JP2001128857A - 調理器具 - Google Patents

調理器具

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JP2001128857A
JP2001128857A JP30994299A JP30994299A JP2001128857A JP 2001128857 A JP2001128857 A JP 2001128857A JP 30994299 A JP30994299 A JP 30994299A JP 30994299 A JP30994299 A JP 30994299A JP 2001128857 A JP2001128857 A JP 2001128857A
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Japan
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cooking
heat source
chamber
lid
housing
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JP30994299A
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Takao Akimoto
孝夫 秋元
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SODA KOGYO KK
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SODA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーベキューと燻製の両方が楽しめる調理器
具であって、燃料を経済的に使用でき、調理の熱効率が
高く、調理の加減を細やかに調節することができ、調理
の油で環境を汚さない調理器具を提供すること。 【解決手段】 室1の上方に食品の調理部2を設けると
共に、当該室1の下方に調理部2を加熱する熱源を備え
るための熱源部3を設け、室1の調理部2側の端部に当
該端部を開閉可能な蓋4を備える。また、室1の熱源部
3側を調理部2側より狭く形成すると共に、調理部2と
熱源部3との間に、該熱源部3より生じた熱気の流路を
分散する熱分散手段を設けたこと等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理器具に係り、
特に、バーベキューと燻製との両方を楽しめる調理器具
に関する。
【0002】
【従来の技術】実願平6−948号(実用新案登録第3
000426号)の登録実用新案公報に従来例が開示さ
れている。従来例は、箱型の調理炉の上方に調理部を設
け、下方に熱源を設けている。熱源の位置は上下方向に
移動できるようになっており、燻製や長時間をかける焼
き物の場合は熱源を調理部から遠ざけ、鉄板焼の場合は
熱源を調理部に近づけて使用できるようになっている。
また、調理部の上方を閉塞する蓋が準備されており、燻
製の場合は蓋を閉めて使用する。調理炉の本体はレンガ
作りであり、所定位置のレンガが着脱自在となってお
り、レンガを取り外すと通気孔及び排煙孔が形成される
ようになっている。調理によって生じた油は、調理炉を
設置した地面に落ちるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、調理炉の形態が箱型の寸胴であるた
め、調理部を熱のバランス良く加熱するためには、熱源
となる炭等を一面に広げて満遍なく備える必要があっ
た。このため、一度に沢山の炭が必要となり不経済であ
った。また、一面に広げられた炭の周囲は比較的外気に
よって冷やされ易いため、加熱の効率も悪かった。ま
た、レンガの取り外しによって通気孔を設けることはで
きるが、通気量の微調節を行なうことができないため、
調理の加減を細やかに調節することができなかった。ま
た、調理の油が地面に落ちるため環境に悪影響を与える
不都合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、バーベキューと燻製の両方が楽しめる
調理器具であって、燃料を経済的に使用でき、調理の熱
効率が高く、調理の加減を細やかに調節することがで
き、調理の油で環境を汚さない調理器具を提供すること
を、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、室の上方に食品の調理部
を設けると共に、当該室の下方に調理部を加熱する熱源
を備えるための熱源部を設ける。また、室の調理部側の
端部に当該端部を開閉可能な蓋を備える。そして、室の
熱源部側を調理部側よりも狭く形成すると共に、調理部
と熱源部との間に、該熱源部より生じた熱気の流路を分
散する熱分散手段を設けた、という構成を採っている。
【0006】本発明では、室の調理部側よりも室の熱源
