JP2001138483A - 2ピース缶体の缶胴印刷装置 - Google Patents

2ピース缶体の缶胴印刷装置

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JP2001138483A JP31961899A JP31961899A JP2001138483A JP 2001138483 A JP2001138483 A JP 2001138483A JP 31961899 A JP31961899 A JP 31961899A JP 31961899 A JP31961899 A JP 31961899A JP 2001138483 A JP2001138483 A JP 2001138483A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2ピース缶体の缶胴に、水なし平版により網点
のような微細な絵柄の印刷し、樹脂凸版により鮮明な文
字を印刷するときに、水なし平版の劣化が生じることを
防止した印刷装置を提供することを目的とする。 【解決手段】シュート5に投入された2ピース缶体W
は、缶サポート8により缶胴にインキが転写される位置
まで搬送される。印刷ユニット2は、平版用インカーユ
ニット11aから供給されるインキが塗着される水なし
平版13aを装着した平版用版胴12bと、凸版用イン
カーユニット11bから供給されるインキが塗着される
樹脂凸版13bを装着した凸版用版胴12bとを有し、
ブランケット10に先ず水なし平版13aからインキを
転写し、続いて樹脂凸版13bからインキを転写した
後、2ピース缶体Wの缶胴にブランケット10を圧着し
て、該缶胴にインキを転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料缶等に用いら
れる2ピース缶体の缶胴に印刷を施す2ピース缶体の缶
胴印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料缶等に用いられる2ピース缶
体の缶胴に印刷を施す印刷装置として、例えば特開昭6
3−162241号公報に記載されたものが知られてい
る。前記公報に記載された印刷装置は、図2に示したよ
うに、2ピース缶体Wを供給する缶体供給手段31と、
ロール32上に備えられた複数のブランケット33と、
ロール32の周囲に配置され各色毎にインキを供給する
複数のインキ供給手段34と、各インキ供給手段34に
対応して備えられた版胴35とを備え、版胴35には樹
脂凸版36が装着されている。
【0003】図2に示した印刷装置においては、各イン
キ供給手段34から対応する版胴35に装着された樹脂
凸版36にインキが塗着され、インキが塗着された各樹
脂凸版36がロール32の回転に従って移動するブラン
ケット33に順次圧着されることにより、各樹脂凸版3
6からブランケット33にインキが転写される。そし
て、ブランケット33を2ピース缶体Wの缶胴に圧着し
て、ブランケット33から2ピース缶体Wの缶胴にイン
キを転写することにより、2ピース缶体Wの缶胴にオフ
セット印刷が行なわれる。
【0004】さらに、図2に示した印刷装置において
は、前記のようにして缶胴に印刷が施された2ピース缶
体Wは、次いでアプリケーターロール37により缶胴に
仕上げニスが塗布された後、ピンチェーンコンベア等の
移送手段38により乾燥装置(図示せず)に移送されて
乾燥処理がなされる。
【0005】ここで、上述した樹脂凸版によるオフセッ
ト印刷では、各色のインキが全てブランケット上に転写
されて前記缶胴に印刷する絵柄及び表示が形成された
後、該絵柄及び表示が該ブランケットから一度に前記缶
胴に転写される。そのため、重ね刷りができず、使用す
るインキと同数の色数の印刷しかできない。さらに、樹
脂凸版による印刷では、例えば網点によりグラデーショ
ンを形成するような微細な印刷が難しく、濃淡の無い同
一濃度での印刷となるため、絵柄が単調で平坦なものと
なる。
【0006】一方、近年では飲料の種類が多種多様なも
のとなってきており、商品の差別化のために、前記2ピ
ース缶体の缶胴に対する印刷をさらに複雑な絵柄、例え
ばカラー写真のような豊かな色彩と濃淡を備えるものと
することが要望されている。
【0007】そこで、缶胴に対する複雑な印刷を可能と
するべく、前記樹脂凸版に替えて水なし平版を用いるこ
とが考えられる。水なし平版は、湿し水を使用しないで
