平方向へ回転自在に支持された支持
部材18とこの支持部材18に前後方向へ回転自在に支
持された取付部材19からなる基台20上に取り付けら
れ、水平方向及び上下方向の眺望が自在に撮影できるよ
うになっている。21は確認用のカメラであり、上記カ
メラ16の撮影画像の水平を確認しつつ上記基台20を
姿勢制御して所望の適切な眺望を撮影できるようにして
いる。Eは運台コントローラ、Rは電源ユニット、Hは
方位計、Sは上記カメラ16のシャッターサーボであ
る。
【0008】図5に、上記基台20に搭載した撮影手段
2を一つの撮影ユニット22とした上記高所撮影手段3
を示す。この高所撮影手段3は撮影ユニット22を気球
23に吊り下げて構成される。この高所撮影手段3はウ
インチ24によって上下動(図中、矢印方向)可能に支
持され、その高さはターゲット25の位置を測定する測
量器26によって測定される。図6に示す高所撮影手段
3は、上記撮影ユニット22をラジコンヘリ27によっ
て吊り下げることによって上下動(図中、矢印方向)可
能に構成される。この高所撮影手段3の高さは上記ター
ゲット25と測量器26によって測定される。図7に示
す高所撮影手段3は、上記撮影ユニット22をクレーン
車28に搭載することにより上下動(図中、矢印方向)
可能に構成される。
2を一つの撮影ユニット22とした上記高所撮影手段3
を示す。この高所撮影手段3は撮影ユニット22を気球
23に吊り下げて構成される。この高所撮影手段3はウ
インチ24によって上下動(図中、矢印方向)可能に支
持され、その高さはターゲット25の位置を測定する測
量器26によって測定される。図6に示す高所撮影手段
3は、上記撮影ユニット22をラジコンヘリ27によっ
て吊り下げることによって上下動(図中、矢印方向)可
能に構成される。この高所撮影手段3の高さは上記ター
ゲット25と測量器26によって測定される。図7に示
す高所撮影手段3は、上記撮影ユニット22をクレーン
車28に搭載することにより上下動(図中、矢印方向)
可能に構成される。
【0009】次に、本実施の形態1の動作について説明
する。建物の建設候補地毎又は建設候補場所毎におい
て、図4乃至図7に示す高所撮影手段3によって所定高
さ又は所定高さ毎の眺望を撮影する。この眺望について
は、一日の内の所定時間毎に撮影することにより例え
ば、朝日、夕日の眺望画像を撮影する。又、この眺望画
像については、一年の内の季節毎に撮影することによ
り、花見、花火、月見、雪景色の眺望画像を撮影する。
これら撮影した眺望画像を記憶手段1に記憶する。そし
て、建物を建設する建設地を選定するに際し、体験者は
HMD10を頭部に被ると共に選択手段6によって先ず
一の建設候補地、所望高さ、一日の内の所望の時間、及
び一年の内の所望季節などを選択する。すると、後述の
ようにキャリブレーション操作された方位検出部7は体
験者の頭部の動きに対応した方位信号を後述のように出
力する。制御手段4は上記方位検出部7の出力に基づき
体験者の視線方向、高さ、一日の内の所望の時間、一年
の内の所望季節に応じた眺望画像を記憶手段1から抽出
してダウンコンバータ13、表示コントローラ14を介
して表示部8に表示する。次に、上記キャリブレーショ
ン操作について説明する。方位検出部7,制御手段4,
ダウンコンバータ13などを起動操作し、キーボードや
マウス等の図外の入力機器により、制御手段4が持つ画
像表示ソフトウエア上で眺望画像の画像原点Zより見た
或る一方向の画像頂点P1に対する方位センサ11の或
る一方向の向きを一致させる。尚、魚眼レンズ15は半
球レンズ上に風景を捉えて撮像するものであるので、こ
のように撮像された眺望画像が平面画像として記憶手段
1に記憶される。図2に示すように、方位センサ11か
らの信号により画像頂点P1を示した場合、画像表示ソ
フトウエアは、画像頂点P1の座標に基づいて点A,
B,A’,B’とを結ぶ線で囲まれる部分を眺望画像よ
り切り出すと共に、魚眼レンズ15で撮像された歪んだ
画像を通常のカメラで撮影した眺望画像のような画像に
補正して表示部8に表示する。又、体験者が頭部を左に
向けたことにより、方位センサ11の向きが移動して方
位センサ11からの信号により画像頂点P2を示した場
合、画像表示ソフトウエアは、画像頂点P2の座標に基
づいて点C,D,C’,D’とを結ぶ線で囲まれる部分
を眺望画像より切り出すと共に、魚眼レンズ15で撮像
された歪んだ画像を通常のカメラで撮影した眺望画像の
ような画像に補正して表示部8に表示する。つまり、体
