JP2001129424A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

Info

Publication number
JP2001129424A
JP2001129424A JP31329699A JP31329699A JP2001129424A JP 2001129424 A JP2001129424 A JP 2001129424A JP 31329699 A JP31329699 A JP 31329699A JP 31329699 A JP31329699 A JP 31329699A JP 2001129424 A JP2001129424 A JP 2001129424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed blade
crushing means
crushing
garbage
surface side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31329699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Takakubo
健太郎 高窪
Akira Tomosawa
章 友澤
Kanji Yamamoto
寛治 山本
Katsunori Noda
克則 能田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP31329699A priority Critical patent/JP2001129424A/ja
Publication of JP2001129424A publication Critical patent/JP2001129424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉砕効率の低下を招くことなく、粉砕された
厨芥の粒子サイズの微細化が図れるとともに、回転板の
ロックを防止することができる厨芥処理装置を提供す
る。 【解決手段】 この厨芥処理装置は、上面および下面に
スイングハンマー1,3が設けられた回転板5と、モー
タ7と、各スイングハンマー1,3に対応して設けられ
た複数のスリット15a,17aを有する固定刃9と、
ケーシング11とを備えている。ケーシング11の回転
板5および固定刃9を収容する処理凹所11aの内面に
は、上面スイングハンマー1で粉砕された厨芥を、スリ
ット15a,17aを介して下面スイングハンマー3に
導くための移送通路11cが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房の生ゴミなど
を粉砕する厨芥処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の厨芥処理装置としては、特開平2
−35945号公報記載のものがある。この公報記載の
厨芥処理装置では、内面に縦溝を有する固定刃と、その
固定刃の内側に配置されて回転駆動される回転板の上面
に取り付けられたスイングハンマーとによって厨芥が粉
砕されるようになっている。そして、回転板の上面側で
スイングハンマーと固定刃とによって粉砕された厨芥
は、固定刃の縦溝を介して回転板の下面側に至り、排出
口から排出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の厨芥処理装置では、回転板の上面側でスイングハ
ンマーと固定刃とによって粉砕されて回転板の下面側に
至った厨芥が、そのまま排出口から排出されるようにな
っているため、粉砕された厨芥の粒子サイズが固定刃の
縦溝の幅のサイズに左右され、縦溝の幅が大きい場合に
は、粉砕された厨芥が粒子の大きいまま排出されてしま
うという問題がある。
【0004】なお、上述の従来の厨芥処理装置におい
て、粉砕された厨芥の粒子サイズを小さくする方法とし
て、固定刃の縦溝の幅を小さくする方法が考えられる
が、縦溝の幅をあまり小さくし過ぎると、粉砕処理に時
間がかかり、粉砕効率が低下するという問題がある。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、粉砕
効率の低下を招くことなく、粉砕された厨芥の粒子サイ
ズの微細化が図れるとともに、回転板のロックを防止す
ることができる厨芥処理装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、上面側に設けられた第1の粉砕手段お
よび下面側に設けられた第2の粉砕手段を有する回転板
と、前記回転板を回転駆動する駆動手段と、前記第1お
よび前記第2の粉砕手段に対応し、内外に貫通する粉砕