部側が狭い。室の熱源部側を狭くしたため、炭等の熱源
及びその周囲気が外気によって冷やされ難く、加熱の効
率がよい。また、熱源から生じた熱気は、調理部に届く
前に熱分散手段によって調理部の広範囲に行き渡るよう
に分散されるから、食品はバランスよく加熱され美味し
く仕上がる。しかも、炭等の熱源が従来より少なくて済
む。
【0007】また、請求項2記載の発明では、調理部の
近傍に、開口面積を自在に設定可能な通気孔を設けた、
という構成を採っている。更に、請求項3記載の発明で
は、熱源部の近傍に、開口面積を自在に設定可能な通気
孔を設けた、という構成を採っている。本発明では、通
気孔の開口面積を適切に設定することで、燃焼の効率が
適切に設定され、食品の調理方法に応じて適切な加熱を
行なうことができる。
【0008】また、請求項4記載の発明では、室の熱源
部側の底は油抜孔を残して閉塞し、該油抜穴から落ちる
油を受けとめる油受皿を着脱自在に設けた、という構成
を採っている。本発明では、室の熱源部側の底を塞ぐか
ら、熱源と外気との接触が低減され、熱効率が更に向上
する。同時に、油抜孔だけは確保し、調理の油を油抜穴
から油受皿に回収するから、環境に悪影響を与えない。
【0009】また、請求項5記載の発明では、室を形成
する筐体は、調理部と熱源部との間の少なくとも1ヶ所
で分離可能である、という構成を採っている。
【0010】本発明では、室を形成する筐体を熱源部側
と調理部側とに分離可能な構成とした。即ち、室を形成
する筐体を組立型とした。これによると、本調理器具の
梱包をコンパクトにすることができるので、輸送の際の
体積を小さくすることが可能であると共に、筐体の部品
毎に持ち運びが可能なので、調理器具の全体を持ち運ぶ
重量よりも軽い部品として持ち運ぶことができる。更
に、大きさの異なる熱源部側と調理部側とを別々に成形
できるので、成形性を向上させることができる。
【0011】また、請求項6記載の発明では、蓋を開閉
するための取っ手と、該蓋の開度を制限するストッパと
を備える。このうち、該取っ手は、蓋の外周部より内側
に配置すると共に、ストッパは、室の内部側に設ける、
という構成を採っている。
【0012】本発明では、調理器具の外周(側方)に取
っ手やストッパが突出しない構成となっているため、筐
体を梱包した際に、筐体の側方にデッドスペースを作ら
ないようにできる。これらにより、前述した目的を達成
しようとするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図13に基づいて説明する。
【0014】図1は、本実施形態に係る調理器具の斜視
図である。調理器具10は、室1の上方に食品の調理部
2を有すると共に、室1の下方に調理部2を加熱する熱
源を備えるための熱源部3を有する。また、室1の調理
部2側の端部に当該端部を開閉可能な蓋4を備えてい
る。そして、室1の熱源部3側を室1の調理部2側より
も狭く形成すると共に、調理部2と熱源部3との間に、
該熱源部3より生じた熱気の流路を分散する熱分散手段
を設けた構成となっている(図6参照)。
【0015】また、本実施形態においては、調理部2の
近傍に、開口面積を自在に設定可能な通気孔5が設けら
れている。更に、熱源部3の近傍に、開口面積を自在に
設定可能な通気孔6が設けられている。
【0016】また、本実施形態においては、室1の熱源
部3側の底は油抜孔を残して閉塞し、該油抜孔から落ち
る油を受けとめる油受皿7を着脱自在に設けた構成とな
っている。
【0017】これを更に詳述すると、蓋4には開閉用の
取っ手4aがアーチ状に突設されている。この取っ手4
aには、コイル状の握り4bが遊動可能な状態で巻回さ
れ、蓋4を手で引き上げたときに、掌に捻りがかからな
いように配慮されている。また、蓋4の中央には煙突4
cが設けられている。図2(a)(b)は煙突4cの拡
大図である。煙突4cの先端部は既述の通気孔5になっ
ている。通気孔5には開閉弁5aが回動可能に取り付け
られており、この開閉弁5aを操作することにより通気
孔5の開口面積を調節し燃焼を調節できるようになって
いる。開閉弁5aは円盤状に形成され、その円周状の一
部に鍔が突設されている。また、煙突4cの円周上にも
対応する鍔が突設され、この鍔同士が蝶ネジとナットか
らなる固定具5bにより固定され、この固定具5bが回
動支点になっている。また、開閉弁5aには、手で操作
し易いように棒状の摘み5cが突設されている。
【0018】図1に戻り、室1の上方、即ち、調理部2
が内蔵された部分は、横断面が楕円形の筒状に形成され
ている。この部分には、温度計8が取り付けられてお
り、調理部2の温度を外部から把握できるようになって
いる。室1の上方と下方を繋ぐ中間部には斜面が形成さ
れ、室1の上方と下方の横断面積の差を補っている。調
理部2で生じた油の一部は、この斜面を伝って下方に流
れ落ちるようになっている。また、この斜面の上端部に
は、調理器具10の全体を持ち上げる際に使用するアー
チ型の取っ手9が設けられている。この取っ手9は、当
