JP2001145493A - 熱ショック蛋白質hsp47と相互作用する蛋白質 - Google Patents

熱ショック蛋白質hsp47と相互作用する蛋白質

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JP2001145493A
JP2001145493A JP33063199A JP33063199A JP2001145493A JP 2001145493 A JP2001145493 A JP 2001145493A JP 33063199 A JP33063199 A JP 33063199A JP 33063199 A JP33063199 A JP 33063199A JP 2001145493 A JP2001145493 A JP 2001145493A
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heat shock
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Kazuhiro Nagata
和宏 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱ショック蛋白質の一つであるHSP47と
相互作用する蛋白質、それら蛋白質の製造方法、それら
蛋白質をコードする遺伝子及びそれらを利用した熱ショ
ック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質の活性を阻
害若しくは拮抗又は増強する物質のスクリーニング方法
等を提供すること。 【解決手段】 熱ショック蛋白質HSP47をコードす
る遺伝子と哺乳動物由来のcDNAライブラリーとを用
いて、ツー・ハイブリッド(two hybrid)法によりスク
リーニングすることにより、ユビキチン様蛋白質M4や
コラーゲン様蛋白質等の熱ショック蛋白質HSP47と
相互作用する蛋白質を製造する。ユビキチン様蛋白質M
4のドメイン構造を図に示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質、それら蛋白質の製造
方法、それら蛋白質をコードする遺伝子及びそれらの利
用に関する。
【0002】
【従来の技術】熱ショック蛋白質は、熱ショックによっ
て合成が誘導される蛋白質で、全ての生物に共通に存在
している。代表的な熱ショック蛋白質として、HSP
(heat shock protein)90(この数字は分子量90k
Dの90を示す)、HSP70及びHSP60などの蛋
白質が知られている。これら熱ショック蛋白質は、シャ
ペロンとして完成した立体構造をとっていない蛋白質に
結合し、それらの分子間会合形成を防ぐと同時に、再生
を促す機能を持っている。このため、熱ショック蛋白質
が大量に蓄積している細胞は高温に対し抵抗性を示す。
これら熱ショック蛋白質の1つであるHSP47は、小
胞体に局在し、コラーゲンに特異性をもち、プロコラー
ゲンの正常なプロセシング、分泌を助け、また、ストレ
スがかかって異常な構造をもったコラーゲンが蓄積した
ような場合には、その分泌を止めることによって品質管
理機構を担っていることや、機能的コラーゲンの発現と
厳密に相関し、繊維症をはじめ種々の病態において、極
めて興味深い分子シャペロンであることが知られていた
(蛋白質 核酸 酵素;Vol.41, No.7, pp.42-49, 199
6、TIBS. 241, 23-26, 1996)。
【0003】上記熱ショック蛋白質のシャペロン機能
は、平常時の細胞にも利用されており、合成されたばか
りの未成熟な蛋白質にも結合し、それらの高次構造形
成、細胞内輸送、細胞小器官の膜透過などで重要な役割
を伴っている。そのため、代表的な熱ショック蛋白質
は、高温やその他のストレス条件下にない平常状態の細
胞が生存するためにも必須のものとなっている。また、
熱ショック蛋白質のもう一つの大切な機能としては変性
した蛋白質を分解することにあり、熱ショック蛋白質の
一種として知られているユビキチンも、変性蛋白質に共
有結合してプロテアソームによる分解の指標として働い
ていることが知られている。
【0004】上記ユビキチンは、原核生物であるトリパ
ノソーマからヒトまであらゆる細胞に存在しており、は
じめチモポエチンなどとともに胸腺抽出液から単離され
たものである。このユビキチンはアミノ酸76個からな
り、ほとんどの生物で一次構造が同じであり、ヒトと酵
母でも96%のホモロジーがある。またユビキチン遺伝
子は2種類存在することが知られており、1つは2〜1
00個のユビキチンが中断なしにタンデムに並んだポリ
ユビキチンに対するもので、熱ショックプロモーターを
もち、ストレスにより発現される遺伝子で、もう1つは
他の塩基性蛋白質との融合遺伝子で、正確に切断されて
ユビキチンと蛋白質(例、リボソーム蛋白質)に分かれ
る遺伝子であり、通常は後者の遺伝子が細胞内において
発現されている。
【0005】かかるユビキチンの作用としては異常蛋白
質の除去が知られているが、ユビキチン遺伝子としては
短い蛋白質の翻訳スペーサーとしての役割、核局在のシ
グナルとしての作用も報告されている。近年、ユビキチ
ンが半減期の短い蛋白質(がん遺伝子産物、増殖因子受
容体)に数鎖状に結合(ポリユビキチン化)し、これが
プロテアソームに認識されて分解されることが明らかと
なり、エネルギー依存性蛋白質分解機構の一部として注
目されている。
【0006】また、上記ユビキチンの研究の進展ならび
にゲノムプロジェクトの進行によって、生体内に多数の
ユビキチンと構造的に類似したユビキチン様蛋白質(U
bl)が存在することが明らかとなっており、これら蛋
白質は、ユビキチンと同様に標的蛋白質に共有結合する
移動性修飾分子であることも明らかとなっている。これ
らUblは、現在、構造的にユビキチンと全体的な相同
性を有し、ユビキチンと同様に前駆体として翻訳され、
GG配列のC末端で切断され標的蛋白質と共有結合する
ことを特徴とする1型Ublと、ユビキチン様領域構造
を有するが、GG配列がないなど、標的蛋白質への共有
結合が認められないことを特徴とする2型Ublとの2
つの型に分類されている。
【0007】上記1型Ublはユビキチンと同様の小さ
な分子で、標的蛋白質に共有結合することができ、SU
MO−1、NEDD8、UCRP及びMNSFβ/Fa
ulの4種類の1型Ublが知られている。また、酵母
においてまで保存されているSUMO−1やNEDD8
については共有結合を触媒する独自の修飾酵素系が同定
されている。そして、ユビキチンの標的蛋白質へのポリ
化結合は、プロテアソームによる分解のための目印とな
るが、1型Ublによる翻訳後修飾は標的蛋白質の機能
変換や分子集合に寄与していると推定され、現在、1型
Ublの生理機能解明の研究が急速に伸展している。一
方、2型Ublは、Parkin、Elongin
B、hHR23A及びB、Rad23などのような大き
な蛋白質中でユビキチン様構造をもっている蛋白質ある
いはその領域を指し、2型Ublに属する分子群は真核
生物に多数存在することが知られている。この2型Ub
lの作用機構はまだ解明されておらず、仮説として、シ
ャペロンとして機能している可能性、ユビキチン鎖のア
クセプター部位として蛋白質の安定性を制御する可能
性、あるいはさまざまな蛋白質との相互作用に関与する
可能性が考えられており、今後、2型Ublの分子機構
解明に関する研究の進展が期待されている。
【0008】また、これらUblはユビキチンシステム
と類似の活性化酵素及び結合酵素から構成された蛋白質
ライゲーションシステム(ユビキチン様蛋白質システ
ム)によって機能蛋白質に連結されることや、核輸送、
ウイルス発癌、動原体構築、DNA除去修復、遺伝子発
現制御、アポトーシスなどのさまざまな生命現象に関わ
っており(Trends Biochem. Sci. 22, 374-376, 1997、
Trends Cell Biol. 7, 408-413, 1997、Genes Dev. 12,
2263-2268, 1998)、ユビキチンシステムとUblシス
テムは相互に監視し合いながら生命現象を制御すること
が明らかにされつつある。一方、Ublのライゲーショ
ンも可逆的であり、この場合Ublの脱離を触媒する脱
Ubl化酵素ファミリーが機能していると考えられてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般的に分泌蛋白質
は、小胞体の中で正しい構造(折畳み)をとった後、ゴ
ルジ体を経て細胞外へ分泌されるが、小胞体で正しい構
造をとらない異常蛋白質が分泌されたり、細胞表面膜ま
で到達すると、種々の疾患が引き起こされることが報告
されている。例えば、嚢胞性繊維症(cystic fibrosi
s)は、ABC(ATP結合カセット;ATP binding cas
sette)トランスポーターとして知られるCFTR(嚢
胞性繊維症膜貫通調節蛋白質)のホールディング(fold
ing)異常によって引き起こされ、このホールディング
(folding) 異常を起こしたCFTRが細胞表面に到達
して、機能不全のチャネルを形成することによって起こ
る疾患である。
【0010】他方、ある種の神経変性疾患も、例えばポ
リグルタミン鎖による凝集が原因になって引き起こされ
るトリプレットリピート病と呼ばれる一群の疾患をはじ
めとして、数多く報告されている。このような疾患はま
とめてフォールディング異常症と呼ばれることもあり、
他にもさまざまな疾患がこのフォールディング異常症の
範疇に含まれている。生体には、上記のような異常な分
泌蛋白質あるいは膜蛋白質を細胞外に分泌しない、又は
細胞表面膜へ運ばないための品質管理機構が備わってい
ると考えられていたが、この品質管理機構に関わる蛋白
質については知られていなかった。本発明の課題は、熱
ショック蛋白質の一つであるHSP47と相互作用する
蛋白質、それら蛋白質の製造方法、それら蛋白質をコー
ドする遺伝子及びそれらを利用した熱ショック蛋白質H
SP47と相互作用する蛋白質の活性を阻害若しくは拮
抗又は増強する物質のスクリーニング方法等を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究し、熱ショック蛋白質HSP
47をコードする遺伝子を融合したGAL4遺伝子のD
NA結合ドメインと、哺乳動物から得られるcDNAラ
イブラリーを融合したGAL4遺伝子の転写活性化ドメ
インとを用いて、酵母ツー・ハイブリッド(two hybri
d)法により得られたクローンをスクリーニングし、こ
のクローンをプローブとして用いることにより、マウス
cDNAライブラリーから熱ショック蛋白質HSP47
と相互作用する新規蛋白質の全長をコードする遺伝子を
スクリーニングした。また、この新規蛋白質、特に配列
番号2に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質がユビキ
チン様蛋白質M4活性を有することを見い出し、本発明
を完成するに至った。
【0012】すなわち本発明は、熱ショック蛋白質HS
P47をコードする遺伝子と哺乳動物由来のcDNAラ
イブラリーとを用いて、ツー・ハイブリッド(two hybr
id)法によりスクリーニングすることを特徴とする熱シ
ョック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質の製造方
法(請求項1)や、蛋白質がユビキチン様蛋白質である
ことを特徴とする請求項1記載の熱ショック蛋白質HS
P47と相互作用する蛋白質の製造方法(請求項2)
や、ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示されるアミノ
酸配列からなる蛋白質であることを特徴とする請求項2
記載の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白
質の製造方法(請求項3)や、ユビキチン様蛋白質が配
列番号2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは
数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ
酸配列からなり、かつユビキチン様蛋白質M4活性を有
する蛋白質であることを特徴とする請求項2記載の熱シ
ョック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質の製造方
法(請求項4)や、蛋白質が配列番号4に示されるアミ
ノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴とする請求項
1記載の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋
白質の製造方法(請求項5)や、蛋白質が配列番号4に
示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミ
ノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列から
なる蛋白質であることを特徴とする請求項1記載の熱シ
ョック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質の製造方
法(請求項6)や、蛋白質が配列番号6に示されるアミ
ノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴とする請求項
1記載の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋
白質の製造方法(請求項7)や、蛋白質が配列番号6に
示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミ
ノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列から
なる蛋白質であることを特徴とする請求項1記載の熱シ
ョック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質の製造方
法(請求項8)に関する。
【0013】また本発明は、請求項1〜8のいずれか記
載の蛋白質の製造方法により得られる熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質(請求項9)や、配列
番号2に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質(請求項
10)や、配列番号2に示されるアミノ酸配列におい
て、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付
加されたアミノ酸配列からなり、かつユビキチン様蛋白
質M4活性を有する蛋白質(請求項11)や、配列番号
4に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質(請求項1
2)や、配列番号4に示されるアミノ酸配列において、
1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加さ
れたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白質HS
P47と相互作用する蛋白質(請求項13)や、配列番
号6に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質(請求項1
4)や、配列番号6に示されるアミノ酸配列において、
1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加さ
れたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白質HS
P47と相互作用する蛋白質(請求項15)に関する。
【0014】また本発明は、請求項9記載の熱ショック
蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質をコードする遺
