JP2001148714A - 通信ネットワーク装置および簡易ルーティング方法 - Google Patents

通信ネットワーク装置および簡易ルーティング方法

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JP2001148714A
JP2001148714A JP32882699A JP32882699A JP2001148714A JP 2001148714 A JP2001148714 A JP 2001148714A JP 32882699 A JP32882699 A JP 32882699A JP 32882699 A JP32882699 A JP 32882699A JP 2001148714 A JP2001148714 A JP 2001148714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク管理者の意思通りに正確にネッ
トワークが構築されていることを保証可能とし、さら
に、ルーティングプロトコルの実行による制御メッセー
ジの削減、およびネットワーク全体のトラフィック量の
軽減、を実現可能な通信ネットワーク装置を得ること。 【解決手段】 ルーティングプロトコルを実行するルー
ティング機能部110と、ネットワークトポロジーに関
する情報を管理するトポロジー管理部120と、データ
転送プロトコルを実行するデータ転送機能部130と、
を備え、ルーティング機能部110が、予め設定された
ネットワークトポロジーに関する情報である認証情報テ
ーブルと、通信相手のルーティング機能部110から送
信されるHelloメッセージと、を比較することによ
り、相互に接続されたノードとリンクの認証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークトポ
ロジーの静的な接続情報が予め固定的に設定されている
通信ネットワーク装置に関するものであり、特に、ネッ
トワークの状態を監視するルーティングプロトコルの簡
略化を実現する通信ネットワーク装置、およびその簡易
ルーティング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の通信ネットワーク装置の動
作について説明する。通信ネットワーク装置に関する従
来技術としては、「The ATM Forum」にお
けるPNNI1.0(Private Network-Network Interf
ace Specification Version 1.0)に記載された一例が
ある。ここでは、単一ピアグループを形成するネットワ
ークにおいて、状態の監視が接続するリンク単位に行わ
れており、ネットワークの構築については、ノードとリ
ンクの接続を考慮することによりコストが最適になる経
路を計算し、その計算結果に基づいて、各通信ネットワ
ーク装置が自動的に行っていた。
【0003】また、上記とは異なる通信ネットワーク装
置に関する従来技術としては、特開平04−20723
9に記載された一例がある。ここでは、ネットワークの
状態の監視が接続するリンク単位に行われており、通信
ネットワークの構成の変更については、管理ノードの管
理単位であるドメイン単位に行うようにしているため、
トポロジー情報を一括して宛先ノードに対して通知する
ことができる。また、送信元ノードでは、宛先を指定し
てトポロジー情報を通知し、そのトポロジー情報を必要
としないノードに対しては通知を行わないため、情報通
知に伴うトラヒックの増大を防止することができる。ま
た、送信元ノードが、通知する必要のあるドメイン内の
ノードに対してのみトポロジー情報を通知するため、変
更があった場合に、稼動中のシステムを停止する必要が
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来の通信ネットワーク装置においては、たとえば、各
通信ネットワーク装置が自動的にネットワークの構築を
行うような場合、ネットワーク管理者の考えとは異なる
ネットワークが構築され、すなわち、ネットワーク管理
者の考えとは異なるルート(経路)で送信先ノードと接
続されてしまう場合がある。また、1本の回線で十分な
ところを2本の回線で接続する場合や、2本の回線が必
要なところを1本の回線で接続する場合等、誤ったネッ
トワークを構築してしまうな場合もある。このような場
合、従来の通信ネットワーク装置においては、ネットワ
ーク管理者がそのルートを確認するためのネットワーク
情報がないため、誤りのある状態で運用されてしまう、
という問題があった。
【0005】また、従来の通信ネットワーク装置におい
ては、ノード間に複数のリンクが存在するような場合、
リンク単位に制御メッセージが発生するため、ネットワ
ーク全体のトラフィック量が増大する、という問題があ
った。
【0006】また、従来の通信ネットワーク装置におい
ては、すべてのリンク情報を収集することでソースルー
ティング情報を作成しているため、全ノードのリンク状
態を監視する必要があり、それに伴って、経路計算に多
くの処理時間を要する、という問題があった。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、ネットワーク管理者の意思通りに正確にネットワ
ークが構築されていることを保証可能とし、さらに、ル
ーティングプロトコルの実行による制御メッセージの削
減、およびネットワーク全体のトラフィック量の軽減、
を実現可能な通信ネットワーク装置、および簡易ルーテ
ィング方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる通信ネットワー
ク装置にあっては、ルーティングプロトコルを実行する
ルーティング手段と、ネットワークトポロジーに関する
