JP2001143674A - 電子機器及び電池収納装置 - Google Patents

電子機器及び電池収納装置

Info

Publication number
JP2001143674A
JP2001143674A JP36144499A JP36144499A JP2001143674A JP 2001143674 A JP2001143674 A JP 2001143674A JP 36144499 A JP36144499 A JP 36144499A JP 36144499 A JP36144499 A JP 36144499A JP 2001143674 A JP2001143674 A JP 2001143674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
case
digital
circuit board
battery storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP36144499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001143674A5 (ja
Inventor
Shuichi Miyazaki
秀一 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36144499A priority Critical patent/JP2001143674A/ja
Publication of JP2001143674A publication Critical patent/JP2001143674A/ja
Publication of JP2001143674A5 publication Critical patent/JP2001143674A5/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、一段と小型化し得るようにする。 【解決手段】本発明は、電池が収納される電池収納ケー
スと、電池の両電極に対応させて、電池収納ケースの一
端及び他端に設けられた一対の端子と、一対の端子のう
ちのいずれか一方に電気的に接続され、電池収納ケース
の内部に配置される導電性部材と、当該導電性部材を覆
うように電池収納ケースの内側面に貼着されるシート状
の絶縁性部材とを設けるようにしたことにより、電池収
納ケースの収納空間の体積を電池の体積とほぼ同程度ま
で小さくすることができると共に、その分電池収納ケー
スを小型化することができ、かくして一段と小型化し得
る電子機器及び電池収納装置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器及び電池収
納装置に関し、例えば音楽データを再生し得る携帯型の
ディジタル再生装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型のディジタル再生装置とし
て、半導体メモリを音楽データの記憶手段として用いる
ものが提案されており、当該半導体メモリから音楽デー
タを再生して得られる音楽を楽しむようになされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかるディジ
タル再生装置においては、携帯性を向上させるために、
さらなる小型化が望まれている。
【0004】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、一段と小型化し得る電子機器及び電池収納装置を提
案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、電池を電源として駆動する電子機
器において、電池が収納される電池収納ケースと、電池
の両電極に対応させて、電池収納ケースの一端及び他端
に設けられた一対の端子と、一対の端子のうちのいずれ
か一方に電気的に接続され、電池収納ケースの内部に配
置される導電性部材と、当該導電性部材を覆うように電
池収納ケースの内側面に貼着されるシート状の絶縁性部
材とを設けるようにした。
【0006】従って、電池収納ケースの収納空間の体積
を電池の体積とほぼ同程度まで小さくすることができ、
その分電池収納ケースを小型化することができる。
【0007】また本発明においては、電池収納装置にお
いて、電池が収納される電池収納ケースと、電池の両電
極に対応させて、電池収納ケースの一端及び他端に設け
られた一対の端子と、一対の端子のうちのいずれか一方
に電気的に接続され、電池収納ケースの内部に配置され
る導電性部材と、導電性部材を覆うように電池収納ケー
スの内側面に貼着されるシート状の絶縁性部材とを設け
るようにした。
【0008】従って、電池収納ケースの収納空間の体積
を電池の体積とほぼ同程度まで小さくすることができ、
その分電池収納ケースを小型化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0010】(1)電子音楽配信サービスの利用形態 近年、インターネットによるコンピュータネットワーク
を用いてディジタル音楽コンテンツを配信するEMD
(Electric Music Distribut
ion)と呼ばれる電子音楽配信サービスが提案されて
いる。
【0011】図1に示すように、この種の電子音楽配信
サービスにおいては、コンテンツの供給を行うEMDサ
ーバ1からインターネット2を介して家庭内のパーソナ
ルコンピュータ(以下、これをコンピュータ装置と呼
ぶ)3へディジタル音楽コンテンツC1を配信する。
【0012】コンピュータ装置3では、EMDサーバ1
から配信されたディジタル音楽コンテンツC1を内部の
ハードディスクにダウンロードし、これをユーザの操作
に応じて再生することにより、ユーザが何時でも音楽を
楽しめるようになされている。
【0013】このような電子音楽配信サービスでは、E
MDサーバ1からコンピュータ装置3へダウンロードし
たディジタル音楽コンテンツC1をあたかもCD(Co
mpact Disc)のように何時でも又何回でも再
生し得る「買取」と呼ばれる購入方法が存在する一方
で、料金設定を安くしたサービスとして再生可能期間や
再生可能回数の再生制限を設けた「再生制限付」と呼ば
れる新たな購入方法が存在する。
【0014】従ってユーザは、EMDサーバ1からディ
ジタル音楽コンテンツC1を「再生制限付」で購入した
場合、当該購入したディジタル音楽コンテンツC1をコ
ンピュータ装置3によって再生可能期間又は再生可能回
数の範囲内で再生することができる。
【0015】またコンピュータ装置3は、不揮発性の半
導体フラッシュメモリを記憶手段として内蔵した携帯型
のディジタル再生装置4とUSB(Universal
Serial Bus)ケーブルを介して接続し得る
ようになされており、これによりディジタル音楽コンテ
ンツC1をディジタルデータのままディジタル再生装置
4の半導体フラッシュメモリにアップロードし得るよう
になされている。
【0016】これによりユーザは、コンピュータ装置3
のみならずディジタル再生装置4によっても「再生制限
付」のディジタル音楽コンテンツC1を再生可能期間又
は再生可能回数の範囲内で再生することができ、かくし
て高音質な音楽をヘッドフォン5を介して屋外でも気軽
に楽しめるようになされている。
【0017】実際上、図2(A)に示すように、EMD
サーバ1からコンピュータ装置3にダウンロードされた
「再生制限付」のディジタル音楽コンテンツC1は、ヘ
ッダH1と音楽データD1とが一体となって構成され、
当該ヘッダH1には再生可能期間、再生可能回数及び実
際に再生した回数(以下、これを実再生回数と呼ぶ)等
の再生制限に関する種々の情報が格納されている。
【0018】次に図2(B)に示すように、コンピュー
タ装置3は、ディジタル音楽コンテンツC1をディジタ
ルデータのままディジタル再生装置4の半導体フラッシ
ュメモリにアップロードする。
【0019】ディジタル再生装置4は、ユーザの再生操
作に応じて再生処理を実行する際、必ずヘッダH1の再
生制限情報を読み取った後に音楽データD1を再生する
ようになされており、これによりヘッダH1で管理され
る再生制限情報を有効に活用し、不正な再生処理を防止
している。
【0020】ところで本実施の形態におけるディジタル
再生装置4においては、RTC回路を搭載しておらず、
このままでは時計機能によって再生可能期間を管理し得
ないことから、ヘッダH1の再生制限情報を読み出した
場合でも、再生可能期間の範囲内であるか否かを判定し
得ず、ディジタル音楽コンテンツC1を無制限に再生さ
れることが考えられる。
【0021】このようなことを防止するため、ディジタ
ル再生装置4は例え再生可能期間の範囲内であっても、
ヘッダH1の再生制限情報によって規定された「再生可
能回数(例えば2回)」の範囲内でのみ再生処理するこ
とを許可し、実際に再生したときに更新される「実再生
回数」が「再生可能回数」に達したときには、再生処理
を制限するようなプロテクトをかけるようになされてい
る。
【0022】但し図2(C)に示すようにディジタル再
生装置4は、このままでは再生可能期間の範囲内である
にも係わらず2回だけしか再生し得ないことになるの
で、再度コンピュータ装置3と接続して当該コンピュー
タ装置3に内蔵されたRTC回路3Aから現在の時刻情
報T1の供給を受け、当該時刻情報T1に基づいて再生
可能期間の範囲内であるか否かを判定し、再生可能期間
の範囲内であると認識したときには、ヘッダH1の「実
再生回数」を「0」に書き換えるようになされている。
【0023】これによりディジタル再生装置4は、再生
可能期間の範囲内であるときにはヘッダH1の再生制限
情報によって規定された「再生可能回数(例えば2
回)」の制限を繰り返し利用して上述の再生処理を何度
でも実行し得るようになされている。
【0024】またディジタル再生装置4は、時刻情報T
1に基づいて再生可能期間が終了していると認識したと
きには、ヘッダH1の「再生回数」を「0」に書き換え
ることなく再生処理を実行しないようにしている。
【0025】このようにディジタル再生装置4は、上述
のような「再生可能回数」までの再生処理及びコンピュ
ータ装置3と接続したことによる再生可能期間のチェッ
クを繰り返すことにより、再生可能期間の範囲内であれ
ば「再生可能回数(2回)」までの再生処理を何度でも
繰り返し実行し得ると共に、再生可能期間が終了したと
きには再生処理を制限し得るようになされている。
【0026】これに対してディジタル再生装置4は、再
生可能回数の再生制限だけが付加されたディジタル音楽