伝子(請求項16)や、以下の(a)又は(b)の蛋白
質をコードする遺伝子(a)配列番号2に示されるアミ
ノ酸配列からなる蛋白質(b)配列番号2に示されるア
ミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つユビキチン様蛋白質M4活性を有する蛋白質(請求項
17)や、配列番号1に示される塩基配列又はその相補
的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含むDN
A(請求項18)や、請求項18記載のDNAとストリ
ンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつユビキチ
ン様蛋白質M4活性を有する蛋白質をコードするDNA
(請求項19)や、以下の(a)又は(b)の蛋白質を
コードする遺伝子(a)配列番号4に示されるアミノ酸
配列からなる蛋白質(b)配列番号4に示されるアミノ
酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置
換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつ熱シ
ョック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質(請求項
20)や、配列番号3に示される塩基配列又はその相補
的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含むDN
A(請求項21)や、請求項21記載のDNAとストリ
ンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ熱ショッ
ク蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質をコードする
DNA(請求項22)や、以下の(a)又は(b)の蛋
白質をコードする遺伝子(a)配列番号6に示されるア
ミノ酸配列からなる蛋白質(b)配列番号6に示される
アミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つ熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
(請求項23)や、配列番号5に示される塩基配列又は
その相補的配列並びにこれらの配列の一部または全部を
含むDNA(請求項24)や、請求項24記載のDNA
とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ
熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質をコ
ードするDNA(請求項25)に関する。
【0015】また本発明は、請求項9〜15のいずれか
記載の蛋白質に特異的に結合する抗体(請求項26)
や、抗体がモノクローナル抗体であることを特徴とする
請求項26記載の蛋白質に特異的に結合する抗体(請求
項27)に関する。
【0016】また本発明は、熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質をコードする遺伝子機能が染色
体上で欠損又は過剰発現することを特徴とする非ヒト動
物(請求項28)や、熱ショック蛋白質HSP47と相
互作用する蛋白質がユビキチン様蛋白質であることを特
徴とする請求項28記載の非ヒト動物(請求項29)
や、ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示されるアミノ
酸配列からなる蛋白質であることを特徴とする請求項2
9記載の非ヒト動物(請求項30)や、ユビキチン様蛋
白質が配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1
若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加され
たアミノ酸配列からなり、かつユビキチン様蛋白質M4
活性を有する蛋白質であることを特徴とする請求項29
記載の非ヒト動物(請求項31)や、熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質が配列番号4に示され
るアミノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴とする
請求項28記載の非ヒト動物(請求項32)や、熱ショ
ック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質が配列番号
4に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
からなり、かつ熱ショック蛋白質HSP47と相互作用
する蛋白質であることを特徴とする請求項28記載の非
ヒト動物(請求項33)や、熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質が配列番号6に示されるアミノ
酸配列からなる蛋白質であることを特徴とする請求項2
8記載の非ヒト動物(請求項34)や、熱ショック蛋白
質HSP47と相互作用する蛋白質が配列番号6に示さ
れるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸
が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からな
り、かつ熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋
白質であることを特徴とする請求項28記載の非ヒト動
物(請求項35)や、非ヒト動物が、マウス又はラット
であることを特徴とする請求項28〜35のいずれか記
載の非ヒト動物(請求項36)に関する。
【0017】また本発明は、熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質を発現することができる発現系
を含んでなる宿主細胞(請求項37)や、熱ショック蛋
白質HSP47と相互作用する蛋白質がユビキチン様蛋
白質であることを特徴とする請求項37記載の宿主細胞
(請求項38)や、ユビキチン様蛋白質が配列番号2に
示されるアミノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴
とする請求項38記載の宿主細胞(請求項39)や、ユ
ビキチン様蛋白質が配列番号2に示されるアミノ酸配列
において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若し
くは付加されたアミノ酸配列からなり、かつユビキチン
様蛋白質M4活性を有する蛋白質であることを特徴とす
る請求項38記載の宿主細胞(請求項40)や、熱ショ
ック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質が配列番号
4に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質であることを
特徴とする請求項37記載の宿主細胞(請求項41)
や、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
が配列番号4に示されるアミノ酸配列において、1若し
くは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたア
ミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白質HSP47
と相互作用する蛋白質であることを特徴とする請求項3
7記載の宿主細胞(請求項42)や、熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質が配列番号6に示され
るアミノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴とする
請求項37記載の宿主細胞(請求項43)や、熱ショッ
ク蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質が配列番号6
に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のア
ミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列か
らなり、かつ熱ショック蛋白質HSP47と相互作用す
る蛋白質であることを特徴とする請求項37記載の宿主
細胞(請求項44)に関する。
【0018】また本発明は、熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質の活性増加又は発現増強を必要
としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物で
あって、有効成分として請求項9〜15のいずれか記載
の蛋白質又は該蛋白質に対するアゴニストを含んでなる
医薬組成物(請求項45)や、熱ショック蛋白質HSP
47と相互作用する蛋白質の活性又は発現の抑制を必要
としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物で
あって、有効成分として請求項9〜15のいずれか記載
の蛋白質又は該蛋白質に対するアンタゴニストを含んで
なる医薬組成物(請求項46)に関する。
【0019】また本発明は、検体中の熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質をコードするDNA配
列を、請求項9〜15のいずれか記載の蛋白質をコード
するDNA配列と比較することを特徴とする熱ショック
蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質の発現又は活性
と関連する疾病の診断方法(請求項47)に関する。
【0020】また本発明は、熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質の活性を阻害若しくは拮抗又は
増強する物質のスクリーニング方法であって、熱ショッ
ク蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質における前記
相互作用の増強又は減弱の程度を測定・評価することを
特徴とするスクリーニング方法(請求項48)や、ユビ
キチン様蛋白質M4と分泌蛋白質のシグナル配列との相
互作用の増強又は減弱の程度を測定・評価することを特
徴とするユビキチン様蛋白質M4の活性を阻害若しくは
拮抗又は増強する物質のスクリーニング方法(請求項4
9)や、コラーゲン様蛋白質と熱ショック蛋白質HSP
47との相互作用の増強又は減弱の程度を測定・評価す
ることを特徴とするコラーゲン様蛋白質の活性を阻害若
しくは拮抗又は増強する物質のスクリーニング方法(請
求項50)や、請求項28〜36のいずれか記載の非ヒ
ト動物及び/又は請求項37〜44のいずれか記載の宿
主細胞を用いることを特徴とする請求項48〜50のい
ずれか記載のスクリーニング方法(請求項51)や、請
求項48〜51のいずれか記載のスクリーニング方法に
より得られるアゴニスト(請求項52)や、請求項48
〜51のいずれか記載のスクリーニング方法により得ら
れるアンタゴニスト(請求項53)に関する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明において熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質としては、酵母ツー・
ハイブリッド(two hybrid)法等により、熱ショック蛋
白質HSP47と相互作用する、例えば結合する蛋白質
であればどのようなものでもよく、具体的には、配列番
号2に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質、配列番号
2に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
からなり、かつユビキチン様蛋白質M4活性を有する蛋
白質等のユビキチン様蛋白質や、配列番号4又は6に示
されるアミノ酸配列からなるコラーゲン様蛋白質、配列
番号4又は6に示されるアミノ酸配列において、1若し
くは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたア
ミノ酸配列からなる蛋白質等のコラーゲン様蛋白質を具
体的に挙げることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0022】また、本発明の熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質の製造方法としては、例えば、
熱ショック蛋白質HSP47をコードする遺伝子とヒ
ト、マウス等の哺乳動物から得られるcDNAライブラ
リーとを用いて、ツー・ハイブリッド(two hybrid)法
の他、免疫沈降法、ファー・ウエスタン法、ファージデ
ィスプレイ法等の方法によりスクリーニングすることに
より、上記熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する
蛋白質を得ることができる方法を挙げることができる。
ツー・ハイブリッド(two hybrid)法は、熱ショック蛋
白質HSP47をコードする遺伝子を融合したGAL4
遺伝子のDNA結合ドメインと、哺乳動物から得られる
cDNAライブラリーを融合したGAL4遺伝子の転写
活性化ドメインとを、GAL1UAS-GAL1TATA-HIS3とGAL4
17-mers(X3)-CYC1TATA-lacZを有するCG−1945等
の酵母株などに導入して、この細胞を培養してGAL4
の発現をコロニー上でスクリーニングすることができ
る。このスクリーニングしたクローンから得られた遺伝
子をプローブとして用い、上記と同種の哺乳動物由来の
cDNAライブラリーから熱ショック蛋白質HSP47
と相互作用する新規蛋白質の全長をコードする遺伝子を
スクリーニングすることができる。また、熱ショック蛋
白質HSP47と相互作用する蛋白質は、このようにし
てスクリーニングされた遺伝子のDNA配列情報、例え
ば配列番号1、3及び5に示されるDNA配列情報に基
づいて常法により作製することができる。
【0023】上記GAL4の発現をコロニー上でスクリ
ーニングする方法としては、例えば、SD(−His)
等のプレートに対するコロニーの増殖及び/又はフィル
ター法によるlacZ活性を調べる方法を挙げることが
できる。また、上記の哺乳動物由来のcDNAライブラ
リーから熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する新
規蛋白質の全長をコードする遺伝子のスクリーニング方
法としては、前記スクリーニングしたクローンから得ら
れた遺伝子をプローブとして用いるコロニーハイブリダ
イゼーション法や、プラークハイブリダイゼーション法
や、これらの組み合わせた方法等を具体的に例示するこ
とができる。
【0024】本発明のユビキチン様蛋白質M4活性を有
する蛋白質としては、上記具体的に開示した配列番号2
で示されるユビキチン様蛋白質M4の他に、配列番号2
に示されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のア
ミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列か
らなり、かつユビキチン様蛋白質M4活性を有する蛋白
質も包含され、これらは公知の方法で調製することがで
きる。また、本発明のユビキチン様蛋白質M4活性を有
する蛋白質をコードするDNAとしては、上記具体的に
開示された配列番号1で示されるユビキチン様蛋白質M
4遺伝子の他に、配列番号2で示されるアミノ酸配列に
おいて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
は付加されたアミノ酸配列からなり、かつユビキチン様
