JP2001128754A - 配膳車 - Google Patents

配膳車

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JP2001128754A
JP2001128754A JP31585599A JP31585599A JP2001128754A JP 2001128754 A JP2001128754 A JP 2001128754A JP 31585599 A JP31585599 A JP 31585599A JP 31585599 A JP31585599 A JP 31585599A JP 2001128754 A JP2001128754 A JP 2001128754A
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JP
Japan
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main body
tank
disinfecting solution
wheels
serving
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JP31585599A
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Inventor
Hiroshi Iwamoto
博 岩本
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OTA JIKO KK
Original Assignee
OTA JIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便でより効率的かつより効果的な殺菌消毒
を行うことのできる配膳車を提供する。 【解決手段】 少なくとも一つの側面にトレー出し入れ
用扉を有する箱状の本体と、該本体内を上下複数段に間
仕切るとともにトレーを載せるための棚部と、該本体の
下部に取り付けられた走行用車輪とからなる配膳車にお
いて、消毒液を収容するタンク11と、庫内の適所及び
/又は車輪の近傍に取り付けられた複数の消毒液噴霧用
スプレーノズル12と、該スプレーノズルと該タンクを
連結する配管13と、消毒液を該タンクから該スプレー
ノズルに圧送させる圧送手段14とを具備することを特
徴とする配膳車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院、学校、ホテ
ル、宴会場等のように多数の人に食事を提供する施設に
おいて利用される配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、病院等において入院している患
者に食事を提供する際に、配膳車が利用される。この配
膳車は厨房室から各病室へ食事を運ぶためもので、本体
には何段かの棚が備えられるとともに、下部には車輪が
取り付けられている。そして、主食や副食等を盛りつけ
た食器を乗せたトレーをその棚に並べて置き、各病室へ
運ばれるようになっている。
【0003】ところで、配膳車において使用上問題とな
るのが、配膳を終えて厨房室に戻ったときの庫内壁、扉
の庫内側、車輪などの殺菌消毒である。従来、配膳車の
庫内壁や扉の庫内側の殺菌消毒は、アルコールや薄めた
逆性石鹸液など浸した布で清拭したり、これらの液を収
容したスプレー容器を用いて噴霧したのち清拭したりす
るのが一般的であった。
【0004】しかしながら、このように手作業で清拭あ
るいは噴霧・清拭する方法では、その作業に相当長い時
間が必要であり、それに応じた人手を確保する必要があ
った。また、アルコールや逆性石鹸液を浸したり、噴霧
したりする量も作業者の感にたよるしかなく、多すぎた
り、少なすぎたりすることが多々あり、効率的なものと
は言えなかった。さらに、配膳車の車輪は床面上に付着
した雑菌やゴミと接触し、これらを庫内に導くおそれが
あるが、その車輪の殺菌消毒は殆ど行われていないのが
実状であった。最近では、院内感染が社会問題化してお
り、院内感染防止の観点からも、配膳車の上記各所のよ
り有効的な殺菌消毒の手法の実現が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡便でより
効率的かつより効果的な殺菌消毒を行うことのできる配
膳車を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、少なくとも一つの側
面にトレー出し入れ用扉を有する箱状の本体と、該本体
内を上下複数段に間仕切るとともにトレーを載せるため
の棚部と、該本体の下部に取り付けられた走行用車輪と
からなる配膳車において、消毒液を収容するタンクと、
