JP2001141598A - 圧縮空気漏れチェッカー - Google Patents
圧縮空気漏れチェッカーInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】圧縮空気の漏れの有無と漏れ量の確認やそれに
よる経済的な損失及び稼動状態を具体的に知らしめて、
省エネルギーや経済効率の向上に寄与する。 【解決手段】エアーコンプレッサーに接続される圧縮空
気配管に接続可能な配管接続部と、該配管接続部に連通
して空気圧力の変化を測定する空気圧力測定部と、該空
気圧力測定部によって測定された空気圧力の変化時間ｔ
１、ｔ２から空気漏れ量Ｌｖを下記（１）式から演算す
る演算部と、該演算部によって計算された空気漏れ量Ｌ
ｖを表示する表示部とを有する。
よる経済的な損失及び稼動状態を具体的に知らしめて、
省エネルギーや経済効率の向上に寄与する。 【解決手段】エアーコンプレッサーに接続される圧縮空
気配管に接続可能な配管接続部と、該配管接続部に連通
して空気圧力の変化を測定する空気圧力測定部と、該空
気圧力測定部によって測定された空気圧力の変化時間ｔ
１、ｔ２から空気漏れ量Ｌｖを下記（１）式から演算す
る演算部と、該演算部によって計算された空気漏れ量Ｌ
ｖを表示する表示部とを有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮空気システムの
配管の空気漏れの有無や量を検知して表示する装置に関
するものである。
配管の空気漏れの有無や量を検知して表示する装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、圧縮空気システムの漏れを検知
し、その漏れの及ぼす経済的影響を定量的に出力又は表
示する装置はなかった。このため、圧縮空気の使用を中
断して配管内を密閉状態にした後圧力の低下度合いを確
認し、圧力低下に時間がかかると漏れが無いか小さく、
速ければ配管中のどこかに漏れがあると推測することに
より判断していた。
し、その漏れの及ぼす経済的影響を定量的に出力又は表
示する装置はなかった。このため、圧縮空気の使用を中
断して配管内を密閉状態にした後圧力の低下度合いを確
認し、圧力低下に時間がかかると漏れが無いか小さく、
速ければ配管中のどこかに漏れがあると推測することに
より判断していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その漏
れ量は経験によって推測し、漏れによって生じる経済的
な損失を具体的に認識することは困難であった。
れ量は経験によって推測し、漏れによって生じる経済的
な損失を具体的に認識することは困難であった。
【０００４】本発明の目的は、このような従来の技術の
課題を解決するためになされたものであり、圧縮空気の
漏れの有無と漏れ量の確認やそれによる経済的な損失及
び稼動状態を具体的に知らしめて、省エネルギーや経済
効率の向上に寄与することにある。
課題を解決するためになされたものであり、圧縮空気の
漏れの有無と漏れ量の確認やそれによる経済的な損失及
び稼動状態を具体的に知らしめて、省エネルギーや経済
効率の向上に寄与することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の圧縮空気漏れチ
ェッカーは、エアーコンプレッサーに接続される圧縮空
気配管に接続可能な配管接続部と、該配管接続部に連通
して空気圧力の変化を測定する空気圧力測定部と、該空
気圧力測定部によって測定された空気圧力の変化時間ｔ
１、ｔ２から空気漏れ量Ｌｖを下記（１）式から演算す
る演算部と、該演算部によって計算された空気漏れ量Ｌ
ｖを表示する表示部とを有することを特徴とする。 Ｌｖ＝Ｃａ・ｔ１／（ｔ１＋ｔ２） ［ｍ３／ｍｉｎ］ …（１） ただし、Ｃａ：エアーコンプレッサーの吐出量［ｍ３／
ｍｉｎ］、ｔ１：圧力上昇時間［ｍｉｎ］、ｔ２：圧力
下降時間［ｍｉｎ］ 請求項２として、請求項１記載の圧縮空気漏れチェッカ
ーにおいて、圧縮空気システムの漏れ率Ｌｌを下記
