JP2001153649A - 光波センサ装置 - Google Patents

光波センサ装置

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JP2001153649A
JP2001153649A JP33578499A JP33578499A JP2001153649A JP 2001153649 A JP2001153649 A JP 2001153649A JP 33578499 A JP33578499 A JP 33578499A JP 33578499 A JP33578499 A JP 33578499A JP 2001153649 A JP2001153649 A JP 2001153649A
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JP33578499A
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Masato Imamura
誠人 今村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑背景下の目標検出向上のため、異なる特
性をもつ波長帯の撮像器を用いた場合、背景の種類およ
び気象条件により能力差が生じるため、目標検出距離が
短くなってしまう。 【解決手段】 可視撮像器の画像情報から背景の種類を
特定し、背景の種類に応じた異なる特性を持つ波長帯の
撮像器を選択し、撮像範囲を分担し目標検出するととも
に、気象条件により撮像器の視野角を変換することによ
り、目標発見時間を短縮し、かつ目標検出距離を延伸さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像対象となる
目標情報を検知する対地防衛機器として使用される航空
機等搭載用光波センサ装置において、特に複雑背景下に
おける目標の探知をそれぞれ特徴のある複数の波長帯の
撮像器でおこなうことができる光波センサ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の目標探知光波センサ装置
の構成を示す図であり、従来の光波センサ装置は大きく
分けて、撮像器8、回転台6、駆動制御器4、目標検出
器10および表示器16より構成され、撮像器8はレン
ズと撮像素子と検出処理器とから構成されている。従来
は、複雑背景下での目標探知に対し、複数の波長帯の撮
像器を使用する場合、同一領域を捜索し、目標を検出す
るために同一性等を確認していた。
【0003】次に動作について詳しく説明する。中赤外
線撮像器8は、遠方の目標および背景から放射される赤
外線7を検出し、必要なレベルまで増幅し、信号処理を
おこない、中赤外線画像信号9として目標検出器10へ
出力する。目標検出器10は、中赤外線撮像器8から中
赤外線画像信号9を入力として、データ処理をおこない
背景下から目標を特定し、目標情報および背景情報11
として映像化させ表示器16に表示する。例えば、目標
が射程内にあるときは搭載武器に対して射撃命令を下す
ための判断材料を人間に与えるために用いられる。な
お、表示器16に表示された目標情報および背景情報1
1、または目視をもとに人間の判断および操作により、
捜索範囲指定1を駆動制御器4に入力する。駆動制御器
4は、捜索範囲指定1を入力として、中赤外線撮像器8
を固定した回転台6を回転させる回転駆動信号5を出力
する。回転台6は、回転駆動信号5により回転しはじ
め、回転台6に固定した中赤外線撮像器8は、遠方の目
標および背景から放射される赤外線7を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光波センサ装置
は、異なる特性をもつ波長帯の撮像器を用いた場合、背
景の種類および気象条件により能力差が生じてしまう。
同一の領域を撮像するため視野等をあわせると、片方の
撮像器の目標検出能力にあった視野に検出距離が制限さ
れ、環境条件により目標検出距離が短くなる、もしくは
目標を検出できないという大きな課題があった。また、
同一の領域を異なる特性をもつ波長帯で背景を含めて目
