JP2001153792A - 液体の光学特性測定装置及びそれを用いた光学特性測定方法 - Google Patents
液体の光学特性測定装置及びそれを用いた光学特性測定方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インキ等被測定液体を測色用セルに自動的に供
給でき、被測定液体の光学特性をリアルタイムに測定で
きる液体の光学特性測定装置とその測定方法の提供にあ
る。 【解決手段】光源52と分光センサー54と、光学特性
測定用セル21と、被測定液体又は洗浄液の流入・排出
機構とを有し、前記上部ガラス1は上下動する可動ロッ
ト3と一体化され、ハウジング5の下部に被測定液体ま
たはその洗浄剤の流入口10と排出口11とが設けられ
てなる液体の光学特性測定装置100であって、前記可
動ロット3が上昇した光学特性測定用セル21の開口時
に、前記流入口10より被測定液体が下部ガラスの凹部
内に流入され、前記可動ロットが下降した閉鎖時に、被
測定液体の薄膜が形成される隙間を有する光学特性測定
装置とするものである。
給でき、被測定液体の光学特性をリアルタイムに測定で
きる液体の光学特性測定装置とその測定方法の提供にあ
る。 【解決手段】光源52と分光センサー54と、光学特性
測定用セル21と、被測定液体又は洗浄液の流入・排出
機構とを有し、前記上部ガラス1は上下動する可動ロッ
ト3と一体化され、ハウジング5の下部に被測定液体ま
たはその洗浄剤の流入口10と排出口11とが設けられ
てなる液体の光学特性測定装置100であって、前記可
動ロット3が上昇した光学特性測定用セル21の開口時
に、前記流入口10より被測定液体が下部ガラスの凹部
内に流入され、前記可動ロットが下降した閉鎖時に、被
測定液体の薄膜が形成される隙間を有する光学特性測定
装置とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキ等の測色対
象液体に光を照射して光学特性を測定する光学特性測定
用セル装置及びその装置を用いた液体測色方法に関する
ものであり、さらに詳しくは、印刷インキ等の製造ない
し調製中などにおける測色対象液体を直接導入して、そ
の測色対象液体の光学特性を測定する光学特性測定用セ
ル装置及びそれを用いた液体測色方法に関する。
象液体に光を照射して光学特性を測定する光学特性測定
用セル装置及びその装置を用いた液体測色方法に関する
ものであり、さらに詳しくは、印刷インキ等の製造ない
し調製中などにおける測色対象液体を直接導入して、そ
の測色対象液体の光学特性を測定する光学特性測定用セ
ル装置及びそれを用いた液体測色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料、インキ、プラスチックなどの着色
液体の製造ないし調製中、または稼動中の印刷機等にお
いては、製造ないし調製時の着色液体の光学特性または
印刷機に供給される着色液体の光学特性を正確に把握す
る必要がある。その1つの方法として、上記着色液体に
光を照射し、その透過光または反射光を分光分析する方
法(例えば、特開平8−94441号公報)が知られて
いる。この種の光学特性測定方法は、インキ等の着色液
体の膜(50ミクロン程度)を形成する測色用セルに、
着色液体の製造ないし調製システムまたは印刷機のイン
キパンから採取した着色液体を収容し、この測色用セル
を測色システムにセットした状態で測色用セルに分析用
の光を照射し、測色用セルの透過光または反射光を分光
分析手段で分析することで着色液体の光学特性を測定す
るようにしている。
液体の製造ないし調製中、または稼動中の印刷機等にお
いては、製造ないし調製時の着色液体の光学特性または
印刷機に供給される着色液体の光学特性を正確に把握す
る必要がある。その1つの方法として、上記着色液体に
光を照射し、その透過光または反射光を分光分析する方
法(例えば、特開平8−94441号公報)が知られて
いる。この種の光学特性測定方法は、インキ等の着色液
体の膜(50ミクロン程度)を形成する測色用セルに、
着色液体の製造ないし調製システムまたは印刷機のイン
キパンから採取した着色液体を収容し、この測色用セル
を測色システムにセットした状態で測色用セルに分析用
の光を照射し、測色用セルの透過光または反射光を分光
分析手段で分析することで着色液体の光学特性を測定す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の着色液体の光学特性測定方法は、着色液体の製造な
いし調製システムまたは印刷機のインキパンから採取し
た着色液体を測色用セルに人手により収容し、単発的に
測色するものであるため、着色液体の製造ないし調製シ
ステムや印刷機のインキ供給システム等に組み込むこと
ができないほか、製造ないし調製中の着色液体の色変化
や印刷中のインキの色変化をリアルタイムに測定するこ
とも不可能であった。
来の着色液体の光学特性測定方法は、着色液体の製造な
いし調製システムまたは印刷機のインキパンから採取し
た着色液体を測色用セルに人手により収容し、単発的に
測色するものであるため、着色液体の製造ないし調製シ
ステムや印刷機のインキ供給システム等に組み込むこと
ができないほか、製造ないし調製中の着色液体の色変化
や印刷中のインキの色変化をリアルタイムに測定するこ
とも不可能であった。
【0004】また、従来方法では測定セルを用いてイン
キ膜を形成する際、下部ガラスの凹形状セルと上部ガラ
スの凸形状セルの嵌合で当接する部分にインキが挟み込
まれてしまい、安定した繰り返し精度が得られなかっ
た。
キ膜を形成する際、下部ガラスの凹形状セルと上部ガラ
スの凸形状セルの嵌合で当接する部分にインキが挟み込
まれてしまい、安定した繰り返し精度が得られなかっ
た。
【0005】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
するものであり、その課題とするところは、インキ等の