該アーチの端部を支点として回動可能に取り付けられて
いる。
【0019】室1の下方、即ち熱源部3が内蔵された部
分は、調理部2よりも横断面積が小さい箱型に形成され
ている。熱源部3は、室1の内部に出し入れ可能かつ室
1から離脱可能な引き出し12に装備されている。この
引き出し12の正面には、熱源部3と連通する既述の通
気孔6が形成されている。この通気孔6には、蝶ネジと
ナットからなる固定具によって略半月板状の開閉弁6a
が取り付けられている。この開閉弁6aは、固定具を支
点として回動可能に取り付けられており、当該回動動作
に伴って通気孔6の開口面積を変化させるようになって
いる。この開閉弁6aには、手で操作し易いように棒状
の摘みが突設されている。符号12aは、引き出し12
を出し入れするためのアーチ状の取っ手である。
【0020】符号11は、室1を空中に支える丸棒状の
脚である。脚11は、室1の斜面の四方から設置面に垂
直に伸びている。脚11の設置面側の端部は当該脚11
の丸棒の断面積よりも設置面積を大きくしてあり、設置
の安定感を高めている。また、脚11の設置面側の端部
は、連結棒13によってそれぞれ他の1本の脚11と連
結されている。調理器具の正面側の2本の脚11,11
と、背面側の2本の脚11,11が、それぞれ連結棒1
3によって連結され、脚11の座屈を防いでいる。正面
側の連結棒13と、背面側の連結棒13との間には、油
受皿7の引き出し動作を案内する一対のガイドレール1
4が掛け渡されている。ガイドレール14は、断面L字
状に形成されている。油受皿7は、ガイドレール14に
沿って出し入れ可能かつガイドレール14から離脱可能
になっている。符号7aは油受皿7を引き出すための取
っ手である。
【0021】図1において、調理器具の材質は全体が鋼
板製であり、耐熱シルバー塗装が施されている。各部材
の連結は特に説明した部分を除き溶接により行なわれて
いる。イメージのため試作品の大きさを述べると、高さ
が1〔m〕強、幅が0.6〔m〕強、奥行きが0.6
〔m〕弱である。
【0022】図3は、図1に示した調理器具の正面図で
ある。蓋4は、中央の煙突4cに向かって盛り上がった
形状に形成されている。図4は、図1に示した調理器具
の右側面図である。調理器具を持ち運ぶための取っ手9
は、調理器具の正面だけでなく、背面にも設けられてい
る。蓋4は、室1の背面上端部において蝶番15により
室1に連結され、蝶番15を支点として開閉可能になっ
ている。符号16は、蓋4を開けたときに蓋4が背面に
倒れてしまわないように支えるストッパである。
【0023】図5は、図3のA−A断面を示している。
蓋4は、室1の上端部に覆い被さるように寸法が設定さ
れている。調理部2には、上下方向の3箇所にそれぞれ
一対の軸受け21,22,23が設けられている。図5
において、室1の内壁に固定された右側の軸受け21,
22,23と、左側の軸受け21,22,23がそれぞ
れ対をなし、一対の軸受けの間に丸棒の軸24を適宜取
り付け又は取り外しできるようになっている。また、図
5では表れていないが、図5の奥行き方向にも、軸受け
21,22,23とそれぞれ同じ高さの位置に、もう一
セットの軸受けが設けられている(図6に表れてい
る)。丸棒の軸24は、調理用の網や鉄板を支持するも
のである。また、調理器具の使用方法によっては、室1
から取り外された引き出し12を支持する場合もある
(後述)。図5の例では、丸棒の軸24の上に網25が
支持されている。網25は、図7(a)に示すように構
成されている。ステンレスの円盤に沢山の孔25aを空
けて、これを網25として機能させている。図7(b)
は、バーベキューを行なう際に丸棒の軸24に支持され
る鉄板26の形状を示している。
【0024】図5に戻り、調理器具を持ち上げるための
取っ手9には、回動支点近傍に三角形のストッパー9a
が形成されている。取っ手9が持ち上がると、ストッパ
ー9aが室1の外壁にぶつかって、回動角度が制限され
るようになっている。符号27は、熱源部3と調理部2
との間に設けられた熱分散手段である。
【0025】この熱分散手段27の構成を図8に示す。
図8(a)は、正面図、図8(b)は背面図、図8
(c)は斜視図である。熱分散手段27は、山形峰続き
の本体27aと、この本体27aの峰続きの中央部に対
称に形成された2つの通気孔27bと、本体27aの峰
に固定され通気孔27bの上に傘をかける傘部材27c
とにより構成されている。この熱分散手段27は、本体
27aの峰を上にして熱源部3と調理部2との間に固定
する。本実施形態では、室1の斜面の略中央に熱分散手
段27を引っ掛ける一対のガイド28を図5の左右から
突設させ、その上に熱分散手段27が掛け渡された状態
になっている。
【0026】熱源部3を備えた引き出し12は、正面の
板が室1の引出挿入口よりも幾分大きい寸法に形成さ
れ、引き出し12が必要以上に室1の内部に押し込まれ
ないようになっている。引き出し12を室1の内部に完
