JP2001128383A - 充電制御回路 - Google Patents

充電制御回路

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JP2001128383A
JP2001128383A JP30023599A JP30023599A JP2001128383A JP 2001128383 A JP2001128383 A JP 2001128383A JP 30023599 A JP30023599 A JP 30023599A JP 30023599 A JP30023599 A JP 30023599A JP 2001128383 A JP2001128383 A JP 2001128383A
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Hiroshi Sakakibara
博 榊原
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池なし充電検出のためのピン追加が不要で
通常の電池コネクタを使用できる充電制御回路を提供す
ること。 【解決手段】 電池電圧ライン43の電圧検出を行うC
PU46を設け、電池なしの状態で充電回路を充電器4
2に接続すると、充電器42から予備充電用スイッチ5
4を介して電池電圧ライン43に電圧が供給され、この
電圧で前記CPU46が起動するが、すぐに電池電圧ラ
イン43の電圧が所定電圧以上となるのでCPU46の
出力ポートから出力信号が出力され、この出力信号によ
り予備充電用スイッチ54をオフし、予備充電回路の動
作が停止され、同時に電池電圧ライン43の電圧が断た
れるから、その後CPU46の動作が停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信端末な
どにおいて電池、例えばリチウムイオンまたはリチウム
ポリマーなどのリチウム系二次電池の充電を制御する充
電制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信端末の需要が高まり、
これに使用される二次電池も小型、軽量で且つ高性能な
ものが要求されている。このような背景から、最近の多
くの移動体通信端末にはニッケルカドミウム二次電池等
に代わってリチウムイオン二次電池が用いられるように
なっている。
【0003】これは、リチウムイオン二次電池が軽量且
つ高エネルギ密度、高電圧保持特性、サイクル寿命等の
優れた特性を備えているからである。特にグラファイト
系のリチウムイオン二次電池は、電池の消耗による電圧
の変化がなくフラットな電圧レベルを保持する優れた放
電特性を備えている。このようなリチウムイオン二次電
池に充電を行う充電装置は、リチウムイオン二次電池の
性質に合わせて専用の充電装置が用いられる。すなわ
ち、リチウムイオン二次電池は抵抗がほとんどないため
定電圧、定電流により充電を行う必要がある。また、リ
チウムイオン二次電池には保護回路を入れるのが一般的
であり、保護回路とは過放電電圧保護、過充電電圧保
護、過電流保護、ショート保護の各回路であり、リチウ
ムイオン電池には上記保護回路のいずれか、もしくは全
てが入っている。
【0004】また、従来の移動体通信端末では、電池な
し状態で充電器に接続されたことを検出するために、電
池コネクタにプラス・マイナスピン以外に1ピン追加し
ており、この追加ピンを介して充電器から電池が接続さ
れていないことを示す信号を得ている。また、電池の充
電は、電池電圧が保護回路の動作解除電圧に達するまで
は一定制御で予備充電を行い、電池電圧が前記動作解除
電圧に達して保護回路の動作が確実に解除された後に、
CPU制御によるメイン充電(急速充電であり、以下C
PU充電という)を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように電池なし状態で充電器に接続されたことを検出す
るために、1ピン追加された計3ピンの特別な電池コネ
クタを使用することは部品の共通化、回路の共通化、そ
れによるコストダウンの観点から好ましくない。また、
保護回路の動作が確実に解除される電圧まで予備充電を
行い、その後CPU充電を行う充電方法では、充電時間
が長くなる問題点があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
電池なし充電検出のためのピン追加が不要で通常の電池
コネクタを使用することができ、かつ充電時間を短縮で
