JP2001145635A - 外科用手術装置 - Google Patents

外科用手術装置

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JP2001145635A
JP2001145635A JP33162399A JP33162399A JP2001145635A JP 2001145635 A JP2001145635 A JP 2001145635A JP 33162399 A JP33162399 A JP 33162399A JP 33162399 A JP33162399 A JP 33162399A JP 2001145635 A JP2001145635 A JP 2001145635A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目的部位へのアプローチ性が向上し,処置の自
由度を向上させることができる外科用手術装置を提供す
ることにある。 【解決手段】挿入部13と,この挿入部13の先端部に
第1の枢支ピン25を支点として回動自在に設けられた
第1の把持部33を有する第1のジョー26と,第1の
ジョー26に第2の枢支ピン28を支点として回動自在
に設けられた第2の把持部34を有する第2のジョー2
9と、第1のジョー26に接続され挿入部13に沿って
進退自在で第1のジョー26を駆動する第1の駆動棒2
1と,第2のジョー29に接続され挿入部13に沿って
進退自在で第2のジョー29を駆動する第2の駆動棒2
2と,挿入部の基端部に設けられ第1及び第2の駆動棒
21,22を駆動する駆動手段とを具備したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、術者が操作する
マスターマニュピレータの動作を遠隔的にスレーブマニ
ュピレータに伝達して外科手術を行う外科用手術装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】マスタースレーブシステムは,患部の内
視鏡画像を観察しながら術者が操作するマスターマニュ
ピレータの動作をマスターマニュピレータ位置計算用コ
ンピュータによって認識し,この認識信号を光ファイバ
ーケーブルを介してスレーブマニピレータ制御用コンピ
ュータを介してスレーブマニュピレータに伝達して外科
手術を行うようになっている。
【0003】このマスタースレーブシステムは,例えば
米国特許第5792135号明細書,同第579790
0号明細書及び同第5807377号明細書に開示され
ている。これらはスレーブマニュピレータを示すもの
で,体腔内に挿入する挿入部の先端部に枢支部を介して
支持部材が回動自在に設けられ,この支持部材に組織や
処置具を把持する把持部材が回動自在に設けられてい
る。
【0004】挿入部の基端部には駆動部が設けられ,こ
の駆動部には複数個のモータが内蔵されている。各モー
タは滑車に掛け渡されたワイヤを介して挿入部先端部の
支持部材及び把持部材の滑車に掛け渡されている。そし
て,モータの回転力を滑車に掛け渡された複数本のワイ
ヤを介して挿入部先端部の支持部材を回動及び把持部材
を開閉駆動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前述し
た従来のスレーブマニュピレータは,駆動部に内蔵され
たモータの回転力を滑車に掛け渡された複数本のワイヤ
を介して先端部の支持部材及び把持部材を駆動するよう
になっている。
【0006】従って,挿入部には複数本のワイヤが挿通
されており、このワイヤがモータの回転力によって押し
引きされるようになっている。このため、挿入部の内部
にワイヤを進退自在に挿通するスペースが必要となり,
挿入部の径が太くなるという問題がある。また、ワイヤ
は引張り力が加わったとき伸びるため,モータを回転駆
動しても支持部材及び把持部材が思う通りに作動しない
こともあり,支持部材及び把持部材を目的部位に確実に
アプローチし,かつ微細に作動させることが困難であ
る。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、体腔内の処置部への
アプローチ性を向上させるとともに,処置の自由度を向