全に挿入した状態でも、引き出し12の背面が室1の内
壁まで届かない程度の寸法に設定されている。
【0027】図9は、引き出し12の構成を示す斜視図
である。引き出し12の内部には、正面に近い側に仕切
り板12bが形成され2つの部屋が設けられている。た
だし、仕切り板12bは引き出し12の底面まで届いて
おらず、引き出し12の底面側で2つの部屋が連通して
いる。このうち、正面側の部屋は空気の流路を確保して
いる。一方、背面側の部屋は炭などの熱源を備えるため
の部屋、即ち熱源部3である。熱源部3の部屋には、す
のこ状の載置台29が挿入される。この載置台29の上
に炭などの熱源を備えるようになっている。載置台29
は、四角い底上げ枠体29bと、この底上げ枠体29b
の上方を覆う四角い網29aとにより構成されている。
底上げ枠体29bと網29aは鋼板製であり互いに溶接
されている。網29aは、熱源部3の部屋の寸法とほぼ
一致する寸法に設定されている。一方、底上げ枠体29
bは、網29aよりも小さい寸法に形成されており、熱
源部3の部屋に収めたときに当該枠体29aと引き出し
12の側面との間に空間が残るようになっている。これ
は、空気通路を考慮したものである。また、枠体29a
の下部には、複数の切欠29cが形成されており、熱源
部3の部屋に収めたときに空気通路が確保されるように
配慮してある。また、引き出し12の背面にも通気孔1
2cが形成されている。この通気孔12は、載置台29
を収めたときに網29aよりも下側の位置になるように
配置されている。
【0028】図5に戻り、室1の底面は、カルデラ状に
落ちこんでおり、その中央部に油抜穴31が設けられて
いる。油抜穴31の下方には油受皿7が配置されてい
る。油受皿7のガイドレール14は、連結棒13の下側
で溶接されている。このため、連結棒13は、油受皿7
を出し入れするときのストッパーとしても機能する。
【0029】図6は、図4のB−B断面を示している。
再度調理部2の軸受け21,22,23に言及すると、
上下方向に3段階に軸受け21,22,23が設けられ
ている。また、各段の軸受け21,22,23は、図6
の右と左に一本ずつ丸棒の軸24を掛け渡すことができ
るように、左右対称に2セット設けられている。各軸受
け21,22,23は、V字状に形成されている。図6
では、2段目の軸受け22に二本の丸棒の軸24が掛け
渡され、その上に網25を載せた状態を示している。蓋
4を空けて、この状態を調理器具の上から見ると、図1
0(b)のように表れる。また、網25を取り外した状
態では、図10(a)のように表れる。
【0030】図6に戻り、引き出し12の側面と室1と
の間には隙間が残るように寸法が設定されている。ま
た、そのように室1の引き出し挿入口の位置決めがなさ
れている。この隙間が油の流路として機能する。例え
ば、調理部の網25の上に食品を置き、引き出し12の
内部(熱源部3)に炭Sをくべて燃焼させると、図6に
上向きの二点鎖線で示した矢印の経路で熱気が立ち上
る。即ち、熱源部3から生じた熱気は熱分散手段27に
至り、熱気の一部は、この熱分散手段27の左右に逃れ
て広がり調理部2に至る。また、他の熱気の一部は、熱
分散手段27の山形に取り込まれ、通気孔27bを抜け
た後、傘部材27cによって分散され、調理部2に至
る。このように、熱源から生じた熱気は、熱分散手段2
7において幾つもの熱流に分散され拡散されて調理部2
に至る。また、調理された食品から落ちた油は、室1の
斜面に落ちて下方に下り、又は、熱分散手段27の斜面
に落ちて下方に下り、室1の内壁と引き出し12の側面
との間の隙間を通って、室1の底面に集まる。そして、
油は室1の底面のカルデラ形状に沿って中央の油抜孔3
1に集まり、この油抜穴31から下方の油受皿7に回収
される。
【0031】図11は、本実施形態にかかる調理器具の
第1の使用状態を示している。この使用状態は、肉、
魚、パン、クッキー、さつまいもなどの焼き物に適して
いる。蓋4を開け、2段目の軸受け22に丸棒の軸24
を2本掛け渡す。その上にステンレス網25を載せ、そ
の上にサツマイモ等の食品Eを載せる。煙突4の開閉弁
5aと、引き出し12の開閉弁6aとを食品に応じて調
節しておく。引き出し12を室1から取り出し、炭Sを
くべる。炭Sに火をつけ、引き出し12を室1に戻す。
炭Sに確実に火が回ったら、蓋4を閉める。
【0032】図12は、第2の使用状態を示している。
この使用状態は、肉、魚、チーズなどの燻製に適してい
る。蓋4を開け、1段目の軸受け21に丸棒の軸24を
掛け渡す。この軸24に燻製にしたい食品Eを吊り下げ
る。室1から引き出し12を取り出す。引き出し12に
桜チップなどのスモーク材Tをくべ、煙を出し、引き出
し12を室1に戻す。煙の状態を確認して蓋4を閉め
る。煙突の開閉弁5aは閉じておく。
【0033】図13は、第3の使用状態を示している。
この使用状態は、焼きそば、お好焼き等の鉄板焼に適し
ている。蓋4を開け、3段目の軸受け23に2本の軸2
4を掛け渡す。室1から引き出し12を抜き取り、炭S
