JP2001130064A - 電子カード画像保存装置及び電子カードの画像保存方法 - Google Patents

電子カード画像保存装置及び電子カードの画像保存方法

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JP2001130064A
JP2001130064A JP31117399A JP31117399A JP2001130064A JP 2001130064 A JP2001130064 A JP 2001130064A JP 31117399 A JP31117399 A JP 31117399A JP 31117399 A JP31117399 A JP 31117399A JP 2001130064 A JP2001130064 A JP 2001130064A
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Japan
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image
electronic card
unit
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JP31117399A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Kaneko
俊和 金子
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MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子カード4の内蔵記録媒体5を有効活用す
る。 【解決手段】 電子カード4の表面に印刷される印刷画
像20とは別の画像を電子カード4の内蔵記録媒体5に
記録し、また記録画像22aと入力画像または様々な付
加情報を合成して必要に応じたまたは好みに応じた画像
を作成して所望の用紙に印刷する。これにより複数の画
像情報で信頼性の高い本人確認を行うとともに、使用用
途が広がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定要領の記録
画像が内蔵記録媒体に記録可能とされた所有者の本人確
認を行うための電子カードに画像を保存する電子カード
画像保存装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカード、各種会員証、
身分証明書、名刺等、本人確認を行うための各種カード
の表面に、その所有者の顔写真の画像を印刷することが
行われている。このように個人のアイデンティティーを
示す各種カードに所有者の顔写真の画像を印刷すること
は、そのカードの使用現場において視覚により本人確認
を行う上で極めて便利であり、盗難の防止を促す有効な
方法ともなっていた。
【0003】ところで、このような個人の本人確認を行
うカードとして、最近ではICカード等の電子カードが
登場している。これらの電子カードは、半導体集積技術
の向上に伴って極めて安価に製造できるようになってお
り、今後は一層の普及が見込まれるものとして期待され
ている。この電子カードは、内部にフラッシュメモリや
EEPROM等の不揮発性メモリ(記録媒体)を装備し
ており、この不揮発性メモリ内に認証用の所定のデータ
を格納できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電子カード内
の不揮発性メモリには、所有者のID番号やパスワード
等が記録されることが多いが、半導体集積技術の向上伴
って不揮発性メモリの記憶容量も増大の一途をたどって
おり、この不揮発性メモリの有効活用が望まれている。
【0005】特に、電子カードの内蔵の不揮発性メモリ
内に所有者の顔写真等の画像情報を格納しておけば、カ
ードの表面に印刷された顔写真が改竄されたとしても、
内蔵の不揮発性メモリから画像情報を読み出して本人と
照合することで、カード犯罪を未然に防止できる可能性
が高まるものと考えられる。
【0006】しかしながら、カード表面の印刷と内蔵の
不揮発性メモリ内の画像情報との明確な使い分けについ
ては、従来一切着目されておらず、例えば、カード表面
の印刷と内蔵の不揮発性メモリ内の画像情報とが全く同
じ顔写真であったりして、電子カード内の不揮発性メモ
リを必ずしも有効活用しているとは言えなかった。
【0007】そこで、この発明の課題は、所有者の本人
確認を行う電子カードにおいて内蔵記憶媒体を有効利用
できる電子カード画像保存装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、所定要領の記録画像が内蔵記