情報を管理するトポロジー管理手段と、データ転送プロ
トコルを実行するデータ転送手段と、を備え、前記ルー
ティング手段が、予め設定された前記ネットワークトポ
ロジーに関する情報である認証情報テーブルと、通信相
手のルーティング手段から送信される認証に関するメッ
セージと、を比較することにより、相互に接続されたノ
ードとリンクの認証を行うことを特徴とする。
【0009】つぎの発明にかかる通信ネットワーク装置
にあっては、前記ルーティング手段が、前記リンクを用
いてネットワーク状態の監視を行い、前記認証後、前記
トポロジー管理手段が、複数のリンクを一つに束ねたリ
ンクセットを用いて、ネットワークの状態が変化したか
どうかを判断することを特徴とする。
【0010】つぎの発明にかかる通信ネットワーク装置
において、前記リンクセットによりネットワークが構成
される場合、前記トポロジー管理手段は、前記ネットワ
ークを構成する個々のリンクセットに関する情報と、各
リンクセットに接続する両端の接続ノードに関する情報
と、を関連付けて管理することを特徴とする。
【0011】つぎの発明にかかる通信ネットワーク装置
にあっては、前記認証情報テーブルに、前記関連付けら
れた個々の情報を含めることを特徴とする。
【0012】つぎの発明にかかる通信ネットワーク装置
において、経路については、前記ルーティング手段がリ
ンクセットを用いて選択し、送信回線については、前記
データ転送手段がリンクを用いて選択することを特徴と
する。
【0013】つぎの発明にかかる通信ネットワーク装置
にあっては、装置起動時、リンクセットの初期状態を予
め正常とし、前記データ転送手段は、この状態で転送処
理を試行することを特徴とする。
【0014】つぎの発明にかかる通信ネットワーク装置
にあっては、ネットワークの状態がリンクセットの方向
単位に異なる場合、両方向の状態を反映した状態を、そ
のネットワークの状態として定義することを特徴とす
る。
【0015】つぎの発明にかかる簡易ルーティング方法
にあっては、ルーティングプロトコルを実行するルーテ
ィングステップと、ネットワークトポロジーに関する情
報を管理するトポロジー管理ステップと、データ転送プ
ロトコルを実行するデータ転送ステップと、を含み、前
記ルーティングステップにて、予め設定された前記ネッ
トワークトポロジーに関する情報である認証情報テーブ
ルと、通信相手から送信される認証情報に関するメッセ
ージと、を比較することにより、相互に接続されたノー
ドとリンクの認証を行うことを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかる簡易ルーティング方法
にあっては、前記ルーティングステップにて、前記リン
クを用いてネットワーク状態の監視を行い、前記認証
後、前記トポロジー管理ステップにて、複数のリンクを
一つに束ねたリンクセットを用いて、ネットワークの状
態が変化したかどうかを判断することを特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる簡易ルーティング方法
において、前記リンクセットによりネットワークが構成
される場合、前記トポロジー管理ステップでは、前記ネ
ットワークを構成する個々のリンクセットに関する情報
と、各リンクセットに接続する両端の接続ノードに関す
る情報と、を関連付けて管理することを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかる簡易ルーティング方法
にあっては、前記認証情報テーブルに、前記関連付けら
れた個々の情報を含めることを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる簡易ルーティング方法
において、経路については、前記ルーティングステップ
にてリンクセットを用いて選択し、送信回線について
は、前記データ転送ステップにてリンクを用いて選択す
ることを特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかる簡易ルーティング方法
にあっては、装置起動時、リンクセットの初期状態を予
め正常とし、前記データ転送ステップでは、この状態で
転送処理を試行することを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかる簡易ルーティング方法
にあっては、ネットワークの状態がリンクセットの方向
単位に異なる場合、両方向の状態を反映した状態を、そ
のネットワークの状態として定義することを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる通信ネッ
トワーク装置および簡易ルーティング方法の実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形
態によりこの発明が限定されるものではない。
【0023】実施の形態1.図1は、本発明にかかる通
信ネットワーク装置の構成を示す図である。図1におい
て、通信ネットワーク装置1(以降、ノード1と呼ぶ)
は、ルーティングプロトコルを実行するルーティング機
能部110と、ネットワークトポロジーに関する情報
(データ)を管理するトポロジー管理部120と、デー
タ転送プロトコルを実行するデータ転送機能部130か
ら構成される。
【0024】以下、上記のように構成される通信ネット
ワーク装置間の簡易ルーティング方法を図面にしたがっ
て詳細に説明する。図2は、本実施の形態における通信
ネットワーク装置間の簡易ルーティング方法を示す図で
ある。図2において、1は上記通信ネットワーク装置
(ノード1)であり、2は上記ノード1と同様のノード
であり、1aおよび2aはノード間の接続機能であるリ
ンクであり、11および21は自情報を設定するための
