JP2001126546A - 編組電線およびその製造方法 - Google Patents
編組電線およびその製造方法Info
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Abstract
散でき、かつ所要の幅、長さの多芯電線を容易に製造す
ることにある。 【解決手段】 経糸2に導線を用い、緯糸3に合成樹脂
等の糸材を用いて所定の幅に導線を編組したものであ
る。特に、緯糸3にガラス繊維糸の耐火性糸を用いた
り、所定のピッチでアラミド繊維糸やポリイミド繊維糸
等の補強糸4を用いて編組することができる。
Description
編組電線およびその製造方法に関するものである。
御装置や機器には、多数の電機配線が施されて、各アク
チュエーターや検出器、表示器等を電気制御するように
している。
一本のビニールチューブに多数の制御線を内装した多芯
ケーブルや、制御線を並列に並べたフラットケーブルが
一般的に使用されている。
ーブルでは、多芯の制御線の発熱が放散するのをビニー
ルチューブで邪魔されて好ましくない場合があり、また
後者のフラットケーブルは3m、5m、10mといった
長尺のケーブルを製造するのが容易でないものであっ
た。
に火災が発生した場合、内装する電線の被覆材等が溶融
したり、焼失したりして、隣接する電線が付着して短絡
し、装置や機器が続行して使用することができなくなる
ものであった。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、経糸
に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の糸材を用いて所定の
幅に導線を編組して形成したことを特徴とする編組電線
およびその製造方法を提供するものである。
方法は、経糸に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の糸材を
用いて所定の幅に導線を編組して形成することを特徴と
している。
に経糸2に所定径の銅、アルミニウム、銀などの良電体
の単線や撚線等の導線を用い、緯糸3に絹糸や木綿糸、
塩化ビニール、ナイロン、ポリプロピレン、フッ素樹
脂、ガラス、炭化珪素などの繊維糸を用いて、平編、丸
編で所定の幅、所定の長さに形成するものである。
良電体の導線であり、エナメル等を塗着したり、ビニー
ルチューブ、ガラスチューブなどを被覆した被覆導線と
することができ、用途に応じて同径ないし異径のものを
所定数並設することができる。
糸や木綿糸などの天然繊維糸、合成樹脂等の絶縁糸が利
用でき、特に耐熱性のポリアミイドやアラミド繊維が好
ましく、また耐火性のガラスや炭化珪素、アルミナ・ボ
リヤ・シリカ系等のセラミックファイバーの繊維糸がな
お好ましい。
る制御線の太さに対応することができるが、数ミクロン
等の極細等として、薄くて幅狭の多芯の編組電線1とす
ることもできる。
に編んで、経糸2の導線が表面に表れなくすると、導線
の絶縁がはかれて好ましく、また上記または下記編組電
線1の表面に可撓性に富んだシリコーン系重合体等を所
定厚さに塗布したり、被覆したりして絶縁性、耐熱性、
可撓性を高めるようにできる。
を高めるのに、図2のように適宜数の導線間の適宜の位
置にスチール線やカーボン線、アラミド線などの補強線
4を経糸として編み込むことができる。
るのに、図3のように並設する導線間に適宜数の絶縁性
の合成樹脂繊維糸や、好ましくは耐火性のガラスや炭化
珪素、アルミナ・ボリヤ・シリカ系のセラミックファイ
バー糸等の絶縁用糸5を編み込むことができる。
と同じように平編機や丸編機で編成していくことができ
るもので、制御線の経糸2としては、数本や数十本ない
し百本等の編組電線1とすることができ、これらは図4
のように所要数の芯線を数cm〜数十cmの所定の幅で
繰り返して、これらの間を切断して所要芯線数毎の編組
電線とすることもできる。
のフラットケーブルに代えて使用できるものであり、特
に数mないし数十mといった長尺の用途に使用すること
ができ、また導線からの発熱を自由に放散できて好まし
いものである。
ることにより、たとえ火災等に遭遇しても、縦糸である
導線間が緯糸で所定の間隔を設けられて絶縁性が保たれ
るので、導線が短絡するのが防止でき、火災により通信
や情報、送信、運転、操作が不能となってるのを防止で
き、安全を必要とする保安や医療機器や装置に特に好ま
しく使用できる。
院、図書館、学校、銀行、建物のエレベーター、救急車
およびその他の自動車、航空機、船舶などの機器や装置
の配設を挙げることができる。
ある。図1(a)、(b)では、0.8mm径等のビニ
ール被覆の導線を経糸2として繰り出し、0.5mm径
等のガラス繊維糸を緯糸3として挿通して、平編で導線
を12〜48本、幅5〜10cm、長さ5m以上に編成
するようにしたものである。
焼して経糸2のビニールが溶融状態となっても、緯糸3
のガラス繊維糸は燃焼したり、溶融しないので、隣り合
う導線は付着せず、所要の制御や送信を続行することが
できる。
導線の間に0.8mm等のアラミド繊維糸の補強糸4を
経糸2として編成し、編組電線1を補強したものであ
る。
糸2の各導線間に0.5〜0.8mmのガラス繊維糸等
の絶縁用糸5を1〜数本ずつ編成し、火災時等の各導線
間の絶縁を確実に行えるようにしたものである。なお、
補強糸4と絶縁用糸5を併用することもできる。
で、上記した導線数を所定芯線数繰り返して編成するよ
うにするとともに、これらの各導線グループ間に0.3
mm径等の塩化ビニール等の熱溶着性の合成樹脂糸6を
経糸として5〜10本編成し、この各導線グループ間を
加熱ローラーで加熱押圧して切断容易としたものであ
る。この場合、丸編とするのが生産性が高くできて好ま
しい。
ることができるが、これを上記した導線グループ毎に加
熱ローラーの押圧部で切断して使用することができる。