録媒体に記録可能とされた所有者の本人確認を行うため
の電子カードに画像を保存する電子カード画像保存装置
であって、前記電子カードの所有者の顔写真を含む任意
の画像を入力して電子データ化する画像入力部と、文字
情報を含む所望のデータを入力する入力装置と、前記電
子カードの前記内蔵記録媒体内に記録されている記録画
像を読み出す読み出し処理部と、前記画像入力部で電子
データ化された画像または前記読み出し処理部で前記電
子カードの前記内蔵記録媒体から読み出された前記記録
画像に対して他の画像及び/または前記入力装置で入力
されたデータを前記入力装置での指示に基づいて合成す
る情報合成部と、前記画像入力部で入力された画像及び
前記情報合成部で合成された画像を前記電子カードの表
面または所望の印刷用紙に選択的に印刷する印刷処理部
と、前記印刷処理部で印刷される画像に拘わらず、前記
画像入力部で入力された画像または前記情報合成部で合
成された画像を前記電子カードの前記内蔵記録媒体内に
書き込む書き込み処理部とを備えるものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記情報合成部
は、所定の暗号化解読処理を実行したときに限り元の画
像を再現することの可能な画像暗号化処理を実行するよ
うにされたものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記情報合成部
は、画像中に所定の電子透かし情報を付加するようにさ
れたものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記入力装置か
ら入力された有効期限の情報を記録する期限管理部をさ
らに備え、前記読み出し処理部は、前記電子カードの前
記内蔵記録媒体内の前記記録画像を読み出す時点が、前
記期限管理部に記録された有効期限内であるか否かを判
断し、有効期限内である場合に限り前記電子カードの前
記内蔵記録媒体内の前記記録画像を読み出すようにされ
たものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、文字情報を含む
所望のデータを入力する入力装置と、前記電子カードの
前記内蔵記録媒体内に記録されている記録画像を読み出
す読み出し処理部と、前記画像入力部で電子データ化さ
れた画像または前記読み出し処理部で前記電子カードの
前記内蔵記録媒体から読み出された前記記録画像として
の一の画像に対して、前記画像入力部で電子データ化さ
れた画像または前記読み出し処理部で前記電子カードの
前記内蔵記録媒体から読み出された前記記録画像として
の他の画像及び/または前記入力装置で入力されたデー
タを前記入力装置での指示に基づいて合成する情報合成
部とを備えるものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、前記電子カード
の前記内蔵記録媒体内に記録すべき画像として、前記印
刷処理部で前記電子カードの表面に印刷する所有者の顔
写真の画像と異なる画像を前記画像入力部で入力するよ
うにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の一の実施の形態に係る
電子カード画像保存装置は、図1の如く、本人確認用の
電子カードの表面に所有者の顔写真の画像(以下「印刷
画像」と称す)を印刷するとともに、電子カード内の所
定の内蔵記憶媒体に、表面の印刷画像と異なる別の任意
の画像(以下「記録画像」と称す)を記録するようにな
っており、これらの印刷画像と記録画像を用いて多面的
に本人確認することで、本人確認の確実性を向上させる
ようにし、あるいは、本人確認以外の付随的な画像情報
を記録画像として内蔵記録媒体に記録することで、電子
カード自体の用途の自由度を向上するものである。
【0015】具体的に、図1はこの電子カード画像保存
装置を示すブロック図である。この電子カード画像保存
装置は、印刷画像及び記録画像となる各種の画像を入力
してディジタルデータ化(電子データ化)するディジタ
イズ部(画像入力部)1と、作業者が手入力で文字情報
を含む様々なデータを入力する入力装置2と、ディジタ
イズ部1でディジタルデータ化された印刷画像を入力装
置2での入力操作に従って印刷する印刷処理部3と、デ
ィジタイズ部1に入力された記録画像を所定の圧縮方式
で圧縮する画像圧縮部7と、画像圧縮部7で圧縮された
記録画像を入力装置2での入力操作に従って電子カード
4の内蔵記録媒体5に書き込む書き込み処理部6と、電
子カード4の内蔵記録媒体5から記録画像を読み出す読
み出し処理部8と、読み出し処理部8で読み出された記
録画像を伸長する画像伸長部9と、入力装置2を通じて
作業者が入力したデータに基づいて所定の付加情報を設