蛋白質M4活性を有する蛋白質をコードするDNAや、
これら遺伝子又はDNAとストリンジェントな条件下で
ハイブリダイズし、かつユビキチン様蛋白質M4活性を
有する蛋白質をコードするDNAも包含され、これらは
公知の方法で調製することができる。また、本発明のユ
ビキチン様蛋白質M4活性を有する蛋白質であるかどう
かの確認は、熱ショック蛋白質HSP47、グルコース
調節蛋白質GRP78、プロラクチン、オステオポンチ
ン、カテプシンG、FKBP23、Gla蛋白質、主要
組織適合遺伝子複合体(MHC)クラス2等の種々の分
泌蛋白質のシグナル配列を認識するどうかを、例えばツ
ー・ハイブリッド法により調べることができる。
【0025】また、本発明のコラーゲン様蛋白質活性を
有する蛋白質としては、上記具体的に開示した配列番号
4又は6で示されるコラーゲン様蛋白質の他に、配列番
号4又は6に示されるアミノ酸配列において、1若しく
は数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつコラーゲン様蛋白質活性を有す
る蛋白質も包含され、これらは公知の方法で調製するこ
とができる。また、本発明のコラーゲン様蛋白質活性を
有する蛋白質をコードするDNAとしては、上記具体的
に開示された配列番号3又は5で示されるコラーゲン様
蛋白質遺伝子の他に、配列番号4又は6で示されるアミ
ノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、
置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつコ
ラーゲン様蛋白質活性を有する蛋白質をコードするDN
Aや、これら遺伝子又はDNAとストリンジェントな条
件下でハイブリダイズし、かつコラーゲン様蛋白質活性
を有する蛋白質をコードするDNAも包含され、これら
は公知の方法で調製することができる。また、本発明の
コラーゲン様蛋白質活性を有する蛋白質であるかどうか
の確認は、コラーゲン基質との相互作用の増強又は減弱
の程度を例えばツー・ハイブリッド法により測定・評価
することにより行うことができる。
【0026】本発明の熱ショック蛋白質HSP47と相
互作用する蛋白質に特異的に結合する抗体としては、モ
ノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、キメラ抗体、
一本鎖抗体、ヒト化抗体等の免疫特異的な抗体を具体的
に挙げることができ、配列番号2に示されるアミノ酸配
列からなる蛋白質や、配列番号2に示されるアミノ酸配
列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若
しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつユビキチ
ン様蛋白質M4活性を有する蛋白質や、配列番号4又は
6に示されるアミノ酸配列からなる蛋白質や、配列番号
4又は6に示されるアミノ酸配列において、1若しくは
数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ
酸配列からなる蛋白質等の熱ショック蛋白質HSP47
と相互作用する蛋白質を抗原として用いて作製すること
ができる。これら抗体は、例えば、熱ショック蛋白質H
SP47と相互作用する蛋白質の制御の分子機構を明ら
かにする上で有用である。
【0027】熱ショック蛋白質HSP47と相互作用す
る蛋白質に対する抗体は、慣用のプロトコールを用い
て、動物(好ましくはヒト以外)に該熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質又はエピトープを含む
断片、類似体若しくは細胞を投与することにより産生さ
れ、例えばモノクローナル抗体の調製には、連続細胞系
の培養物により産生される抗体をもたらす、ハイブリド
ーマ技法(Nature 256,495-497, 1975)、トリオーマ技
法、ヒトB細胞ハイブリドーマ技法(Immunology Today
4, 72, 1983)及びEBV−ハイブリドーマ技法(MONO
CLONAL ANTIBODIES AND CANCER THERAPY, pp.77-96, Al
an R.Liss, Inc.,1985)など任意の技法を用いることが
できる。
【0028】本発明の上記熱ショック蛋白質HSP47
と相互作用する蛋白質に対する一本鎖抗体をつくるため
に、一本鎖抗体の調製法(米国特許第4,946,778 号)を
適用することができる。また、ヒト化抗体を発現させる
ために、トランスジェニックマウス又は他の哺乳動物等
を利用したり、上記抗体を用いて、その熱ショック蛋白
質HSP47と相互作用する蛋白質を発現するクローン
を単離・同定したり、アフィニティークロマトグラフィ
ーでそのポリペプチドを精製することもできる。熱ショ
ック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質に対する抗
体は、とりわけ、神経変性疾患をはじめとする病変、例
えば、トリプレット病と呼ばれる一群の疾患等や、サイ
トカインなどの有用蛋白質の分泌異常による疾患、例え
ば、嚢胞性繊維症等の治療に使用できる可能性がある。
【0029】本発明において、熱ショック蛋白質HSP
47と相互作用する蛋白質をコードする遺伝子機能が染
色体上で欠損した非ヒト動物とは、染色体上のHSP4
7と相互作用する蛋白質をコードする遺伝子の一部若し
くは全部が破壊・欠損・置換等の遺伝子変異により不活
性化され、かかるHSP47と相互作用する蛋白質を発
現する機能を失なった非ヒト動物をいい、また、熱ショ
ック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質をコードす
る遺伝子機能が染色体上で過剰発現する非ヒト動物と
は、野生型非ヒト動物に比べてかかるHSP47と相互
作用する蛋白質を大量に産生する非ヒト動物をいう。そ
して、本発明における非ヒト動物としては、マウス、ラ
ット等の齧歯目動物などの非ヒト動物を具体的に挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0030】ところで、メンデルの法則に従い出生して
くるホモ接合体マウスには、熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質をコードする遺伝子機能の欠損
型とその同腹の野生型とが含まれ、これらホモ接合体マ
ウスにおける欠損型とその同腹の野生型を同時に用いる
ことによって個体レベルで正確な比較実験をすることが
できることから、野生型の非ヒト動物、すなわち上記熱
ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質をコー
ドする遺伝子機能が染色体上で欠損した非ヒト動物と同
種の動物、さらには同腹の動物を、例えばユビキチン様
蛋白質M4等のアゴニストやアンタゴニストのスクリー
ニングに際して併用することが好ましい。以下、かかる
熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質をコ
ードする遺伝子機能が染色体上で欠損した非ヒト動物の
作製方法を、ユビキチン様蛋白質M4ノックアウトマウ
スを例にとって以下説明する。
【0031】ユビキチン様蛋白質M4ノックアウトマウ
スは、マウス遺伝子ライブラリーからPCR等の方法に
より得られた遺伝子断片を用いて、ユビキチン様蛋白質
M4をコードする遺伝子をスクリーニングし、スクリー
ニングされたユビキチン様蛋白質M4をコードする遺伝
子をウイルスベクター等を用いてサブクローンし、DN
Aシークエンシングにより特定する。このクローンのユ
ビキチン様蛋白質M4をコードする遺伝子の全部又は一
部をpMC1ネオ遺伝子カセット等に置換し、3′末端
側にジフテリアトキシンAフラグメント(DT−A)遺
伝子や単純ヘルペスウイルスのチミジンキナーゼ(HS
V−tk)遺伝子等の遺伝子を導入することによって、
ターゲットベクターを作製する。
【0032】この作製されたターゲティングベクターを
線状化し、エレクトロポレーション(電気穿孔)法等に
よってES細胞に導入し、相同的組換えを行い、その相
同的組換え体の中から、G418やガンシクロビア(G
ANC)等の抗生物質により相同的組換えを起こしたE
S細胞を選択する。また、この選択されたES細胞が目
的とする組換え体かどうかをサザンブロット法等により
確認することが好ましい。その確認されたES細胞のク
ローンをマウスの胚盤胞中にマイクロインジェクション
し、かかる胚盤胞を仮親のマウスに戻し、キメラマウス
を作製する。このキメラマウスを野生型のマウスとイン
タークロスさせると、ヘテロ接合体マウスを得ることが
でき、また、このヘテロ接合体マウスをインタークロス
させることによって、本発明のユビキチン様蛋白質M4
ノックアウトマウスを作製することができる。また、該
ノックアウトマウスが生起しているかどうかを確認する
方法としては、例えば、上記の方法により得られたマウ
スからRNAを単離してノーザンブロット法等により調
べたり、またこのマウスにおける該蛋白質の発現をウエ
スタンブロット法等により調べる方法を挙げることがで
きる。
【0033】本発明はまた、上記熱ショック蛋白質HS
P47と相互作用する蛋白質を発現することができる発
現系を含む宿主細胞に関する。熱ショック蛋白質HSP
47と相互作用する蛋白質をコードする遺伝子の宿主細
胞への導入は、Davisら(BASIC METHODS IN MOLECULAR
BIOLOGY, 1986)及びSambrookら(MOLECULAR CLONING:
A LABORATORY MANUAL, 2nd Ed., Cold Spring Harbor L
aboratory Press, Cold Spring Harbor, N.Y., 1989)
などの多くの標準的な実験室マニュアルに記載される方
法、例えば、リン酸カルシウムトランスフェクション、
DEAE−デキストラン媒介トランスフェクション、ト
ランスベクション(transvection)、マイクロインジェク
ション、カチオン性脂質媒介トランスフェクション、エ
レクトロポレーション、形質導入、スクレープローディ
ング (scrape loading)、弾丸導入(ballistic introduc
tion)、感染等により行うことができる。そして、宿主
細胞としては、大腸菌、ストレプトミセス、枯草菌、ス
トレプトコッカス、スタフィロコッカス等の細菌原核細
胞や、酵母、アスペルギルス等の真菌細胞や、ドロソフ
ィラS2、スポドプテラSf9等の昆虫細胞や、CH
O、COS、HeLa、C127、3T3、BHK2
1、HEK293、Bowesメラノーマ等の動物細胞
や、植物細胞等が挙げることができる。
【0034】また、発現系としては、熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質を宿主細胞内で発現さ
せることができる発現系であればどのようなものでもよ
く、染色体、エピソーム及びウイルスに由来する発現
系、例えば、細菌プラスミド由来、酵母プラスミド由
来、SV40のようなパポバウイルス、ワクシニアウイ
ルス、アデノウイルス、鶏痘ウイルス、仮性狂犬病ウイ
ルス、レトロウイルス由来のベクター、バクテリオファ
ージ由来、トランスポゾン由来及びこれらの組合せに由
来するベクター、例えば、コスミドやファージミドのよ
うなプラスミドとバクテリオファージの遺伝的要素に由
来するものを挙げることができる。この発現系は発現を
起こさせるだけでなく発現を調節する制御配列を含んで
いてもよい。
【0035】上記発現系を含んでなる宿主細胞におい
て、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
を発現させる場合、かかる蛋白質を宿主細胞表面や培地
中に分泌させることができるが、細胞培養物から上記熱
ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質を回収
し精製するには、硫酸アンモニウムまたはエタノール沈
殿、酸抽出、アニオンまたはカチオン交換クロマトグラ
フィー、ホスホセルロースクロマトグラフィー、疎水性
相互作用クロマトグラフィー、アフィニティークロマト
グラフィー、ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィ
ーおよびレクチンクロマトグラフィーを含めた公知の方
法、好ましくは、高速液体クロマトグラフィーが用いら
れる。
【0036】また本発明は、熱ショック蛋白質HSP4
7と相互作用する蛋白質の活性増加又は発現増強を必要
としている患者を治療するのに用いられる医薬組成物
や、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
の活性又は発現の抑制を必要としている患者を治療する
のに用いられる医薬組成物であって、有効成分として熱
ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質に対す
るアゴニストやアンタゴニストを含んでなる医薬組成物
に関する。ユビキチン様蛋白質M4等の熱ショック蛋白
質HSP47と相互作用する蛋白質は、多くの病理を含
めて多数の生物学的機能に関与していることから、熱シ
ョック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質を刺激し
得る化合物や、その機能を阻害し得る化合物は医薬とし
ての用途が期待できる。かかる熱ショック蛋白質HSP
47と相互作用する蛋白質の活性を強化する化合物(ア
ゴニスト)又はその活性を阻害・拮抗する化合物(アン
タゴニスト)は、例えば、細胞、無細胞調製物、化学物
質ライブラリーおよび天然産物の混合物からスクリーニ
ングすることにより得ることができ、アゴニストやアン
タゴニストは神経変性疾患をはじめとする病変、例え
ば、トリプレット病と呼ばれる一群の疾患や、肝硬変、
動脈硬化等の疾患や、サイトカインなどの有用蛋白質の
分泌異常による疾患、例えば、嚢胞性繊維症等のような
症状の治療及び予防目的等の医薬として使用することが
できるが、これらの用途に限定されるものではない。
【0037】アゴニストやアンタゴニストのスクリーニ
ング方法としては、候補化合物と熱ショック蛋白質HS
P47と相互作用する蛋白質を含む溶液とを混合して混
合物をつくり、この混合物中の熱ショック蛋白質HSP
47と相互作用する蛋白質活性、例えば、分泌蛋白質の
シグナル配列との結合性を調べるユビキチン様蛋白質M
4活性や、熱ショック蛋白質HSP47との相互作用を
調べるコラーゲン様蛋白質活性等を測定・評価する方法
や、モノクローナルまたはポリクローナル抗体を用い
て、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
の分泌レベル又は細胞結合レベルをELISAにより測
定する方法を例示することができる。
【0038】熱ショック蛋白質HSP47と相互作用す
る蛋白質のアゴニストやアンタゴニストとしては、抗
体、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
のリガンド、基質、受容体、酵素及びそれらの断片など
と密接な関係があるオリゴヌクレオチド若しくは蛋白質
又は本発明の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用す
る蛋白質と結合して応答を誘導してその活性を増強する
化合物や、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する
蛋白質と結合するが応答を誘導することなくその活性を
妨げる化合物等を挙げることができる。
【0039】本発明はまた、検体中の熱ショック蛋白質
HSP47と相互作用する蛋白質をコードするDNA配
列を、本発明の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用
する蛋白質をコードするDNA配列と比較することから
