JP2001146192A - プロペラ装置におけるロープカッター - Google Patents

プロペラ装置におけるロープカッター

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JP2001146192A
JP2001146192A JP32937599A JP32937599A JP2001146192A JP 2001146192 A JP2001146192 A JP 2001146192A JP 32937599 A JP32937599 A JP 32937599A JP 32937599 A JP32937599 A JP 32937599A JP 2001146192 A JP2001146192 A JP 2001146192A
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JP
Japan
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propeller
rope cutter
blade
rope
cutting
Prior art date
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Pending
Application number
JP32937599A
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English (en)
Inventor
Taido Sakae
泰道 栄
Atsuhiro Marutani
敦洋 丸谷
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NAKASHIMA ENGINEERING Ltd
Original Assignee
NAKASHIMA ENGINEERING Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗増大に基づく推進力の低下を補償するプ
ロペラ装置におけるロープカッターを提供する。 【解決手段】 プロペラボスの前面に取り付けられるロ
ープカッターにおいて、このロープカッターを、基部の
外周から切断刃を突出させたものにするとともに、少な
くとも、切断刃の部分をプロペラ翼と同じ方向に捩じっ
たことを特徴とするプロペラ装置におけるロープカッタ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロペラ軸に巻き
付くロープや漁網等の異物を切断するロープカッターに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロペラ軸に異物が巻き付くと、抵抗が
増大する上に軸封装置を損傷したりするから、多くの場
合、これらを切断するロープカッターが取り付けられて
いる。このロープカッターには、プロペラボス等に取り
付けられる回転刃と固定的なロープガード等に設けられ
る固定刃とを擦り合わせて鋏のように切断する両刃型と
(実開昭62−070096号公報、実開昭62−17
7598号公報)、回転刃のみによってその衝撃で切断
する単刃型とがある(実開昭57−147198号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】両刃型のものは、切断
性能は良いが、硬い非切断物に遭遇すると、刃同士が変
形して周辺部材を損傷させたり、回転不能になったりす
る欠点がある。又、構造が複雑になって価格が高くなる
問題もある。これに対して単刃型のものは、安価で回転
不能等も来さないが、回転刃を大きく露出させるため、
これが抵抗となって推進性能を低下させるという課題が
ある。本発明は、このような課題を解決するものであ
り、構造の簡単な単刃型のものにおいて、その欠点であ
る推進性能の低下を補償するようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、プロペラボスの前面に取り付けられるロープカッタ
ーにおいて、このロープカッターを、基部の外周から切
断刃を突出させたものにするとともに、少なくとも、切
断刃の部分をプロペラ翼と同じ方向に捩じったことを特
徴とするプロペラ装置におけるロープカッターを提供し
たものである。
【0005】以上の手段により、ロープカッターからも
推進力が派生するから、これを取り付けたがための抵抗
増大に基づく推進性能の低下を補う。加えて、切断刃に
キャンバーを持たせておけば、推進性能は一層高いし、
切断刃をプロペラ翼の間に配設しておけば、プロペラ翼
の間を通って入って来る異物の浸入を抑制するととも
に、切断がより確実になる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すプロペ
ラ装置の一部断面側面図、図2は図1のAーA断面であ
るが、プロペラ装置は、船尾ボス1からプロペラ軸2を
後延させ、プロペラ軸2の後端にプロペラ3を取り付け
たものである。尚、船尾ボス1とプロペラ3までの間
に、浮遊物等からプロペラ軸2を保護するロープガード
