JP2001149478A - 光刺激装置 - Google Patents

光刺激装置

Info

Publication number
JP2001149478A
JP2001149478A JP33857799A JP33857799A JP2001149478A JP 2001149478 A JP2001149478 A JP 2001149478A JP 33857799 A JP33857799 A JP 33857799A JP 33857799 A JP33857799 A JP 33857799A JP 2001149478 A JP2001149478 A JP 2001149478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emission
wavelength
emission
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33857799A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Daitoku
眞一 大徳
Takashi Watanabe
孝 渡邉
Atsushi Aranami
篤史 荒浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP33857799A priority Critical patent/JP2001149478A/ja
Publication of JP2001149478A publication Critical patent/JP2001149478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の発光波長で間欠発光する発光パターン
の照明や刺激光を発生させる光刺激装置を提供する。 【解決手段】 フルカラーLED(200)等の任意の
波長で発光する単一又は複数の発光素子(201〜20
8)からなる光源(2)、その駆動手段(駆動回路4)
及びその制御手段(コントローラ8)を備えて、任意の
発光波長で間欠発光する発光パターンを以て変化に富
み、かつ、自然光に近い刺激光を得ており、環境照明や
所望の心理的又は生理的効果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベッド照明、室内
照明等の各種照明、その他リラクセーションやセラピー
等を目的とした光刺激照明に用いられる光刺激装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】脳波は、生理的状態や心理的状態と密接
に関係し、例えば、リラックス状態にあるときはα波、
活動状態にあるときはβ波、半覚醒のときにはθ波が多
く含まれていることが知られている。また、脳波と生理
的状態又は心理的状態には相関関係がある。即ち、生理
的状態や心理的状態が脳波に反映し、また、脳波の変化
が生理的状態や心理的状態に影響を与えることが知られ
ている。
【0003】脳波にα波、β波又はθ波を誘導すれば、
α波、β波又はθ波に対応する生理的状態や心理的状態
に移行させることができることが知られている。即ち、
外部から光刺激により、例えば、α波を誘導すれば、身
体と精神をリラックス状態に導いてストレスの軽減等の
効果が期待できる。この種の技術には特開平4−347
168号「光刺激装置」や特許第2678493号等が
知られている。
【0004】特開平4−347168号「光刺激装置」
の開示技術は、点滅する光を視覚に付与して身体に刺激
を与えることにより所望の脳波を誘導し、その脳波をセ
ンサによって検出し、検出された脳波が持つ特定の周波
数によって点滅光を制御しているものである。
【0005】また、特許第2678493号の開示技術
は、プラズマ光源から発する光を色フィルタを介して視
覚に照射するものであって、例えば、弱視、差明症、学
習不能症、失読症、頭痛、疲労、リラクセーション等、
被験者の治療の種類に応じて色フィルタを選択し、着色
光の照射を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、色フィルタ
によって得られる着色光は自然な平衡色スペクトルが得
られないという欠点がある。また、色フィルタを回転板
に取り付けて切り換える機構は、その切換機構が装置の
大型化を招き、被験者の姿勢に制約を課す等の欠点があ
った。
【0007】そこで、本発明は、任意の発光波長で間欠
発光する発光パターンの照明や刺激光を発生させる光刺
激装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フルカラーL
ED(200)等の任意の波長で発光する単一又は複数
の発光素子(201〜208)からなる光源(2)、そ
の駆動手段(駆動回路4)及びその制御手段(コントロ
ーラ8)を備えて、任意の発光波長で間欠発光する発光
パターンを以て変化に富み、かつ、自然光に近い刺激光
を得ており、環境照明や所望の心理的又は生理的効果を
得ることができる。
【0009】請求項1に係る本発明の光刺激装置は、任
意の波長を持つ光を発光可能な単一又は複数の発光素子
(201〜208)からなる光源(2)と、この光源を