上させることができる外科用手術装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、挿入部と,前記挿入部の先端部に第1の
枢支部を支点として回動自在に設けられた第1の把持部
を有する第1のジョーと,前記第1のジョーに第2の枢
支部を支点として回動自在に設けられた第2の把持部を
有する第2のジョーと、前記第1のジョーに接続され前
記挿入部に沿って進退自在で第1のジョーを駆動する第
1の駆動棒と,前記第2のジョーに接続され前記挿入部
に沿って進退自在で第2のジョーを駆動する第2の駆動
棒と,前記挿入部の基端部に設けられ前記第1及び第2
の駆動棒を駆動する駆動手段とを具備したことを特徴と
する外科用手術装置にある。
【0009】前記構成によれば,第1の駆動棒を前進さ
せ、第2の駆動棒を後退させると,第1のジョーは第1
の枢支部を支点として前方へ回動し、第2のジョーの基
端部を後方へ引くため,第2のジョーが第2の枢支部を
支点として回動する。従って,第1と第2のジョーが挿
入部の延長方向に突出して第1と第2の把持部が閉じ
る。
【0010】また、この状態から,第1の駆動棒をその
ままの状態で,第2の駆動棒を前進させると,第2のジョ
ーの基端部が前方へ押されるため、第2のジョーは第2
の枢支部を支点として回動し,第1と第2の把持部が開
く。従って、第1と第2の駆動棒を進退させることによ
り,第1と第2のジョー開閉させることができる。
【0011】また、第1の駆動棒を後退させると,第1
のジョーは第1の枢支部を支点として回動して挿入部の
軸線に対して略直角に回動する。また,この状態で、第
2の駆動棒を前進させると、第2のジョーは第2の枢支
部を支点として回動して第1と第2の把持部が開く。さ
らに,逆に第2の駆動棒を後退させると、第2のジョー
は第2の枢支部を支点として回動して第1と第2の把持
部が閉じる。
【0012】従って,第1と第2のジョーを挿入部の軸
線に対して略直角に回動変位させた状態においても第1
と第2のジョーを回動して第1と第2の把持部を開閉す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0014】図1〜図4は第1の実施形態を示し,図1
はマスタースレーブシステムの概略的構成図,図2はス
レーブマニュピレータとしての外科用手術装置の要部を
示す側面図,図3は同スレーブマニュピレータの要部の
斜視図,図4は同スレーブマニュピレータの使用状態の
説明図である。
【0015】まず,図1に示すマスタースレーブシステ
ムについて説明すると,1は左右一対のマスターマニュ
ピレータで、2は内視鏡画像が撮像されるモニターであ
る。一対のマスターマニュピレータ1はモニター2を観
察しながら術者が両手で操作できるようになっており,
このマスターマニュピレータ1をXY及びZ方向に移動
すると,その位置データは位置検出器3に入力されるよ
うになっている。この位置検出器3にはマスターマニュ
ピレータ制御用フットスイッチ4が接続されている。
【0016】位置検出器3は信号ケーブル5を介してマ
スターマニュピレータ位置計算用コンピュータ6に接続
され, マスターマニュピレータ位置計算用コンピュータ
6は光ファイバーケーブル7を介して前記マスターマニ
ュピレータ1とは遠隔地に設置されたスレーブマニピュ
レータ制御用コンピュータ8に接続されている。さら
に, スレーブマニピュレータ制御用コンピュータ8は信
号ケーブル9を介してモータユニット10に接続されて
いる。
【0017】モータユニット10の内部には本実施形態
では14個のサーボユニット11…が設けられている。
12は前記マスターマニュピレータ1と対応する外科用
手術装置としての一対のスレーブマニュピレータであ
る。この一対のスレーブマニュピレータ12は同一構造
であり,挿入部13と,この挿入部13の先端部に設けら
れた処置部14と,挿入部13の基端部に設けられ,処置
部14を駆動するスレーブ駆動部15とからなり、各ス
レーブ駆動部15には7台ずつのサーボモータ16…が
設けられている。
【0018】そして,一対のスレーブマニュピレータ1
2の挿入部13を患者の体腔内に内視鏡(図示しない)
とともに挿入し、術者がモニター2の内視鏡画像を観察
しながらマスターマニュピレータ1を両手で操作するこ
とにより、その操作に対応してスレーブマニュピレータ
12が作動して外科手術を行うことができるようになっ
ている。
