JP2001128546A - セルロースから作られた植生マット及びその栽培方法 - Google Patents

セルロースから作られた植生マット及びその栽培方法

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JP2001128546A
JP2001128546A JP31379699A JP31379699A JP2001128546A JP 2001128546 A JP2001128546 A JP 2001128546A JP 31379699 A JP31379699 A JP 31379699A JP 31379699 A JP31379699 A JP 31379699A JP 2001128546 A JP2001128546 A JP 2001128546A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】栽培マットにおいて緑化を図るに景観性や衛生
面が良く、速めに仕上げが行われ、植付けや取り扱い性
が良く、高能率で年間の生産が可能で安価で生産出来る
ようにする 【手段】セルロースのシート2をジュートやココナッツ
ヤシ繊維3を種子6を挟装して易分解の糸5により重合
して補強された栽培マットシート7とし植物の茎や葉3
を露呈したものの成長と育成を図り、発芽や発根が終了
した時点でロール状に巻き上げて養生畑に移向し安定姿
勢で植生を図り出荷する。 【効果】セダム類の発根が完全に安定して早期に行うこ
とが出来、年間生産が可能であり、安価に緑化が行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、基礎状に緑化を植生
するに際し、その植物栽培がし易くした技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】近時平地や構造物の上にセダム類等の植
物で緑化する技術が広まっており、マット仕上げするよ
うな技術も出回りはじめているが、該種マットにはジュ
ートやココナッツヤシ繊維等の糸等やひご状等のものが
使用されている態様が多いが、該種セダム類の植付けは
長期間の養生回復の途中等や台風による逸走等により当
該植付けがし難く初期の目的が達成されないという欠点
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、これらの故に
高い確率で植付けが出来にくく、取り扱い性が極めて困
難である難点があり、年間を通しての生産が出来ない不
都合さがあり、且つ、結果的に高価につくデメリットが
あった。
【0004】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく、かかる植生マットによる緑化栽培技術の有する
種々の問題点を解決すべき技術的課題とし、早期の仕上
げが高い確率で植付けし易くし、且つ、1年間を通して
良好な生産性があり、且つ、安価に生産することが出来
るセルロースから作られた植生マット及びその栽培方法
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述目的に沿い、先述特
許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成は前述
課題を解決するために、繊維質から作られた植生マット
に植物の種子類を散在させた植物を植付かせて緑化する
において、上記繊維質がセルロースから作られたシート
を薄膜状にされている植生マットを基幹とし、又、上記
薄膜状のセルロースシートが易分解の糸により補強され
るようにされているようにし、上記薄膜状のセルロース
シートに補強マットが重合されているようにもし、上記
薄膜状のセルロースシートと補強マットの間に植物の種
子類が散在状に挟装されているようにもし、上記植生マ
ットをスプリンクラーを介して多段ベット状に積層する
ようにもした技術的手段を講じたものである。
【0006】
【作用】人口構築物や基礎上に緑化施工を行うに植生マ
ットを用いて栽培するようにし、この際、薄手のシート
状のセルロースの紙等に似たマットにセダム類等の種子
を散在し、該セルロースシートに対し易分解の糸により
補強されるようにしたり更に、該セルロースに対しジュ
ートやココナッツヤシ繊維等の補強マットを易分解の糸
等を介し重合し、更にこれらの栽培マットをスプリンク
ラーを介して多段に重層し、而して、栽培マットの上面
には種子やセダム類の茎と葉を散在させてスプリンクラ
ーにより霧状に吸湿状態にし、水循環システムを用いな
いで、水や水や液肥を霧状に吸湿させて植生マットと各
ベットに挟装した植物のみは吸湿状態により1週間ぐら
いで発芽し、三週間程度で植物の根が充分にマットに回
り込んだ後はロール状に巻き上げて、養生畑に移し、当
該養生畑で2週間養生し、出荷するようにしたものであ
る。
【0007】
【発明が実施しようとする形態】次に、この出願の発明
の実施しようとする形態を実施例の態様として図面に従
って説明すれば、以下の通りである。
【0008】
【実施例】図1に示す実施例は植生マット1として紙に
近い脆いセルロース2を1枚のみ使用する態様であり、
該植生マットのセルロースシート2の上面に例えば、植
物の種子を所定ランダムに散在しておくのである。
【0009】該種セルロースシート2は紙類に近く極め
て脆いものであるために、図2に示す態様の如く該セル
ロースシート2の上面に薄い紙4を敷設して重合し重合
し更に易分解性の糸5により重合して耐久性が良好にす
るようにし、該セルロースシート2と紙4との間に植物
の種子6を散在させて挟装する。
【0010】而して、上述態様よりも更に、経年的な対
応性を向上するために発根を行う態様においては図4の
セルロースシート2に対しこの上部、下部、中間にジュ
ートやココナッツ椰子の繊維7を重合して易分解の糸5
により縫い合わせて栽培マット1´ とする態様であ
る。
【0011】勿論、これらの態様において各重合する栽
培マット1´ 間には所定の種子を挟装することは勿論
のことである。
【0012】而して、上述態様のいづれにおいても、重
合する栽培マット1´ は易分解の糸5により縫い合わ
せられているために種子6は容易に逸散せず、散在姿勢
を保ち発芽、或いは発根が経時的に可能である。
【0013】而して、このようにすることにより初期セ
ット以降の降雨や台風等による種子6の逸散や流出は確
実に防止出来、その発芽植生は保証され経時的に緑化が
保証されるものである。
【0014】尚、図3における栽培マット3´ のサン