きる充電制御回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の充電制御
回路は、電池に対する充電回路として、CPU制御のメ
イン充電回路と、一定制御の予備充電回路とを有する充
電制御回路において、充電端子ラインの電圧検出を行う
電圧検出回路を設け、電池なしの状態で充電回路を充電
器に接続すると、充電器から予備充電用スイッチを介し
て電池電圧ラインに電圧が供給され、すぐに充電端子ラ
インの電圧が所定電圧以上となるので前記電圧検出回路
から出力信号が出力され、この出力信号により前記予備
充電用スイッチをオフし、予備充電回路の動作が停止さ
れ、CPUが動作する前に電池電圧ラインの電圧が断た
れることを特徴とする。
【0008】本発明の第2の充電制御回路は、電池に対
する充電回路として、CPU制御のメイン充電回路と、
一定制御の予備充電回路とを有する充電制御回路におい
て、電池電圧ラインの電圧検出を行うCPUを設け、電
池なしの状態で充電回路を充電器に接続すると、充電器
から予備充電用スイッチを介して電池電圧ラインに電圧
が供給され、この電圧で前記CPUが起動するが、すぐ
に電池電圧ラインの電圧が所定電圧以上となるので前記
CPUの出力ポートから出力信号が出力され、この出力
信号により前記予備充電用スイッチをオフし、予備充電
回路の動作が停止され、同時に電池電圧ラインの電圧が
断たれるから、その後CPUの動作が停止することを特
徴とする。
【0009】上記充電制御回路において、電池電圧ライ
ンの電圧をCPUにより検出し、前記電圧が所定電圧以
上のときCPUの出力ポートから出力信号を出力し、こ
の出力信号で予備充電回路の動作を停止させる動作は、
この動作以外のCPUの通常のソフトウェア動作の前に
行われる。また、電池電圧レベルにおいて、CPUが起
動する第1レベルとCPUが起動しない第2レベルとが
あり、第2レベル未満においては予備充電回路を動作さ
せ、第2レベル以上第1レベル未満においてはCPU制
御のメイン充電回路と予備充電回路の両方を動作させ、
第1レベル以上においてはCPU制御のメイン充電回路
のみを動作させる。また、CPU(急速)充電と予備充
電が同時に実施される電圧範囲を設けて、早いうちから
CPU(急速)充電を行う。また、予備充電回路が動作
する時間を設定するタイマ回路が設けられる。さらに、
電池は過放電電圧保護回路を含むリチウムイオンまたは
リチウムポリマーなどのリチウム系二次電池である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる充電制御回路の実施の形態を詳細に説明する。図1
は本発明の第1の実施形態を示す回路図である。この図
において、11は充電端子で、充電器12に接続され
る。13は電池電圧ラインで、このライン13には、例
えば、過放電電圧保護回路を含むリチウムイオンまたは
リチウムボリマーなどのリチウム系二次電池(以下単に
電池という)14が接続される。また、この電池電圧ラ
イン13上の電圧が定電圧回路を介してCPU16に電
源電圧として供給される。さらに、電池電圧ライン13
上の電圧は、CPU内蔵または外付けのA/D変換器1
8に供給され、このA/D変換器18出力のデジタルデ
ータ(電圧情報)はCPU16に供給される。充電端子
11と電池電圧ライン13間には、CPU充電回路とし
てのスイッチ19が接続される。このCPU充電用スイ
ッチ19は、CPU16の第1出力ポートからの信号に
より制御される。また、充電端子11と電池電圧ライン
13間には、予備充電回路としてのスイッチ24が接続
される。この予備充電用スイッチ24には、予備充電制
御回路29が接続される。電圧検出回路28は、充電端
子11の電圧が入力され、出力はオア回路27の第1入
力に供給される。予備充電制御回路29は、充電端子1
1の電圧が入力に供給される一方、出力がオア回路27
の第2入力に供給され、CPU動作中にはCPU16の
第2出力ポートからの出力信号により出力がLレベルに
維持される。
【0011】上記充電制御回路においては、電池なし
の状態で充電端子11を充電器12に接続した場合、
電池電圧が「3.8V以上」ある場合、電池電圧が
「CPU動作可能電圧下限〜3.8V程度」の場合、
電池電圧が放電禁止〜CPU動作不可能電圧」の場合の
4つでそれぞれ以下の動作が行われる。ここで、の場
合において、電圧を3.8Vとしたのは、電池14が確
実に放電禁止解除されている電圧が3.8Vだからであ
り、この値は使用する電池によって変化する。放電禁止
解除が必要な理由は、保護回路が入っているためであ
る。電圧を3.8Vに設定した場合、電圧検出回路28
