JP2001128058A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2001128058A
JP2001128058A JP30336299A JP30336299A JP2001128058A JP 2001128058 A JP2001128058 A JP 2001128058A JP 30336299 A JP30336299 A JP 30336299A JP 30336299 A JP30336299 A JP 30336299A JP 2001128058 A JP2001128058 A JP 2001128058A
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signal
exposure
imaging
gain
aperture
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JP30336299A
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English (en)
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Keizo Ishiguro
敬三 石黒
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノンインターレースで撮像する際、撮像素子の
蓄積時間を1/60秒以上にしないよう制御することに
より、垂直解像度が高く、かつ動解像度も高い撮像装置
を提供する。 【解決手段】レンズ1と、絞り2と、1フレーム期間に
ノンインターレースで順次読み出すCCD3と、AGC
4と、映像信号を生成し、かつ、平均輝度信号を生成す
るカメラ信号処理部5と、平均輝度信号をもとにCCD
3の露光時間を制御する露光制御部8とを備え、露光制
御部8は、F値以下に絞り2が調整されない条件の下
で、露光時間が1フィールド期間よりも短い一定の期間
になるようにCCD3を制御し、被写体の明るさに応じ
て絞り2で露光調整をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を用いた
カラーカメラ等の撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子カメラも高画質化が望まれ、
電子スチルカメラでは35万画素から100万画素程度
の画素数が一般的になってきている。また、撮像素子で
あるCCDも全画素を独立で読み出せる、いわゆるプロ
グレッシブタイプになり高画質化が進んでいる。ノンイ
ンターレース(プログレッシブ)で撮像した画像はイン
ターレース方式で撮像したものに比べ垂直解像度が高く
なり、静止画としてはきれいになるが、TV信号がイン
ターレース方式であるため、プログレッシブで撮像した
信号そのものはTVでは表示できなかった。
【0003】これを解決する手段としては、例えば特開
昭61−159881号公報に示されており、以下に、
この従来の撮像装置について説明する。
【0004】図13は従来の撮像装置のブロック図を示
すものである。図13において、71はTVカメラ、7
2はスイッチ、73、74はフレームメモリ、75はメ
モリ制御部、76はスイッチである。
【0005】以上のように構成された撮像装置の動作と
して、TVカメラ71よりノンインターレース方式で得
た映像信号をメモリ制御部75の指令に基づいてスイッ
チ72を介して、m番フレーム目の映像信号はフレーム
メモリ73へ、m+1番フレーム目の映像信号はフレー
ムメモリ74へ蓄積し、m+1番フレーム目が蓄積され
ている期間に、m番フレーム目に蓄積された映像信号が
メモリ制御部75によってノンインターレースからイン
ターレースの映像信号に変換されてスイッチ76を介し
て出力される。次のフレームではスイッチ72、76が
切り替えられて、m+1番フレーム目の映像信号がイン
ターレースの映像信号に変換されて出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成においては、30フレームのノンイン
ターレースの映像信号を60フィールドのインターレー
スの映像信号の形式に変換していることになる。すなわ
ちTVカメラから出力されるノンインターレースの映像
信号は1フレームの期間(1/30秒)露光された信号
であるため、ノンインターレースの撮像で動画の垂直解
像度が向上しても、フィールド期間(1/60秒)露光
された映像信号よりも動解像度が劣ることになり、動画
として欠点を有していた。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、ノンインターレースで撮像する際、撮像素子の蓄
積時間を1/60秒以上にはしないよう制御することに
より、垂直解像度が高く、かつ動解像度も高い撮像装置
を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の撮像装置
は、被写体像を撮像面に結像するレンズと、このレンズ
の一部であって撮像面に入射する光量を調整する絞り
と、撮像面上の画像情報を光電変換し1フレーム期間に
ノンインターレースで順次読み出す撮像手段と、この撮
像手段からの信号の利得を調整する利得調整手段と、こ
の利得調整手段で利得調整された信号に、一定の信号処
理を施して映像信号を生成し、かつ画面全体の明るさを
表す平均輝度信号を生成する信号処理部と、平均輝度信
号の情報をもとに撮像手段の露光時間を制御する露光制
御手段とを備え、露光制御手段は、あらかじめ設定され
たF値以下に絞りが調整されない条件の下で、露光時間
が1フィールド期間よりも短い一定の期間になるよう撮
