JP2001126597A - 家電機器用の非接触型操作入力装置 - Google Patents

家電機器用の非接触型操作入力装置

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JP2001126597A
JP2001126597A JP30537099A JP30537099A JP2001126597A JP 2001126597 A JP2001126597 A JP 2001126597A JP 30537099 A JP30537099 A JP 30537099A JP 30537099 A JP30537099 A JP 30537099A JP 2001126597 A JP2001126597 A JP 2001126597A
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measuring sensor
distance measuring
adjustment
input device
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Kunikazu Eba
国和 江場
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Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログ量又はデジタル量を調節可能な家電
機器用の非接触型操作入力装置を提供する。 【解決手段】 家電機器用の非接触型操作入力装置は、
人体の一部を含む反射物16までの距離Lに応じた信号
を出力する測距センサ11と、測距センサ11が出力す
る信号に基づいて測距センサ11から反射物16までの
距離を計測する制御部17とを備える。測距センサ11
から反射物16までの距離Lが、調節されるアナログ量
又はデジタル量に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ポット、電磁
調理器、ホットプレート、空気清浄機、除湿機、加湿
機、炊飯器等の家電機器用の非接触型操作入力装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】家電機器では、例えば、電気ポットにお
ける湯の吐出量、空気清浄機、除湿機及び加湿機におけ
る風量、電磁調理器、ホットプレート等における加熱量
のような無段階的調節ないしはアナログ量の調節又は複
数の段階を持つデジタル量の調節を行う場合がある。ま
た、デジタル量の調節には各種タイマにおける時刻設定
等もある。従来の家電機器では、上記アナログ量又はデ
ジタル量調節の入力操作は、使用者がボリュームつまみ
や押しボタン式のスイッチを直接指で触れて行う構成が
一般的である。
【0003】一方、特開平9−120761号公報及び
特開平10−288365号公報等に開示されているよ
うに、焦電スイッチ、光電スイッチ、超音波センサ、測
距センサ等を使用した各種の非接触型操作入力装置が知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近時の家電機
器は小型化が進み、それに伴なって操作入力装置も小型
化している。そのため、上記のようにスイッチ等を手で
直接触って操作入力を行うのは、特に使用者が高齢者等
の身体機能に制約がある者の場合に困難である。
【0005】また、従来の非接触型操作入力装置は、単
に使用者の手や指が検知されているか否かに基づいて、
電源のオン・オフ、装置の作動・非作動等のいわば二値
的な操作しか行うことができない。従って、従来の非接
触型操作入力装置では、アナログ量又はデジタル量の調
節を行うことができない。また、従来の非接触型操作入
力装置では一つの測距センサ等に対して一種類の操作が
対応しているため、異なる操作毎にそれぞれ測距センサ
等が必要であり、装置が複雑化する。
【0006】そこで、本発明は、アナログ量又はデジタ
ル量の調節を行うことができる家電機器用の非接触型操
作入力装置を提供することを課題としている。また、本
発明は、一つの測距センサにより複数種類の操作入力を
行うことができる家電機器用の非接触型操作入力装置を