駆動する駆動手段(駆動回路4)と、この駆動手段を通
して前記光源を制御して任意の発光波長及び間欠発光か
らなる発光パターンを設定する制御手段(コントローラ
8)とを備えたことを特徴とする。即ち、赤色、黄色、
緑色等の任意の波長を持つ光を発光可能な単一又は複数
の光源を備え、この光源を駆動手段で駆動するととも
に、制御手段によって発光波長を含む発光パターンを制
御する。この結果、住環境やベッド照明等における各種
照明効果や、脳波に対する所望の刺激誘導が可能であ
る。
【0010】請求項2に係る本発明の光刺激装置は、前
記発光パターンが前記発光波長、前記間欠発光、発光輝
度又は連続発光の発光形態を含むことを特徴とする。即
ち、発光パターンの選択によって、任意の発光波長や発
光形態の異なる変化に富む照明や光刺激を得ることがで
きる。
【0011】請求項3に係る本発明の光刺激装置は、前
記発光素子が赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード
及び青色発光ダイオードからなるフルカラー発光ダイオ
ードであることを特徴とする。即ち、この種の発光ダイ
オードを使用することにより、任意の発光波長を駆動電
流によって制御でき、容易に所望の着色光を得ることが
できる。
【0012】請求項4に係る本発明の光刺激装置は、前
記発光パターンが前記制御手段に対する外部入力によっ
て変更可能であって、この外部入力にはパソコン、通信
手段を通して加えられる各種データを含むことを特徴と
する。即ち、発光パターンを制御手段に対する直接的な
外部入力の他、遠隔地からの外部入力によって変更可能
にすれば、所望の照明や光刺激を選択できるとともに、
その選択を医療管理者等を通じて外部から容易に行うこ
とができる。
【0013】そして、請求項5に係る本発明の光刺激装
置は、前記発光パターンが身体の生理情報又は心理情報
によって任意に変更されることを特徴とする。即ち、生
理的状態や心理的状態を取り込み、その入力情報から必
要な情報を分析し、その分析データを以て発光パターン
の変更等の制御をすることができ、その結果、照明や視
覚等への光刺激に生理的状態や心理的状態を反映させ、
適切な照明や光刺激を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の光刺激装置の実施の形態
を示している。刺激光や照明用の光を発生する手段とし
て光源2が設置され、この光源2は、単一又は複数であ
って、赤、橙、黄色、緑等の有色光又は白色光を発生す
る。この光源2を発光させる駆動手段として駆動回路4
が備えられ、この駆動回路4から駆動電流が光源2に供
給される。即ち、駆動電流の大きさ等の形態が光源2の
発光波長(発光色)、輝度、連続発光又は間欠発光(点
滅発光)等の発光パターンを生じさせる。そして、この
駆動回路4には、発振回路6から特定周波数のパルス信
号が加えられ、このパルス信号によって間欠発光が実現
される。この場合、連続光は、一定レベルの直流電圧や
直流電流で実現される。この実施形態の場合、駆動手段
としての駆動回路4と発振回路6とを別構成として説明
しているが、駆動回路4と発振回路6とを一体に構成し
て駆動手段としてもよい。
【0016】発振回路6の発振周波数や駆動回路4の駆
動出力を制御する制御手段としてコントローラ8が備え
られ、このコントローラ8は、マイクロコンピュータ等
で構成することができ、光源2が発する光の発光波長を
含む任意の発光パターンを実現する手段である。ここ
で、発光パターンは、発光波長、輝度、間欠発光又は連
続発光の発光形態を含む。そして、このコントローラ8
には、発光パターンを制御する制御データが着脱可能な
外部記憶装置10から入力され、また、外部から制御入
力を受ける手段として、ボリューム等の直接入力のため
の入力端子12が設けられているとともに、制御手段と
してパソコン14が接続される。パソコン14には、記
憶メディア16が接続されるとともに、通信装置18が
接続されている。この通信装置18には、公衆電話回線
等を通じて連携される複数のコンピュータのネットワー
クであるインタネットや、公衆電話回線や無線等を通じ
て連携されるコンピュータ等を含む外部制御装置20が
接続されている。この外部制御装置20を通じて所望の
記録データがコントローラ8に加えられる。
【0017】そして、コントローラ8には、LCD表示
器等からなる表示手段として表示器22が接続されてお
り、この表示器22には、設定された発光パターンや実
行中の発光パターン等が視覚的に表示され、例えば、間
欠発光の周波数が表示される。この表示器22に音声出
力手段を併設し、設定された発光パターンや実行中の発
光パターン等を音声を以て告知してもよい。
【0018】そして、コントローラ8は、図2に示すよ
うに、外部入力を受ける入力インタフェース24、外部
装置である駆動回路4、発振回路6及び表示器22(図
1)に対して制御出力を発生する出力インタフェース2
6を備えるとともに、その記憶手段には制御入力に応じ
た所望の発光パターンを実現する手段である制御プログ
ラム28、変換プログラム30、分析プログラム32及
びパターンデータ34等が格納されている。
【0019】入力インタフェース24は、外部記憶装置
10からのディジタル入力、入力端子12からの電気的