をくべ、3段目の軸24の上に載せる。更に、1段目の
軸受け21に2本の軸24を掛け渡す。炭Sに火をつ
け、1段目の軸24の上に鉄板26を載せる。この鉄板
26の上に焼きそば等の食材Eを載せ、鉄板焼きを楽し
む。
【0034】以上説明した本発明によれば、室1の熱源
部3側を狭くすると共に熱源部3と調理部2との間に熱
分散手段27を設けたので、比較的少ない炭等で食材を
むらなく、均一に調理することができ、燃料が経済的で
ある。また、熱源部3を狭くすることにより従来より外
気にさらされる面積が減り、従来例よりも熱源部3の保
温性を高めることができるので、熱の効率が高く、やは
り燃料の経済性に繋がる。また、均一な加熱と効率のよ
い加熱は食材を美味しく調理する。また、通気孔の開閉
弁5a,6aは開口面積を自在に設定することができる
ので、食材に応じた最適な調理を行なうことが可能であ
る。また、室1の底は油抜穴31を残して閉塞したの
で、より保温性を高めることができると共に、油抜穴3
1から油受皿7に油を回収することにより、環境への悪
影響を防止することができる。
【0035】この他、蓋4を閉じて調理が可能なので、
比較的天候に左右されずに使用することができる。一台
でバーベキューと燻製の両方の調理を行なうことができ
る。器具がほぼ密閉式なので、火の粉飛びや、万が一の
器具の倒壊等があっても、火災等の事故発生に対する安
全性が高い。煙突の開閉弁により、ある程度煙のコント
ロールが可能である。調理のための操作が簡単で誰にで
も扱うことができる。鋼板製で、ある程度重量があるの
で、強風時でも器具が転倒しにくい。鋼板製のため、半
永久的に使用が可能である。
【0036】ここで、熱分散手段は、本実施形態の形態
に限られず、熱源部から上る熱気の流路を曲げて分散す
る手段であれば、形態や部品点数等は問わない。煙突4
cの数は、1つに限らず、調理部の大きさに応じて複数
設けてもよい。
【0037】また、室1は一体的に形成してもよいし、
複数の部分に分割して形成しボルトとナットからなる固
着具などで組み立てる構造としてもよい。
【0038】次に、このように室を成す筐体を、複数の
部分に分割して形成しボルトとナットからなる固着具で
組み立てる構造とした実施形態を図14乃至図22に基
づいて説明する。
【0039】図14は、本実施形態に係る調理器具60
の正面図である。また、図15は、本実施形態に係る調
理器具60の左側面図である。調理器具60は、先に詳
述した実施形態と同様に、室50の上方に食品の調理部
42を備えると共に、下方に調理部42を加熱する熱源
を配置するための熱源部43を備えている。また、調理
部42と熱源部43との間には、先の実施形態と同様に
熱分散手段が配置されている。
【0040】本実施形態において、室50を形成する筐
体は、物理的に分割された複数の部材によって組み立て
られている。本実施形態において、室50を形成する筐
体は、上段、中段、下段の3つの部分から組み立てられ
ており、調理部42を囲う筐体上段部52と、熱源部5
3を囲う筐体下段部53と、筐体上段部52及び筐体下
段部53の間に配置された筐体中段部51とを備えてい
る。本実施形態において、筐体上段部52は、円筒形状
に形成されている。筐体下段部53は、箱形に形成され
ている。筐体中段部51は、調理部42の体積と熱源部
43の体積との差を補うべくテーパ形状となっており、
外形は円錐の頂点側を切り欠いた形状で、縦断面は台形
状である。
【0041】室50の熱源部43側を室50の調理部4
2側より狭く形成しているので、調理部42を構成する
筐体上段部52の開口(蓋54によって閉塞される開
口)は、筐体下段部53の開口(筐体中段部51に接続
される開口)よりも大きくなっている。筐体上段部52
には、調理部内の温度を検出および表示する温度計58
が設けられている。
【0042】図16は、図14におけるC−C断面を示
している。筐体上段部52の内壁には、食品の調理目的
により軸を架ける箇所を適宜選択できるように軸受け7
1および72が形成されている。また、筐体中段部51
の内壁には、熱分散手段77を配するための係合部であ
るガイド78が形成されている。更に、筐体中段部51
の内壁には、調理形態によって熱源を調理部42の近傍
に配置するため、軸受け73も設けられている。
【0043】ここで、本実施形態において用いられる熱
分散手段77を図17に示す。図17(a)は正面図、
図17(b)は背面図、図17(c)は斜視図である。
基本的構成は前述した実施形態と変わらず、熱分散手段
77は、山形峰続きの本体77aと、この本体峰続きの
中央部に対称に形成された2つの通気孔77bと、通気
孔77bを覆う傘部材77cからなる。そして、本実施
形態では、通気孔77bの周囲に肉厚部77dを形成し
ている。熱分散手段77は室50の内部において熱源近
くに配されるため、加えられる温度変化が大きい。この
加熱・空冷サイクル等に起因する応力状態の変化が通気
孔77bの形状変化n与える影響を肉厚部77dにより