認証情報テーブルであり、50および60は認証情報テ
ーブル11および21の内容の交換を行うためのHel
loメッセージであり、たとえば、通信ネットワーク装
置であるノード1およびノード2では、相互にリンクの
接続確認を行う。具体的にいうと、各通信ネットワーク
装置のルーティング情報110が、それぞれのルーティ
ングプロトコルを実行し、Helloメッセージ(50
または60)にそれぞれの自情報を設定後、それらの情
報を交換することにより、リンクの接続確認を行う。
【0025】なお、Helloメッセージに設定する自
情報には様々なものがあるが、ここでは、本実施の形態
における接続確認(認証)に必要な情報だけを用いる。
また、ここでいうリンクとは、ノード内の物理的な位置
を示すが、インタフェース種別や論理的に割当てられた
番号を示す場合もある。
【0026】図2において、まず、ノード1のルーティ
ング機能部110では、Helloメッセージ50内
に、自情報である“リンク1a”を設定し、ノード2に
対してそれを送信する。一方、ノード2のルーティング
機能部110では、Helloメッセージ60内に、自
情報である“リンク2a”を設定し、ノード1に対して
それを送信する。
【0027】その後、Helloメッセージ50がノー
ド2のリンク2aで受信され、ノード2では、リンク2
aに接続している相手がノード1のリンク1aであるこ
とを認識する。同様に、Helloメッセージ60がノ
ード1のリンク1aで受信され、ノード1では、リンク
1aに接続している相手がノード2のリンク2aである
ことを認識する。
【0028】この状態で、各ノードでは、予め内部に設
定された認証情報テーブルに基づいて接続確認(認証)
を行う。図3(a)および(b)は、本実施の形態に用
いられる認証情報テーブルのフォーマットの具体例を示
す図である。本実施の形態における相互の認証情報テー
ブルには、それぞれ、図3に示す情報、すなわち、自情
報(自情報11a,21aに相当)と相手情報(相手情
報11b,21bに相当)が予め設定される。本実施の
形態において、たとえば、ノード1では、Helloメ
ッセージ60と認証情報テーブル11とを比較すること
により、正しくノードとリンクが接続されていることを
認証し、一方、ノード2では、Helloメッセージ5
0と認証情報テーブル21とを比較することにより、正
しくノードとリンクが接続されていることを認証する。
【0029】つぎに、各通信ネットワーク装置が正確に
接続されていない場合を説明する。このような場合の一
例としては、たとえば、認証情報テーブルが正しく設定
されていないか、または認証情報の通りに正しく回線が
接続されていない場合がある。たとえば、まず、ノード
1のルーティング機能部110では、Helloメッセ
ージ50内に、自情報である“リンク1b”を設定し、
ノード2に対してそれを送信する。一方、ノード2のル
ーティング機能部110では、Helloメッセージ6
0内に、自情報である“リンク2b”を設定し、ノード
1に対してそれを送信する。
【0030】その後、Helloメッセージ50がノー
ド2のリンク2bで受信され、ノード2では、リンク2
bに接続している相手がノード1のリンク1bであるこ
とを認識する。同様に、Helloメッセージ60がノ
ード1のリンク1bで受信され、ノード1では、リンク
1bに接続している相手がノード2のリンク2bである
ことを認識する。
【0031】この状態で、各ノードでは、予め内部に設
定された認証情報テーブルに基づいて接続確認(認証)
を行う。図4は、正しく設定されていない認証情報テー
ブルの具体例を示す図である。たとえば、ノード1で
は、Helloメッセージ60と認証情報テーブル11
とを比較することにより、正しくノードとリンクが接続
されていることを認証する。一方、ノード2では、He
lloメッセージ50と認証情報テーブル21とを比較
し、正しくノードとリンクが接続されていないことを認
識する。すなわち、これは、認証が失敗したことを表し
ている。
【0032】このように、本実施の形態においては、前
記ネットワークトポロジーに関する情報、すなわち、認
証情報テーブルを、各ノードのトポロジー管理部120
が管理し、Helloメッセージと認証情報テーブルと
を比較することにより、ネットワーク管理者の意思どお
りに、各通信ネットワーク装置が正確に接続されている
ことを保証できる。
【0033】実施の形態2.図5は、実施の形態2にお
いて使用するリンクセットを説明するための図である。
なお、本実施の形態については、先に説明した図1の通
信ネットワーク装置と同様の構成を用いるため、内部の
構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
たとえば、前述の実施の形態1では、ネットワークの状
態をリンク単位に監視していたが、ネットワーク内(ノ
ード間)で通信を行うという目的においては、少なくと
もノード間の一つのリンクが正常であれば良い。そこ
で、ノード間に複数のリンクがあるような場合、本実施
の形態においては、図5に示すように、複数のリンクを
束ねて、それを一つのリンクセット(本実施の形態では
リンクセット12に相当)として表現する。また、ネッ
トワーク管理者は、管理上の目的により、ノード間に複
数のリンクセットを設定可能とする。
【0034】ここで、リンクの状態とリンクセットの状
態の関係について説明する。たとえば、すべてのリンク
の状態が不明であればリンクセットの状態も不明であ
る。また、一つでもリンクの状態が正常であればリンク
セットの状態も正常である。また、すべてのリンクの状
態が障害であればリンクセットの状態も障害である。な
お、ネットワーク内のリソース状態の管理やネットワー