なアナログ入力、パソコン14からのディジタル入力を
受ける入力手段である。この入力インタフェース24に
加えられた入力データは、そのデータの信号形態に応じ
て制御プログラム28に加えられ、又は変換プログラム
30に直接入力される。即ち、ディジタルデータの場
合、プロトコル等を確立するため、通信制御やエラー制
御を行った後、分析プログラム32によってデータ処理
を行い、パターンデータ34を参照し、所望の発光パタ
ーンを実現する。即ち、発光波長、間欠発光をするため
のパルス、間欠発光における発光時間、光度等を演算
し、特定の発光パターンが形成されて変換プログラム3
0によって信号変換が行われる。アナログ入力の場合に
は、この変換プログラム30によって直接信号変換が行
われる。
【0020】そして、この信号変換処理で得られた発光
パターンを表す制御出力は、出力インタフェース26を
通して駆動回路4に加えられる。したがって、駆動回路
4を通して光源2が制御され、光源2は所望の発光波長
を持つ発光パターンで発光する。
【0021】このような光刺激装置において、光照射を
受ける身体からの情報、例えば、脳波が持つ揺らぎ成
分、周波数情報を以て間欠発光の周波数や発光波長等、
発光パターンを制御すれば、任意の発光波長からなる光
を任意の間隔で点滅、発光波長の変更等、所望の発光パ
ターンに変更させることができ、脳波誘導効果等の生理
的効果や、カラーセラピー効果等の心理的効果を同時に
実現することができる。即ち、睡眠障害の改善等、生理
的効果や心理的効果が期待できる。
【0022】次に、図3は、本発明の光刺激装置の具体
的な実施の形態を示している。この実施の形態では、光
源2が複数の発光素子201、202・・・208で構
成されている。各発光素子201〜208には、例え
ば、図4に示すように、赤色発光ダイオード(LED)
2R、緑色発光ダイオード(LED)2G及び青色発光
ダイオード(LED)2Bを一体に構成したフルカラー
LED200を用いることができる。このLED200
において、CAはコモンアノード、RCは赤色LED2
Rのカソード、GCは緑色LED2Gのカソード、BC
は青色LED2Bのカソードである。したがって、赤色
LED2R、緑色LED2G又は青色LED2Bを選択
的に動作させることにより、1つの発光素子201〜2
08を以て図5に示すような光の3原色(R、G、B)
の発光が得られるとともに、それらの組合せによって所
望の発光波長、即ち、発色及び白色が得られ、さらに、
電流のレベルによって輝度や発光波長を制御することが
できる。
【0023】そして、コントローラ8には、制御入力手
段である入力端子12を通して制御入力回路300が接
続されており、この制御入力回路300は3組の可変抵
抗301、302、303により、周波数制御入力、発
光波長制御入力又は輝度制御入力として制御電圧Vf、
Vc、Vbが加えられている。
【0024】発振回路6は、発光素子201〜208を
間欠発光の発光間隔を設定するパルス発生手段であっ
て、コントローラ8からの制御出力によって発振周波数
が制御される。この発振周波数は表示手段である表示器
22に数値で表示され、例えば、点滅周波数は4Hz〜
16Hzである。
【0025】そして、駆動回路4には、発振回路6の出
力を増幅する増幅回路402を備え、この増幅回路40
2は発振回路6で得られたパルス電圧のレベルを増減す
る手段である。即ち、コントローラ8に輝度調整入力が
加えられると、その入力に応じた輝度制御出力が得ら
れ、増幅回路402の増幅度がこの輝度制御出力によっ
て制御される。したがって、パルス電圧のレベルが輝度
調整入力に応じたレベルに制御される。
【0026】この増幅回路402の出力は、波長調整手
段であるRGB回路404に加えられている。即ち、コ
ントローラ8から発光波長を表す制御出力が加えられる
と、その出力に応じた駆動出力が得られ、RGB回路4
04のR、G、Bの各出力レベルが制御される。したが
って、各発光素子201〜208の駆動出力である電圧
レベルが制御される。
【0027】そして、R、G、B毎に電圧−電流(V−
I)変換回路406、408、410が設けられ、R、
G、B毎に発せられた駆動電圧が電流に変換され、各発
光素子201〜208のカソードに加えられる。各発光
素子201〜208のアノードには、共通のラインを通
じて電源電圧が加えられている。
【0028】このような構成によれば、制御入力回路3
00からの点滅周波数、発光波長、光度の制御入力、即
ち、発光パターンの設定により、発光間隔(即ち、点滅
周波数)、発光波長、発光輝度が制御され、所望の発光
色、発光輝度及び発光間隔を以て各発光素子201〜2
08が点滅する。
【0029】このようにコントローラ8では、発光波
長、間欠発光の周波数、光度等を含む所望の発光パター
ンに制御され、表示器22にはその発光パターンの情報
表示として周波数表示を行う。即ち、可変抵抗301、
302、303の調整により、周波数制御入力、発光波
長制御入力又は輝度制御入力として制御電圧Vf、V
c、Vbがコントローラ8に加えられると、発振回路6
の出力パルス周波数が変更されて間欠発光の周波数コン
トロールが行われ、増幅回路402の出力電圧が制御さ
れて輝度コントロールが行われ、また、RGB回路40
4の出力電圧が制御されて色調コントロールが行われ