被測定液体を測色用セル部に自動的に供給できるととも
に、被測定液体の光学特性をリアルタイムに測定でき、
単一インキの連続測定はもとより複数のインキを順次測
定するために、測定セル部分の洗浄を容易にするための
液体の光学特性測定装置およびその装置を用いた液体光
学特性測定(測色)方法を提供することにある。
するものであり、その課題とするところは、インキ等の
被測定液体を測色用セル部に自動的に供給できるととも
に、被測定液体の光学特性をリアルタイムに測定でき、
単一インキの連続測定はもとより複数のインキを順次測
定するために、測定セル部分の洗浄を容易にするための
液体の光学特性測定装置およびその装置を用いた液体光
学特性測定(測色)方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記課
題を達成するために、まず請求項1の発明では、光源お
よびそのセンサーと、凹形状の下部ガラスと凸形状の上
部ガラスとからなり該凹形状・凸形状が近接嵌合してな
る光学特性測定用セルと、被測定液体またはその洗浄液
の流入・排出機構とを有し、前記上部ガラスは昇降する
可動ロットと一体化され、前記下部ガラスはセル受け板
と一体化されてハウジング内部に納められ、前記ハウジ
ングの下部で、前記下部ガラスの凹部に形成された液体
流路溝面と同一線上になるような位置に被測定液体また
はその洗浄剤の流入口と排出口とが設けられてなる液体
の光学特性測定装置であって、前記上部ガラスと一体化
された可動ロットが上昇する光学特性測定用セルの開口
時に、前記流入口を通して被測定液体が前記下部ガラス
の凹部内に流入され、前記可動ロットが下降する光学特
性測定用セルの閉鎖時に、前記下部ガラスの凹部底面と
前記上部ガラスの凸部先端面間に被測定液体の薄膜が形
成される隙間を有することを特徴とする液体の光学特性
測定装置としたものである。
題を達成するために、まず請求項1の発明では、光源お
よびそのセンサーと、凹形状の下部ガラスと凸形状の上
部ガラスとからなり該凹形状・凸形状が近接嵌合してな
る光学特性測定用セルと、被測定液体またはその洗浄液
の流入・排出機構とを有し、前記上部ガラスは昇降する
可動ロットと一体化され、前記下部ガラスはセル受け板
と一体化されてハウジング内部に納められ、前記ハウジ
ングの下部で、前記下部ガラスの凹部に形成された液体
流路溝面と同一線上になるような位置に被測定液体また
はその洗浄剤の流入口と排出口とが設けられてなる液体
の光学特性測定装置であって、前記上部ガラスと一体化
された可動ロットが上昇する光学特性測定用セルの開口
時に、前記流入口を通して被測定液体が前記下部ガラス
の凹部内に流入され、前記可動ロットが下降する光学特
性測定用セルの閉鎖時に、前記下部ガラスの凹部底面と
前記上部ガラスの凸部先端面間に被測定液体の薄膜が形
成される隙間を有することを特徴とする液体の光学特性
測定装置としたものである。
【0007】また、請求項2の発明では、前記上部ガラ
スと一体化された可動ロットが再度上昇する光学特性測
定用セルの開口時に、前記流入口を通して被測定液体の
洗浄液が前記上部ガラスの凹部内に流入され、前記隙間
に形成された薄膜が前記洗浄液とともに排出口より排出
される機構を有することを特徴とする請求項1記載の液
体の光学特性測定装置としたものである。
スと一体化された可動ロットが再度上昇する光学特性測
定用セルの開口時に、前記流入口を通して被測定液体の
洗浄液が前記上部ガラスの凹部内に流入され、前記隙間
に形成された薄膜が前記洗浄液とともに排出口より排出
される機構を有することを特徴とする請求項1記載の液
体の光学特性測定装置としたものである。
【0008】また、請求項3の発明では、前記被測定液
体を貯留する被測定液体源と液体流入口は、前記被測定
液体源から液体流入口方向に対してのみ開く一方向電磁
弁及び導管を介して接続されていることを特徴とする請
求項1または2記載の液体の光学特性測定装置としたも
のである。
体を貯留する被測定液体源と液体流入口は、前記被測定
液体源から液体流入口方向に対してのみ開く一方向電磁
弁及び導管を介して接続されていることを特徴とする請
求項1または2記載の液体の光学特性測定装置としたも
のである。
【0009】また、請求項4の発明では、前記昇降する
可動ロットによる光学特性測定用セルを開閉する駆動手
段は、可動シリンダから構成されることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の液体の光学特性測定
装置としたものである。
可動ロットによる光学特性測定用セルを開閉する駆動手
段は、可動シリンダから構成されることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の液体の光学特性測定
装置としたものである。
【0010】また、請求項5の発明では、前記可動シリ
ンダは、架台より延びるシリンダ固定具で固定され、さ
らに可動支持板に係合され、かつ前記上部ガラスに連結
されるピストンと、該ピストンを往復動させるために前
記シリンダケースに流体圧源から供給される流体を切り
替える電磁弁とから構成されることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか1項に記載の液体の光学特性測定装置
としたものである。
ンダは、架台より延びるシリンダ固定具で固定され、さ
らに可動支持板に係合され、かつ前記上部ガラスに連結
されるピストンと、該ピストンを往復動させるために前
記シリンダケースに流体圧源から供給される流体を切り
替える電磁弁とから構成されることを特徴とする請求項
1〜4のいずれか1項に記載の液体の光学特性測定装置
としたものである。
【0011】また、請求項6の発明では、前記下部ガラ
スの凹部の少なくとも底部領域と前記上部ガラスの凸部
は、透明な石英ガラスもしくはサファイヤガラスにより
形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の液体の光学特性測定装置としたものであ