用のスリット部が設けられた固定刃と、前記回転板およ
び前記固定刃を収容する上方に開口する処理凹所と、そ
の処理凹所の底部から外面に連通する排出通路と、前記
処理凹所の内面に設けられ、前記スリット部の前記第1
の粉砕手段に対応する部分を介して前記固定刃の外面側
に送り出された厨芥を、前記スリット部の前記第2の粉
砕手段に対応する部分を介して前記固定刃の内面側に導
く移送通路と、を有するケーシングと、を備えることを
特徴とする。
【0007】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、上面側および下面側の少なくともいずれか一方に
粉砕手段が設けられ、多段に設けられた複数の回転板
と、前記各回転板を回転駆動する駆動手段と、前記各回
転板に設けられた前記各粉砕手段に対応し、内外に貫通
する粉砕用のスリット部が設けられた固定刃と、前記各
回転板および前記固定刃を収容する上方に開口する処理
凹所と、その処理凹所の底部から外面に連通する排出通
路と、前記処理凹所の内面に設けられ、上方側の前記粉
砕手段に対応する前記スリット部の部分を介して前記固
定刃の外面側に送り出された厨芥を、その部分よりも下
方側に位置する前記粉砕手段に対応した前記スリット部
の部分を介して前記固定刃の内面側に導く移送通路と、
を有するケーシングと、を備えることを特徴とする。
【0008】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、上面側に設けられた第1の粉砕手段および下面
側に設けられた第2の粉砕手段を有する回転板と、前記
回転板を回転駆動する駆動手段と、粉砕用の複数の溝を
有する溝部が前記第1および前記第2の粉砕手段に対応
して設けられ、前記溝が前記第1の粉砕手段に対向する
位置から前記第2の粉砕手段に対向する位置まで連続し
て形成された固定刃と、を備えることを特徴とする。
【0009】また、前記目的を達成するための技術的手
段は、上面側および下面側の少なくともいずれか一方に
粉砕手段が設けられ、多段に設けられた複数の回転板
と、前記各回転板を回転駆動する駆動手段と、粉砕用の
複数の溝を有する溝部が前記各回転板の前記各粉砕手段
に対応して設けられ、前記溝が、最上段の前記回転板に
設けられた最上段の前記粉砕手段に対向する位置から、
最下段の前記回転板に設けられた最下段の前記粉砕手段
に対向する位置まで連続して形成された固定刃と、を備
えることを特徴とする。
【0010】さらに、好ましくは、前記各粉砕手段が、
スイングハンマーであるのがよい。
【0011】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>図1は本発明の
第1実施形態に係る厨芥処理装置の断面図であり、図2
はケーシングの平面図であり、図3は固定刃の断面図で
あり、図4は固定刃の平面図であり、図5は回転板の平
面図である。
【0012】この厨芥処理装置は、図1に示すように、
上面スイングハンマー1および下面スイングハンマー3
が設けられた回転板5と、回転板5を回転駆動するモー
タ(駆動手段)7と、各スイングハンマー1,3に対応
して設けられる円筒状の固定刃9と、これらを外囲する
ケーシング11およびホッパー体13とを備えて構成さ
れている。なお、図1では、図示の便宜上、回転板3の
断面位置が中心軸Aの左右で異なっている。
【0013】ケーシング11には、図1および図2に示
すように、上方に開口する円形凹状の処理凹所11a
と、その処理凹所11aの底部からケーシング11の側
面に連通する排出通路11bとが設けれており、処理凹
所11a内には回転板5および固定刃9が備えられる。
また、ケーシング11の処理凹所11aの内面には、後
述する移送通路11cが設けられている。ホッパー体1
3は、略円筒形の形状を有しており、ケーシング11の
処理凹所11aの開口部に連なるようにして、ケーシン
グ11と連結固定される。ここで、処理凹所11a内の
回転板5の上面側の空間を第1粉砕室11dと呼ぶこと
とし、回転板5の下面側の空間を第2粉砕室11eと呼
ぶこととする。
【0014】固定刃9は、図3および図4に示すよう
に、全体的にケーシング11の処理凹所11a内にぴっ
たりと嵌まり込む略筒形の形状を有しており、その構成
要素として、円筒形の胴部9aと、その胴部9aの下端
部から径方向内方に張り出すように延設されたリング状
の延設部9bとを備えて構成されている。そして、胴部
9aおよび延設部9bには、回転板5の上面スイングハ
ンマー1および下面スイングハンマー3に対応して第1
および第2のスリット部15,17が設けられている。
各スリット部15,17は、内外に貫通する複数のスリ
ット15a,17aから構成されている。
【0015】なお、ここでは、両スリット部15,17
