JP2001130077A - シリアルプリンタ装置 - Google Patents

シリアルプリンタ装置

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JP2001130077A
JP2001130077A JP2000308715A JP2000308715A JP2001130077A JP 2001130077 A JP2001130077 A JP 2001130077A JP 2000308715 A JP2000308715 A JP 2000308715A JP 2000308715 A JP2000308715 A JP 2000308715A JP 2001130077 A JP2001130077 A JP 2001130077A
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Yuichi Hirai
雄一 平井
Masashi Matsumoto
正史 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアルプリンタ装置における同期信号のデ
ューティ変動を抑える。 【構成】装置本体上で往復運動されかつ記録手段を搭載
したキャリッジの移動に対して同期を図りながら記録手
段により記録を行うシリアルプリンタ装置に、装置本体
上に設けられたリニアエンコーダのスケール部と、スケ
ール部の位置を検出するためにキャリッジに搭載された
リニアエンコーダの検出部と、検出部から出力される信
号を入力信号として受けて参照電圧と比較して同期信号
としてのパルス波形の出力信号を発生する同期信号発生
回路手段と、検出部の温度を測定して温度信号を出力す
る温度測定部と、温度測定部からの温度信号を処理して
温度特性を補償する参照電圧を生成する補償回路部とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルプリンタ装置
に関し、特に印字用ヘッドを搭載したキャリッジの移動
と記録ヘッドによる記録動作を同期させる同期信号発生
回路を備えたシリアルプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタは、記録手段の印字用
ヘッドを搭載するキャリッジを記録媒体に対して横方向
に走査させながら記録(印字)するものであるが、何ら
かの影響でキャリッジに速度変動が発生すると記録結果
の濃度ムラが起こる。特に、カラープリンタにおいては
カラーレジストレーションのズレが発生して問題とな
る。
【0003】従来より、これらの問題を解消する1つの
方法として記録手段を搭載したキャリッジの装置本体に
対する移動量の検出を行い、この検出結果との同期を図
りながら記録手段による記録動作を行う構成が知られて
いる。
【0004】即ち、本体側にリニアエンコーダのスケー
ル部を固定し、このスケール部に対して相対移動するキ
ャリッジ上にリニアエンコーダの検出部を搭載する一
方、この検出部からの出力信号を増幅してからキャリッ
ジの外部に取り出して、この増幅信号に同期して記録信
号を発生することにより、印字濃度ムラやカラーレジス
トレーションのズレの発生を防止するものである。
【0005】従来例を図面を参照して説明すると、図1
0は従来例の同期信号発生回路の構成を示す回路図であ
り、上述のキャリッジに搭載されて、装置本体側に固定
されるリニアエンコーダのスケール部の検出を行ってキ
ャリッジの装置本体に対する相対移動位置の検出を行う
リニアエンコーダの検出部101は、磁気抵抗効果に基
づいて動作するMR素子ヘッドなどから成り、一対の磁
気検出素子102、103を一体的に設けている。ま
た、この検出部101は図中破線で示したキャリッジに
搭載される基板5に接続されている。この基板5には定
電流回路を構成するためのアンプ104、105と、検
出された信号を増幅するアンプ106と、コンパレータ
107が周知のように接続されており、出力信号303
を出力する。そして、コンパレータ107には参照電圧
を決定するための可変抵抗器201が接続されており、
基板5上に実装されており、キャリッジ上で調整するよ
うになっている。
【0006】以上の回路構成の動作を説明すると、磁気
検出素子102、103には各々定電流回路104、1
05を介して一定電流が供給されている。検出部101
が一定間隔に磁気パターンが予め記録された、装置本体
側に固定されたリニアエンコーダのスケール部に対して
移動するにともない、磁気検出素子102、103の抵
抗値が変化し、その抵抗値変化量が電圧変化として検知
されて、アンプ106において増幅された後に、その増
幅信号がコンパレータ107の一方の入力端子に入力さ
れる。このコンパレータ107で、前述の増幅信号は、
可変抵抗器201の調整によって予め設定された、コン
パレータ107の他方の入力端子に入力される参照電圧
と比較され、同期信号として、出力信号303が得られ
る。
【0007】また、検出デバイスおよび回路方式によっ
ては温度依存性が高いことから、印字記録結果に悪い影