提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の本発明は、人体の一部を含む反射物までの距
離に応じた信号を出力する測距センサと、該測距センサ
が出力する信号に基づいて測距センサから上記反射物ま
での距離を計測する制御部とを備え、上記測距センサか
ら反射物までの距離が、調節されるアナログ量又はデジ
タル量に対応している家電機器用の非接触型操作入力装
置を提供するものである。
【0008】第1の本発明の非接触型操作入力装置であ
れば、使用者は、例えば手を測距センサに対して接近又
は離反させることにより、アナログ量又はデジタル量の
調節を行うことができる。従って、高齢者等の身体機能
に制約があるためにボリュームつまみや押しボタン式の
スイッチを操作するのが困難な使用者であっても簡単か
つ確実にアナログ量又はデジタル量の調節を行うことが
できる。
【0009】例えば、上記家電機器が電気ポットの場
合、上記測距センサから反射物までの距離が湯の吐出量
に対応する。
【0010】上記測距センサに対して所定距離だけ離れ
た第1の距離から、該第1の距離よりも測距センサに対
する距離が離れた第2の距離までの調節領域が設定さ
れ、該調節領域内に位置する反射物が、上記第1の距離
よりも測距センサに接近して上記調節領域から外れ、上
記第1の距離よりも測距センサから離れて上記調節領域
内に入り、上記第2の距離よりも測距センサから離れて
上記調節領域から外れ、さらに上記第2の距離よりも測
距センサに接近して上記調節領域内に入ると、アナログ
量又はデジタル量の調節が可能となることが好ましい。
【0011】この場合、使用者が例えば手を測距センサ
に対して接近及び離反させた後再度接近させるという動
作を行うことがアナログ量又はデジタル量の調節操作を
開始する条件となるため、誤操作を防止することができ
る。
【0012】報知手段を備え、上記制御装置は上記反射
物が上記調節領域内から調節領域外に移動する際、上記
報知手段を駆動することが好ましい。この場合、使用者
は例えば手が調節領域内から調節領域外に移動したこと
を、報知手段の作動により認識することができるため、
上記アナログ量又はデジタル量の調節操作の開始条件と
なる動作を簡単かつ確実に行うことができる。
【0013】上記報知手段は、発光ダイオード等からな
るランプ、液晶装置等の発光手段であってもよく、ブザ
ー等の音響発生手段であってもよい。
【0014】発光手段を備え、上記制御装置は上記アナ
ログ量又はデジタル量の出力に応じた周期で上記発光手
段を点滅させてもよい。この場合、使用者はアナログ量
又はデジタル量の出力を点滅の周期により認識すること
ができる。
【0015】音響発生手段を備え、上記制御装置は上記
アナログ量又はデジタル量の出力に応じた周期で上記音
響手段を断続的に駆動してもよい。この場合、使用者は
アナログ量又はデジタル量の出力を断続音の周期により
認識することができる。
【0016】第2の発明は、人体の一部を含む反射物ま
での距離に応じた信号を出力する測距センサと、該測距
センサが出力する信号に基づいて測距センサから上記反
射物までの距離を計測する制御部とを備え、上記測距セ
ンサからの距離が異なる複数の操作領域が設定され、各
操作領域に異なる操作内容が割り当てられている家電機
器用の非接触型操作入力装置を提供するものである。
【0017】第2の発明の非接触型操作入力装置であれ
ば、使用者は手を複数の操作領域のいずれかに配置する
ことによりその操作領域に割り当てられた操作を行うこ
とができる。すなわち、第2の発明の非接触型操作入力
装置では、一つの測距センサで複数種類の操作入力が可
能であり、異なる操作毎にそれぞれ測距センサを設ける
場合と比較して装置構成が簡易である。
【0018】例えば、上記家電機器が炊飯ジャーの場合
に、2つの操作領域を設定し、一方の操作領域にタイマ
の時刻設定を時間単位又は分単位で進める操作を割り当
て、他方の操作領域にタイマの時刻設定を時間単位又は
分単位で戻す操作を割り当てることができる。上記制御
装置は、上記反射物が上記各操作領域に所定時間以上止
まると対応する操作が入力されたと判断することが好ま
しい。これにより偶発的に操作領域に手や指が配置され
ることによる誤操作を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施形態に基づ