【0019】次に,図2及び図3に基づいてスレーブマ
ニュピレータ12について説明する。挿入部13は長尺
の金属製細径パイプによって構成され,この内部には金
属製細径棒からなる第1の駆動棒21と第2の駆動棒2
2が平行に挿通されている。この第1と第2の駆動棒2
1,22は挿入部13の軸心部を挟んで両側に対称的に
配置され,かつ軸方向に独立して進退自在である。
【0020】挿入部13の先端部には処置部支持管23
が連結されており,この処置部支持管23には前方に向
かって突出する剛性を有する一対の支持部24が一体に
設けられている。一対の支持部24の先端部間には第1
の枢支ピン25の両端が固定され,この第1の枢支ピン
25の中間部には第1のジョー26の基端部が回動自在
に枢支されている。第1のジョー26の基端部には屈曲
部26aが設けられ、前記第1の駆動棒21の先端部は
第1のジョー26の屈曲部26aに第1の連結ピン27
によって連結されている。
【0021】第1のジョー26の中間部には第2の枢支
ピン28によって第2のジョー29が回動自在に連結さ
れており,第1のジョー26と第2のジョー29は第2
の枢支ピン28を支点として回動自在である。第2のジ
ョー29の基端部には第2の連結ピン30を介して連結
部材31の一端が回動自在に連結され,連結部材31の
他端は第3の連結ピン32を介して前記第2の駆動棒2
2の先端部に回動自在に連結されている。
【0022】第1及び第2のジョー26,29の先端部
には互いに対向する接離面が設けられ,この接離面には
微細な凹凸あるいは鋸歯が形成され,組織や処置具を把
持する第1の把持部33,34を構成している。
【0023】前述のように構成されたスレーブマニュピ
レータ12によれば、第1の駆動棒21を前進させる
と,第1の連結ピン27を介して第1のジョー26を前
方に押すため,第1のジョー26は第1の枢支ピン25
を支点として矢印a方向に回動する。逆に第2の駆動棒
22を後退させると,連結部材31を介して第2のジョ
ー29の基端部を後方へ引くため,第2のジョー29が
第2の枢支ピン28を支点として矢印b方向に回動す
る。従って,第1と第2のジョー26,29は図2の実線
で示すように挿入部13の延長方向に突出して第1と第
2の把持部33,34が閉じる。
【0024】また、この状態から,第1の駆動棒21を
そのままの状態で,第2の駆動棒22を前進させると,連
結部材31を介して第2のジョー29の基端部が前方へ
押されるため、第2のジョー29は第2の枢支ピン28
を支点として矢印c方向に回動し,第1と第2の把持部
33,34が開く。従って、第1と第2の駆動棒21,2
2を進退させることにより,第1と第2のジョー26,2
9を開閉することができる。
【0025】次に,第1の駆動棒21を後退させると,第
1の駆動棒21は第1のジョー26の屈曲部26aを引
くため,第1のジョー26は第1の枢支ピン25を支点
とし、図3の矢印d方向に回動して挿入部13の軸線に
対して略直角に回動する。また,この状態で、第2の駆
動棒22を前進させると、連結部材31を介して第2の
ジョー29の基端部を押すため、第2のジョー29は第
2の枢支ピン28を支点とし,図3の矢印e方向に回動
して第1と第2の把持部33,34が開く。
【0026】さらに,逆に第2の駆動棒22を後退させ
ると、連結部材31を介して第2のジョー29の基端部
を引くため、第2のジョー29は第2の枢支ピン28を
支点とし,図3の矢印f方向に回動して第1と第2の把
持部33,34が閉じる。
【0027】従って,第1と第2のジョー26,29を挿
入部13の軸線に対して略直角に回動変位させた状態に
おいても第1と第2のジョー26,29を回動して第1
と第2の把持部33,34を開閉することができる。
【0028】なお、第1と第2の駆動棒21,22の進
退駆動は,前記スレーブ駆動部15に内蔵されたサーボ
モータ16の回転運動をスレーブ駆動部15の内部に設
けられたワイヤ及びワイヤが掛け渡された滑車(いずれ
も図示しない)によって直線運動に変換することにより
行われるが, 第1と第2の駆動棒21,22の進退駆動
手段は限定されるものではない。
【0029】次に、マスタースレーブシステムを用いて
組織の切開部を縫合する方法について説明する。図4
(a)は,第1の駆動棒21を後退させ,第1と第2のジ