の検出電圧も3.8Vとなる。電圧検出回路28は、入
力電圧が3.8V以上の場合、出力が「H」となり、入
力電圧が3.8未満の場合は出力が「L」となる。な
お、電圧検出回路28、オア回路27および予備充電制
御回路29には、充電器12から電源電圧が供給され、
電池がなくても正常に動作する。
【0012】電池なしの状態で充電端子11を充電器
12に接続した場合 瞬時に「電池電圧ライン13および充電端子11の電圧
≒充電器12の出力電圧値」、すなわち3.8V以上と
なり、充電器12に接続されてオンになっていた予備充
電用スイッチ24は、電圧検出回路28の出力「H」に
よってオア回路27を介してオフとなる。すると、CP
U16が動作する前に電池電圧ライン13の電圧、すな
わちCPU16の電源電圧がなくなるため、このCPU
16が起動せず、このCPU16を含む装置が動作しな
い。ここで、予備充電制御回路29は、タイマ時間だけ
L出力が常時でており、予備充電を行うスイッチ24を
オンさせる信号がでているが、電圧検出回路28からの
出力信号が優先されスイッチ24をオフする。
【0013】電池電圧が「3.8V以上」ある場合 電池なしの状態と同様に予備充電用スイッチ24は電圧
検出回路28の出力「H」によってオフになる。しか
し、電池14自体が存在し、この電池電圧を電源電圧と
してCPU16が動作する。したがって、ソフトウェア
が起動し、CPU16の第1出力ポートの制御電圧によ
ってCPU充電用スイッチ19が制御されて、CPU充
電が電池14に対して開始される。このCPU充電にお
いては、A/D変換器18に供給される電池電圧を前記
A/D変換器18とCPU16で監視しつつ、CPU1
6で制御して充電を行う。また、CPU16が起動する
と、予備充電制御回路29の出力が、第2出力ポートか
らの出力信号(CPUオン動作中を示す信号)によりL
レベルに維持される。
【0014】電池電圧が「CPU動作可能電圧下限〜
3.8V程度」の場合 電池電圧が低く電圧検出回路28の出力が「L」とな
り、かつ、予備充電制御回路29はCPUが動作中のた
め、その出力は「L」となっており、予備充電用スイッ
チ24はオフされない(オンされている)。したがっ
て、予備充電用スイッチ24を介して予備充電が電池1
4に対して実施される。同時にCPU16が起動できる
電圧であるため、ソフトウェアが動作することができ、
CPU充電も同時に行われる。そして、これら2つの充
電によって電池電圧が3.8V以上になると予備充電用
スイッチ24は電圧検出回路28の出力「H」によって
オフとなり、CPU充電のみとなる(と同じ状態にな
る)。
【0015】電池電圧が「放電禁止〜CPU動作不可
能電圧」の場合 電池電圧が低いため、予備充電用スイッチ24は電圧検
出回路28の出力「L」によってオフされないが、CP
Uが起動していないので、予備充電制御回路29が動作
し、そのタイマ時間(約15秒間)分「L」出力となっ
ており、前記予備充電用スイッチ24を介しての予備充
電が続けられる。正常な電池の場合、予備充電タイマ時
間内にCPU動作可能電圧まで電池電圧が復帰する。し
たがって、タイマ時間内の途中でCPU16が起動し、
CPU16の第2出力ポートからの出力信号により予備
充電制御回路29の出力を常時Lレベルに維持し、予備
充電を維持させる。そのため、電池電圧が3.8Vにな
るまで予備充電用スイッチ24がオン状態を維持し、電
池電圧が3.8Vになるまで予備充電が実施され、同時
に途中からCPU充電も加わる。すなわち、途中から
の状態、さらにはの状態となる。一方、電池が故障し
ている場合(充電器との非接触ではなく、電池セル内の
故障か寿命)は、予備充電タイマ時間が過ぎても電池電
圧がCPU動作可能電圧まで復帰しない。したがって、
タイマ時間(約15秒間)満了まで進み、すると、予備
充電制御回路29の出力が「H」となって、オア回路2
7を介して予備充電用スイッチ24がオフされるので、
予備充電が停止される。すなわち、故障した電池に対し
ては充電時間をタイマ時間のみに限定して、電池に過負
荷をかけることのない安全な回路構成になっている。
尚、タイマ時間は、電池によって変わる。
【0016】上述した第1の実施の形態では、予備充電
用スイッチを制御するために電圧検出回路28が1つ必
要となる。そのため部品代が余計にかかる上、基板に部
品を載せるスペースを確保しなければならず、コストア
ップ要因の1つになると共に、小型・軽量化を妨げる要
因になることも考えられる。そこで、さらに改変した例
を図2を用いて説明する。図2は本発明の第2の実施の