響を与えることがある。図面に基づいて詳しく述べる
と、図11(a)はコンパレータ107に入力される信
号と参照電圧の関係図であり、図11(b)は図11
(a)とコンパレータの出力信号303の関係を示すパ
ルス波形図であり、コンパレータ107への入力信号3
01は図示のように一定周期で変化するサイン波形に近
い波形を示す。
【0008】一方、パルス状のコンパレータの出力信号
303は参照電圧をしきい値として得るようにしている
結果、図からも分かるように入力信号301と参照電圧
302のズレ分が出力信号のデューティ変動として表れ
る。この出力信号303に同期して記録印字動作を行う
と出力画像中の罫線ズレや濃度ムラが発生して記録品質
は著しく低下することになる。
【0009】図12は記録動作の説明図であり、上述の
出力信号303に同期して記録手段の駆動を記録媒体上
に実行してドットDを記録した様子を示す。図示のよう
に、ドットD間のピッチPに変動が認められることか
ら、記録結果の濃度ムラが起こり、特にカラープリンタ
においてはカラーレジストレーションのズレの原因とな
るものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、検出ディ
バイスおよび回路方式によっては温度依存性が高いこと
から、印字記録結果に悪い影響を与えることがある。図
13はMR素子の磁気抵抗効果率の温度依存特性を示す
グラフであり、図14はMR素子の抵抗値の温度依存特
性を示すグラフである。また、このMR素子の出力は次
式で表される。 VS =K×(△ρ/ρ)×R×i ここで、Kは定数であり、△ρ/ρは磁気抵抗効果率で
あり、Rは電気抵抗であり、iは定格電流である。
【0011】前述の式および図13、図14に示される
ようなMR素子は、温度依存特性が大きいので、その出
力は図17に示すようになる。
【0012】このようなMR素子をリニアエンコーダの
検出部に用いた場合の動作について述べると、図15
(a)は、コンパレータ107に入力される信号301
と参照電圧302の関係を示す波形図であり、図15
(b)は図15(a)で示す関係がある場合に得られる
同期用出力信号303の波形図である。コンパレータ1
07への入力信号301は図示のように一定周期で変化
するサイン波形に近い波形を示す。
【0013】一方、コンパレータの出力信号303は参
照電圧302をしきい値として得るようにしている結
果、図11からも分かるように入力信号301と参照電
圧のズレ分が出力信号のデューティ変動として表れる。
この出力信号303に同期して記録印字動作を行うと出
力画像中の罫線ズレや濃度ムラが発生して記録品位は著
しく低下することになる。このため、図12に関連して
既に説明したように、ドットD間のピッチPに変動が認
められることから、記録結果の濃度ムラが起こり、特に
カラープリンタにおいてはカラーレジストレーションの
ズレの原因となるものである。
【0014】したがって、本発明の目的は、デューティ
変動を抑えることができるシリアルプリント装置を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、装置本体上で往復運動されかつ記録手
段を搭載したキャリジの移動に対して同期を図りながら
記録手段により記録を行うシリアルプリンタ装置におい
て、装置本体上に設けられたリニアエンコーダのスケー
ル部と、前記スケール部の位置を検出するために前記キ
ャリッジに搭載されたリニアエンコーダの検出部と、該
検出部から出力される信号を入力信号として受けて参照
電圧と比較して同期信号としてのパルス波形の出力信号
を発生する同期信号発生回路手段と、前記検出部の温度
を測定して温度信号を出力する温度測定部と、該温度測
定部からの温度信号を処理して温度特性を補償する前記
参照電圧を生成する補償回路部と、を有することを特徴
とするシリアルプリンタ装置を採用するものである。
【0016】
【実施例】以下に本発明の好ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は記録媒体と共に示すシリアルプリ
ンタ装置の要部斜視図である。図1において、一点鎖線
で示すキャリッジ1はインクジェット記録方式などの記
録部1hを搭載する一方、外周面上に螺旋溝を形成した
案内軸体11によって案内され、案内軸体11の回転に
よって係止部(図示せず)が螺旋溝に沿うように駆動さ
れて、プラテン12の外周面に巻き付けられている記録
シート13に対して図中の矢印方向に往復駆動されなが
ら、記録シート(記録媒体)13上にピッチPでドット
Dを記録して画像、文字を形成するいわゆるシリアルプ
リンタを構成している。
【0017】このように構成されるキャリッジ1には同
期信号を得るためのエンコーダが内装されている。この
エンコーダは磁気式リニアエンコーダであり、針金の表
面上に形成された磁性体に例えば180ドット/インチ
(dpi)や360dpiに相当する印字ピッチ密度で
磁気パターンを記録したり、リニアエンコーダのスケー
ル部501が装置本体100に固定される一方、MR素