標を撮像していたため、それぞれの撮像器で得られた画
像情報が同一領域であるのか、また同一目標であるかを
検証するための信号処理をおこなっていた。これは、装
置規模が大きくなり、コスト増にもつながっていた。
【0005】これに対し、特開平2−78906号公報
に記載されるように、2種類の異なる波長帯に感度を有
する2次元撮像素子を用いて、2つの波長帯からの入力
信号値と、2つの波長帯での大気透過率の差を利用する
ことにより、目標までの距離を測定する方法があった。
これは、距離を測定することを目的とした場合、有効な
一つの手段であるが、測定するためには、まず2種類の
2次元素子の両方によって目標を検出することが必要で
ある。これもまた、目標までの大気温度および湿度等の
環境条件により、2種類の2次元撮像素子のうち片方の
2次元撮像素子の検出能力に影響され、目標の測定距離
に制限が生じるという課題があった。
【0006】この発明は上記のような技術課題を解消す
るためになされたもので、複雑背景下から目標を発見す
る能力を向上するため、背景の種類別に適応した異なる
特性をもつ波長帯の撮像器を用い、複雑背景下から目標
を発見する能力を向上させ、かつ2種類の2次元撮像素
子の撮像器を用いても、目標までの大気温度および湿度
等の環境条件に影響を受けず、目標検出距離を従来より
延伸することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明による光波セ
ンサは、撮像対象となる背景および目標からの入射光エ
ネルギーを集光し結像するレンズ、このレンズで結像し
た光の像を電気信号に変換する撮像素子、上記電気信号
を必要なレベルに増幅しかつ画像信号に変換する検出処
理器とで構成した異なった2種類の波長を検出する2つ
の撮像器と、上記それぞれ2つの画像信号をデータ処理
し目標情報を抽出する目標検出器と、上記撮像器を取り
付けたそれぞれ2つの回転台と、この回転台を回転させ
るそれぞれ2つの駆動制御器と、撮像対象となる背景を
みて判断し、背景の種類別に適したそれぞれ2つの撮像
器を捜索したい範囲を撮像できるよう、上記それぞれ2
つの回転台を回転させる角速度および回転角を計算する
捜索範囲計算器と、上記2つの撮像器の画像をもとに、
上記目標検出器による目標情報と背景を画像情報として
表示する表示器とを備えたものである。
【0008】また、第2の発明による光波センサ装置
は、第1の発明に、撮像器の自己位置を算出する自己位
置標定器と、撮像対象の背景の種類をデータベースとし
てもち、自己をとり巻く背景の種類を自動的に判別し、
背景の種類別に適したそれぞれ2つの撮像器が捜索すべ
き範囲を特定するデジタルマップを備えたものである。
【0009】第3の発明による光波センサ装置は、第1
の発明に、撮像対象となる背景を可視画像情報として得
て、その可視画像情報から背景の種類を自動的に判別
し、背景の種類別に適したそれぞれ2つの撮像器が捜索
すべき範囲を特定する可視撮像器を備えたものである。
【0010】第4の発明による光波センサ装置は、第3
の発明に、環境条件により目標情報を得られない場合に
対し、目標検出距離を延ばすため、視野角を狭く変換す
る視野角補正計算器を備えたものである。
【0011】第5の発明による光波センサ装置は、第4
の発明に、目標情報を得られない気象条件において、距
離に対応した大気減衰率に基づき、目標検出距離を延ば
すために必要とする視野角を算出する気象条件補正計算
器を備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す光波センサ装置の構成図であり、
大きく分けて異なる特性を持つ波長帯の2つの撮像器を
とりまく装置である、駆動制御器4、回転台6、回転台
6に固定している中赤外線撮像器8と、駆動制御器1
1、回転台12、回転台12に固定している遠赤外線撮
像器13があり、共通装置として、背景の種類別に適応
したそれぞれの2つの撮像器を手動で捜索したい範囲を
撮像できるよう計算する捜索範囲計算器2、目標検出器
10および表示器16から構成されている。駆動制御器
4、回転台6、中赤外線撮像器8、目標検出器10およ