（２）式から計算し表示することを特徴とする。 Ｌｌ＝Ｌｖ／Ｃａ×１００＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（２） 請求項３として、請求項１記載の圧縮空気漏れチェッカ
ーにおいて、圧縮空気システムの漏れた空気量の金額換
算値Ｌｃを下記（３）式から計算し表示することを特徴
とする。 Ｌｃ＝Ｌａｄ・Ｌ１・Ｐｃ［円／ｈ］ …（３） ただし、 Ｌａｄ＝Ｋ／（Ｋ−１）×Ｐｓ・Ｑｓ／６１２０×
｛（Ｐｄ／Ｐｓ）（Ｋ−１ ）／Ｋ−１｝［ｋＷ］ Ｌａｄ：圧縮機の所要動力［ｋＷ］、Ｐｃ：電力単価
［円／ｋＷｈ］、Ｋ＝１．４、Ｐｓ：吸入空気の絶対圧
力［ｋｇｆ／ｍ２］、Ｐｄ：吐出空気の絶対圧力［ｋｇ
ｆ／ｍ２］、Ｑｓ：吸入状態に換算した単位時間当りの
空気量［ｍ３］、請求項４として、請求項１記載の圧縮
空気漏れチェッカーにおいて、エアーコンプレッサーの
稼働率を下記（４）式から計算し表示することを特徴と
する。 Ｐｋ＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（４） 請求項５として、請求項１記載の圧縮空気漏れチェッカ
ーにおいて、配管接続部を、耐圧ホースの一端に急速継
手を設け、他端を測定部に接続して構成することにより
着脱自在にしたことを特徴とする。
ェッカーは、エアーコンプレッサーに接続される圧縮空
気配管に接続可能な配管接続部と、該配管接続部に連通
して空気圧力の変化を測定する空気圧力測定部と、該空
気圧力測定部によって測定された空気圧力の変化時間ｔ
１、ｔ２から空気漏れ量Ｌｖを下記（１）式から演算す
る演算部と、該演算部によって計算された空気漏れ量Ｌ
ｖを表示する表示部とを有することを特徴とする。 Ｌｖ＝Ｃａ・ｔ１／（ｔ１＋ｔ２） ［ｍ３／ｍｉｎ］ …（１） ただし、Ｃａ：エアーコンプレッサーの吐出量［ｍ３／
ｍｉｎ］、ｔ１：圧力上昇時間［ｍｉｎ］、ｔ２：圧力
下降時間［ｍｉｎ］ 請求項２として、請求項１記載の圧縮空気漏れチェッカ
ーにおいて、圧縮空気システムの漏れ率Ｌｌを下記
（２）式から計算し表示することを特徴とする。 Ｌｌ＝Ｌｖ／Ｃａ×１００＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（２） 請求項３として、請求項１記載の圧縮空気漏れチェッカ
ーにおいて、圧縮空気システムの漏れた空気量の金額換
算値Ｌｃを下記（３）式から計算し表示することを特徴
とする。 Ｌｃ＝Ｌａｄ・Ｌ１・Ｐｃ［円／ｈ］ …（３） ただし、 Ｌａｄ＝Ｋ／（Ｋ−１）×Ｐｓ・Ｑｓ／６１２０×
｛（Ｐｄ／Ｐｓ）（Ｋ−１ ）／Ｋ−１｝［ｋＷ］ Ｌａｄ：圧縮機の所要動力［ｋＷ］、Ｐｃ：電力単価
［円／ｋＷｈ］、Ｋ＝１．４、Ｐｓ：吸入空気の絶対圧
力［ｋｇｆ／ｍ２］、Ｐｄ：吐出空気の絶対圧力［ｋｇ
ｆ／ｍ２］、Ｑｓ：吸入状態に換算した単位時間当りの
空気量［ｍ３］、請求項４として、請求項１記載の圧縮
空気漏れチェッカーにおいて、エアーコンプレッサーの
稼働率を下記（４）式から計算し表示することを特徴と
する。 Ｐｋ＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（４） 請求項５として、請求項１記載の圧縮空気漏れチェッカ
ーにおいて、配管接続部を、耐圧ホースの一端に急速継
手を設け、他端を測定部に接続して構成することにより
着脱自在にしたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記請求項１の発明の構成により、配管接続部
で圧縮空気システム配管に接続した後、空気圧力測定部
で測定された圧力の変化に基づいて空気漏れの有無や漏
れ量が計算される。なお、演算部には計算に必要なデー
タを予め入力しておく。この計算によって得られた値は
表示部に表示され、空気漏れの状態が明示される。この
とき、以下の内容を必要に応じて選択的、又は連続的、