平版印刷を行なうものであり、シリコン等のインキ反発
性物質を非画部に形成し、版全体にインキを盛っても画
線部だけにインキが付着するようにしたものである。そ
して、水なし平版により印刷を行なう場合には、網点の
ような微細な印刷が可能であり、例えばイエロー、マゼ
ンタ、シアンの3原色にブラックを合わせたプロセス色
4色による網点を相互に組み合わせることにより、あた
かも各色を任意の割合で混ぜ合わせたかのような連続グ
ラデーションを形成することができる。その結果、カラ
ー写真のような豊かな色彩と濃淡とを備える絵柄を印刷
することができる。
【0008】ところが、缶胴には絵柄のみならず、内容
物の成分等を表示する文字を印刷する必要がある。そし
て、水なし平版により印刷を行なう場合には、インキを
厚く盛ることが難しいため、文字を印刷したときに鮮明
さに欠けるという不都合がある。
【0009】そこで、水なし平版により缶胴に絵柄を印
刷し、樹脂凸版により缶胴に文字を印刷して、豊かな色
彩と濃淡を備える絵柄と鮮明な文字の双方を缶胴に印刷
できるようにすることが考えられる。しかし、本願発明
者らは、このように水なし平版と樹脂凸版の双方を用い
て2ピース缶体の缶胴にオフセット印刷をしたときに、
水なし平版の劣化が生じる場合があることを知見した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記背景に
鑑み、2ピース缶体の缶胴に、水なし平版により網点の
ような微細な絵柄の印刷し、樹脂凸版により鮮明な文字
を印刷するときに、水なし平版の劣化が生じることを防
止した印刷装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願者らは、上述した水
なし平版の劣化が生じる要因を検討する過程で、従来か
ら行なわれている3ピース缶体の薄板状の缶胴ブランク
の印刷において、水なし平版により一色印刷する毎にイ
ンキを乾燥してから次の印刷を行なうようした場合に
は、水なし平版の劣化が生じないことに着目した。そし
て、本願発明者らは、樹脂凸版と水なし平版からブラン
ケットに連続してこの順でインキを転写したときに、先
に樹脂凸版からブランケットに転写された非乾燥状態の
インキが、水なし平版からブランケットにインキを転写
する際に該水なし平版に接触し、この接触により水なし
平版の非画線部の劣化が生じることを知見した。
【0012】そこで、本発明の印刷装置は、2ピース缶
体を供給する缶体供給手段と、第1のインキ供給手段か
ら供給されるインキが塗着される水なし平版を装着した
第1の版胴と、第2のインキ供給手段から供給されるイ
ンキが塗着される樹脂凸版を装着した第2の版胴と、先
ず前記第1の版胴に装着された前記水なし平版からイン
キが転写され、続いて前記第2の版胴に装着された前記
樹脂凸版からインキが転写された後、前記缶体供給手段
から供給される2ピース缶体の缶胴にインキを転写する
ブランケットとを備えたことを特徴とする。
【0013】かかる本発明によれば、前記ブランケット
には、先ず前記第1の版胴に装着された前記水なし平版
からインキが転写され、続いて前記第2の版胴に装着さ
れた前記樹脂凸版からインキが転写される。そのため、
これとは逆に、前記ブランケットに、先ず前記第2の版
胴に装着された前記樹脂凸版からインキが転写され、続
いて前記第1の版胴に装着された前記水なし平版からイ
ンキが転写される場合のように、前記樹脂凸版から前記
ブランケットに先に転写された非乾燥状態のインキが、
前記ブランケットに前記水なし平版からインキを転写す
る際に該水なし平版に接触することがない。
【0014】これにより、前記樹脂凸版から前記ブラン
ケットに転写された非乾燥状態のインキが前記水なし平
版の非画線部に接触して、該非画線部のインキ反発性の
劣化が生じることを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て、図1を参照して説明する。図1は、本発明の2ピー
ス缶体の缶胴印刷装置の全体構成図である。
【0016】本実施の形態の2ピース缶体の缶胴印刷装
置は、水なし平版と樹脂凸版とを併用する装置であり、
2ピース缶体Wを供給する缶体供給ユニット1と、2ピ
ース缶体Wの缶胴に印刷を施す印刷ユニット2と、印刷
が施された2ピース缶体Wの缶胴に仕上げニスを塗布す
る仕上げニス塗布ユニット3と、仕上げニスが塗布され