けないように適宜の端末処理を行えるものであり、また
従来のように所定の色彩やライン等を付して識別化をは
かるなど適宜に行うことができる。
平編状等に編成するので、導線からの発熱を自由に放散
することができて熱劣化するのを防止できるとともに、
所要の幅、長さのフラットケーブル状の電線を容易に製
造することができる。
用いることによって、たとえ火災等が発生して上記電線
が燃焼しても、緯糸の耐火性によって導線の経糸間を絶
縁距離に保てて所要の送信や制御を続行することができ
る。
ことによって、電線密度を高められて上記した編組電線
を形成できる。
糸やポリイミド繊維糸等の補強糸を用いて編組したこと
によって、上記編組電線の補強がはかれ、強度の強いフ
ラットケーブルが得られる。
間隔を設けて導線を編組し、所定の幅に切断できるよう
に形成したことによって、上記編組電線を所定本数の広
幅のものや、用途に応じて適宜に切断して所定幅のもの
として使用することができる。
面図(a)および説明用拡大断面図(b)、
図、
図。
3…緯糸 4…補強糸 5…絶縁用糸
Claims (6)
- 【請求項1】 経糸に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の
糸材を用いて所定の幅に導線を編組して形成したことを
特徴とする編組電線。 - 【請求項2】 緯糸にガラス繊維糸等の耐火性糸を用い
た請求項1に記載の編組電線。 - 【請求項3】 経糸および緯糸が極細のものである請求
項1または2に記載の編組電線。 - 【請求項4】 緯糸の適宜位置にアラミド繊維糸やポリ
イミド繊維糸等の補強糸を用いて編組した請求項1ない
し3のいずれかに記載の編組電線。 - 【請求項5】 所定のピッチ毎の導線間に所定の間隔を
設けて導線を編組して所定の幅に切断して使用するよう
に形成した請求項1ないし4のいずれかに記載の編組電
線。 - 【請求項6】 経糸に導線を用い、緯糸に合成樹脂等の
糸材を用いて所定の幅および所定の長さに導線を編組し
ていくことを特徴とする編組電線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30069799A JP2001126546A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 編組電線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30069799A JP2001126546A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 編組電線およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001126546A true JP2001126546A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17888003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30069799A Pending JP2001126546A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 編組電線およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001126546A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012156126A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-16 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル |
CN104078127A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-01 | 南京全信传输科技股份有限公司 | 手工编织扁平柔软电缆组件及其制备方法 |
JP2016039061A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 日本電気硝子株式会社 | フレキシブル金属線及びその製造方法並びにフレキシブル配線 |
CN114635220A (zh) * | 2022-03-16 | 2022-06-17 | 湖州现代纺织机械有限公司 | 一种扁平电缆线排的梭织设备 |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30069799A patent/JP2001126546A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012156126A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-16 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル |
CN104078127A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-01 | 南京全信传输科技股份有限公司 | 手工编织扁平柔软电缆组件及其制备方法 |
JP2016039061A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 日本電気硝子株式会社 | フレキシブル金属線及びその製造方法並びにフレキシブル配線 |
CN114635220A (zh) * | 2022-03-16 | 2022-06-17 | 湖州现代纺织机械有限公司 | 一种扁平电缆线排的梭织设备 |
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