いて本発明について詳細に説明する。 (第1実施形態)図1及び図2は、本発明の実施形態の
非接触型操作入力装置を備える電動給湯ポット1を示し
ている。この電動給湯ポット1は、図示しない内容器が
配設された容器本体3と、この容器本体3を開閉可能に
閉塞する蓋体4とを備えている。また、上記容器本体3
内には、図示しないポンプ等を備え、給湯口5からの湯
の吐出量(第1の発明におけるアナログ量)を無段階的
に調節するための吐出量調節部7が設けられている。
【0020】容器本体3の正面に設けられた操作パネル
8は、測距センサ11、ランプ(第1の発明における報
知手段及び発光手段を構成する。)12、ブザー(第1
の発明における報知手段及び音響発生手段を構成す
る。)13、液晶表示装置14及び複数の押しボタン式
のスイッチ15を備えている。上記測距センサ11は、
発光ダイオード等からなり赤外線等の光線を照射する発
光部11aと、使用者の手や指等の反射物16で反射さ
れた光線を受光する受光部11bとを備え、受光部11
bへの反射光の入射角度の変化により検出される反射物
16までの距離に応じた信号を出力する。
【0021】上記容器本体3内にはマイクロコンピュー
タからなる制御装置(制御部)17が収容されており、
この制御装置17と上記測距センサ11が非接触型操作
入力装置を構成している。制御装置17は、中央処理装
置(CPU)18、ROM19、RAM20及びタイマ
21を備えている。上記ROM19には、制御プログラ
ムが記憶されている。上記CPU18は、上記測距セン
サ11からの入力信号を処理し、測距センサ11から反
射物16までの距離を計測すると共に、上記RAM20
及びタイマ21と協働しつつ、ROM19に記憶された
制御プログラムを実行し、上記吐出量調節部7、ランプ
12及びブザー13を制御する。また、制御装置17は
上記操作パネル8のスイッチ15からの入力信号や図示
しない各種センサからの入力信号を上記制御プログラム
に基づいて処理し、内容器内の液体を加熱するためヒー
タ(図示せず)等を制御する。
【0022】次に、本実施形態の非接触型操作入力装置
による湯の吐出量の調節について説明する。図2に示す
ように、上記測距センサ11に対して所定距離だけ離れ
た第1の距離CS(本実施形態では5cm)から、この
第1の距離CSよりも測距センサ11に対する距離が離
れた第2の距離CL(本実施形態では20cm)までの
調節領域25が設定されている。本実施形態では、この
調節領域25内で使用者の手や指等の反射物16を測距
センサ11に対して接近及び離反させて湯の吐出量を調
節する構成となっている。また、本実施形態では、後述
するように反射物16が測距センサ11に対して接近及
び離反した後、再度測距センサ11に接近することが吐
出量調節操作の開始条件となっている。
【0023】まず、図3のステップS1で、計測距離L
が距離CS以上から距離CSよりも小さい値に変化したこ
と、すなわち調節領域25内に位置していた反射物16
が距離CSよりも測距センサ11に接近することにより
調節領域25から外れたことが検出されるとステップS
2に移行する。ステップS2では、上記ランプ12が所
定時間(本実施形態では0.5秒間)点灯すると共に、
ブザー13が所定時間(本実施形態では0.1秒間)作
動して報知音が鳴る。また、ステップS3でタイマ21
が始動する。
【0024】次に、ステップS4で計測距離Lが距離C
L以下から距離CLよりも大きくなったこと、すなわち調
節領域25に位置する反射物16が距離CLよりも測距
センサ11から離れることにより調節領域25から外れ
たことが検出されると、ステップS5を経て後述するス
テップS7に移行する。ステップS5では、上記ステッ
プS2と同様に、ランプ12が所定時間点灯すると共
に、ブザー13が所定時間作動する。
【0025】一方、上記ステップS4で計測距離Lが距
離CL以下から距離CLよりも大きくなったことが検出さ
れない場合には、ステップS6に移行する。ステップS
6では、タイマ21の始動後t1秒(本実施形態では5
秒)経過していなければ上記ステップS4に戻り、経過
していればステップS12に移行して吐出量調節部7の
動作が停止される。
【0026】上記ステップS7で、計測距離Lが距離C
S以上距離CL以下であること、すなわち反射物16が調