る。
スの凹部の少なくとも底部領域と前記上部ガラスの凸部
は、透明な石英ガラスもしくはサファイヤガラスにより
形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の液体の光学特性測定装置としたものであ
る。
【0012】また、請求項7の発明では、前記可動ロッ
トの下降端を規制する規制手段は、上部ガラスと下部ガ
ラスとが当接する当接部で構成されていることを特徴と
する請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体の光学特
性測定装置としたものである。
トの下降端を規制する規制手段は、上部ガラスと下部ガ
ラスとが当接する当接部で構成されていることを特徴と
する請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体の光学特
性測定装置としたものである。
【0013】また、請求項8の発明では、前記可動ロッ
ト上昇端を規制する規制手段は、前記可動シリンダのピ
ストンの後退位置を検知するセンサまたはシリンダ後退
限により構成されることを特徴とする請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の液体の光学特性測定装置としたもの
である。
ト上昇端を規制する規制手段は、前記可動シリンダのピ
ストンの後退位置を検知するセンサまたはシリンダ後退
限により構成されることを特徴とする請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の液体の光学特性測定装置としたもの
である。
【0014】また、請求項9の発明では、前記ハウジン
グは、架台より延びるハウジング固定具によって固定さ
れていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
に記載の液体の光学特性測定装置としたものである。
グは、架台より延びるハウジング固定具によって固定さ
れていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項
に記載の液体の光学特性測定装置としたものである。
【0015】また、請求項10の発明では、前記被測定
液体の薄膜を形成する隙間を介して相対向する前記下部
ガラスの凹部底部の外側と前記上部ガラスの凸部内に光
源もしくは分光器センサのいずれか一方を配設したこと
を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の液体
の光学特性測定装置としたものである。
液体の薄膜を形成する隙間を介して相対向する前記下部
ガラスの凹部底部の外側と前記上部ガラスの凸部内に光
源もしくは分光器センサのいずれか一方を配設したこと
を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の液体
の光学特性測定装置としたものである。
【0016】さらにまた、請求項11の発明では、前記
液体の光学特性測定装置を用いて、その装置の上部ガラ
スと一体化された可動ロットが上昇して光学特性測定用
セルが開口し、被測定液体が被測定液体源より流入口を
通して前記下部ガラスの凹部内に流入し、前記可動ロッ
トが下降して光学特性測定用セルが閉鎖して、前記下部
ガラスの凹部底面と前記上部ガラスの凸部先端面間に被
測定液体の薄膜が形成され、該薄膜の光学特性を光源か
らの透過光を分光センサーで検知して測定し、前記上部
ガラスと一体化された可動ロットが再度上昇して光学特
性測定用セルが開口し、前記流入口を通して被測定液体
の洗浄液が前記上部ガラスの凹部内に流入され、前記隙
間に形成された薄膜が前記洗浄液とともに排出口より排
出され、再度光学特性測定用セルの開口、被測定液体の
流入を繰り返し行い被測定液体の光学特性を測定するす
ることを特徴とする液体の光学特性測定方法としたもの
である。
液体の光学特性測定装置を用いて、その装置の上部ガラ
スと一体化された可動ロットが上昇して光学特性測定用
セルが開口し、被測定液体が被測定液体源より流入口を
通して前記下部ガラスの凹部内に流入し、前記可動ロッ
トが下降して光学特性測定用セルが閉鎖して、前記下部
ガラスの凹部底面と前記上部ガラスの凸部先端面間に被
測定液体の薄膜が形成され、該薄膜の光学特性を光源か
らの透過光を分光センサーで検知して測定し、前記上部
ガラスと一体化された可動ロットが再度上昇して光学特
性測定用セルが開口し、前記流入口を通して被測定液体
の洗浄液が前記上部ガラスの凹部内に流入され、前記隙
間に形成された薄膜が前記洗浄液とともに排出口より排
出され、再度光学特性測定用セルの開口、被測定液体の
流入を繰り返し行い被測定液体の光学特性を測定するす
ることを特徴とする液体の光学特性測定方法としたもの
である。
【0017】上記本発明によれば、インキ等の被測定液
体を、光学特性測定用セルに自動的に供給し、被測定液
体の薄膜の光学特性を測定し、その薄膜を自動洗浄し、
これらを繰り返すことによって、単一インキの測色に限
らず複数のインキ等を順次自動(色)測定が可能とな
り、インキ等着色液体の製造、調製システムや印刷機の
インキ供給システム等の被測定液体源に直接組み込んで
被測定液体の光学特性をリアルタイムに測定することが
可能になる。
体を、光学特性測定用セルに自動的に供給し、被測定液
体の薄膜の光学特性を測定し、その薄膜を自動洗浄し、
これらを繰り返すことによって、単一インキの測色に限
らず複数のインキ等を順次自動(色)測定が可能とな
り、インキ等着色液体の製造、調製システムや印刷機の
インキ供給システム等の被測定液体源に直接組み込んで
被測定液体の光学特性をリアルタイムに測定することが
可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いながら説明する。図1は、本発明に係わる液体の光
