JP2001148297A - 電気力線放射式除電器及びその放電電極 - Google Patents
電気力線放射式除電器及びその放電電極Info
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- JP2001148297A JP2001148297A JP24604599A JP24604599A JP2001148297A JP 2001148297 A JP2001148297 A JP 2001148297A JP 24604599 A JP24604599 A JP 24604599A JP 24604599 A JP24604599 A JP 24604599A JP 2001148297 A JP2001148297 A JP 2001148297A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静電気による複数の各々別々な場所の帯電を
同時に除去する除電器を得る。 【解決手段】 小型軽量小電力の高電圧電源を本体とし
この出力側に複数個のリード線付き放電電極を取り付
け、各放電電極の放射口を、各々別々な帯電場所に合わ
せて取り付ける。 放電口より帯電物体の帯電極性と反
対の極性の電気力線を放射し、この雰囲気の極性で帯電
体の帯電を中和して除去する。
同時に除去する除電器を得る。 【解決手段】 小型軽量小電力の高電圧電源を本体とし
この出力側に複数個のリード線付き放電電極を取り付
け、各放電電極の放射口を、各々別々な帯電場所に合わ
せて取り付ける。 放電口より帯電物体の帯電極性と反
対の極性の電気力線を放射し、この雰囲気の極性で帯電
体の帯電を中和して除去する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、高電圧を放電電極
に印加し空間及び真空内に電気力線を放射しこの場の雰
囲気と反対極性の帯電体の帯電とが中和し除電する除電
器である。１台の除電器本体の出力に複数の放電電極を
取り付けて各々別々な帯電場所に放射口を向けて固定し
電気力線を放射すると全帯電を同時に除去する。
に印加し空間及び真空内に電気力線を放射しこの場の雰
囲気と反対極性の帯電体の帯電とが中和し除電する除電
器である。１台の除電器本体の出力に複数の放電電極を
取り付けて各々別々な帯電場所に放射口を向けて固定し
電気力線を放射すると全帯電を同時に除去する。
【０００２】
【従来の技術】従来の除電器は本体内に於いて高電圧で
コロナ放電により空気をイオン化し、このイオンを空気
圧で放射し、このイオンにより帯電体の帯電を除去す
る。
コロナ放電により空気をイオン化し、このイオンを空気
圧で放射し、このイオンにより帯電体の帯電を除去す
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の除電電極は、高
電圧によるコロナ放電や空気圧が必要で使用電力が５０
Ｗ位である。 イオン放電面が本体の１面であるのみ
で、空気圧により除電有効イオン量が到達した所にある
帯電体の帯電を除去する。 産業上の工程中帯電の発生
する個所は、複数でありこの時の除電にはその数だけの
除電器が必要である。この設置場所の点や設備費、使用
電力量等が多くなる。 又空気が殆ど無い真空中の除電
が不可能等の問題点がある。
電圧によるコロナ放電や空気圧が必要で使用電力が５０
Ｗ位である。 イオン放電面が本体の１面であるのみ
で、空気圧により除電有効イオン量が到達した所にある
帯電体の帯電を除去する。 産業上の工程中帯電の発生
する個所は、複数でありこの時の除電にはその数だけの
除電器が必要である。この設置場所の点や設備費、使用
電力量等が多くなる。 又空気が殆ど無い真空中の除電
が不可能等の問題点がある。
【０００４】本発明は小型小電力の高圧電源を本体とし
コロナ放電や空気圧等不用で使用電力は２Ｗ位である。
１台の本体の出力に複数のリード線付き小形放電電極
が各々別々に自由自在移動ができ、各く帯電場所に合わ
せて設置し全帯電を同時に除電することができる。 本
体は小型軽量で１台だけで、この設置場所の点、放電電
極も小型軽量でリード線付きのため取付場所の心配なく
自由に帯電位置に合わせて設置ができ設備費が安価であ
る。 電気力線放射式除電器のため空間及び真空内の除
電ができる除電器の製造方法を提供することを目的とし
ている。
コロナ放電や空気圧等不用で使用電力は２Ｗ位である。
１台の本体の出力に複数のリード線付き小形放電電極
が各々別々に自由自在移動ができ、各く帯電場所に合わ
せて設置し全帯電を同時に除電することができる。 本
体は小型軽量で１台だけで、この設置場所の点、放電電
極も小型軽量でリード線付きのため取付場所の心配なく
自由に帯電位置に合わせて設置ができ設備費が安価であ
る。 電気力線放射式除電器のため空間及び真空内の除
電ができる除電器の製造方法を提供することを目的とし
ている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は小型軽量小電力の高圧電源を本体として、
この出力側に複数の小型軽量のリード線付き放電電極を
取り付ける。 放電電極は、丸棒等（丸棒及び丸パイプ
を明細書で丸棒等と記載する）の外周上に丸棒等の長さ
方向に対し半円位移動する放電電極を取り付けたもので