コンテンツC1の場合には、その再生可能回数の範囲内
で再生処理を実行し、再生可能回数分を再生したときに
は、それ以降の再生処理を実行しないようになされてい
る。
【0027】(2)ディジタル再生装置の全体構成 (2−1)ディジタル再生装置の構造 図3に示すように、ディジタル再生装置4においては、
ほぼ円筒形状でなる筐体ケース10を有し、当該筐体ケ
ース10の周側面に各種操作スイッチや操作ボタン及び
表示部用の表示窓11等が設けられている。
【0028】ここで、ディジタル再生装置4の表示窓1
1が設けられた側を正面とした場合、筐体ケース10を
軸中心に45度ずつ回転したときのそれぞれの周側面に
ついて図4(A)〜(D)を用いて説明する。
【0029】図4(A)に示すように、筐体ケース10
の左側面には、当該筐体ケース10の長手方向(以下、
これをケース長手方向と呼ぶ)の一端側に音量の上限を
固定するための音量上限固定スイッチ12がスライド自
在に設けられると共に、USB(Universal
Serial Bus)コネクタが収納された孔部(図
示せず)を開閉するようにプラスチック製のUSBコネ
クタカバー13が設けられている。
【0030】実際にUSBコネクタカバー13は、US
Bコネクタの未使用時に孔部を閉塞して筐体ケース10
と一体化されることにより当該USBコネクタを保護
し、USBコネクタの使用時には孔部を開放することに
より当該USBコネクタをUSBケーブル(図示せず)
を介してコンピュータ装置3に接続させ得るようになさ
れている。
【0031】また図4(B)に示すように、筐体ケース
10の正面には、そのほぼ中央部から一端にかけて音量
アップボタン14、音量ダウンボタン15、早送りボタ
ン16、早戻しボタン17、表示窓11及びシフトボタ
ン18が順次設けられている。また筐体ケース10の一
端面には、再生命令及び停止命令を入力し得る再生/停
止ボタン19が設けられている。
【0032】そして筐体ケース10の正面においては、
表示窓11の下部に設けられた表示部(図示せず)が各
種操作に応じた表示を行うことにより、その表示内容を
表示窓11を介して提示させることができるようになさ
れている。
【0033】因みに、シフトボタン18は、これが押下
されたままの状態で早送りボタン16が押下されると、
当該早送りボタン16と共に再生モードを切り換えるた
めの操作ボタンとして機能する。またシフトボタン18
は、これが押下されたままの状態で早戻しボタン17が
押下されると、当該早戻しボタン17と共に音質モード
を切り換えるための操作ボタンとしても機能する。
【0034】さらに図4(C)に示すように、筐体ケー
ス10の右側面には、その一端側にホールドスイッチ2
0がスライド自在に設けられ、当該ホールドスイッチ2
0を例えば筐体ケース10の一端側にスライドさせるこ
とにより各種操作ボタンの入力を無効にし、この状態を
維持し得るようになされている。
【0035】これに加えて図4(D)に示すように、筐
体ケース10の背面には、その他端側に単3サイズの駆
動用乾電池21を装填し得る乾電池収納部22が設けら
れると共に、当該乾電池収納部22を閉塞する蓋部23
が着脱自在に取り付けられている。
【0036】これにより乾電池収納部22においては、
蓋部23が取り外されると、内部に駆動用乾電池21を
装填し、又は当該内部から駆動用乾電池21を取り出す
ことができ、また内部に駆動用乾電池21が装填された
状態で蓋部23が取り付けられると、当該蓋部23によ
って駆動用乾電池21を脱落することを防止して保持し
得るようになされている。
【0037】また筐体ケース10の背面には、その一端
側にヘッドホンジャック24を保持するジャック保持部
25と、当該筐体ケース10を上着の胸ポケット等に取
り付けるためのクリップ部26とがケース長手方向に沿
って並設されると共に、当該ジャック保持部25とクリ
ップ部26との隣接部分で、かつディジタル再生装置4
の重心からずれた所定位置に環状のストラップ金具27
が設けられている。
【0038】このストラップ金具27は、筐体ケース1
0の背面に対してジャック保持部25に接する姿勢から
クリップ部26に接する姿勢までのほぼ180度の範囲
内で自在に回動し得るようになされており、当該ストラ
ップ金具27を起こすことにより各種ストラップを容易
に取り付け、又は取り外すことができるようになされて
いる。
【0039】ここでディジタル再生装置4においては、
ハードディスクドライブ等のように機械的な記録再生機
構を有する記録再生装置とは異なり、図1について上述
したように、内部の半導体フラッシュメモリに対してデ
ィジタル音楽コンテンツC1を記録再生することによ
り、振動が加えられるような環境下でも、音飛び等を生
じさせることなくディジタル音楽コンテンツC1の音楽
データD1を再生し得るようになされている。
【0040】このため、かかるディジタル再生装置4に
おいては、図5に示すように、通常、ヘッドホンコード
28に設けられたプラグ29をヘッドホンジャック24
に差し込むことにより、半導体フラッシュメモリから音
楽データD1を再生して得られた音楽をヘッドホン5を
介して聴くことができるようになされているものの、こ
のときストラップ金具27に帯状の首掛け用のストラッ
プ31を取り付けることにより首からぶら下げた状態で
使用し得るようになされている。
【0041】ところでディジタル再生装置4は、駆動用
乾電池21を除くと25〔g〕程度の重量を有し、当該
ディジタル再生装置4を構成する各種部品のほとんどが
ケース長手方向の一端側に設けられている。またディジ
タル再生装置4は、例えば23〔g〕程度の重量を有す
る駆動用乾電池21がケース長手方向の他端側に設けら
れた乾電池収納部22内に装填されるため、当該駆動用
乾電池21が装填されたときには重心がケース長手方向
のほぼ中央部となる。
【0042】そしてディジタル再生装置4においては、
図6に示すように、首掛け用のストラップ31が用いら
れて首からぶら下げられた場合、支点となるストラップ
金具27の取付け位置が重心よりもケース長手方向に沿
った一端側の所定位置にあるため、筐体ケース10の他
端側がほぼ鉛直下方向を向き、その分、筐体ケース10
の一端面に設けられた再生/停止ボタン19がほぼ鉛直
上方向を向くような姿勢を維持するようになされてい
る。
【0043】これによりディジタル再生装置4において
は、首からぶら下げられた場合、ユーザが筐体ケース1
0の周側面を握持するだけで、親指を再生/停止ボタン
19に容易に触れさせて操作し得るようになされてい
る。
【0044】因みにディジタル再生装置4においては、
図5からも明らかなように、首掛け用のストラップ31
にヘッドホンコード28を保持する所定のコード保持部
32が設けられており、当該首掛け用のストラップ31
を用いて首からぶら下げて使用するとき、ヘッドホンコ
ード28の引回しが煩雑になることを防止し得るように
なされている。
【0045】またディジタル再生装置4においては、図
7に示すように、ジャック保持部25が楔状に形成さ
れ、ヘッドホンジャック24がその円筒状のプラグ差込
み孔の軸をケース長手方向に対して傾斜させるようにし
てジャック保持部25に保持されている。
【0046】従ってディジタル再生装置4においては、
プラグ29を筐体ケース10の一端側からケース長手方
向に対して傾斜させてヘッドホンジャック24に差し込
むことができ、これによりプラグ29とヘッドホンコー
ド28との接続部分を再生/停止ボタン19から比較的
遠ざけ、かくしてプラグ29とヘッドホンコード28と
の接続部分により再生/停止ボタン19の操作性が損な
われることを防止し得るようになされている。
【0047】これに加えて、ディジタル再生装置4にお
いては、図8に示すように、板状でなるクリップ部26
の一端側がジャック保持部25に埋設された支軸(図示
せず)に枢支され、当該クリップ部26の他端側を筐体
ケース10の背面に対して所定角度範囲内で回動させる
ようになされている。
【0048】これによりディジタル再生装置4において
は、上着の胸ポケット33を筐体ケース10の他端側か
らその背面とクリップ部26との間に挟み込むようにし
て、当該胸ポケット33に取り付けることができる。
【0049】そしてディジタル再生装置4においては、
このように胸ポケット33に取り付けられた場合にも、
再生/停止ボタン19を胸ポケット33から出した姿勢
を維持し、かくして再生/停止ボタン19の操作性が損
なわれることを防止し得るようになされている。
【0050】ここで、筐体ケース10においては、図9
に示すように、正面側の一端から他端までを構成する正
面側ケース35と、背面の一端側を構成する背面側ケー
ス36と、当該背面の他端側を構成する蓋部23と、再
生/停止ボタン19を保持するボタン保持部37とから
構築されている。
【0051】正面側ケース35、背面側ケース36、蓋
部23及びボタン保持部37は、それぞれPC(Pol
ycarbonate)樹脂と、ABS(Acrylo
nitrile Butadiene Styren
e)樹脂とを所定の割合で混合してなる合成樹脂によっ
て成形されている。
【0052】そして正面側ケース35は、その単一部材
により図4(D)について上述した乾電池収納部22を
他端側に形成している。また正面側ケース35の一端側
と、背面側ケース36との間に形成される収納空間に
は、表示部保護部材40と、表示部41と、サブ回路基
板42と、メイン回路基板43と、スイッチ回路基板4
4とが順次積層されて収納されている。因みに、スイッ
チ回路基板44は、音量上限固定スイッチ12及びホー
ルドスイッチ20用のスイッチ回路素子44A及び44
Bが実装されたフレキシブル基板でなり、背面側ケース
36の内部に固定されている。
【0053】実際上、乾電池収納部22においては、図
10(A)及び(B)に示すように、駆動用乾電池21
の外径に応じた内径を有する円筒形状の収納空間を有
し、ケース長手方向に沿った一端には、導電性の金属線
によりコイル状に形成された負極端子45が配置され、
当該ケース長手方向に沿った他端には、導電性の金属材
により例えば円板状に形成された正極端子46が配置さ
れている。
【0054】この場合、乾電池収納部22においては、
負極端子45の一端がメイン回路基板43に直接電気的
に接続され、正極端子46はこれと一体に形成された板
状の導通板47を介してメイン回路基板43に電気的に
接続されている。
【0055】そして乾電池収納部22の底には、ケース
長手方向の一端から他端に渡って溝部22Aが形成さ
れ、当該溝部22Aに導通板47が嵌合されている。こ