子などから成る磁気ヘッド本体502がキャリッジ1の
内部に固定されており、キャリッジ1の移動による位置
検出を可能にしている。
【0018】また、磁気ヘッド本体502には磁気ヘッ
ド中のMR素子からの出力信号を外部に引き出すための
フレキシブルプリント基板503が接続されており、コ
ネクタ(図示せず)に接点部504を接続するようにし
て、キャリッジ1上に搭載される図中の破線図示の基板
5に接続するようにしている。
【0019】(第1実施例)図2は第1実施例の回路図
である。検出部101は、磁気ヘッド本体502に内蔵
されると共に、MR(磁気抵抗)効果により動作する素
子である磁気検出素子102、103で構成されてい
る。各磁気検出素子102、103は、やはり同様に、
定電流回路を構成するアンプ104、105に接続され
ている。アンプ104、105はさらに検出された信号
を増幅するアンプ106、コンパレータ107に接続さ
れている。この実施例では、サーミスタ等の温度により
抵抗値が変化する素子で構成される温度測定部110が
検出部101内に設けられており、この素子は定電流を
流すと温度の変化量が電圧変動として検出されるもので
ある。この温度測定部110は磁気検出素子102、1
03の温度特性を補償する補償回路部109に接続され
ており、補償回路部109は、温度測定部110の出力
電圧により、コンパレータ107の参照電圧を設定して
出力するようになっている。
【0020】図3は補償回路部109の内部回路構成を
示す。図3に示すように、この補償回路部109には、
A/Dコンバータ601、メモリ602、D/Aコンバ
ータ603が組み込まれている。メモリ602には、図
4(c)に示すように、温度測定部110の出力電圧V
O に対応するコンパレータ107の参照電圧VS のデ
ータが予め記憶されている。ここで、図4(a)は、温
度に対する理想的な参照電圧の関係を示すグラフであ
り、図4(b)は、温度に対する温度測定部の出力電圧
の関係を示すグラフであり、図4(d)は、温度に対す
るメモリのデータで与えられる参照電圧の関係を示すグ
ラフである。即ち、或る温度に対して得られる温度測定
部の出力電圧に対応する理想的な参照電圧の値をメモリ
に予め記憶しておき、以下に説明するように、コンパレ
ータの参照電圧として用いるものである。
【0021】補償回路部109は、測定回路部110の
出力電圧をA/Dコンバータ601でA/D(アナログ
/デジタル)変換し、その値に対応したデータをメモリ
602から読み出した後、D/Aコンバータ603でD
/A(デジタル/アナログ)変換し、コンパレータ10
7の参照電圧として出力することで、温度変化の影響を
なくしている。一例を挙げると、温度がTkのとき、温
度測定部110の出力電圧はVokであり、この値がA
/Dコンバータ601を介してメモリ602に入力され
る。メモリ602はこのVokに対応する参照電圧Vs
k(デジタル値)を出力し、このデジタル値の参照電圧
VskをD/Aコンバータ603を介してアナログ変換
した後、コンパレータ107に入力する。
【0022】図5(a)は、コンパレータの出力信号を
示し、図5(b)は、出荷前に行われる参照電圧の設定
値をメモリに書き込む動作のフローチャートを示し、図
5(c)は、出荷後の参照電圧の設定動作のフローチャ
ートを示す。
【0023】図5(a)で示すように、Thは出力信号
303のパルスがハイとなっている時間(即ち、ハイレ
ベル時のパルス幅)を示しており、Tlは出力信号30
3がローとなっている時間(即ち、ローレベル時のパル
ス幅)を示す。図5(b)に示す動作では、パルスのデ
ューティ比を測定しながら、D/Aコンバータを介して
逐次参照電圧を設定し、デューティ比が予め定められた
範囲に入った時点で設定を終了している。ThとTlの
差分が所定値に等しいかまたは所定値内に収まるように
参照電圧を自動設定するために、ステップS31におい
て、キャリッジを移動させ、次にステップS32に進
み、キャリッジの移動に伴って出力される出力信号30
3のパルスのTh、Tlを測定する。ステップS33で
は、ThからTlを差し引いた絶対値が所定値Ttyp
に以下か(等しいかまたは小さいか)否かが判断され
る。以下の場合には適正な参照電圧になっていると判断
して、調整が必要がないことから、ステップS34に進
み、温度測定部の出力電圧を補償回路部に送る。ステッ
プS35では、温度(実際には温度測定部の出力電圧)
と参照電圧の設定値をメモリに記憶させる。ステップS
36では、キャリッジをホームポジションに戻して調整
を終了する。
【0024】一方、ステップS33で差分が所定値Tt
ypを越えている場合には、ステップS37に進み、T
h>Tlであるが否か判断され、Th>Tlの場合、ス
テップS38において、D/Aコンバータに入力される
前述の参照電圧の設定値を大きくし、またTh<Tlの
場合にはステップS39において、D/Aコンバータに
入力される前述の参照電圧の設定値を小さくして、適切
な参照電圧を設定するためにステップS32に戻り、所
定値Ttyp以下になったら終了する。
