JP2001126546A - 編組電線およびその製造方法 - Google Patents

編組電線およびその製造方法

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JP2001126546A
JP2001126546A JP30069799A JP30069799A JP2001126546A JP 2001126546 A JP2001126546 A JP 2001126546A JP 30069799 A JP30069799 A JP 30069799A JP 30069799 A JP30069799 A JP 30069799A JP 2001126546 A JP2001126546 A JP 2001126546A
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braided
electric wire
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yarn
warp
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Yoji Furumoto
洋司 古本
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HUMAN HAITEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多芯ケーブルの導線に発生する熱を自由に放
散でき、かつ所要の幅、長さの多芯電線を容易に製造す
ることにある。 【解決手段】 経糸2に導線を用い、緯糸3に合成樹脂
等の糸材を用いて所定の幅に導線を編組したものであ
る。特に、緯糸3にガラス繊維糸の耐火性糸を用いた
り、所定のピッチでアラミド繊維糸やポリイミド繊維糸
等の補強糸4を用いて編組することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電線分野における
編組電線およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、保安機器、通信機器などの自動制
御装置や機器には、多数の電機配線が施されて、各アク
チュエーターや検出器、表示器等を電気制御するように
している。
【0003】そして、上記の制御や通信用の電線では、
一本のビニールチューブに多数の制御線を内装した多芯
ケーブルや、制御線を並列に並べたフラットケーブルが
一般的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の多芯ケ
ーブルでは、多芯の制御線の発熱が放散するのをビニー
ルチューブで邪魔されて好ましくない場合があり、また
後者のフラットケーブルは3m、5m、10mといった
長尺のケーブルを製造するのが容易でないものであっ
た。
【0005】また、これらのケーブルでは、装置や機器
に火災が発生した場合、内装する電線の被覆材等が溶融
したり、焼失したりして、隣接する電線が付着して短絡
し、装置や機器が続行して使用することができなくなる
ものであった。
【0006】
【議題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、経糸
に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の糸材を用いて所定の
幅に導線を編組して形成したことを特徴とする編組電線
およびその製造方法を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の編組電線およびその製造
方法は、経糸に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の糸材を
用いて所定の幅に導線を編組して形成することを特徴と
している。
【0008】編組電線1は、図1(a)、(b)のよう
に経糸2に所定径の銅、アルミニウム、銀などの良電体
の単線や撚線等の導線を用い、緯糸3に絹糸や木綿糸、
塩化ビニール、ナイロン、ポリプロピレン、フッ素樹
脂、ガラス、炭化珪素などの繊維糸を用いて、平編、丸
編で所定の幅、所定の長さに形成するものである。
【0009】経糸2としては、基本的に上記したような
良電体の導線であり、エナメル等を塗着したり、ビニー
ルチューブ、ガラスチューブなどを被覆した被覆導線と
することができ、用途に応じて同径ないし異径のものを
所定数並設することができる。
【0010】また、緯糸3としては、上記したように絹
糸や木綿糸などの天然繊維糸、合成樹脂等の絶縁糸が利
用でき、特に耐熱性のポリアミイドやアラミド繊維が好
ましく、また耐火性のガラスや炭化珪素、アルミナ・ボ
リヤ・シリカ系等のセラミックファイバーの繊維糸がな
お好ましい。
【0011】上記経糸2、緯糸3は、現在使用されてい
る制御線の太さに対応することができるが、数ミクロン
等の極細等として、薄くて幅狭の多芯の編組電線1とす
ることもできる。
【0012】特に、緯糸3をそれぞれ密接するように密
に編んで、経糸2の導線が表面に表れなくすると、導線
の絶縁がはかれて好ましく、また上記または下記編組電
線1の表面に可撓性に富んだシリコーン系重合体等を所
定厚さに塗布したり、被覆したりして絶縁性、耐熱性、
可撓性を高めるようにできる。
【0013】また、上記した編組電線1の引っ張り強度
を高めるのに、図2のように適宜数の導線間の適宜の位
置にスチール線やカーボン線、アラミド線などの補強線
4を経糸として編み込むことができる。
【0014】また、上記した編組電線1の絶縁性を高め
るのに、図3のように並設する導線間に適宜数の絶縁性
の合成樹脂繊維糸や、好ましくは耐火性のガラスや炭化
珪素、アルミナ・ボリヤ・シリカ系のセラミックファイ
バー糸等の絶縁用糸5を編み込むことができる。
【0015】このような経糸2、緯糸3は、通常の織物
と同じように平編機や丸編機で編成していくことができ
るもので、制御線の経糸2としては、数本や数十本ない
し百本等の編組電線1とすることができ、これらは図4
のように所要数の芯線を数cm〜数十cmの所定の幅で
繰り返して、これらの間を切断して所要芯線数毎の編組
電線とすることもできる。
【0016】このようにして編組した編組電線は、従来