の際、溝部22Aの深さは、導通板47の0.2〔m
m〕程度の厚みに応じて選定されており、これにより導
通板47を乾電池収納部22の内側面から収納空間に突
出させないようになされている。
【0056】また乾電池収納部22の底には、ケース長
手方向に沿った一端から他端に渡って、0.1〔mm〕
程度の厚みを有するシート状のシリアルラベル48が導
体板47を覆うように貼着されている。
【0057】シリアルラベル48は、図11(A)及び
(B)に示すように、例えば、接着力の比較的強いアク
リル系の感圧式接着剤層49と、アルミニウム層50
と、PET(polyethylene tereph
thalate)でなる絶縁性の印刷用樹脂層51と、
透明フィルム52とが順次積層されて形成され、当該ア
ルミニウム層50の厚みが適宜選択されることにより、
ある程度の硬性を有し、当該シリアルラベル48自体の
破れ等の破損を防止し得るようになされている。
【0058】因みにシリアルラベル48においては、印
刷用樹脂層51の一面に駆動用乾電池21の装填方向を
示す絵柄53と、シリアルラベル48が貼着されるディ
ジタル再生装置4個々の製造番号を示す文字54及び2
次元バーコード55とが印刷され、当該印刷用樹脂層5
1の一面に透明フィルム52がラミネートされているこ
とにより絵柄53や文字54等が保護されている。
【0059】従って乾電池収納部22(図10(A)及
び(B))においては、シリアルラベル48の有する接
着力及び硬性により、溝部22Aから導通板47が浮い
て駆動用乾電池21の周側面に傷を付ける等して破損さ
せることを防止し得ると共に、当該シリアルラベル48
の有する絶縁性により駆動用乾電池21の周側面と、導
通板47とを絶縁し得るようになされている。
【0060】そして乾電池収納部22においては、この
ように、導通板47を溝部22Aに嵌合させると共に、
当該導通板47と、駆動用乾電池21の周側面との絶縁
に0.1〔mm〕程度の厚みを有するシリアルラベル4
8を用いることにより、乾電池収納部22の内径を駆動
用乾電池21の14.5〔mm〕程度の外径とほぼ同程
度に選定することができる。
【0061】また乾電池収納部22においては、その肉
厚を破損から保護し得るように選定することにより、内
径及び肉厚に応じて当該乾電池収納部22の外径を17
〔mm〕程度に選定することができ、かくして全体とし
て小型化し得るようになされている。
【0062】一方、表示部保護部材40は、図12に示
すように、幅方向の両端がそれぞれ折り曲げられた導電
性の金属板でなり、平面部40Aの一端にシフトボタン
18に対応するダイヤフラム構成のスイッチ素子57が
配置されると共に、当該平面部40Aの他端に音量アッ
プボタン14、音量ダウンボタン15、早送りボタン1
6及び早戻しボタン17にそれぞれ対応するダイヤフラ
ム構成のスイッチ素子58〜61が配置されている。
【0063】また平面部40Aには、一端のスイッチ素
子57と、他端のスイッチ素子58〜61との間に表示
部41に対応する開口部40Bが設けられている。
【0064】表示部41においては、図13に示すよう
に、LCD(Liquid Crystal Disp
lay)63にコ字状の導光板64が積層されており、
当該導光板64の幅方向の端部がバックライト(図示せ
ず)によって照明されることにより、その導光板64を
介してLCD63の背面全体をほぼ均一に照明し得るよ
うになされている。
【0065】また表示部41においては、シリコンゴム
等の樹脂材からなる絶縁シートに複数のワイヤが所定ピ
ッチで貫入されてなる異方性導電部材65を有し、各ワ
イヤの長手方向を導光板64の厚み方向とほぼ平行にし
て、当該異方性導電部材65を導光板64の腕部64A
及び64Bの間に保持することにより、各ワイヤの一端
がLCD63の複数の電極に電気的に接続されている。
【0066】サブ回路基板42においては、図14
(A)に示すように、一端が12.4〔mm〕程度の幅
を有し、かつ他端が13.2〔mm〕程度の幅を有する
台形状でなり、その一面に再生/停止ボタン19用のス
イッチ回路素子67、LCDコントローラを構成するI
Cパッケージ68I、ディジタルアナログ変換回路及び
アンプを構成する回路素子群69等の各種表面実装型電
子部品が実装されると共に、導光板64に対応させてバ
ックライト用の複数のLED(Light Emitt
ing Diode)70A〜70Cが実装されてい
る。
【0067】またサブ回路基板42の一面には、LCD
63の各電極に対応させた、導体パターンでなる複数の
LCD用ランド71が形成されており、筐体ケース10
内部への収納時、各LCD用ランド71が異方性導電部
材65の各ワイヤを介してLCD63のそれぞれ対応す
る電極に電気的に接続される。
【0068】さらに図14(B)に示すように、サブ回
路基板42の他面には、EEPROM(Electri
cally Erasable Programmab
leRead−Only Memory)を構成するI
Cパッケージ72I等の各種表面実装型電子部品が実装
されると共に、所定部位に回路基板同士を直接接続する
ための一対のコネクタ(以下、これを基板間接続用コネ
クタと呼ぶ)のうちの例えばオス型の基板間接続用コネ
クタ73が実装されている。
【0069】因みに、サブ回路基板42の他面には、導
体パターンにより、表示部保護部材40に設けられた各
スイッチ素子57〜61にフレキシブル基板(図示せ
ず)を介して電気的に接続されるスイッチ用ランド74
A及び74Bが形成されると共に、スイッチ回路基板4
4に電気的に接続される回路基板用ランド75が形成さ
れている。
【0070】メイン回路基板43においては、図15
(A)に示すように、17.2〔mm〕程度の幅を有す
る長方形状でなり、その一面にフラッシュメモリコント
ローラを構成するICパッケージ77I、CPU(Ce
ntral Processing Unit)を構成
するIC(Integrated Circuit)パ
ッケージ78I及びUSBコントローラを構成するIC
パッケージ79I等の各種表面実装型電子部品が実装さ
れると共に、オス型の基板間接続用コネクタ73(図1
4(B))に対応させて所定部位にメス型の基板間接続
用コネクタ80が実装されている。
【0071】また図15(B)に示すように、メイン回
路基板43の他面には、半導体フラッシュメモリを構成
するICパッケージ81I、DSP(Digital
Signal Processor)を構成するICパ
ッケージ82I、USBコネクタ83、電源回路を構成
する回路素子群84等のような各種表面実装型電子部品
が実装されている。因みに電源回路を構成する回路素子
群84には、乾電池収納部22の負極端子45及び導通
板47が電気的に接続されている。
【0072】そして図16(A)及び(B)に示すよう
に、メイン回路基板43及びサブ回路基板42において
は、互いをほぼ平行にした状態で、メス型の基板間接続
用コネクタ80にオス型の基板間接続用コネクタ73を
差し込むようにして機械的及び電気的に直接接続し得る
ようになされている。
【0073】因みに、メイン回路基板43には、導体パ
ターンによりバスが形成されており、当該バスに接続さ
れるディジタル系の各種表面実装型電子部品が実装され
ると共に、サブ回路基板42には、アナログ系の各種表
面実装型電子部品が実装され、これによりサブ回路基板
42の各種表面実装型電子部品がメイン回路基板43の
各種表面実装型電子部品の動作によって発生するノイズ
の影響を受けないようになされている。
【0074】またメイン回路基板43の一面と、サブ回
路基板42の対向する他面には、それぞれ互いに表面実
装型電子部品が対向しないように実装されており、これ
により基板間接続用コネクタ80及び73を介して接続
されたときに、メイン回路基板43及びサブ回路基板4
2の間を表面実装型電子部品の厚み程度に近づけること
ができるようになされている。
【0075】ところで、メイン回路基板43(図15
(A))においては、その一面に各種表面実装型電子部
品と共に、メス型の基板間接続用コネクタ80がはんだ
を介して位置決めされた後、例えば、リフロー炉を用い
てそのはんだを溶融させるようにして実装されており、
一面に塗布されるはんだの量の誤差や、基板間接続用コ
ネクタ80の位置決め誤差等により、当該基板間接続用
コネクタ80がはんだの溶融時にメイン回路基板43の
一面と平行に回転した状態で実装される場合がある。
【0076】またサブ回路基板42(図14(B))に
おいても同様に、他面に各種表面実装型電子部品と共
に、オス型の基板間接続用コネクタ73がはんだを介し
て位置決めされた後、リフロー炉を用いてそのはんだを
溶融させるようにして実装されており、他面に塗布され
るはんだの量の誤差や、基板間接続用コネクタ73の位
置決め誤差等により当該基板間接続用コネクタ73がは
んだの溶融時に当該サブ回路基板42の他面と平行に回
転した状態で実装される場合がある。
【0077】このため、サブ回路基板42(図16
(B))は、メイン回路基板43への接続時、基板間接
続用コネクタ73の実装位置を中心にして当該メイン回
路基板43と平行に、最大で5度程度回転した状態で接
続される場合がある。
【0078】そして、メイン回路基板43の一面には、
その他端側の所定部位に基板間接続用コネクタ80が実
装されると共に、サブ回路基板42の他面にも、その他
端側の所定部位に基板間接続用コネクタ73が実装され
ていることにより、サブ回路基板42がメイン回路基板
43の一面と平行に回転した状態で接続された場合、当
該サブ回路基板42の一端側において、メイン回路基板
43の長手方向に対する振れ量が最も大きくなる。
【0079】しかしながら、サブ回路基板42において
は、一端の幅を他端の幅よりも狭くした台形状に形成さ
れていることにより、当該サブ回路基板42の両側面が
メイン回路基板43の対応する両側面とほぼ平行となる
までの角度範囲内に納まるようにメイン回路基板43に
接続され、かくしてメイン回路基板43と接続された状
態でも、正面側ケース35内部の円弧状の収納空間に容
易に収納し得るようになされている。
【0080】実際上、正面側ケース35(図9)におい
ては、一端側の底の所定位置に、表示部保護部材40を
位置決めするための位置決め用ピン86が設けられてい
る。また表示窓11の周囲には、表示部41の四隅にそ
れぞれ対応させたL字状の支柱87A〜87Dが設けら
れると共に、表示部41の異方性導電部材65に対応さ
せた板状部材88が設けられている。
【0081】これに加えて、表示部保護部材40(図1