なる、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白
質の発現又は活性と関連する疾病の診断方法や診断薬に
関する。熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋
白質をコードするDNAの変異型の検出は、遺伝子に変
異がある個体をDNAレベルで見い出すことにより行う
ことができ、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用す
る蛋白質の過少発現、過剰発現又は変異発現により生ず
る疾病の診断に有効である。かかる検出に用いられる検
体としては、被験者の細胞、例えば血液、尿、唾液、組
織の生検から得ることができ、ゲノムDNAを直接使用
しても、RNAまたはcDNAを使用することもでき、
その場合PCR等により増幅したものを用いてもよい。
そして、塩基配列の欠失や挿入変異は、正常な遺伝子型
と比較したときの増幅産物のサイズの変化により検出で
き、また点突然変異は増幅DNAを標識熱ショック蛋白
質HSP47と相互作用する蛋白質をコードする遺伝子
とハイブリダイズさせることで同定することができる。
このように、熱ショック蛋白質HSP47と相互作用す
る蛋白質をコードする遺伝子の変異を検出することで、
神経変性疾患をはじめとする病変、例えば、トリプレッ
ト病と呼ばれる一群の疾患等や、肝硬変、動脈硬化等の
疾病、サイトカインなどの有用蛋白質の分泌異常による
疾患、例えば、嚢胞性繊維症等の診断又は判定をするこ
とができる。
【0040】
【実施例】以下に、実施例を掲げて本発明を具体的に説
明するが、この発明の技術的範囲はこれらの実施例に限
定されるものではない。 実施例1(酵母ツー・ハイブリッド法によるマウス胎児
cDNAライブラリーのクローン化) 小胞体に局在するストレス蛋白質であるマウス由来のH
SP47を本発明者らの報告による文献(Eur. J. Bioc
hem. 206(2), 323-329, 1992)記載の方法により調製し
た。このHSP47からC末端側のRDEL配列(小胞
体保持シグナル)を欠損させ、このcDNA(pYL3
6;図1参照)を酵母GAL4遺伝子のDNA結合ドメ
イン(GAL4DBベクター)に融合した。また、two hy
brid screening kit(クローンテック社製)を用いて、
Swiss Webster/NIHマウスの17日目
胎児より調製したcDNAライブラリーを酵母GAL4
遺伝子の転写活性ドメイン(GAL4ADベクター)に融
合した。これら2つの挿入ベクターを酵母株CG−19
45(GAL1UAS-GAL1TATA-HIS3とGAL417-mers(X3)-CYC1
TATA-lacZの遺伝子を有している)に導入し、この導入
された細胞株をSD培地(His+)の入ったプレート
で一晩培養させ、GAL4の発現をコロニー上でスクリ
ーニングした。このスクリーニングによって、独立クロ
ーン(3×10 6)の中から、380個のHis+クロー
ンを得た。また、それらHis+クローンの中から、β
gal活性を有する47個のβgal+クローンをスク
リーニングした。これら47個のβgal+クローンに
ついて、コロニーリフトフィルターアッセイ(colony-l
ift filter assay)によりβ−ガラクトシダーゼ活性を
定性的に測定した。結果を表1に示す。表1中、“+++
+”は2時間以内に青変したもの、“+++” は7時間で
青変したもの、“++” は7時間で薄青変したもの、
“+”は一晩後に陽性になったものを示す。これらβg
al+クローンのうちβgal活性の強い5つのクロー
ンを選択した。
【0041】
【表1】
【0042】実施例2(酵母ツー・ハイブリッド法によ
るマウス胎児cDNAライブラリーのクローン化) また、マウスHSP47の107−318番目のアミノ
酸配列をコードする遺伝子をクローニングし(pYL3
4;図1参照)、このpYL34を酵母GAL4遺伝子
のDNA結合ドメイン(GAL4DBベクター)に挿入
し、実施例1と同様のツー・ハイブリッド法によりクロ
ーンをスクリーニングした。このスクリーニングによっ
て、独立クローン(1×107)の中から、10個のH
is+・βgal+クローンをスクリーニングした。これ
らHis+・βgal+クローンのうちβgal活性の強
いものは、8クローン存在していた。
【0043】実施例3(実施例1より得られたクローン
の塩基配列決定法) 実施例1により得られた5つのクローンの塩基配列をD
NAシークエンス法により決定した。これらの結果か
ら、5つのクローンは、2つの新規なユビキチン様配列
を有する遺伝子、2つの新規なコラーゲン様遺伝子、1
つの新規なセリン/スレオニンホスファターゼ様ドメイ
ンを有する遺伝子を含むものであることがわかった。2
つの新規なユビキチン様配列を有する遺伝子は同一のも
のでこれをpYL67と名付けた。
【0044】実施例4(実施例2より得られたクローン
の塩基配列決定法) 実施例2により得られた8クローンの塩基配列をDNA
シークエンス法により決定した。その結果、2クローン
は実施例3のセリン/スレオニンホスファターゼ様ドメ
インを有する遺伝子であり、その他の5クローンは従来
報告されているリボソーム蛋白質L19、シトクロムc
オキシダーゼ(cytochrome c oxidase)、III型コラー
ゲン、マウスSEP52であることがわかった。また、
残りの1クローンは機能不明の未知遺伝子であった。
【0045】実施例5(コロニーハイブリダイゼーショ
ン法) 実施例3で得られたpYL67をプローブとして用い、
15.5日齢のSwiss Webster/NIHマ
ウス胎児cDNAライブラリーからコロニーハイブリダ
イゼーション法によって全長をコードするcDNAのク
ローニングを行なった。このクローニングにより得られ
た全長をコードする遺伝子をM4と名付け、M4cDN
Aの全塩基配列を配列表の配列番号1に、全アミノ酸配
列を配列表の配列番号2に示す。また、M4のドメイン
構造を図2に示す。同様にして、2つの新規なコラーゲ
ン様遺伝子の全長をコードする遺伝子tc及びK100
を単離した。この2つの新規なコラーゲン様蛋白質遺伝
子のcDNAの全塩基配列を配列表の配列番号3及び5
に、全アミノ酸配列を配列表の配列番号4及び6に示
す。また、tc及びK100のドメイン構造を図3及び
4に示す。
【0046】実施例6(ノーザンブロット法) 上記M4蛋白質のマウス各種組織における発現をノーザ
ンブロット法により確認した。結果を図5に示す。図5
からもわかるように、心臓(heart)、脳(brain)、脾
臓(spleen)、肺(lung)、肝臓(liver)、骨格筋(s
keletal muscle)、腎臓(kidney)及び精巣(testis)
の8つの組織の全てにおいて、M4蛋白質の発現が確認
できた。このことからM4蛋白質はユビキトス(ubiqui
tous)な蛋白質であることがわかった。
【0047】実施例7(M4蛋白質との相互作用を示す
蛋白質) 上記M4蛋白質がHSP47蛋白質のどの部分に結合し
ているかを特定するために、図6に示すHSP47の4
つの欠失変異体(deletion mutant)を作製し、それら
欠失変異体をそれぞれGAL4のDNA結合ドメインに
挿入した5種類の挿入ベクターを用いて、実施例1と同
様にM4蛋白質との相互作用を調べた。この結果から、
M4蛋白質は、HSP47蛋白質のN末端側のシグナル
配列に特異的に結合することを確認することができ、M
4蛋白質が分泌蛋白質のシグナル配列を特異的に認識す
る蛋白質であることがわかった。
【0048】また、M4蛋白質がHSP47以外の分泌
蛋白質のシグナル配列を認識しているかどうかを確認す
るため、表2に示す8種類の分泌蛋白質のシグナル配列
を、上記と同様にツー・ハイブリッドシステム(two hy
brid system)を用いて、M4蛋白質との相互作用を調
べた。これらの結果から、M4蛋白質は分泌蛋白質のシ
グナル配列を認識していた。他方、対照としての、他の
細胞小器官へ輸送される蛋白質、すなわち細胞表面膜蛋
白質であるリンホトキシンβ受容体(lymphotoxin-beta
receptor)や、ミトコンドリア蛋白質であるアルギナ
ーゼ(arginase)、アドレノドキシン(adrenodoxin)
又はOTCのシグナル配列には結合しないことがわかっ
た。このことから、M4蛋白質は分泌蛋白質のシグナル
に結合する新規ユビキチン様蛋白質であることを確認し
た。
【0049】
【表2】
【0050】実施例8(M4蛋白質の細胞内における局
在化) M4蛋白質の細胞内局在を調べるため、遺伝子操作によ
りM4cDNAのN末端にフラッグタグ(Flag tag)遺
伝子を結合させ、このcDNAをマウス繊維芽細胞BA
LBc/3T3に遺伝子導入し、この遺伝子導入細胞を
抗Flag抗体で免疫染色した。この結果を図7に示
す。この結果から、小胞体から成る網状のネットワーク
(reticular network)にそって、細胞質に斑点のよう
な(dot-like)染色が確認できた。その結果、M4蛋白
質が細胞質に存在し、小胞体膜に沿って局在しているこ
とがわかった。これらのことから、M4は、ユビキチン
ドメインを持つ他に、シグナル配列にも結合する性質を
持ち、小胞体に挿入されてきた分泌蛋白質のシグナルに
まず結合し、そののち自身のユビキチンドメインを利用
して、プロテアソームによる分解へと標的蛋白質を運ぶ
可能性があると考えられる。
【0051】また、生体の生存、維持に必須の蛋白質を
正しく分泌したり、細胞膜へ輸送したりするシステムに
シグナルペプチドは必須である。シグナルペプチドに
は、シグナル認識粒子(SRP)が結合し、小胞体の膜
へ運んだ後、小胞体膜のチャンネルを通過して、ポリペ
プチドを小胞体内部へ輸送する。このプロセスにおいて
は、SRPがシグナルを認識する重要な分子であるが、
M4はこの輸送のステップに関与する可能性もある。効
率的な輸送がなされなければ、種々のサイトカイン、増
殖因子、細胞外マトリックス蛋白質、ケモカイン、神経
伝達物質をはじめとする分泌蛋白質の機能が損なわれ、
生体は恒常性を維持できなくなる。M4が正常に存在す
ること、またその異常を調べることにより、神経変性疾
患をはじめとする病変、サイトカインなどの有用蛋白質
の分泌異常による疾患、肝硬変や動脈硬化などの診断に
有用であると考えられる。
【0052】
【発明の効果】本発明によると、分泌蛋白質のシグナル
配列を認識し、結合することができるユビキチン様蛋白
質M4等の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する
蛋白質を提供することができ、これら蛋白質の活性の増
強又は減弱に起因する疾患の治療や診断が可能となる。
【0053】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> JAPAN SCIENCE AND TECHNOLOGY CORPORATION <120> Protein Interacting with HSP ( Heat Shock Protein ) 47 <130> A031P51 <140> <141> <160> 6 <170> PatentIn Ver. 2.0 <210> 1 <211> 3383 <212> DNA <213> Mouse <220> <221> CDS <222> (90)..(1880) <400> 1 gttggaggcc ccggagtcgg gccgggccgg gcgggccggg aggaggagga ggaggagccg 60 gacgggctgg cgggcggccg ggcggcggc atg gcg gag ccg agt ggg gct gag 113 Met Ala Glu Pro Ser Gly Ala Glu 1 5 acg agg ccc cag att cgg gtc acc gtc aag acc ccc aag gac aag gag 161 Thr Arg Pro Gln Ile Arg Val Thr Val Lys Thr Pro Lys Asp Lys Glu 10 15 20 gag atc gtg atc tgc gat caa gcc tcg gtc aag gag ttc aag gag gag 209 Glu Ile Val Ile Cys Asp Gln Ala Ser Val Lys Glu Phe Lys Glu Glu 25 30 35 40 atc tcc cgg agg ttt aag gct cag cag gat cag ctg gtc ctg atc ttc 257 Ile Ser Arg Arg Phe Lys Ala Gln Gln Asp Gln Leu Val Leu Ile Phe 45 50 55 gca ggc aag atc ctc aag gat ggg gac acc ctg agc cag cac ggc atc 305 Ala Gly Lys Ile Leu Lys Asp Gly Asp Thr Leu Ser Gln His Gly Ile 60 65 70 aag gat ggg ctc aca gtc cac cta gtc atc aaa acc cct cag aag gct 353 Lys Asp Gly Leu Thr Val His Leu Val Ile Lys Thr Pro Gln Lys Ala 75 80 85 caa gat cca gtg act gct gct gct tct cct cca tcc act cct gac tct 401 Gln Asp Pro Val Thr Ala Ala Ala Ser Pro Pro Ser Thr Pro Asp Ser 90 95 100 gcc tct gca ccc tcc acc acg cct gcc tca cct gcc gcc gcc cct gtc 449 Ala Ser Ala Pro Ser Thr Thr Pro Ala Ser Pro Ala Ala Ala Pro Val 105 110 115 120 cag ccc tgc agc tct ggc aat aca act tca gat gct ggc agt gga ggg 497 Gln Pro Cys Ser Ser Gly Asn Thr Thr Ser Asp Ala Gly Ser Gly Gly 125 130 135 ggg ccc tct cca gtg gct gca gag ggg ccc tca agt gct act gca tcg 545 Gly Pro Ser Pro Val Ala Ala Glu Gly Pro Ser Ser Ala Thr Ala Ser 140 145 150 atc ctc tct ggc ttc gga ggc atc ctg gga ctg ggc agc ctg ggc ctg 593 Ile Leu Ser Gly Phe Gly Gly Ile Leu Gly Leu Gly Ser Leu Gly Leu 155 160 165 ggc tcc gcc aac ttt atg gag ctg cag caa cag atg cag aga cag ctc 641 Gly Ser Ala Asn Phe Met Glu Leu Gln Gln Gln Met Gln Arg Gln Leu 170 175 180 atg tcc aat cct gag atg ctg tcg cag atc atg gag aac ccc ttg gtc 689 Met Ser Asn Pro Glu Met Leu Ser Gln Ile Met Glu Asn Pro Leu Val 185 190 195 200 cag gat atg atg tca aac cct gat ctg atg cgc cac atg atc atg gct 737 Gln Asp Met Met Ser Asn Pro Asp Leu Met Arg His Met Ile Met Ala 205 210 215 aat ccc cag atg cag