験者が頭部を左右に傾ければ眺望画像より切り出される
部分が表示部8の画面に対し同方向に同角度だけ変わ
り、体験者が頭部を上下に向ければ眺望画像より切り出
される部分が表示部8の画面に対し同方向に同角度だけ
移動する。
する。建物の建設候補地毎又は建設候補場所毎におい
て、図4乃至図7に示す高所撮影手段3によって所定高
さ又は所定高さ毎の眺望を撮影する。この眺望について
は、一日の内の所定時間毎に撮影することにより例え
ば、朝日、夕日の眺望画像を撮影する。又、この眺望画
像については、一年の内の季節毎に撮影することによ
り、花見、花火、月見、雪景色の眺望画像を撮影する。
これら撮影した眺望画像を記憶手段1に記憶する。そし
て、建物を建設する建設地を選定するに際し、体験者は
HMD10を頭部に被ると共に選択手段6によって先ず
一の建設候補地、所望高さ、一日の内の所望の時間、及
び一年の内の所望季節などを選択する。すると、後述の
ようにキャリブレーション操作された方位検出部7は体
験者の頭部の動きに対応した方位信号を後述のように出
力する。制御手段4は上記方位検出部7の出力に基づき
体験者の視線方向、高さ、一日の内の所望の時間、一年
の内の所望季節に応じた眺望画像を記憶手段1から抽出
してダウンコンバータ13、表示コントローラ14を介
して表示部8に表示する。次に、上記キャリブレーショ
ン操作について説明する。方位検出部7,制御手段4,
ダウンコンバータ13などを起動操作し、キーボードや
マウス等の図外の入力機器により、制御手段4が持つ画
像表示ソフトウエア上で眺望画像の画像原点Zより見た
或る一方向の画像頂点P1に対する方位センサ11の或
る一方向の向きを一致させる。尚、魚眼レンズ15は半
球レンズ上に風景を捉えて撮像するものであるので、こ
のように撮像された眺望画像が平面画像として記憶手段
1に記憶される。図2に示すように、方位センサ11か
らの信号により画像頂点P1を示した場合、画像表示ソ
フトウエアは、画像頂点P1の座標に基づいて点A,
B,A’,B’とを結ぶ線で囲まれる部分を眺望画像よ
り切り出すと共に、魚眼レンズ15で撮像された歪んだ
画像を通常のカメラで撮影した眺望画像のような画像に
補正して表示部8に表示する。又、体験者が頭部を左に
向けたことにより、方位センサ11の向きが移動して方
位センサ11からの信号により画像頂点P2を示した場
合、画像表示ソフトウエアは、画像頂点P2の座標に基
づいて点C,D,C’,D’とを結ぶ線で囲まれる部分
を眺望画像より切り出すと共に、魚眼レンズ15で撮像
された歪んだ画像を通常のカメラで撮影した眺望画像の
ような画像に補正して表示部8に表示する。つまり、体
験者が頭部を左右に傾ければ眺望画像より切り出される
部分が表示部8の画面に対し同方向に同角度だけ変わ
り、体験者が頭部を上下に向ければ眺望画像より切り出
される部分が表示部8の画面に対し同方向に同角度だけ
移動する。
【0010】実施の形態1によれば、建物の建設地選定
に際し、各建設候補地又は各建設候補場所における各種
の眺望を検討して的確な建設地選定が行える。
に際し、各建設候補地又は各建設候補場所における各種
の眺望を検討して的確な建設地選定が行える。
【0011】尚、予め用意しておいた計画建物3次元モ
デルデータをもとに作成された室内CG(コンピュータ
グラフィック)の窓部に眺望画像を合成表示するように
すれば、眺望に対する窓の位置や、建物の向き等も詳細
に検討することができるようになる。又、眺望画像の中
に将来完成予定の建物をCG合成するようにすれば、将
来的な眺望も事前検討できる。更に、モデルルーム等の
室内の窓を合成用の着色マスクで覆っておき、画像表示
装置に体験者の視線方向を撮像するCCDカメラ等の撮
像手段を設け、撮像手段より入力された映像の合成用着
色マスク部に、体験者の視線方向に合せて切り出された
眺望画像を合成して画像表示装置に表示すれば、建物か
らの眺望としてよりリアルに体験させることができるよ
うになる。
デルデータをもとに作成された室内CG(コンピュータ
グラフィック)の窓部に眺望画像を合成表示するように
すれば、眺望に対する窓の位置や、建物の向き等も詳細
に検討することができるようになる。又、眺望画像の中
に将来完成予定の建物をCG合成するようにすれば、将
来的な眺望も事前検討できる。更に、モデルルーム等の
室内の窓を合成用の着色マスクで覆っておき、画像表示
装置に体験者の視線方向を撮像するCCDカメラ等の撮
像手段を設け、撮像手段より入力された映像の合成用着