のスリット15a,17aが独立して形成されるように
両スリット部15,17を独立して設けたが、後述する
図8および図9に示すように、両スリット部15,17
のスリット15a,17aが連続して形成されるように
両スリット部15,17を一体に設けてもよい。
【0016】第1のスリット部15の複数のスリット1
5aは、胴部9aの周方向に等間隔に配列されていると
ともに、スリット15aの上方部が回転板5の回転方向
B上流側に傾くように、上下方向に対して所定角度で傾
斜して設けられている。これによって、上面スイングハ
ンマー1の回転に伴って、粉砕されてスリット15a内
に嵌まり込んだ厨芥がスリット15aに沿って下方に導
かれるようになっている。なお、本実施形態では、スリ
ット15aを傾斜して設けたが、傾斜させずに、スリッ
ト15aを上下方向に設けてもよい。
【0017】また、各スリット15aは、回転板5の上
面スイングハンマー1の外周端部と対向する位置に設け
られおり、その上下方向の長さL1は、図1に示すよう
に、上面スイングハンマー1の上下方向の幅と実質的に
等しく設定されている。
【0018】第2のスリット部17の複数のスリット1
7aは、延設部9bの周方向に等間隔に配列されている
とともに、スリット17aの外周側端部が回転板5の回
転方向B上流側に傾くように、延設部9aの径方向に対
して傾斜して設けられている。また、各スリット17a
は、外周側にゆくにしたがって延設部9aの径方向に対
する傾斜角度が大きくなるように、回転方向B上流側に
湾曲して形成されている。これによって、粉砕された厨
芥が、下面スイングハンマー3の回転に伴って、スリッ
ト17aに沿って径方向外方側から径方向内方側の排出
通路11b内に導かれるようになっている。
【0019】また、各スリット部17aは、回転板5の
下面スイングハンマー3の後述する曲げ起こし部3bと
対向する位置に設けられており、その径方向の長さL2
は、図1に示すように、下面スイングハンマー3の曲げ
起こし部3bの径方向の幅と実質的に等しく設定されて
いる。
【0020】ケーシング11に設けられる移送通路11
cは、図1および図2に示すように(特に、図2におい
てハッチングを付して示すように)、固定刃9の第1の
スリット部15から第2のスリット部17に対向する処
理凹所11aの内面部分を、固定刃9から離反する方向
に窪ませることにより形成されている。すなわち、移送
通路11cは、第1および第2のスリット部15,17
を介して処理凹所11aの第1粉砕室11d,第2粉砕
室11e間に連通している。なお、この移送通路11c
は、排出通路11bと直接連通しないように、排出通路
11bを避けるようにしてC字形形状に設けられてい
る。
【0021】回転板5は、図5に示すように、固定刃9
の内径よりもわずかに小さい外径を有する円盤部材5a
と、円盤部材5aの上面に取り付けられた複数(ここで
は2つ)の上面スイングハンマー1と、円盤部材5aの
下面に取り付けられた複数(ここでは2つ)の下面スイ
ングハンマー3とを備えて構成されている。
【0022】円盤部材5aは、ケーシング11の下面側
から処理凹所11a内に挿入されたモータ7の駆動軸7
aに固定されている。円盤部材5aの下面側には、円盤
部材5aを補強するための補強板5bが固着されてい
る。また、円盤部材5aには、水抜き用の複数の貫通孔
5cが適宜設けられる。
【0023】各スイングハンマー1,3は、取付ピン2
1,23を中心としてスイング可能なように、軸対象に
円盤部材5aに取り付けられており、構成要素として、
円盤部材5aにスイング可能に取り付けられた板状の本
体部1a,3aと、その本体部1a,3aの回転方向B
上流側側端部から上方に曲げ起こし成形された曲げ起こ
し部1b,3bとを備えて構成されている。
【0024】そして、各スイングハンマー1,3は、通
常の状態では、円盤部材5aが回転駆動されると、円心
力によりその遊端部である外周端部が円盤部材5aの外
周側に位置された状態で、円盤部材5aに伴って回転す
るようになっており、厨芥の粉砕時に大きな負荷が加わ
った場合には、回転方向B上流側にスイングして負荷を
逃がすようになっている。
【0025】各スイングハンマー1,3の円盤部材5a
への取付位置は、図1に示すように、スイングハンマー
1,3が負荷を受けずに回転する際に、各スイングハン
マー1,3の外周端が固定刃9の内周面と所定の間隔を
あけて回転するように設定されている。
【0026】このような構成により、厨芥がホッパ体1
3を介して処理凹所11a内の第1粉砕室11d内に投
入されると、その厨芥が、円盤部材5aに伴って回転す
る上面スイングハンマー1の曲げ起こし部1bの上端部
によって粉砕されるとともに、曲げ起こし部1bおよび