又は一括して表示することができる。 圧縮空気システムの空気漏れ量（請求項１） 圧縮空気システムの空気漏れ率（請求項２） 圧縮空気システムから漏れた空気量の金額換算値（請
求項３） 圧縮空気システムのエアーコンプレッサーの稼働率
（請求項４）
で圧縮空気システム配管に接続した後、空気圧力測定部
で測定された圧力の変化に基づいて空気漏れの有無や漏
れ量が計算される。なお、演算部には計算に必要なデー
タを予め入力しておく。この計算によって得られた値は
表示部に表示され、空気漏れの状態が明示される。この
とき、以下の内容を必要に応じて選択的、又は連続的、
又は一括して表示することができる。 圧縮空気システムの空気漏れ量（請求項１） 圧縮空気システムの空気漏れ率（請求項２） 圧縮空気システムから漏れた空気量の金額換算値（請
求項３） 圧縮空気システムのエアーコンプレッサーの稼働率
（請求項４）
【０００７】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【０００８】まず、本実施例に係る圧縮空気漏れチェッ
カー１の構成について、図１乃至図６を参照して説明す
る。
カー１の構成について、図１乃至図６を参照して説明す
る。
【０００９】図１において、エアーコンプレッサー２に
接続される圧縮空気配管３には一般に急速継手（カプ
ラ）が取り付けられている。本装置にも配管接続部たる
急速継手４が備えられており、両者を接続する。急速継
手４は測定部たる圧力センサー５に連通している。圧力
センサー５の信号は電気信号線で演算部６に接続され
る。演算部６には外部入力部７が接続しており、計算に
必要な基本データが予め入力される。続いて演算部６に
表示部８が接続され、算出された値が表示される。これ
らは、急速継手４を除いて１つの筐体内に納められてい
る。ここで、表示部８には、画像による表示以外に、プ
リントアウト（印刷装置）や音声による表示（音声発生
装置）又はそれらの組合せを含むものとする。
接続される圧縮空気配管３には一般に急速継手（カプ
ラ）が取り付けられている。本装置にも配管接続部たる
急速継手４が備えられており、両者を接続する。急速継
手４は測定部たる圧力センサー５に連通している。圧力
センサー５の信号は電気信号線で演算部６に接続され
る。演算部６には外部入力部７が接続しており、計算に
必要な基本データが予め入力される。続いて演算部６に
表示部８が接続され、算出された値が表示される。これ
らは、急速継手４を除いて１つの筐体内に納められてい
る。ここで、表示部８には、画像による表示以外に、プ
リントアウト（印刷装置）や音声による表示（音声発生
装置）又はそれらの組合せを含むものとする。
【００１０】以上の全体構成の装置において、圧縮空気
の漏れ量を検出する場合には、昼休みや作業終了後な
ど、圧縮空気使用機器が作動していない状態でエアーコ
ンプレッサー２を運転し、配管系の圧力上昇時間とエア
ーコンプレッサー２を運転停止した状態での下降時間と
から空気の漏れ量を計算する。
の漏れ量を検出する場合には、昼休みや作業終了後な
ど、圧縮空気使用機器が作動していない状態でエアーコ
ンプレッサー２を運転し、配管系の圧力上昇時間とエア
ーコンプレッサー２を運転停止した状態での下降時間と
から空気の漏れ量を計算する。
【００１１】まず、圧縮空気の漏れ量検出について説明
する。圧縮空気の漏れ量Ｌｖ［ｍ３／ｍｉｎ］は圧縮空
気システムの配管系の圧力変化に影響を及ぼす。測定圧
力は、圧力の上限と下限の使用圧力付近の例えば１ｋｇ
ｆ／ｃｍ２の範囲とする（図２）。圧力上昇時間をｔ１
［ｍｉｎ］、下降時間をｔ２［ｍｉｎ］とすると次の式
が成立つ。 ｔ１・（Ｃａ−Ｌｖ）＝Ｌｖ・ｔ２ なお、本実施例でのｔ１及びｔ２は、測定精度を上げる
ために、上昇及び下降を繰り返すサイクルの１乃至数回
の平均値からなる上昇、下降時間である。この式より空
気漏れ量Ｌｖ ［ｍ３／ｍｉｎ］を求めると次の式
（１）ようになる。 Ｌｖ＝Ｃａ・ｔ１／（ｔ１＋ｔ２） [ｍ３／ｍｉｎ] …（１） ここで、Ｃａ：エアーコンプレッサー２の吐出量 ［ｍ
３／ｍｉｎ］