び表示器16は従来と同じものである。
【0013】次に上記実施の形態1の動作を説明する。
撮像対象となる範囲を人間が観察し、背景の種類を判断
する。その判断のもとに、背景の種類に適応するように
中赤外線撮像器8で捜索する範囲および遠赤外線撮像器
13で捜索する範囲を手動で指定する。
【0014】例えば図2の概念図に示すように、各波長
帯にはそれぞれ特徴がある。放射特性から見た波長帯別
の背景および目標の特徴から、背景の種類別に目標を検
出に用いる波長帯を使い分け、お互いの利点を活用し、
目標検出時間を短縮するとともに、目標検出距離の延伸
をはかる。なお、中赤外線および遠赤外線の波長帯につ
いては、目標と背景の温度の影響が大きく、一概に物質
の分光放射率の違いだけでは有効性を評価できないが、
目標と背景の温度差が小さい場合は、放射率の違いによ
り、背景が土の場合は、中赤外線撮像器を捜索範囲に割
り当て、背景が植物の場合は遠赤外線撮像器を割り当て
る。
【0015】手動により捜索範囲指定1が捜索範囲計算
器2に入力されると、捜索範囲計算器2は、捜索範囲指
定された範囲を撮像できるよう、中赤外線撮像器8およ
び遠赤外線撮像器13を固定している回転台6および回
転台12を回転させる回転角3を計算し駆動制御器4お
よび駆動制御器11へ出力する。駆動制御器4および駆
動制御器11は、回転角3をもとに、回転駆動信号5を
それぞれ回転台6および回転台12に出力する。回転台
6の上に固定した中赤外線撮像器8は、駆動制御器4か
ら出力される回転駆動信号5に基づき回転し始め、撮像
範囲内を撮像する。中赤外線撮像器8は、遠方の撮像対
象となる背景および目標から放射される赤外線7のみを
検出し、必要なレベルまで増幅し、信号処理をおこなっ
た後、目標検出のための中赤外線画像信号9を目標検出
器10へ出力する。一方、同様に、回転台12の上に固
定した遠赤外線撮像器13は、駆動制御器11から出力
される回転駆動信号5に基づき回転し始め、撮像範囲内
を撮像する。遠赤外線撮像器13は、遠方の撮像対象と
なる背景および目標から放射される赤外線7のみを検出
し、必要なレベルまで増幅し、信号処理をおこなった
後、目標検出のための遠赤外線画像信号14を目標検出
器10へ出力する。目標検出器10は、中赤外線画像信
号9および遠赤外線画像信号14をもとに、データ処理
をおこない目標を検出するとともに、それぞれの画像信
号を合成させ、一つの捜索範囲の背景情報として出力す
る。目標検出器10から出力される目標情報および背景
情報15をもとに映像化されたシンボルと画像情報とが
表示器16に表示される。
【0016】従来、複雑背景下の目標検出能力向上のた
めに、異なる特性をもつ波長帯の撮像器を用いた場合、
例えば中赤外線撮像器8および遠赤外線撮像器13から
それぞれ出力される中赤外線画像信号9および遠赤外線
画像信号14から目標検出するためには、それぞれの画
像信号が同一領域のものであるか、また同一目標である
かを検証するための信号処理が必要であった。また、背
景の種類および気象条件により中赤外線撮像器8および
遠赤外線撮像器13の能力に差が生じてしまい、目標検
出距離が短かかった。しかしながら、もともと、背景の
種類別に目標検出するのに適した波長帯と適さない波長
帯があるという特性を利用することにより、ひとつの領
域を捜索し目標を検出することを目的とするならば、捜
索範囲計算器1により、それぞれの撮像器が目標検出す
るのに適する領域を指定してやり、中赤外線画像信号9
および遠赤外線画像信号14を取得すれば、ひとつの領
域の中で効果的な目標発見ができる。なお、本実施の形
態では中赤外線撮像器8および遠赤外線撮像器13を用
いた場合を示したが、撮像器はこれに限らなくともよ
く、例えば近赤外線撮像器および紫外線撮像器のように
背景および目標の画像を得ることができるものであれば
よい。
【0017】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す構成図であり、駆動制御器4、回転台6、回
転台6に固定している中赤外線撮像器8と、駆動制御器
11、回転台12、回転台12に固定している遠赤外線
撮像器13の2つの撮像器をとりまく装置があり、共通