cag ctg atg gag agg aac ccc gag atc agc cac 785 Asn Pro Gln Met Gln Gln Leu Met Glu Arg Asn Pro Glu Ile Ser His 220 225 230 atg ctc aac aac cca gag ctc atg agg cag aca atg gag ctt gct cgt 833 Met Leu Asn Asn Pro Glu Leu Met Arg Gln Thr Met Glu Leu Ala Arg 235 240 245 aac cca gcc atg atg caa gaa atg atg cgg aac cag gac cgg gcc ctc 881 Asn Pro Ala Met Met Gln Glu Met Met Arg Asn Gln Asp Arg Ala Leu 250 255 260 agc aac ctg gaa agt gtc ccg gga ggg tat aat gcc ctc cgc cgc atg 929 Ser Asn Leu Glu Ser Val Pro Gly Gly Tyr Asn Ala Leu Arg Arg Met 265 270 275 280 tac acg gac atc cag gag ccc atg ttc act gct gct cgg gaa cag ttt 977 Tyr Thr Asp Ile Gln Glu Pro Met Phe Thr Ala Ala Arg Glu Gln Phe 285 290 295 ggc aac aat ccc ttc tct tcc ctg gcc ggg aac tcc gac aac tca tcc 1025 Gly Asn Asn Pro Phe Ser Ser Leu Ala Gly Asn Ser Asp Asn Ser Ser 300 305 310 tcc caa cct ctt cgg act gag aat cga gag ccc ctc cct aac ccc tgg 1073 Ser Gln Pro Leu Arg Thr Glu Asn Arg Glu Pro Leu Pro Asn Pro Trp 315 320 325 agc ccc tcg ccc ccc acc tcc cag gcc ccc ggg tcc ggt ggg gag ggc 1121 Ser Pro Ser Pro Pro Thr Ser Gln Ala Pro Gly Ser Gly Gly Glu Gly 330 335 340 acc gga gga tcg ggg acc agc cag gtg cac ccg aca gtc tcg aac ccc 1169 Thr Gly Gly Ser Gly Thr Ser Gln Val His Pro Thr Val Ser Asn Pro 345 350 355 360 ttt ggg atc aat gcg gct agc ctg ggg tca ggg atg ttc aac agc cca 1217 Phe Gly Ile Asn Ala Ala Ser Leu Gly Ser Gly Met Phe Asn Ser Pro 365 370 375 gaa atg cag gcg ctc ctc cag cag att tct gaa aac ccc cag ctg atg 1265 Glu Met Gln Ala Leu Leu Gln Gln Ile Ser Glu Asn Pro Gln Leu Met 380 385 390 cag aat gtc atc tca gcc cct tac atg cgc acc atg atg cag acg ctt 1313 Gln Asn Val Ile Ser Ala Pro Tyr Met Arg Thr Met Met Gln Thr Leu 395 400 405 gcc cag aac cct gac ttt gct gct cag atg atg gtg aat gtg ccg ctg 1361 Ala Gln Asn Pro Asp Phe Ala Ala Gln Met Met Val Asn Val Pro Leu 410 415 420 ttc gca ggg aat cca cag ctt cag gag cag ctc cgc ctg cag ctc ccc 1409 Phe Ala Gly Asn Pro Gln Leu Gln Glu Gln Leu Arg Leu Gln Leu Pro 425 430 435 440 gtg ttt ctg cag cag atg caa aac cca gag tct ctc tcc atc ctc acc 1457 Val Phe Leu Gln Gln Met Gln Asn Pro Glu Ser Leu Ser Ile Leu Thr 445 450 455 aat ccc cgg gcc atg cag gcc ctg ctg cag atc cag cag gga cta cag 1505 Asn Pro Arg Ala Met Gln Ala Leu Leu Gln Ile Gln Gln Gly Leu Gln 460 465 470 acc ctc cag act gaa gcc cct ggg ctg gta ccc agc ctt ggc tcc ttt 1553 Thr Leu Gln Thr Glu Ala Pro Gly Leu Val Pro Ser Leu Gly Ser Phe 475 480 485 ggg aca ccc cgg acc tcg gta cct ctg gca ggc agc aac tct gga tct 1601 Gly Thr Pro Arg Thr Ser Val Pro Leu Ala Gly Ser Asn Ser Gly Ser 490 495 500 tcg gca gag gcc ccc act tct tcc ccg ggc gtg cca gcc aca tct cct 1649 Ser Ala Glu Ala Pro Thr Ser Ser Pro Gly Val Pro Ala Thr Ser Pro 505 510 515 520 ccc agt gcg ggt tcc aat gcc cag caa caa ctc atg cag cag atg atc 1697 Pro Ser Ala Gly Ser Asn Ala Gln Gln Gln Leu Met Gln Gln Met Ile 525 530 535 caa ctt ttg tcc gga agt ggg aac tca cag gtg ccg atg cca gaa gtg 1745 Gln Leu Leu Ser Gly Ser Gly Asn Ser Gln Val Pro Met Pro Glu Val 540 545 550 aga ttt caa cag cag ctg gaa caa ctc aac tcc atg ggc ttt att aac 1793 Arg Phe Gln Gln Gln Leu Glu Gln Leu Asn Ser Met Gly Phe Ile Asn 555 560 565 cgt gag gcc aac cta cag gcc ctg atc gcc aca gga ggg gac atc aat 1841 Arg Glu Ala Asn Leu Gln Ala Leu Ile Ala Thr Gly Gly Asp Ile Asn 570 575 580 gcc gct att gag aga ctc ctg ggc tcc cag ctc tcc tga tcccttggct 1890 Ala Ala Ile Glu Arg Leu Leu Gly Ser Gln Leu Ser 585 590 595 ggtgcctcct gccttcccca cctctcagcg ccagcctctg gctcctctgt gaagccctat 1950 cttccatggc ctgtcttctt tgacccctac gaacagagca gcaagaaccg cagggtgact 2010 tccaacttcc aaggcctctg cccaacccaa agctctccaa ggattttgat tcgtttactg 2070 tctcatgaaa tctctcccgg tcctcttgga gcagagctat ctagtgtgca cagtgtgcca 2130 gtttggccac atctccttgc ccacaagtac cttggcaaca tacattcttc tccaggggga 2190 ctgagaagag gacccgcctg gcgtaccgga agtcttccgt tggtaccact agagtttagc 2250 tagccttaca ttactcctac cctcctctcc ctccctcacc tcagcccaac cagtttgaat 2310 ctcactcttt ggccaggtcc tggtgaaact gttttttttt tctctacccc tatactggtt 2370 catatagcct gtccttctgt ccaaaggcag cagtgagtca gcagtctggg tagggttatc 2430 aagatcaaac cagaacagtg gacactggtg ctctagagcc acagctgaga gctctcggaa 2490 gcagggaacc gggggagaca cctgggcagg aggcttggaa agttgggagt tgacagagtc 2550 tagaaagacc aatagatttc atggtggaga agccaggctc aggcctgaca gaagaaactc 2610 tgatggactt ggaactgaag atagaagttc agcaaagctg aacagtggac ccatgagaaa 2670 tcaaattggc tccattgttt ccagacatat ttgcgctcac gttccaatga acccagtctt 2730 caggctccag tattttgagc cccactctcc agaagatctg gtggggtttc tcagcattgt 2790 agaaaatcta tatgtgtgcg aacatgcaag ttggggaggt gtgtgttctt tgttgatttc 2850 tggttcacaa ctttgtcaac agagataagt gggtacaagg gccaatcttg tggaagacta 2910 tagcattgag ggagccgggt ccctgggcct ctgggtattg ggtaaccaga aagcagattg 2970 agtaattctc tgagcaataa tggctctgac tggtaccctg gccaccattg cttccttggt 3030 gaaagaatag tgaggtttct cttccagagc tcctgccttt cagttatttg ctggttccct 3090 ctaggccaga accttgtatt tgaggagagg tgggatggca gatgcctttg gtatggaact 3150 gggctttgct taacgagtac cagaggaagc tctcgccaca ttttctctgc tgtgtggtcc 3210 aggtacttgg aggacccctg gctgagagac aggtaaggaa aggcatcctg ccgtaggtgg 3270 gggacagtcc cagacagttc agacatgcct tcccttcccc ccttataccc aacacccact 3330 ctggcctttg taaataaata atgtgatttt tgttgtgaga ttaaaaaaaa aaa 3383 <210> 2 <211> 596 <212> PRT <213> Mouse <400> 2 Met Ala Glu Pro Ser Gly Ala Glu Thr Arg Pro Gln Ile Arg Val Thr 1 5 10 15 Val Lys Thr Pro Lys Asp Lys Glu Glu Ile Val Ile Cys Asp Gln Ala 20 25 30 Ser Val Lys Glu Phe Lys Glu Glu Ile Ser Arg Arg Phe Lys Ala Gln 35 40 45 Gln Asp Gln Leu Val Leu Ile Phe Ala Gly Lys Ile Leu Lys Asp Gly 50 55 60 Asp Thr Leu Ser Gln His Gly Ile Lys Asp Gly Leu Thr Val His Leu 65 70 75 80 Val Ile Lys Thr Pro Gln Lys Ala Gln Asp Pro Val Thr Ala Ala Ala 85 90 95 Ser Pro Pro Ser Thr Pro Asp Ser Ala Ser Ala Pro Ser Thr Thr Pro 100 105 110 Ala Ser Pro Ala Ala Ala Pro Val Gln Pro Cys Ser Ser Gly Asn Thr 115 120 125 Thr Ser Asp Ala Gly Ser Gly Gly Gly Pro Ser Pro Val Ala Ala Glu 130 135 140 Gly Pro Ser Ser Ala Thr Ala Ser Ile Leu Ser Gly Phe Gly Gly Ile 145 150 155 160 Leu Gly Leu Gly Ser Leu Gly Leu Gly Ser Ala Asn Phe Met Glu Leu 165 170 175 Gln Gln Gln Met Gln Arg Gln Leu Met Ser Asn Pro Glu Met Leu Ser 180 185 190 Gln Ile Met Glu Asn Pro Leu Val Gln Asp Met Met Ser Asn Pro Asp 195 200 205 Leu Met Arg His Met Ile Met Ala Asn Pro Gln Met Gln Gln Leu Met 210 215 220 Glu Arg Asn Pro Glu Ile Ser His Met Leu Asn Asn Pro Glu Leu Met 225 230 235 240 Arg Gln Thr Met Glu Leu Ala Arg Asn Pro Ala Met Met Gln Glu Met 245 250 255 Met Arg Asn Gln Asp Arg Ala Leu Ser Asn Leu Glu Ser Val Pro Gly 260 265 270 Gly Tyr Asn Ala Leu Arg Arg Met Tyr Thr Asp Ile Gln Glu Pro Met 275 280 285 Phe Thr Ala Ala Arg Glu Gln Phe Gly Asn Asn Pro Phe Ser Ser Leu 290 295 300 Ala Gly Asn Ser Asp Asn Ser Ser Ser Gln Pro Leu Arg Thr Glu Asn 305 310 315 320 Arg Glu Pro Leu Pro Asn Pro Trp Ser Pro Ser Pro Pro Thr Ser Gln 325 330 335 Ala Pro Gly Ser Gly Gly Glu Gly Thr Gly Gly Ser Gly Thr Ser Gln 340 345 350 Val His Pro Thr Val Ser Asn Pro Phe Gly Ile Asn Ala Ala Ser Leu 355 360 365 Gly Ser Gly Met Phe Asn Ser Pro Glu Met Gln Ala Leu Leu Gln Gln 370 375 380 Ile Ser Glu Asn Pro Gln Leu Met Gln Asn Val Ile Ser Ala Pro Tyr 385 390 395 400 Met Arg Thr Met Met Gln Thr Leu Ala Gln Asn Pro Asp Phe Ala Ala 405 410 415 Gln Met Met Val Asn Val Pro Leu Phe Ala Gly Asn Pro Gln Leu Gln 420 425 430 Glu Gln Leu Arg Leu Gln Leu Pro Val Phe Leu Gln Gln Met Gln Asn 435 440 445 Pro Glu Ser Leu Ser Ile Leu Thr Asn Pro Arg Ala Met Gln Ala Leu 450 455 460 Leu Gln Ile Gln Gln Gly Leu Gln Thr Leu Gln Thr Glu Ala Pro Gly 465 470 475 480 Leu Val Pro Ser Leu Gly Ser Phe Gly Thr Pro Arg Thr Ser Val Pro 485 490 495 Leu Ala Gly Ser Asn Ser Gly Ser Ser Ala Glu Ala Pro Thr Ser Ser 500 505 510 Pro Gly Val Pro Ala Thr Ser Pro Pro Ser Ala Gly Ser Asn Ala Gln 515 520 525 Gln Gln Leu Met Gln Gln Met Ile Gln Leu Leu Ser Gly Ser Gly Asn 530 535 540 Ser Gln Val Pro Met Pro Glu Val Arg Phe Gln Gln Gln Leu Glu Gln 545 550 555 560 Leu Asn Ser Met Gly Phe Ile Asn Arg Glu Ala Asn Leu Gln Ala Leu 565 570 575 Ile Ala Thr Gly Gly Asp Ile Asn Ala Ala Ile Glu Arg Leu Leu Gly 580 585 590 Ser Gln Leu Ser 595 <210> 3 <211> 1317 <212> DNA <213> MOUSE <220> <221> CDS <222> (1)..