抑制することが可能である。これにより、長年使用して
も形状の変化等の経年変形が起こりにくく、当初の熱分
散状態を維持することができる。また、本実施形態では
室50を複数の部材により構成される構造としたため、
一体成型した場合に比べ熱分散手段77が取り外された
状態で保管される場合が増加する。このため、落下等の
予期しない負荷が熱分散手段77にかかり、応力集中の
生じやすい通気孔77bの周囲から変形が生じるおそれ
がある。したがって、本実施形態では肉厚部77dによ
り変形が生じ難いように規制し、熱気の分散状態の適正
な保持を図る構成としている。
【0044】図14および図15に戻り、筐体下段部5
3には、室50の内部に出し入れ可能かつ室50から離
脱可能な引き出し62が装備されている。この引き出し
62が挿入されることにより、熱源が調理に最適な位置
に配されることとなる(図16参照)。この引き出し6
2の正面には、熱源部43と連通する通気孔56が形成
されている。この通気孔56には、蝶ネジとナットから
なる固定具によって略半月板状の開閉弁56aが取り付
けられており、開口面積の調整が可能である。引き出し
62には出し入れするためのアーチ状の取っ手62aが
設けられている。
【0045】本実施形態では、分離部(ボルトとナット
で接続された部分)を2ヶ所有する筐体構造を採用し、
筐体上段部52と、筐体下段部53と、筐体中段部51
とから、室50が形成される。このため、筐体を複数に
分離した状態で梱包及び運送を行うことができ、梱包の
コンパクト化、積み込みの際の省スペース化を図ること
ができる。また、部品毎に持ち運べるので、重い筐体全
体ではなく軽い部品として持ち運びを行うことができ
る。更に、筐体を分離することで、製造工程において複
雑な成形をしなくて済み、構成部材の厚みの均質化を図
ることも容易となる。
【0046】また、本実施形態では前述した実施形態と
同様に、蓋54には、調理部42を外部と連通させるた
めの煙突54cが設けられている。煙突54cには、開
口面積を自在に設定可能な通気孔55が設けられてい
る。図15及び図16に示すように、蓋54は蝶番65
を支点として開閉可能とされている。本実施形態では、
蓋54の開度を制限するストッパを調理器具の内部に設
けている。ストッパは、一端部がフック状に形成される
と共に他端部に回動支点が設けられたストッパ本体76
を備え、その回動支点を蓋54の内壁に固定し、該スト
ッパ本体76が蓋54の開度に応じて重力を受けて回動
し、一端のフック状部が筐体上段部52の縁部52aに
引っかかって蓋54の開度を制限するようになってい
る。これにより、蓋54が略倒立した状態までしか開か
ないように規制される。図18は、蓋54を開き、スト
ッパが有効に機能している状態を図示した平面図であ
る。本実施形態では、このように、蓋54のストッパを
筐体の外側では無く室内側に配置している。このため、
先の実施形態のようにストッパを筐体外部に突設させた
場合に比べ、梱包時ないし収納時の省スペース化が図れ
るようになっている。
【0047】図14乃至図16に戻り、蓋54には取っ
手54aが設けられている。本実施例では、取っ手54
aを、蓋54の外周端部ではなく蓋の外周部より内側に
設けている。これにより、取っ手54aが蓋54の外周
部から側方に突出しないため、前述したストッパを内部
に設けた構成と相俟って、更なる省スペース化を図るこ
とができる。
【0048】熱源部43の下方には、室50から排出さ
れる油を受けるための油受け57が装備されている。油
受け57は一対のガイドレール64上に着脱可能に載置
され、引き出しのようにスライド可能になっている。一
対のガイドレール64は、脚61の端部を連結している
2本の連結棒63(筐体の前後に1本ずつある)の間に
平行に掛け渡され、溶接されている。調理の結果生じた
油は、先の実施形態と同様に、調理部42から筐体中段
部51の内壁又は熱分散手段77の斜面に落下し、それ
らの斜面に沿って筐体下段部53の内壁に下り、下方の
油抜穴81を通って油受皿57に集められる。図18に
示すように、熱分散手段77の幅は熱源部43を覆い隠
すように設計し、かつ、通気孔77bを覆うように傘部
材77cを設け、これにより、油が熱源部43に落ちて
燃料に影響を与えることを防いでいる。
【0049】次に、本実施形態における調理器具60の
組立方法について説明する。図19は調理器具60を構
成する各部材の組立方法を示した分解斜視図である。筐
体の上段部52、中段部51、下段部53には、互いを
連結する際に接合される鍔状部51a、51b、52
b、53aが設けられている。ここで、筐体上段部52
の下端に設けられた鍔状部52bは筐体中段部51の上
端に形成された鍔状部51bと接合される。また、筐体
下段部53の上端に形成された鍔状部53aは筐体中段
部51の下端に形成された鍔状部51aと接合される。
筐体要素51,52,53相互間の接合は、ボルトとナ
ットからなる固定具80を筐体の周辺から均等に複数締