ある。
に、本発明は小型軽量小電力の高圧電源を本体として、
この出力側に複数の小型軽量のリード線付き放電電極を
取り付ける。 放電電極は、丸棒等（丸棒及び丸パイプ
を明細書で丸棒等と記載する）の外周上に丸棒等の長さ
方向に対し半円位移動する放電電極を取り付けたもので
ある。
【０００６】放電電極と丸棒等とを２個の固定片で挟み
組み立てた放電電極は丸棒等の長さ方向や丸棒等を中心
として回転状に移動する。
組み立てた放電電極は丸棒等の長さ方向や丸棒等を中心
として回転状に移動する。
【０００７】放電電極の電気力線の放射方向を丸棒等の
長さ方向並びに丸棒等を中心として回転状態に自由自在
に設置が容易である。
長さ方向並びに丸棒等を中心として回転状態に自由自在
に設置が容易である。
【０００８】１本の丸棒等に複数個の放電電極を設置し
たものの本数を増加し、これらを異形物体や大形物体の
形状面の各帯電位置に各々別々な放電電極の放射口を合
わせて設置固定することは容易である。
たものの本数を増加し、これらを異形物体や大形物体の
形状面の各帯電位置に各々別々な放電電極の放射口を合
わせて設置固定することは容易である。
【０００９】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１において、除電器本
体１０として小型軽量小電力の圧電トランス電源の出力
を＋−の直流高電圧としたものを使用しこの出力側に放
電電極１のリード線９を取り付ける。 除電器本体１０
の入力側に直流電源１４より送電する。
づき図面を参照して説明する。図１において、除電器本
体１０として小型軽量小電力の圧電トランス電源の出力
を＋−の直流高電圧としたものを使用しこの出力側に放
電電極１のリード線９を取り付ける。 除電器本体１０
の入力側に直流電源１４より送電する。
【００１０】図２において丸棒等３の外周に固定台４の
中央部を１回転弱捲き放電電極１の上部と下部とを固定
台４の先端部上下で挟み、放電電極１の放射口２を帯電
物体１３より１０ｃｍ位離して決定しネジ５で締め付け
固定する。
中央部を１回転弱捲き放電電極１の上部と下部とを固定
台４の先端部上下で挟み、放電電極１の放射口２を帯電
物体１３より１０ｃｍ位離して決定しネジ５で締め付け
固定する。
【００１１】図３において放電電極１の放射口２内にあ
る放射針状１１よりリード線９を介し除電器本体１０の
出力側に接続する。
る放射針状１１よりリード線９を介し除電器本体１０の
出力側に接続する。
【００１２】図３において放電電極１の放射口２より下
部の左面右面に対照位置にそれぞれ円形凹部７を設け
る。
部の左面右面に対照位置にそれぞれ円形凹部７を設け
る。
【００１３】固定片６の１端は丸棒等３の外周に合う半
円以下の内周円と、他端には放電電極１の左面右面等に
ある円形凹部に入る円形凸部８がある。
円以下の内周円と、他端には放電電極１の左面右面等に
ある円形凹部に入る円形凸部８がある。
【００１４】２個の固定片６で丸棒等３の外周と放電電
極１の円形凹部７に合わせて挟み放電電極１の放射口２
の方向を決定しネジ５で締め付け固定する。
極１の円形凹部７に合わせて挟み放電電極１の放射口２
の方向を決定しネジ５で締め付け固定する。
【００１５】放電電極１はリード線９付きで１台の除電
器本体１０に複数個使用することができる。
器本体１０に複数個使用することができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００１７】放電電極１の放射口２の内部にある放射針
状１１より空間を介し他の導電体間に電気力線１２が放
射されて、この空間にある帯電物体１３の帯電を除去す
る。
状１１より空間を介し他の導電体間に電気力線１２が放
射されて、この空間にある帯電物体１３の帯電を除去す
る。
【００１８】真空内に放電電極１の放射口２の内部にあ
る放射針等１１より同真空内を介し導電体間に電気力線
１２が放射されて、同真空内が放射されている電気力線
と同一極性の雰囲気となり、これと反対極の帯電を中和
し除電する。
る放射針等１１より同真空内を介し導電体間に電気力線
１２が放射されて、同真空内が放射されている電気力線
と同一極性の雰囲気となり、これと反対極の帯電を中和
し除電する。
【００１９】丸棒等に対し除電電極の放射口の方向が自
由自在に偏向できるため、帯電物体の形状に関係なく各
々別々の帯電位置に合わせられ全帯電を同時に除去す
る。
由自在に偏向できるため、帯電物体の形状に関係なく各
々別々の帯電位置に合わせられ全帯電を同時に除去す
る。
【００２０】放電電極を取り付けた丸棒等の本数を増加
し、これらを各々別々な帯電場所に設置することにより
長尺平面移動の帯電物体、異形物体や大形物体等の各々
別々な帯電場所に放射口を合わせて全帯電を同時に除去
する。
し、これらを各々別々な帯電場所に設置することにより
長尺平面移動の帯電物体、異形物体や大形物体等の各々
別々な帯電場所に放射口を合わせて全帯電を同時に除去
する。
【００２１】放電電極のリード線は１５ｍ前後で１台の
除電器本体に１５組（＋−極で１組）前後取り付けら
れ、これを広げて配置すると相当な範囲となりこの範囲
内の帯電を同時に除電することができる。
除電器本体に１５組（＋−極で１組）前後取り付けら
れ、これを広げて配置すると相当な範囲となりこの範囲