像手段を制御し、被写体の明るさに応じて絞りで露光調
整をすることを特徴とするものである。
【0009】請求項1記載の撮像装置によれば、ノンイ
ンターレースで撮像する際、撮像素子の蓄積時間を1/
60秒以上にはしないよう制御し、かつ遠近混在の被写
体についても絞りによって最適な被写界深度に設定され
るため、解像度が高く、かつ動解像度も高い撮像装置が
提供できる。
【0010】請求項2記載の撮像装置は、請求項1にお
いて、露光制御手段が被写体の明るい場合は絞りで露光
調整し、絞りでの露光調整が不能な暗い場合は利得調整
手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整をするも
のである。
【0011】請求項2記載の撮像装置によれば、請求項
1と同様な効果と同様な効果がある。
【0012】請求項3記載の撮像装置は、被写体像を撮
像面に結像するレンズと、このレンズの一部であって撮
像面に入射する光量を調整する絞りと、撮像面上の画像
情報を光電変換し1フレーム期間にノンインターレース
で順次読み出す撮像手段と、この撮像手段からの信号の
利得を調整する利得調整手段と、この利得調整手段で利
得調整された信号に、一定の信号処理を施して映像信号
を生成し、かつ画面全体の明るさを表す平均輝度情報を
生成する信号処理部と、映像信号から映像の動き情報を
動きベクトルとして抽出する動き検出手段と、平均輝度
信号の情報をもとに撮像手段の露光時間を制御する露光
制御手段とを備え、露光制御手段は、動き検出手段で検
出された動きベクトルの量に応じて任意に設定されたF
値以下に絞りが調整されない条件の下で、露光時間が1
フィールド期間よりも短い一定の期間になるよう撮像手
段を制御し、被写体の明るさに応じて絞りで露光調整を
することを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の撮像装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、被写体の動きに応じて絞りが調
整されるため、動解像度をより一層良好にすることがで
きる。
【0014】請求項4記載の撮像装置は、請求項3にお
いて、被写体像を撮像面に結像するレンズと、このレン
ズの一部であって撮像面に入射する光量を調整する絞り
と、撮像面上の画像情報を光電変換し1フレーム期間に
ノンインターレースで順次読み出す撮像手段と、この撮
像手段からの信号の利得を調整する利得調整手段と、こ
の利得調整手段で利得調整された信号に、一定の信号処
理を施して映像信号を生成し、かつ画面全体の明るさを
表す平均輝度情報を生成する信号処理部と、映像信号か
ら映像の動き情報を動きベクトルとして抽出する動き検
出手段と、平均輝度信号の情報をもとに撮像手段の露光
時間を制御する露光制御手段とを備え、露光制御手段は
動き検出手段で検出された動きベクトルの量に応じて期
間設定された1フィールド期間より短い露光時間で撮像
手段を制御し、被写体の明るさに応じて絞りで露光調整
をすることを特徴とするものである。
【0015】請求項4記載の撮像装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0016】請求項5記載の撮像装置は、請求項3また
は請求項4において、露光制御手段が露光時間を1フィ
ールド期間より短い期間で露光調整ができない場合は、
利得調整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整
をするものである。
【0017】請求項5記載の撮像装置によれば、請求項
3または請求項4と同様な効果がある。
【0018】請求項6記載の撮像装置は、被写体像を撮
像面に結像するレンズと、このレンズの一部であって撮
像面に入射する光量を調整する絞りと、撮像面上の画像
情報を光電変換し1フレーム期間にノンインターレース
で順次読み出す撮像手段と、この撮像手段からの信号の
利得を調整する利得調整手段と、この利得調整手段で利
得調整された信号に、一定の信号処理を施して映像信号
を生成し、かつ画面全体の明るさを表す平均輝度信号を
生成する信号処理部と、映像信号から映像の動き情報を
抽出する動き検出手段と、平均輝度信号の情報をもとに
撮像手段の露光時間を制御する露光制御手段とを備え、
動き検出手段は画面を複数のブロックに分割した各ブロ
ックごとに1フィールド以上前の映像と現在の映像の比
較で算出された動きベクトル情報を出力し、露光制御手
段は、動き検出手段で検出された動きベクトルの量があ
らかじめ設定された値を越えるブロックの数に応じて設
定されたF値以下に絞りが調整されない条件の下で、露
光時間が1フィールド期間よりも短い一定の期間になる
よう撮像手段を制御し、被写体の明るさに応じて絞りで
露光調整をすることを特徴とするものである。
【0019】請求項6記載の撮像装置によれば、請求項
3の効果のほか、画面の広い範囲で被写体が動いていれ
ば、遠近さまざまな被写体が混在しているという判断に
基づいて、被写体の動きが多くかつ早い場合でも絞りを
開きすぎることがなく、露光時間も短く撮像できるた
め、動解像度をさらに良好な状態にすることができる。
【0020】請求項7記載の撮像装置は、被写体像を撮
像面に結像するレンズと、このレンズの一部であって撮
像面に入射する光量を調整する絞りと、撮像面上の画像
情報を光電変換し1フレーム期間にノンインターレース
で順次読み出す撮像手段と、この撮像手段からの信号の
利得を調整する利得調整手段と、この利得調整手段で利
得調整された信号に、一定の信号処理を施して映像信号
を生成し、かつ画面全体の明るさを表す平均輝度信号
生成する信号処理部と、映像信号から映像の動き情報を