定する付加情報設定部11と、入力装置2での入力操作
に従って複数の画像同士や画像に対する付加情報を合成
する情報合成部12と、読み出し処理部8で電子カード
4の内蔵記録媒体5から記録画像を読み出す際に所望の
期限を条件付けて期限管理を実行する期限管理部13
と、情報合成部12を通じて記録画像または印刷画像を
表示する表示装置14とを備える。
【0016】ここで、この実施の形態で使用される電子
カード4は、IC(集積回路)を内蔵したパーソナルカ
ードであって、数キロバイト以上の記録容量を有する書
き換え可能な不揮発性メモリ等の内蔵記録媒体5のほ
か、望ましくはCPU(中央演算処理ユニット)を内蔵
しているものが使用され、外部との間で光信号または電
気信号等を通じてデータの入出力を行うようになってい
る。
【0017】ディジタイズ部1は、例えばイメージスキ
ャナやディジタルスチールカメラ等の種々の画像入力装
置が使用されており、例えばTWAIN方式等の所定の
方式で画像の入力を実行するようになっている。
【0018】入力装置2は、キーボード装置の他、いわ
ゆるマウスやフラットポイントパネルと呼ばれる各種ポ
インティングデバイスが使用され、書き込み処理部6に
よる電子カード4の内蔵記録媒体5への記録画像の書き
込み指示、読み出し処理部8による電子カード4の内蔵
記録媒体5からの記録画像の読み出し指示、付加情報設
定部11で設定される付加情報の入力、情報合成部12
での画像同士及び画像に対する付加情報の合成及び期限
管理部13で管理される期限の入力を実行するようにな
っている。
【0019】印刷処理部3は、インクジェット式等の所
定の印刷方式で印刷処理を行うプリンタ装置等が使用さ
れたもので、電子カード4の表面に対する印刷画像の印
刷を行うとともに、情報合成部12で合成された画像
や、読み出し処理部8で読み出された電子カード4の内
蔵記録媒体5内の記録画像や、情報合成部12を経由し
て与えられた合成画像を様々な印刷用紙に印刷できるよ
うになっている。ここで、図1では図示省略している
が、印刷処理部3の動作は入力装置2を通じた作業者の
印刷指示に基づいて実行されるようになっている。した
がって、入力装置2での作業者の指示に基づいて、様々
な画像を電子カード4の表面や所望の印刷用紙を選択し
て自由に印刷できるようになっている。
【0020】画像圧縮部7は、JPEG等の一般的な圧
縮方式を使用して圧縮処理を行うようにしてもよいが、
この実施の形態では一層のセキュリティを考慮し、独自
の圧縮方式を採用して圧縮処理を実行するようになって
いる。これにより、他の電子カード読み取り機で記録画
像が読み出されても、この独自の圧縮方式に対応する独
自の伸長方式記録画像を伸長しない限り、記録画像を正
当に伸長することができなくなるため、盗難防止等に有
効となる。また、上記の所定の圧縮方式で圧縮した後
に、さらに所定方式の画像暗号化処理を施して、例えば
パスワードを入力しない限り記録画像を伸長できないよ
うにしておく。この画像暗号化処理としては、画像のい
くつかの領域の各画素データに所定の暗号数値列を加減
演算または乗除演算して画素データを変化させておき、
元の暗号数値列で逆算(暗号化解読処理)しないと各画
素データが大幅に変色して現れる方法等を適用する。こ
れによりさらに盗難防止等に有効となる。そして、この
画像圧縮部7は、後述の情報合成部12で記録画像に合
成される電子透かし情報(図3中の符号23)を合わせ
て圧縮するようになっている。
【0021】書き込み処理部6は、画像圧縮部7で圧縮
された記録画像を、入力装置2での操作入力に従って電
子カード4の内蔵記録媒体5に記録するものであり、光
信号または電気信号等の電子カード4に適合した方法で
記録画像を書き込むようになっている。
【0022】読み出し処理部8は、電子カード4の内蔵
記録媒体5内に記録された記録画像を、入力装置2での
操作入力に従って読み出すものであり、光信号または電
気信号等の電子カード4に適合した方法で記録画像を読
み出すようになっている。また、この読み出し処理部8
は、電子カード4の内蔵記録媒体5から記録画像を読み
出す際に、後述の期限管理部13に格納された期限(年
月日)を参照し、読み出し時点の年月日とその期限の年
月日とを比較して、この比較結果に基づき、期限内であ
れば記録画像の読み出しを許容する一方、期限を既に経
過している場合に記録画像の読み出しを禁止する機能を
有している。ただし、期限管理部13内に期限の情報が
格納されていない場合は、その電子カード4に期限が存
在しないものとして、その読み出し時点の年月日に拘わ
らず記録画像の読み出しを許容するようになっている。
【0023】尚、書き込み処理部6及び読み出し処理部