する。圧縮空気の漏れ量Ｌｖ［ｍ３／ｍｉｎ］は圧縮空
気システムの配管系の圧力変化に影響を及ぼす。測定圧
力は、圧力の上限と下限の使用圧力付近の例えば１ｋｇ
ｆ／ｃｍ２の範囲とする（図２）。圧力上昇時間をｔ１
［ｍｉｎ］、下降時間をｔ２［ｍｉｎ］とすると次の式
が成立つ。 ｔ１・（Ｃａ−Ｌｖ）＝Ｌｖ・ｔ２ なお、本実施例でのｔ１及びｔ２は、測定精度を上げる
ために、上昇及び下降を繰り返すサイクルの１乃至数回
の平均値からなる上昇、下降時間である。この式より空
気漏れ量Ｌｖ ［ｍ３／ｍｉｎ］を求めると次の式
（１）ようになる。 Ｌｖ＝Ｃａ・ｔ１／（ｔ１＋ｔ２） [ｍ３／ｍｉｎ] …（１） ここで、Ｃａ：エアーコンプレッサー２の吐出量 ［ｍ
３／ｍｉｎ］
【００１２】一方、空気の漏れ率Ｌ１［％］は次の式
（２）で計算できる。 Ｌｌ＝Ｌｖ／Ｃａ×１００＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（２） この値に、圧縮機の所要動力Ｌａｄ［ｋＷ］、電力単価
Ｐｃ［円／ｋＷｈ］を乗じると電気料Ｌｃ［円］を算出
することができる。（式（３）） Ｌｃ＝Ｌａｄ・Ｌ１・Ｐｃ ［円／ｈ］ …（３） ただし、 Ｌａｄ＝Ｋ／（Ｋ−１）×Ｐｓ・Ｑｓ／６１２０×
｛（Ｐｄ／Ｐｓ）（Ｋ−１） ／Ｋ−１｝［ｋＷ］ Ｌａｄ：圧縮機の所要動力［ｋＷ］、Ｐｃ：電力単価
［円／ｋＷｈ］、Ｋ＝１．４、Ｐｓ：吸入空気の絶対圧
力［ｋｇｆ／ｍ２］、Ｐｄ：吐出空気の絶対圧力［ｋｇ
ｆ／ｍ２］、Ｑｓ：吸入状態に換算した単位時間当りの
空気量［ｍ３／ｍｉｎ］
（２）で計算できる。 Ｌｌ＝Ｌｖ／Ｃａ×１００＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（２） この値に、圧縮機の所要動力Ｌａｄ［ｋＷ］、電力単価
Ｐｃ［円／ｋＷｈ］を乗じると電気料Ｌｃ［円］を算出
することができる。（式（３）） Ｌｃ＝Ｌａｄ・Ｌ１・Ｐｃ ［円／ｈ］ …（３） ただし、 Ｌａｄ＝Ｋ／（Ｋ−１）×Ｐｓ・Ｑｓ／６１２０×
｛（Ｐｄ／Ｐｓ）（Ｋ−１） ／Ｋ−１｝［ｋＷ］ Ｌａｄ：圧縮機の所要動力［ｋＷ］、Ｐｃ：電力単価
［円／ｋＷｈ］、Ｋ＝１．４、Ｐｓ：吸入空気の絶対圧
力［ｋｇｆ／ｍ２］、Ｐｄ：吐出空気の絶対圧力［ｋｇ
ｆ／ｍ２］、Ｑｓ：吸入状態に換算した単位時間当りの
空気量［ｍ３／ｍｉｎ］
【００１３】さらに、Ｌｃを、１日当りの電気料に換算
するには、１日の稼動時間を乗じ（Ｌｃ２）、１月当り
の電気料にするには、Ｌｃ２に１月当りの稼動日数を乗
じ（Ｌｃ３）、１年当りの電気料を算出するには、Ｌｃ
３に１年当りの稼動日数を乗じる。これらの値を表示す
ると、より幅広い面から電気料の損失を知ることができ
る。
するには、１日の稼動時間を乗じ（Ｌｃ２）、１月当り
の電気料にするには、Ｌｃ２に１月当りの稼動日数を乗
じ（Ｌｃ３）、１年当りの電気料を算出するには、Ｌｃ
３に１年当りの稼動日数を乗じる。これらの値を表示す
ると、より幅広い面から電気料の損失を知ることができ
る。
【００１４】また、この空気漏れによる電力損失量Ｐｌ
［ｋＷｈ／ｈ］は次式で求められる。 Ｐ１＝ Ｌａｄ・Ｌ１ ［ｋＷｈ／ｈ］ なお、Ｐｓ、Ｐｄ、Ｑｓは外部入力部７に入力された値
を用いる。
［ｋＷｈ／ｈ］は次式で求められる。 Ｐ１＝ Ｌａｄ・Ｌ１ ［ｋＷｈ／ｈ］ なお、Ｐｓ、Ｐｄ、Ｑｓは外部入力部７に入力された値
を用いる。
【００１５】次に上記を実際に行なう場合の工程を図３
乃至図５のフローチャートで説明する。まず予め吸入空
気の絶対圧力Ｐｓ［ｋｇｆ／ｍ２］、吐出空気の絶対圧
力Ｐｄ［ｋｇｆ／ｍ２］、吸入状態に換算した単位時間
当りの空気量Ｑｓ［ｍ３／分］、１日のエアーコンプレ
ッサーの稼動時間Ｔ１［ｈ／日］、１月のエアーコンプ
レッサーの稼動日数Ｔ２［日／月］、１年のエアーコン
プレッサーの稼動日数Ｔ３［日／年］、電力単価［円／
ｋＷｈ］を入力する。
乃至図５のフローチャートで説明する。まず予め吸入空
気の絶対圧力Ｐｓ［ｋｇｆ／ｍ２］、吐出空気の絶対圧
力Ｐｄ［ｋｇｆ／ｍ２］、吸入状態に換算した単位時間