る。即ち、これらの組み合わせにより、発光素子201
〜208からなる光源2は、設定され制御された所望の
発光パターンによって発光する。
【0030】次に、この光刺激装置の制御動作を図6に
示す制御フローチャートに従って説明する。電源の投入
が検出されると、ステップS1で初期設定が実行され
る。この初期設定では、ステップS2に移行し、コント
ローラ8に内蔵されている記憶手段であるRAMのクリ
アが実行される。この初期設定が不要な場合や、初期設
定の後、ステップS3に移行し、制御入力回路300の
可変抵抗301で設定された制御電圧Vfの読込みが行
われ、その結果、ステップS4で周波数設定処理が実行
される。ステップS4の処理を実行した後、又はステッ
プS3で前記処理をしない場合、ステップS5に移行す
る。このステップS5では、制御入力回路300の可変
抵抗302で設定された制御電圧Vcの読込みが行わ
れ、その結果、ステップS6で色調設定処理、即ち、発
光波長の設定が実行される。ステップS6の処理を実行
した後、又はステップS5の前記処理をしない場合、ス
テップS7に移行する。このステップS7では可変抵抗
303で設定された制御電圧Vbの読込みが行われ、そ
の結果、ステップS8で輝度設定処理、即ち、発光光度
(発光輝度)の設定が行われる。ステップS8の処理を
実行した後、又はステップS7で処理をしない場合、ス
テップS3に戻る。
【0031】そして、色調設定では、可変抵抗302に
よって設定される電圧Vc(角度情報)に応じて、R−
LED2R、G−LED2G及びB−LED2Bを選択
点灯させるための電圧が定まり、可変抵抗302の可変
角度0%から100%の間で、R−LED2R、G−L
ED2G及びB−LED2Bが全点灯から全消灯の組合
せ点灯及びレベルの変更が行われる。この結果、図7に
示すように、可変抵抗302の角度に応じてR−LED
2R、G−LED2G及びB−LED2Bに対する電圧
変化が得られ、表1は、R−LED2R、G−LED2
G及びB−LED2Bに加えられる電圧レベルの組合せ
による発色例を示している。制御電圧Vcのレベル調整
によって12色以上の発光色(発光波長)が実現され
る。
【0032】
【表1】
【0033】この光刺激では、脳波計等の測定手段によ
り得られた脳波データを分析し、決められた条件によ
り、色、周波数選択を行い、光刺激装置のデータ入力手
段である外部記憶装置10、入力端子12又はパソコン
14を選択的に用いて制御データを入力することができ
る。この場合、脳波データや身体的外見状況、質疑応答
内容等でデータを分析し、発光色、間欠発光の周波数等
の発光パターンの選択を行う。
【0034】そして、刺激光による周波数刺激(間欠光
による刺激)を被験者に与えると、その光が被験者に認
識され、その網膜から後頭部の視覚野へ信号が伝達され
る途中で、中脳や視床にある核で中継される。その視床
部分が光の点滅に反応するに至り、脳神経細胞の活動に
同期して周期的に発生する自発脳波が光の間欠発光の周
波数によって誘導され、その周波数脳波が増強される。
【0035】また、光による色(波長)刺激を行うと、
その光が脳神経細胞を刺激し、脳と脊髄が神経系で繋が
っていることから脳神経細胞がその波長を認識し、脊髄
へ伝達する。この結果、発光波長によって脊髄が刺激さ
れる。
【0036】次に、図8は、本発明の光刺激装置を用い
た光刺激の実施の形態を示している。被験者100の身
体102から図示しない脳波計等の脳波検出手段によっ
て脳波データの検出を行い、その脳波データを分析す
る。即ち、脳波データから被験者100の疲労度、心的
状態、健康状態等を分析し、その結果、最適色及び周波
数の条件を決定し、これを制御データとする。この制御
データを外部制御装置20からパソコン14を通じてコ
ントローラ8に、又は外部記憶装置10からコントロー
ラ8に入力することにより、所望の発色光及び間欠発光
による光刺激を被験者100の視覚や皮膚等の身体の一
部又は全部に与える。被験者100には光駆動反応や光
波長反応が生じ、刺激光の点滅間隔、即ち、間欠発光の
周波数により脳波の周波数が誘導される脳波誘導や、脊
椎刺激が得られる。即ち、所望の発光色、発光間隔、輝
度のコントロールを含んだ発光パターンによる光照射を
行うと、光駆動反応、波長刺激等といった脳内神経系刺
激が得られ、この結果、被験者100には、精神的集
中、睡眠障害の治療等、身体治療効果、療法効果、セラ
ピー効果が得られる。この場合、有色光の点滅におい
て、被験者100から実時間で検出される脳波又は検出
されて記録している脳波から抽出される揺らぎ成分によ
って点滅間隔を制御してもよい。
【0037】
【実施例】図9〜図11は、本発明の光刺激装置を照明
装置として構成した具体的な実施例を示し、図9はその
斜視図、図10は図9のX−X線断面図、図11は図9
のXI−XI線断面図である。装置本体210は、テーブル
等に設置される円形の着座部212の中央に脚部214
を立設させ、この脚部214の上部に不透明な環状枠部
216を取り付けたものである。環状枠部216には、
例えば円筒形を成す透明又は半透明のセード部218が
設けられ、このセード部218の上部には、不透明な天
井部220が設けられている。
【0038】また、セード部218の内部には、図10