庫内の適所及び/又は車輪の近傍に取り付けられた複数
の消毒液噴霧用スプレーノズルと、該スプレーノズルと
該タンクを連結する配管と、消毒液を該タンクから該ス
プレーノズルに圧送させる圧送手段とを具備することを
特徴とする配膳車が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を好まし
い実施例に基づいて詳述する。図1は、本発明の一実施
例である温・冷配膳車の全体外観を示す斜視図である。
この温・冷配膳車は、温食と冷食を区分けして載せる専
用のトレーを用いて、これらを保温、保冷する装置を台
車に搭載したもので、調理された状態とほぼ同じ状態で
食事を入院患者等へ提供できるようにするものである。
なお、図示の例は、48膳用のものである。
【0008】本実施例の配膳車は、箱状の本体1の下部
に移動運搬用の台車2を取り付けた構造となっている。
本体1の一側面は開放され、そこにはトレー出し入れ用
の開閉扉3が取り付けられている。また、本体1の庫内
には上下に区画を間仕切り、トレーを並べて置くための
棚4が複数段、設けられている。一方、台車2には移動
運搬用の車輪5が取り付けられている。本体1には図示
はしないが、保温、保冷のための上記装置が搭載されて
いる。また、本体1は必要に応じて抗菌処理された材料
で構成することができる。なお、図中、6は配膳車の位
置を固定するためにペダルを押し込むだけでその固定が
可能なペダルストッパー、7は障害物等に衝突した際に
その衝撃を緩和するためのバンパー、8は手で配膳車を
移動させる際に用いるハンドル、9は当該配膳車の運転
や、後述の消毒液噴霧システムの動作、あるいは保温、
保冷状態を監視、制御するための制御盤である。ここま
では、従来公知の温・冷配膳車の構成と同様である。
【0009】次に、本実施例の配膳車に設置された消毒
液噴霧システムについて説明する。図2は本システムの
要部を説明するための斜視図、図3は概念図である。本
システムは、消毒液を収容するタンク11と、庫内の適
所と車輪の近傍にそれぞれ取り付けられた複数の消毒液
噴霧用スプレーノズル12と、各スプレーノズル12と
タンク11を連結する配管13と、消毒液をタンク11
から各スプレーノズル12に圧送させる電磁ポンプ14
と、消毒液の供給路を切り替える切替電磁弁15と、供
給する消毒液の流量を調整する流量調整弁16から構成
される。電磁ポンプ14、切替電磁弁15及び流量調整
弁16の動作は制御盤10で制御できるようになってい
る。また、制御盤10には本システムの運転のオンオフ
を行う起動スイッチ、噴霧の開始を指示するスイッチ、
運転の時間制御を行うタイマー(図示せず)等が設置さ
れており、押しボタンのワンタッチ操作により消毒作業
が行えるようになっている。
【0010】タンク11の材料は消毒液を収容しうるも
のであれば特に限定されず、プラスチックやステンレス
等の材料を使用することができる。また、タンク11の
構造も配膳車の構造に応じた各種のものとすることがで
きる。タンク11は配膳や搬送移動にじゃまにならない
箇所、例えば台車の下部や天板の下等に取り付けること
が好ましい。本実施例では台車の下部に取り付けられて
いる。タンク11は着脱自在タイプのものでもよいし、
固定式のものでもよい。スプレーノズル12は、本体1
1の庫内の上部にその両側から庫内に消毒液が均一に噴
霧されるよう取り付けられる。また、スプレーノズル1
2は、車輪5の消毒のため、車輪5の近傍の台車部分に
車輪5への噴霧が適切になされるように取り付けられ
る。スプレーノズル12の取付個数、取付間隔は配膳車
の大きさ、消毒液の種類等に応じて適宜決定される。ス
プレーノズル12のノズル径も配膳車の大きさ、消毒液
等に応じて適宜決定されるが、通常180〜200μm
程度である。スプレーノズル12の材料にはプラスチッ
クやステンレス等を使用することができる。スプレーノ
ズル12の取付は板金部品、ニップル等を用いた公知の
方法で行うことができる。配管13の材料は消毒液の供
給に適切でかつ供給圧力に耐えるものであれば適宜の材
料が使用可能であり、例えばプラスチックやステンレス
等を使用することができる。配管13の管径、肉厚は上
記供給圧力に耐えうる適当な値に設定される。電磁ポン
プ14、切替電磁弁15、流量調整弁16としては、そ
れぞれ市販の適当なものを使用することができる。
【0011】本発明において用いる消毒液は、有害作用
を示さずに、一般的殺菌性や抗菌性を有するものであれ
ばよく、従来公知の各種のものが用いられる。このよう
なものには、食品に対して一般的に使用されているも
の、例えば、次亜塩素酸ナトリウム、エタノール、イソ
チオシアン酸アリル等の殺菌剤(抗菌剤)を含む溶液が
包含される。この場合、その溶液は、通常、水溶液であ
ることができる。本発明では、好ましくは次亜塩素酸ナ