当りの空気量Ｑｓ［ｍ３／分］、１日のエアーコンプレ
ッサーの稼動時間Ｔ１［ｈ／日］、１月のエアーコンプ
レッサーの稼動日数Ｔ２［日／月］、１年のエアーコン
プレッサーの稼動日数Ｔ３［日／年］、電力単価［円／
ｋＷｈ］を入力する。
【００１６】その後測定開始キーを押すと測定が開始さ
れる。配管の漏れ量の確認は、空気圧使用機器が停止さ
れた状態で行なう必要があるため、右列の空気圧使用機
器停止時のフロー及びその詳細のフロー図５に沿う。ま
た、配管内圧力の変化を図２に示す。測定が開始され、
測定圧力Ｐ３が低い方の所定値Ｐ２に達すると同時にタ
イマーがスタートし、上昇幅が１ｋｇ／ｃｍ２のＰ１に
達するとタイマーが停止し、ｔ１[ｍｉｎ]が測定され
る。次にエアーコンプレッサーが設定圧力に達し停止状
態になり、高い方の所定値Ｐ １まで測定圧力が下がると
再びタイマーがスタートする。圧力が下降し下降幅が１
ｋｇｆ／ｃｍ２となるＰ２に達するとタイマーが停止
し、時間ｔ２[ｍｉｎ]が測定される。これらの測定値及
び入力データを基に式（１）によって漏れ量Ｌｖ［ｍ３
／ｍｉｎ］が計算される。この漏れ量Ｌｖから漏れ率Ｌ
ｌ[％]を式（２）によって求めることができる。
れる。配管の漏れ量の確認は、空気圧使用機器が停止さ
れた状態で行なう必要があるため、右列の空気圧使用機
器停止時のフロー及びその詳細のフロー図５に沿う。ま
た、配管内圧力の変化を図２に示す。測定が開始され、
測定圧力Ｐ３が低い方の所定値Ｐ２に達すると同時にタ
イマーがスタートし、上昇幅が１ｋｇ／ｃｍ２のＰ１に
達するとタイマーが停止し、ｔ１[ｍｉｎ]が測定され
る。次にエアーコンプレッサーが設定圧力に達し停止状
態になり、高い方の所定値Ｐ １まで測定圧力が下がると
再びタイマーがスタートする。圧力が下降し下降幅が１
ｋｇｆ／ｃｍ２となるＰ２に達するとタイマーが停止
し、時間ｔ２[ｍｉｎ]が測定される。これらの測定値及
び入力データを基に式（１）によって漏れ量Ｌｖ［ｍ３
／ｍｉｎ］が計算される。この漏れ量Ｌｖから漏れ率Ｌ
ｌ[％]を式（２）によって求めることができる。
【００１７】併せて、電力損失量に電力単価を乗じると
損失金額Ｌｃ[円]が式（３）から計算される。これらの
値は、表示部に表示され、またプリンアウトすることも
可能である。
損失金額Ｌｃ[円]が式（３）から計算される。これらの
値は、表示部に表示され、またプリンアウトすることも
可能である。
【００１８】さらに、空気圧使用機器が稼動している場
合には、空気圧力の変動を検知してエアーコンプレッサ
のＯＮ、ＯＦＦ稼動率Ｐｋ［％］を求めることもでき
る。具体例を、図４のフローチャートの左側の列及びそ
の詳細のフロー（ｂ）に沿って説明する。
合には、空気圧力の変動を検知してエアーコンプレッサ
のＯＮ、ＯＦＦ稼動率Ｐｋ［％］を求めることもでき
る。具体例を、図４のフローチャートの左側の列及びそ
の詳細のフロー（ｂ）に沿って説明する。
【００１９】空気圧使用機器が稼動している場合には、
図６のように変動する圧力の変化を測定し、圧力が最高
値に達した時即ちエアーコンプレッサが停止した時から
最低値に達した時までをタイマーで測定する。続いてエ
アーコンプレッサーが作動すると圧力が上昇することに
なるが、その時の最低圧力から最高圧力まで上昇するに
要する時間を測定する。このことを数回繰り返すことに
よって、現在時点での該エアーコンプレッサーのＯＮ、
ＯＦＦ状態（運転頻度）を式（４）、具体的には （ｔ１ａ＋ｔ１ｂ）／｛（ｔ１ａ＋ｔ１ｂ）＋（ｔ２ａ
＋ｔ２ｂ）｝×１００［％］ によって稼動率として計算することができる。この値
も、表示部に表示され、またプリントアウトすることが
可能である。
図６のように変動する圧力の変化を測定し、圧力が最高
値に達した時即ちエアーコンプレッサが停止した時から
最低値に達した時までをタイマーで測定する。続いてエ
アーコンプレッサーが作動すると圧力が上昇することに
なるが、その時の最低圧力から最高圧力まで上昇するに
要する時間を測定する。このことを数回繰り返すことに
