JP2001148176A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2001148176A
JP2001148176A JP33152799A JP33152799A JP2001148176A JP 2001148176 A JP2001148176 A JP 2001148176A JP 33152799 A JP33152799 A JP 33152799A JP 33152799 A JP33152799 A JP 33152799A JP 2001148176 A JP2001148176 A JP 2001148176A
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JP
Japan
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magnetic tape
cassette
flat plate
tape
opening
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Pending
Application number
JP33152799A
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English (en)
Inventor
Kazuo Hiraguchi
和男 平口
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさが異なる磁気テープカセットを装填可
能なハード装置で使用可能な、カセットハーフに変形が
生じ難い磁気テープカセットを提供する。 【解決手段】 磁気テープカセット10,30は、高さ
寸法が同じで平面寸法が異なる大小の複数種類の磁気テ
ープカセットを装填可能なハード装置で使用可能であっ
て、平板と周壁とを有する上下カセットハーフからなる
カセットケースと、カセットケース内に収納される磁気
テープが巻装された一対のテープリールとを備えてい
る。下カセットハーフ13,33の平板13a,33a
には、テープリール下面の環状リブ95,105が嵌挿
される開口14,34が設けられている。そして開口1
4,34の開口面積は、当該開口面積と平板13a,3
3aの面積との和の20〜40%の範囲内に設定されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカセッ
トに関し、詳しくは、大きさが異なる磁気テープカセッ
トを装填可能なハード装置に使用される磁気テープカセ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープカセットには、例えば
β方式やVHS方式のもの或いはデジタル式のもの等、
様々な種類がある。それらの基本的な構成は概ね同様で
あり、磁気テープを巻装した一対のテープリールを上下
カセットハーフからなるカセットケース内に収納した構
成になっている。
【0003】図2に、磁気テープカセットの一例である
DVC(デジタルビデオカセット)の分解斜視図を示
す。磁気テープカセット80は、平板に周壁を立設した
構成の、上カセットハーフ82と下カセットハーフ83
とを備えている。下カセットハーフ83内には、磁気テ
ープTを巻装した一対のテープリール90が回動自在に
支持される。テープリール90は、上フランジ91と下
フランジ92とを有している。
【0004】下カセットハーフ83における前端側(図
中手前側)の開口部81の両側には、テープガイド85
が設けられている。各テープガイド85は、一方のテー
プリール90から送出されて他方のテープリール90に
巻き取られる磁気テープTを案内し、磁気テープTを開
口部81における所定の位置で通過させる。また下カセ
ットハーフ83の平板83aには、後述するテープリー
ル90の環状リブが嵌挿される一対の開口84が設けら
れている。
【0005】上カセットハーフ82には、一対のリール
付勢用板ばね89が、各テープリール90毎に設けられ
る。各リール付勢用板ばね89は上カセットハーフ82
に片持支持され、対応するテープリール90を下カセッ
トハーフ83側に付勢する。また、上カセットハーフ8
2には、下カセットハーフ83の開口部81を覆う蓋部
材であるアウターリッド86、トップリッド87及びイ
ンナーリッド88が開閉自在に取り付けられる。
【0006】以上のような構成部品を含む磁気テープカ
セット80は、VTR(ビデオ・テープ・レコーダー)
等のハード装置100に装填されるが、その際には、ハ
ード装置100に設けられた位置決めピン101が下カ
セットハーフ83に穿設された位置決め孔に嵌挿され、
磁気テープカセット80の位置決めがなされる。
【0007】VTRには、大きさの異なる磁気テープカ
セットを装填可能なものがある。このようなVTRに
は、上下カセットハーフの周壁高さが同一で、平板の広
さが異なる磁気テープカセットを装填できる。上下カセ
ットハーフの周壁高さおよび平板の広さが異なる磁気テ
ープカセットを装填できるものもある。