2)においては、平面部40Aのほぼ中央部に正面側ケ
ース35の位置決め用ピン86に対応させた孔部40C
が穿設されると共に、開口部40Bの周囲には当該正面
側ケース35の支柱87A〜87D及び板状部材88に
それぞれ対応させた孔部40D〜40Hが穿設されてい
る。
【0082】これにより正面側ケース35においては、
図17に示すように、一端側において、支柱87A〜8
7D及び板状部材88を表示部保護部材40のそれぞれ
対応する孔部40D〜40Hに貫通させると共に、位置
決め用ピン86を対応する孔部40Cに貫通させること
により当該表示部保護部材40をケース長手方向に移動
しないように位置決めし、かくして表示部保護部材40
を開口部40Bと表示窓11とを対向させた状態で取り
付けることができるようになされている。
【0083】また正面側ケース35においては、図18
に示すように、表示部41の四隅をそれぞれ対応する支
柱87A〜87Dに嵌合させることにより、LCD63
を開口部40Bと対向させて保持すると共に、この際、
異方性導電部材65に板状部材88を近接させることに
より導光板65の腕部64A及び64Bの間から脱落す
ることを防止し得るようになされている。
【0084】そして正面側ケース35においては、図1
9に示すように、一対の基板間接続用コネクタ80及び
73を介して接続されたメイン回路基板43及びサブ回
路基板42が当該サブ回路基板42の一面と表示部保護
部材40(図18)の平面部40Aとを対向させて収納
される。
【0085】次いで正面側ケース35においては、図2
0に示すように、背面側ケース36が取り付けられ、こ
の状態において、メイン回路基板43(図19)が背面
側ケース36と共に固定用ネジ89A及び89Bによっ
て固定される。
【0086】ところで、メイン回路基板43及びサブ回
路基板42に実装される基板間接続用コネクタ80及び
73としては、外形が比較的小さく、かつ高さの比較的
低い小型のものが選定されている。
【0087】従って基板間接続用コネクタ80及び73
は、その実装面積を小さくしてメイン回路基板43及び
サブ回路基板42が大型化することを防止し得ると共
に、当該メイン回路基板43及びサブ回路基板42同士
を極力近づけるようにして筐体ケース10内における収
納スペースを小さくし得るようになされている。
【0088】しかしながら、かかる基板間接続用コネク
タ80及び73においては、小型化されている分、当該
基板間接続用コネクタ80及び73に設けられているコ
ネクタピンが微細なものとなり、当該コネクタピン自体
の弾性が格段的に小さくなる。
【0089】このため、基板間接続用コネクタ80及び
73においては、メイン回路基板43及びサブ回路基板
42が筐体ケース10内に収納された場合、当該サブ回
路基板42にメイン回路基板43の一面と平行に回転す
る方向に付加が加えられると、当該基板間接続用コネク
タ80及び73の対応するコネクタピン同士において接
続不良が発生すると考えられる。
【0090】従ってサブ回路基板42においては、図2
1に示すように、正面側ケース35に固定されるメイン
回路基板43(図19)の一面と平行に回転した状態で
収納されても、当該正面側ケース35の内部において、
その回転が許容されるように一端及び他端の幅が選定さ
れた台形状に形成されており、正面側ケース35には特
に固定されないようになされている。
【0091】これによりディジタル再生装置4において
は、メイン回路基板43と共に収納されたサブ回路基板
42が当該メイン回路基板43の一面と平行に回転して
いる状態であっても、基板間接続用コネクタ80及び7
3の対応するコネクタピン同士に接続不良が発生するこ
とを防止し得るようになされている。
【0092】またディジタル再生装置4においては、仮
に、サブ回路基板42にメイン回路基板43の一面と平
行に回転する方向の外力を加えた状態で当該ディジタル
再生装置4に落下等による衝撃が加えられると、メイン
回路基板43及びサブ回路基板42から基板間接続用コ
ネクタ80及び73が剥離することが考えられるもの
の、当該サブ回路基板42を特に固定しないことによ
り、このような基板間接続用コネクタ80及び73の剥
離が発生することも防止することができる。
【0093】因みに正面側ケース35においては、内側
面の一端側及び他端側にそれぞれ移動規制用突起部90
A〜90Dが設けられ、サブ回路基板42の両側面の一
端側及び他端側にはそれぞれ移動規制用突起部90A〜
90Dに対応させ、かつ当該移動規制用突起部90A〜
90Dよりも幅広な切欠き部91A〜91Dが設けられ
ている。
【0094】そしてサブ回路基板42は、メイン回路基
板43に対する回転角度に応じて少なくとも他端側の切
欠き部91A及び91Dをそれぞれ対応する移動規制用
突起部90A及び90Dに係合させて正面側ケース35
内に収納され、これによりケース長手方向に対しては移
動しないように規制されている。
【0095】またサブ回路基板42(図14(A))に
おいては、LCD用ランド71がそれぞれ当該サブ回路
基板42の幅方向に沿って所定の長さを有するように形
成されている。これによりサブ回路基板42において
は、メイン回路基板43と平行に回転した状態で収納さ
れた場合でも、当該LCD用ランド71に異方性導電部
材65のワイヤを確実に電気的に接続させ得るようにな
されている。
【0096】ところで筐体ケース10においては、17
〔mm〕程度の外径を有する円筒形状を基準に形成され
ているものの、メイン回路基板43(図15(A)及び
(B))においては、フラッシュメモリコントローラを
構成するICパッケージ77Iや、CPUを構成するI
Cパッケージ78Iがそれぞれ16〔mm〕程度の辺を
有する正方形に形成されているため、これに応じて1
7.2〔mm〕程度の幅を有する長方形状に形成されて
いる。
【0097】このため、図22に示すように、正面側ケ
ース35及び背面側ケース36の接合部分には、それぞ
れL字状のリブ35A及び35B並びに36A及び36
Bがケース長手方向に沿って外部に突出するように設け
られている。
【0098】そして、正面側ケース35には、リブ35
A及び35Bにおいて左右の側面とほぼ平行な嵌合部3
5AX及び35BXに、背面側ケース36のそれぞれ対
応するリブ36A及び36Bにおいて左右の側面とほぼ
平行な嵌合部36AX及び36BXが嵌合されている。
【0099】これにより筐体ケース10においては、嵌
合された一方のリブ35A及び36Aからなるコ字状の
突出部の内部から、他方のリブ35B及び36Bからな
るコ字状の突出部の内部に渡ってメイン回路基板43が
収納され、かくして当該筐体ケース10のほぼ円筒形の
形状をほとんど損なうことなく、表示部保護部材40、
表示部41、サブ回路基板42及びスイッチ回路基板4
4と共に、メイン回路基板43を容易に収納し得るよう
になされている。
【0100】また筐体ケース10においては、正面側ケ
ース35及び背面側ケース36の対応するリブ35A及
び35B並びに36A及び36B同士の嵌合部35AX
及び35BX並びに36AX及び36BXを重ね合わせ
るようにして嵌合することにより、これら対応するリブ
35A及び35B並びに36A及び36B同士を一体化
し、かくして筐体ケース10の剛性を向上させ得るよう
になされている。
【0101】ところで、メイン回路基板43の他面(図
15(B))には、その長手方向の一端から他端に渡っ
て、幅方向の両端部にそれぞれグランド用の導体パター
ン(以下、これをグランドパターンと呼ぶ)92が形成
されており、当該両端部のグランドパターン92がそれ
ぞれ対応する一対のリブ35A及び36A並びに35B
及び36Bに近接されて配置されている。
【0102】これにより筐体ケース10においては、図
23に示すように、帯電している金属部材等に近づけら
れたときに、外部からリブ35A及び35B並びに36
A及び36B同士の隙間を介して静電気が内部に飛び込
んだ場合でも、当該静電気をメイン回路基板43の両端
部の比較的大きなグランドパターン92に真先に取り込
んで流すことができ、かくして内部の表面実装型電子部
品が静電気の高電圧により損傷することを防止し得るよ
うになされている。
【0103】また表示部保護部材40(図12)におい
ては、上述したように導電性の金属板でなり、両方の足
部40I及び40Jの一端側及び他端側にそれぞれ突出
部40K及び40Lが設けられている。
【0104】これに加えて、サブ回路基板42(図14
(A))の一面には、表示部保護部材40の突起部40
K及び40Lに対応させて、幅方向の両端部にグランド
パターン94が形成されている。
【0105】そして図24及び図25に示すように、表
示部保護部材40においては、筐体ケース10の内部に
収納された場合、正面側ケース35内に位置決め用ピン
86により位置決めされると共に、サブ回路基板42が
ケース長手方向に対して移動を規制されて収納されるこ
とにより、足部40I及び40Jに設けられた突起部4
0K及び40Lを当該サブ回路基板42の対応するグラ
ンドパターン94に電気的に接続させるようになされて
いる。
【0106】これにより筐体ケース10においては、帯
電している金属部材等に近づけられたときに、外部から
正面側ケース35と表示窓11との隙間95Aや、音量
アップボタン14、音量ダウンボタン15、早送りボタ
ン16、早戻しボタン17及びシフトボタン18と、こ
れらを保持するために当該正面側ケース35に穿設され
た孔部との隙間95Bを介して静電気が内部に飛び込ん
だ場合でも、当該静電気をこれら隙間と近接する表示部
保護部材40に取り込んでサブ回路基板42のグランド
パターン94に流すことができ、かくしてLCD63や
スイッチ素子57〜61が静電気の高電圧により損傷す
ることを防止し得るようになされている。
【0107】これに加えて、表示部保護部材40におい
ては、サブ回路基板42に支持されていると共に、金属
板によって形成されていることにより、平面部40Aに
設けられたスイッチ素子57〜61がそれぞれ対応する
シフトボタン18、音量ダウンボタン15、音量アップ
ボタン14、早戻しボタン17及び早送りボタン16を
介して押下された場合でも、変形せずに十分耐えるだけ
の剛性を有しており、かくして正面側ケース35の内側
面と、平面部40Aとの隙間をスイッチ素子57〜61
の収納スペースとして有効に活用させ得るようになされ
ている。
【0108】また表示部保護部材40は、このように金
属板によって形成されていることにより、その厚みが比
較的薄く選定された場合でも、各スイッチ素子57〜6
1の押下に対応し得るだけの十分な剛性を確保すること