形態を示す回路図である。尚、本発明において放電禁止
解除は、過放電電圧保護回路の解除を意味する。
【0017】図2において、41は充電端子で、充電器
42に接続される。43は電池電圧ラインで、このライ
ン43に例えば過放電電圧保護回路を含むリチウムイオ
ンまたはリチウムポリマーなどのリチウム系二次電池
(以下単に電池という)44が接続される。また、この
電池電圧ライン43上の電圧が定電圧回路を介してCP
U46に電源電圧として供給される。さらに、電池電圧
ライン43上の電圧はCPU内蔵または外付けのA/D
変換器48に供給され、このA/D変換器48出力のデ
ジタルデータ(電圧情報)はCPU46に供給される。
充電端子41と電池電圧ライン43間には、CPU充電
回路としてのスイッチ49が接続される。このCPU充
電用スイッチ49には、CPU46の第1出力ポートか
ら制御信号が供給される。また、充電端子41と電池電
圧ライン43間には、予備充電回路としてのスイッチ5
4が接続される。この予備充電用スイッチ54には、オ
ア回路57を介して予備充電制御回路58が接続され
る。 オア回路57の第1入力には、CPU46の第3
出力ポートから制御電圧が供給される。前述したA/D
変換器48およびCPU46は、電池電圧ライン43上
の電圧を検出して、この電圧が電池の放電禁止解除電圧
以上ならばCPU46の第2出力ポートより「H」レベ
ルの制御電圧を出力し、前記電圧が放電禁止解除電圧以
下ならば「L」レベルの制御電圧を出力する。オア回路
57の第1入力には、この制御電圧が供給される。予備
充電制御回路58は、充電端子41の電圧が入力に供給
される一方、出力がオア回路57の第2入力に供給さ
れ、さらにCPU46の第2出力ポートからの出力信号
(CPUオン動作中を示す信号)により、予備充電制御
回路58の出力は「L」レベルに維持される。なお、オ
ア回路57および予備充電制御回路58には、充電器4
2から電源電圧が供給され、電池がなくても正常に動作
する。
【0018】図3は、上記充電制御回路を搭載した移動
体通信端末のブロック図である。この図において、71
は端末全体を制御するMPUであり、ベースバンドIC
76、音声コーデック77、CPU46およびA/D変
換器48で構成される。CPU46には、ROM82と
RAM83が接続される。このROM82およびRAM
83は、MPU71 の内部に取り込むこともできる。C
PU46は、ROM82に格納されている動作処理手順
を規定するプログラムに従って指定された処理を、演算
データ及び外部情報を格納するRAM83を用いて実行
する。また、CPU46は、図示しないI/Oポートを
介してMPU71以外の他部と接続され、信号やデータ
の授受がなされる。なお、RAM83にはメールの発信
履歴、受信履歴が記憶される。さらに、RAM83に
は、各種のアイコンや自作、定型文の文字メッセージ、
さらには各種のイラストや各種のメロディなどが記憶さ
れる。
【0019】キー入力部72はCPU46に接続され、
電話番号入力、メール入力、イラスト作成、メロディ作
成、各種動作モードの設定等を行う。表示部73はLC
DからなりCPU46に接続され、キー入力部72から
入力された各種の情報、電話機の状態、履歴、作成中の
メールやファイル等を表示する。振動モータ74(モー
タ駆動回路を含む)は、着信時や、発呼時の相手応答あ
るいは非応答時等に駆動され振動部を振動させる。RF
部75は、アンテナ80で受信した信号を増幅および周
波数変換してベースバンドIC76に復調用信号として
出力するRF受信回路と、ベースバンドIC76からの
音声変調信号を増幅および周波数変換してアンテナ80
に発信信号として出力するRF送信回路とからなり、ア
ンテナ80に対するRF受信回路とRF送信回路の切替
えは図示しない切替えスイッチにより行われる。
【0020】ベースバンドIC76は、CPU46によ
って制御され、音声信号やRF信号を変復調する。ベー
スバンドIC76の出力である音声信号は音声コーデッ
ク回路77で増幅された後スピーカ78を駆動する。一
方、マイクロホン79から入力された音声信号は音声コ
ーデック回路77で増幅された後ベースバンドIC76
に出力され、さらにRF回路75によって変調されてア
ンテナ80より送信信号として送信される。
【0021】また、CPU46およびA/D変換器48
には、図2の回路のうちCPU46、A/D変換器4
8、電池44および充電器42を除く部分である充電制
御部62が接続される。電池44は、この充電制御部6
2で充電制御される。さらに、この電池44から上記端