装置として、自己位置標定器17、デジタルマップ1
9、捜索範囲計算器2、目標検出器10および表示器1
6から構成されており、自己位置標定器17およびデジ
タルマップ19以外は実施の形態1と同じである。
【0018】次に上記実施の形態2の動作を説明する。
自己位置標定器17より出力する自己位置18をもと
に、地形および背景情報をデジタル情報として保有して
いるデジタルマップ19と照合することにより、撮像対
象となる範囲の背景の種類を判別する。かつデジタルマ
ップ19は、前記判別結果をもとに、背景の種類に適応
するように中赤外線撮像器8で捜索する範囲および遠赤
外線撮像器13で捜索する範囲を算定し、捜索範囲指定
1を捜索範囲計算器2に出力する。実施の形態1と同
様、図2の概念図に示すように、放射特性から見た波長
帯別の背景および目標の特徴から、背景の種類別に目標
を検出に用いる撮像器を中赤外線撮像器8および遠赤外
線撮像器13を使い分け、お互いの利点を活用し、短時
間で目標情報および背景情報15を得るために、また目
標検出距離を延伸させるために中赤外線画像信号9およ
び遠赤外線画像信号14を取得する。
【0019】捜索範囲計算器2は、捜索範囲指定された
範囲を撮像できるよう、中赤外線撮像器8および遠赤外
線撮像器13を固定している回転台6および回転台12
を回転させる回転角3を計算し駆動制御器4および駆動
制御器11へ出力する。駆動制御器4および駆動制御器
11は、回転角3をもとに、回転駆動信号5をそれぞれ
回転台6および回転台12に出力する。
【0020】回転台6の上に固定した中赤外線撮像器8
は、駆動制御器4から出力される回転駆動信号5に基づ
き回転し始め、撮像範囲内を撮像する。中赤外線撮像器
8は、遠方の撮像対象となる背景および目標から放射さ
れる赤外線7のみを検出し、必要なレベルまで増幅し、
信号処理をおこなった後、目標検出のための中赤外線画
像信号9を目標検出器10へ出力する。
【0021】一方、同様に、回転台11の上に固定した
遠赤外線撮像器13は、駆動制御器11から出力される
回転駆動信号5に基づき回転し始め、撮像範囲内を撮像
する。遠赤外線撮像器13は、遠方の撮像対象となる背
景および目標から放射される赤外線7のみを検出し、必
要なレベルまで増幅し、信号処理をおこなった後、目標
検出のための遠赤外線画像信号14を目標検出器10へ
出力する。目標検出器10は、中赤外線画像信号9およ
び遠赤外線画像信号14をもとに、データ処理をおこな
い目標を検出するとともに、それぞれの画像信号を合成
させ、一つの捜索範囲の背景情報として出力する。目標
検出器10から出力される目標情報および背景情報15
をもとに映像化されたシンボルと画像情報とが表示器1
6に表示される。
【0022】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示す構成図であり、駆動制御器4、回転台6、回
転台6に固定している中赤外線撮像器8と、駆動制御器
11、回転台12、回転台12に固定している遠赤外線
撮像器13の2つの撮像器をとりまく装置があり、共通
装置として、可視撮像器21、捜索範囲計算器2、目標
検出器10および表示器16から構成されており、可視
撮像器21以外は実施の形態1と同じである。
【0023】次に上記実施の形態3の動作を説明する。
実施の形態3において、撮像対象となる範囲の背景情報
20をまず可視撮像器21より可視画像信号として収得
し撮像対象となる範囲の背景の種類を判別する。かつ可
視撮像器1は前記判別結果をもとに、背景の種類に適応
するように中赤外線撮像器8で捜索する範囲および遠赤
外線撮像器13で捜索する範囲を算定し、捜索範囲指定
1を捜索範囲計算器2に出力する。
【0024】実施の形態1と同様、図2の概念図に示す
ように、放射特性から見た波長帯別の背景および目標の
特徴から、背景の種類別に目標を検出に用いる撮像器を
中赤外線撮像器8および遠赤外線撮像器13を使い分
け、お互いの利点を活用し、短時間で目標情報および背
景情報15を得るために、また目標検出距離を延伸させ
るために中赤外線画像信号9および遠赤外線画像信号1
4を取得する。