【0008】図3(A),(B)に、大きさの異なる磁
気テープカセットにおけるテープリールの、下フランジ
の半断面図を示す。これらの図に示すように、小径、大
径の下フランジ92,102はそれぞれ、円板状のフラ
ンジ部93,103の一方の面(図では上面)に略円筒
状のボス部94,104を一体的に突設した構成になっ
ている。これらボス部94,104の外周に磁気テープ
は巻装されていく。
【0009】そして、フランジ部93,103の他方の
面(図では下面)には、当該フランジ部を補強する環状
リブ95、105が設けられており、経年劣化等によっ
て生じる当該フランジ部93,103の変形を防止して
いる。環状リブ95,105の径R1は、フランジ部9
3,103の径R2が大きい程、大きく設定される。場
合によっては、図3(B)に示すように同心円状に他の環
状リブ106が設けられることもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】大きさの異なる磁気テ
ープカセットでは、転送レートや記録時間が異なってお
り、使用するテープリールの大きさが異なる。例えば図
3(B)に示したテープリールには大量の磁気テープを巻
装でき、転送レートを向上したり記録時間を長くしたり
できる。テープリールの大型化に伴いフランジ部103
の径R2が大きくなると、ハード装置を駆動してテープ
リールを回転した際に生じるテープリールの振れによっ
て、当該フランジ部103の周縁端が下カセットハーフ
83に接触し易くなる。このような接触は削れ粉の発生
原因となるため好ましくない。テープリールの振れは、
テープリールの変形に起因するもので、この振れを抑え
るには環状リブ105の径R1を大きくしてテープリー
ルを補強するのが効果的である。しかし、大径の環状リ
ブ105を嵌挿できるように、図2に示した下カセット
ハーフ83における平板83aの開口84の開口面積も
広くしていくと、下カセットハーフ83の剛性が低くな
ってしまい、カセットハーフに反りや捩れ等の変形が生
じ易くなる。
【0011】他方、上下カセットハーフの外形を極力小
型化してハード装置が大型化することを防ぎたいという
要望がある。また、大型の磁気テープカセットの高さを
小型の磁気テープカセットの高さと同一にしてハード装
置(大きさの異なる磁気テープカセットを装填可能なハ
ード装置)の機構を簡略化したいという要望もある。と
ころが、磁気テープカセットの内部空間におけるテープ
リールと上下カセットハーフの平板とのクリアランス
は、既に極めて狭く設定されており、大型の磁気テープ
カセットの高さ寸法を小型のものと同一にしたいという
前記要望を満たすにはカセットハーフ平板の肉厚を薄く
するしかない。しかし、肉厚を薄くするとカセットハー
フの剛性が低くなってしまい、反り等の変形が一層生じ
易くなってしまう。この傾向は、大型の磁気テープカセ
ットほど顕著である。
【0012】本発明は以上のような背景に基づいてなさ
れたものであって、その目的は、高さ寸法が同じで平面
寸法が異なる大小の複数種類の磁気テープカセットを装
填可能なハード装置に使用されるものであって、カセッ
トハーフに反りや捩れ等の変形が生じ難い磁気テープカ
セットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意見当の結
果、下カセットハーフの平板の面積と、当該平板に設け
られた開口の開口面積との比率を所定範囲内とすること
で、反り等の変形を顕著に抑止できることを見出した。
本発明は、高さ寸法が同じで平面寸法が異なる大小の複
数種類の磁気テープカセットを装填可能なハード装置に
使用される前記複数種類のうちの1種であり、平板およ
び周壁を有する上下カセットハーフからなるカセットケ
ースと、前記カセットケース内に収納される磁気テープ
が巻装された一対のテープリールとを備え、前記下カセ
ットハーフの平板に前記テープリール下面の環状リブが
嵌挿される開口を有する磁気テープカセットにおいて、
前記開口の開口面積が、当該開口面積と前記平板の面積
との和の20〜40%の範囲内に設定されていることを
特徴としている。
【0014】特に、上下カセットハーフがABS樹脂か
らなり、それらの平板の肉厚が1.2〜1.4mmであ
る場合、開口の開口面積を前記範囲内に設定すること
で、カセットハーフの変形を顕著に抑止できる。開口の
開口面積が前記範囲内であれば、上下カセットハーフの
強度は確保されるが、例えば、大型の磁気テープカセッ
トにおいては、開口の開口面積を前記範囲内とすること
で、テープリールの環状リブの径を十分に大きく取るこ
とができ、テープリールの変形を確実に防止できる。そ
して、上下カセットハーフに反り等の変形が生じないの
である。
【0015】以上のような構成の磁気テープカセットに
よれば、高さ寸法が同じで平面寸法が異なる大小の複数
種類の磁気テープカセットを装填可能なハード装置に使
用が可能であって、上下カセットハーフに反り等の変形
が生じることはない。また、テープリールが下カセット
ハーフに接触して削れ粉が生じることもない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、既に説明した部材等について