学特性測定装置(100)およびその装置を用いた液体
の光学特性の測定方法を説明するための実施の形態を示
す全体の構成図であり、図2は、光学特性測定用セル
(21)を構成する下部ガラス(2)と上部ガラス
(1)の側断面拡大図である。
用いながら説明する。図1は、本発明に係わる液体の光
学特性測定装置(100)およびその装置を用いた液体
の光学特性の測定方法を説明するための実施の形態を示
す全体の構成図であり、図2は、光学特性測定用セル
(21)を構成する下部ガラス(2)と上部ガラス
(1)の側断面拡大図である。
【0019】まず図1に示すように、液体の光学特性測
定装置(100)は、石英ガラスやサファイヤガラス等
の透明な材料からなる円板状の上部ガラス(1)と、同
様に石英ガラスやサファイヤガラス等の透明な材料から
なる円板状の下部ガラス(2)と、前記上部ガラス
(1)と可動ロット(3)を一体化した部材に対してセ
ル受け板(6)と一体になった前記下部ガラス(2)の
部材を近接する方向に往復(昇降)移動させる駆動手段
としての可動支持板(4)と可動シリンダ(7)とを備
えている。
定装置(100)は、石英ガラスやサファイヤガラス等
の透明な材料からなる円板状の上部ガラス(1)と、同
様に石英ガラスやサファイヤガラス等の透明な材料から
なる円板状の下部ガラス(2)と、前記上部ガラス
(1)と可動ロット(3)を一体化した部材に対してセ
ル受け板(6)と一体になった前記下部ガラス(2)の
部材を近接する方向に往復(昇降)移動させる駆動手段
としての可動支持板(4)と可動シリンダ(7)とを備
えている。
【0020】上記上部ガラス(1)と、可動ロット
(3)を一体化し前記上部ガラス(1)とは別体のセル
受け板(6)と一体になった下部ガラス(2)と、前記
下部ガラス(2)に形成された所定の深さの凹部(2
3)と、前記下部ガラス(2)に形成された液体流路溝
(22)とが形成された部材がハウジング(5)内に収
納されており、このハウジング(5)の下部で、前記下
部ガラス(2)の凹部(23)に形成された液体流路溝
(22)面と同一線上になるような位置に被測定液体ま
たはその洗浄剤の流入口(10)と排出口(11)とが
設けられている。
(3)を一体化し前記上部ガラス(1)とは別体のセル
受け板(6)と一体になった下部ガラス(2)と、前記
下部ガラス(2)に形成された所定の深さの凹部(2
3)と、前記下部ガラス(2)に形成された液体流路溝
(22)とが形成された部材がハウジング(5)内に収
納されており、このハウジング(5)の下部で、前記下
部ガラス(2)の凹部(23)に形成された液体流路溝
(22)面と同一線上になるような位置に被測定液体ま
たはその洗浄剤の流入口(10)と排出口(11)とが
設けられている。
【0021】この流入口(10)より被測定液体および
洗浄剤が送り込まれ、前記排出口(11)よりその洗浄
剤で洗浄された被測定液体が、洗浄剤とともに排出され
るようになっている。
洗浄剤が送り込まれ、前記排出口(11)よりその洗浄
剤で洗浄された被測定液体が、洗浄剤とともに排出され
るようになっている。
【0022】前記流入口(10)と前記光学特性測定用
セル(21)の洗浄剤源は導管(図示せず)で接続され
ており、上部ガラス(1)の凸部(16)が可動シリン
ダ(7)により可動支持板(4)を介して上昇したとき
に、被測定液体がハウジング(5)の流入口(10)よ
り流し込まれる。
セル(21)の洗浄剤源は導管(図示せず)で接続され
ており、上部ガラス(1)の凸部(16)が可動シリン
ダ(7)により可動支持板(4)を介して上昇したとき
に、被測定液体がハウジング(5)の流入口(10)よ
り流し込まれる。
【0023】このとき図2の側断面図に示すように、下
部ガラス(2)の凹部(23)に上部ガラス(1)の凸
部(16)を嵌合収容し、上部ガラス(1)の下面側当
接部(14)と下部ガラス(2)の上面側当接部(2
5)を当接して裁置した状態で、上部ガラス(1)の凸
部(16)の先端面と下部ガラス(2)の凹部(23)
の底面との間に均一の高さの隙間(28)が形成される
と共に、前記上部ガラス(1)の凸部(16)の側面と
下部ガラス(2)の凹部(23)の側面に前記隙間(2
8)に連通し、凹部(23)の底面までにおよぶ液体の
液体流路溝(22)をそれぞれ備えているため、流し込
まれた被測定液体は、上部ガラス(1)と下部ガラス
(2)が当接した際に該両当接部(14,25)に、被
測定液体が挟みこまれることがないような構造になって
いる。
部ガラス(2)の凹部(23)に上部ガラス(1)の凸
部(16)を嵌合収容し、上部ガラス(1)の下面側当
接部(14)と下部ガラス(2)の上面側当接部(2
5)を当接して裁置した状態で、上部ガラス(1)の凸
部(16)の先端面と下部ガラス(2)の凹部(23)
の底面との間に均一の高さの隙間(28)が形成される
と共に、前記上部ガラス(1)の凸部(16)の側面と
下部ガラス(2)の凹部(23)の側面に前記隙間(2
8)に連通し、凹部(23)の底面までにおよぶ液体の
液体流路溝(22)をそれぞれ備えているため、流し込
まれた被測定液体は、上部ガラス(1)と下部ガラス
(2)が当接した際に該両当接部(14,25)に、被
測定液体が挟みこまれることがないような構造になって
いる。
【0024】前記下部ガラス(2)は、図1に示すよう
に、セル受け板(6)の円周縁に彫り込まれた周面に位
置決めされて接着され、ハウジング(5)底面より挿入
され、ハウジング(5)とセル受け板(6)はねじによ
り固定されている。
に、セル受け板(6)の円周縁に彫り込まれた周面に位
置決めされて接着され、ハウジング(5)底面より挿入
され、ハウジング(5)とセル受け板(6)はねじによ
り固定されている。
【0025】また、上部ガラス(1)は、可動ロット
(3)の下面円周縁に彫り込まれた周面に位置決めされ
て接着されており、ハウジング(5)の上面より挿入さ
れている。
(3)の下面円周縁に彫り込まれた周面に位置決めされ
