JP2001125598A - 音楽信号符号化方法と符号化処理装置および音楽使用識別システム - Google Patents

音楽信号符号化方法と符号化処理装置および音楽使用識別システム

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JP2001125598A
JP2001125598A JP31006199A JP31006199A JP2001125598A JP 2001125598 A JP2001125598 A JP 2001125598A JP 31006199 A JP31006199 A JP 31006199A JP 31006199 A JP31006199 A JP 31006199A JP 2001125598 A JP2001125598 A JP 2001125598A
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正仁 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音楽の使用状況を容易かつ正確に把握可能とす
る。 【解決手段】符号化処理システム10の記録媒体再生部
110で記録媒体に記録されている音楽信号と曲情報を
再生する。信号処理部120で音楽信号を所定のデータ
単位毎に符号化して符号化信号を生成する。この所定の
データ単位毎の符号化信号に曲情報や曲の使用経過時間
を示す情報を付加してオーディオストリームを生成す
る。送信部140で他のストリームと多重化して放送信
号として送信する。受信部210で受信した放送信号か
ら曲情報や使用経過時間情報を分離して信号解析部22
0に供給する。識別部220でどのような曲の音楽をど
の程度の時間だけ使用したかを解析してストレージ部2
30に順次記憶させる。ストレージ部230に記憶され
ている情報を読み出すことで、音楽の使用状況を容易に
識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音楽信号符号化
方法と符号化処理装置および音楽使用識別システムに関
する。詳しくは、音楽信号を所定のデータ単位で符号化
して所定のデータ量単位毎の符号化信号を順次生成し、
この符号化信号に、音楽信号の曲情報や使用経過時間情
報を付加してオーディオデータ列を生成することによ
り、このオーディオデータ列で使用されている音楽や音
楽の使用時間を識別可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送やラジオ放送の放送番
組あるいはケーブルテレビでの配信番組等では種々の音
楽が使用されており、これらの音楽の使用に対して著作
権使用料の支払いが行われている。
【0003】しかし、どのような曲をどの位の時間だけ
放送に使用したか、あるいは何れの演奏者の曲をどの位
の時間だけ放送に使用したかを正確に把握することは困
難であることから、例えば所定の期間が経過する項毎に
どのような音楽が使用されているかを判別して、判別結
果に基づいて著作権使用料の算出が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに判別結果に基づいて著作権使用料を算出する場合、
判別が行われるタイミングによって判別結果が実際の使
用状況とかけ離れてしまうおそれがある。例えば、音楽
の使用状況の判別期間中に、通常よりも音楽の使用が少
ない場合には、実際の使用状況よりも著作権使用料が安
価となってしまう。また、通常よりも音楽の使用が多い
場合には高価となってしまう。さらに、判別期間以外で
は、どのような曲や演奏家の音楽が使用されているかを
把握することができない。
【0005】そこで、この発明では音楽の使用状況を容
易かつ正確に把握することができる音楽信号符号化方法
と符号化処理処理装置および音楽使用識別システムを提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る音声信号
符号化方法は、音楽信号を所定のデータ単位で符号化し
て前記所定のデータ量単位毎の符号化信号を順次生成
し、前記所定のデータ単位毎の符号化信号に、前記音楽
信号の曲情報を付加してオーディオデータ列を生成する
ものである。
【0007】また、符号化処理装置は、音楽信号と前記
音楽信号の曲情報を出力する信号出力手段と、前記信号
出力手段からの音楽信号を所定のデータ単位で符号化し
て前記所定のデータ単位毎の符号化信号を順次生成する
と共に、前記所定のデータ単位毎の符号化信号に前記音
楽信号の曲情報を付加してオーディオデータ列を生成す
る信号処理手段とを有するものである。
【0008】また、音楽使用識別システムは、音楽信号
を所定のデータ単位で符号化して前記所定のデータ単位
毎の符号化信号を順次生成し、前記所定のデータ単位毎
の符号化信号に、前記音楽信号の曲情報を付加してオー
ディオデータ列を生成してする信号処理手段と、前記オ
ーディオデータ列をパケット化すると共に、該パケット
化されたオーディオデータ列に関するヘッダ情報を付加
してパケットデータを生成し、前記パケットデータに基
づいて送信信号を生成する送信手段とを有する符号化処
理装置と、前記符号化処理装置からの送信信号を受信し
て、前記オーディオデータ列の前記曲情報を分離する受
信手段と、前記受信手段で分離された前記曲情報に基づ
いて、使用されている音楽を識別する識別手段とを有す
る信号解析装置とを備えるものである。