抽出する動き検出手段と、平均輝度信号の情報をもとに
撮像手段の露光時間を制御する露光制御手段とを備え、
動き検出手段は画面を複数のブロックに分割した各ブロ
ックごとに1フィールド以上前の映像と現在の映像の比
較で算出された動きベクトル情報を出力し、露光制御手
段は動き検出手段で検出された動きベクトルの量に応じ
て期間設定された1フィールド期間より短い露光時間で
撮像手段を制御し、被写体の明るさに応じて絞りで露光
調整をすることを特徴とするものである。
【0021】請求項7記載の撮像装置によれば、請求項
6と同様な効果がある。
【0022】請求項8記載の撮像装置は、請求項6また
は請求項7において、露光制御手段が露光時間を1フィ
ールド期間より短い期間で露光調整ができない場合は、
利得調整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整
をするものである。
【0023】請求項8記載の撮像装置によれば、請求項
6または請求項7と同様な効果がある。
【0024】請求項9記載の撮像装置は、被写体像を撮
像面に結像するレンズと、レンズの一部であって撮像面
に入射する光量を調整する絞りと、撮像面上の画像情報
を光電変換し1フレーム期間にノンインターレースで順
次読み出す撮像手段と、この撮像手段からの信号の利得
を調整する利得調整手段と、この利得調整手段で利得調
整された信号に、一定の信号処理を施して映像信号を生
成し、かつ画面全体の明るさを表す平均輝度信号を生成
する信号処理部と、映像信号から映像の高周波成分の量
を抽出する高域信号検出手段と、平均輝度信号の情報を
もとに撮像手段の露光時間を制御する露光制御手段とを
備え、露光制御手段は、高域信号検出手段で検出された
高周波成分の量に応じて設定されたF値以下に絞りが調
整されない条件の下で、露光時間が1フィールド期間よ
りも短い一定の期間になるよう撮像手段を制御し、被写
体の明るさに応じて絞りで露光調整をすることを特徴と
するものである。
【0025】請求項9記載の撮像装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、画面の鮮鋭度の高い画像は、鮮
鋭度を落とさない条件で露光制御が可能となる。
【0026】請求項10記載の撮像装置は、請求項9に
おいて、映像信号から映像の動き情報を抽出する動き検
出手段を有し、露光制御手段が動き検出手段で検出され
た動きベクトルの量に応じて期間設定された1フィール
ド期間より短い露光時間で撮像手段を制御し、被写体の
明るさに応じて絞りで露光調整をするものである。
【0027】請求項10記載の撮像装置によれば、請求
項9と同様な効果がある。
【0028】請求項11記載の撮像装置は、請求項9ま
たは請求項10において、露光制御手段が露光時間を1
フィールド期間より短い期間で露光調整ができない場合
は、利得調整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光
調整をするものである。
【0029】請求項11記載の撮像装置によれば、請求
項9または請求項10と同様な効果がある。
【0030】請求項12記載の撮像装置は、被写体像を
撮像面に結像するレンズと、このレンズの一部であって
撮像面に入射する光量を調整する絞りと、撮像面上の画
像情報を光電変換し1フレーム期間にノンインターレー
スで順次読み出す撮像手段と、この撮像手段からの信号
の利得を調整する利得調整手段と、この利得調整手段で
利得調整された信号に、一定の信号処理を施して映像信
号を生成し、かつ画面全体の明るさを表す平均輝度信号
を生成する信号処理部と、映像信号から映像の高周波成
分の量を抽出する高域信号検出手段と、平均輝度信号の
情報をもとに撮像手段の露光時間を制御する露光制御手
段とを備え、露光制御手段は、まず絞りを開く方向に制
御しながら、逐次露光時間を変えて撮像手段の露光量を
一定になるよう調整し、その過程で高域信号検出手段は
高周波成分の量を逐次検出し、高周波成分の量が一定の
量を少なくなる方向に変化する直前の絞りのF値以下に
絞りが調整されない条件の下で、露光時間が1フィール
ド期間よりも短い一定の期間になるよう撮像手段を制御
し、被写体の明るさに応じて絞りで露光調整をすること
を特徴とするものである。
【0031】請求項12記載の撮像装置によれば、請求
項1と同様な効果のほか、画面全体が最もピントが合っ
た状態に絞りが調整され、遠近とも良好な解像感が得ら
れる。
【0032】請求項13記載の撮像装置は、請求項12
において、映像信号から映像の動き情報を抽出する動き
検出手段を有し、露光制御手段が動き検出手段で検出さ
れた動きベクトルの量に応じて期間設定された1フィー
ルド期間より短い露光時間で撮像手段を制御し、被写体
の明るさに応じて絞りで露光調整をするものである。
【0033】請求項13記載の撮像装置によれば、請求
項12と同様な効果がある。
【0034】請求項14記載の撮像装置は、請求項12
または請求項13において、露光制御手段が露光時間を
1フィールド期間より短い期間で露光調整ができない場
合は、利得調整手段で撮像手段からの信号を増幅して露
光調整をするものである。
【0035】請求項14記載の撮像装置によれば、請求
項12または請求項13と同様な効果がある。
【0036】請求項15記載の撮像装置は、請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、
請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項1
1、請求項12、請求項13または請求項14におい
て、画面を複数のブロックに分割した各ブロックごとに
1フィールド以上前の映像と現在の映像の比較で算出さ