内の帯電を同時に除電することができる。
【００２２】除電器本体は小型軽量で使用電力２Ｗ以下
で、この設置場所として特に必要が無く機械類の空間
に、又放電電極はリード線付きで小型軽量で丸棒等（一
般には水道塩ビパイプ（１３ｍｍ）類で組み立てる）を
取付台としているので設置場所も小さく、帯電場所に接
近して設置できる。
で、この設置場所として特に必要が無く機械類の空間
に、又放電電極はリード線付きで小型軽量で丸棒等（一
般には水道塩ビパイプ（１３ｍｍ）類で組み立てる）を
取付台としているので設置場所も小さく、帯電場所に接
近して設置できる。
【図１】電力線放射式除電器の説明図
【図２】放電電極と丸棒等固定台との関係説明図
【図３】放電電極の構造図
１ 放電電極 ２ 放射口 ３ 丸棒等 ４ 固定台 ５ ネジ ６ 固定片 ７ 円形凹部 ８ 円形凸部 ９ リード線 １０ 除電器の本体 １１ 放射針状 １２ 電気力線 １３ 帯電物体 １４ 直流電源
Claims (4)
- 【請求項１】 除電器の放電電極より、空間又は真空内
に電気力線を放射し、その場の雰囲気極性がこれと反対
極性の帯電体の帯電が中和され除電する、電気力線放射
式除電器及びその放電電極 - 【請求項２】 １個以上放射針状を並べた放電電極から
なる請求項１記載の電気力線放射式除電器及びその放電
電極 - 【請求項３】 丸棒等の長さ方向に半円位移動する、放
電電極を丸棒等の外周に取り付けた請求項１記載の電気
力線放射式除電器の放電電極 - 【請求項４】 放電電極の上下各々面にある円形凹部と
丸棒の外周の上下面各々とを固定する固定片の一端に放
電電極の円形凹部に入る円形凸部を設け、他端に丸棒等
の外周にあった半円内径とよりなる２個の固定片で両者
を挟み固定する請求項３記載の電気力線放射式除電器の
放電電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24604599A JP2001148297A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 電気力線放射式除電器及びその放電電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24604599A JP2001148297A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 電気力線放射式除電器及びその放電電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001148297A true JP2001148297A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=17142655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24604599A Pending JP2001148297A (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 電気力線放射式除電器及びその放電電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001148297A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007258017A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線パターン測定装置 |
| EP1967367A2 (en) | 2000-10-20 | 2008-09-10 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for ink jet recording device |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP24604599A patent/JP2001148297A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1967367A2 (en) | 2000-10-20 | 2008-09-10 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for ink jet recording device |
| EP1972453A2 (en) | 2000-10-20 | 2008-09-24 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for ink jet recording device |
| JP2007258017A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Hitachi High-Technologies Corp | 荷電粒子線パターン測定装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041224 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050802 |