た2ピース缶体Wを乾燥手段である図示しないピンオー
ブンに移送する移送ユニット4とからなる。
【0017】まず、缶体供給ユニット1は、2ピース缶
体Wが投入されるシュート5と、シュート5の下端部で
2ピース缶体Wを装置に供給する1対のインフィードタ
ーレット6と、インフィードターレット6により供給さ
れる2ピース缶体Wを吸着保持して搬送するマンドレル
(図示せず)と、該マンドレルに保持された2ピース缶
体Wを要所毎に支持する缶サポート8とを備える。前記
マンドレルは回転自在に備えられ、2ピース缶体Wの開
口部から缶胴内部に挿入されて、缶胴の内壁をバキュー
ムにて吸着することにより2ピース缶体Wを保持する。
【0018】次に、印刷ユニット2は、ブランケットシ
リンダ9の周上に備えられた8個のブランケット10
と、ブランケットシリンダ9の外周に沿って配置された
4個の平版用インカーユニット11a(本発明の第1の
インキ供給手段に相当する)及び2個の凸版用インカー
ユニット11b(本発明の第2のインキ供給手段に相当
する)と、平版用インカーユニット11aに対応して設
けられた平版用版胴12a(本発明の第1の版胴に相当
する)及び凸版用インカーユニット11bに対応して設
けられた凸版用版胴12b(本発明の第2の版胴に相当
する)とを備える。そして、ブランケットシリンダ9の
回転方向に沿って上流側から設けられた4個の平版用版
胴12aには水なし平版13aが装着され、下流側に設
けられた2個の凸版用版胴12bには樹脂凸版13bが
装着されている。
【0019】平版用インカーユニット11a及び凸版用
インカーユニット11bは、内部に図示しないインキ容
器と該インキ容器から供給されるインキを練りならして
それぞれ水なし平版13a及び樹脂凸版13bに塗着す
る複数のロールとを備えている。また、平版用インカー
ユニット11aは、ブランケットシリンダ9の回転方向
に沿って上流側から順に、水なし平版13a用のイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのインキを供給し、凸
版用インカーユニット11bは、樹脂凸版13b用の多
色混合インキA、多色混合インキBを供給するように構
成されている。
【0020】ブランケット10は、ブランケットシリン
ダ9の回転に従って移動することにより、各水なし平版
13aと樹脂凸版13bが圧着されて各水なし平版13
a、樹脂凸版13bからインキが転写される位置と、マ
ンドレルに保持されて缶サポート8に支持された2ピー
ス缶体Wの缶胴に圧着されて該2ピース缶体Wの缶胴に
前記インキを転写する位置Pとを循環移動自在に備えら
れている。
【0021】そして、ブランケット10が2ピース缶体
Wの缶胴に前記インキを転写する位置Pと、上流側から
1番目の平版用版胴12aとの間に、ブランケット清掃
装置14が備えられている。ブランケット清掃装置14
は、ブランケット10に接触して、ブランケット10上
に残留するインキを除去するクリーニングロール15
と、クリーニングロール15に接触して前記インキを除
去する溶剤除去ロール16及びスクレーパ17を備え
る。また、クリーニングロール15は、図示しない温度
調整手段を内蔵し、ブランケット10に接触したときに
ブランケット10を冷却または加熱できるようになって
いる。
【0022】また、印刷ユニット2において、平版用版
胴12aと凸版用版胴12bは、それぞれ矢示方向に移
動自在に備えられ、トラブル等による装置停止時には、
ブランケット10から分離自在となっている。
【0023】次に、仕上げニス塗布ユニット3は、図示
しないニス容器からニスを供給するアニロクスロール1
8と、アニロクスロール18により供給されたニスをマ
ンドレルに保持され缶サポート8に支持された2ピース
缶体Wの缶胴に塗布するアプリケーターロール19とか
らなる。
【0024】そして、移送ユニット4は、図示しない支
持杆を所定間隔で備え、無端状に回動するピンチェーン
コンベア20と、2ピース缶体Wをマンドレルから支持
杆に移載するトランスファーユニット21とからなる。
【0025】次に、本実施の形態の缶胴印刷装置の作動
について説明する。
【0026】本実施の形態の缶胴印刷装置によれば、ま
ず、前工程の製缶工程で形成された2ピース缶体Wがシ
ュート5に投入される。2ピース缶体Wは、シュート5
の下端部でインフィードターレット6により装置に供給
されると、回転自在に備えられたマンドレルが開口部か