【0025】捜索範囲計算器2は、捜索範囲指定された
範囲を撮像できるよう、中赤外線撮像器8および遠赤外
線撮像器13を固定している回転台6および回転台12
を回転させる回転角3を計算し駆動制御器4および駆動
制御器11へ出力する。駆動制御器4および駆動制御器
11は、回転角3をもとに、回転駆動信号5をそれぞれ
回転台6および回転台12に出力する。
【0026】回転台6の上に固定した中赤外線撮像器8
は、駆動制御器4から出力される回転駆動信号5に基づ
き回転し始め、撮像範囲内を撮像する。中赤外線撮像器
8は、遠方の撮像対象となる背景および目標から放射さ
れる赤外線7のみを検出し、必要なレベルまで増幅し、
信号処理をおこなった後、目標検出のための中赤外線画
像信号9を目標検出器10へ出力する。
【0027】一方、同様に、回転台12の上に固定した
遠赤外線撮像器13は、駆動制御器から出力される回転
駆動信号5に基づき回転し始め、撮像範囲内を撮像す
る。遠赤外線撮像器13は、遠方の撮像対象となる背景
および目標から放射される赤外線7のみを検出し、必要
なレベルまで増幅し、信号処理をおこなった後、目標検
出のための遠赤外線画像信号14を目標検出器10へ出
力する。
【0028】目標検出器10は、中赤外線画像信号9お
よび遠赤外線画像信号14をもとに、データ処理をおこ
ない目標を検出するとともに、それぞれの画像信号を合
成させ、一つの捜索範囲の背景情報として出力する。目
標検出器10から出力される目標情報および背景情報1
5をもとに映像化されたシンボルと画像情報とが表示器
16に表示される。
【0029】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4を示す構成図であり、駆動制御器4、回転台6、回
転台6に固定している中赤外線撮像器8と、駆動制御器
11、回転台12、回転台12に固定している遠赤外線
撮像器13の2つの撮像器をとりまく装置があり、共通
装置として、可視撮像器21、捜索範囲計算器2、目標
検出器10、視野角補正計算器23および表示器16か
ら構成されており、視野角補正計算器23以外は実施の
形態3と同じである。
【0030】次に上記実施の形態4の動作を説明する。
異なる特性をもつ波長帯の撮像器を用いた場合、気象条
件により能力差が生じてしまう。同一の領域を撮像する
ために視野等を固定すると、環境条件により中赤外線画
像信号9および遠赤外線画像信号14を入力して目標検
出器10がデータ処理をおこなっても目標検出距離が短
くなる、もしくは目標を検出できない恐れがある。
【0031】そこで、本実施の形態では視野角補正計算
器23を設け、目標検出器10は、ある基準に対し中赤
外線撮像器8と遠赤外線撮像器13の探知距離が異なっ
た場合、探知距離が短い方の視野角を狭くするために視
野角補正制御信号22を出力し、視野角補正計算器23
が受ける。視野角補正計算器23は、視野角補正制御信
号22をもとに、視野角切換信号24を中赤外線撮像器
8、または遠赤外線撮像器16へ出力する。中赤外線撮
像器8、または遠赤外線撮像器13は、前記視野角切換
信号24に伴い、視野角を変更後、再度遠方の撮像対象
となる背景および目標から放射される赤外線7のみを検
出し、必要なレベルまで増幅し、信号処理をおこなった
後、目標検出のため中赤外線画像信号9、または遠赤外
線画像信号14を出力する。
【0032】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5を示す構成図であり、駆動制御器4、回転台6、回
転台6に固定している中赤外線撮像器8と、駆動制御器
11、回転台12、回転台12に固定している遠赤外線
撮像器13の2つの撮像器をとりまく装置があり、共通
装置として、可視撮像器21、捜索範囲計算器2、目標
検出器10、気象条件補正計算器25、視野角補正計算
器23および表示器16から構成されており、視野角補
正計算器23以外は実施の形態4と同じである。
【0033】次に上記実施の形態5の動作を説明する。
異なる特性をもつ波長帯の撮像器を用いた場合、気象条
件により中赤外線画像信号9および遠赤外線画像信号1
4を入力として目標検出器10がデータ処理をおこなっ