トリウムの水溶液が用いられる。溶液中の殺菌剤(抗菌
剤)の濃度は、それら殺菌剤(抗菌剤)の種類に応じて
適宜選定される。
【0012】次に、本実施例の消毒液噴霧システムの動
作について説明する。まず、配膳車から食器とトレーを
庫外に搬出する。次に、図示しないメインスイッチをオ
ンにして、電磁ポンプ14を連続運転させ、切替電磁弁
15は庫内供給用に切り替える。ここで流量調整弁16
は適切な噴霧量になるように、あらかじめ必要に応じて
調整しておく。ここで噴霧開始用スイッチをオンにして
スプレーノズル12から配膳車本体1の庫内への噴霧を
開始する。タイマーの設定時間の経過により、噴霧を停
止する。次に、切替電磁弁15を車輪供給用に切り替
え、噴霧開始用スイッチをオンにして車輪5への噴霧を
開始する。タイマーの設定時間の経過により、噴霧を停
止する。庫内において噴霧された消毒液は、浮遊してい
る雑菌を内壁や棚部に沈降させたり、内壁に付着してい
る棚部や床部に沈降させるので、これらを清潔な布など
で拭き取ることにより、殺菌消毒をすることができる。
また、車輪に噴霧された消毒液は、車輪に付着したゴミ
や雑菌を床に沈降させるので、その沈降した液をモップ
等で拭き取ることにより、殺菌消毒をすることができ
る。
【0013】以上本発明を一実施例により説明してきた
が、本発明は上記実施例のみに限定されず、種々の変
形、変更が可能である。例えば、上記では、温・冷配膳
車の場合について説明したが、本発明は保温、保冷をし
ないタイプの配膳車にも適用可能である。また、移動運
搬用の車輪は人力で運搬するタイプのものでもよいし、
モータ駆動を利用して運搬するタイプのものでもよい
し、その両方の機能を有するものでもよい。また、上記
では、消毒液の噴霧を庫内と車輪に対して行ったが、庫
内のみ、あるいは車輪のみに行うように構成することも
できる。さらに、本発明による配膳車は、病院のみなら
ず、ホテル、学校、宴会場等のように多数の人に食事を
提供する施設において好適に利用される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成を採用したの
で、簡便でより効率的かつより効果的な殺菌消毒を行う
ことのできる配膳車を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る温・冷配膳車の全体構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の配膳車の消毒液噴霧システムの要部を示
す斜視図である。
【図3】図1の配膳車の消毒液噴霧システムの概念図で
ある。
【符号の説明】
1 配膳車本体 2 台車 3 開閉扉 4 棚 5 車輪 6 ペダルストッ
パー 7 バンパー 8 ハンドル 9 制御盤 11 タンク 12 スプレーノズル 13 配管 14 電磁ポンプ 15 切替電磁弁 16 流量調整弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの側面にトレー出し入れ
    用扉を有する箱状の本体と、該本体内を上下複数段に間
    仕切るとともにトレーを載せるための棚部と、該本体の
    下部に取り付けられた走行用車輪とからなる配膳車にお
    いて、 消毒液を収容するタンクと、 庫内の適所及び/又は車輪の近傍に取り付けられた複数
    の消毒液噴霧用スプレーノズルと、 該スプレーノズルと該タンクを連結する配管と、 消毒液を該タンクから該スプレーノズルに圧送させる圧
    送手段とを具備することを特徴とする配膳車。
  2. 【請求項2】 該圧送手段が電動ポンプである請求項1
    の配膳車。
  3. 【請求項3】 該配管の途中に、該スプレーノズルに供
    給される該消毒液の流量を制御する流量調整手段が設け
    られている請求項1又は2の配膳車。
  4. 【請求項4】 該消毒液が次亜塩素酸ナトリウムである
    請求項1〜3のいずれかの配膳車。
JP31585599A 1999-11-05 1999-11-05 配膳車 Pending JP2001128754A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109124054A (zh) * 2018-10-10 2019-01-04 淮北市金鑫电动车有限公司 一种带有消毒功能的电动食品车
CN110339386A (zh) * 2019-06-28 2019-10-18 郑州职业技术学院 一种器材整理、消毒装置
CN114869056A (zh) * 2022-06-02 2022-08-09 浙江荣华家具有限公司 一种便捷式防疫餐桌

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