ョー26,29を挿入部13の軸線に対して略直角に回
動して下向きにした状態であり,第1と第2の把持部3
3,34によって糸付きの縫合針35を把持した状態を
示す。この状態で,組織36の切開部37の近傍に縫合
針35を位置して挿入部13の先端部を組織36方向へ
押し下げると,縫合針35が組織36に穿刺される。
【0030】次に,第1の駆動棒22を前進させると,
第1のジョー26の基端部が押されるため,第1のジョ
ー26は第1の枢支ピン25を支点として前方に回動
し,図4(b)に示すように,縫合針35が切開部37
を有する組織36に穿刺され,縫合針35の先端部が組
織36の表層から突出する。このように縫合針35の軸
線方向に第1と第2のジョー26,29を回動させるこ
とができ,縫合針35の穿刺が容易に行うことができ
る。
【0031】また、前述したように第1と第2のジョー
26,29を挿入部13の軸線方向に向けた状態におい
ても,また軸線に対して略直角に回動変位させた状態に
おいても第1と第2のジョー26,29を回動して第1
と第2の把持部33,34を開閉することができ、目的
部位に確実にアプローチでき,また縫合のみならず,組
織36の把持したり,剥離することも容易に行うことが
できる。
【0032】図5〜図7は第2の実施形態を示し,図5
(a)はスレーブマニピュレータの先端部の縦断側面
図,同図(b)はB−B線に沿う断面図,同図(c)は
C−C線に沿う断面図,同図(d)はD−D線に沿う断
面図,同図(e)はE−E線に沿う断面図,図6(a)
はスレーブマニピュレータの処置部を真っ直ぐにした状
態の側面図,同図(b)は処置部を下方へ直角に回動し
た状態の側面図,図7はスレーブマニピュレータの処置
部を左方向に回動した状態の平面図である。
【0033】本実施形態のスレーブマニュピレータも、
第1の実施形態と同様にマスターマニピュレータ1の操
作によって作動するものであり、第1の実施形態の第1
及び第2のジョーの開閉及び上下方向への回動に加え,
第1及び第2のジョーを左右方向に回動できるようにし
たものである。
【0034】図5〜図7に示すように、挿入部40は長
尺の金属製細径パイプによって構成され,この内部には
金属製細径棒からなる第1の駆動棒41と第2の駆動棒
42及び第3の駆動棒43が平行に挿通されている。第
1の駆動棒41は挿入部40の軸心より上側に偏って配
置され,第2と第3の駆動棒42,43は挿入部13の
軸心より下側で左右対称的に配置され,かつ軸方向に独
立して進退自在である。
【0035】挿入部40の先端部には前方に向かって突
出する剛性を有する支持部44が一体に設けられてい
る。支持部44の先端部にはすり割44aが設けられ,
このすり割44aには挿入部40の軸方向と直交する枢
支軸44bによって左右方向に回動する回動板44cが
連結されている。この回動板44cには枢支軸44bと
直交する方向に第1の枢支ピン45が固定され,この第
1の枢支ピン45には第1のジョー46の基端部が回動
自在に枢支されている。第1のジョー46の基端部には
屈曲部46aが設けられ、この屈曲部46aには後述す
る手段によって第2及び第3の駆動棒42,43が連結
されるようになっている。
【0036】第1のジョー46の中間部には第2の枢支
ピン48によって第2のジョー49が回動自在に連結さ
れており,第1のジョー46と第2のジョー49は第2
の枢支ピン48を支点として回動自在である。第2のジ
ョー49の基端部には第1の連結ピン50を介して第1
の連結部材51の一端が回動自在に連結され,第1の連
結部材51の他端は左右方向の枢支ピン51aを介して
第2の連結部材52が連結されている。第2の連結部材
52の他端は第2の連結ピン52aを介して前記第1の
駆動棒41の先端部に回動自在に連結されている。
【0037】また,前記第1のジョー46の屈曲部46
aには第3の連結ピン55を介して第3の連結部材56
が連結されている。この第3の連結部材56の基端側は
左右方向に幅広であり、この基端側には第4の連結ピン
57と第5の連結ピン58が左右方向に離間して設けら
れている。そして,第4の連結ピン57は前記第2の駆
動棒42と連結され,第5の連結ピン58は第3の駆動
棒43と連結されている。
【0038】前述のように構成されたスレーブマニュピ
レータによれば、第1の駆動棒41を前進させると,第