れた動きベクトル情報を出力し、動きベクトルの量があ
らかじめ設定された一定値を越えたブロックの群を有効
の撮像範囲とするものである。
【0037】請求項15記載の撮像装置によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請
求項11、請求項12、請求項13または請求項14と
同様な効果がある。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、図1を参照しながら説明する。
【0039】図1は本発明の第1の実施の形態における
撮像装置の全体のブロック図を示すものである。まず、
本発明の映像処理の流れを図面を参照しながら説明す
る。被写体からの光S1はレンズ1およびその一部であ
る絞り2により撮像手段である例えばCCD3の撮像面
上に結像され、CCD3で光電変換され1フレームが1
/30秒のプログレッシブスキャンで読み出されノンイ
ンターレースの電気信号S2に変わる。電気信号S2は
利得調整手段である例えばAGC4でゲインアップさ
れ、カメラ信号処理部5でノンインターレースの輝度信
号S3と色差信号S4に分離され、P/I制御(変換処
理)部6でノンインターレースの信号をインターレース
の信号に変換してインターレースの輝度信号S5と色差
信号S6として出力される。
【0040】一方、カメラ信号処理部5において輝度信
号S3は積分されて画像の輝度平均S7が算出され露光
制御部8に出力される。露光制御部8では、まずCCD
3の露光時間が1/60秒になるよう、電荷排出パルス
S8がCCD3に送られる。露光制御の動作は輝度平均
S7が予め設定された目標の輝度になるように制御信号
S9を送出し、絞り2を開閉することにより行われる。
絞り2による露光調整の過程で、絞り2のF値とF値設
定部7で設定された下限のF値S11が露光制御部8で
比較され、下限の値を下回っていなければ、露光調整は
目標の輝度になるように制御されるが、下限の値と同じ
絞りのF値になっても露光不足で目標の輝度に達しない
場合は、AGC4へゲインアップ信号S10を送り目標
の輝度になるようゲインが制御される。なお、カメラ信
号処理部5は輝度信号S3と色差信号S4を形成する処
理としているが、R、G、B信号を形成する処理をする
回路でも良い。また、露光制御部8で、CCD3の露光
時間を1/60秒としているが、1/60秒よりも短い
時間であれば、任意に設定することができる。特に動き
の早い被写体が頻繁に現れる環境では、露光時間を短く
しておく必要がある。ただし、露光時間の設定を短かく
しすぎると、被写体があまり暗くなくても、絞りを下限
のF値と同じ絞りのF値にした状態でAGC4でゲイン
アップをしなければならなくなり、S/Nを劣化させて
しまう場合がある。
【0041】本発明の第2の実施の形態について図2か
ら図4により説明する。図2は本発明の第2の実施の形
態における撮像装置の全体のブロック図を示すものであ
る。本発明の第1の実施の形態は動解像度を低下させな
いために、露光時間をインターレースと同程度にし、さ
らに絞りが開きすぎて被写界深度が浅くなって映像がぼ
けないようにすることがポイントになっているが、特に
動きのある被写体は露光時間を短く撮影し、動きの無い
被写体は露光時間を長くしてS/Nを劣化させないこと
が望ましい。また、動きの少ない映像は許容される映像
のぼけも厳しくなるため、被写界深度ができるだけ深い
方が望ましい。そこで第2の実施の形態では動き検出部
27を設け、この回路部でカメラ信号処理部5の出力で
ある輝度信号S3を前のフレームの輝度信号と比較して
動きの量と方向を示す動きベクトルS22を検出する。
図3に示すとおり、動きベクトルS22は画面を4分割
したそれぞれの動きベクトルを動き検出部27で総合的
に判断して算出する。露光制御部28では、まず図4の
(a)に示すように動きベクトルS22が大きければ小
さくし、動きベクトルS22が小さければ大きくするよ
うにF値の下限を設定し、また同図(b)に示すように
動きベクトルS22が大きければ短く、動きベクトルS
22が小さければ長くなるよう露光時間を決定する。絞
り2がF値の下限を下回っていないことを確認して、決
定した露光時間に基づいて電荷排出パルスS28を出力
してCCD3を制御する。この状態で、平均輝度S7が
目標の輝度に達するように制御信号S23により、まず
絞り2が調整される。このとき絞りをF値の下限値と同
等にしてもなお、露光不足の状態の場合にはAGC4で
の制御に切り替わり、AGC4へゲインアップ信号S2
0を送り目標の輝度になるよう制御される。さらに、そ
の状態でAGC4のゲインアップが最大に達してもな
お、露光不足の状態であれば、露光時間を長くする方向
に制御する。
【0042】第2の実施の形態では被写体の動きに応じ
てF値の下限と露光時間が決まるため、動解像度は良好
な状態にすることができる。かつ、動きが少ない被写体
の場合には、1/60秒以上に露光時間を長くでき、か
つ絞りも大きくは開かず被写界深度を深くできるため、
ぼけの少ない、比較的S/Nの良い画像が得られること
になる。
【0043】本発明の第3の実施の形態について図5か
ら図7により説明する。図5は本発明の第3の実施の形
態における撮像装置の全体のブロック図を示すものであ
る。本発明の第2の実施の形態は画面の動きが少ない場
合は、より解像度が求められるため、被写界深度をでき
るだけ深くすることがポイントとなっているが、第3の
実施の形態は画面の多くの部分(面積)で動きのある被
写体があれば被写体が遠近に混在している可能性が高い
と判断して被写界深度を深く設定することが特徴であ
る。しかるに構成は第2の実施の形態とほぼ同じである
が、動き検出部27で検出する動き情報と絞りのF値の