【0025】以上のような課程により、前述した図5
(c)に示すようなデータがメモリに記憶される。な
お、図17にMR素子の出力と温度の関係を示すグラフ
であるが、このグラフは図4(a)に対応したものであ
る。
【0026】図5(c)は、図5(b)に関連して説明
した参照電圧の設定値をメモリに書き込む動作の後、出
荷された製品における参照電圧を設定する動作を示して
いる。ステップS41において、温度測定部の出力電圧
を得る。ステップS42で、ステップS41で得られた
出力電圧をA/D変換し、メモリに記憶されている参照
電圧の設定値を読み、この設定値をD/A変換すること
によって参照電圧を設定している。実際の製品の使用中
の参照電圧の設定は次のように行われる。例えば、図4
(b)に示す温度TkからTk+1の間では、温度測定
部の出力電圧Vokが補償回路部のA/Dコンバータ6
01(図3参照)に入力される。メモリ602はA/D
コンバータの出力に対応する参照電圧Vskを読み出し
てD/Aコンバータ603を介して参照電圧として出力
する。
【0027】ここで、TkとTk+1の間隔を小さくし
てデータを多くすれば、図4(a)の理想的な参照電圧
に近づくことになる。また、図5(b)および図5
(c)の動作は、通常、カウンタ機能、コンパレータ機
能等のTTL半導体の組み合わせ、またはマイコン等を
使用したソフトウエアにより容易に実現できる。
【0028】さらに、個々のシリアルプリンタ装置につ
いて調整を行わず、共通のROMを使用すると、必要な
精度が若干落ちるが、出荷時の調整が不要となり、さら
に、ROMにすることでコストダウンもできる。また、
製品化された後に磁気ヘッドの仕様が変更になっても、
ROMの変更のみで簡単に対応できる。
【0029】(第2実施例)第1実施例では、補償回路
部109に、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、メ
モリを用いたが、本発明はこれに限定されることなくオ
ペアンプ等を用いてもよい。なお、前者の場合には、よ
り高精度な印字が可能になるが、コストは高くなる。ま
た、後者の場合には、必要な精度が若干落ちるが安価な
部品を用いることによりコストダウンが可能になり、ま
たCPUの制御が不要になるので取付けの際制限を受け
なくなる。
【0030】オペアンプを用いて参照電圧を設定する方
法は、図4(b)で表されるような温度測定部の出力電
圧を図4(a)の理想的な参照電圧と近似されると見な
して、オペアンプで所望の倍率に増幅するものである。
図7(a)は、前述の方法の場合の補償回路部109を
示す。この回路は、いわゆる非反転増幅回路であり、R
fとRsの比で増幅度を調整する。
【0031】(第3実施例)第1実施例および第2実施
例では、図8(a)および図8(b)に表されるよう
に、コンパレータの参照電圧302を変化させる方法に
よりデューティ変動をなくそうとしているが、本発明は
これに限定されるものではなく、磁気検出素子の出力信
号を変化させる方法を採用してもよい。後者は図20に
表される回路により構成される。この場合、補償回路部
109は、温度測定部110の出力を反転させ、その信
号に応じて、磁気検出素子の信号を増幅するように機能
する。図7(b)は、前述の方法の場合の補償回路部1
09を示す。この回路では、オペアンプによるいわゆる
反転増幅回路と、差動増幅回路であり、RfとRsの比
で出力を調整する。
【0032】なお、回路構成は図2に限定されるもので
はなく、ヘッドの駆動回路、アンプ、コンパレータの機
能を備えるものであれば、いかなる構成でもよい。ま
た、実施例では、温度測定部の検出素子にサーミスタを
用いたが、これに限定されることなく、熱電対(銅と鉄
または銅とコンスタンタン)、抵抗温度形(白金または
ニッケル)等を用いてもよい。また、実施例では、磁気
ヘッド本体に温度測定装置を隣接させたが、これに限定
されることなく、磁気ヘッド本体内、または装置内のし
かるべき位置に配置してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
温度変化によるデューティ変動を抑えることができるシ
リアルプリンタ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のシリアルプリンタ装置の要部
の斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施例の回路図である。
【図3】図3は、第1実施例の温度補償回路図である。
【図4】図4(a)は理想的な参照電圧と温度の関係を
示すグラフであり、図4(b)は温度測定部の出力電圧
と温度の関係を示すグラフであり、図4(c)はメモリ
に記憶される温度測定部の参照電圧と参照電圧の設定値
を示す表であり、図4(d)はメモリのデータで与えら
れた参照電圧と温度の関係を示すグラフである。
【図5】図5(a)はコンパレータの出力信号を示す波
形図であり、図5(b)は参照電圧の設定値をメモリに
書き込む動作を示すフローチャートであり、図5(c)