て接着されており、ハウジング(5)の上面より挿入さ
れている。
【0026】また、ハウジング(5)の下部ガラス
(2)の外周面に当たる部分には、被測定液体が外に漏
れないようにO−リング(9)により気密に係合されて
いる。
(2)の外周面に当たる部分には、被測定液体が外に漏
れないようにO−リング(9)により気密に係合されて
いる。
【0027】また同様に、ハウジング(5)と可動ロッ
ト(3)の係合部にもO−リング(8)を設け気密に係
合されている。
ト(3)の係合部にもO−リング(8)を設け気密に係
合されている。
【0028】また、図1に示すように、可動支持板
(4)の中央部には可動ロット(3)が入り込む穴加工
が施され、その穴に可動ロット(3)が差し込まれてお
り、抜け防止のために上部溝に止め輪で固定されてい
る。
(4)の中央部には可動ロット(3)が入り込む穴加工
が施され、その穴に可動ロット(3)が差し込まれてお
り、抜け防止のために上部溝に止め輪で固定されてい
る。
【0029】上記液体の光学特性測定装置(100)の
動作は、まずシリンダ固定具(13)によって固定され
た可動シリンダ(7)と可動支持板(4)を係合し、電
磁弁(図示せず)を動作させると、流体圧源(図示せ
ず)からの流体は電磁弁回路により電磁弁を通して可動
シリンダB(7B)に導入され、可動ロット(3)を上
昇させる。これにより、可動ロット(3)と一体化した
上部ガラス(1)が下部ガラス(2)に対して上昇し、
光学特性測定用セル(21)が開口した際に、被測定液
体が流入口(10)より流し込まれる。
動作は、まずシリンダ固定具(13)によって固定され
た可動シリンダ(7)と可動支持板(4)を係合し、電
磁弁(図示せず)を動作させると、流体圧源(図示せ
ず)からの流体は電磁弁回路により電磁弁を通して可動
シリンダB(7B)に導入され、可動ロット(3)を上
昇させる。これにより、可動ロット(3)と一体化した
上部ガラス(1)が下部ガラス(2)に対して上昇し、
光学特性測定用セル(21)が開口した際に、被測定液
体が流入口(10)より流し込まれる。
【0030】次に、電磁弁回路により電磁弁(図示せ
ず)を動作させると、流体圧源(図示せず)からの流体
は電磁弁を通して可動シリンダA(7A)に導入され、
可動ロット(3)を下降動作させる。これにより可動ロ
ット(3)と一体化されている上部ガラス(1)が下部
ガラス(2)に向かって下降し、上部ガラス(1)の凸
部(16)先端面と下部ガラス(2)の凹部(23)底
面の隙間(28)に形成された被測定液体の薄膜を、可
動ロット(3)中心部及びセル受け板(6)中心部に挿
入された光源(52)と分光センサー(54)によって
検出し、分光分析器(図示せず)で測色される。
ず)を動作させると、流体圧源(図示せず)からの流体
は電磁弁を通して可動シリンダA(7A)に導入され、
可動ロット(3)を下降動作させる。これにより可動ロ
ット(3)と一体化されている上部ガラス(1)が下部
ガラス(2)に向かって下降し、上部ガラス(1)の凸
部(16)先端面と下部ガラス(2)の凹部(23)底
面の隙間(28)に形成された被測定液体の薄膜を、可
動ロット(3)中心部及びセル受け板(6)中心部に挿
入された光源(52)と分光センサー(54)によって
検出し、分光分析器(図示せず)で測色される。
【0031】上記分光センサー(54)によって被測定
液体の光学特性を検出後、制御回路(図示せず)により
電磁弁を動作させ、可動ロット(3)と一体化された上
部ガラス(1)を上昇させ、光学特性測定用セル(2
1)を開口し、洗浄剤源(図示せず)より導管を介して
ハウジング(5)下部の流入口(10)より洗浄剤が流
入され、上部ガラス(1)及び下部ガラス(2)の凹部
(23)の薄膜が洗浄され、その洗浄剤とともに排出口
(11)からハウジング(5)内に排出され、そのハウ
ジング(5)内部も洗浄される。
液体の光学特性を検出後、制御回路(図示せず)により
電磁弁を動作させ、可動ロット(3)と一体化された上
部ガラス(1)を上昇させ、光学特性測定用セル(2
1)を開口し、洗浄剤源(図示せず)より導管を介して
ハウジング(5)下部の流入口(10)より洗浄剤が流
入され、上部ガラス(1)及び下部ガラス(2)の凹部
(23)の薄膜が洗浄され、その洗浄剤とともに排出口
(11)からハウジング(5)内に排出され、そのハウ
ジング(5)内部も洗浄される。
【0032】また、同時に圧縮空気をハウジング(5)
の流入口(10)より流し込むことにより、上部ガラス
(1)及び下部ガラス(2)及びハウジング(5)内部
が乾燥される。
の流入口(10)より流し込むことにより、上部ガラス
(1)及び下部ガラス(2)及びハウジング(5)内部
が乾燥される。
【0033】以上の動作すなわち被測定液体の流入およ
び洗浄剤の流入および乾燥エアーの流入によって、連続
的に繰り返し液体の光学特性の測定を自動的に行うこと
ができる。
び洗浄剤の流入および乾燥エアーの流入によって、連続
的に繰り返し液体の光学特性の測定を自動的に行うこと
ができる。
【0034】前記被測定液体が同一の物性の液体(印刷
インキ等)に限らず、他品種(他の色等)の被測定液体
の測定も可能となるものである。
インキ等)に限らず、他品種(他の色等)の被測定液体
の測定も可能となるものである。
【0035】以上のように、本発明の液体の光学特性測
定装置(100)を用いて、被測定液体源、例えば印刷
機のインキパン中のインキ、製造中のインキ、調整中の
インキからの被測定液体をハウジング(5)内部の光学
特性測定用セル(21)を構成する下部ガラス(2)の
凹部(23)に自動的に供給することができることか
ら、この液体の光学特性測定装置(100)を印刷機の
印刷ラインに組み込んでインキの光学特性を直接に、か
つリアルタイムに測定することができ、印刷中やインキ
製造中のインキの色変化をリアルタイムに測定できると
こにより、リアルタイムな印刷インキの色補正も可能に