ク管理の目的においては、少なくとも一つのリンクの状
態が正常であり、かつ他のリンクの状態が不明または障
害であるとき、リンクセットの状態を部分障害と定義す
ることができる。
【0035】つぎに、上記リンクセットを用いた場合に
おける簡易ルーティング方法を図面にしたがって説明す
る。図6は、本実施の形態における簡易ルーティング方
法を示す図であり、特に、リンクセットを用いた場合の
フラッディング動作を示している。なお、フラッディン
グとは、接続するすべてのノードにメッセージを通知す
る動作であり、メッセージを送信したノード以外のすべ
ての隣接ノードにメッセージを送信することにより実現
する。また、ループに対しては、シーケンス番号や配布
時刻を設定する等の対策を施し、この状態でメッセージ
の最新性を判別することによりこの問題を回避する。
【0036】まず、ノード1とノード2の間では、前述
の実施の形態1と同様に、ルーティングプロトコルを実
行することにより、Helloメッセージ50、60に
よるリンクの接続確認(認証)を行う。このとき、図3
に示すように正しく認証が行われた場合、たとえば、ノ
ード2のルーティング機能部110では、トポロジー管
理部120に対して、リンク状態が“正常”であること
を、状態通知200を用いて通知する。そして、状態通
知200を受け取ったトポロジー管理部120では、状
態通知200と以前のトポロジーの状態とを比較し、ト
ポロジーの状態が変化したかどうかを判断する。
【0037】なお、装置起動時には、トポロジー管理部
120の管理するリンクセットの初期状態を不明として
おくことにより、認証が完了してルーティング機能部1
10から通知されるリンクの状態が“正常”であるた
め、上記のように、リンクセットの状態も“正常”とな
る。すなわち、トポロジー管理部120では、トポロジ
ーの状態に変化があったと判断する。
【0038】つぎに、トポロジーの状態に変化があった
と判断したトポロジー管理部120では、リンクセット
の状態が“正常”に変化したことを示す状態変化通知2
10をルーティング機能部110に対して通知する。状
態変化通知210を受け取ったルーティング機能部11
0では、この通知に基づいてフラッディング用のFlo
odメッセージ70を生成し、フラッディング動作を行
う。このとき、このノード2は、Floodメッセージ
70を他ノードから受信したわけではないので、隣接す
るすべてのノードである、たとえば、ノード1とノード
3に対して、フラッディング動作を行う。
【0039】このように、本実施の形態においては、状
態が変化したかどうかの判断をトポロジー管理部120
に委ねることにより、この判断を、ルーティング機能部
110のプロトコルに依存することなく行える。これ
は、ルーティング機能部110に、標準プロトコルや他
のルーティングプロトコルを実装できるようになる、こ
とを意味する。
【0040】つぎに、ノード2からノード3へ送信され
たFloodメッセージ70は、ノード3のルーティン
グ機能部110で処理され、処理結果が、トポロジー管
理部120に対して状態通知201として通知される。
その後、状態通知201を受け取ったトポロジー管理部
120では、フラッディングの判定を行う。すなわち、
フラッディングを制御するためのシーケンス番号や配布
時刻等が最新であればフラッディングの判定結果220
をルーティング機能部110へ通知する。
【0041】そして、ノード3のルーティング機能部1
10では、ノード2から受け取ったFloodメッセー
ジ70を隣接する他のノードであるノード4に送信す
る。その後、ノード1およびノード4においても、ノー
ド3と同様の処理を行い、隣接する他のノードが存在し
なくなった段階で、フラッディング動作を終了する。
【0042】つぎに、ノード1とノード2を接続するも
う一つのリンク(図5参照)であるリンク1bとリンク
2bの認証が正常に行なわれ、ノード2のルーティング
機能部110が、トポロジー管理部120に対して状態
通知200を通知した場合の動作について説明する。こ
のような場合、状態通知200により通知されたリンク
の状態は、“正常”を示しているが、先に説明したとお
り、現在のリンクセットの状態が既に“正常”であるた
め、改めてリンクセットの状態を変える必要がない。そ
こで、本実施の形態においては、トポロジー管理部12
0が、ネットワークの状態に変化がなかった、と判断す
る。
【0043】そのため、本実施の形態においては、一度
“正常”と判断されたリンクを含むリンクセットの、他
のリンクが“正常”と判断された場合においても、状態
変化通知210をルーティング機能部110へ通知する
ことなく、これに伴って、フラッディング動作も行わな
い。
【0044】つぎに、上記にように、2本のリンクが正
常に接続された状態で、リンク1bとリンク2bの間に
回線断等の障害が発生した場合の動作について説明す
る。このような場合、ルーティング機能部110では、
トポロジー管理部120に対して“障害”が発生したこ
とを示す状態通知200を通知する。このとき、通知さ
れたリンクの状態は、“障害”を示しているが、先に説
明したとおり、リンクセットの状態が既に“正常”であ
るため、トポロジー管理部120は、ここで、状態の変
化が起きている可能性がある、と判断する。しかしなが
ら、リンク1aとリンク1bの間が、現在も“正常”な
状態であるため、トポロジー管理部120は、ここで
も、リンクセットの状態変化が起きていない、と判断す
る。
【0045】そのため、本実施の形態においては、2本
のリンクが正常に接続された状態で、一方のリンクに障
害が発生し、そのリンクが“障害”と判断された場合に
おいても、状態変化通知210をルーティング機能部1
10へ通知することなく、これに伴って、フラッディン
グ動作も行わない。