ても目標検出距離が短くなる、もしくは目標が検出でき
ない恐れがあるために、視野角補正計算器23により探
知距離が短い方の視野角を狭くし、再度遠方の撮像対象
となる背景および目標の中赤外線画像信号9、および遠
赤外線画像信号14を取得するが、あるステップ幅で視
野角を切り替え何回か試行することになり、目標検出ま
で時間を要する。
【0034】そこで、本実施の形態では気象条件補正計
算器25を設け、図7に示すように、目標までの大気温
度に応じた3〜5μm波長帯の距離対大気透過率の関係
(a)と目標までの大気温度に応じた10〜13μm波
長帯の距離対大気透過率の関係(b)を利用し、目標を
検出するのに必要とする大気透過率を基準に温度変化に
より短くなる距離を算出し、次に示す複雑背景下におけ
る目標探知に関する視野角と探知距離の関係式に基づい
て、視野角を算出し目標検出距離の延伸をはかる。
【0035】R=1/α R:探知距離 α:視野角(瞬時視野角) 探知確率:50% 目標分解周波数:1
【0036】目標検出器10は、ある基準に対し中赤外
線撮像器8と遠赤外線撮像器13の探知距離が異なった
場合、探知距離が短い方の視野角を狭くするために視野
角補正制御信号22を出力し、気象条件補正計算器25
が受ける。気象条件補正計算器25は、視野角補正制御
信号22をもとに、中赤外線撮像器8、または遠赤外線
撮像器13の必要とする視野角を算出し、視野角補正デ
ータ26を視野角補正計算器23に出力する。視野角補
正計算器23は、視野角補正データ26を受け、視野角
切換信号24を中赤外線撮像器8、または遠赤外線撮像
器13へ出力する。中赤外線撮像器8、または遠赤外線
撮像器13は、前記視野角切換信号24に伴い、視野角
を変更後、再度遠方の撮像対象となる背景および目標か
ら放射される赤外線7のみを検出し、必要なレベルまで
増幅し、信号処理をおこなった後、目標検出のための中
赤外線画像信号9、または遠赤外線画像信号14を出力
する。
【0037】
【発明の効果】第1の発明によれば人間の判断により背
景の種類を判断し、背景の種類別に適応した異なる特性
をもつ波長帯の撮像器を用い、画像情報を取得すること
ができるため、複雑背景下からの目標検出能力にたけて
いる。
【0038】また、第2の発明によれば、自己位置標定
器とデジタルマップを付加することにより、背景の種類
を判断し、背景の種類別に適応した異なる特性をもつ波
長帯の撮像器を用い、それぞれ捜索する範囲を分担する
ことができる。また、背景の種類別に適応した異なる特
性をもつ波長帯の撮像器を用い、画像情報を取得するこ
とができるため、複雑背景下からの目標検出能力にたけ
ている。
【0039】第3の発明によれば、可視撮像器を付加す
ることにより、可視撮像器が取得した可視画像情報をも
とに背景の種類を判断し、背景の種類別に適応した異な
る特性をもつ波長帯の撮像器を用い、それぞれ捜索する
範囲を分担することができる。また、背景の種類別に適
応した異なる特性をもつ波長帯の撮像器を用い、画像情
報を取得することができるため、複雑背景下からの目標
検出能力にたけている。
【0040】また、第4の発明によれば、視野角補正計
算器を付加することにより、異なる特性をもつ波長帯の
撮像器を用いた場合に生じる目標までの大気温度および
湿度等の環境条件による目標検出能力の差を補正するた
め、環境条件に影響を受けた撮像器の視野角を狭くする
ことにより目標検出距離を延伸することができる。
【0041】第5の発明によれば、気象条件補正計算器
を付加することにより、異なる特性を持つ波長帯の環境
条件による距離対大気透過率を算出し、かつ前記大気透
過率に応じた視野角を算出し、前記視野角の算出結果を
もとに、環境条件に影響を受けた撮像器の視野角を狭く
することにより、目標発見の時間を短縮でき、かつ目標
検出距離を延伸することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による光波センサ装置の実施の形態
1を示す図である。
【図2】 この発明に関する捜索範囲計算器の概念を示
す図である。
【図3】 この発明による光波センサ装置の実施の形態
2を示す図である。