ら内部に挿入され、該マンドレルが有するバキュームに
より缶胴の内壁が該マンドレルに吸着される。この結
果、2ピース缶体Wは前記マンドレルに保持され、ブラ
ンケット10からインキが転写される位置Pまで搬送さ
れる。
【0027】一方、ブランケット10はブランケットシ
リンダ9の回転に従って移動し、先ず上流側から配置さ
れた3個の平版用版胴12aにそれぞれ装着された水な
し平版13aが圧着されてインキが転写され、続いて2
個の凸版用版胴12bにそれぞれ装着された樹脂凸版1
3bが圧着されてインキが転写される。
【0028】ここで、各水なし平版13aには、缶体W
の缶胴に印刷される絵柄の元となるカラー写真等(原
画)をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に
色分解し、各色毎に網取りすることにより得られた網点
が画線部として設けられ、非画線部にはシリコン樹脂に
よる被膜が形成されている。即ち、ブランケットシリン
ダ9の回転方向に沿って最も上流側の水なし平版13a
は、前記原画のイエローに相当する部分を構成する網点
を備え、以下各水なし平版13aは、上流から順に、前
記原画のマゼンタに相当する部分、シアンに相当する部
分、ブラックに相当する部分を構成する網点を備えてい
る。そして、各水なし平版13aには、ブランケットシ
リンダ9の回転方向に沿って上流から順に、イエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色のインキが平版用イ
ンカーユニット11aからそれぞれ供給されて前記画線
部に塗着される。
【0029】また、各樹脂凸版13bには、2ピース缶
体Wに所要の表示を行う文字等が凸状に形成された画線
部が設けられ、多色混合インキA、多色混合インキBの
各色のインキが凸版用インカーユニット11からそれぞ
れ供給されて該画線部に塗着される。尚、本実施形態で
は、前記樹脂凸版13bに塗着されるインキとして多色
混合インキA、多色混合インキBの2色を用いている
が、所望により他の色を用いてもよい。
【0030】この結果、ブランケット10上には、ブラ
ンケットシリンダ9の回転方向に沿って、先ず4個の水
なし平版13aからイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの順に各色のインキが転写され、次に2個の樹脂凸
版13bから多色混合インキA、多色混合インキBの順
に各色のインキが転写されて、2ピース缶体Wの缶胴に
絵柄及び所要の表示が印刷される。
【0031】ここで、ブランケット10にインキを転写
する際に、本実施の形態とは逆に、先ず樹脂凸版12b
からインキを転写し、次に水なし平版12aからインキ
を転写するようにすると、水なし平版12aからインキ
を転写する際に、先に樹脂凸版12bからブランケット
10に転写されたインキが水なし平版12aの非画線部
に接触することになる。そして、この場合には、水なし
平版12aの非画線部に形成されたシリコン樹脂の皮膜
に、樹脂凸版12bから転写されたインキが接触し、接
触した部分のインキ反発性の劣化が生じるという不都合
がある。
【0032】そこで、本実施の形態の缶胴塗装装置にお
いては、上述したように、ブランケット10に先ず水な
し平版12aからインキを転写し、次に樹脂凸版12b
からインキを転写することで、水なし平版12aの非画
線部に樹脂凸版12bからブランケット10に転写され
たインキが接触することを防止している。
【0033】次に、ブランケット10は、ブランケット
シリンダ9の回転に従って移動して、2ピース缶体Wの
缶胴にインキを転写する位置Pに至り、前記マンドレル
により搬送されてくる2ピース缶体Wの缶胴に圧着され
る。このとき、前記マンドレルの搬送速度はブランケッ
トシリンダ9の回転速度に一致するように設定されてお
り、前記マンドレルは回転自在とされている。そのた
め、2ピース缶体Wは、前記マンドレルに保持され且つ
缶サポート8に支持された状態で、ブランケット10が
缶胴に圧着されると、ブランケット10の表面に沿って
回転し、これによりブランケット10上のインキが2ピ
ース缶体Wの缶胴に転写される。
【0034】次に、ブランケット10のインキが転写さ
れた2ピース缶体Wは、前記マンドレルに保持されて、
仕上げニス塗布ユニット3に搬送される。そして、2ピ
ース缶体Wは、前記マンドレルに保持され且つ缶サポー