設定方法が異なる。動き検出部27では図3で示した方
法で検出する動きベクトルS22に加えて、図6に示す
とおり、画面を複数のブロックに分割してそれぞれに動
きベクトルを抽出し、その動きベクトルの絶対値が一定
量を越えているブロックの数を計算して動ブロック数S
52として、動き検出部27から出力する。露光制御部
28では、まず図7の(a)に示すように動ブロック数
S52が大きければ大きく、動ブロック数S52が小さ
ければ小さくするようにF値の下限を設定し、また同図
(b)に示すように第2の実施の形態と同様に動きベク
トルS22が大きければ短く、動きベクトルS22が小
さければ長くなるよう露光時間を決定する。絞り2がF
値の下限を下回っていないことを確認して、決定した露
光時間に基づいて電荷排出パルスS28を出力してCC
D3を制御する。この状態で、平均輝度S7が目標の輝
度に達するように制御信号S23により、まず絞り2が
調整される。このとき絞りをF値の下限値と同等にして
もなお、露光不足の状態の場合にはAGC4での制御に
切り替わり、AGC4へゲインアップ信号S20を送り
目標の輝度になるよう制御される。さらに、その状態で
AGC4のゲインアップが最大に達してもなお、露光不
足の状態であれば、露光時間を長くする方向に制御す
る。
【0044】以上のように第3の実施の形態では、画面
の広い範囲で被写体が動いていれば、遠近さまざまな被
写体が混在しているという判断に基づいて、被写体の動
きが多くかつ早い場合でも絞りを開きすぎることがな
く、露光時間も短く撮像できるため、動解像度を良好な
状態にすることができる。
【0045】次に第4の実施の形態について図8から図
10により説明する。図8は本発明の第4の実施の形態
における撮像装置の全体のブロック図を示すものであ
る。第3の実施の形態では画面の多くの部分(面積)で
動きのある被写体があれば被写体が遠近に混在している
可能性が高いと判断して被写界深度が浅くならないよう
絞りのF値の下限を設定するが、第4の実施の形態では
画面の中に含まれている高周波成分の量に応じて、絞り
のF値の下限を設定する。すなわち高域信号検出部37
で高周波成分の量S32を検出し、高周波成分の量が多
い場合は露光制御部38でF値の下限を大きく設定し
て、ぼけが発生しにくくなる条件にする。高域信号検出
部37における高周波成分の検出は図9に示すとおり、
HPF(ハイパスフィルタ)で映像に含まれる高域成分
を抽出し、その信号を映像信号のラインごとにピークを
検波して、各ラインの最大の傾きを求め、それを全ライ
ンにわたって積分することで、画面全体の高周波成分の
量S32を検出する。露光制御部38では図10に示す
とおり高周波成分量が大きい場合は大きく、小さい場合
は小さくなるようF値の下限を設定する。CCD3の露
光時間およびAGC4の制御は第1の実施の形態と同様
の方法で行われ、これにより、画面の鮮鋭度の高い画像
は、鮮鋭度を落とさない条件で露光制御が可能となる。
ここで、露光時間の制御は第1の実施の形態と同様の構
成にしているが、第2の実施の形態もしくは第3の実施
の形態の構成と同じであっても良い。
【0046】次に第5の実施の形態について図11およ
び図12により説明する。第5の実施の形態は第4の実
施の形態と同様に図8に示したブロック図のとおり構成
される。第4の実施の形態では高周波成分量から図10
で示した関係で絞りのF値の下限を求めていたが、第5
の実施の形態では絞り2を変化させながらF値を変え、
そのときの高周波成分量の変化を確認して絞り2を調整
する。遠近が混在した被写体では図12に示すように、
絞り2のF値が大きければ被写界深度が広く、高周波成
分量も大きいが、F値を小さくしてゆくと被写界深度は
狭くなり、あるF値から徐々に高周波成分量が減衰して
ゆく。このF値の変化点以下にF値を設定しないように
絞り2を調整すれば良好な、解像感のある撮像が可能に
なる。具体的には図11に示したフローで処理が行われ
るが、その前に通常の露光制御が実行され完了した状態
にしておく。すなわち露光制御部8で、CCD3の露光
時間が1/60秒になるよう、電荷排出パルスS8がC
CD3に送られ、その条件で輝度平均S7が予め設定さ
れた目標の輝度になるように制御信号S9を送出し、絞
り2を開閉することにより露光制御を完了する。次に図
11のフローに基づいて調整が実行される。まず、F値
を上げる方向に絞り2を微少に変化させ、その時の高周
波成分量の変化がなければ、そのF値が最適な絞り2の
調整点と判断する。高周波成分量に変化があれば、さら
にF値を上げ再度高周波成分量を確認する。このとき、
F値を上げることで画面の平均輝度が落ちていれば、第
1の実施の形態と同じようにAGC4でゲインを調整し
て目標の輝度に調整しておく。そこで確認した高周波成
分量が変化をしていなければ、そのF値が最適な絞り2
の調整点と判断されるが、変化があれば再度F値を上
げ、それを繰り返す。これにより、画面全体が最もピン
トが合った状態に絞りが調整され、遠近とも良好な解像
感が得られる。
【0047】なお、第1〜第5の実施の形態において
は、画面全体を撮像領域と考え、絞りによる解像感の最
適化の情報として用いているが、例えば第3の実施の形
態で示したような動き検出部でブロック分割された動き
情報から、その動きベクトルの量があらかじめ設定され
た一定値を越えたブロックの群を有効の撮像範囲とす
る、すなわち解像感最適化の判断に必要な画面中のブロ
ックを判断して、そのブロック群を有効な撮像領域と考
え、絞りの制御に用いるようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の撮像装置によれば、ノン
インターレースで撮像する際、撮像素子の蓄積時間を1