に示すように、上下面に対向する支持板222、224
が支柱226を以て支持されており、各支持板222、
224には、図11に示すように、例えば4組ずつの発
光素子201〜208が放射状に配列されている。
【0039】このように構成すれば、図3に示す光刺激
装置を以て所望の波長、輝度及び発光間隔を持つ刺激光
を発光させて照射することができる。
【0040】次に、図12〜図14は、本発明の光刺激
装置を治療用ベッドに適用した具体的な実施例を示し、
図12はその斜視図、図13はヘッドボード、図14は
図13のXIV −XIV 線断面図である。ベッド本体500
に設けられたヘッドボード502の前面側に凹部504
が形成されており、この凹部504の天井面に発光部5
06が設けられている。発光部506には、セード部5
08で覆われた複数の発光素子201〜208が取り付
けられている。即ち、ベッド本体500に仰臥した被験
者の頭部側に発光部506が設定されており、被験者に
対し、図3に示す光刺激装置を以て所望の波長、輝度及
び発光間隔を持つ刺激光を発光させて照射することがで
き、光刺激によって疲労回復、健康増進又は治療等の効
能が期待できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光刺激装
置によれば、次の効果が得られる。 a 任意の波長で発光する単一又は複数の発光素子から
なる光源を使用して任意の波長を持つ間欠発光を含む発
光パターンでは変化に富み、かつ、自然光に近い刺激光
を得ることができ、その照射によって心理的又は生理的
効果を得ることができる。例えば、光刺激による光駆動
反応で脳波同調を誘発させ、セラピー効果、リラクセー
ション効果や治療効果が得られ、任意の発光波長を持つ
発光素子を用いていることから、従来の色フィルターや
その切換機構は不要であり、装置の簡略化を図ることが
できる。 b 任意の波長で発光する複数の発光素子からなる光源
を任意の発光パターンに制御するので、発光素子の選
択、発光波長、発光間隔又は輝度等を組み合わせた任意
の発光パターンが得られ、変化に富んだ刺激光や照明を
実現でき、そのバリエーションによってセラピー効果、
リラクセーション効果や治療効果等を得ることができ
る。 c 外部入力によって所望の刺激光、即ち、発光させる
べき単一又は複数又は全部の発光素子の選択、間欠発光
の周波数、波長又は光度を制御をすることにより、変化
に富んだ刺激光や照明を実現することができる。 d 光源が駆動入力に応じて異なる波長で発光する複数
の発光素子で構成されているので、自然光に近い刺激光
を実現できる。 e 現状の生理的状態や心理的状態の分析に基づく光刺
激や照明によって所望の生理的効果や心理的効果を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光刺激装置の実施の形態を示すブロッ
ク図である。
【図2】コントローラの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の光刺激装置の具体的な実施の形態を示
すブロック図である。
【図4】発光素子の素子構成を示す図である。
【図5】フルカラーLEDの配色を示す図である。
【図6】コントローラの動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】フルカラーLEDの制御を示す図である。
【図8】本発明の光刺激装置による光刺激システムを示
す図である。
【図9】本発明の光刺激装置の実施例である照明装置を
示す斜視図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】図9のXI−XI線断面図である。
【図12】本発明の光刺激装置を用いた治療用ベッドを
示す斜視図である。
【図13】ヘッドボードを示す正面図である。
【図14】図13のXIV −XIV 線断面図である。
【符号の説明】
2 光源 4 駆動回路(駆動手段) 8 コントローラ(制御手段) 200 フルカラーLED 201〜208 発光素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の波長を持つ光を発光可能な単一又
    は複数の発光素子からなる光源と、 この光源を駆動する駆動手段と、 この駆動手段を通して前記光源を制御して任意の発光波
    長及び間欠発光からなる発光パターンを設定する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする光刺激装置。
  2. 【請求項2】 前記発光パターンは、前記発光波長、前
    記間欠発光、発光輝度又は連続発光の発光形態を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の光刺激装置。
  3. 【請求項3】 前記発光素子は、赤色発光ダイオード、
    緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードからなるフ
    ルカラー発光ダイオードであることを特徴とする請求項
    1記載の光刺激装置。
  4. 【請求項4】 前記発光パターンは、前記制御手段に対
    する外部入力によって変更可能であって、この外部入力