節領域25に位置することが検出されると、ステップS
8において後述する吐出量調節が実行され、検出されな
い場合はステップS9に移行する。ステップS9におい
て、計測距離Lが距離CL以下から距離CLよりも大きく
なったことが上記ステップS4で検出された後t2秒
(本実施形態では10秒)経過していないければ上記ス
テップS7に戻り、経過していればステップS12に移
行して吐出量調節部7の動作が停止される。
【0027】本実施形態では、上記ステップS1,S
4,S7の条件がすべて満たされた場合にステップS8
の吐出量調節に移行する。これらの条件がすべて満たさ
れるのは、反射物16が、まず距離CSよりも測距セン
サ11に接近して調節領域25から外れ、次に、距離C
Sよりも測距センサ11から離れて調節領域25内に入
り、さらに、距離CLよりも測距センサ11から離れて
調節領域25から外れ、さらにまた、距離CLよりも測
距センサ11に近づいて調節領域25内に入った場合で
ある。従って、使用者がこの条件を満たすように反射物
16を測距センサ11に対して接近及び離反させた後再
度接近させるという動作を行うことが吐出量調節操作を
開始する条件となる。よって、本実施形態では、偶発的
に反射物16が調節領域25内に入ることによる誤操作
を防止することができる。
【0028】また、ステップS4,S6,S12に示す
ように、所定の時間が経過しても計測距離Lが距離CL
以下から距離CLよりも大きくなったことが検出されな
ければ吐出量調節部7の動作が停止されると共に、ステ
ップS7,S9,S12に示すように、所定の時間が経
過しても計測距離Lが距離CL以下から距離CLよりも大
きくなったことが検出されなければ吐出量調節部7の動
作が停止される。よって、上記偶発的に反射物16が調
節領域25内に入ることによる誤操作をより確実に防止
することができる。
【0029】さらに、上記ステップS1で計測距離Lが
距離CS以上の値から距離CSよりも小さい値に変化した
場合及びステップS4で計測距離Lが距離CL以下の値
から距離CLよりも大きくなった場合、すなわち反射物
16が調節領域25内から調節領域25外に移動する際
に、上記ステップS2,S5に示すようにランプ12が
点灯しブザー13が作動する。よって、使用者は反射物
16が調節領域25内から調節領域25外に移動したこ
とを、視覚及び聴覚により認識することができ、上記吐
出量調節操作の開始条件となる動作を確実に行うことが
できる。
【0030】上記ステップS8では、測定距離Lに応じ
た値に湯の吐出量を調節する制御信号が制御装置17か
ら吐出量調節部7に出力される。本実施形態における制
御装置17は、計測距離Lが短い程、すなわち反射物1
6が測距センサ11に接近している程吐出量が大きくな
るように吐出量調節部7に制御信号を出力する。従っ
て、使用者は反射物16を測距センサ11に対して接近
又は離反させるだけで湯の吐出量を調節することがで
き、高齢者等の身体機能の制約によりボリュームつまみ
や押しボタン式スイッチを操作するのが困難な使用者で
あっても、簡単かつ確実に湯の吐出量を調節することが
できる。なお、計測距離Lが大きい程、すなわち反射物
16が測距センサ11から遠ざかる程、湯の吐出量が増
加するようにしてもよい。
【0031】また、上記ステップS8では、制御装置1
7が上記ランプ12を点滅させる。このランプ12の点
滅の周期は吐出量が大きくなる程短くなる。よって、使
用者は湯の吐出量の変化をランプ12の点滅周期によっ
て視覚的に認識することができる。
【0032】さらに、上記ステップS8では、制御装置
17が上記ブザー13を断続的に作動させて断続的な報
知音を発生させる。この断続的な報知音の周期は吐出量
が大きくなる程短くなる。よって、使用者は湯の吐出量
の変化を報知音の周期により聴覚で認識することができ
る。なお、ステップS8で、上記ランプ12とブザー1
3のうちのいずれか一方のみを作動させてもよい。
【0033】ステップS10において、上記ステップS
7で計測距離Lが距離CS以上距離CL以下であることが
検出されてからt3秒(本実施形態では60秒)経過し
たことが検出されると、ステップS12で制御装置17
から吐出量調節部7に給湯停止信号が出力され、湯の吐
出が停止する。よって、使用者が何らかの理由で調節領