(1317) <400> 3 atg aag ctg gtt ttg ctg tta cca tgg gcg tgc tgc tgc ttg tgc ggg 48 Met Lys Leu Val Leu Leu Leu Pro Trp Ala Cys Cys Cys Leu Cys Gly 1 5 10 15 tcg gcg ctg gcc acc ggc ttt ctc tac ccg ttc ccg gca gca gcc ttg 96 Ser Ala Leu Ala Thr Gly Phe Leu Tyr Pro Phe Pro Ala Ala Ala Leu 20 25 30 cag cag cac ggc tac ccg gag cag ggc gcc ggc tcc ccc ggc aac ggc 144 Gln Gln His Gly Tyr Pro Glu Gln Gly Ala Gly Ser Pro Gly Asn Gly 35 40 45 tac tcg agt cgc cgg cac tgg tgc cat cac acg gtg aca agg aca gtg 192 Tyr Ser Ser Arg Arg His Trp Cys His His Thr Val Thr Arg Thr Val 50 55 60 tcc tgc cag gtg cag aat ggc tcc gag acg gtg gtc cag cga gtc tac 240 Ser Cys Gln Val Gln Asn Gly Ser Glu Thr Val Val Gln Arg Val Tyr 65 70 75 80 cag agc tgc cgg tgg cct ggg ccc tgt gcc aac ctc gtg agg act ctc 288 Gln Ser Cys Arg Trp Pro Gly Pro Cys Ala Asn Leu Val Arg Thr Leu 85 90 95 att aga ccg acc tac cgg gtt tcc tac cgc acg gtg act gcg ctg gag 336 Ile Arg Pro Thr Tyr Arg Val Ser Tyr Arg Thr Val Thr Ala Leu Glu 100 105 110 tgg agg tgt tgc cca gga ttc acc gga agc aac tgc gag gaa gaa tgt 384 Trp Arg Cys Cys Pro Gly Phe Thr Gly Ser Asn Cys Glu Glu Glu Cys 115 120 125 atg aac tgt acc cgg ctt agc gac atg agt gaa cgg ctg acc acg ctg 432 Met Asn Cys Thr Arg Leu Ser Asp Met Ser Glu Arg Leu Thr Thr Leu 130 135 140 gag gcc aag gtc ctc ttg ctg gaa gca gct gag cag cct tca ggt cca 480 Glu Ala Lys Val Leu Leu Leu Glu Ala Ala Glu Gln Pro Ser Gly Pro 145 150 155 160 gac aat gac ctg cca ccc ccg cag agc acc cca cca acc tgg aac gag 528 Asp Asn Asp Leu Pro Pro Pro Gln Ser Thr Pro Pro Thr Trp Asn Glu 165 170 175 gac ttc ctg cca gac gcc att ccc atc gca cat cca ggg ccc cgg agg 576 Asp Phe Leu Pro Asp Ala Ile Pro Ile Ala His Pro Gly Pro Arg Arg 180 185 190 aga aga ccc aca ggt cca gct gga cct cca gga cag atg gga cca cct 624 Arg Arg Pro Thr Gly Pro Ala Gly Pro Pro Gly Gln Met Gly Pro Pro 195 200 205 gga cct gca gga cct cca ggt tcc aaa ggt gaa cag ggc cag aca gga 672 Gly Pro Ala Gly Pro Pro Gly Ser Lys Gly Glu Gln Gly Gln Thr Gly 210 215 220 gag aag ggc cca gtg gga cct cca ggt ctc ttg gga cca ccg ggg cca 720 Glu Lys Gly Pro Val Gly Pro Pro Gly Leu Leu Gly Pro Pro Gly Pro 225 230 235 240 cgc ggg ctc cct gga gag atg ggg cgc cct ggt cca cca ggc cct cct 768 Arg Gly Leu Pro Gly Glu Met Gly Arg Pro Gly Pro Pro Gly Pro Pro 245 250 255 ggc cca gca gga agt cct ggc ctc ttg cca aac act ccc caa ggc gtc 816 Gly Pro Ala Gly Ser Pro Gly Leu Leu Pro Asn Thr Pro Gln Gly Val 260 265 270 ctg tat tcc ctg cag aca cca aca gac aag gag aat gga gac tcc cag 864 Leu Tyr Ser Leu Gln Thr Pro Thr Asp Lys Glu Asn Gly Asp Ser Gln 275 280 285 ctg aac cct gct gtt gta gac aca gtg ctg act ggc atc cca ggt ccc 912 Leu Asn Pro Ala Val Val Asp Thr Val Leu Thr Gly Ile Pro Gly Pro 290 295 300 cgg ggt ccc cca ggc ccc cct ggt ccc cca gga cca cac ggc ccc cca 960 Arg Gly Pro Pro Gly Pro Pro Gly Pro Pro Gly Pro His Gly Pro Pro 305 310 315 320 gga ccc cca gga gca cct gga tcc cag ggc ctg gtg gat gaa cgg gtt 1008 Gly Pro Pro Gly Ala Pro Gly Ser Gln Gly Leu Val Asp Glu Arg Val 325 330 335 gtg gca agg cca tct ggt gag ccc agt gtg aag gaa gaa gag gac aaa 1056 Val Ala Arg Pro Ser Gly Glu Pro Ser Val Lys Glu Glu Glu Asp Lys 340 345 350 gcc agc gct gca gag gga gaa ggt gtg cag cag ctt cgc gag gcc ctg 1104 Ala Ser Ala Ala Glu Gly Glu Gly Val Gln Gln Leu Arg Glu Ala Leu 355 360 365 aag atc ctg gca gag agg gtc ctt atc ctt gag cat atg att gga gtc 1152 Lys Ile Leu Ala Glu Arg Val Leu Ile Leu Glu His Met Ile Gly Val 370 375 380 cat gat ccc ctg gcc tct cct gag ggt ggc tct ggg cag gat gca gcc 1200 His Asp Pro Leu Ala Ser Pro Glu Gly Gly Ser Gly Gln Asp Ala Ala 385 390 395 400 ctg aga gcc aat ctc aag atg aag cga gga ggt cct cga cct gac ggc 1248 Leu Arg Ala Asn Leu Lys Met Lys Arg Gly Gly Pro Arg Pro Asp Gly 405 410 415 atc ctg gct gcc ctg ctg ggc ccc gac cct gca caa aag agc gca gac 1296 Ile Leu Ala Ala Leu Leu Gly Pro Asp Pro Ala Gln Lys Ser Ala Asp 420 425 430 cag gct ggc gac agg aag taa 1317 Gln Ala Gly Asp Arg Lys 435 <210> 4 <211> 438 <212> PRT <213> MOUSE <400> 4 Met Lys Leu Val Leu Leu Leu Pro Trp Ala Cys Cys Cys Leu Cys Gly 1 5 10 15 Ser Ala Leu Ala Thr Gly Phe Leu Tyr Pro Phe Pro Ala Ala Ala Leu 20 25 30 Gln Gln His Gly Tyr Pro Glu Gln Gly Ala Gly Ser Pro Gly Asn Gly 35 40 45 Tyr Ser Ser Arg Arg His Trp Cys His His Thr Val Thr Arg Thr Val 50 55 60 Ser Cys Gln Val Gln Asn Gly Ser Glu Thr Val Val Gln Arg Val Tyr 65 70 75 80 Gln Ser Cys Arg Trp Pro Gly Pro Cys Ala Asn Leu Val Arg Thr Leu 85 90 95 Ile Arg Pro Thr Tyr Arg Val Ser Tyr Arg Thr Val Thr Ala Leu Glu 100 105 110 Trp Arg Cys Cys Pro Gly Phe Thr Gly Ser Asn Cys Glu Glu Glu Cys 115 120 125 Met Asn Cys Thr Arg Leu Ser Asp Met Ser Glu Arg Leu Thr Thr Leu 130 135 140 Glu Ala Lys Val Leu Leu Leu Glu Ala Ala Glu Gln Pro Ser Gly Pro 145 150 155 160 Asp Asn Asp Leu Pro Pro Pro Gln Ser Thr Pro Pro Thr Trp Asn Glu 165 170 175 Asp Phe Leu Pro Asp Ala Ile Pro Ile Ala His Pro Gly Pro Arg Arg 180 185 190 Arg Arg Pro Thr Gly Pro Ala Gly Pro Pro Gly Gln Met Gly Pro Pro 195 200 205 Gly Pro Ala Gly Pro Pro Gly Ser Lys Gly Glu Gln Gly Gln Thr Gly 210 215 220 Glu Lys Gly Pro Val Gly Pro Pro Gly Leu Leu Gly Pro Pro Gly Pro 225 230 235 240 Arg Gly Leu Pro Gly Glu Met Gly Arg Pro Gly Pro Pro Gly Pro Pro 245 250 255 Gly Pro Ala Gly Ser Pro Gly Leu Leu Pro Asn Thr Pro Gln Gly Val 260 265 270 Leu Tyr Ser Leu Gln Thr Pro Thr Asp Lys Glu Asn Gly Asp Ser Gln 275 280 285 Leu Asn Pro Ala Val Val Asp Thr Val Leu Thr Gly Ile Pro Gly Pro 290 295 300 Arg Gly Pro Pro Gly Pro Pro Gly Pro Pro Gly Pro His Gly Pro Pro 305 310 315 320 Gly Pro Pro Gly Ala Pro Gly Ser Gln Gly Leu Val Asp Glu Arg Val 325 330 335 Val Ala Arg Pro Ser Gly Glu Pro Ser Val Lys Glu Glu Glu Asp Lys 340 345 350 Ala Ser Ala Ala Glu Gly Glu Gly Val Gln Gln Leu Arg Glu Ala Leu 355 360 365 Lys Ile Leu Ala Glu Arg Val Leu Ile Leu Glu His Met Ile Gly Val 370 375 380 His Asp Pro Leu Ala Ser Pro Glu Gly Gly Ser Gly Gln Asp Ala Ala 385 390 395 400 Leu Arg Ala Asn Leu Lys Met Lys Arg Gly Gly Pro Arg Pro Asp Gly 405 410 415 Ile Leu Ala Ala Leu Leu Gly Pro Asp Pro Ala Gln Lys Ser Ala Asp 420 425 430 Gln Ala Gly Asp Arg Lys 435 <210> 5 <211> 2526 <212> DNA <213> MOUSE <220> <221> CDS <222> (901)..