本体部1aの外周端と第1のスリット部15のスリット
15aとによって粉砕されて、スリット15a内に導か
れる。
【0027】スリット15a内に導かれた厨芥は、移送
通路11cおよび第2のスリット部17のスリット17
aを介して第2粉砕室11e内に導かれ、下面スイング
ハンマー3の曲げ起こし部3bの下端部と第2のスリッ
ト部17のスリット17aとによってさらに微細に粉砕
される。そしてさらには、第2のスリット部17のスリ
ット17aが上述のように回転方向Bに対して求心方向
に傾斜および湾曲して形成されているため、下面スイン
グハンマー3の回転に伴って、スリット17aに沿って
径方向外方側から内方側に導かれて、処理凹所11aの
底部中央の円環状の領域に開口する排出通路11bの導
入口11f内に導かされ、微細な粒子となり水とともに
排出通路11bを介して排出口11gから排出される。
【0028】以上のように、本実施形態によれば、回転
板5の上面側で上面スイングハンマー1によって1次粉
砕された厨芥が、さらに回転板5の下面側にて、下面ス
イングハンマー3によって2次粉砕されるようになって
いるため、固定刃9のスリット15a,17aの幅を粉
砕効率の低下を招かないサイズに保持した状態で、粉砕
された厨芥の粒子サイズを微細化することができるとと
もに、効率よく粉砕することができる。
【0029】また、上面スイングハンマー1で1次粉砕
されて第1のスリット部15を介して固定刃9の外面側
に送り出された厨芥を、ケーシング11に設けられた移
送通路11cによって、第2のスリット部17を介して
固定刃9の内面側に導いて下面スイングハンマー3によ
り確実に2次粉砕することができ、その結果、粉砕され
た厨芥の粒子サイズを確実に微細化することができる。
【0030】さらに、回転板5に設けられる粉砕手段と
してスイングハンマー1,3が用いられているため、回
転板5のロックを防止することができ、これによって厨
芥処理装置の信頼性の向上が図れる。
【0031】<第2実施形態>図6は、本発明の第2実
施形態に係る厨芥処理装置の断面図である。本実施形態
に係る厨芥処理装置が第1実施形態に係る厨芥処理装置
と実質的に異なる点は、複数(ここでは3つ)の回転板
5を多段に設けた点のみであり、互いに対応する部分に
は、同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0032】この厨芥処理装置では、図6に示すよう
に、3つの回転板5A,5B,5Cがモータ7の駆動軸
7aに多段に固定されている。上段の回転板5Aの円盤
部材5aの上面には、複数(ここでは2つ)の上面スイ
ングハンマー1が軸対象に取り付けられている。中段の
回転板5Bの円盤部材5aの上面には、複数(ここでは
2つ)の上面スイングハンマー1が軸対象に取り付けら
れている。下段の回転板5Cの円盤部材5aの下面に
は、複数(ここでは2つ)の下面スイングハンマー3が
軸対象に取り付けられている。
【0033】ここで、下段の回転板5Cのスイングハン
マー3は、曲げ起こし部3bの外周側端部がL字形に切
り欠かれており、これによって、このスイングハンマー
3には、本体部3aの外周側端部および曲げ起こし部3
bの外周側端部の一部によって構成される第1粉砕部3
cと、曲げ起こし部3bの下端部の一部によって構成さ
れる第2粉砕部3dとが形成されている。
【0034】これに対応して、固定刃9に設けられる第
1のスリット部15のスリット15aは、上段の回転板
5Aのスイングハンマー1の上端部に対向する位置か
ら、下段の回転板5Cのスイングハンマー3の第1粉砕
部3cに対向する位置まで連続的に延設されている。ま
た、第2のスリット部17のスリット17aは、下段の
回転板5Cのスイングハンマー3の第2粉砕部3dに対
向するように形成されている。
【0035】このような構成により、厨芥がホッパ体1
3を介して処理凹所11a内に投入されると、その厨芥
が、まず上段の回転板5Aのスイングハンマー1および
スリット部15のスリット15aによって粉砕されて、
スリット15a内に導かれ、スリット15aおよび移送
通路11cを介して、上段の回転板5Aと中段の回転板
5Bとの間の処理凹所11a内に導かれ、中段の回転板
5Bのスイングハンマー1およびスリット15aによっ
てさらに粉砕される。
【0036】中段の回転板5Bのスイングハンマー1に
よってさらに粉砕された厨芥は、スリット15aおよび
移送通路11cを介して、下段の回転板5Cの下方側に
おけるスイングハンマー3の第1粉砕部3cが位置する
処理凹所11a内に導かれ、第1粉砕部3cおよびスリ
ット15aによってさらに粉砕される。
【0037】第1粉砕部3cによってさらに粉砕された
厨芥は、スリット15aを介して移送通路11c内に導