【0046】このように、本実施に形態においては、複
数のリンクを1つに束ねたリンクセットを用い、たとえ
ば、ノード間の接続関係をリンクセットで判断し、ネッ
トワークの状態監視をリンクで表現することにより、ノ
ード間に接続されるリンクが複数になった場合、また
は、複数のリンクが正常に接続された状態であるリンク
に障害が発生した場合、に送信されるFloodメッセ
ージの量を削減することが可能となる。これにより、前
述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さ
らに、ルーティングプロトコルの実行による制御メッセ
ージの削減、およびネットワーク全体のトラフィック量
の軽減、を実現することが可能となる。
【0047】実施の形態3.図7は、本発明にかかる通
信ネットワーク装置を用いたネットワークの構成を示す
図である。本実施の形態では、先に説明した実施の形態
2において、制御メッセージの軽減を実現するために用
いたリンクセットを、ネットワークトポロジーの表現に
用いる。なお、本実施の形態については、先に説明した
図6の通信ネットワークと同様の構成を用いるため、内
部の構成については、同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0048】図8は、上記図7のネットワークにおける
リンクセットの接続を示す図である。たとえば、本実施
の形態における簡易ルーティング方法において、上記ネ
ットワークを構成する各ノードには、ノード間を接続し
ているユニークなリンクセット番号40と、リンクセッ
トを構成する一方の接続ノードに関する情報41と、他
方の接続ノードに関する情報42、が与えられる。これ
らの情報を、ネットワークを構成するすべてのノードに
与えることにより、ノード間の接続が一意に決きめるこ
とができる。そして、各ノードにおいては、与えられた
これらのリンクセット番号を用いることにより、ネット
ワークトポロジーを認識することができる。なお、ノー
ド間に複数のリンクセットが存在する場合には、それら
は同じノードで接続される。
【0049】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1および2と同様の効果が得られるとともに、
さらに、ネットワークの状態を管理する目的で、各ノー
ドが上記リンクセットの情報を持つことにより、他ノー
ドのリンクの情報を持つ必要がなくなり、情報量を大幅
に削減することが可能となる。また、本実施の形態にお
いては、前述の認証情報テーブルに図8に示すリンクセ
ットの情報を含めることにより、実施の形態1における
各ノード間のリンクの接続確認(認証)に加えて、さら
に、ネットワーク全体の認証が可能となる。
【0050】実施の形態4.図9は、本実施の形態にお
ける簡易ルーティング方法を示す図である。なお、本実
施の形態については、先に説明した図1の通信ネットワ
ーク装置と同様の構成を用いるため、内部の構成につい
ては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】たとえば、実施の形態2においては、複数
のリンクを1つに束ねたリンクセットを用い、たとえ
ば、ノード間の接続関係をリンクセットで判断し、ネッ
トワークの状態監視をリンクで表現することにより、デ
ータ転送プロトコルによるエンドtoエンドの経路選択
を容易に実現する。しかしながら、リンクセットについ
ては、リンクの状態を反映しているため、リンクセット
が利用可能であれば、同様にリンクも利用可能となる。
そこで、本実施の形態においては、ノードを経由する経
路についてはリンクセットを用いて選択し、送信回線に
ついては各ノードが管理するリンクを用いて選択する。
これは、リンクセットがノード間で一つであれば、ノー
ドを経由する経路をノード列で表現できる、ことを意味
する。
【0052】以下、本実施の形態における簡易ルーティ
ング方法を図面にしたがって詳細に説明する。ここで
は、図9に示すノード1からノード4へデータ転送、ま
たは呼設定を行う。
【0053】たとえば、ノード1のルーティング機能部
110では、ノード4までの経路を、「リンクセット1
2→リンクセット15」、と指定する。または、リンク
セット列をノード列に置き換えて、「ノード1→ノード
2→ノード4」、と指定する。なお、ノード1およびノ
ード4については、送信元情報および宛先情報に含まれ
ていれば省略が可能である。また、ノード1について
は、最初に送信する送信元ノード、という意味でも、省
略可能である。
【0054】つぎに、ノード1のデータ転送機能部13
0では、ノード2への回線を、ノード2に至るリンクセ
ット12に含まれるリンク1aまたは1bから一つだけ
選択して、選択した回線を用いて、データまたは呼設定
メッセージを送信する。同様に、ノード2のデータ転送
機能部130では、ノード4への回線を、ノード4に至
るリンクセット15に含まれるリンク2またはリンク2
dから一つだけ選択して、選択した回線を用いて、デー
タまたは呼設定メッセージを送信する。
【0055】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1〜3と同様の効果が得られるとともに、さら
に、ルーティング機能部110がルーティングプロトコ
ルを実行し、データ転送機能部130がデータ転送プロ
トコルを実行することにより、各機能部において、ネッ
トワーク内のすべてのリンク情報を把握する必要がなく
なるため、ネットワークの経路選択や回線選択に要する
処理時間の短縮、および情報量の削減を実現することが
可能となる。
【0056】実施の形態5.たとえば、前述の実施の形
態2の簡易ルーティング方法のように、フラッディング
動作を用いてネットワーク全体のトポロジー情報を収集