/60秒以上にはしないよう制御し、かつ遠近混在の被
写体についても絞りによって最適な被写界深度に設定さ
れるため、解像度が高く、かつ動解像度も高い撮像装置
が提供できる。
【0049】請求項2記載の撮像装置によれば、請求項
1と同様な効果と同様な効果がある。
【0050】請求項3記載の撮像装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、被写体の動きに応じて絞りが調
整されるため、動解像度をより一層良好にすることがで
きる。
【0051】請求項4記載の撮像装置によれば、請求項
3と同様な効果がある。
【0052】請求項5記載の撮像装置によれば、請求項
3または請求項4と同様な効果がある。
【0053】請求項6記載の撮像装置によれば、請求項
3の効果のほか、画面の広い範囲で被写体が動いていれ
ば、遠近さまざまな被写体が混在しているという判断に
基づいて、被写体の動きが多くかつ早い場合でも絞りを
開きすぎることがなく、露光時間も短く撮像できるた
め、動解像度をさらに良好な状態にすることができる。
【0054】請求項7記載の撮像装置によれば、請求項
6と同様な効果がある。
【0055】請求項8記載の撮像装置によれば、請求項
6または請求項7と同様な効果がある。
【0056】請求項9記載の撮像装置によれば、請求項
1と同様な効果のほか、画面の鮮鋭度の高い画像は、鮮
鋭度を落とさない条件で露光制御が可能となる。
【0057】請求項10記載の撮像装置によれば、請求
項9と同様な効果がある。
【0058】請求項11記載の撮像装置によれば、請求
項9または請求項10と同様な効果がある。
【0059】請求項12記載の撮像装置によれば、請求
項1と同様な効果のほか、画面全体が最もピントが合っ
た状態に絞りが調整され、遠近とも良好な解像感が得ら
れる。
【0060】請求項13記載の撮像装置によれば、請求
項12と同様な効果がある。
【0061】請求項14記載の撮像装置によれば、請求
項12または請求項13と同様な効果がある。
【0062】請求項15記載の撮像装置によれば、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請
求項11、請求項12、請求項13または請求項14と
同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における撮像装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における撮像装置の
ブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における動きベクト
ル検出の説明図である。
【図4】(a)は本発明の第2の実施の形態における動
きベクトル量に対するF値設定の説明図、(b)は動き
ベクトルに対する露光時間設定の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における撮像装置の
ブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における動きベクト
ル検出の説明図である。
【図7】(a)は本発明の第3の実施の形態における動
ブロック数に対するF値設定の説明図、(b)は動きベ
クトル量に対する露光時間設定の説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における撮像装置の
ブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における高域信号検
出部のブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における高周波成
分量に対するF値設定の説明図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における露光制御
のフローチャートである。
【図12】本発明の第5の実施の形態におけるF値設定
に対する高周波成分量の説明図である。
【図13】従来の撮像装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り 3 CCD 4 AGC 5 カメラ信号処理部 6 P/I変換処理部 7 F値設定部 8 露光制御部 27 動き検出部 28 露光制御部 37 高域信号検出部 38 露光制御部 71 TVカメラ 72 スイッチ 73 メモリ 74 メモリ 75 メモリ制御部 76 スイッチ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像面に結像するレンズと、
    このレンズの一部であって前記撮像面に入射する光量を
    調整する絞りと、前記撮像面上の画像情報を光電変換し
    1フレーム期間にノンインターレースで順次読み出す撮
    像手段と、この撮像手段からの信号の利得を調整する利
    得調整手段と、この利得調整手段で利得調整された信号
    に、一定の信号処理を施して映像信号を生成し、かつ画
    面全体の明るさを表す平均輝度信号を生成する信号処理
    部と、前記平均輝度信号の情報をもとに前記撮像手段の
    露光時間を制御する露光制御手段とを備え、前記露光制
    御手段は、あらかじめ設定されたF値以下に絞りが調整
    されない条件の下で、露光時間が1フィールド期間より
    も短い一定の期間になるよう前記撮像手段を制御し、被
    写体の明るさに応じて絞りで露光調整をすることを特徴
    とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 露光制御手段は被写体の明るい場合は絞