かれ、移送通路11cおよび第2のスリット部17のス
リット17aを介して、下段の回転板5Cの下方側にお
けるスイングハンマー3の第2粉砕部3dが位置する処
理凹所11a内に導かれ、第2粉砕部3cおよびスリッ
ト17aによってさらに粉砕される。
【0038】そして、第2粉砕部3dによってさらに粉
砕された厨芥は、スイングハンマー3の回転に伴って、
スリット17aに沿って径方向外方側から内方側に導か
れて、処理凹所11aの底部中央の円環状の領域に開口
する排出通路11bの導入口11f内に導かされ、微細
な粒子となり水とともに排出通路11bを介して排出口
11gから排出される。
【0039】以上のように、本実施形態によれば、3段
に設けられた3つの回転板5A,5B,5Cの各スイン
グハンマー1,3によって厨芥が複数回粉砕されてから
排出されるようになっているため、粉砕された厨芥の粒
子サイズを微細化することができるとともに、効率よく
粉砕することができる。
【0040】また、ケーシング11に設けられた移送通
路11cによって、上方側の各回転板5A,5B,5C
の各スイングハンマー1,3で粉砕された厨芥を、その
下方側の回転板5A,5B,5Cの各スイングハンマー
1,3に確実に導き、その各スイングハンマー1,3で
確実にさらに粉砕することができ、その結果、粉砕され
た厨芥の粒子サイズを確実に微細化することができる。
【0041】さらに、回転板5A,5B,5Cに設けら
れる粉砕手段としてスイングハンマー1,3が用いられ
ているため、回転板5A,5B,5Cのロックを防止す
ることができ、これによって厨芥処理装置の信頼性の向
上が図れる。
【0042】なお、本実施形態では、各回転板5A,5
B,5Cの片面にのみスイングハンマー1,3を設けた
が、上下の両面に設けてもよい。
【0043】<第3実施形態>図7は本発明の第3実施
形態に係る厨芥処理装置の断面図であり、図8は固定刃
の断面図であり、図9は固定刃の部分平面図である。本
実施形態に係る厨芥処理装置が第1実施形態に係る厨芥
処理装置と実質的に異なる点は、ケーシング11に移動
通路11cを設ける代わりに、第1および第2のスリッ
ト部(溝部)15,17を通路として兼用する点のみで
あり、互いに対応する部分には、同一の参照符号を付し
て説明を省略する。なお、図7では、図示の便宜上、回
転板3の断面位置が中心軸Aの左右で異なっている。
【0044】この厨芥処理装置では、図7に示すよう
に、ケーシング11には移送通路11cが設けられてお
らず、その代わりに、図8および図9に示すように、第
1および第2のスリット部15,17のスリット(溝)
15a,17aが、分断されることなく互いに連続して
つながるように形成され、これによって、スリット15
a,17aに粉砕手段としての機能の他に、通路として
の機能が付与されている。
【0045】これに対応して、下面スイングハンマー3
の曲げ起こし部3bの外周側端部が、固定刃9の内周面
に近接する位置まで延設されており、本体部3aおよび
曲げ起こし部3bの外周側端部によっても、固定刃9と
の間で厨芥の粉砕が行われるようになっている。
【0046】このような構成により、回転板5の上面側
で上面スイングハンマー1によって1次粉砕された厨芥
が、連続的に一体に形成されたスリット15a,17a
によって回転板5の下面側の下面側スイングハンマー1
7に導かれ、その下面側スイングハンマー3によって確
実に2次粉砕されるようになっている。
【0047】以上のように、本実施形態においても、実
質的に第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0048】<第4実施形態>図10は、本発明の第4
実施形態に係る厨芥処理装置の断面図である。本実施形
態に係る厨芥処理装置が第2実施形態に係る厨芥処理装
置と実質的に異なる点は、ケーシング11に移動通路1
1cを設ける代わりに、第1および第2のスリット部
(溝部)15,17を通路として兼用する点のみであ
り、互いに対応する部分には、同一の参照符号を付して
説明を省略する。
【0049】この厨芥処理装置では、図10に示すよう
に、ケーシング11には移送通路11cが設けられてお
らず、その代わりに、前述の図8および図9に示すよう
に、第1および第2のスリット部15,17のスリット
(溝)15a,17aが、分断されることなく互いに連
続してつながるように形成され、これによって、スリッ
ト15a,17aに粉砕手段としての機能の他に、通路
としての機能が付与されている。
【0050】これに対応して、下段の回転板5Cのスイ
ングハンマー3の曲げ起こし部3bの外周端部には第2
実施形態に係るような切欠が設けられておらず、曲げ起
こし部3bの外周端部および下端部の全体によって、固