する場合(図6参照)は、必ず伝播遅延が生じる。特
に、装置起動時には、その状況が顕著になる。そのた
め、装置起動時には、データ転送機能部130がデータ
転送プロトコルを実行し、使用可能な回線が存在する場
合でも、トポロジー管理部120において、使用可能な
経路が存在しない、と判断してしまう。そこで、本実施
の形態においては、他ノードに関するリンクセットの初
期状態を予め“正常”としておくことにより、状態収集
を行う以前に、あたかも正常な通信経路が存在していた
かのようにふるまう。
【0057】このように、本実施の形態においては、実
施の形態1〜4と同様の効果が得られるとともに、さら
に、装置起動時等のように、ネットワークの状態を確定
できない状態の場合、他ノードに関するリンクセットの
初期状態を予め“正常”としておき、この状態で、転送
処理を試行することにより、迅速な呼設定またはデータ
転送を実現する。
【0058】実施の形態6.たとえば、リンクセット
は、ノード間において必ず一対であるため、特定の方向
性を持つ。これは、リンクセットの方向単位に、状態あ
るいはコストを管理できることを意味する。具体的にい
うと、たとえば、上り方向が障害のため通信不能であっ
た場合においても、下り方向が正常で通信可能となる場
合がある。また、上り方向における帯域等のリソースが
不足して通信不能であった場合においても、下り方向に
おける帯域等のリソースに余裕があり通信可能となる場
合がある。
【0059】しかしながら、方向毎のコストを必要とし
ない対称なリンクセットや、状態が各方向で一致するリ
ンクセット、を運用する場合には、各ノードが、各方向
において認識する状態が同じである必要がある。そこ
で、本実施の形態においては、各方向のリンクセットの
状態をマージすることにより、リンクセットの状態を悪
い方の状態に統一する。
【0060】図10は、実施の形態6の簡易ルーティン
グ方法において、各方向のリンクセットの状態をマージ
する場合の一例を示す図であり、たとえば、相手方向へ
のリンクセットの状態30と、相手方向からのリンクセ
ットの状態31と、マージ状態32で表現される。な
お、自ノードから相手ノードへのリンクセットの状態3
0は、不明、障害、部分障害、および正常の4つであ
り、同様に、相手ノードから自ノードへのリンクセット
の状態31も、不明、障害、部分障害、および正常の4
つであり、マージ状態32は、いずれか一方の悪い方へ
状態をあわせる。これにより、マージ状態32が“正
常”な場合には、両方向のデータ転送を確実に実行でき
る。
【0061】このように、本実施の形態においては、ネ
ットワークの状態として、両方向の状態を反映したマー
ジ状態32を持つことにより、方向毎のコストを必要と
しない対称なリンクセットや、状態が各方向で一致する
リンクセット、を運用するような場合にも容易に適用で
き、このような場合におけるデータ転送を確実に実行す
ることができる。また、ネットワークトポロジーの状態
表現を簡潔にすることができるため、ネットワークの判
定処理時間の短縮、および情報量の削減を実現すること
が可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、前記ネットワークトポロジーに関する情報、すなわ
ち、認証情報テーブルを、各ノードのトポロジー管理手
段が管理し、相手装置のルーティング手段からのメッセ
ージと認証情報テーブルとを比較することにより、ネッ
トワーク管理者の意思どおりに、各通信ネットワーク装
置が正確に接続されていることを保証可能な通信ネット
ワーク装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0063】つぎの発明によれば、複数のリンクを1つ
に束ねたリンクセットを用い、たとえば、ノード間の接
続関係をリンクセットで判断し、ネットワークの状態監
視をリンクで表現することにより、ノード間に接続され
るリンクが複数になった場合、または、複数のリンクが
正常に接続された状態であるリンクに障害が発生した場
合、に送信される制御メッセージの量を削減することが
可能となる。これにより、さらに、ルーティングプロト
コルの実行による制御メッセージの削減、およびネット
ワーク全体のトラフィック量の軽減、を実現することが
可能な通信ネットワーク装置を得ることができる、とい
う効果を奏する。
【0064】つぎの発明によれば、さらに、ネットワー
クの状態を管理する目的で、各ノードが、ネットワーク
を構成する個々のリンクセットに関する情報と、各リン
クセットに接続する両端の接続ノードに関する情報と、
を持つことにより、他ノードのリンクに関する情報を持
つ必要がなくなり、情報量を大幅に削減することが可能
な通信ネットワーク装置を得ることができる、という効
果を奏する。
【0065】つぎの発明によれば、認証情報テーブル
に、ネットワークを構成する個々のリンクセットに関す
る情報と、各リンクセットに接続する両端の接続ノード
に関する情報と、を含めることにより、さらに、ネット
ワーク全体の認証が可能な通信ネットワーク装置を得る
ことができる、という効果を奏する。
【0066】つぎの発明によれば、さらに、ルーティン
グ手段がルーティングプロトコルを実行し、データ転送
手段がデータ転送プロトコルを実行することにより、各
手段において、ネットワーク内のすべてのリンク情報を
把握する必要がなくなるため、ネットワークの経路選択
や回線選択に要する処理時間の短縮、および情報量の削
減を実現することが可能な通信ネットワーク装置を得る
ことができる、という効果を奏する。
【0067】つぎの発明によれば、さらに、装置起動時
等のように、ネットワークの状態を確定できない状態の
場合、他ノードに関するリンクセットの初期状態を予め