よって、現在時点での該エアーコンプレッサーのＯＮ、
ＯＦＦ状態（運転頻度）を式（４）、具体的には （ｔ１ａ＋ｔ１ｂ）／｛（ｔ１ａ＋ｔ１ｂ）＋（ｔ２ａ
＋ｔ２ｂ）｝×１００［％］ によって稼動率として計算することができる。この値
も、表示部に表示され、またプリントアウトすることが
可能である。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明の圧縮空気チ
ェッカーによれば、圧縮空気配管に接続するだけで、圧
縮空気システムでの漏れの有無、漏れ量、その経済的な
影響及び稼動状態を即座に検出し、知ることができる。
ェッカーによれば、圧縮空気配管に接続するだけで、圧
縮空気システムでの漏れの有無、漏れ量、その経済的な
影響及び稼動状態を即座に検出し、知ることができる。
【図１】本発明の好適な実施例を示す構成図、
【図２】圧縮空気使用機器が休止しているときの配管内
圧力を示すグラフ、
圧力を示すグラフ、
【図３】、
【図４】、
【図５】本発明に係るチェッカーの処理手順を示すフロ
ー、
ー、
【図６】圧縮空気使用機器が稼動しているときの配管内
圧力を示すグラフ、
圧力を示すグラフ、
１ 圧縮空気漏れチェッカー ２ エアーコンプレッサー ３ 圧縮空気システムの配管 ４ 配管接続部（急速継手） ５ 測定部（圧力センサー） ６ 演算部 ７ 外部入力部 ８ 表示部
フロントページの続き (72)発明者 坪井 開 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオン 機械株式会社内 (72)発明者 丸山 今朝雄 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオン 機械株式会社内 (72)発明者 宮崎 守平 長野県諏訪郡下諏訪町塚田6246−５ 有限 会社メカトロ内 (72)発明者 川上 学 長野県伊那市西春近5074 伊那食品工業株 式会社内 (72)発明者 坂田 良二 長野県長野市若里１丁目18番１号 長野県 工業試験場内 (72)発明者 宮嶋 隆司 長野県長野市若里１丁目18番１号 長野県 工業試験場内 (72)発明者 小池 透 長野県長野市若里１丁目18番１号 長野県 工業試験場内 Ｆターム(参考） 2G024 AA01 BA21 BA27 CA16 DA15 FA11 2G067 AA12 DD02 EE09
Claims (5)
- 【請求項１】 エアーコンプレッサーに接続される圧縮
空気配管に接続可能な配管接続部と、該配管接続部に連
通して空気圧力の変化を測定する空気圧力測定部と、該
空気圧力測定部によって測定された空気圧力の変化時間
ｔ１、ｔ２から空気漏れ量Ｌｖを下記（１）式から演算
する演算部と、該演算部によって計算された空気漏れ量
Ｌｖを表示する表示部とを有することを特徴とする圧縮
空気漏れチェッカー。 Ｌｖ＝Ｃａ・ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）［ｍ３／ｍｉｎ］ …（１） ただし、Ｃａ：エアーコンプレッサーの吐出量［ｍ３／
ｍｉｎ］、ｔ１：圧力上昇時間［ｍｉｎ］、ｔ２：圧力
下降時間［ｍｉｎ］ - 【請求項２】 圧縮空気システムの漏れ率Ｌｌを下記
（２）式から計算し表示することを特徴とする請求項１
記載の圧縮空気漏れチェッカー。 Ｌｌ＝Ｌｖ／Ｃａ×１００＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（２） - 【請求項３】 圧縮空気システムから漏れた空気量の金
額換算値Ｌｃを下記（３）式から計算し表示することを
特徴とする請求項１記載の圧縮空気漏れチェッカー。 Ｌｃ＝Ｌａｄ・Ｌ１・Ｐｃ［円／ｈ］ …（３） ただし、 Ｌａｄ＝Ｋ／（Ｋ−１）×Ｐｓ・Ｑｓ／６１２０×
｛（Ｐｄ／Ｐｓ）（Ｋ−１ ）／Ｋ−１｝［ｋＷ］ Ｌａｄ：圧縮機の所要動力［ｋＷ］、Ｐｃ：電力単価
［円／ｋＷｈ］、Ｋ＝１．４、Ｐｓ：吸入空気の絶対圧
力［ｋｇｆ／ｍ２］、Ｐｄ：吐出空気の絶対圧力［ｋｇ