色マスク部に、体験者の視線方向に合せて切り出された
眺望画像を合成して画像表示装置に表示すれば、建物か
らの眺望としてよりリアルに体験させることができるよ
うになる。
【0012】尚、表示手段としてHMDを用いたが、同
機能のFMD(フェースマウントディスプレイ装置)を
用いても良い。又、表示手段としては、テレビ型のディ
スプレイ装置を用いても良い。又、ビデオカメラで撮影
した各建設候補地の眺望を選択して表示するようにして
も良い。
機能のFMD(フェースマウントディスプレイ装置)を
用いても良い。又、表示手段としては、テレビ型のディ
スプレイ装置を用いても良い。又、ビデオカメラで撮影
した各建設候補地の眺望を選択して表示するようにして
も良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る建設
地選定方法によれば、複数の建設候補地の眺望を予め擬
似体験できて的確に建設地を選定できるため、建設地選
定後の眺望に関する不具合等による手戻り等の問題を解
決できるようになる。又、複数の建設候補地における所
定高さ毎の眺望を擬似体験できるようにしたので、より
詳細な検討が行えると共に、これら高さ毎の眺望を検討
することにより、高層にしなくても眺望が良いことなど
も分かるので、眺望に合せて建物の高さ(階数)を決め
ることもできるようになる。又、複数の建設候補地にお
ける一日の内の所定時間毎の眺望や花見、花火、月見、
雪景色等の季節毎の眺望も擬似体験できるようにしたの
で、より詳細な検討による的確な建設地選定が可能とな
る。又、方位検出部を備えた表示手段を用いれば、体験
者は視線の方向に合致した眺望を疑似体験できるので、
複数の建設候補地における眺望をリアルに擬似体験で
き、的確な建設地選定が可能となる。
地選定方法によれば、複数の建設候補地の眺望を予め擬
似体験できて的確に建設地を選定できるため、建設地選
定後の眺望に関する不具合等による手戻り等の問題を解
決できるようになる。又、複数の建設候補地における所
定高さ毎の眺望を擬似体験できるようにしたので、より
詳細な検討が行えると共に、これら高さ毎の眺望を検討
することにより、高層にしなくても眺望が良いことなど
も分かるので、眺望に合せて建物の高さ(階数)を決め
ることもできるようになる。又、複数の建設候補地にお
ける一日の内の所定時間毎の眺望や花見、花火、月見、
雪景色等の季節毎の眺望も擬似体験できるようにしたの
で、より詳細な検討による的確な建設地選定が可能とな
る。又、方位検出部を備えた表示手段を用いれば、体験
者は視線の方向に合致した眺望を疑似体験できるので、
複数の建設候補地における眺望をリアルに擬似体験で
き、的確な建設地選定が可能となる。
【図1】 本発明の実施の形態1を示す構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における眺望画像の切
り出し方を説明する図である。
り出し方を説明する図である。
【図3】 本発明の表示部の画像表示を示す画面図であ
る。
る。
【図4】 本発明の高所撮影手段を示す概略構成図であ
る。
る。
【図5】 本発明の高所撮影手段を示す概略構成図であ
る。
る。
【図6】 本発明の高所撮影手段を示す概略構成図であ
る。
る。
【図7】 本発明の高所撮影手段を示す概略構成図であ
る。
る。
【図8】 建物を建設するに際しての建物と周囲環境と
の関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
1 記憶手段、2 撮影手段、3 高所撮影手段、5
表示手段、6 選択部、7 方位検出部、8 表示部。
表示手段、6 選択部、7 方位検出部、8 表示部。
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の建設候補地から建設地を選定する
建設地選定方法であって、撮影手段により上記各建設候
補地における眺望を予め撮像して記憶手段に記憶し、上
記建設候補地を選択してその建設候補地の眺望を表示手
段に表示することにより、各建設候補地に建物が建設さ
れた場合の建物からの眺望を擬似体験して建設地を選定
するようにしたことを特徴とする建物の建設地選定方
法。 - 【請求項2】 上記複数の建設候補地は、各地に散らば
った複数の建設候補地であることを特徴とする請求項1
に記載の建設地選定方法。 - 【請求項3】 上記複数の建設候補地は、一つの敷地内
における複数の建設候補場所であることを特徴とする請