ドイッチ状の重合状態においては重層状態が可能である
ものである。
【0015】次ぎに、該種植生マット3´ による緑化
を行うに際しての栽培方法について説明すると、狭い空
間の納屋等においては下部の所定タイプの台状の下部基
礎8の上に重合しない所定段数のラック状の図示しない
フレームにパレット状のベット9と栽培マット1´ 及
びジュート7を積層して所定段数積み上げ、各段数の上
部には灌水ライン10に接続したスプリンクラー11が
あるようにし、而して、該スプリンクラー11から霧1
2を所定サイクルで散水し、栽培マット1´と茎と葉の
セダム類13を霧状態で吸湿状態にする。
【0016】尚、各段数の発芽13をカバーするように
水透性のカバー14をかけて植物13の吸湿状態が均一
に保持出来るようにする。
【0017】尚、セダム類3はかかるスプリンクラー1
1の緩結的な霧状の吸湿で薄暗い部屋のスペースの中で
も発根が可能ではあるが、種々の作業に際し、補助ライ
ト15を図7に示すように配設させるようにしても何等
支承はない。
【0018】尚、スプリンクラー11から霧状に振りか
けるものは水に限らず液肥等でも良いことは勿論のこと
である。
【0019】尚、栽培マット1´ は図1に示す1枚の
セルロースシート1であっても良く、又、植物は発芽の
セダム類に限らず、各種の植物の種子であっても良いこ
とは勿論のことである。
【0020】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論であり、例えば、図4に
示す多段式のベット方式に積層する態様ばかりでなく、
水耕栽培方式等も可能ではある等種々の態様が採用可能
である。
【0021】又、図8に示す様に、セルロースシート1
を基板としその上部にマット1´をアンカー13´ に
固定して植生4を行うようにしても良いものである。
【0022】多段式のベットの各栽培マットに対するセ
ダム類3等の発芽部分は予め播き発芽させて、一応の育
成をおえたものを植生るようにすることも可能である。
【0023】このようにして、1週間程度発根し又、3
週間程発根状態が栽培マット1´に回り込んだ状態では
ロール状にまきあげて養生畑へ移して該養生畑で完全に
発根状態が得られ台風等による影響等もうけない状態に
育成されたら出荷する。
【発明の効果】
【0024】以上、この出願の発明によれば、基本的に
近時マットに種子を発芽させて均衡構築物や屋根の上等
に於いて緑化を図る緑化方法であって該マットシートを
基本的にセルロースにし、そこへ発芽する種子等を散在
させて下部基礎において多段のベット状に積層させて水
循環式ではなく水や液肥をスプリンクラーを介し定期的
に霧状に吸湿状態にすることにより栽培マットと植物だ
けが吸湿状態に保つことが出来、取り扱い性が良く、ロ
ール状にして養生畑に於いて養生させることが容易に行
われ発芽した植生も台風等による損傷や取り扱い中にお
ける損傷がなく設計通りの緑化が出来るという優れた効
果が奏される。
【0025】又、セダム類等やシート上の植生物がジュ
ートやココナッツヤシ繊維等のマットシートの使用によ
るためにいづれもその植付けが確実に行われ、速く仕上
げることが出来、高い効率で植付けが出来取り扱い性も
良く、1年を通しての年間生産が可能であり、且つ、コ
ストダウンが図れるという優れた効果が奏される。
【0026】又、セルロースをジュートやココナッツヤ
シ繊維等の繊維質をセダム類の繊維質を介して重合させ
て補強することにより栽培マットの強度が良くなり、良
好な取り扱いにより植物の植生が損なわれたり、台風に
よるダメージを受けることもないという優れた効果が奏
される。
【0027】又、セルロースに重合するジュートやココ
ナッツヤシ繊維の発根層が容易に入手が出来、栽培が容
易且つ能率良く行われるという効果も奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】栽培マットとしてのセルロースシートの概略斜
視図である。
【図2】該セルロースの上に薄い紙を積層した栽培マッ
トシートの易分解糸による縫い合わせによる重合マット
シートのそく断面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】ジュートやココナッツヤシ繊維をセルロースに
重合させた栽培マットの断面図である。
【図5】多段ベットの栽培用の多段ベットのスプリンク
ラーの取り合いを示す断面図である。
【図6】ベットとセダム類のスプリンクラーによる霧状
の吸湿状態をカバーを介して行う断面図である。
【図7】栽培段階における補助ライトの取り合い断面図
である。
【図8】他の実施例の側断面図である。
【符号の説明】
1,1´ 植生マット 6 種子 13 茎と葉 2 セルロースのマットシート 5 易分解の糸 3´ ジュートとココナッツヤシ繊維の重合の
栽培マット 11 スプリンクラー 9 ベット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維質から作られたシート状の植生マット
    に植物の種子、或いは、茎と葉を散在させて植付かせて
    緑化栽培する植生マットにおいて、上記繊維質シートが
    セルロースから作られたシートであることを特徴とする
    セルロースから作られた植生マット。
  2. 【請求項2】上記薄膜状のセルロースシートが易分解の
    糸により補強されるようにされていることを特徴とする
    請求項1記載のセルロースから作られた植生マット。
  3. 【請求項3】上記薄膜状のセルロースシートに補強マッ
    トが重合されていることを特徴とする請求項1記載のセ
    ルロースから作られた植生マット。
  4. 【請求項4】上記薄膜状のセルロースシートと補強マッ
    トの間に植物の種子類が散在状に挟装されていることを
    特徴とする請求項3記載のセルロースから作られた植生
    マットによる栽培方法。
  5. 【請求項5】上記植生マットをスプリンクラーを介して
    複段ベット状に積層するようにすることを特徴とするセ
    ルロースから作られた植生マットによる栽培方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101145901B1 (ko) * 2010-01-14 2012-05-15 서울여자대학교 산학협력단 돌나물 매트의 제조방법

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