JP2001145200A - サラウンド回路 - Google Patents

サラウンド回路

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JP2001145200A
JP2001145200A JP32625099A JP32625099A JP2001145200A JP 2001145200 A JP2001145200 A JP 2001145200A JP 32625099 A JP32625099 A JP 32625099A JP 32625099 A JP32625099 A JP 32625099A JP 2001145200 A JP2001145200 A JP 2001145200A
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JP
Japan
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data
surround
circuit
signal
input signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP32625099A
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English (en)
Inventor
Kei Nishioka
圭 西岡
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ入力信号INを間引くことなくか
つデータの質の低下を最小限に止めながらデータ量を減
少させ、データを遅延させるためのRAMの容量を大幅
に低減することができるサラウンド回路を提供するこ
と。 【解決手段】 入力された信号INを所定時間後に出力
するように制御される記憶手段11を用いてディジタル
信号の遅延処理を行うサラウンド回路において、記憶手
段11には圧縮手段12により圧縮されたディジタル信
号が入力され、また記憶手段11から出力されたディジ
タル信号は伸張手段13により伸張される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音楽信号などのデ
ィジタル信号をRAMを使用して遅延させることにより
サラウンド効果或いはエコー効果を実現するサラウンド
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサラウンド回路は、図2に示され
るように遅延RAM21およびディジタル信号処理回路
22により構成されていた。これはエコーサラウンド等
のサラウンド音が入力信号及びその遅延信号から形成さ
れるようにするために、オーディオ入力信号INの遅延
処理が必要となる。
【0003】図2において、まず、オーディオ入力信号
INがディジタル信号処理回路22に入力され次に遅延
RAM21に書き込まれる。遅延RAM21に書き込ま
れたオーディオ入力信号INは所定時間後読み出され
て、その時点でのオーディオ入力信号INと加算されて
サラウンド音となりオーディオ出力信号OUTとなる。
この図2の従来例では、遅延RAM21にはオーディオ
入力信号INがそのまま書き込まれており、遅延RAM
21の容量が大きくなってしまうという問題があった。
【0004】また、図3のように、従来のサラウンド回
路として、ダウンサンプリングコンバータ33を設けて
オーディオ入力信号INが遅延RAM31に書き込まれ
る前にオーディオ入力信号INのサンプリング周波数
を、たとえば2分の1に低下させて、つまりオーディオ
入力信号INを間引いてから遅延RAM31に書き込む
とともに、オーバンサンプリングコンバータ34を設け
て遅延RAM31から読み出されたデータのサンプリン
グ周波数を上昇させて、つまり補間させてからその時点
でのオーディオ入力信号INと加算させることで、遅延
RAM31の必要なメモリ容量を低減することが知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のサ
ラウンド回路では、オーディオ入力信号INをそのまま
RAMに書き込んでいたためRAMのサイズが大きくな
ってしまうという問題があった。また、この問題を解決
しようとしてオーディオ入力信号INを間引いてRAM
に書き込むサラウンド回路では、この間引きの割合を大
きくすることはできないし、さらにオーディオ入力信号
INの間引きと補間によりデータの質が著しく低下して
しまうという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、オーディオ入力信号I
Nを間引くことなくかつデータの質の低下を最小限に止
めながらデータ量を減少させ、データを遅延させるため
のRAMの容量を大幅に低減することができるサラウン
ド回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のサラウンド回
路は、入力された信号を所定時間後に出力するように制
御される記憶手段を用いてディジタル信号の遅延処理を
行うサラウンド回路において、前記記憶手段には圧縮手
段により圧縮されたディジタル信号が入力され、また前
記記憶手段から出力されたディジタル信号は伸張手段に
より伸張されることを特徴とする。
【0008】本発明では、サラウンド効果、エコー効果
を実現するサラウンド回路の遅延記憶手段に音楽などの
ディジタルデータを圧縮して入力させる。そして、適宜
定められた所定時間の後に圧縮されたデータを読み出し
伸張した上でサラウンド処理に用いる。したがって、入
力されるディジタル信号を間引くことなく、大幅にデー
タ量を削減することが可能であり、データの質の低下を
最小限に止めながら記憶手段の容量を大幅に低減するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
1を参照して説明する。
【0010】図1は本発明実施例のサラウンド回路の回
路構成を示す図である。図1において、サラウンド回路
は、オーディオ出力信号OUTを分岐して必要な処理を
行う前処理回路15、前処理されたオーディオ出力信号
OUTを選定された圧縮方式により圧縮しデータ量を減
少させる圧縮手段12と、圧縮手段12で圧縮されたオ
ーディオ出力信号OUTが記憶され所定時間後に読み出
される記憶手段としての遅延RAM11と、遅延RAM