は図中に同一符号又は相当符号を付すことにより説明を
簡略化或いは省略する。図1(A),(B)に、本発明
の実施形態である、高さ寸法が同じで平面寸法が異なる
大小の複数種類の磁気テープカセットを装填可能なハー
ド装置に使用される磁気テープカセットの下面視を示
す。これらの図に示す磁気テープカセット10,30
は、カセットケースの高さを同一に設定されている。
【0017】図1(A)に示した磁気テープカセット1
0の下カセットハーフ13における平板13aの所定箇
所に設けられた一対の開口14には、テープリールの環
状リブ95が嵌挿されている。また、ハード装置の位置
決めピン101(図2参照)が嵌挿される位置決め孔1
9aを有する一対の位置決め部19が設けられている。
位置決め部19の間隔Wは、ハード装置100の位置決
めピン101の間隔に対応している。位置決め部19は
平面視において略環状であって、平板13aの表面より
カセットケース内部空間側(図では紙面に対して奥側)
に位置している。
【0018】そして本実施形態においては、開口14の
開口面積が、当該開口面積と平板13a表面の面積(斜
線部の面積)との和の38%に設定されている。なお、
平板13a表面の面積には、例えば位置決め部19の表
面等、平板13a表面と同一平面でない部分の面積は含
まない。
【0019】図1(B)に示した磁気テープカセット放
送局用DVC30の下カセットハーフ13における平板
13aの所定箇所に設けられた一対の開口34には、テ
ープリールの環状リブ105が嵌挿されている。また、
ハード装置の位置決めピン101(図2参照)が嵌挿さ
れる位置決め孔39aを有する一対の位置決め部39が
設けられている。位置決め部39の間隔Wは、ここでは
図1(A)に示した磁気テープカセット10のそれと同
一に設定されている。そして、開口34の開口面積は、
当該開口面積と平板33a表面の面積(斜線部の面積)
との和の25%に設定されている。
【0020】以上のような構成の磁気テープカセット1
0,30においては、平板13a,33aの開口14,
34の開口面積を、当該開口面積と平板の面積との和の
20〜40%に設定したことで、上下カセットハーフ
の、特に下カセットハーフ13の反り等の変形を顕著に
抑止できる。また、テープリールの環状リブ95,10
5の径を十分に大きく設定でき、テープリールの振れに
よって下フランジが下カセットハーフに接触して削れ粉
が生じることもない。
【0021】なお本発明は、前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、位置決め孔19
a,39aを有する位置決め部19,39の間隔Wが同
一に設定されていたが、異なるものでもよい。また、位
置決め孔を備えずに、ハード装置の位置決めピンが下カ
セットハーフの平板に当接されるようなものであっても
よい。また、本発明の技術思想は、DVCに限らず、他
の業務用(放送局用)ビデオカセットにも適用され、同
様にコンピュータバックアップ用途や民生分野の用途の
カセットにも適用できる。これらビデオカセット(磁気
テープカセット)すべてにおいて、デッキ内で苛酷な温
度変化を受けたり、衝撃的な外力が加わることが想定さ
れる際に有効である。
【0022】
【発明の効果】本発明の磁気テープカセットによれば、
高さ寸法が同じで平面寸法が異なる大小の複数種類の磁
気テープカセットをを装填可能なハード装置に使用が可
能であって、上下カセットハーフに反り等の変形が生じ
ることはない。また、テープリールが下カセットハーフ
に接触して削れ粉が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す下面図である。
【図2】磁気テープカセットの分解断面図である。
【図3】テープリールの半断面図である。
【符号の説明】
10,30 磁気テープカセット 13,33 下カセットハーフ 13a,33a 平板 14,34 開口 95,105 環状リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さ寸法が同じで平面寸法が異なる大小
    の複数種類の磁気テープカセットを装填可能なハード装
    置に使用される前記複数種類のうちの1種であり、平板
    および周壁を有する上下カセットハーフからなるカセッ
    トケースと、前記カセットケース内に収納される磁気テ
    ープが巻装された一対のテープリールとを備え、前記下
    カセットハーフの平板に前記テープリール下面の環状リ
    ブが嵌挿される開口を有する磁気テープカセットにおい
    て、 前記開口の開口面積が、当該開口面積と前記平板の面積
    との和の20〜40%の範囲内に設定されていることを
    特徴とする磁気テープカセット。
JP33152799A 1999-11-22 1999-11-22 磁気テープカセット Pending JP2001148176A (ja)

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