1の連結部材51,第2の連結部材52を介して第2の
ジョー49の基端部を前方に押すため,第2のジョー4
9は第1の枢支ピン45を支点として回動して第1と第
2のジョー46,49が開く。逆に,第1の駆動棒41
を後退させると,第1の連結部材51,第2の連結部材
52を介して第2のジョー49の基端部を後方へ引張る
ため,第2のジョー49は第1の枢支ピン45を支点と
して回動して第1と第2のジョー46,49が閉じる。
【0039】また、第2及び第3の駆動棒42,43を
同時に後退させると,第3の連結部材56を介して第1
のジョー46の基端部を後方へ引くため,第1のジョー
46が第1の枢支ピン45を支点として回動し,第2の
ジョー49は第1の連結ピン50を支点として同方向に
回動し,挿入部40の軸線に対して第1及び第2のジョ
ー46,49を略直角まで回動させることができる。
【0040】また、この状態から,第1の駆動棒41を
前進させると,第1及び第2の連結部材51,52を介
して第2のジョー49の基端部が前方へ押されるため、
第2のジョー49は第2の枢支ピン48を支点として回
動し,第1と第2のジョー46,49が開く。
【0041】次に,第2の駆動棒42を後退させ、第3
の駆動棒43を前進させると,枢支軸44bを支点とし
て回動板44cが左方向に回動するため,図7の1点鎖
線で示すように、第1と第2のジョー46,49は枢支
軸44bを支点として左方向に回動する。第2の駆動棒
42を後退させ、第3の駆動棒43を前進させると,枢
支軸44bを支点として回動板44cが左方向に回動す
るため,第1と第2のジョー46,49は枢支軸44b
を支点として左方向に回動する。逆に、第2の駆動棒4
2を前進させ、第3の駆動棒43を後退させると,枢支
軸44bを支点として回動板44cが右方向に回動する
ため,第1と第2のジョー46,49は枢支軸44bを
支点として右方向に回動する。
【0042】本実施形態によれば,開閉可能な第1と第
2のジョー46,49を上下及び左右方向に回動させる
ことができ,第1と第2のジョー46,49を目的部位
に容易にアプローチでき,処置の自由度を向上させるこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1と第2の駆動棒を進退操作することにより,第
1のジョーと第2のジョーとを挿入部の軸線方向及び軸
線に対して方向変更させることができ,しかもいずれの
状態においても第1と第2のジョーを開閉させることが
できる。従って,目的部位へのアプローチ性が向上し,
処置の自由度を向上させることができる。
【0044】さらに,第1と第2のジョーを第1と第2
の駆動棒の進退操作により駆動することにより,2倍の
力量が得られ,またワイヤのように伸びによる作動不良
を招くことはなく,第1及び第2のジョーに外力が加わ
っても動くことはなく,確実な処置ができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示すマスタースレ
ーブシステムの概略的構成図。
【図2】同実施形態のスレーブマニュピレータの要部を
示す側面図。
【図3】同実施形態のスレーブマニュピレータの要部を
示す斜視図。
【図4】同実施形態のスレーブマニュピレータの使用状
態の説明図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示し,(a)はス
レーブマニピュレータの先端部の縦断側面図,(b)は
B−B線に沿う断面図,(c)はC−C線に沿う断面
図,(d)はD−D線に沿う断面図,同図(e)はE−
E線に沿う断面図。
【図6】同実施形態を示し,(a)はスレーブマニピュ
レータの処置部を真っ直ぐにした状態の側面図,(b)
は処置部を下方へ直角に回動した状態の側面図。
【図7】同実施形態を示し,スレーブマニピュレータの
処置部を左方向に回動した状態の平面図。
【符号の説明】
12…スレーブマニュピレータ 13…挿入部 15…スレーブ駆動部(駆動手段) 21…第1の駆動棒 22…第2の駆動棒 25…第1の枢支ピン(第1の枢支部) 26…第1のジョー 28…第2の枢支ピン(第2の枢支部) 29…第2のジョー 33…第1の把持部 34…第2の把持部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月27日(2000.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、請求項1は、挿入部と,前記挿入部の先