(1668) <400> 5 gccaaagcgg ctccccttcc tctgtgcctt gggttcctat aaattgctcc ggcgcgcgtt 60 tgtcagcctc ctcttctcct ggcaggtggt acccaggcag aattctgcgt tcagctctct 120 cgttcagctt ttcggcggcg aggctctcga tgctgctggc tagctcctat ctcctctgtc 180 cctgagcttc tctgagccgc ggatcctgcg aattgccatt gctccgcgca tctcaggggc 240 ctcccgaccc caagcaaccg cagccctcta gggttggggg gtgcgtttct gttggagttg 300 caggagaaaa agaaagaaag aaagaaagaa aaaaaaaaga gacaaggaca gacgaaccaa 360 gccaacaaaa gaaaagcaag aagcagaaaa aaaaaaaagg gcaacttcag acagaaagtt 420 ggtgagaact ggcgcagtct gcaaaaaagg aaaagtcgat cacgggcagc agcggcataa 480 aagtgtgagc tgctccggac gagcgcagca ggcggcagct ggctttgccc tccgggtggc 540 cgctccggca cccgccgcag ccacaggtgc gaaggggctg gcaggaggcg agagggcgcc 600 ctgagcaccc ctccccccaa cccccacccc cagctcggga cttcagttca agtcacttgg 660 cgccccagct ccctccctag ccgcagcctc agcggggggg agcaggagcc ggtcaagagc 720 gaccggcgcg cgcccgccca ggggagttgg ggttcgaagg gggattgttt tcggctctga 780 agaggtcccc gcccaacctt caaaattttg tccaaaagca gacaagagga tcggcccgcg 840 ctgagccggc tcgtgggcag caggaggcgc ctgatcgccg ccggggcgct gggggtggtg 900 atg gtg ctt ctg ctg gtc atc ctc atc ccg gtg ctg gtg agc tcg gcc 948 Met Val Leu Leu Leu Val Ile Leu Ile Pro Val Leu Val Ser Ser Ala 1 5 10 15 ggc acg tcg gct cac tac gag atg ctg ggc acc tgc cgc atg gtc tgc 996 Gly Thr Ser Ala His Tyr Glu Met Leu Gly Thr Cys Arg Met Val Cys 20 25 30 gac ccc tat ggg ggc acc aag gct ccc agc acc gcc gcc act ccg gac 1044 Asp Pro Tyr Gly Gly Thr Lys Ala Pro Ser Thr Ala Ala Thr Pro Asp 35 40 45 cgg ggc ctt atg cag tcc ctg ccc act ttc atc cag ggt ccc aaa ggc 1092 Arg Gly Leu Met Gln Ser Leu Pro Thr Phe Ile Gln Gly Pro Lys Gly 50 55 60 gag gcc ggt agg ccg ggg aag gca ggc ccg cgt ggg ccc ccg gga gag 1140 Glu Ala Gly Arg Pro Gly Lys Ala Gly Pro Arg Gly Pro Pro Gly Glu 65 70 75 80 ccc gga ccg ccg ggc ccc gtg ggg ccc ccg ggc gag aag gga gag ccg 1188 Pro Gly Pro Pro Gly Pro Val Gly Pro Pro Gly Glu Lys Gly Glu Pro 85 90 95 ggt cgc caa ggc ttg ccc ggc ccg cct ggg gcg ccc ggc ctg aac gcg 1236 Gly Arg Gln Gly Leu Pro Gly Pro Pro Gly Ala Pro Gly Leu Asn Ala 100 105 110 gcc ggg gct atc agt gca gcc acc tat agc acg gtg ccc aag atc gcc 1284 Ala Gly Ala Ile Ser Ala Ala Thr Tyr Ser Thr Val Pro Lys Ile Ala 115 120 125 ttt tac gct ggc ctc aaa cgg cag cac gaa ggc tac gag gtg ctc aag 1332 Phe Tyr Ala Gly Leu Lys Arg Gln His Glu Gly Tyr Glu Val Leu Lys 130 135 140 ttc gac gac gtg gta acc aat ctc gga aac cac tat gat ccc acc acg 1380 Phe Asp Asp Val Val Thr Asn Leu Gly Asn His Tyr Asp Pro Thr Thr 145 150 155 160 ggc aag ttc acc tgc tcc ata ccg ggt atc tac ttc ttc acc tac cac 1428 Gly Lys Phe Thr Cys Ser Ile Pro Gly Ile Tyr Phe Phe Thr Tyr His 165 170 175 gtc ctg atg cgc gga ggg gac ggc acc agc atg tgg gct gat ctc tgc 1476 Val Leu Met Arg Gly Gly Asp Gly Thr Ser Met Trp Ala Asp Leu Cys 180 185 190 aaa aac aac cag gtg cgt gct agt gca att gct caa gat gct gat cag 1524 Lys Asn Asn Gln Val Arg Ala Ser Ala Ile Ala Gln Asp Ala Asp Gln 195 200 205 aat tac gac tat gcc agt aac agt gtg gtc ctt cac ctg gaa cca gga 1572 Asn Tyr Asp Tyr Ala Ser Asn Ser Val Val Leu His Leu Glu Pro Gly 210 215 220 gat gaa gtc tat atc aaa tta gat ggt ggg aaa gcc cac gga gga aac 1620 Asp Glu Val Tyr Ile Lys Leu Asp Gly Gly Lys Ala His Gly Gly Asn 225 230 235 240 aac aac aaa tac agc aca ttc tct gga ttt att att tat gct gac tga 1668 Asn Asn Lys Tyr Ser Thr Phe Ser Gly Phe Ile Ile Tyr Ala Asp 245 250 255 taatgcagag actgagcttg ctgttctgag tttgaacgct ggattcgtat ggctaacgtc 1728 agtgaatcaa ggatcccagg ggatgcccat tgctgggcat ctcagttgtg taaatgtggg 1788 gagatcaaat gctacctgac tcacatctgt atcactcaga cacattatgt aaaaaaaaag 1848 tatttaacgc aagataagca gatgtgtgat ccactaccgc caaagcaaat actccttatt 1908 gttagtgtcc atgtgaatga agtcctatat agaccacaaa tttttataga aaaatctaag 1968 acactgagtt atttcttcaa tatctatgat actttggtgt cctgtgatct tgctgcttta 2028 ttcacgtgtc agctttggtt cttgtgagtt tacctgctta ttattaagct acttggagtc 2088 tatttgtagt atagggagga gtcatttttc cctgcaggag aaggtctaat tgaagtaatg 2148 ctgcttgtcc ccaaagatac tgtttgcctt gtactctggt tatctttaga gctagacctg 2208 ggaatgattc aacttgaagc cttaacctgg aattttctgg atttgtggaa ttcccaagcc 2268 tgtgatcatt ttcacatttt tttttctttt catgtgaatt ttcttttctc tctcttttct 2328 ggtgatggtc tctatctttt tttttttaaa tagagattga aattgtatca taggattccc 2388 ctctaagtgt gaaaatgtat aattatgtac ggtatttaga aaaaaaaacc tgtgtgtcca 2448 tttctccaat agaatacatt tagactctca aaaaaaaaaa aaaaaaaaaa aaaaaaaaaa 2508 aaaaaaaaaa aaaaaaaa 2526 <210> 6 <211> 255 <212> PRT <213> MOUSE <400> 6 Met Val Leu Leu Leu Val Ile Leu Ile Pro Val Leu Val Ser Ser Ala 1 5 10 15 Gly Thr Ser Ala His Tyr Glu Met Leu Gly Thr Cys Arg Met Val Cys 20 25 30 Asp Pro Tyr Gly Gly Thr Lys Ala Pro Ser Thr Ala Ala Thr Pro Asp 35 40 45 Arg Gly Leu Met Gln Ser Leu Pro Thr Phe Ile Gln Gly Pro Lys Gly 50 55 60 Glu Ala Gly Arg Pro Gly Lys Ala Gly Pro Arg Gly Pro Pro Gly Glu 65 70 75 80 Pro Gly Pro Pro Gly Pro Val Gly Pro Pro Gly Glu Lys Gly Glu Pro 85 90 95 Gly Arg Gln Gly Leu Pro Gly Pro Pro Gly Ala Pro Gly Leu Asn Ala 100 105 110 Ala Gly Ala Ile Ser Ala Ala Thr Tyr Ser Thr Val Pro Lys Ile Ala 115 120 125 Phe Tyr Ala Gly Leu Lys Arg Gln His Glu Gly Tyr Glu Val Leu Lys 130 135 140 Phe Asp Asp Val Val Thr Asn Leu Gly Asn His Tyr Asp Pro Thr Thr 145 150 155 160 Gly Lys Phe Thr Cys Ser Ile Pro Gly Ile Tyr Phe Phe Thr Tyr His 165 170 175 Val Leu Met Arg Gly Gly Asp Gly Thr Ser Met Trp Ala Asp Leu Cys 180 185 190 Lys Asn Asn Gln Val Arg Ala Ser Ala Ile Ala Gln Asp Ala Asp Gln 195 200 205 Asn Tyr Asp Tyr Ala Ser Asn Ser Val Val Leu His Leu Glu Pro Gly 210 215 220 Asp Glu Val Tyr Ile Lys Leu Asp Gly Gly Lys Ala His Gly Gly Asn 225 230 235 240 Asn Asn Lys Tyr Ser Thr Phe Ser Gly Phe Ile Ile Tyr Ala Asp 245 250 255
【図面の簡単な説明】
【図1】マウス由来HSP47の構造を示す図である。
【図2】本発明のユビキチン様蛋白質M4のドメイン構
造を示す図である。
【図3】本発明のコラーゲン様蛋白質tcのドメイン構
造を示す図である。
【図4】本発明のコラーゲン様蛋白質K100のドメイ
ン構造を示す図である。
【図5】本発明のユビキチン様蛋白質M4のマウス各種
組織における発現を示す図である。
【図6】本発明のユビキチン様蛋白質M4がHSP47
のどの部分と結合するかを示す図である。
【図7】本発明のユビキチン様蛋白質M4の細胞内局在
調べた結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07K 14/00 C07K 16/18 4H045 14/47 19/00 16/18 C12N 1/15 19/00 1/19 C12N 1/15 1/21 1/19 C12P 21/02 C 1/21 21/08 5/10 G01N 33/15 Z C12P 21/02 33/50 Z 21/08 33/566 G01N 33/15 33/577 B 33/50 C12N 15/00 ZNAA 33/566 A61K 37/02 33/577 C12N 5/00 A Fターム(参考) 2G045 AA34 AA35 BB20 CB17 DA36 FB02 FB03 4B024 AA01 AA11 BA80 CA04 CA07 CA09 DA02 DA12 EA04 GA11 GA27 HA11 HA13 HA14 4B064 AG01 AG27 CA01 CA06 CA10 CA19 CA20 CC01 CC24 DA01 DA13 4B065 AA01X AA58X AA72X AA87X AA91Y AB01 AC14 AC16 BA02 BA25 BA30 BD50 CA24 CA44 CA46 4C084 AA06 AA07 AA17 DC50 ZA452 ZA752 4H045 AA10 AA11 AA20 AA30 BA10 BA41 CA40 DA76 EA20 EA50 FA72 FA74

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱ショック蛋白質HSP47をコードす
    る遺伝子と哺乳動物由来のcDNAライブラリーとを用
    いて、ツー・ハイブリッド(two hybrid)法によりスク
    リーニングすることを特徴とする熱ショック蛋白質HS
    P47と相互作用する蛋白質の製造方法。
  2. 【請求項2】 蛋白質がユビキチン様蛋白質であること
    を特徴とする請求項1記載の熱ショック蛋白質HSP4
    7と相互作用する蛋白質の製造方法。
  3. 【請求項3】 ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示さ
    れるアミノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴とす
    る請求項2記載の熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質の製造方法。
  4. 【請求項4】 ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示さ
    れるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸
    が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からな
    り、かつユビキチン様蛋白質M4活性を有する蛋白質で
    あることを特徴とする請求項2記載の熱ショック蛋白質
    HSP47と相互作用する蛋白質の製造方法。
  5. 【請求項5】 蛋白質が配列番号4に示されるアミノ酸
    配列からなる蛋白質であることを特徴とする請求項1記
    載の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 蛋白質が配列番号4に示されるアミノ酸
    配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換
    若しくは付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質である
    ことを特徴とする請求項1記載の熱ショック蛋白質HS
    P47と相互作用する蛋白質の製造方法。
  7. 【請求項7】 蛋白質が配列番号6に示されるアミノ酸
    配列からなる蛋白質であることを特徴とする請求項1記
    載の熱ショック蛋白質HSP47と相互作用する蛋白質
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 蛋白質が配列番号6に示されるアミノ酸
    配列において、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換
    若しくは付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質である
    ことを特徴とする請求項1記載の熱ショック蛋白質HS
    P47と相互作用する蛋白質の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか記載の蛋白質の
    製造方法により得られる熱ショック蛋白質HSP47と
    相互作用する蛋白質。
  10. 【請求項10】 配列番号2に示されるアミノ酸配列か
    らなる蛋白質。
  11. 【請求項11】 配列番号2に示されるアミノ酸配列に
    おいて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
    は付加されたアミノ酸配列からなり、かつユビキチン様
    蛋白質M4活性を有する蛋白質。
  12. 【請求項12】 配列番号4に示されるアミノ酸配列か
    らなる蛋白質。
  13. 【請求項13】 配列番号4に示されるアミノ酸配列に
    おいて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
    は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋
    白質HSP47と相互作用する蛋白質。
  14. 【請求項14】 配列番号6に示されるアミノ酸配列か
    らなる蛋白質。
  15. 【請求項15】 配列番号6に示されるアミノ酸配列に
    おいて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
    は付加されたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋
    白質HSP47と相互作用する蛋白質。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の熱ショック蛋白質HS
    P47と相互作用する蛋白質をコードする遺伝子。
  17. 【請求項17】 以下の(a)又は(b)の蛋白質をコ
    ードする遺伝子。 (a)配列番号2に示されるアミノ酸配列からなる蛋白
    質。 (b)配列番号2に示されるアミノ酸配列において、1
    若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加され
    たアミノ酸配列からなり、かつユビキチン様蛋白質M4
    活性を有する蛋白質。
  18. 【請求項18】 配列番号1に示される塩基配列又はそ
    の相補的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含
    むDNA。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のDNAとストリンジ
    ェントな条件下でハイブリダイズし、かつユビキチン様
    蛋白質M4活性を有する蛋白質をコードするDNA。
  20. 【請求項20】 以下の(a)又は(b)の蛋白質をコ
    ードする遺伝子。 (a)配列番号4に示されるアミノ酸配列からなる蛋白
    質。 (b)配列番号4に示されるアミノ酸配列において、1
    若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加され
    たアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白質HSP
    47と相互作用する蛋白質。
  21. 【請求項21】 配列番号3に示される塩基配列又はそ
    の相補的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含
    むDNA。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のDNAとストリンジ
    ェントな条件下でハイブリダイズし、かつ熱ショック蛋
    白質HSP47と相互作用する蛋白質をコードするDN
    A。
  23. 【請求項23】 以下の(a)又は(b)の蛋白質をコ
    ードする遺伝子。 (a)配列番号6に示されるアミノ酸配列からなる蛋白
    質。 (b)配列番号6に示されるアミノ酸配列において、1
    若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加され
    たアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白質HSP
    47と相互作用する蛋白質。
  24. 【請求項24】 配列番号5に示される塩基配列又はそ
    の相補的配列並びにこれらの配列の一部または全部を含
    むDNA。
  25. 【請求項25】 請求項24記載のDNAとストリンジ
    ェントな条件下でハイブリダイズし、かつ熱ショック蛋
    白質HSP47と相互作用する蛋白質をコードするDN
    A。
  26. 【請求項26】 請求項9〜15のいずれか記載の蛋白
    質に特異的に結合する抗体。
  27. 【請求項27】 抗体がモノクローナル抗体であること
    を特徴とする請求項26記載の蛋白質に特異的に結合す
    る抗体。
  28. 【請求項28】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質をコードする遺伝子機能が染色体上で欠損
    又は過剰発現することを特徴とする非ヒト動物。
  29. 【請求項29】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質がユビキチン様蛋白質であることを特徴と
    する請求項28記載の非ヒト動物。
  30. 【請求項30】 ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示
    されるアミノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴と
    する請求項29記載の非ヒト動物。
  31. 【請求項31】 ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示
    されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ
    酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からな
    り、かつユビキチン様蛋白質M4活性を有する蛋白質で
    あることを特徴とする請求項29記載の非ヒト動物。
  32. 【請求項32】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号4に示されるアミノ酸配列から
    なる蛋白質であることを特徴とする請求項28記載の非
    ヒト動物。
  33. 【請求項33】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号4に示されるアミノ酸配列にお
    いて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
    付加されたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白
    質HSP47と相互作用する蛋白質であることを特徴と
    する請求項28記載の非ヒト動物。
  34. 【請求項34】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号6に示されるアミノ酸配列から
    なる蛋白質であることを特徴とする請求項28記載の非
    ヒト動物。
  35. 【請求項35】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号6に示されるアミノ酸配列にお
    いて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
    付加されたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白
    質HSP47と相互作用する蛋白質であることを特徴と
    する請求項28記載の非ヒト動物。
  36. 【請求項36】 非ヒト動物が、マウス又はラットであ
    ることを特徴とする請求項28〜35のいずれか記載の
    非ヒト動物。
  37. 【請求項37】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質を発現することができる発現系を含んでな
    る宿主細胞。
  38. 【請求項38】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質がユビキチン様蛋白質であることを特徴と
    する請求項37記載の宿主細胞。
  39. 【請求項39】 ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示
    されるアミノ酸配列からなる蛋白質であることを特徴と
    する請求項38記載の宿主細胞。
  40. 【請求項40】 ユビキチン様蛋白質が配列番号2に示
    されるアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ
    酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からな
    り、かつユビキチン様蛋白質M4活性を有する蛋白質で
    あることを特徴とする請求項38記載の宿主細胞。
  41. 【請求項41】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号4に示されるアミノ酸配列から
    なる蛋白質であることを特徴とする請求項37記載の宿
    主細胞。
  42. 【請求項42】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号4に示されるアミノ酸配列にお
    いて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
    付加されたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白
    質HSP47と相互作用する蛋白質であることを特徴と
    する請求項37記載の宿主細胞。
  43. 【請求項43】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号6に示されるアミノ酸配列から
    なる蛋白質であることを特徴とする請求項37記載の宿
    主細胞。
  44. 【請求項44】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質が配列番号6に示されるアミノ酸配列にお
    いて、1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
    付加されたアミノ酸配列からなり、かつ熱ショック蛋白
    質HSP47と相互作用する蛋白質であることを特徴と
    する請求項37記載の宿主細胞。
  45. 【請求項45】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質の活性増加又は発現増強を必要としている
    患者を治療するのに用いられる医薬組成物であって、有
    効成分として請求項9〜15のいずれか記載の蛋白質又
    は該蛋白質に対するアゴニストを含んでなる医薬組成
    物。
  46. 【請求項46】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質の活性又は発現の抑制を必要としている患
    者を治療するのに用いられる医薬組成物であって、有効
    成分として請求項9〜15のいずれか記載の蛋白質又は
    該蛋白質に対するアンタゴニストを含んでなる医薬組成
    物。
  47. 【請求項47】 検体中の熱ショック蛋白質HSP47
    と相互作用する蛋白質をコードするDNA配列を、請求
    項9〜15のいずれか記載の蛋白質をコードするDNA
    配列と比較することを特徴とする熱ショック蛋白質HS
    P47と相互作用する蛋白質の発現又は活性と関連する
    疾病の診断方法。
  48. 【請求項48】 熱ショック蛋白質HSP47と相互作
    用する蛋白質の活性を阻害若しくは拮抗又は増強する物
    質のスクリーニング方法であって、熱ショック蛋白質H
    SP47と相互作用する蛋白質における前記相互作用の
    増強又は減弱の程度を測定・評価することを特徴とする
    スクリーニング方法。
  49. 【請求項49】 ユビキチン様蛋白質M4と分泌蛋白質
    のシグナル配列との相互作用の増強又は減弱の程度を測
    定・評価することを特徴とするユビキチン様蛋白質M4
    の活性を阻害若しくは拮抗又は増強する物質のスクリー
    ニング方法。
  50. 【請求項50】 コラーゲン様蛋白質と熱ショック蛋白
    質HSP47との相互作用の増強又は減弱の程度を測定
    ・評価することを特徴とするコラーゲン様蛋白質の活性
    を阻害若しくは拮抗又は増強する物質のスクリーニング
    方法。
  51. 【請求項51】 請求項28〜36のいずれか記載の非
    ヒト動物及び/又は請求項37〜44のいずれか記載の
    宿主細胞を用いることを特徴とする請求項48〜50の
    いずれか記載のスクリーニング方法。
  52. 【請求項52】 請求項48〜51のいずれか記載のス
    クリーニング方法により得られるアゴニスト。
  53. 【請求項53】 請求項48〜51のいずれか記載のス
    クリーニング方法により得られるアンタゴニスト。
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