    にはパソコン、通信手段を通して加えられる各種データ
    を含むことを特徴とする請求項1記載の光刺激装置。
  5. 【請求項5】 前記発光パターンは、身体の生理情報又
    は心理情報によって任意に変更することを特徴とする請
    求項1記載の光刺激装置。
JP33857799A 1999-11-29 1999-11-29 光刺激装置 Pending JP2001149478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33857799A JP2001149478A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 光刺激装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33857799A JP2001149478A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 光刺激装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001149478A true JP2001149478A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18319493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33857799A Pending JP2001149478A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 光刺激装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001149478A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525897A (ja) * 2002-05-13 2005-09-02 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 調和した芳香・光・音の発生
JP2006297056A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd エアーマット
JP2007061164A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Unit Corporation:Kk 高照度有色光照射装置
EP1886708A1 (de) * 2006-08-09 2008-02-13 Zumtobel Lighting GmbH Leuchte mit "Melatonin-schonender" Wirkung
JP2008178702A (ja) * 2003-10-31 2008-08-07 Ccs Inc 光治療装置
WO2013061597A1 (ja) * 2011-10-25 2013-05-02 学校法人金沢医科大学 認知症状やうつ様症状改善のための光照射装置、この光照射装置を備えた部屋、及び認知症状やうつ様症状改善のための照明器具
WO2020027305A1 (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 株式会社坪田ラボ 光刺激による脳波及び細胞活性制御装置及び方法、並びに脳機能を改善、予防又は増大する装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525897A (ja) * 2002-05-13 2005-09-02 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 調和した芳香・光・音の発生
JP2008178702A (ja) * 2003-10-31 2008-08-07 Ccs Inc 光治療装置
JP2006297056A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Matsushita Electric Works Ltd エアーマット
JP4622824B2 (ja) * 2005-03-24 2011-02-02 パナソニック電工株式会社 エアーマット
JP2007061164A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Unit Corporation:Kk 高照度有色光照射装置
EP1886708A1 (de) * 2006-08-09 2008-02-13 Zumtobel Lighting GmbH Leuchte mit "Melatonin-schonender" Wirkung
WO2013061597A1 (ja) * 2011-10-25 2013-05-02 学校法人金沢医科大学 認知症状やうつ様症状改善のための光照射装置、この光照射装置を備えた部屋、及び認知症状やうつ様症状改善のための照明器具
CN103889495A (zh) * 2011-10-25 2014-06-25 学校法人金泽医科大学 用于改善痴呆症状和抑郁症状的光照射装置、设置有该光照射装置的房间和用于改善痴呆症状和抑郁症状的照明器具