端部に第1の枢支部を支点として回動自在に設けられた
第1の把持部を有する第1のジョーと,前記第1のジョ
ーに第2の枢支部を支点として回動自在に設けられた第
2の把持部を有する第2のジョーと、前記第1のジョー
に接続され前記挿入部に沿って進退自在で第1のジョー
を駆動する第1の駆動棒と,前記第2のジョーに接続さ
れ前記挿入部に沿って進退自在で第2のジョーを駆動す
る第2の駆動棒と,前記挿入部の基端部に設けられ前記
第1及び第2の駆動棒を駆動する駆動手段とを具備した
ことを特徴とする外科用手術装置にある。請求項2は、
請求項1記載の前記第2の枢支部は、前記第1の枢支部
より先端側に設けられていることを特徴とする。請求項
3は、請求項1記載の前記第1のジョーと第1の駆動棒
との接続部は、前記第1の枢支部より先端側に設けられ
ていることを特徴とする。請求項4は、請求項1記載の
前記第2のジョーと第2の駆動棒との接続部は、前記第
1の枢支部を中心として、前記第1のジョーと第2の駆
動棒との接続部と反対側に設けられていることを特徴と
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】第1及び第2のジョー26,29の先端部
には互いに対向する接離面が設けられ,この接離面には
微細な凹凸あるいは鋸歯が形成され,組織や処置具を把
持する第1と第2の把持部33,34を構成している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】前述のように構成されたスレーブマニュピ
レータによれば、第1の駆動棒41を前進させると,第
1の連結部材51,第2の連結部材52を介して第2の
ジョー49の基端部を前方に押すため,第2のジョー4
9は第2の枢支ピン48を支点として回動して第1と第
2のジョー46,49が開く。逆に,第1の駆動棒41
を後退させると,第1の連結部材51,第2の連結部材
52を介して第2のジョー49の基端部を後方へ引張る
ため,第2のジョー49は第2の枢支ピン48を支点と
して回動して第1と第2のジョー46,49が閉じる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】また、第2及び第3の駆動棒42,43を
同時に後退させるとともに,第1の駆動棒を前進させる
と、第3の連結部材56を介して第1のジョー46の基
端部を後方へ引くため,第1のジョー46が第1の枢支
ピン45を支点として回動し,第2のジョー49は第1
の連結ピン50を支点として同方向に回動し,挿入部4
0の軸線に対して第1及び第2のジョー46,49を略
直角まで回動させることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】次に,第2の駆動棒42を後退させ、第3
の駆動棒43を前進させると,枢支軸44bを支点とし
て回動板44cが左方向に回動するため,図7の1点鎖
線で示すように、第1と第2のジョー46,49は枢支
軸44bを支点として左方向に回動する。逆に、第2の
駆動棒42を前進させ、第3の駆動棒43を後退させる
と,枢支軸44bを支点として回動板44cが右方向に
回動するため,第1と第2のジョー46,49は枢支軸
44bを支点として右方向に回動する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部と,前記挿入部の先端部に第1の
    枢支部を支点として回動自在に設けられた第1の把持部
    を有する第1のジョーと,前記第1のジョーに第2の枢
    支部を支点として回動自在に設けられた第2の把持部を
    有する第2のジョーと、前記第1のジョーに接続され前
    記挿入部に沿って進退自在で第1のジョーを駆動する第
    1の駆動棒と,前記第2のジョーに接続され前記挿入部
    に沿って進退自在で第2のジョーを駆動する第2の駆動
    棒と,前記挿入部の基端部に設けられ前記第1及び第2
    の駆動棒を駆動する駆動手段と,を具備したことを特徴
    とする外科用手術装置。
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