は参照電圧の設定動作を示すフローチャートである。
【図6】図6はMR素子の出力と温度の関係を示すグラ
フである。
【図7】図7(a)は補償回路部の回路図であり、図7
(b)は他の補償回路部の回路図である。
【図8】図8(a)は第1実施例の回路構成におけるコ
ンパレータに対する入力信号と参照電圧との関係を示す
波形図であり、図8(b)は、そのコンパレータの出力
信号を示す波形図である。
【図9】図9は第3実施例の回路図である。
【図10】図10は、従来例の同期信号発生回路図であ
る。
【図11】図11は、従来例の同期信号発生回路の入力
信号波形と出力信号波形を説明するための波形図であ
る。
【図12】図12は、従来例の同期信号発生回路に基づ
く記録動作を説明するための図である。
【図13】図13は、磁気抵抗効果率と温度の関係を示
すグラフである。
【図14】図14は、MR素子の抵抗値と温度の関係を
示すグラフである。
【図15】図15は、従来例の同期信号発生回路に基づ
く記録動作を説明するための図である。
【符号の説明】 1 キャリッジ 2 フレキシブルケーブル 4 プリンタ制御回路基板 5 基板 11 案内軸体 102、103 磁気検出素子 107 アンプ 108 同期出力信号線 501 リニアエンコーダのスケール部 211 直流電圧源 215 デューティ変動抑圧手段 109 D/Aコンバータ 110 温度測定部 601 D/Aコンバータ 602 メモリ 602 A/Dコンバータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体上で往復運動されかつ記録手段
    を搭載したキャリジの移動に対して同期を図りながら記
    録手段により記録を行うシリアルプリンタ装置におい
    て、 装置本体上に設けられたリニアエンコーダのスケール部
    と、 前記スケール部の位置を検出するために前記キャリッジ
    に搭載されたリニアエンコーダの検出部と、 該検出部から出力される信号を入力信号として受けて参
    照電圧と比較して同期信号としてのパルス波形の出力信
    号を発生する同期信号発生回路手段と、 前記検出部の温度を測定して温度信号を出力する温度測
    定部と、 該温度測定部からの温度信号を処理して温度特性を補償
    する前記参照電圧を生成する補償回路部と、 を有することを特徴とするシリアルプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシリアルプリンタ装置に
    おいて、前記温度測定部は温度/電圧変換素子を有し、
    前記温度信号を電圧として得ることを特徴とするシリア
    ルプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシリアルプリンタ装置に
    おいて、前記補償回路部は、前記温度信号の各々の値に
    対応する適切な参照電圧を記憶するメモリを有すること
    を特徴とするシリアルプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシリアルプリンタ装置に
    おいて、前記補償回路部は、電圧としての温度信号をA
    /D変換するA/Dコンバータと、前記メモリから出力
    信号をD/A変換するD/Aコンバータとをさらに有す
    ることを特徴とするシリアルプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のシリアルプリンタ装置に
    おいて、前記メモリは同期発生回路手段の出力信号のパ
    ルスのハイレベル幅とローレベル幅との差部が所定値以
    下になる電圧値を温度毎に記憶することを特徴とするシ
    リアルプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシリアルプリンタ装置に
    おいて、前記補償回路部は、前記温度測定部からの温度
    信号を入力として適切な参照電圧を出力するように所定
    の倍率で増幅するオペアンプを有することを特徴とする
    シリアルプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のシリアルプリンタ装置に
    おいて、前記補償回路部は、前記温度測定部からの温度
    信号を入力として所定の倍率の出力する第1オペアンプ
    と、前記第1オペアンプの出力と前記測定部の出力を入
    力として所定の倍率に差動増幅する第2オペアンプとを
    有することを特徴とするシリアルプリンタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006227005A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Agilent Technol Inc インピーダンス比較による位置エンコード

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