なり、印刷ライン毎の集中管理が可能になる。
定装置(100)を用いて、被測定液体源、例えば印刷
機のインキパン中のインキ、製造中のインキ、調整中の
インキからの被測定液体をハウジング(5)内部の光学
特性測定用セル(21)を構成する下部ガラス(2)の
凹部(23)に自動的に供給することができることか
ら、この液体の光学特性測定装置(100)を印刷機の
印刷ラインに組み込んでインキの光学特性を直接に、か
つリアルタイムに測定することができ、印刷中やインキ
製造中のインキの色変化をリアルタイムに測定できると
こにより、リアルタイムな印刷インキの色補正も可能に
なり、印刷ライン毎の集中管理が可能になる。
【0036】また、本発明の液体の光学特性測定装置
(100)をを濃度計として用いれば、上記同様に印刷
中のインキの濃度補正も可能となる。さらにまた、イン
キを光学特性測定用セル(21)の下部ガラス(2)の
凹部(23)に自動供給できることから、人手が不要で
印刷現場等サイドでの測定が可能になり、さらに光学特
性測定用セル(21)でのインキの挟み込みが無くなる
ため、インキの安定した測定精度が得られるほか、従来
のような測定毎のセル洗浄も不要となるという効果があ
る。
(100)をを濃度計として用いれば、上記同様に印刷
中のインキの濃度補正も可能となる。さらにまた、イン
キを光学特性測定用セル(21)の下部ガラス(2)の
凹部(23)に自動供給できることから、人手が不要で
印刷現場等サイドでの測定が可能になり、さらに光学特
性測定用セル(21)でのインキの挟み込みが無くなる
ため、インキの安定した測定精度が得られるほか、従来
のような測定毎のセル洗浄も不要となるという効果があ
る。
【0037】なお、上記実施の形態では、下部ガラス
(2)を固定し、上部ガラス(1)を可動シリンダ
(7)により往復動作させる場合について説明したが、
本発明はこれに限定されず、例えば上部ガラス(1)を
固定し、下部ガラス(2)を可動シリンダ(7)により
往復動作する構成にしてもよい。さらにまた、上部ガラ
ス(1)及び下部ガラス(2)の両方を往復動作させる
構成にしてもよい。
(2)を固定し、上部ガラス(1)を可動シリンダ
(7)により往復動作させる場合について説明したが、
本発明はこれに限定されず、例えば上部ガラス(1)を
固定し、下部ガラス(2)を可動シリンダ(7)により
往復動作する構成にしてもよい。さらにまた、上部ガラ
ス(1)及び下部ガラス(2)の両方を往復動作させる
構成にしてもよい。
【0038】さらに、上記実施の形態では、上部ガラス
(1)の往復運動を可動シリンダ(7)により行う場合
について述べたが、これに限らず、ラック・ピニオン機
構などの駆動手段としても構わない。
(1)の往復運動を可動シリンダ(7)により行う場合
について述べたが、これに限らず、ラック・ピニオン機
構などの駆動手段としても構わない。
【0039】また、上部ガラス(1)および下部ガラス
(2)を全て石英ガラスやサファイヤガラス等の透明な
材料で成形する必要がなく、少なくとも上部ガラス
(1)の凸部(16)先端面領域および下部ガラス
(2)の凹部(23)の底面領域を透明な材料で成形す
ればよい。
(2)を全て石英ガラスやサファイヤガラス等の透明な
材料で成形する必要がなく、少なくとも上部ガラス
(1)の凸部(16)先端面領域および下部ガラス
(2)の凹部(23)の底面領域を透明な材料で成形す
ればよい。
【0040】また、上部ガラス(1)の凸部(16)を
下部ガラス(2)の凹部(23)に嵌合収容し、上部ガ
ラス(1)の下面側当接部(14)と下部ガラス(2)
の上面側当接部(25)を当接して裁置した状態で、凸
部(16)の先端面と凹部(23)の底面との間に均一
の高さの隙間(28)が形成されると共に、前記凸部
(16)の側面と凹部(23)の側面との間に前記隙間
(28)に連通し、凹部(23)底面までに及ぶ液体流
路溝(22)は対向する位置の一直線上に限らず、放射
状に複数形成しても構わない。
下部ガラス(2)の凹部(23)に嵌合収容し、上部ガ
ラス(1)の下面側当接部(14)と下部ガラス(2)
の上面側当接部(25)を当接して裁置した状態で、凸
部(16)の先端面と凹部(23)の底面との間に均一
の高さの隙間(28)が形成されると共に、前記凸部
(16)の側面と凹部(23)の側面との間に前記隙間
(28)に連通し、凹部(23)底面までに及ぶ液体流
路溝(22)は対向する位置の一直線上に限らず、放射
状に複数形成しても構わない。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、液体の光学特性測定装置を
用いて、その装置のの上部ガラスと一体化された可動ロ
ットが上昇して光学特性測定用セルが開口し、被測定液
体が被測定液体源より流入口を通して前記下部ガラスの
凹部内に流入し、前記可動ロットが下降して光学特性測
定用セルが閉鎖して、前記下部ガラスの凹部底面と前記
上部ガラスの凸部先端面間に被測定液体の薄膜が形成さ
れ、該薄膜の光学特性を光源からの透過光を分光器セン
サーで検知して測定し、前記上部ガラスと一体化された
可動ロットが再度上昇して光学特性測定用セルが開口
し、前記流入口を通して被測定液体の洗浄液が前記上部
ガラスの凹部内に流入され、前記隙間に形成された薄膜
が前記洗浄液とともに排出口より排出され、再度光学特
性測定用セルの開口、被測定液体の流入を繰り返し行っ
て連続的に自動的に被測定液体の光学特性を測定するこ
とができるので、この液体の光学特性測定装置を印刷機
の印刷ラインに組み込んでインキの光学特性を精度よく
直接に、かつリアルタイムに測定することができ、印刷
中やインキ製造中のインキの色変化をリアルタイムに測
定できるとこにより、リアルタイムな印刷インキの色補
正も可能になり、印刷ライン毎の集中管理が可能にな
る。
示す如き効果がある。即ち、液体の光学特性測定装置を
用いて、その装置のの上部ガラスと一体化された可動ロ
ットが上昇して光学特性測定用セルが開口し、被測定液
