JP2001129142A

JP2001129142A - ゴルフ・スイング練習具

Info

Publication number: JP2001129142A
Application number: JP35214699A
Authority: JP
Inventors: Hidekazu Horinouchi; 英一堀之内
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-11-04
Filing date: 1999-11-04
Publication date: 2001-05-15

Abstract

(57)【要約】【目的】簡単な器具で、適正なスイングを感得してボ
ールを正確に目標地点に到達させたり、ゴルフ競技にお
ける飛距離を伸ばすことができるようなものを得たい。【構成】８０〜１００ｃｍ長さの金属管のほぼ中央部
を「く」字形に曲げ、一方端側は一般ゴルフクラブの握
り部形状とし、他端側は前記握り部とほぼ同一外径を維
持すると共に、その端末には重量調整用部材を取り替え
自在にした重量調整部で構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】一般ゴルフ愛好者が利用するもの
で、ゴルフ器具製造販売業者或はスポーツ用具販売業者
間で広く利用できるものである。

【０００２】

【従来の技術】ゴルフ競技を嗜む者は、常にボールを正
確に目標地点に到達させるとか、球の飛距離を伸ばすた
めに、クラブの素振り（スイング）やその姿勢について
練習を行っている。このスイングについては、打ち放し
の練習場でコーチや先輩から技術を習得するが、各自で
空き場や庭先で練習することも多い。このようなスイン
グ練習に当たっては、一般競技用のクラブを利用してい
るが、長尺過ぎて危険があったり、或はクラブヘッドの
フェース角度保持ができない等の欠点が指摘されてい
る。これらからクラブヘッドの保持角度が握り部（グリ
ッブ）によく伝わるようなスイング練習器具が要望され
ている。例えば「飛ばし練習器」として各種の器具が提
案され、また販売もされているが、これらのものは単に
グリップを特別な形状に成形して、握り手に順応させる
ものであったり、或はクラブより短尺で先端側に重量調
整用重錘を設けて構成したものであって、クラブヘッド
の角度維持には充分満足できるものではなかった。

【０００３】このように従来のスイング練習器具では、
単にグリップとクラブの全体の感覚を習得しながらモー
ション及び姿勢を矯正するものであり、グリップ部にヘ
ッドのフェース角度を感得させるような機能はない。ス
イングの練習は姿勢もさることながら、クラブを握った
ときそのヘッドのフェース角度をよく承知することが大
切である。またクラブを振る場合も常にフェースの角度
がどうなっているかを承知することが大事である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、クラ
ブを握ったとき、ヘッドのフェース角度がどのように保
持されているかを直ちに感得することができると共に、
各自の体格や各種のクラブに対応してスイングの練習が
できるようなスイング練習具を提供しようとするもので
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】即ち８０〜１００ｃｍ長
さの金属管のほぼ中央部を「く」字形に曲げ、一方端側
は一般ゴルフクラブの握り部形状とし、他端側は握り部
とほぼ同一外径を維持すると共に、その端末には重量調
整用部材を取り替え自在に設けて構成したものである。

【０００６】

【実施例】以下図面に基づいて本発明を説明するが、図
は本発明の具体的な実施例の一例を示したもので、本発
明は図示例に限定されず以下説明する趣旨に沿って一部
の構成を変更したり、或いは一部の設計や形状を変更し
ても同様に実施することができる。

【０００７】図１（側面図）は本発明を利用したゴルフ
・スイング練習具１を示し、図２（平面図）は図１の上
面側を示したものであり、図３（正面図）は図１の左側
を示したものである。これらの図において、本発明ゴル
フ・スイング練習具１は全長８０〜１００ｃｍの金属管
（１５〜２０ｍｍの外径）であって好ましくは従来のゴ
ルフクラブとして利用されているような、テーパ付き鍍
金仕上げ管を利用し、そのほぼ中央部分を「く」字形に
曲げて、曲げ部分２を形成する。そしてその一方側（図
面では左側）は従来のコルフクラブに利用されているよ
うな形状の握り部３とし、他端側（図では右側）は握り
部３とほぼ同様な外径形状で重量調整部４とする。