“正常”としておき、この状態で、転送処理を試行する
ことにより、迅速な呼設定またはデータ転送を実現可能
な通信ネットワーク装置を得ることができる、という効
果を奏する。
【0068】つぎの発明によれば、ネットワークの状態
として、両方向の状態を反映することにより、方向毎の
コストを必要としない対称なリンクセットや、状態が各
方向で一致するリンクセット、を運用するような場合に
おいても、容易に適用でき、このような場合におけるデ
ータ転送を確実に実行することが可能な通信ネットワー
ク装置を得ることができる、という効果を奏する。ま
た、ネットワークトポロジーの状態表現を簡潔にするこ
とができるため、ネットワークの判定処理時間の短縮、
および情報量の削減を実現することが可能な通信ネット
ワーク装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0069】つぎの発明によれば、前記ネットワークト
ポロジーに関する情報、すなわち、認証情報テーブル
を、各ノードのトポロジー管理ステップにて管理し、相
手装置からのメッセージと認証情報テーブルとを比較す
ることにより、ネットワーク管理者の意思どおりに、各
通信ネットワーク装置が正確に接続されていることを保
証可能な簡易ルーティング方法を得ることができる、と
いう効果を奏する。
【0070】つぎの発明によれば、複数のリンクを1つ
に束ねたリンクセットを用い、たとえば、ノード間の接
続関係をリンクセットで判断し、ネットワークの状態監
視をリンクで表現することにより、ノード間に接続され
るリンクが複数になった場合、または、複数のリンクが
正常に接続された状態であるリンクに障害が発生した場
合、に送信される制御メッセージの量を削減することが
可能となる。これにより、さらに、ルーティングプロト
コルの実行による制御メッセージの削減、およびネット
ワーク全体のトラフィック量の軽減、を実現することが
可能な簡易ルーティング方法を得ることができる、とい
う効果を奏する。
【0071】つぎの発明によれば、さらに、ネットワー
クの状態を管理する目的で、各ノードが、ネットワーク
を構成する個々のリンクセットに関する情報と、各リン
クセットに接続する両端の接続ノードに関する情報と、
を持つことにより、他ノードのリンクに関する情報を持
つ必要がなくなり、情報量を大幅に削減することが可能
な簡易ルーティング方法を得ることができる、という効
果を奏する。
【0072】つぎの発明によれば、認証情報テーブル
に、ネットワークを構成する個々のリンクセットに関す
る情報と、各リンクセットに接続する両端の接続ノード
に関する情報と、を含めることにより、さらに、ネット
ワーク全体の認証が可能な簡易ルーティング方法を得る
ことができる、という効果を奏する。
【0073】つぎの発明によれば、さらに、ルーティン
グステップにてルーティングプロトコルを実行し、デー
タ転送ステップにてデータ転送プロトコルを実行するこ
とにより、各ステップにおいて、ネットワーク内のすべ
てのリンク情報を把握する必要がなくなるため、ネット
ワークの経路選択や回線選択に要する処理時間の短縮、
および情報量の削減を実現することが可能な簡易ルーテ
ィング方法を得ることができる、という効果を奏する。
【0074】つぎの発明によれば、さらに、装置起動時
等のように、ネットワークの状態を確定できない状態の
場合、他ノードに関するリンクセットの初期状態を予め
“正常”としておき、この状態で、転送処理を試行する
ことにより、迅速な呼設定またはデータ転送を実現可能
な簡易ルーティング方法を得ることができる、という効
果を奏する。
【0075】つぎの発明によれば、ネットワークの状態
として、両方向の状態を反映することにより、方向毎の
コストを必要としない対称なリンクセットや、状態が各
方向で一致するリンクセット、を運用するような場合に
おいても、容易に適用でき、このような場合におけるデ
ータ転送を確実に実行することが可能な簡易ルーティン
グ方法を得ることができる、という効果を奏する。ま
た、ネットワークトポロジーの状態表現を簡潔にするこ
とができるため、ネットワークの判定処理時間の短縮、
および情報量の削減を実現することが可能な簡易ルーテ
ィング方法を得ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる通信ネットワーク装置の構成
を示す図である。
【図2】 実施の形態1の簡易ルーティング方法を示す
図である。
【図3】 実施の形態1に用いられる認証情報テーブル
のフォーマットの具体例を示す図である。
【図4】 正しく設定されていない認証情報テーブルの
具体例を示す図である。
【図5】 実施の形態2において使用するリンクセット
を説明するための図である。
【図6】 実施の形態2の簡易ルーティング方法を示す
図である。
【図7】 本発明にかかる通信ネットワーク装置を用い
た実施の形態3のネットワーク構成を示す図である。
【図8】 図7のネットワーク構成におけるリンクセッ
トの接続を示す図である。
【図9】 実施の形態4の簡易ルーティング方法を示す
図である。
【図10】 実施の形態6の簡易ルーティング方法にお
いて、各方向のリンクセットの状態をマージする場合の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 ノード、1a,1b,2a,2b,2
c,2d,4a,4bリンク、11,21 認証情報テ
ーブル、11a,21a 自情報、11b,21b 相
手情報、12,13,14,15 リンクセット、3
0,31 状態、32 マージ状態、40 リンクセッ
ト番号、41,42 接続ノード、50,60 Hel
loメッセージ、70 Floodメッセージ、110
ルーティング機能部、120 トポロジー管理部、1
30 データ転送機能部、200,201 状態通知、