【図4】 この発明による光波センサ装置の実施の形態
3を示す図である。
【図5】 この発明による光波センサ装置の実施の形態
4を示す図である。
【図6】 この発明による光波センサ装置の実施の形態
5を示す図である。
【図7】 この発明に関する気象条件補正計算器の概念
を示す図である。
【図8】 従来の光波センサ装置を示す図である。
【符号の説明】
2 捜索範囲計算器、4 駆動制御器、6 回転台、8
中赤外線撮像器、10 目標検出器、11 駆動制御
器、12 回転台、13 遠赤外線撮像器、16 表示
器、17 自己位置標定器、18 自己位置、19 デ
ジタルマップ、21 可視撮像器、23 視野角補正計
算器、25 気象条件補正計算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 DD04 DD13 EE00 EE01 FF09 GG10 HH13 JJ03 JJ05 JJ26 PP05 QQ28 QQ36 SS13 2F112 AD05 BA07 CA06 CA12 FA03 FA33 FA36 5J084 AA05 AB16 AC04 AD07 BA34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像対象となる背景および目標からの入
    射光エネルギーを集光し結像するレンズ、このレンズで
    結像した光の像を電気信号に変換する撮像素子、上記電
    気信号を必要なレベルに増幅しかつ画像信号に変換する
    検出処理器とで構成した異なった2種類の波長を検出す
    る2つの撮像器と、上記それぞれ2つの画像信号をデー
    タ処理し目標情報を抽出する目標検出器と、上記撮像器
    を取り付けたそれぞれ2つの回転台と、この回転台を回
    転させるそれぞれ2つの駆動制御器と、撮像対象となる
    背景に基づき、背景の種類別に適したそれぞれ2つの撮
    像器を捜索したい範囲を撮像できるよう、上記それぞれ
    2つの回転台を回転させる角速度および回転角を計算す
    る捜索範囲計算器と、上記2つの撮像器の画像をもと
    に、上記目標検出器による目標情報と背景を画像情報と
    して表示する表示器とを備えた光波センサ装置。
  2. 【請求項2】 撮像器の自己位置を算出する自己位置標
    定器と、撮像対象の背景の種類をデータベースとしても
    ち、自己をとり巻く背景の種類を自動的に判別し、背景
    の種類別に適したそれぞれ2つの撮像器が捜索すべき範
    囲を特定するデジタルマップを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の光波センサ装置。
  3. 【請求項3】 撮像対象となる背景を可視画像情報とし
    て得て、その可視画像情報から背景の種類を自動的に判
    別し、背景の種類別に適したそれぞれ2つの撮像器が捜
    索すべき範囲を特定する可視撮像器を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の光波センサ装置。
  4. 【請求項4】 環境条件により目標情報を得られない場
    合に対し、目標検出距離を延ばすため、視野角を狭く変
    換する視野角補正計算器を備えたことを特徴とする請求
    項3記載の光波センサ装置。
  5. 【請求項5】 目標情報を得られない気象条件におい
    て、距離に対応した大気減衰率に基づき、目標検出距離
    を延ばすために必要とする視野角を算出する気象条件補
    正計算器を備えたことを特徴とする請求項4記載の光波
    センサ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103063086A (zh) * 2012-06-04 2013-04-24 叶锋 导弹影像制导系统
CN113534093A (zh) * 2021-08-13 2021-10-22 北京环境特性研究所 飞机目标的螺旋桨叶片数量反演方法及目标识别方法

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