    りで露光調整し、絞りでの露光調整が不能な暗い場合は
    利得調整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整
    をする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 被写体像を撮像面に結像するレンズと、
    このレンズの一部であって前記撮像面に入射する光量を
    調整する絞りと、前記撮像面上の画像情報を光電変換し
    1フレーム期間にノンインターレースで順次読み出す撮
    像手段と、この撮像手段からの信号の利得を調整する利
    得調整手段と、この利得調整手段で利得調整された信号
    に、一定の信号処理を施して映像信号を生成し、かつ画
    面全体の明るさを表す平均輝度情報を生成する信号処理
    部と、前記映像信号から映像の動き情報を動きベクトル
    として抽出する動き検出手段と、前記平均輝度信号の情
    報をもとに前記撮像手段の露光時間を制御する露光制御
    手段とを備え、前記露光制御手段は、前記動き検出手段
    で検出された前記動きベクトルの量に応じて任意に設定
    されたF値以下に絞りが調整されない条件の下で、露光
    時間が1フィールド期間よりも短い一定の期間になるよ
    う撮像手段を制御し、被写体の明るさに応じて絞りで露
    光調整をすることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 被写体像を撮像面に結像するレンズと、
    このレンズの一部であって前記撮像面に入射する光量を
    調整する絞りと、前記撮像面上の画像情報を光電変換し
    1フレーム期間にノンインターレースで順次読み出す撮
    像手段と、この撮像手段からの信号の利得を調整する利
    得調整手段と、この利得調整手段で利得調整された信号
    に、一定の信号処理を施して映像信号を生成し、かつ画
    面全体の明るさを表す平均輝度情報を生成する信号処理
    部と、前記映像信号から映像の動き情報を動きベクトル
    として抽出する動き検出手段と、前記平均輝度信号の情
    報をもとに前記撮像手段の露光時間を制御する露光制御
    手段とを備え、前記露光制御手段は動き検出手段で検出
    された動きベクトルの量に応じて期間設定された1フィ
    ールド期間より短い露光時間で撮像手段を制御し、被写
    体の明るさに応じて絞りで露光調整をすることを特徴と
    する撮像装置。
  5. 【請求項5】 露光制御手段は露光時間を1フィールド
    期間より短い期間で露光調整ができない場合は、利得調
    整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整をする
    請求項3または請求項4記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 被写体像を撮像面に結像するレンズと、
    このレンズの一部であって前記撮像面に入射する光量を
    調整する絞りと、前記撮像面上の画像情報を光電変換し
    1フレーム期間にノンインターレースで順次読み出す撮
    像手段と、この撮像手段からの信号の利得を調整する利
    得調整手段と、この利得調整手段で利得調整された信号
    に、一定の信号処理を施して映像信号を生成し、かつ画
    面全体の明るさを表す平均輝度信号を生成する信号処理
    部と、前記映像信号から映像の動き情報を抽出する動き
    検出手段と、前記平均輝度信号の情報をもとに前記撮像
    手段の露光時間を制御する露光制御手段とを備え、前記
    動き検出手段は画面を複数のブロックに分割した各ブロ
    ックごとに1フィールド以上前の映像と現在の映像の比
    較で算出された動きベクトル情報を出力し、前記露光制
    御手段は、前記動き検出手段で検出された前記動きベク
    トルの量があらかじめ設定された値を越えるブロックの
    数に応じて設定されたF値以下に絞りが調整されない条
    件の下で、露光時間が1フィールド期間よりも短い一定
    の期間になるよう撮像手段を制御し、被写体の明るさに
    応じて絞りで露光調整をすることを特徴とする撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 被写体像を撮像面に結像するレンズと、
    このレンズの一部であって前記撮像面に入射する光量を
    調整する絞りと、前記撮像面上の画像情報を光電変換し
    1フレーム期間にノンインターレースで順次読み出す撮
    像手段と、この撮像手段からの信号の利得を調整する利
    得調整手段と、この利得調整手段で利得調整された信号
    に、一定の信号処理を施して映像信号を生成し、かつ画
    面全体の明るさを表す平均輝度信号を生成する信号処理
    部と、前記映像信号から映像の動き情報を抽出する動き
    検出手段と、前記平均輝度信号の情報をもとに前記撮像
    手段の露光時間を制御する露光制御手段とを備え、前記
    動き検出手段は画面を複数のブロックに分割した各ブロ
    ックごとに1フィールド以上前の映像と現在の映像の比
    較で算出された動きベクトル情報を出力し、前記露光制
    御手段は動き検出手段で検出された動きベクトルの量に
    応じて期間設定された1フィールド期間より短い露光時
    間で撮像手段を制御し、被写体の明るさに応じて絞りで
    露光調整をすることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 露光制御手段は露光時間を1フィールド