JPWO2013061597A1 (ja) * 2011-10-25 2015-04-02 学校法人金沢医科大学 認知症状やうつ様症状改善のための光照射装置、この光照射装置を備えた部屋、及び認知症状やうつ様症状改善のための照明器具
JP2017192812A (ja) * 2011-10-25 2017-10-26 学校法人金沢医科大学 認知症状やうつ様症状改善のための光照射装置、この光照射装置を備えた部屋、及び認知症状やうつ様症状改善のための照明器具
WO2020027305A1 (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 株式会社坪田ラボ 光刺激による脳波及び細胞活性制御装置及び方法、並びに脳機能を改善、予防又は増大する装置
JPWO2020027305A1 (ja) * 2018-08-01 2021-01-07 株式会社坪田ラボ 光刺激による脳波及び細胞活性制御装置及び方法、並びに脳機能を改善、予防又は増大する装置
CN112533672A (zh) * 2018-08-01 2021-03-19 坪田实验室股份有限公司 基于光刺激的脑波及细胞活性控制装置和方法以及改善、预防或增强脑功能的装置
EP3831447A4 (en) * 2018-08-01 2022-06-08 Tsubota Laboratory, Inc. DEVICE AND METHOD FOR CONTROLLING BRAIN WAVES AND CELL ACTIVITY BY PHOTIC STIMULATION, AND DEVICE FOR IMPROVING, PROPHYLAXIS OR ENHANCING BRAIN FUNCTION
JP7096554B2 (ja) 2018-08-01 2022-07-06 株式会社坪田ラボ 光刺激による脳波及び細胞活性制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8579795B2 (en) Light modulation device and system
US4315502A (en) Learning-relaxation device
JP3189369U (ja) 人間に概日効果をもたらす表示システム
US8852073B2 (en) Relaxation inducing sleep mask
US10932345B2 (en) Lighting system
EP2681729A1 (en) Device and method for cognitive enhancement of a user
JP2012524369A (ja) 照明装置及び睡眠慣性を低減する又は覚醒状態を制御する方法
US20210023332A1 (en) Systems and methods for user entrainment
KR102169133B1 (ko) 수면 유도 장치
JP2010162214A (ja) 光照射装置
JP2001149478A (ja) 光刺激装置
KR20120021882A (ko) 맞춤형 라이트 테라피 장치
CN103957977A (zh) 照明信号、系统和方法
KR102161399B1 (ko) 다감각 치료용 물방울 기둥 장치
JP2003117001A (ja) リラクセーション誘導装置
KR20170007890A (ko) 스마트테라피 제공을 위한 led 조명 제어 시스템
US10765884B1 (en) Methods to trigger high amplitude oscillations or resonance in the cardiovascular system of a patient using electromagnetic stimulation
US20230066293A1 (en) Rehabilitation assistant system for patient with cognitive impairments
US20230077519A1 (en) System and method for providing context-based light and/or auditory stimulus experience
CN1260162A (zh) 视觉生物频谱仪
US10850117B2 (en) Sonoluminescent Biophysical Oscillation Techniques (SBOT) and method to improve health
RU197292U1 (ru) Устройство для сенсорной деактуализации стресс-индуцированных психоэмоциональных реакций
US20220331606A1 (en) Systems and methods of treating medical indications by administering dosages of light and sound
WO2023141269A2 (en) Light therapy system and method
JP2007061164A (ja) 高照度有色光照射装置