ができ、かくして筐体ケース10の内部において表示部
保護部材40の専有する収納スペースを格段的に小さく
し得るようになされている。
【0109】(2−2)ディジタル再生装置の回路構成 次に、ディジタル再生装置4の回路構成について図26
を用いて説明する。ディジタル再生装置4は、駆動用乾
電池21から供給される電源電圧を電源回路102で所
定電圧の内部電力に変換してCPU78や各種回路ブロ
ックに供給することにより、装置全体を駆動するように
なされている。
【0110】このディジタル再生装置4は、USBコネ
クタ83を介してコンピュータ装置3とUSBケーブル
103で接続された場合、当該コンピュータ装置3から
バルク転送されたディジタル音楽コンテンツC1をUS
Bコントローラ79により内部バス104を介してCP
U78へ供給する。
【0111】ここでディジタル音楽コンテンツC1は、
そのフレーム構成として1パケット当たり64[Byt
e]でなり、12[Mbit/sec]の転送レートで
コンピュータ装置3から転送される。
【0112】そしてディジタル音楽コンテンツC1は、
図27に示すようにヘッダH1と音楽データD1とから
なり、ヘッダH1には「ファイルID」、「ヘッダサイ
ズ」、「コンテンツキー(暗号化用)」、「ファイルサ
イズ」、「コーデックID」、「ファイル名」及び「フ
ァイル情報」が格納されていると共に、再生制限処理に
必要な再生制限情報として「再生制限データ」、「再生
開始日」、「再生終了日」、「再生可能回数」及び「実
再生回数」が格納されている。
【0113】実際上ヘッダH1においては、格納されて
いる情報をそれぞれ16進数表示して示す図28のよう
に、「ヘッダサイズ」はヘッダH1のデータ長(この場
合33バイト)を表しており、「ファイルサイズ」は音
楽データD1のファイルのデータ長(この場合3363
6138バイト)を表している。
【0114】また「コンテンツキー」は、音楽データD
1(図27)に対する暗号化を解くための暗号データで
あり、実際上コンピュータ装置3及びディジタル再生装
置4の間でディジタル音楽コンテンツC1の授受が行わ
れる際に、共通のセッションキーでさらに暗号化された
状態で転送される。
【0115】実際に、コンピュータ装置3とディジタル
再生装置4とが接続された場合、当該ディジタル再生装
置4はコンピュータ装置3によって認証を受ける必要が
あり、その場合コンピュータ装置3とディジタル再生装
置4との間では、例えばチャレンジレスポンス方式の認
証が行われる。因みにディジタル再生装置4では、DS
P82がチャレンジレスポンス方式の認証を行う際の暗
号解読処理を担っている。
【0116】ここでチャレンジレスポンス方式とは、コ
ンピュータ装置3が生成するある値(チャレンジ)に対
して、ディジタル再生装置4がコンピュータ装置3と共
有している秘密鍵を使って生成した値(レスポンス)で
応答する方式であり、チャレンジが毎回変わるため、レ
スポンスを盗聴されても再利用される危険はなく安全に
相互認証することができるというものである。
【0117】「コーデックID」は、ディジタル再生装
置4でディジタル音楽コンテンツC1の音楽データD1
を再生する場合の伸長方式に対応したID番号であり、
ID番号「1」に対してはATRAC(Adaptiv
e Transform Acoustic Codi
ng)3と呼ばれるデータ圧縮方法に応じた伸長方式が
割り当てられ、ID番号「0」に対してはMP3(MP
EG Audio Layer−3)と呼ばれるデータ
圧縮方法に応じた伸長方式が割り当てられている。
【0118】「ファイル名」は、ディジタル音楽コンテ
ンツC1の例えばファイル名「ABCD.AAC」をA
SCII(American National St
andard Code for Informati
on Interchange)コードに変換したデー
タであり、また「ファイル情報」は、ディジタル音楽コ
ンテンツC1の曲名、アーティスト名、作詩家名及び作
曲家名等をASCIIコードに変換したデータである。
【0119】「再生制限データ」は、ディジタル再生装
置4で再生するディジタル音楽コンテンツC1に再生可
能期間又は再生可能回数の再生制限が付加されているか
否かを示すデータであり、再生可能回数に制限があると
きのみ「1」が割り当てられ、再生可能期間に制限があ
るときのみ「2」が割り当てられ、再生制限がない、す
なわち「買取」で購入されたディジタル音楽コンテンツ
C1のときには「0」が割り当てられている。
【0120】「再生開始日」及び「再生終了日」は、
「再生制限データ」が「2」であるときに、再生可能期
間の範囲を示すデータであり、「00040F」及び
「00070F」のデータによって、「2000年4月
15日」〜「2000年7月15日」が再生可能期間の
範囲であることを示している。
【0121】同様に「再生可能回数」及び「実再生回
数」は、「再生制限データ」が「1」及び「2」である
ときに、予め規定された再生可能な最多回数と、再生処
理を実行したときにCPU78によって更新される実際
の再生回数を示すデータであり、「02」及び「01」
のデータによって、「再生可能回数」が「2」回で現時
点での「実再生回数」が「1」回であることを示してい
る。
【0122】従ってヘッダH1の再生制限情報によれ
ば、図2について上述したようにディジタル再生装置4
は「2000年4月15日」〜「2000年7月15
日」の範囲内であれば再生処理を2回づつ何度でも繰り
返し実行し得るようになされている。
【0123】因みに、再生可能回数にのみ再生制限が付
加されたディジタル音楽コンテンツC1のヘッダH1
は、例えば図29に示すように「再生制限データ」が
「1」を示し、「再生開始日」及び「再生終了日」が
「000000」及び「000000」で、「再生可能
回数」及び「実再生回数」が「0a」及び「05」とな
る。すなわち、「再生開始日」及び「再生終了日」によ
る再生可能期間の制限がなく、「再生可能回数」が「1
0」回でそのうち現在の「実再生回数」が「5」回であ
ることを示している。
【0124】ところでディジタル再生装置4(図26)
は、コンピュータ装置3からディジタル音楽コンテンツ
C1と共に当該ディジタル音楽コンテンツC1の書込命
令が転送されており、CPU78がRAM(Rando
m Access Memory)105に書込命令を
受け取ると、ROM(Read−Only Memor
y)106からRAM105に読み出したメインプログ
ラムに従ってフラッシュメモリコントローラ77を制御
することにより、ディジタル音楽コンテンツC1を半導
体フラッシュメモリ80に書き込む。
【0125】因みに半導体フラッシュメモリ80は、約
64[MByte]の記憶容量を有し、CD(Comp
act Disc)アルバム1枚分以上の楽曲を記憶し
得るようになされている。
【0126】また半導体フラッシュメモリ80には、デ
ィジタル音楽コンテンツC1のうち所定の圧縮方式でデ
ータ圧縮された音楽データD1に対応した伸長方式で当
該音楽データD1を再生するための再生用コードが予め
格納されている。
【0127】従ってディジタル再生装置4は、ユーザに
よる再生/停止ボタン19の押下操作に応じた再生命令
が操作キーコントローラ107を介してCPU78に与
えられると、当該CPU78によって半導体フラッシュ
メモリ80から再生用コードと、ディジタル音楽コンテ
ンツC1の音楽データD1とを読み出して、DSP82
のRAM(図示せず)へ転送する。
【0128】DSP82は、半導体フラッシュメモリ8
0から転送された再生用コードに基づいてディジタル音
楽コンテンツC1の音楽データD1をCRC(Cycl
icRedundancy Check)方式によって
誤り検出した後に伸長して再生し、これをディジタルア
ナログ変換回路108に供給する。
【0129】ここでDSP82は、内部に設けられた発
振回路(図示せず)と共に一体構成されたICパッケー
ジ82I(図15(B))であり、外付けされた水晶で
なる発振子82AからのマスタークロックMCLKを基
に音楽データD1を再生すると共に、当該マスタークロ
ックMCLKと、マスタークロックMCLKを基に内部
の発振回路で生成した所定周波数のビットクロックBC
LKと、フレーム単位のLチャンネルクロックLCLK
と、RチャンネルクロックRCLKとからなる動作クロ
ックをディジタルアナログ変換回路108に送出するよ
うになされている。
【0130】この場合DSP82は、音楽データD1を
再生しているときには再生用コードに従って上述の動作
クロックをディジタルアナログ変換回路108に送出す
るが、音楽データD1の再生を行っていないときには再
生用コードに従って動作クロックの供給を停止してディ
ジタルアナログ変換回路108を動作させないことによ
り、ディジタル再生装置4全体の消費電力を低減し得る
ようになされている。
【0131】同様にCPU78及びUSBコントローラ
79についても、水晶でなる発振子78A及び79Aが
外付けされており、当該発振子78A及び79Aから供
給されるマスタークロックMCLKを用いて所定の処理
を実行するようになされている。
【0132】これによりディジタル再生装置4は、CP
U78、DSP82、USBコントローラ79等の各回
路ブロックに対してそれぞれクロック供給を行うための
クロック発生モジュールが不要となり、その分だけ回路
構成を簡素化すると共に小型化を図ることができる。
【0133】ディジタルアナログ変換回路108は、再
生した音楽データD1をアナログの音声信号に変換し、
これをアンプ109に送出する。アンプ109は、音声
信号を所定レベルに増幅した後にヘッドホンジャック2
4からヘッドホン5へ出力することにより、当該ヘッド
ホン5を介して再生した音楽をユーザへ提供するように
なされている。
【0134】このようにディジタル再生装置4は、再生
/停止ボタン19が押下操作されると、CPU78の制
御に基づいて半導体フラッシュメモリ80に格納された
ディジタル音楽コンテンツC1の音楽データD1を再生
すると共に、当該再生中に再生/停止ボタン19が押下
操作されると再生を停止する。
【0135】またディジタル再生装置4は、停止後に再
生/停止ボタン19が再度押下操作されると、CPU7
8の制御に基づいて停止した位置から音楽データD1の
再生を再開し、再生/停止ボタン19の押下操作によっ
て再生を停止してから無操作で数秒間以上経過したとき
には、自動的に電源をオフにして消費電力を低減するよ
うになされている。
【0136】因みにディジタル再生装置4は、電源がオ