求項1に記載の建設地選定方法。 - 【請求項4】 上記記憶手段には、撮影手段を搭載した
気球等の高所撮影手段により上記各建設候補地において
所定高さ毎に撮影された眺望を記憶しておくことを特徴
とする上記請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の
建設地選定方法。 - 【請求項5】 上記記憶手段には、上記各建設候補地に
おいて一日の内の所定時間毎に撮影された眺望を記憶し
ておくことを特徴とする上記請求項1又は請求項2又は
請求項3又は請求項4に記載の建設地選定方法。 - 【請求項6】 上記記憶手段には、上記各建設候補地に
おいて花見、花火、月見、雪景色等の季節毎に撮影され
た眺望を記憶しておくことを特徴とする上記請求項1又
は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5に記
載の建設地選定方法。 - 【請求項7】 上記表示手段として、体験者の視線方向
を検出する方位検出部と、この方位検出部の出力に基づ
きこの視線方向の眺望画像を上記記憶手段から抽出して
表示する表示部とを備えたものを用いることを特徴とす
る請求項1又は請求項2又請求項3又は請求項4又は請
求項5又は請求項6に記載の建設地選定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33422199A JP2001154571A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 建設地選定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33422199A JP2001154571A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 建設地選定方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001154571A true JP2001154571A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18274917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33422199A Withdrawn JP2001154571A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 建設地選定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001154571A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101860448B1 (ko) * | 2017-03-03 | 2018-05-23 | 주식회사 맵인어스 | 무인비행체를 이용한 사용자 지향적 경관 시뮬레이션 영상제공시스템 |
KR101873681B1 (ko) * | 2017-03-23 | 2018-08-02 | 한국광기술원 | 항공 촬영 정보 기반 가상 조망 시스템 및 방법 |
KR101992672B1 (ko) * | 2019-03-04 | 2019-06-25 | (주)선운이앤지 | 드론 영상을 이용한 가공송전선로의 경관 영향 분석 방법 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33422199A patent/JP2001154571A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101860448B1 (ko) * | 2017-03-03 | 2018-05-23 | 주식회사 맵인어스 | 무인비행체를 이용한 사용자 지향적 경관 시뮬레이션 영상제공시스템 |
KR101873681B1 (ko) * | 2017-03-23 | 2018-08-02 | 한국광기술원 | 항공 촬영 정보 기반 가상 조망 시스템 및 방법 |
KR101992672B1 (ko) * | 2019-03-04 | 2019-06-25 | (주)선운이앤지 | 드론 영상을 이용한 가공송전선로의 경관 영향 분석 방법 |
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