210 状態変化通知、220 判定結果。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーティングプロトコルを実行するルー
    ティング手段と、 ネットワークトポロジーに関する情報を管理するトポロ
    ジー管理手段と、 データ転送プロトコルを実行するデータ転送手段と、 を備え、 前記ルーティング手段が、予め設定された前記ネットワ
    ークトポロジーに関する情報である認証情報テーブル
    と、通信相手のルーティング手段から送信される認証に
    関するメッセージと、を比較することにより、相互に接
    続されたノードとリンクの認証を行うこと特徴とする通
    信ネットワーク装置。
  2. 【請求項2】 前記ルーティング手段が、前記リンクを
    用いてネットワーク状態の監視を行い、 前記認証後、前記トポロジー管理手段が、複数のリンク
    を一つに束ねたリンクセットを用いて、ネットワークの
    状態が変化したかどうかを判断することを特徴とする請
    求項1に記載の通信ネットワーク装置。
  3. 【請求項3】 前記リンクセットによりネットワークが
    構成される場合、前記トポロジー管理手段は、前記ネッ
    トワークを構成する個々のリンクセットに関する情報
    と、各リンクセットに接続する両端の接続ノードに関す
    る情報と、を関連付けて管理することを特徴とする請求
    項2に記載の通信ネットワーク装置。
  4. 【請求項4】 前記認証情報テーブルに、前記関連付け
    られた個々の情報を含めることを特徴とする請求項3に
    記載の通信ネットワーク装置。
  5. 【請求項5】 経路については、前記ルーティング手段
    がリンクセットを用いて選択し、送信回線については、
    前記データ転送手段がリンクを用いて選択することを特
    徴とする請求項2、3または4に記載の通信ネットワー
    ク装置。
  6. 【請求項6】 装置起動時、リンクセットの初期状態を
    予め正常とし、前記データ転送手段は、この状態で転送
    処理を試行することを特徴とする請求項2〜5のいずれ
    か一つに記載の通信ネットワーク装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークの状態がリンクセットの方
    向単位に異なる場合、両方向の状態を反映した状態を、
    そのネットワークの状態として定義することを特徴とす
    る請求項2〜6のいずれか一つに記載の通信ネットワー
    ク装置。
  8. 【請求項8】 ルーティングプロトコルを実行するルー
    ティングステップと、ネットワークトポロジーに関する
    情報を管理するトポロジー管理ステップと、データ転送
    プロトコルを実行するデータ転送ステップと、を含む簡
    易ルーティング方法にあっては、 前記ルーティングステップにて、予め設定された前記ネ
    ットワークトポロジーに関する情報である認証情報テー
    ブルと、通信相手から送信される認証情報に関するメッ
    セージと、を比較することにより、相互に接続されたノ
    ードとリンクの認証を行うこと特徴とする簡易ルーティ
    ング方法。
  9. 【請求項9】 前記ルーティングステップにて、前記リ
    ンクを用いてネットワーク状態の監視を行い、 前記認証後、前記トポロジー管理ステップにて、複数の
    リンクを一つに束ねたリンクセットを用いて、ネットワ
    ークの状態が変化したかどうかを判断することを特徴と
    する請求項8に記載の簡易ルーティング方法。
  10. 【請求項10】 前記リンクセットによりネットワーク
    が構成される場合、前記トポロジー管理ステップでは、
    前記ネットワークを構成する個々のリンクセットに関す
    る情報と、各リンクセットに接続する両端の接続ノード
    に関する情報と、を関連付けて管理することを特徴とす
    る請求項9に記載の簡易ルーティング方法。
  11. 【請求項11】 前記認証情報テーブルに、前記関連付
    けられた個々の情報を含めることを特徴とする請求項1
    0に記載の簡易ルーティング方法。
  12. 【請求項12】 経路については、前記ルーティングス
    テップにてリンクセットを用いて選択し、送信回線につ
    いては、前記データ転送ステップにてリンクを用いて選
    択することを特徴とする請求項9、10または11に記
    載の簡易ルーティング方法。
  13. 【請求項13】 装置起動時、リンクセットの初期状態
    を予め正常とし、前記データ転送ステップでは、この状
    態で転送処理を試行することを特徴とする請求項9〜1
    2のいずれか一つに記載の簡易ルーティング方法。
  14. 【請求項14】 ネットワークの状態がリンクセットの
    方向単位に異なる場合、両方向の状態を反映した状態
    を、そのネットワークの状態として定義することを特徴
    とする請求項9〜13のいずれか一つに記載の簡易ルー
    ティング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7860049B2 (en) 2004-11-30 2010-12-28 Nec Corporation Method for controlling communication route of wireless multi-hop network system and communication terminal

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