フになった後には再生/停止ボタン19が押下操作され
ても、前回の停止した位置から音楽データD1を再生す
ることはなく、1曲目から再生することになる。
【0137】またディジタル再生装置4は、CPU78
によってLCDコントローラ68を制御することによ
り、再生モード状態、イコライザ調整(音質モード)、
曲番号、再生時間、再生、停止、早送り、早戻し等の処
理状態、音量及び電池残量等の種々の情報を表示部41
に表示するようになされている。
【0138】さらにディジタル再生装置4では、EEP
ROM72に、半導体フラッシュメモリ80に書き込ま
れている全ディジタル音楽コンテンツC1の曲数、各デ
ィジタル音楽コンテンツC1がそれぞれ格納されている
半導体フラッシュメモリ80のブロック位置、及びその
他種々のメモリ蓄積情報等のいわゆるFAT(File
Allocation Table)が格納されてい
る。
【0139】因みに、本実施の形態においてはディジタ
ル音楽コンテンツC1の64[KByte]を1ブロッ
クとして扱うようになされており、1曲のディジタル音
楽コンテンツC1に応じたブロック位置がFATに含ま
れることになる。
【0140】ところで図30に示すように半導体フラッ
シュメモリ80にFATが格納される場合、例えば1曲
目のディジタル音楽コンテンツC1がCPU78の制御
によって書き込まれると、当該1曲目のディジタル音楽
コンテンツC1におけるブロック位置がFATとして書
き込まれ、次の2曲目のディジタル音楽コンテンツC1
が書き込まれると、先程の1曲目のディジタル音楽コン
テンツC1におけるブロック位置と、今回の2曲目のデ
ィジタル音楽コンテンツC1におけるブロック位置とが
新たなFATとして同一領域に再度書き換えられる。
【0141】このようにFATは、ディジタル音楽コン
テンツC1を半導体フラッシュメモリ80に書き込む度
に書き換えられるので、CPU78がFATを読み出す
ことにより所望のディジタル音楽コンテンツC1の格納
場所であるブロック位置を認識することができる。
【0142】その上FATは、同一のデータがリザーブ
用に2重に書き込まれるようになされており、FATの
書き込み中に駆動用乾電池21が抜かれた場合でもリザ
ーブ用のFATによってデータを保護するようになされ
ている。
【0143】しかしながら半導体フラッシュメモリ80
は、記憶したディジタル音楽コンテンツC1をコンピュ
ータ装置3によって自由に書き換えられるようになされ
ているものの、現状では書換回数が規定されている。
【0144】このため半導体フラッシュメモリ80にF
ATが格納される場合には、ディジタル音楽コンテンツ
C1を記憶する度にFATが書き換えられると共に2重
に書き換えられるので、当該FATの書換回数が非常に
多くなってディジタル音楽コンテンツC1の書換回数を
消費してしまう。
【0145】すなわちCPU78は、半導体フラッシュ
メモリ80にFATを格納するようにしたのでは、FA
Tの書換回数が膨大となってディジタル音楽コンテンツ
C1の書換回数が減少し、規定の書換回数を満足し得な
くなる。
【0146】これに対してEEPROM72は、FAT
の記憶用として専用に設けられており、CPU78は半
導体フラッシュメモリ80にディジタル音楽コンテンツ
C1を記憶する度に、当該記憶したディジタル音楽コン
テンツC1のFATをEEPROM72に追記するよう
に記憶すれば良く、ディジタル音楽コンテンツC1が記
憶される度に書き換える必要はない。
【0147】このようにCPU78は、書換回数の多い
FATをディジタル音楽コンテンツC1と共に半導体フ
ラッシュメモリ80に格納するのではなく、ディジタル
音楽コンテンツC1とは別にEEPROM72に書き込
むようにしたことにより、半導体フラッシュメモリ80
の規定されている書換回数を全てディジタル音楽コンテ
ンツC1の書き換えに有効に使用することができる。
【0148】実際上CPU78は、ディジタル音楽コン
テンツC1を半導体フラッシュメモリ80に格納し、書
換回数の多いFATをEEPROM72に書き込むよう
にしたことにより、FATとディジタル音楽コンテンツ
C1とを共に半導体フラッシュメモリ80に格納するよ
うにした場合と比較して、半導体フラッシュメモリ80
に対するディジタル音楽コンテンツC1の書換回数を数
十倍以上に増加することができる。
【0149】またCPU78は、FATをEEPROM
72に追記するように書き込むようにしたことにより、
FATの書換回数を極力減少させてEEPROM72が
短期間で書換不能となることを防止し得るようになされ
ている。
【0150】ところでディジタル再生装置4は、USB
ケーブル103を介してコンピュータ装置3と接続され
ると(以下、これをUSB接続と呼ぶ)、USBコント
ローラ79からCPU78へ供給される割込信号に基づ
いてUSB接続されたことを認識する。
【0151】そしてディジタル再生装置4は、USB接
続されたことを認識すると、コンピュータ装置3からU
SBケーブル103を介して規定電流値の外部電力の供
給を受けると共に、電源回路102を制御して駆動用乾
電池21による内部電力の供給を停止するようになされ
ている。
【0152】このときCPU78は、コンピュータ装置
3からUSBケーブル103を介して外部電力の供給を
受けると同時に、DSP82による音楽データD1の再
生処理を停止するようになされている。これによりCP
U78は、コンピュータ装置3から供給される外部電力
が規定電流値を越えてしまうことを防止し、規定電流値
の外部電力を常時受けられるように制御している。
【0153】このようにCPU78は、USB接続され
ると、駆動用乾電池21により供給される内部電力から
コンピュータ装置3により供給される外部電力に切り換
えることにより、電力単価の安いコンピュータ装置3か
らの外部電力を使用して、電力単価の高い駆動用乾電池
21の消費電力を低減し、かくして駆動用乾電池21の
寿命を延ばし得るようになされている。
【0154】なおCPU78は、コンピュータ装置3か
らUSBケーブル103を介して外部電力の供給を受け
たときに、DSP82による音楽データD1の再生処理
を停止することにより、DSP82が動作することによ
る輻射を低減させることができ、その結果としてコンピ
ュータ装置3を含む全体の輻射を一段と低減し得るよう
になされている。
【0155】またCPU78は、駆動用乾電池21によ
り供給される内部電力からコンピュータ装置3により供
給される外部電力に切り換えた場合、DSP82による
音楽データD1の再生処理を停止すると共に、各種操作
ボタン(音量上限固定スイッチ12、ホールドスイッチ
20、音量アップボタン14、音量ダウンボタン15、
再生/停止ボタン19、早送りボタン16及び早戻しボ
タン17等)の操作に応じた各種動作を実行することな
く、コンピュータ装置3からの制御に基づいてディジタ
ル音楽コンテンツC1を半導体フラッシュメモリ80に
書き込むようにしたことにより、ディジタル音楽コンテ
ンツC1の書き換え中に各種操作ボタンが押下された場
合でも、装置自体の動作が不安定になることを確実に防
止して、ディジタル音楽コンテンツC1を保護し得るよ
うになされている。
【0156】同時にCPU78は、駆動用乾電池21に
より供給される内部電力からコンピュータ装置3により
供給される外部電力に切り換えたことにより、常時コン
ピュータ装置3から外部電力の供給を確実に受けること
ができる。
【0157】これによりディジタル再生装置4は、コン
ピュータ装置3の制御によってディジタル音楽コンテン
ツC1を半導体フラッシュメモリ80に書き込み中に、
駆動用乾電池21が抜かれたり、電池切れが生じた場合
でも処理が中断されることを防止し、データ書込処理を
確実に実行し得るようになされている。
【0158】このときCPU78は、コンピュータ装置
3により供給される外部電力を基にLCDコントローラ
68を制御して表示部41に「PC」という表示を行う
ようになされており、これにより現在コンピュータ装置
3と接続されて各種操作ボタンやスイッチによる操作を
実行し得ないことをユーザに通知するようになされてい
る。
【0159】(3)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、このディジタル再生装置4では、
乾電池収納部22の一端に負極端子45を設けると共
に、他端に正極端子46を設け、当該乾電池収納部22
の底に形成した溝部22Aに、正極端子46と一体に形
成された導通板47を嵌合させると共に、当該導通板4
7を覆うように、絶縁性を有するシート状のシリアルラ
ベル48を貼着するようにした。
【0160】従って、ディジタル再生装置4では、乾電
池収納部22の内側面にその形状をほとんど変えずに導
通板47及びシリアルラベル48を一体化することがで
き、これにより乾電池収納部22の内径を駆動用乾電池
21の外径とほぼ同程度まで小さくすることができる。
【0161】また、ディジタル再生装置4では、導通板
47を乾電池収納部22の溝部22Aに嵌合して一体化
するため、当該導通板47に対して剛性が損なわれるこ
とを防止してその厚みを薄くすることができると共に、
これに応じて溝部22Aの深さを浅くすることにより、
このように溝部22Aが形成されても乾電池収納部22
の剛性が低下することを防止することができる。
【0162】この結果、ディジタル再生装置4では、乾
電池収納部22を破損から保護し得るように肉厚を選定
しても、当該肉厚及び内径に応じて、その外径を小さく
することができ、かくして乾電池収納部22を大幅に小
型化することができる。
【0163】また、ディジタル再生装置4では、導通板
47と、駆動用乾電池21の周側面との絶縁に、装置に
必ず必要となる製造番号の印刷されたシリアルラベル4
8を用いるため、既存の部品を有効に利用した簡易な構
成で、乾電池収納部22を小型化することができる。
【0164】因みに、図31(A)に示すように、一般
的な乾電池収納部の構造を考えると、例えば、14.5
〔mm〕程度の外径を有する駆動用乾電池21を収納す
るための円筒形状の乾電池収納部150の底には、導通
板151が載置されると共に、当該導通板151を覆う
ように、絶縁材でなる板状部材152が配置され、当該
乾電池収納部150の内径が駆動用乾電池21の外径よ
りも格段的に大きくなる。
【0165】そしてこのような構造の乾電池収納部15
0では、導通板151の厚みをその剛性を確保し得るよ
うに、最低でも0.3〔mm〕程度に選定する必要があ
ると共に、板状部材152の厚みもその剛性を確保する
ために最低でも0.7〔mm〕程度に選定する必要があ