ト8に支持された状態で、その缶胴に圧着されたアプリ
ケーターロール19と共に回転し、これにより、2ピー
ス缶体Wの缶胴に仕上げニスが塗布される。
【0035】そして、仕上げニスが塗布された2ピース
缶体Wは、トランファーユニット21で前記マンドレル
からピンチェーンコンベア20の支持杆に移載され、次
工程の乾燥手段であるピンオーブンに搬送される。
【0036】一方、ブランケット10は、前記位置Pで
2ピース缶体Wの缶胴にインキを転写した後、ブランケ
ットシリンダ9の回転に従って、最初の水なし平版13
aを装着した平版用版胴12aの位置に移動するが、そ
の途中で、クリーニングロール15と接触する。このと
きブランケット10上には、2ピース缶体Wの缶胴に転
写した残余のインキが付着していることがあるが、前記
インキはクリーニングロール15により除去され、ブラ
ンケット10の表面が清掃される。
【0037】クリーニングロール15は、溶剤除去ロー
ル16及びスクレーパー17により、ブランケット10
から除去したインキが取り去られ、常に清浄に保たれ
る。この結果、ブランケット10は、ブランケットシリ
ンダ9の回転に従って移動して、再び水なし平版13a
が圧着されたときに、水なし平版13aの版面を汚すこ
とがない。
【0038】また、本実施形態の印刷装置では、トラブ
ル等の発生により装置を停止したときには、平版用イン
カーユニット11aを水なし平版が装着された平板用版
胴12aごと矢印方向に移動させ、同様に、凸版用イン
カーユニット11bを樹脂凸版が装着された凸版用版胴
12bごと矢印方向に移動させて、ブランケット10か
ら分離させる。これにより、ブランケット10の汚れが
防止されるので、ブランケット10を溶剤で清掃した
り、ヤレ缶を大量に流したりすることなく、装置の運転
を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2ピース缶体の缶胴印刷装置の一例を
示す構成図。
【図2】従来の2ピース缶体の缶胴印刷装置の一構成例
を示す模式図。
【符号の説明】
1…缶体供給手段、10…ブランケット、11a…平版
用インキ供給手段、11b…凸版用インキ供給、12a
…平版用銅板、12b…凸版用平版、13a…水なし平
版、13b…樹脂凸版、W…2ピース缶体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2ピース缶体を供給する缶体供給手段と、
    第1のインキ供給手段から供給されるインキが塗着され
    る水なし平版を装着した第1の版胴と、第2のインキ供
    給手段から供給されるインキが塗着される樹脂凸版を装
    着した第2の版胴と、先ず前記第1の版胴に装着された
    前記水なし平版からインキが転写され、続いて前記第2
    の版胴に装着された前記樹脂凸版からインキが転写され
    た後、前記缶体供給手段から供給される2ピース缶体の
    缶胴にインキを転写するブランケットとを備えたことを
    特徴とする2ピース缶体の缶胴印刷装置。
JP31961899A 1999-11-10 1999-11-10 2ピース缶体の缶胴印刷装置 Expired - Lifetime JP4703804B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009095739A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Universal Seikan Kk 缶の塗装装置及び塗装方法
JP2015189084A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社ヤクルト本社 クリーニングローラ機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009095739A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Universal Seikan Kk 缶の塗装装置及び塗装方法
JP2015189084A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社ヤクルト本社 クリーニングローラ機構

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