8は、実際にはカードライト・リーダ装置として単一の
ユニットに形成されていることが望ましい。
【0024】画像伸長部9は、上記した画像圧縮部7で
の記録画像の圧縮方式に対応した画像伸長を行うもの
で、この際、後述の情報合成部12で合成された電子透
かし情報(図3中の符号23)をそのまま画像中に含ま
せて読み出すようになっている。
【0025】付加情報設定部11は、入力装置2で入力
された情報を記録画像または印刷画像に付加するための
もので、例えば電子カード4が期限付きの会員制の者に
渡される場合にその会員としての地位の終期年月日を入
力したり、過去に更新された場合の更新年月日や新規会
員である旨等の付加情報が設定される。
【0026】情報合成部12は、複数の画像を上下また
は左右の配列に並列的に合成して記録画像または印刷画
像を生成する機能と、単一の画像または複数の画像を合
成した後の画像の一部の領域に対して付加情報設定部1
1で設定された付加情報を重ね合わせて合成する機能
と、単一の画像または複数の画像を合成した後の画像に
対して所定の電子透かし情報(Digital Watermark:図
3中の符号23参照)を埋め込む機能とを有しており、
これらの機能は、入力装置2を通じた作業者の入力を契
機として実行されるようになっている。また、この情報
合成部12は、入力装置2での合成指示が行われない場
合は、ディジタイズ部1または画像伸長部9から与えら
れた画像を他の情報に合成することなくそのまま印刷処
理部3または画像圧縮部7に出力するようになってい
る。さらに望ましくは、この情報合成部12は、一端埋
め込まれた電子透かし情報(図3中の符号23)を入力
装置2を通じた作業者の入力指示に基づいて抽出する機
能をも併せ有している。ここで、電子透かし情報とは、
原画像を量子化した場合に、その量子化された原画像の
一部の画素または一部の領域について所定の差分情報と
して加算または減算されるものであり、この電子透かし
情報23が埋め込まれた画像の各画素から原画像の各画
素を減算することで、電子透かし情報23が正常に保持
されているか否かを検出することができる。したがっ
て、電子カード4の内蔵記録媒体5に記録された記録画
像に改竄が行われた場合であっても、この情報合成部1
2において電子透かし情報23を抽出し、その電子透か
し情報23が正常なものであるか否かを判断すること
で、電子カード4の内蔵記録媒体5内に記録された記録
画像が正当なものであるか否かを判断することが可能と
なっている。
【0027】期限管理部13は、フラッシュROMまた
はEEPROM等の書き換え可能な不揮発性メモリが使
用され、入力装置2を通じて作業者により入力された期
限(年月日)の情報を格納するようになっており、入力
装置2を通じて読み出し処理部8に記録画像の読み出し
が指示されたときに、内部に格納していた期限(年月
日)の情報を読み出し処理部8に伝達するようになって
いる。
【0028】表示装置14は、冷陰極管または液晶表示
素子等が使用された一般的な表示ディスプレイ(モニタ
装置)が使用されており、特に写真画像が鮮明に表示さ
れるよう、16ビットカラーの色数で640×480ピ
クセル表示以上の解像度であることが望ましい。
【0029】なお、画像圧縮部7、画像伸長部9、付加
情報設定部11及び付加情報設定部11は、ROMおよ
びRAM等が接続された一般的なCPU内において所定
のソフトウェアプログラムによって動作する機能要素と
して実現されるものである。
【0030】上記構成の電子カード画像保存装置の動作
を説明する。
【0031】まず、図1及び図2の如く、ステップS0
1において、電子カード4の表面に印刷したい顔写真の
印刷画像20の原画像21をディジタイズ部1でディジ
タイズする。ここでディジタイズされた画像は、印刷処
理部3に伝送され、入力装置2を通じた作業者の印刷指
示(図1では図示省略)に従って、ステップS02にお
いて印刷処理が実行され、電子カード4の表面に印刷画
像を印刷する。
【0032】また、上記のステップS01,S02に併
行して、ステップS03において、電子カード4の内蔵
記録媒体5に格納したい記録画像の原画像22をディジ
タイズ部1でディジタイズし、これを情報合成部12へ
伝送する。この場合、印刷画像20の原画像21と同じ
顔写真を使用することも可能ではあるが、あえて異なる
画像をディジタイズするようにする。例えば、電子カー
ド4の所有者が、めがねをかけるときとコンタクトレン
ズを着用するときの2通りの状況がある場合には、例え
ば、印刷画像20の原画像21としてコンタクトレンズ
を着用した状態の顔写真を使用する一方、記録画像の原
画像22としてはめがねを着用した状態の顔写真を使用
して、これらをそれぞれディジタイズする。あるいはそ