末各回路に電源電圧が供給される。
【0022】図2の第2の実施形態は、図1の第1の実
施形態の電圧検出回路28の役割をCPU46にて置き
換えたものである。図2の第2の実施形態は次のように
動作する。まず電池44が接続されていない場合を説明
する。電池なしで充電端子41を充電器42に接続する
と、オア回路57の第1、第2入力が「L」、オア回路
57の出力が「L」、予備充電用スイッチ54がオンし
て、充電電圧が予備充電用スイッチ54を介して電池電
圧ライン43、さらにはCPU46に電源電圧として供
給されるので、図4のフローチャートのステップS1に
示すようにCPU46が起動する。すると、CPU46
は、ステップS2の初期化後、通常のソフトウェア動作
の前に、A/D変換器48からの電圧情報を受けて電池
電圧ライン43の電圧を測定し(ステップS3)、この
電圧が所定値以上か否か、具体的には放電禁止解除電圧
(電池によって異なる)以上か否か判断する(ステップ
S4)。このとき、上記のように電池44を接続してい
ないと、充電器42に対する接続と同時に電池電圧ライ
ン43の電圧が充電電圧、すなわち放電禁止解除電圧以
上となるので、CPU46は電池電圧ライン43の電圧
が所定値以上であると判断する。すると、ステップS5
に示すように、CPU46の第3出力ポートから「H」
レベルの制御電圧が出力され、この制御電圧によってオ
ア回路57の出力が「H」、予備充電用スイッチ54が
オフし、この瞬間、電池がない場合はCPU46自身の
電源電圧が断たれてしまうので、ステップS6で示すよ
うにCPU46の動作が停止し、その後、CPU46ひ
いてはこのCPU46を含む装置が動作しない。
【0023】次に、電池44が接続されている場合は、
この電池電圧によってA/D変換器48とCPU46が
動作し、これらA/D変換器48とCPU46によって
電池電圧ライン43の電圧すなわち電池電圧を監視しな
がら、CPU46の第1出力ポートからCPU充電制御
信号(Hレベル)が出力され、この制御電圧によりCP
U充電用スイッチ49が制御されて、CPU充電が電池
44に対して実施される。このとき、予備充電用スイッ
チ54は、前述した第1の実施形態の電池電圧が
「3.8V以上」ある場合、及び電池電圧が「CPU
動作可能電圧下限〜3.8V程度」ある場合と同様に制
御される。
【0024】一方、電池が故障している場合は、予備充
電タイマ時間が過ぎても電池電圧がCPU動作可能電圧
まで復帰しない。したがって、タイマ時間(約15秒
間)満了まで進み、すると、予備充電制御回路58の出
力が「H」となって、オア回路57を介して予備充電用
スイッチ54がオフされるので、予備充電が停止され
る。すなわち、故障した電池に対しては充電時間をタイ
マ時間のみに限定して、電池に過負荷をかけることのな
い安全な回路構成になっている。尚、タイマ時間は電池
によって変わる。
【0025】以上のように図1および図2の充電制御回
路では、電池電圧ライン13,43の電圧(充電制御)
や充電端子電圧11、41[41はスイッチ54をON
にして電池電圧ライン43を介し、疑似的に充電端子電
圧を見ている](電池なし検出)を検出する手段を設け
て、電池の無接続を各ラインの電圧状態によって検出す
るようにしたので、充電器から電池無接続信号を得るた
めのピンを電池コネクタに追加する必要がなくなり、電
池コネクタは通常の2ピンのものでよく、その結果、部
品の共通化、回路の共通化、コストダウンを図ることが
できる。また、図1の充電制御回路では、電池なしの場
合に全くCPUが動作せずに検出が行えるので、電池な
しの状態で充電器に端末をのせたとき、充電端子11か
らの高い電圧(異常電圧)供給によるCPU破壊を事前
に防止できる。また、図1と図2の充電制御回路は、電
池なしの場合に通常のソフトウェア動作が起動しないよ
うに予備充電用スイッチ24,54をオフさせる点は共
通しているが、図2の第2実施形態では、電圧検出回路
を用意する必要がなく、コストおよび小型化の点で有利
になる。さらに、電池の仕様、特に放電禁止解除電圧が
変更になっても、部品を変更する必要がない。変更する
必要があるのはソフトウェア(検出電圧のしきい値)の
みである。よって、電池自体が変更になっても、同様の
回路のまま使用することが可能になり、融通性が増す。
また、図1および図2の充電制御回路では、CPU充電
と予備充電が同時に実施される電圧範囲を設けて、早い
うちからCPU充電(急速充電)を使用するようにした
ので、充電時間を短縮することができる。なお、上記の
充電制御回路は、移動体通信端末以外の電子機器にも用
いることができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の充電
制御回路によれば、電池コネクタに通常の2ピンコネク
タを使用して部品、回路の共通化を図ることができると
ともに、充電時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による充電制御回路の第1の実施の形態
を示す回路図。
【図2】本発明による充電制御回路の第2の実施の形態
を示す回路図。
【図3】図2の充電制御回路が搭載された移動体通信端
末を示すブロック図。
【図4】図2の充電制御回路の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
11,41 充電端子 12,42 充電器 13,43 電池電圧ライン 14,44 電池 16,46 CPU 18,48 A/D変換器 19,49 CPU充電用スイッチ 24,54 予備充電用スイッチ 27,57 オア回路 28 電圧検出回路 29,58 予備充電制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池に対する充電回路として、CPU制
    御のメイン充電回路と、一定制御の予備充電回路とを有
    する充電制御回路において、 充電端子ラインの電圧検出を行う電圧検出回路を設け、
    電池なしの状態で充電回路を充電器に接続すると、充電
    器から予備充電用スイッチを介して電池電圧ラインに電
    圧が供給され、すぐに充電端子ラインの電圧が所定電圧
    以上となるので前記電圧検出回路から出力信号が出力さ
    れ、この出力信号により前記予備充電用スイッチをオフ
    し、予備充電回路の動作が停止され、CPUが動作する
    前に電池電圧ラインの電圧が断たれることを特徴とする
    充電制御回路。
  2. 【請求項2】 電池に対する充電回路として、CPU制
    御のメイン充電回路と、一定制御の予備充電回路とを有
    する充電制御回路において、 電池電圧ラインの電圧検出を行うCPUを設け、電池な
    しの状態で充電回路を充電器に接続すると、充電器から
    予備充電用スイッチを介して電池電圧ラインに電圧が供
    給され、この電圧で前記CPUが起動するが、すぐに電
    池電圧ラインの電圧が所定電圧以上となるので前記CP
    Uの出力ポートから出力信号が出力され、この出力信号
    により前記予備充電用スイッチをオフし、予備充電回路
    の動作が停止され、同時に電池電圧ラインの電圧が断た
    れるから、その後CPUの動作が停止することを特徴と
    する充電制御回路。
  3. 【請求項3】 電池電圧ラインの電圧をCPUにより検
    出し、前記電圧が所定電圧以上のときCPUの出力ポー
    トから出力信号を出力し、この出力信号で予備充電回路
    の動作を停止させる動作は、この動作以外のCPUの通
    常のソフトウェア動作の前に行われることを特徴する請
    求項2に記載の充電制御回路。
  4. 【請求項4】 電池電圧レベルにおいて、CPUが起動
    する第1レベルとCPUが起動しない第2レベルとがあ
    り、第2レベル未満においては予備充電回路を動作さ
    せ、第2レベル以上第1レベル未満においてはCPU制
    御のメイン充電回路と予備充電回路の両方を動作させ、
    第1レベル以上においてはCPU制御のメイン充電回路
    のみを動作させることを特徴とする請求項1または請求
    項3に記載の充電制御回路。
  5. 【請求項5】 CPU(急速)充電と予備充電が同時に
    実施される電圧範囲を設けて、早いうちからCPU(急
    速)充電を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の充電制御回路。
  6. 【請求項6】 予備充電回路が動作する時間を設定する
    タイマ回路が設けられることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれかに記載の充電制御回路。
  7. 【請求項7】 電池は過放電電圧保護回路を含むリチウ
    ムイオンまたはリチウムポリマーなどのリチウム系二次
    電池であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の充電制御回路。
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