11から読み出された圧縮されたオーディオ出力信号O
UTを元データに回復させるように動作する伸張手段1
3と、伸張手段13からの回復されたデータが入力され
て、それぞれフィルタリング及び利得調整を行うフィル
タ16及びゲインコントロール回路17と、オーディオ
入力信号INとゲインコントロール回路17の出力信号
を入力して加算しオーディオ出力信号OUTを得る加算
器18と、から構成されている。なお前処理回路15,
フィルタ16,ゲインコントロール回路17,及び加算
器18はディジタル信号処理回路14を構成している。
【0011】このサラウンド回路は、オーディオ入力信
号INに所定時間だけ遅延された信号が加算器18で加
算され、サラウンド効果、エコー効果を持たせたサラウ
ンド信号としてオーディオ出力信号OUTが出力され
る。
【0012】このために、オーディオ出力信号OUTを
前処理回路15を介して圧縮手段12に入力し圧縮す
る。圧縮手段12で圧縮されたデータは、所定時間の遅
延後読み出されるが、そのために遅延RAM11に必要
とされる記憶容量は、記憶させる時間と時間当たりのデ
ータ量で定まってしまう。
【0013】記憶させる時間としては、ユーザーの好み
に応じて調整される。通常、約5ms〜100msの場
合が多いが、予想される最長時間に見合った記憶容量を
遅延RAM11に用意しておく必要がある。
【0014】一方、時間当たりのデータ量は、従来例の
ようにそのままのデータ量を記憶させる場合には記憶容
量が大きくなってしまうし、また間引きを行うことによ
りデータ量を例えば半分以上に減らすことができるもの
の、データの間引き及びそれに伴うデータ補間により再
生されたデータの劣化が大きくなってしまう。
【0015】本発明では、この点について、データの間
引きといった直接的な手法ではなく、データ特性を考慮
した圧縮手段及び伸張手段を採用することにより、デー
タ量を大きく削減するとともにデータ劣化を最小限に止
めたものである。
【0016】すなわち、圧縮手段の圧縮方式は、遅延R
AM11のメモリサイズとのトレードオフにより定めら
れるものであるが、本発明実施例では適応差分PCM
(Adaptive Differential Pulse Code Modulatio
n:以下ADPCMという)を適用することで、特にデ
ータ量の削減とデータ劣化の最小化を図っている。
【0017】このような考察に基づいて、圧縮手段12
としてADPCMに依る符号器を採用し、伸張手段13
としてADPCMに依る復号器を採用している。
【0018】そして、圧縮手段12である符号器では、
複数種類(例えば9〜13種)の量子化特性と複数種類
(例えば4種)の予測フィルタの中から、所定区間(例
えば28サンプル分)内で入力信号に最も適した1組を
選択するアルゴリズムを用い、圧縮された量子化データ
とともに量子化及び予測フィルタのパラメータを遅延R
AM11に記憶させる。
【0019】伸張手段13である復号器では、ユーザー
により設定された遅延時間後に、遅延RAM11から量
子化及び予測フィルタのパラメータ及び圧縮された量子
化データを読み出し、伸張処理を施して、伸張されたデ
ータをフィルタ16,ゲインコントロール回路17を介
して加算器18に印加する。
【0020】これにより、加算器18でオーディオ入力
信号INと所定時間遅延されたデータとが加算処理さ
れ、サラウンド処理が施されたオーディオ出力信号OU
Tとして出力される。
【0021】このADPCMにより圧縮・伸張を行った
場合の音質は、通常のアナログレコードやアナログカセ
ットテープと同等の音質が得られており、オーディオ入
力信号INに重畳させるサラウンド信号として用いるこ
とを考慮すると、充分な音質を有している。
【0022】そして、この方式によるデータの圧縮率
は、選択されるパラメータにも依るが、1/4或いはそ
れ以上の圧縮効果を得ることができる。
【0023】なお、上記実施例は、ステレオ信号にも適
用することができる。この場合、左信号L、右信号Rの
比率とか、低音域、高音域の処理など、は、それぞれ必
要に応じて調整することができる。
【0024】また、上記実施例では、圧縮手段・伸張手
段として、ADPCMを使用することとして説明してい
るが、他の種々の圧縮・伸張方式により本発明を実現す
ることができることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明に依れば、サラウンド効果、エコ
ー効果を実現するサラウンド回路の遅延記憶手段に音楽
などのディジタルデータを圧縮して入力させる。そし
て、適宜定められた所定時間の後に圧縮されたデータを
読み出し伸張した上でサラウンド処理に用いる。
【0026】したがって、入力されるディジタル信号を
間引くことなく、大幅にデータ量を削減することが可能
であり、データの質の低下を最小限に止めながら記憶手
段の容量を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のサラウンド回路の回路構成図。
【図2】従来のサラウンド回路の回路構成図。
【図3】従来のサラウンド回路の回路構成図。
【符号の説明】
11 遅延RAM 12 圧縮手段 13 伸張手段 14 ディジタル信号処理回路 15 前処理回路 フィルタ16 フィルタ 17 ゲインコントロール回路 18 加算器 IN オーディオ入力信号 OUT オーディオ出力信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号を所定時間後に出力する
    ように制御される記憶手段を用いてディジタル信号の遅
    延処理を行うサラウンド回路において、 前記記憶手段には圧縮手段により圧縮されたディジタル
    信号が入力され、また前記記憶手段から出力されたディ
    ジタル信号は伸張手段により伸張されることを特徴とす
    るサラウンド回路。
JP32625099A 1999-11-17 1999-11-17 サラウンド回路 Pending JP2001145200A (ja)

Priority Applications (2)

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JP32625099A JP2001145200A (ja) 1999-11-17 1999-11-17 サラウンド回路
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