の逆に、印刷画像20の原画像21としてめがねを着用
した状態の顔写真を使用する一方、記録画像の原画像2
2としてコンタクトレンズを着用した状態の顔写真を使
用してもよい。さらに、所有者の正面像を印刷画像20
の原画像21とし、所有者の横顔を記録画像の原画像2
2としてもよい。さらに、所有者が、金属フレーム付き
のめがねといわゆる黒縁のめがねを時と場合によって使
い分けている場合は、これらの一方を印刷画像20の原
画像21とし他方を記録画像の原画像22としてもよ
い。
【0033】また、この際、電子カード4に期限を入力
しておく必要がある場合は、作業者は入力装置2を通じ
て期限管理部13に期限(年月日)の情報を入力してお
く。
【0034】情報合成部12では、望ましくは、入力装
置2を通じた作業者の入力を契機として、ディジタイズ
部1でディジタイズされた記録画像22に対して、図3
中の符号23に示したような所定の電子透かし情報23
を埋め込んでおく。情報合成部12で他の画像や付加情
報を合成しない場合は、入力装置2を通じた作業者の入
力指示に従って記録画像22aが画像圧縮部7に伝送さ
れる。
【0035】画像圧縮部7では、ステップS04におい
て、独自の圧縮方式で記録画像22aを圧縮する。これ
により、他の電子カード読み取り機で記録画像22aが
読み出されても、この独自の圧縮方式に対応する独自の
伸長方式記録画像を伸長しない限り、記録画像を正当に
伸長することができなくなるため、盗難防止等に有効と
なる。また、ステップS04では、上記の所定の圧縮方
式で圧縮した後に、さらに所定方式の画像暗号化処理を
施して、例えばパスワード(暗号数値列)を入力しない
限り暗号が解除されず、記録画像22aを伸長できない
ようにしておく。これによりさらに盗難防止等に有効と
なる。また、この際、先に情報合成部12で記録画像2
2aに合成された電子透かし情報23をそのまま含めた
状態で圧縮しておく。
【0036】このように、表示に印刷画像20が印刷さ
れ、また内蔵記録媒体5内に記録画像が記録された電子
カード4の本人確認を行う場合は、まず作業者が電子カ
ード4の表面に印刷された印刷画像(顔写真)を参照
し、その電子カード4を差し出した所有者の本人確認を
行う。
【0037】また、作業者は、入力装置2を通じて電子
カード4の内蔵記録媒体5内の記録画像を読み出し処理
部8で読み出すように指示する。この際、読み出し処理
部8では、光信号または電気信号等の電子カード4に適
合した方法で記録画像を読み出す。また、この読み出し
時に、期限管理部13に格納された期限(年月日)を参
照し、読み出し時点の年月日とその期限の年月日とを比
較する。そして、この比較結果に基づき、期限内であれ
ば記録画像の読み出しを許容する。一方、期限を既に経
過している場合には、記録画像の読み出しを禁止する。
これにより、作業者は、電子カード4が使用可能な状態
として取り扱われているか否かを即座に判断することが
可能となる。尚、期限管理部13内に期限の情報が格納
されていない場合は、その電子カード4に期限が存在し
ないものとして、その読み出し時点の年月日に拘わらず
記録画像の読み出しを許容する。
【0038】読み出し処理部8で読み出しを許容された
場合は、読み出された記録画像は画像伸長部9に伝送さ
れ、その記録画像が画像圧縮部7での圧縮方式に対応し
た方式で伸長され、情報合成部12に伝送される。
【0039】ここで、記録画像を閲覧するだけで、画像
の加工合成を行う必要のない場合は、作業者は伸長され
た記録画像をそのまま表示装置14に表示し、表示され
た画像を参照して本人確認を行う。
【0040】ここで、印刷画像20と記録画像とは、上
述のように、例えばめがねとコンタクトレンズ、あるい
は正面像と横顔など、互いに異なる画像としてそれぞれ
に記録されているため、これらの異なった画像の両方で
本人確認を行うことで、同一の画像を記録する場合に比
べて、本人確認のための情報量が多くなり、信頼性の高
い本人確認を行うことができる。
【0041】さらに、記録画像が改竄されていないかど
うかを検証するため、図3のように、読み出し処理部8
で読み出して画像伸長部9で伸長した記録画像22aに
ついて原画像22と比較を行うことで電子透かし情報2
3を抽出する。そして、抽出された電子透かし情報23
が正規のものであれば、記録画像22aは改竄されてい
ない正当なものであるとして、その情報の信頼性が高い
ものである旨を確認できる。
【0042】以上の動作により、電子カード4の表面の
顔写真(印刷画像)20と内蔵記録媒体5内の記録画像
22aの両方の情報に基づいて、極めて信頼性の高い本
人確認作業を行うことができる。
【0043】また、内蔵記録媒体5として書き換え可能
な記録媒体を使用することで、電子カード4の内蔵記録