定刃9との間で厨芥の粉砕が行われるようになってい
る。
【0051】このような構成により、連続的に一体に形
成されたスリット15a,17aによって、上方側の各
回転板5A,5B,5Cの各スイングハンマー1,3で
粉砕された厨芥を、その下方側の回転板5A,5B,5
Cの各スイングハンマー1,3に確実に導き、その各ス
イングハンマー1,3で確実にさらに粉砕することがで
きるようになっている。
【0052】以上のように、本実施形態においても、実
質的に第2実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0053】なお、上述の各実施形態では、回転板5,
5A,5B,5Cに設ける粉砕手段として可動式のスイ
ングハンマー1,3を設けたが、スイングハンマー1,
3の代わりに非可動式の切り刃を設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、回転板
の上面側で第1の粉砕手段によって1次粉砕された厨芥
が、さらに回転板の下面側にて、第2の粉砕手段によっ
て2次粉砕されるようになっているため、固定刃のスリ
ット幅を粉砕効率の低下を招かないサイズに保持した状
態で、粉砕された厨芥の粒子サイズを微細化することが
できるとともに、効率よく粉砕することができる。
【0055】また、第1の粉砕手段で1次粉砕されてス
リット部を介して固定刃の外面側に送り出された厨芥
を、ケーシングの処理凹所の内面に設けられた移送通路
によって、スリット部の第2の粉砕手段に対応した部分
を介して固定刃の内面側に導いて第2の粉砕手段により
確実に2次粉砕することができ、その結果、粉砕された
厨芥の粒子サイズを確実に微細化することができる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、多段に設
けられた複数の回転板の各粉砕手段によって厨芥が複数
回粉砕されてから排出されるようになっているため、固
定刃のスリット幅を粉砕効率の低下を招かないサイズに
保持した状態で、粉砕された厨芥の粒子サイズを微細化
することができるとともに、効率よく粉砕することがで
きる。
【0057】また、上方側の粉砕手段で粉砕されてその
粉砕手段に対応するスリット部の部分を介して固定刃の
外面側に送り出された厨芥を、ケーシングの処理凹所の
内面に設けられた移送通路によって、その部分よりも下
方側に位置する粉砕手段に対応するスリット部の部分を
介して固定刃の内面側に導いてその下方側の粉砕手段に
より確実にさらに粉砕することができ、その結果、粉砕
された厨芥の粒子サイズを確実に微細化することができ
る。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、回転板の
上面側で第1の粉砕手段によって1次粉砕された厨芥
が、さらに回転板の下面側にて、第2の粉砕手段によっ
て2次粉砕されるようになっているため、固定刃のスリ
ット幅を粉砕効率の低下を招かないサイズに保持した状
態で、粉砕された厨芥の粒子サイズを微細化することが
できるとともに、効率よく粉砕することができる。
【0059】また、固定刃に設けられる溝部の溝が第1
の粉砕手段に対向する位置から第2の粉砕手段に対向す
る位置まで連続して形成されているため、第1の粉砕手
段によって1次粉砕された厨芥を、その溝によって第2
の粉砕手段に確実に導いて、第2の粉砕手段により確実
に2次粉砕することができ、その結果、粉砕された厨芥
の粒子サイズを確実に微細化することができる。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、多段に設
けられた複数の回転板の各粉砕手段によって厨芥が複数
回粉砕されてから排出されるようになっているため、固
定刃のスリット幅を粉砕効率の低下を招かないサイズに
保持した状態で、粉砕された厨芥の粒子サイズを微細化
することができるとともに、効率よく粉砕することがで
きる。
【0061】また、固定刃に設けられる溝部の溝が、最
上段の前記回転板に設けられた最上段の前記粉砕手段に
対向する位置から最下段の前記回転板に設けられた最下
段の前記粉砕手段に対向する位置まで連続して形成され
ているため、上方側の粉砕手段で粉砕された厨芥を、そ
の溝部の溝によって、前記上方側の粉砕手段よりも下方
側に位置する粉砕手段に導き、その粉砕手段により確実
にさらに粉砕することができ、その結果、粉砕された厨
芥の粒子サイズを確実に微細化することができる。
【0062】請求項5に記載の発明によれば、回転板に
設けられる粉砕手段としてスイングハンマーが用いられ
ているため、回転板のロックを防止することができ、こ
れによって厨芥処理装置の信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る厨芥処理装置の断