のフラットケーブルに代えて使用できるものであり、特
に数mないし数十mといった長尺の用途に使用すること
ができ、また導線からの発熱を自由に放散できて好まし
いものである。
【0017】またさらに、上記緯糸に耐火性糸を使用す
ることにより、たとえ火災等に遭遇しても、縦糸である
導線間が緯糸で所定の間隔を設けられて絶縁性が保たれ
るので、導線が短絡するのが防止でき、火災により通信
や情報、送信、運転、操作が不能となってるのを防止で
き、安全を必要とする保安や医療機器や装置に特に好ま
しく使用できる。
【0018】たとえば、病院や消防署、公共施設、寺
院、図書館、学校、銀行、建物のエレベーター、救急車
およびその他の自動車、航空機、船舶などの機器や装置
の配設を挙げることができる。
【0019】
【実施例】図1以下は、本発明の一実施例を示すもので
ある。図1(a)、(b)では、0.8mm径等のビニ
ール被覆の導線を経糸2として繰り出し、0.5mm径
等のガラス繊維糸を緯糸3として挿通して、平編で導線
を12〜48本、幅5〜10cm、長さ5m以上に編成
するようにしたものである。
【0020】そして、上記編組電線1に火を近づけて燃
焼して経糸2のビニールが溶融状態となっても、緯糸3
のガラス繊維糸は燃焼したり、溶融しないので、隣り合
う導線は付着せず、所要の制御や送信を続行することが
できる。
【0021】図2は、本発明の他の実施例で、5本毎の
導線の間に0.8mm等のアラミド繊維糸の補強糸4を
経糸2として編成し、編組電線1を補強したものであ
る。
【0022】図3は、本発明のさらに他の実施例で、経
糸2の各導線間に0.5〜0.8mmのガラス繊維糸等
の絶縁用糸5を1〜数本ずつ編成し、火災時等の各導線
間の絶縁を確実に行えるようにしたものである。なお、
補強糸4と絶縁用糸5を併用することもできる。
【0023】また図4は、本発明のさらに他の実施例
で、上記した導線数を所定芯線数繰り返して編成するよ
うにするとともに、これらの各導線グループ間に0.3
mm径等の塩化ビニール等の熱溶着性の合成樹脂糸6を
経糸として5〜10本編成し、この各導線グループ間を
加熱ローラーで加熱押圧して切断容易としたものであ
る。この場合、丸編とするのが生産性が高くできて好ま
しい。
【0024】本実施例では、編組電線をそのまま使用す
ることができるが、これを上記した導線グループ毎に加
熱ローラーの押圧部で切断して使用することができる。
【0025】なお、各導線については、両側端側がほど
けないように適宜の端末処理を行えるものであり、また
従来のように所定の色彩やライン等を付して識別化をは
かるなど適宜に行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、導線を
平編状等に編成するので、導線からの発熱を自由に放散
することができて熱劣化するのを防止できるとともに、
所要の幅、長さのフラットケーブル状の電線を容易に製
造することができる。
【0027】また、緯糸にガラス繊維糸等の耐火性糸を
用いることによって、たとえ火災等が発生して上記電線
が燃焼しても、緯糸の耐火性によって導線の経糸間を絶
縁距離に保てて所要の送信や制御を続行することができ
る。
【0028】また、経糸および緯糸が極細繊維糸とする
ことによって、電線密度を高められて上記した編組電線
を形成できる。
【0029】また、緯糸に所定のピッチでアラミド繊維
糸やポリイミド繊維糸等の補強糸を用いて編組したこと
によって、上記編組電線の補強がはかれ、強度の強いフ
ラットケーブルが得られる。
【0030】さらに、所定のピッチ毎に導線間に所定の
間隔を設けて導線を編組し、所定の幅に切断できるよう
に形成したことによって、上記編組電線を所定本数の広
幅のものや、用途に応じて適宜に切断して所定幅のもの
として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した説明用拡大平
面図(a)および説明用拡大断面図(b)、
【図2】同上の他の一部省略した説明用拡大断面図、
【図3】同上のさらに他の一部省略した説明用拡大断面
図、
【図4】同上のさらに他の一部省略した説明用拡大断面
図。
【符号の説明】
1…編組電線 2…経糸
3…緯糸 4…補強糸 5…絶縁用糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の
    糸材を用いて所定の幅に導線を編組して形成したことを
    特徴とする編組電線。
  2. 【請求項2】 緯糸にガラス繊維糸等の耐火性糸を用い
    た請求項1に記載の編組電線。
  3. 【請求項3】 経糸および緯糸が極細のものである請求
    項1または2に記載の編組電線。
  4. 【請求項4】 緯糸の適宜位置にアラミド繊維糸やポリ
    イミド繊維糸等の補強糸を用いて編組した請求項1ない
    し3のいずれかに記載の編組電線。
  5. 【請求項5】 所定のピッチ毎の導線間に所定の間隔を
    設けて導線を編組して所定の幅に切断して使用するよう
    に形成した請求項1ないし4のいずれかに記載の編組電
    線。
  6. 【請求項6】 経糸に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の
    糸材を用いて所定の幅および所定の長さに導線を編組し
    ていくことを特徴とする編組電線の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156126A (ja) * 2011-01-07 2012-08-16 Hitachi Cable Ltd ケーブル
CN104078127A (zh) * 2014-07-18 2014-10-01 南京全信传输科技股份有限公司 手工编织扁平柔软电缆组件及其制备方法
JP2016039061A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 日本電気硝子株式会社 フレキシブル金属線及びその製造方法並びにフレキシブル配線
CN114635220A (zh) * 2022-03-16 2022-06-17 湖州现代纺织机械有限公司 一种扁平电缆线排的梭织设备

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