媒体5内の記録画像22aを書き換えることが可能であ
ることから、例えば常用しているめがねのフレームを買
い換えた場合など、必要に応じて記録画像22aを容易
に変更することができる。この場合であっても、上記し
た電子透かし情報を埋め込んだり、画像暗号化処理を付
与したりすることで、セキュリティを充分に確保でき
る。
【0044】ところで、電子カード4の内蔵記録媒体5
を有効活用する場合、この内蔵記録媒体5の記録容量が
増大していることを考慮すると、この電子カード4を使
用する用途によっては、必ずしも本人確認の機能を重視
しなくてもよい場合がある。例えば、顔見知り同士が結
成した同好会などの私人間で発行される会員証や名刺な
どに電子カード4を適用する場合は、その会員である本
人確認を厳密に行う必要性は少なく、むしろ電子カード
4の内蔵記録媒体5をそれ以外の用途に振り向けたいと
いう場合がある。
【0045】このような場合には、この電子カード4の
内蔵記録媒体5を好みに合わせた記録画像の記録媒体と
して使用することで、内蔵記録媒体5を有効利用するこ
とが可能である。
【0046】例えば、図4の如く、既に電子カード4の
内蔵記録媒体5内に格納している自分の顔写真の記録画
像22aを読み出し処理部8で読み出し、また他人の顔
写真を情報合成部12で合成処理して印刷画像20aを
作成し、この印刷画像20aを印刷処理部3で印刷して
楽しむなど、所有者の好みに応じた使用を行うことがで
きる。
【0047】尚、上記実施の形態では、電子カードが期
限管理部13に格納された期限(年月日)を既に経過し
ている場合に記録画像の読み出しを禁止するようにして
いたが、記録画像の読み込みを許容するとともに期限切
れの警告表示を行うようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】請求項1及び請求項6に記載の発明によ
れば、印刷処理部で電子カードの表面に印刷する本人確
認用の顔写真以外の印刷画像を電子カードの前記内蔵記
録媒体内に記録できるようにしているので、例えば、電
子カードの所有者が、めがねをかけるときとコンタクト
レンズを着用するときのそれぞれの顔写真、あるいは正
面顔と横顔など、複数の画像情報により本人確認を行う
ことが可能となり、同一の画像を記録する場合に比べ
て、本人確認のための情報量が多くなり、信頼性の高い
本人確認を行うことができる。あるいは、私人間で発行
される会員証や名刺など、本人確認をさほど厳密に行う
必要性は少ない場合には、電子カードの内蔵記録媒体を
それ以外の用途に振り向けて、所有者の好みに合わせた
画像を記録したり所望の用紙に印刷したりして、内蔵記
録媒体及び印刷処理部を有効利用することが可能であ
る。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、情報合成
部において、所定の暗号化解読処理を実行したときに限
り元の画像を再現することの可能な画像暗号化処理を実
行するようにしているので、無権限の者が勝手に電子カ
ードを使用する場合に、正当な暗号化解読処理を行うこ
とができなくなり、内蔵記録媒体内の記録画像を読み込
むことができず、よって盗難等による電子カードの無断
使用を防止できる。
【0050】請求項3に記載の発明によれば、情報合成
部において、画像中に所定の電子透かし情報を付加する
ようにしているので、電子カード内の記録画像を書き換
え可能にした場合に、電子透かし情報が正常な状態で保
持されているか否かを判別することで、いつでも記録画
像に関する無権限者による勝手な改竄を発見することが
できる。
【0051】請求項4に記載の発明によれば、有効期限
が聞けているか否かの判断を極めて容易に行うことがで
きるという利点がある。
【0052】請求項5に記載の発明によれば、画像入力
部で電子データ化された画像や、読み出し処理部で電子
カードの内蔵記録媒体から読み出された記録画像、ある
いは、入力装置で入力されたデータ同士を入力装置での
指示に基づいて情報合成部で合成することが可能となっ
ているので、私人間で発行される会員証や名刺などの中
に格納された画像同士や外部から入力した画像、あるい
は誕生日やメッセージ等の文字列に関する情報を合成し
て印刷することで、所有者の好みに合わせた画像を印刷
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る電子カード画
像保存装置を示すブロック図である。
【図2】画像の入力、印刷及び電子カードの内蔵記録媒
体への書き込み動作の全体的流れを示す図である。
【図3】電子透かし情報を付加する動作を示す図であ
る。
【図4】画像を合成することにより電子カードの内蔵記