域25内に反射物16を配置したままであっても上記t
3秒が経過すると湯の吐出が停止し、安全である。
【0034】また、ステップS11で測定距離Lが距離
Lを上回るか、距離CSを下回ることが検出された場
合、すなわち反射物16が調節領域25の範囲外に位置
することが検出されると、ステップS12に移行して吐
出量調節部7の給湯停止信号が出力される。
【0035】なお、本実施形態の非接触型操作入力装置
は、電気給湯ポット1における給湯量を調節するもので
あるが、空気清浄機、除湿機及び加湿機における風量調
節、電磁調理器、ホットプレート等における加熱量調節
の無段階的調節ないしはアナログ量調節又は段階的調節
ないしはデジタル量調節についても第1の発明を適用す
ることができる。さらに、上記上記ステップS2,S
5,S8において、ランプ12に代えて液晶表示装置1
4に何らかの表示を表示させたり点滅させたりしてもよ
い。
【0036】(第2実施形態)図4及び図5は、第2実
施形態の非接触型操作入力装置を備える炊飯器31を示
している。本実施形態の非接触型操作入力装置では、測
距センサからの距離が異なる2つの操作領域が設定さ
れ、これらの操作領域が炊飯完了時刻(炊き上がり時
刻)の設定操作に対応している。
【0037】上記炊飯器31は蓋体33により開閉され
る炊飯器本体34の内部に内鍋(図示せず。)が取出し
自在に配設され、この内鍋は図示しないヒータにより加
熱される。
【0038】上記炊飯器本体34の前面に設けられた操
作パネル36は、測距センサ11、液晶表示装置37、
炊飯完了時刻の「時」設定用の押しボタン式スイッチ
(以下「時設定スイッチ」という。)38、「分」設定
用の押しボタンス式イッチ(「分設定スイッチ」とい
う。)39及びその他のスイッチ40を備えている。
【0039】上記炊飯器本体34内に収容されたマイク
ロコンピュータからなる制御装置45は、CPU46、
ROM47、RAM48及びタイマ49備えている。上
記CPU46は、上記測距センサ11からの入力信号を
処理し、測距センサ11から反射物16までの距離を計
測すると共に、この計測結果と上記時設定スイッチ38
及び分設定スイッチ39からの入力信号に基づいて、上
記RAM48及びタイマ49と協働しつつ、ROM47
に記憶された制御プログラムを実行する。また、制御装
置45は上記操作パネル36のスイッチ40からの入力
信号や図示しない各種センサからの入力信号を上記制御
プログラムに基づいて処理し、上記ヒータ等を制御す
る。
【0040】図5に示すように、上記測距センサ11に
対して所定の距離だけ離れた第1の距離DS(本実施形
態では5cm)から、この第1の距離DSよりも測距セ
ンサ11に対する距離が離れた第2の距離DL(本実施
形態では12cm)までの第1の操作領域51が設定さ
れている。また、上記第2の距離DLよりも測距センサ
11からの距離が離れた第3の距離ES(本実施形態で
は18cm)から、この第3の距離ESよりも測距セン
サ11に対する距離が離れた第4の距離EL(本実施形
態では25cm)までの第2の操作領域52が設定され
ている。後述するように第1の操作領域51が炊飯完了
時刻設定の「時」又は「分」を進める操作に対応し、第
2の操作領域52が「時」又は「分」を戻す操作に対応
している。
【0041】まず、図6のステップS101で、上記時
設定スイッチ38又は分設定スイッチ39がオン状態で
あることが検出されると、ステップS102で液晶表示
装置37に炊飯完了時刻の「時」及び「分」が表示され
る。
【0042】次に、計測距離Lが距離DS以上距離DL
下であること、すなわち使用者の手や指等の反射物16
が上記第1の操作領域51に位置していることが検出さ
れ、かつ、ステップS104でt’秒(この例では1
秒)経過したことが検出されると、ステップS105に
移行する。一方、上記ステップS103で計測距離Lが
距離DS以上距離DL以下でない場合又はステップS10
4でt’秒経過しなかった場合には、後述するステップ
S109に移行する。
【0043】上記ステップS105で時設定スイッチ3
8がオン状態であればステップS106で液晶表示装置
37に表示された炊飯完了時刻が1時間進められる。一
方、ステップS105で時設定スイッチ38がオンでな
ければステップS107に移行する。