り、当該乾電池収納部150を破損から保護するため
に、その肉厚を最低でも1〔mm〕程度に選定する必要
し、また乾電池収納部150の内側面と、駆動用乾電池
21の外周面との間のクリアランスを例えば0.2〔m
m〕程度に選定しても、当該乾電池収納部150の外径
が最低でも17.7〔mm〕程度となる。
【0166】これに対して、図31(B)に示すよう
に、本実施の形態による乾電池収納部22においては、
上述したように、溝部22Aに導通板47を嵌合するこ
とにより当該導通板47の厚みを0.2〔mm〕程度に
選定することができる。
【0167】また、この乾電池収納部22に取り付けら
れる蓋部23は、中心角度が180度よりも小さい円弧
状に形成され、平らな板に近い形状である。このため蓋
部23を破損から保護するためには、その肉厚を1.2
〔mm〕程度に選定する必要がある。しかしながら、乾
電池収納部22のように、中心角度が180度よりも大
きい円弧状に形成されて強度を向上させていれば、その
肉厚を1〔mm〕程度に選定することができる。
【0168】そして、この乾電池収納部22において
は、0.1〔mm〕程度の厚みを有するシリアルラベル
48によって導通板47と、駆動用乾電池21の外周面
とを絶縁するため、乾電池収納部22の内側面と、駆動
用乾電池21の外周面との間のクリアランスを例えば
0.2〔mm〕程度に選定しても、当該乾電池収納部2
2の外径を17〔mm〕程度に選定することができ、か
くして図31(A)について上述した乾電池収納部15
0に比べて大幅に小さくすることができる。
【0169】以上の構成によれば、一端に負極端子45
が配置されると共に、他端に正極端子46が配置された
乾電池収納部22の底の溝部22Aに、当該正極端子4
6と一体に形成された導通板47を嵌合し、当該乾電池
収納部22の底に溝部22Aを覆うようにシート状のシ
リアルラベル48を貼着するようにしたことにより、乾
電池収納部22の内径を駆動用乾電池21の外径と同程
度まで小さくするができ、その分乾電池収納部22の外
径も小さくして小型化することができ、かくして小型化
し得るディジタル再生装置を実現することができる。
【0170】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、乾電池収納部22の
底に溝部22Aを形成するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、乾電池収納部の内側面で
あれば、この他種々の部位に溝部を形成するようにして
も良い。
【0171】また上述の実施の形態においては、負極端
子45をメイン回路基板43に直接電気的に接続し、正
極端子46を導通板47を介してメイン回路基板43に
電気的に接続するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、正極端子46を直接メイン回路基
板43に電気的に接続し、負極端子45を導電性の部材
を用いてメイン回路基板43に電気的に接続しても良
く、この場合には、その導電性の部材を乾電池収納部の
溝部に嵌合した後、シリアルラベル48によって覆うよ
うにすれば良い。
【0172】さらに上述の実施の形態においては、乾電
池収納部22の溝部22Aに導通板47を嵌合するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
乾電池収納部の内側面に導通板を載置し、当該導通板を
覆うようにシリアルラベル48を貼着するようにしても
良い。このように導通板を乾電池収納部の内側面に載置
した場合でも、かかる乾電池収納部においては、シリア
ルラベル48が格段的に薄く形成されていることによ
り、図31(A)について上述した乾電池収納部150
よりも内径及び外径を小さくして、全体として小型化し
得る。
【0173】さらに上述の実施の形態においては、本発
明による電子機器を図3について上述したディジタル再
生装置4に適用するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、ディスク状記録媒体や、テープ
状記録媒体を用いる携帯型の記録及び又は再生装置、メ
モリーカードが着脱自在に装填される携帯型の記録及び
又は再生装置、ラジオ、携帯端末、携帯型のゲーム装
置、カメラ等のように、駆動用乾電池を用いるものであ
れば、この他種々の電子機器に広く適用することができ
る。
【0174】さらに上述の実施の形態においては、本発
明による電池収納装置を図10について上述した、正面
側ケース35の他端側でなる乾電池収納部22と、これ
に着脱自在に取り付けられる蓋部23とに適用するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
筐体ケースに設けられたものではなく、電子機器に対す
る外部機器として機能する電池収納装置のように、この
他種々の電池収納装置に広く適用することができる。
【0175】さらに上述の実施の形態においては、電池
として、単3型の駆動用乾電池21を適用するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、単1
型や、単2型等のように、この他種々の型式の電池を広
く適用することができる。
【0176】さらに上述の実施の形態においては、図1
0(A)及び(B)について上述したように、電池が収
納される電池収納ケースとして、PC樹脂と、ABS樹
脂との合成樹脂によって形成された正面側ケース35の
他端側でなる乾電池収納部22を適用するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、1又は複
数の電池を収納することができれば、金属製のケース表
面が絶縁性樹脂によって被覆されたもの等のように、こ
の他種々の部材でなる電池収納ケースを広く適用するこ
とができる。
【0177】さらに上述の実施の形態においては、電池
の両電極に対応させて、電池収納ケースの一端及び他端
に設けられた一対の端子として、コイル状の負極端子4
5と、円盤状の正極端子46とを適用するようにした場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種
々の形状でなる一対の端子を広く適用することができ
る。
【0178】さらに上述の実施の形態においては、一対
の端子のうちのいずれか一方に電気的に接続され、電池
収納ケースの内部に配置される導電性部材として、導通
板47を適用するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、一対の端子のうちのいずれか一方
に電気的に接続され、電池収納ケースの内部に配置する
ことができれば、導電性の金属線等のように、この他種
々の形状の導電性部材を広く適用することができる。
【0179】さらに上述の実施の形態においては、導電
性部材を覆うように電池収納ケースの内側面に貼着され
るシート状の絶縁性部材として、図11(A)及び
(B)について上述したシリアルラベル48を適用する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、溝部22Aに導通板47が取り外せないように嵌合
されたり、または、印刷用樹脂層51が所定の剛性を有
すれば、アルミニウム層50を除いて構成するシリアル
ラベル等のように、この他種々の絶縁性部材を広く適用
することができる。
【0180】さらに上述の実施の形態においては、所定
の剛性を有するシート状の剛性部材として、シリアルラ
ベル48に含まれるアルミニウム層50を適用するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
所定の剛性を有すれば、この他種々の剛性部材を広く適
用することができる。
【0181】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、電池を電
源として駆動する電子機器において、電池が収納される
電池収納ケースと、電池の両電極に対応させて、電池収
納ケースの一端及び他端に設けられた一対の端子と、一
対の端子のうちのいずれか一方に電気的に接続され、電
池収納ケースの内部に配置される導電性部材と、当該導
電性部材を覆うように電池収納ケースの内側面に貼着さ
れるシート状の絶縁性部材とを設けるようにしたことに
より、電池収納ケースの収納空間の体積を電池の体積と
ほぼ同程度まで小さくすることができると共に、その分
電池収納ケースを小型化することができ、かくして一段
と小型化し得る電子機器を実現することができる。
【0182】また電池収納装置において、電池が収納さ
れる電池収納ケースと、電池の両電極に対応させて、電
池収納ケースの一端及び他端に設けられた一対の端子
と、一対の端子のうちのいずれか一方に電気的に接続さ
れ、電池収納ケースの内部に配置される導電性部材と、
導電性部材を覆うように電池収納ケースの内側面に貼着
されるシート状の絶縁性部材とを設けるようにしたこと
により、電池収納ケースの収納空間の体積を電池の体積
とほぼ同程度まで小さくすることができると共に、その
分電池収納ケースを小型化することができ、かくして一
段と小型化し得る電池収納装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル音楽コンテンツの利用形態の説明に
供するブロック図である。
【図2】ディジタル音楽コンテンツの再生制限の説明に
供する略線図である。
【図3】本実施の形態によるディジタル再生装置の構成
を示す略線的斜視図である。
【図4】ディジタル再生装置の周側面の構成を示す左側
面図、正面図、右側面図及び背面図である。
【図5】首掛け用のストラップが取り付けられたディジ
タル再生装置の説明に供する略線図である。
【図6】首掛け用のストラップが用いられて首からぶら
下げられたディジタル再生装置の説明に供する略線図で
ある。
【図7】ヘッドホンジャックへのプラグの差し込みの説
明に供する略線的斜視図である。
【図8】胸ポケットに取り付けられたディジタル再生装
置の説明に供する略線図である。
【図9】ディジタル再生装置の内部構成を示す略線的分
解斜視図である。
【図10】乾電池収納部の構成を示す略線的断面図であ
る。
【図11】シリアルラベルの構成を示す略線的斜視図及
び略線的分解斜視図である。
【図12】表示部保護部材の構成を示す略線的斜視図で
ある。
【図13】表示部の構成を示す略線的斜視図である。
【図14】サブ回路基板の構成を示す略線図正面図及び
略線的背面図である。
【図15】メイン回路基板の構成を示す略線図正面図及