    期間より短い期間で露光調整ができない場合は、利得調
    整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整をする
    請求項6または請求項7記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 被写体像を撮像面に結像するレンズと、
    レンズの一部であって前記撮像面に入射する光量を調整
    する絞りと、前記撮像面上の画像情報を光電変換し1フ
    レーム期間にノンインターレースで順次読み出す撮像手
    段と、この撮像手段からの信号の利得を調整する利得調
    整手段と、この利得調整手段で利得調整された信号に、
    一定の信号処理を施して映像信号を生成し、かつ画面全
    体の明るさを表す平均輝度信号を生成する信号処理部
    と、前記映像信号から映像の高周波成分の量を抽出する
    高域信号検出手段と、前記平均輝度信号の情報をもとに
    前記撮像手段の露光時間を制御する露光制御手段とを備
    え、前記露光制御手段は、前記高域信号検出手段で検出
    された前記高周波成分の量に応じて設定されたF値以下
    に絞りが調整されない条件の下で、露光時間が1フィー
    ルド期間よりも短い一定の期間になるよう前記撮像手段
    を制御し、被写体の明るさに応じて前記絞りで露光調整
    をすることを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 映像信号から映像の動き情報を抽出す
    る動き検出手段を有し、露光制御手段が動き検出手段で
    検出された動きベクトルの量に応じて期間設定された1
    フィールド期間より短い露光時間で撮像手段を制御し、
    被写体の明るさに応じて絞りで露光調整をする請求項9
    記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】 露光制御手段は露光時間を1フィール
    ド期間より短い期間で露光調整ができない場合は、利得
    調整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整をす
    る請求項9または請求項10記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 被写体像を撮像面に結像するレンズ
    と、このレンズの一部であって前記撮像面に入射する光
    量を調整する絞りと、前記撮像面上の画像情報を光電変
    換し1フレーム期間にノンインターレースで順次読み出
    す撮像手段と、この撮像手段からの信号の利得を調整す
    る利得調整手段と、この利得調整手段で利得調整された
    信号に、一定の信号処理を施して映像信号を生成し、か
    つ画面全体の明るさを表す平均輝度信号を生成する信号
    処理部と、前記映像信号から映像の高周波成分の量を抽
    出する高域信号検出手段と、前記平均輝度信号の情報を
    もとに前記撮像手段の露光時間を制御する露光制御手段
    とを備え、前記露光制御手段は、まず絞りを開く方向に
    制御しながら、逐次前記露光時間を変えて前記撮像手段
    の露光量を一定になるよう調整し、その過程で前記高域
    信号検出手段は前記高周波成分の量を逐次検出し、前記
    高周波成分の量が一定の量を少なくなる方向に変化する
    直前の絞りのF値以下に前記絞りが調整されない条件の
    下で、露光時間が1フィールド期間よりも短い一定の期
    間になるよう撮像手段を制御し、被写体の明るさに応じ
    て前記絞りで露光調整をすることを特徴とする撮像装
    置。
  13. 【請求項13】 映像信号から映像の動き情報を抽出す
    る動き検出手段を有し、露光制御手段が前記動き検出手
    段で検出された動きベクトルの量に応じて期間設定され
    た1フィールド期間より短い露光時間で撮像手段を制御
    し、被写体の明るさに応じて絞りで露光調整をする請求
    項12記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】 露光制御手段は露光時間を1フィール
    ド期間より短い期間で露光調整ができない場合は、利得
    調整手段で撮像手段からの信号を増幅して露光調整をす
    る請求項12または請求項13記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 画面を複数のブロックに分割した各ブ
    ロックごとに1フィールド以上前の映像と現在の映像の
    比較で算出された動きベクトル情報を出力し、前記動き
    ベクトルの量があらかじめ設定された一定値を越えたブ
    ロックの群を有効の撮像範囲とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項11、請
    求項12または請求項13記載の撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009514435A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 ゾラン コーポレイション カメラ及び場面の動きを考慮するカメラの露光最適化技術
KR20110088884A (ko) * 2010-01-29 2011-08-04 삼성전자주식회사 촬영 방법 및 장치와 그 기록 매체

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