【0044】ステップS107で分設定スイッチ39が
オン状態であればステップS108で液晶表示装置37
に表示された炊飯完了時刻が10分進められる。
【0045】次に、ステップS109で計測距離Lが距
離ES以上距離EL以下、すなわち反射物16が上記第2
の操作領域52に位置していることが検出され、かつ、
ステップS110で上記t’秒経過したことが検出され
ると、ステップS111に移行する。一方、上記ステッ
プS109で計測距離Lが距離ES以上距離EL以下でな
い場合又はステップS110でt’秒経過しなかった場
合には、後述するステップS115に移行する。
【0046】上記ステップS111で時設定スイッチ3
8がオン状態であればステップS112で液晶表示装置
37に表示された炊飯完了時刻が1時間戻される。一
方、ステップS111で時設定スイッチ38がオン状態
でなければステップS113に移行する。
【0047】ステップS113で分設定スイッチ39が
オン状態であればステップS114で液晶表示装置37
に表示された炊飯完了時刻が10分戻される。
【0048】ステップS115で、計測距離Lが距離E
Lを上回る場合又は距離DSを下回る場合には炊飯完了時
刻の設定が終了し、制御装置17はこの時刻に炊飯が完
了するように炊飯動作を行う。
【0049】本実施形態では、第1の操作領域51に炊
飯完了時刻の「時」又は「分」を進める操作を割り当
て、第2の操作領域52に炊飯完了時刻の「時」又は
「分」を戻す操作を割り当てているため、使用者は反射
物16をこれらの操作領域51,52に移動させるだけ
で、炊飯完了時刻の設定を行うことができ、高齢者等の
身体機能の制約によりボリュームつまみや押しボタン式
スイッチを操作するのが困難な使用者であっても炊飯開
始時刻の設定を簡単かつ確実に行うことができる。
【0050】また、上記ステップS105,S110に
示すように反射物16が第1又は第2の操作領域51,
52に位置する状態でt’秒経過したときに初めて
「時」又は「分」を進め又は戻すようにしているため、
偶発的に反射物16が操作領域51,52内に入ること
による誤操作を防止することができる。
【0051】さらに、本実施形態の非接触型操作入力装
置では、上記のように第1の操作領域51に反射物16
を配置すれば炊飯完了時刻の「時」又は「分」を進める
操作を行うことができ、第2の操作領域52に反射物1
6を配置すれば炊飯完了時刻の「時」又は「分」を戻す
操作を行うことができる。すなわち、本実施形態の非接
触型操作入力装置では、一つの測距センサ11で2種類
の操作入力が可能であり、異なる操作毎にそれぞれ測距
センサを設ける場合と比較して装置の構成が簡易であ
る。
【0052】なお、本実施形態では2つの操作領域5
1,52を炊飯完了時刻の「時」及び「分」の設定に割
り当てているが、調理メニュー設定等の他の操作を上記
操作領域51,52により割り当ててもよい。また、本
実施形態では2つの操作領域を設定しているが、3つ以
上の操作領域を設定してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
本発明の家電機器用の非接触型操作入力装置では、測距
センサから使用者の手や指等の反射物までの距離が、電
動給湯ポットにおける湯の吐出量等の調節されるアナロ
グ量又はデジタル量に対応しているため、使用者は、反
射物を測距センサに対して接近又は離反させることによ
り、アナログ量又はデジタル量の調節を行うことができ
る。従って、高齢者等の身体機能に制約があるためにボ
リュームつまみや押しボタン式スイッチを操作するのが
困難な使用者であっても簡単かつ確実にアナログ量又は
デジタル量の調節を行うことができる。
【0054】また、第2の発明の家電機器用の非接触型
操作入力装置では上記測距センサからの距離が異なる複
数の操作領域が設定され、各操作領域に異なる操作内容
が割り当てられているため、一つの測距センサで複数種
類の操作入力が可能であり、異なる操作毎にそれぞれ測
距センサを設ける場合と比較して装置の構成が簡易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の非接触型操作入力装
置を備える電動給湯ポットを示す概略斜視図である。
【図2】 測距センサから反射物までの距離と入力操作