ｆ／ｍ２］、Ｑｓ：吸入状態に換算した単位時間当りの
空気量［ｍ３／ｍｉｎ］ - 【請求項４】 エアーコンプレッサーの稼働率Ｐｋを下
記（４）式から計算し表示することを特徴とする請求項
１記載の圧縮空気漏れチェッカー。 Ｐｋ＝ｔ１／（ｔ１＋ｔ２）×１００［％］ …（４） - 【請求項５】 配管接続部を、耐圧ホースの一端に急速
継手を設け、他端を測定部に接続して構成することによ
り着脱自在にしたことを特徴とする請求項１記載の圧縮
空気漏れチェッカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32789999A JP2001141598A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 圧縮空気漏れチェッカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32789999A JP2001141598A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 圧縮空気漏れチェッカー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001141598A true JP2001141598A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18204248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32789999A Pending JP2001141598A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 圧縮空気漏れチェッカー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001141598A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012242309A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 圧縮空気発生装置の空気漏洩検出装置 |
| CN105004492A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-10-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调机组制冷剂泄漏的检测方法和装置 |
| WO2016083670A1 (en) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | Si-Tecno Oy | Method for measuring pressure differences between different premises in a building |
| CN106441720A (zh) * | 2016-11-16 | 2017-02-22 | 广西大学 | 一种模拟压缩机油气两相泄漏瞬态的超高速观测装置 |
| JP2017115705A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 日立工機株式会社 | 空気圧縮機 |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32789999A patent/JP2001141598A/ja active Pending
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| CN106441720B (zh) * | 2016-11-16 | 2018-10-30 | 广西大学 | 一种模拟压缩机油气两相泄漏瞬态的超高速观测装置 |
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