面図である。
【図2】ケーシングの平面図である。
【図3】固定刃の断面図である。
【図4】固定刃の平面図である。
【図5】回転板の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る厨芥処理装置の断
面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る厨芥処理装置の断
面図である。
【図8】固定刃の断面図である。
【図9】固定刃の部分平面図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係る厨芥処理装置の
断面図である。
【符号の説明】
1 上面スイングハンマー 3 下面スイングハンマー 5,5A,5B,5C 回転板 7 モータ 9 固定刃 11 ケーシング 11a 処理凹所 11b 排出通路 11c 移送通路 13 ホッパー体 15 第1のスリット部 17 第2のスリット部 15a,17a スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 寛治 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産機システム事業部内 (72)発明者 能田 克則 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産機システム事業部内 Fターム(参考) 4D065 CA16 CB10 CC03 DD04 DD18 DD24 EB17 ED06 ED16 ED27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側に設けられた第1の粉砕手段およ
    び下面側に設けられた第2の粉砕手段を有する回転板
    と、 前記回転板を回転駆動する駆動手段と、 前記第1および前記第2の粉砕手段に対応し、内外に貫
    通する粉砕用のスリット部が設けられた固定刃と、 前記回転板および前記固定刃を収容する上方に開口する
    処理凹所と、その処理凹所の底部から外面に連通する排
    出通路と、前記処理凹所の内面に設けられ、前記スリッ
    ト部の前記第1の粉砕手段に対応する部分を介して前記
    固定刃の外面側に送り出された厨芥を、前記スリット部
    の前記第2の粉砕手段に対応する部分を介して前記固定
    刃の内面側に導く移送通路と、を有するケーシングと、
    を備えることを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 上面側および下面側の少なくともいずれ
    か一方に粉砕手段が設けられ、多段に設けられた複数の
    回転板と、 前記各回転板を回転駆動する駆動手段と、 前記各回転板に設けられた前記各粉砕手段に対応し、内
    外に貫通する粉砕用のスリット部が設けられた固定刃
    と、 前記各回転板および前記固定刃を収容する上方に開口す
    る処理凹所と、その処理凹所の底部から外面に連通する
    排出通路と、前記処理凹所の内面に設けられ、上方側の
    前記粉砕手段に対応する前記スリット部の部分を介して
    前記固定刃の外面側に送り出された厨芥を、その部分よ
    りも下方側に位置する前記粉砕手段に対応した前記スリ
    ット部の部分を介して前記固定刃の内面側に導く移送通
    路と、を有するケーシングと、を備えることを特徴とす
    る厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】 上面側に設けられた第1の粉砕手段およ
    び下面側に設けられた第2の粉砕手段を有する回転板
    と、 前記回転板を回転駆動する駆動手段と、 粉砕用の複数の溝を有する溝部が前記第1および前記第
    2の粉砕手段に対応して設けられ、前記溝が前記第1の
    粉砕手段に対向する位置から前記第2の粉砕手段に対向
    する位置まで連続して形成された固定刃と、を備えるこ
    とを特徴とする厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】 上面側および下面側の少なくともいずれ
    か一方に粉砕手段が設けられ、多段に設けられた複数の
    回転板と、 前記各回転板を回転駆動する駆動手段と、 粉砕用の複数の溝を有する溝部が前記各回転板の前記各
    粉砕手段に対応して設けられ、前記溝が、最上段の前記
    回転板に設けられた最上段の前記粉砕手段に対向する位
    置から、最下段の前記回転板に設けられた最下段の前記
    粉砕手段に対向する位置まで連続して形成された固定刃