の関係を説明するための概略図である。
【図3】 図1の電動給湯ポットの制御装置の動作を示
すフローチャートである。
【図4】 本発明の第2実施形態の非接触型操作入力装
置を備える炊飯器を示す概略斜視図である。
【図5】測距センサから反射物までの距離と入力操作の
関係を説明するための概略図である。
【図6】 図4の炊飯器の制御装置の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 電動給湯ポット 3 容器本体 4 蓋体 5 給湯口 7 吐出量調節部 8,36 操作パネル 11 測距センサ 11a 発光部 11b 受光部 12 ランプ 13 ブザー 14,37 液晶表示装置 15,40 スイッチ 16 反射物 17,45 制御装置 18,46 CPU 19,47 ROM 20,48 RAM 21,49 タイマ 25 調節領域 31 炊飯器 33 蓋体 34 炊飯器本体 38 時設定スイッチ 39 分設定スイッチ 51,52 操作領域 L 計測距離 CS,CL,DS,DL,ES,EL 距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01V 8/12 G06F 3/00 680A G06F 3/00 680 G01V 9/04 A Fターム(参考) 2F069 AA02 BB40 GG07 GG09 HH09 QQ00 QQ07 QQ09 2F112 AA05 BA02 BA18 CA20 5G055 AA03 AB04 AD12 AE46 AG11 AG36 5J084 AA05 AB07 AD06 BA02 BA32 CA31 CA61 EA29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の一部を含む反射物までの距離に応
    じた信号を出力する測距センサと、 該測距センサが出力する信号に基づいて測距センサから
    上記反射物までの距離を計測する制御部とを備え、 上記測距センサから反射物までの距離が、調節されるア
    ナログ量又はデジタル量に対応している家電機器用の非
    接触型操作入力装置。
  2. 【請求項2】 上記測距センサに対して所定距離だけ離
    れた第1の距離から、該第1の距離よりも測距センサに
    対する距離が離れた第2の距離までの調節領域が設定さ
    れ、 該調節領域内に位置する反射物が、上記第1の距離より
    も測距センサに接近して上記調節領域から外れ、上記第
    1の距離よりも測距センサから離れて上記調節領域内に
    入り、上記第2の距離よりも測距センサから離れて上記
    調節領域から外れ、さらに、上記第2の距離よりも測距
    センサに接近して上記調節領域内に入ると、アナログ量
    又はデジタル量の調節が可能となる請求項1に記載の非
    接触型操作入力装置。
  3. 【請求項3】 報知手段を備え、上記制御装置は上記反
    射物が上記調節領域内から調節領域外に移動する際、上
    記報知手段を駆動することを特徴とする請求項2に記載
    の非接触型操作入力装置。
  4. 【請求項4】 発光手段を備え、上記制御装置は上記ア
    ナログ量又はデジタル量の出力に応じた周期で上記発光
    手段を点滅させることを特徴する請求項1から請求項3
    のいずれか1項に記載の非接触型操作入力装置。
  5. 【請求項5】 音響発生手段を備え、上記制御装置は上
    記アナログ量又はデジタル量の出力に応じた周期で上記
    音響手段を断続的に駆動することを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれか1項に記載の非接触型操作入力
    装置。
  6. 【請求項6】 人体の一部を含む反射物までの距離に応
    じた信号を出力する測距センサと、 該測距センサが出力する信号に基づいて測距センサから
    上記反射物までの距離を計測する制御部とを備え、 上記測距センサからの距離が異なる複数の操作領域が設
    定され、各操作領域に異なる操作内容が割り当てられて
    いる家電機器用の非接触型操作入力装置。
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