録媒体及び印刷処理部を有効活用する動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ディジタイズ部 2 入力装置 3 印刷処理部 4 電子カード 5 内蔵記録媒体 6 書き込み処理部 7 画像圧縮部 8 読み出し処理部 9 画像伸長部 11 付加情報設定部 12 情報合成部 13 期限管理部 14 表示装置 20,20a 印刷画像 21 原画像 22 原画像 22 記録画像 22a 記録画像 23 電子透かし情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 B G Fターム(参考) 2C005 MA04 MA19 MA34 MB01 RA10 TA27 TA28 2C087 AC07 BA03 BA07 BA14 BB02 BC12 BC15 BD09 BD40 DA14 5B021 AA30 BB02 NN15 5B058 KA01 KA05 KA31 KA33 KA35 KA37 KA38 5B065 BA09 CA40 CC08 PA04 PA08 PA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定要領の記録画像が内蔵記録媒体に記
    録可能とされた所有者の本人確認を行うための電子カー
    ドに画像を保存する電子カード画像保存装置であって、 前記電子カードの所有者の顔写真を含む任意の画像を入
    力して電子データ化する画像入力部と、 前記画像入力部で入力された画像及び前記情報合成部で
    合成された画像を前記電子カードの表面または所望の印
    刷用紙に選択的に印刷する印刷処理部と、 前記印刷処理部で印刷される画像に拘わらず、前記画像
    入力部で入力された画像または前記情報合成部で合成さ
    れた画像を前記電子カードの前記内蔵記録媒体内に書き
    込む書き込み処理部とを備える電子カード画像保存装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子カード画像保存装
    置であって、 前記情報合成部は、所定の暗号化解読処理を実行したと
    きに限り元の画像を再現することの可能な画像暗号化処
    理を実行するようにされたことを特徴とする電子カード
    画像保存装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子カ
    ード画像保存装置であって、 前記情報合成部は、画像中に所定の電子透かし情報を付
    加するようにされたことを特徴とする電子カード画像保
    存装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の電子カード画像保存装置であって、 前記入力装置から入力された有効期限の情報を記録する
    期限管理部をさらに備え、 前記読み出し処理部は、前記電子カードの前記内蔵記録
    媒体内の前記記録画像を読み出す時点が、前記期限管理
    部に記録された有効期限内であるか否かを判断し、有効
    期限内である場合に限り前記電子カードの前記内蔵記録
    媒体内の前記記録画像を読み出すようにされたことを特
    徴とする電子カード画像保存装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の電子カード画像保存装置であって、 文字情報を含む所望のデータを入力する入力装置と、 前記電子カードの前記内蔵記録媒体内に記録されている
    記録画像を読み出す読み出し処理部と、 前記画像入力部で電子データ化された画像または前記読
    み出し処理部で前記電子カードの前記内蔵記録媒体から
    読み出された前記記録画像としての一の画像に対して、
    前記画像入力部で電子データ化された画像または前記読
    み出し処理部で前記電子カードの前記内蔵記録媒体から
    読み出された前記記録画像としての他の画像及び/また
    は前記入力装置で入力されたデータを前記入力装置での
    指示に基づいて合成する情報合成部とを備える電子カー
    ド画像保存装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の電子カード画像保存装
    置を使用する電子カードの画像保存方法であって、 前記電子カードの前記内蔵記録媒体内に記録すべき画像
    として、前記印刷処理部で前記電子カードの表面に印刷
    する所有者の顔写真の画像と異なる画像を前記画像入力
    部で入力するようにした電子カードの画像保存方法。
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