    と、を備えることを特徴とする厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】 前記各粉砕手段が、スイングハンマーで
    あることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の厨芥処理装置。
JP31329699A 1999-11-04 1999-11-04 厨芥処理装置 Pending JP2001129424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31329699A JP2001129424A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 厨芥処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31329699A JP2001129424A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 厨芥処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001129424A true JP2001129424A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18039522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31329699A Pending JP2001129424A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 厨芥処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001129424A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106717670A (zh) * 2016-12-19 2017-05-31 四川雷鸣生物环保工程有限公司 一种秸秆破碎机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106717670A (zh) * 2016-12-19 2017-05-31 四川雷鸣生物环保工程有限公司 一种秸秆破碎机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4009836A (en) Material reducing machine
US4373678A (en) Rotary impact crusher having a continuous rotary circumference
AU2016357325A1 (en) Pulp lifter
JP3143451B2 (ja) 回転式粉砕機
US5544820A (en) Clear-trajectory rotary-driven impact comminuter
CN100460075C (zh) 厨房垃圾处理装置
JP3893353B2 (ja) 破砕装置
US20050211808A1 (en) Ball mill provided with an agitator
JP2001129424A (ja) 厨芥処理装置
US4659025A (en) Disintegrator
US6315225B1 (en) Anti-spin method and apparatus for conical/gyratory crushers
CN100354044C (zh) 粉碎机
JP4947707B2 (ja) 粉砕装置
JP3569208B2 (ja) 縦型破砕装置の破砕部構造
CA2530447C (en) Device and method for comminuting materials
JP2001179116A (ja) 厨芥処理装置
JP4624518B2 (ja) 竪型破砕機
KR102287258B1 (ko) 음식물 처리기
JPH0312343Y2 (ja)
JP5739135B2 (ja) 木材の粉砕装置
JP2003001127A (ja) 粉砕機
JP3241437U (ja) 破砕又は粉砕処理装置
CA1198402A (en) Device for disintegrating particulate material
GB2154470A (en) Comminuting apparatus in a mill
KR20110079130A (ko) 분쇄기

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051206