め付けることにより行われる。この固定具80の締め付
けにより、筐体内部には通気口を残した略密閉空間(室
50)が形成される。また、本実施形態では、脚61の
上端部に雌ねじ部61bを設け、筐体上段部52の下端
の鍔状部52bと、筐体中段部51の上端の鍔状部51
bとを介して、雌ねじ部61bに対し蝶ねじ82を締め
付けることによって、脚61の一端部を筐体に固定する
と同時に筐体上段部52と筐体中段部51との間の接合
力を高め、かつ、接合に必要な固定具80の数を減ら
し、部品点数の削減と製造工程の削減に寄与する構成と
なっている。本実施形態では、筐体中段部51と筐体上
段部52とを接合するために、固定具80と蝶ねじ82
とを鍔状部の円周に沿って交互に配置している。また、
固定具80が挿通される貫通孔83は、熱分散手段77
の長手方向を中心として対称をなすように配置されてい
る。
【0050】一方、各脚61の下端にはホルダー61a
が設けられている。このホルダー61aには連結棒63
のL字状端部が挿入される。図20は、調理器具の脚部
を組み立てた状態を示した斜視図である。各ホルダー6
1aに連結棒63のL字状端部が挿入されることによ
り、4本の脚61に対し、油受皿57及びそのガイドレ
ール64が取り付けられる。かつ、連結棒63により、
各脚間の幅が規制される。これによると、各脚61の上
端部が筐体に固定されると共に、下端部が連結棒63及
びガイドレール64により連結され、安定したトラス構
造を構成する。油受皿57のガイドレール64をトラス
構造の一部とすることにより部品点数を少なくしてい
る。また、各脚61の上端部を、調理器具60の最大外
周であって、かつ、比較的上方に位置する筐体上段部5
2と筐体中段部51との接合部(鍔状部51b,52
b)に固定したので、調理器具60の直立安定性を高め
ることができる。また、本実施形態によれば、調理器具
60を構成する筐体及び脚をバラバラに分解し、また、
組み立てることができるので、梱包の容易化、積み込み
時の省スペース化、部品単位で持ち運べることによる持
ち運びの軽量化を図ることが可能である。
【0051】続いて、蓋54と筐体上段部52との連結
構造を図15及び図21に基づいて説明する。蓋54
は、蝶番65によって筐体上段部52に取り付けられて
いる。蝶番65は、蓋54の縁の一部に固定されたパイ
プ65bと、筐体上段部52の上端部に形成されパイプ
65bの内部に挿入される回動軸65aとを嵌合するこ
とにより構成される。パイプ65bと、回動軸65aと
は着脱自在になっており、この蝶番65をばらすことに
よって、筐体上段部52から蓋54を取り外すことがで
きる。
【0052】以上のように、室50を形成する筐体を、
上段部52、中段部51、及び下段部53に分離可能な
構成とし、さらに蓋54を上段部52から取り外し可能
とすることにより、調理器具60をコンパクトに収納、
梱包することが可能となる。
【0053】図22は、調理器具60を分解した後、収
納、梱包する際の一形態を示したものである。筐体上段
部52の内部に筐体中段部51を収納し、この筐体中段
部51の内部に筐体下段部53を収納する。これによ
り、一体的に形成された筐体に比べ、略3分の1のスペ
ースに収納できる。この際、前述したように取っ手54
aを側方に突出させず、かつ、蓋54のストッパを当該
蓋54の内壁側に配したことにより、収納時に筐体要素
51,52,53の側方に突出する部分もない(筐体上
段部52に固定された温度計は、当該筐体上段部52の
縁に形成された鍔の先端よりも内側に収まっている)。
従って、例えば、方形の梱包箱に収納する際に、その梱
包箱の容積を低減することができ、これに伴い、梱包箱
自体の体積を低減することも可能となり、車両への積み
込みの際も、積み込みスペースを効率的に使うことがで
きる。
【0054】図22においては、蓋54を煙突部54c
が上方に突出する状態で載置するように図示したが、煙
突部54cが下方に向くように載置しても良い。これに
より、煙突部54cの上方への出っ張りを抑えることが
でき、より効率的な収納が可能となる。更にこの場合、
収納時の取っ手54aの位置が、筐体中段部51と筐体
下段部53との間のスペースに配置されるように、該取
っ手54aの取り付け位置を予め調節することにより、
より一層効率的な収納が可能となる。
【0055】ここで、筐体の分割位置及び分割数は本実
施形態に限られず、調理部と熱源部との間の少なくとも
1ヶ所で分離可能に構成されていればよい。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、室の熱源部側を狭くすると共に
熱源部と調理部との間に熱分散手段を設けたので、比較
的少ない炭等で食材をむらなく、均一に調理することが
でき、燃料が経済的である。また、熱源部を狭くするこ
とにより従来より外気にさらされる面積が減り、従来例
よりも熱源部の保温性を高めることができるので、熱の
効率が高く、やはり燃料の経済性に繋がる。