び略線的背面図である。
【図16】サブ回路基板及びメイン回路基板の接続の説
明に供する略線的側面図及び略線的上面図である。
【図17】正面側ケースへの表示部保護部材の取り付け
の説明に供する略線的斜視図である。
【図18】表示部の取り付けの説明に供する略線的斜視
図である。
【図19】筐体ケースへのメイン回路基板及びサブ回路
基板の収納の説明に供する略線的斜視図である。
【図20】正面側ケースへの背面側ケースの取り付けの
説明に供する略線的斜視図である。
【図21】正面側ケースへのサブ回路基板の収納の説明
に供する略線的斜視図である。
【図22】筐体ケースへのメイン回路基板の収納の説明
に供する略線的側面図である。
【図23】メイン回路基板への静電気の流れの説明に供
する一部を断じた略線的断面図である。
【図24】表示部保護部材及びサブ回路基板の組み付け
の説明に供する略線的側面図である。
【図25】表示部保護部材からサブ回路基板への静電気
の流れの説明に供する一部を断じた略線的側面図であ
る。
【図26】ディジタル再生装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図27】ディジタル音楽コンテンツのデータ構造を示
す略線図である。
【図28】ヘッダのデータ構造(1)を示す略線図であ
る。
【図29】ヘッダのデータ構造(2)を示す略線図であ
る。
【図30】FATが格納された場合の半導体フラッシュ
メモリのデータ構造の説明に供する略線図である。
【図31】乾電池収納部の構造に起因する大きさの違い
の説明に供する略線的断面図である。
【符号の説明】
4……ディジタル再生装置、10……筐体ケース、21
……駆動用乾電池、22……乾電池収納部、22A……
溝部、23……蓋部、45……負極端子、46……正極
端子、47……導通板、48……シリアルラベル、49
……感圧式接着剤層、50……アルミニウム層、51…
…印刷用樹脂層、52……透明フィルム。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池を電源として駆動する電子機器におい
    て、 上記電池が収納される電池収納ケースと、 上記電池の両電極に対応させて、上記電池収納ケースの
    一端及び他端に設けられた一対の端子と、 上記一対の端子のうちのいずれか一方に電気的に接続さ
    れ、上記電池収納ケースの内部に配置される導電性部材
    と、 上記導電性部材を覆うように上記電池収納ケースの内側
    面に貼着されるシート状の絶縁性部材とを具えることを
    特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】上記電池収納ケースは、上記内側面に上記
    導電性部材に対応させた溝部が形成され、 上記導電性部材は、上記電池収納ケースの溝部に嵌合さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】上記導電性部材は、板状に形成されたこと
    を特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】上記絶縁性部材は、所定の剛性を有するシ
    ート状の剛性部材が積層されたことを特徴とする請求項
    1に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】上記絶縁性部材は、製造番号が印刷される
    シリアルラベルでなることを特徴とする請求項4に記載
    の電子機器。
  6. 【請求項6】上記絶縁性部材は、上記製造番号に加え
    て、上記電池の収納方向を示す絵柄が印刷されたことを
    特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】電池が収納される電池収納ケースと、 上記電池の両電極に対応させて、上記電池収納ケースの
    一端及び他端に設けられた一対の端子と、 上記一対の端子のうちのいずれか一方に電気的に接続さ
    れ、上記電池収納ケースの内部に配置される導電性部材
    と、 上記導電性部材を覆うように上記電池収納ケースの内側
    面に貼着されるシート状の絶縁性部材とを具えることを
    特徴とする電池収納装置。
  8. 【請求項8】上記電池収納ケースは、上記内側面に上記
    導電性部材に対応させた溝部が形成され、 上記導電性部材は、上記電池収納ケースの溝部に嵌合さ
    れたことを特徴とする請求項7に記載の電池収納装置。
  9. 【請求項9】上記導電性部材は、板状に形成されたこと
    を特徴とする請求項8に記載の電池収納装置。
  10. 【請求項10】上記絶縁性部材は、所定の剛性を有する
    シート状の剛性部材が積層されたことを特徴とする請求
    項7に記載の電池収納装置。
  11. 【請求項11】上記絶縁性部材は、製造番号が印刷され
    るシリアルラベルでなることを特徴とする請求項10に
    記載の電池収納装置。
  12. 【請求項12】上記絶縁性部材は、上記製造番号に加え
    て、上記電池の収納方向を示す絵柄が印刷されたことを
    特徴とする請求項11に記載の電池収納装置。
JP36144499A 1999-11-14 1999-11-14 電子機器及び電池収納装置 Abandoned JP2001143674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36144499A JP2001143674A (ja) 1999-11-14 1999-11-14 電子機器及び電池収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36144499A JP2001143674A (ja) 1999-11-14 1999-11-14 電子機器及び電池収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001143674A true JP2001143674A (ja) 2001-05-25
JP2001143674A5 JP2001143674A5 (ja) 2006-05-18

Family

ID=18473613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36144499A Abandoned JP2001143674A (ja) 1999-11-14 1999-11-14 電子機器及び電池収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001143674A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006351427A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Sony Corp 電子機器
JP2007300228A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Kyocera Corp 電子機器およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006351427A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Sony Corp 電子機器
JP2007300228A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Kyocera Corp 電子機器およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4304558B2 (ja) 携帯機器
WO2001098879A1 (en) Portable terminal equipped with a recording medium
KR100788045B1 (ko) 재생장치 및 재생방법
TWI249696B (en) Mobile audio player
US10802798B1 (en) Optical identification record system
US20060232922A1 (en) Portable digital storage device
JP3519988B2 (ja) 電池絶縁・表示面保護用シートおよび電池絶縁・表示面保護用シート付き携帯情報端末
JP4232065B2 (ja) 電子機器
JP2001142474A (ja) データ再生装置、クロック供給制御方法及びプログラム格納媒体
JP2001143674A (ja) 電子機器及び電池収納装置
JP2001142580A (ja) データ再生装置、電力供給方法及びプログラム格納媒体
JP2001144469A (ja) 電子機器
JP2001143481A (ja) データ記録再生装置
JP2001144467A (ja) 電子機器
JP2001144468A (ja) 電子機器
JP2001197659A (ja) 電流経路の遮断回路及びデータ再生装置
JP2001197681A (ja) 電源供給切換回路及びデータ再生装置
US20060075151A1 (en) Mp3 walkman with a replaceable hard disk
US20020029087A1 (en) Slim digital audio player and recorder with cradle
JP4581189B2 (ja) Icカードの記録及び/又は再生装置
JP2002007974A (ja) Icカードの記録及び/又は再生装置
TW487868B (en) Portable record and/or reproduce device, method of reproducing, and method of recording and reproducing
JP2001015945A (ja) 周辺装置
KR20210154374A (ko) 영상 및 음원 재생을 위한 전자 앨범
KR100939789B1 (ko) 음악재생 칩 카드

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060310

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060501

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20070621