4が設けられていることがある(小型船舶等では、これ
が設けられていないものもある)。
【0007】プロペラ3は、プロペラボス5の外周に複
数(2〜6程度)のプロペラ翼6を突出させたものであ
り(本例では3翼)、各プロペラ翼6は所定のリード角
に捩じってある。従って、プロペラ軸2を回転させる
と、プロペラ3は、水から推進力を得る。
【0008】本発明は、以上のプロペラ3に取り付ける
ロープカッター7に関するものであるが、このロープカ
ッター7は、ドーナツ形の基部8の外周に複数の切断刃
9を突出させたものであり、切断刃9の周縁(外周及び
側縁)にはエッジ10が形成してある。この場合の切断
刃9の数は任意であるが、一般には、プロペラ翼6と同
じ数が形成されたものが好ましい。
【0009】ロープカッター7の取付けは、プロペラボ
ス5の前面にその基部8をあてがってボルト11等で縫
い付けて固定する(当然に芯は合わせる)。取付けに際
してのプロペラ翼6に対する切断刃9の位相も任意であ
るが、プロペラ翼6の間に切断刃9が来るように配置す
るのが適する。プロペラ翼6から異物が浸入するのを抑
制できるし、その場合の切断にも好都合であるからであ
る。
【0010】図3は本発明の一例を示すロープカッター
7の切断刃9の平面図であるが、このロープカッター7
は、少なくとも、切断刃9の部分をプロペラと同じ方向
に捩じったものである。こうすることで、ロープカッタ
ー7からもプロペラ翼6と同じ方向の推進力が派生する
から、これを取り付けたがために増大する抵抗の減少に
寄与する。
【0011】図4は本発明の他の例を示すロープカッタ
ー7の切断刃9の平面図であるが、このように、切断刃
9の捩じる部分にキャンバー(膨らみ)を持たすことも
ある。このキャンバーは、切断刃9の回転(正回転)に
伴って水流を後方に押し出す側を凸にする。こうする
と、一層高い推進力を派生できる。
【0012】以上のロープカッター7は、薄い金属板で
十分であり、従って、プレスによる型抜き等で製作でき
る。そこで、この加工時に捩じりやキャンバーも併せて
成形でき、コスト安く製作できる。
【0013】以上は、本発明の基本的な形態であるが、
以下のような改変された形態をとることがある。例え
ば、基部から切断刃にかけて捩じってもよい。但し、プ
ロペラボスよりも大径の部分を捩じらないと意味がない
し、取付けも難しい。更に、このロープカッターは、プ
ロペラボスの中間や後面に取り付けられるものであって
もよい。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ロープカッター
からも推進力が派生するから、これを取り付けたがため
の抵抗増大に基づく推進性能の低下を補う。加えて、切
断刃にキャンバーを持たせておけば、推進性能は一層高
いし、切断刃をプロペラ翼の間に配設しておけば、プロ
ペラ翼の間を通って入って来る異物の浸入を抑制すると
ともに、切断がより確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示すプロペラ装置の一部断面側
面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】本発明の一例を示すロープカッターの要部平面
図である。
【図4】本発明の他の一例を示すロープカッターの要部
平面図である。
【符号の説明】
5 プロペラボス 6 プロペラ翼 7 ロープカッター 8 基部 9 切断刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラボスの前面に取り付けられるロ
    ープカッターにおいて、このロープカッターを、基部の
    外周から切断刃を突出させたものにするとともに、少な
    くとも、切断刃の部分をプロペラ翼と同じ方向に捩じっ
    たことを特徴とするプロペラ装置におけるロープカッタ
    ー。
  2. 【請求項2】 捩じられた部分にキャンバーを持たせた
    請求項1のプロペラ装置におけるロープカッター。
  3. 【請求項3】 切断刃がプロペラ翼の間に配設される請
    求項1又は2のプロペラ装置におけるロープカッター。
JP32937599A 1999-11-19 1999-11-19 プロペラ装置におけるロープカッター Pending JP2001146192A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006115360A1 (en) * 2005-04-26 2006-11-02 Ok-Su Ahn Propeller for a ship
CN105840393A (zh) * 2016-05-16 2016-08-10 嵊泗县陈久海洋生物集养有限公司 一种螺旋桨防缠绕装置
CN108263587A (zh) * 2018-04-03 2018-07-10 中国科学院大气物理研究所 具有切割功能的无人艇推进装置
KR102185395B1 (ko) * 2019-11-19 2020-12-01 (주)백산기계 프로펠러 및 추진축의 로프 절단 장치

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