【0057】また、請求項2又は3記載の発明では、通
気孔の開口面積を自在に設定することができるので、食
材に応じた最適な調理を行なうことが可能である。
【0058】また、請求項4記載の発明では、室の底を
油抜穴を残して閉塞したので、より保温性を高めること
ができると共に、油抜穴から油受皿に油を回収すること
により、環境への悪影響を防止することができる。
【0059】また、請求項5記載の発明では、室を形成
する筐体を分解組立可能な構成としたので、比較的軽い
パーツ毎に持ち運ぶことが可能となり、また、収納時の
省スペース化を図ることが可能である。更に、筐体全体
の形状が複雑な場合でも、パーツ毎に成形することが可
能であるため、筐体全体を一体的に成形する場合に比べ
成形が容易となる。
【0060】また、請求項6記載の発明では、調理器具
の外周から取っ手や蓋のストッパが突出しない構成とな
っているため、筐体を分解収納する際に、側方のデッド
スペースを抑制することができる、という従来にない優
れた調理器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す煙突部の拡大斜視図である。
【図3】図1に示す調理器具の正面図である。
【図4】図1に示す調理器具の右側面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】調理用附属品の構成を示す斜視図であり、図7
(a)はステンレス網、図7(b)は鉄板を示す。
【図8】図5等に示す熱分散手段の構成図であり、図8
(a)は正面図、図8(b)は背面図、図8(c)は斜
視図を示す。
【図9】図1等に示す引き出しの斜視図である。
【図10】図1に示す調理器具の蓋を空けた状態での平
面図であり、図10(a)はステンレス網を取り除いた
状態、図10(b)はステンレス網を置いた状態を示
す。
【図11】第1の使用状態図である。
【図12】第2の使用状態図である。
【図13】第3の使用状態図である。
【図14】本発明にかかる分解組立可能な調理器具の一
実施形態を示す正面図である。
【図15】図14に示す調理器具の側面図である。
【図16】図14に示す調理器具のC−C断面図であ
る。
【図17】図16に示す熱分散手段の構成図であり、図
17(a)は正面図、図17(b)は背面図、図17
(c)は斜視図である。
【図18】図14に示す調理器具の蓋を開けた状態での
平面図である。
【図19】図14に示す調理器具の分解斜視図である。
【図20】図14に示す調理器具の脚部下方の拡大斜視
図である。
【図21】図14に示す蓋の取り付け構造を示す平面図
である。
【図22】図14に示す調理器具の収納の一形態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1,50 室 2,42 調理部 3,43 熱源部 4,54 蓋 5 調理部近傍の通気孔 6 熱源部近傍の通気孔 7 油受皿 27 熱分散手段 31 油抜穴 54a 取っ手 51 筐体中段部 52 筐体上段部 53 筐体下段部 76 ストッパ本体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室の上方に食品の調理部を設けると共
    に、当該室の下方に前記調理部を加熱する熱源を備える
    ための熱源部を設け、前記室の調理部側の端部に当該端
    部を開閉可能な蓋を備えた調理器具において、 前記室の前記熱源部側を前記調理部側より狭く形成する
    と共に、 前記調理部と熱源部との間に、該熱源部より生じた熱気
    の流路を分散する熱分散手段を設けたことを特徴とする
    調理器具。
  2. 【請求項2】 前記調理部の近傍に、開口面積を自在に
    設定可能な通気孔を設けた請求項1記載の調理器具。
  3. 【請求項3】 前記熱源部の近傍に、開口面積を自在に
    設定可能な通気孔を設けた請求項1又は2記載の調理器
    具。
  4. 【請求項4】 前記室の熱源部側の底は油抜孔を残して
    閉塞し、該油抜孔から落ちる油を受けとめる油受皿を着
    脱自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の調理器
    具。
  5. 【請求項5】 前記室を形成する筐体は、前記調理部と
    熱源部との間の少なくとも1ヶ所で分離可能に構成され
    ていることを特徴とした請求項1記載の調理器具。
  6. 【請求項6】 前記蓋を開閉するための取っ手と、該蓋
    の開度を制限するストッパとを備え、 前記取っ手は、前記蓋の外周部より内側に配置すると共
    に、 前記ストッパは、前記室の内部側に設けたことを特徴と
    する請求項5記載の調理器具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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