体が被測定液体源より流入口を通して前記下部ガラスの
凹部内に流入し、前記可動ロットが下降して光学特性測
定用セルが閉鎖して、前記下部ガラスの凹部底面と前記
上部ガラスの凸部先端面間に被測定液体の薄膜が形成さ
れ、該薄膜の光学特性を光源からの透過光を分光器セン
サーで検知して測定し、前記上部ガラスと一体化された
可動ロットが再度上昇して光学特性測定用セルが開口
し、前記流入口を通して被測定液体の洗浄液が前記上部
ガラスの凹部内に流入され、前記隙間に形成された薄膜
が前記洗浄液とともに排出口より排出され、再度光学特
性測定用セルの開口、被測定液体の流入を繰り返し行っ
て連続的に自動的に被測定液体の光学特性を測定するこ
とができるので、この液体の光学特性測定装置を印刷機
の印刷ラインに組み込んでインキの光学特性を精度よく
直接に、かつリアルタイムに測定することができ、印刷
中やインキ製造中のインキの色変化をリアルタイムに測
定できるとこにより、リアルタイムな印刷インキの色補
正も可能になり、印刷ライン毎の集中管理が可能にな
る。
【0042】また、本発明の液体の光学特性測定方法に
よれば、ハウジングにインキの供給及び洗浄液の流入
が、自動的に行えるため、単一物性のインキのみならず
他品種インキの測定が、自動的に効率よく、かつ測定ス
キルを必要としない測定ができる。
よれば、ハウジングにインキの供給及び洗浄液の流入
が、自動的に行えるため、単一物性のインキのみならず
他品種インキの測定が、自動的に効率よく、かつ測定ス
キルを必要としない測定ができる。
【図1】本発明の液体の光学特性測定装置の一実施の形
態を説明するための側面概略図である。
態を説明するための側面概略図である。
【図2】本発明の液体の光学特性測定装置を構成する光
学特性測定用セルの一実施の形態を説明するための側面
断面図である。
学特性測定用セルの一実施の形態を説明するための側面
断面図である。
1‥‥上部ガラス 2‥‥下部ガラス 3‥‥可動ロット 4‥‥可動支持板 5‥‥ハウジング 6‥‥セル受け板 7‥‥可動シリンダ 7A‥‥可動シリンダA 7B‥‥可動シリンダB 8‥‥O−リング 9‥‥O−リング 10‥‥流入口 11‥‥排出口 12‥‥ハウジング固定具 13‥‥シリンダー固定具 14‥‥下面側当接部 15‥‥架台 16‥‥凸部 21‥‥光学特性測定用セル 22‥‥液体流路溝 23‥‥凹部 25‥‥上面側当接部 28‥‥隙間 52‥‥光源 54‥‥分光センサー 100‥‥液体の光学特性測定装置
フロントページの続き (72)発明者 塚田 明宏 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2C250 EB50 2G020 AA08 DA02 2G057 AA01 AC01 BA01 BB01 BB02 CB03 2G059 AA02 BB04 DD13 EE01 EE02 JJ21 JJ30
Claims (11)
- 【請求項1】光源および分光センサーと、凹形状の下部
ガラスと凸形状の上部ガラスとからなり該凹形状・凸形
状が近接嵌合してなる光学特性測定用セルと、被測定液
体またはその洗浄液の流入・排出機構とを有し、前記上
部ガラスは昇降する可動ロットと一体化され、前記下部
ガラスはセル受け板と一体化されてハウジング内部に納
められ、前記ハウジングの下部で、前記下部ガラスの凹
部に形成された液体流路溝面と同一線上になるような位
置に被測定液体またはその洗浄剤の流入口と排出口とが
設けられてなる液体の光学特性測定装置であって、前記
上部ガラスと一体化された可動ロットが上昇する光学特
性測定用セルの開口時に、前記流入口を通して被測定液
体が前記下部ガラスの凹部内に流入され、前記可動ロッ
トが下降する光学特性測定用セルの閉鎖時に、前記下部
ガラスの凹部底面と前記上部ガラスの凸部先端面間に被
測定液体の薄膜が形成される隙間を有することを特徴と
する液体の光学特性測定装置。 - 【請求項2】前記上部ガラスと一体化された可動ロット
が再度上昇する光学特性測定用セルの開口時に、前記流
入口を通して被測定液体の洗浄液が前記上部ガラスの凹
部内に流入され、前記隙間に形成された薄膜が前記洗浄
液とともに排出口より排出される機構を有することを特
徴とする請求項1記載の液体の光学特性測定装置。 - 【請求項3】前記被測定液体を貯留する被測定液体源と
液体流入口は、前記被測定液体源から液体流入口方向に
対してのみ開く一方向電磁弁及び導管を介して接続され
ていることを特徴とする請求項1または2記載の液体の
光学特性測定装置。 - 【請求項4】前記昇降する可動ロットによる光学特性測
定用セルを開閉する駆動手段は、可動シリンダから構成
されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
項に記載の液体の光学特性測定装置。 - 【請求項5】前記可動シリンダは、架台より延びるシリ
ンダ固定具で固定され、さらに可動支持板に係合され、
かつ前記上部ガラスに連結されるピストンと、このピス
トンを往復動させるために前記シリンダケースに流体圧
源から供給される流体を切り替える電磁弁とから構成さ
れることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
載の液体の光学特性測定装置。 - 【請求項6】前記下部ガラスの凹部の少なくとも底部領
域と前記上部ガラスの凸部は、透明な石英ガラスもしく
はサファイヤガラスにより形成されていることを特徴と
する請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体の光学特
性測定装置。 - 【請求項7】前記可動ロットの下降を規制する規制手段
は、上部ガラスと下部ガラスが当接する当接部で構成さ
れていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
に記載の液体の光学特性測定装置。 - 【請求項8】前記可動ロット上昇を規制する規制手段