【０００８】なお図示例のものは、テーパ付き金属管で
形成し、曲げ部分２を細く、握り部３及び重量調整部４
をそれぞれ太径で形成したものを示したが、同一径の金
属管で形成したり、或は段付き金属管等自由に選択する
ことができる。また金属管に代えて補強した合成樹脂の
棒材であってもよい。また握り部３はゴム被着したもの
を示したが、革巻きであったり或は特別な凹凸模様を形
成した握り部であってもよく、これらは実施者において
自由に選択することができる。そして曲げ部２としては
１５０度〜１７０度であることが好ましく、図は１６５
度に曲げたものを示している。

【０００９】他方重量調節部４としては、バランスを考
慮した上で握り部３とほぼ同様な形状で構成したものを
示しているが、利用するゴルフクラブのヘッド部に対応
するような重量とすべきであり、スイング練習者の体力
や腕力等によってこの重量調整部４には適当な重量調節
装置を併設することが好ましい。図４（側面図）に示し
たゴルフ・スイング練習具１は、重量調整部４に重量調
節装置を併設したものを示している。そしてこの重量調
節装置は、図５（図４の一部拡大図で要部は中央断面で
示している）に示すように、先端側に重錘５を取り替え
自在に設けるもので、その構成は図５に示すように、取
り付け具６の細径段部６ｂを金属管の先端側に貫通ピン
７で固定し、重錘５の一方に形成した螺部５ａを取り付
け具６に形成した凹螺部に螺装して緊定ねじ６ａ（図
４）で止着するものである。なお図６（側面図）は取り
替え重錘例８を示しており、この螺部８ａを前記取り付
け具６に螺装して重量を調整する。なおこれらの重錘と
しては適当な材料を選択でき、木材や金属または合成樹
脂等の単一材であったり、或はこれらの積層材であって
も良い。またこれらの取り付け手段は適当に設計変更し
てもよい。

【００１０】

【発明の効果】本発明ゴルフ・スイング練習具はこのよ
うに構成したから、図３に示すように握り部３を握った
とき矢印ＡまたはＢ方向に捻じれ力が働くことになる。
即ち図１における曲げ部分２が常に垂直方向に下がろう
とする現象を利用しているものである。そのためこれら
捻じれ力をバランスさせて握り保持したとき、図２に示
すように真直に保持され、ヘッドのフエースを確実に位
置保持させることができる。即ち握り部３を握って前下
方向に伸ばし、スイングするとき曲がり部２が常に下に
なっており、手首をひねったり、折ったり又は脇が開く
と図３で示した捻じれ力が生じて、握り手に抵抗を感じ
適切なスイングおよび姿勢が感得できる。なお必要によ
っては、曲がり部２およびもしくは重量調節部４の先端
部の周面もしくはその一部に蛍光塗料や蛍光テープを施
しておけば、夜間もしくは暗い場所でスイング練習する
ときにクラブの移動軌跡を知ることができる。本発明に
係るゴルフ・スイング練習具によって次のような効果が
期待できる。実際のゴルフ・クラブと同じ長さおよび重量で選択
構成できるのでスイングの練習に好適である。正しいグリップや運動の諸要素（モーション）を早
く感得することができる。いつでも、どこでも持ち運んでステッキ感覚でスイ
ング練習ができる。また本発明ゴルフ・スイング練習具は棒材を正しく保持
させて振る点において、ゴルフに限らず、テニスのラケ
ット素振りや剣術の竹刀、刀の素振り練習にも役立てる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明ゴルフ・スイング練習具を示す側面
図。

【図２】図１の上側を示す平面図。

【図３】図１の左側を示した正面図。

【図４】本発明の他の実施例を示す側面図。

【図５】図４の一部拡大図で要部は中央断面で示し
ている。

【図６】重錘の他の実施例を示す側面図。

【符号の説明】

１本発明に係るゴルフ・スイング練習具２曲げ部分３握り部４重量調整部５重錘６取り付け具７貫通ピン８重錘

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項】ゴルフ競技用クラブのスイング練習用器具
であって、該器具は８０〜１００ｃｍ長さの金属管のほ
ぼ中央部を「く」字形に曲げ、一方端側は一般ゴルフク
ラブのクリップ形状の握り部とし、他端側は握り部とほ
ぼ同径を維持すると共に、その末端には重量調節用部材
を取り替え自在に設けて構成したことを特徴とするゴル
フ・スイング練習具。