は、前記可動シリンダのピストンの後退位置を検知する
センサーまたはシリンダ後退限により構成されることを
特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体の
光学特性測定装置。 - 【請求項9】前記ハウジングは、架台より延びるハウジ
ング固定具によって固定されていることを特徴とする請
求項1〜8のいずれか1項に記載の液体の光学特性測定
装置。 - 【請求項10】前記被測定液体の薄膜を形成する隙間を
介して相対向する前記下部ガラスの凹部底部の外側と前
記上部ガラスの凸部内に光源もしくは分光器センサーの
いずれか一方を配設したことを特徴とする請求項1〜9
のいずれか1項に記載の液体の光学特性測定装置。 - 【請求項11】前記液体の光学特性測定装置を用いて、
その装置の上部ガラスと一体化された可動ロットが上昇
して光学特性測定用セルが開口し、被測定液体が被測定
液体源より流入口を通して前記下部ガラスの凹部内に流
入し、前記可動ロットが下降して光学特性測定用セルが
閉鎖して、前記下部ガラスの凹部底面と前記上部ガラス
の凸部先端面間に被測定液体の薄膜が形成され、該薄膜
の光学特性を光源からの透過光を分光センサーで検知し
て光学特性を測定し、前記上部ガラスと一体化された可
動ロットが再度上昇して光学特性測定用セルが開口し、
前記流入口を通して被測定液体の洗浄液が前記上部ガラ
スの凹部内に流入され、前記隙間に形成された薄膜が前
記洗浄液とともに排出口より排出され、再度光学特性測
定用セルの開口、被測定液体の流入を繰り返し行い被測
定液体の光学特性を測定するすることを特徴とする光学
特性測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33968199A JP2001153792A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 液体の光学特性測定装置及びそれを用いた光学特性測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33968199A JP2001153792A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 液体の光学特性測定装置及びそれを用いた光学特性測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001153792A true JP2001153792A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18329798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33968199A Pending JP2001153792A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 液体の光学特性測定装置及びそれを用いた光学特性測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001153792A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008224789A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Kyocera Mita Corp | 濃度検出装置及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2009288534A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Kyocera Mita Corp | 濃度検出装置および画像形成装置 |
JP2009288533A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Kyocera Mita Corp | 濃度検出装置および画像形成装置 |
CN109459389A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-03-12 | 广州泰格测控技术有限公司 | 一种自动清洗光学流通池 |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP33968199A patent/JP2001153792A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008224789A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Kyocera Mita Corp | 濃度検出装置及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2009288534A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Kyocera Mita Corp | 濃度検出装置および画像形成装置 |
JP2009288533A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Kyocera Mita Corp | 濃度検出装置および画像形成装置 |
CN109459389A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-03-12 | 广州泰格测控技术有限公司 | 一种自动清洗光学流通池 |
CN109459389B (zh) * | 2018-09-11 | 2023-12-19 | 广州泰格测控技术有限公司 | 一种自动清洗光学流通池 |
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