【0009】この発明においては、例えば記録媒体再生
部でコンパクトディスクを再生して得られた音楽信号を
所定のデータ単位毎に符号化される。また、コンパクト
ディスクに記録されているISRコードが読み出されて
曲情報として所定のデータ単位毎の符号化信号に付加さ
れる。さらに、音楽の使用経過時間を示す使用経過時間
情報が付加されてオーディオストリームが生成される。
このオーディオストリームでは、他のストリーム等と多
重化されて伝送される。また、オーディオストリームが
受信されると、符号化信号に付加されている曲情報や使
用経過時間情報が分離されて、この曲情報や使用経過時
間情報から音楽の使用状況の識別が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、この発明について図を参
照して詳細に説明する。図1は音楽使用識別システムの
構成を示しており、この音楽使用識別システムでは、符
号化処理装置10によって音楽信号を符号化する際に、
音楽の使用状況を判別可能として符号化処理を行うもの
とし、信号解析装置20では、符号化処理装置10で符
号化された音楽信号を復号化する際に、使用された音楽
や使用時間の識別を行うものである。
【0011】符号化処理装置10は、音楽信号および音
楽信号に関する曲情報が記録されている記録媒体を再生
するための記録媒体再生部110と、音楽信号および曲
情報を符号化する信号処理部120、信号処理部120
で符号化して得られた信号を蓄積するストレージ部13
0、ストレージ部130に記憶されている信号を伝送す
る送信部140から構成されている。
【0012】また、信号解析装置20は、送信部140
から送信された信号を受信して情報データ信号を分離す
る受信部210、受信部210で分離された情報データ
信号に基づいて音楽の使用状況を識別する識別部22
0、および識別部220での識別結果を記憶するストレ
ージ部230から構成されている。
【0013】ここで、音楽信号および音楽信号に関する
曲情報が記録されている記録媒体としては、例えばコン
パクトディスクが用いられる。このコンパクトディスク
の規格では、記録する音楽信号に対してCIRC(Cross
Interleave Reed-Solomon Code)のエンコード処理を行
い、この処理が行われた信号をEFM(Eight to Fourte
en Modulation)変調して光ディスクに記録することが行
われている。
【0014】CIRCエンコード処理では8ビットを1
シンボルとして処理することが行われると共に、EFM
変調ではCIRCエンコード処理して得られた1シンボ
ルあたり8ビットのデータやパリティの信号を1シンボ
ルあたり14ビットの信号に変換することが行われる。
このEFM変調処理された32シンボル(32×14ビ
ット)のデータやパリティの信号に、図2に示すよう
に、24ビットのフレーム同期信号や1シンボル(14
ビット)のサブコード信号を付加すると共に、各シンボ
ル間の結合及びシンボルとフレーム同期信号の結合のた
めの3ビットの信号を付加して、1フレーム(588チ
ャネルビット)の記録信号が構成されている。
【0015】1シンボルのサブコード信号は、8ビット
のデータ信号をEFM変調したものであり、8ビットの
データ信号には図3に示すように「P」〜「W」の名前
が当てはめられている。このサブコード信号では、先頭
の2フレームの信号S0,S1が同期信号パターンとされ
ており、この同期信号パターンを除く96フレームの信
号で1つのサブコードフレームが形成される。
【0016】サブコードのチャネルPでは、各トラック
の開始位置やオーディオ信号が記録されるプログラムエ
リアの終了位置が示される。チャネルQは、図4に示す
ように最初のQ1〜Q4までの4ビットがコントロールフ
ィールド、次のQ5〜Q8までの4ビットがアドレスフィ
ールド、Q9からQ80までがデータフィールド、Q81〜
Q96までがCRCフィールドとされている。
【0017】このコントロールフィールドのデータ信号
によって、オーディオのチャネル数、エンファシス、デ
ィジタルデータなどの識別が行われる。CRCフィール
ドの16ビットのデータ信号は、誤り検出用のCRC(C
yclic Redundancy Code)である。
【0018】ここで、アドレスフィールドのデータ信号
が「0001」であるときには、図5Aに示すようにデ
ータフィールドの「TNO」の8ビットのデータ信号に
よってトラック番号(曲番号)が示されると共に、次の
「POINT」の8ビットのデータ信号によってインデ
ックス番号が示される。また「MIN」「SEC」「F
RAME」の各8ビットのデータ信号によって、曲の経
過時間(分,秒,フレーム)が6ディジットのBCDで
示される。また「0」はReserved領域であり、「AMI
N」「ASEC」「AFRAME」の各8ビットのデー
タ信号によって、絶対時間(分,秒,フレーム)が6デ
ィジットのBCDで示される。
【0019】アドレスフィールドのデータ信号が「00
10」であるときには、図5Bに示すように、データフ
ィールドの「M1」〜「M13」の各4ビットのデータ信
号によってディスクのカタログ番号が示される。なお、
「AFRAME」は、アドレスフィールドのデータ信号
が「0001」である場合との連続性を補うためのもの
である。
【0020】アドレスフィールドのデータ信号が「00
11」であるときには、図5Cに示すように、データフ
ィールドの「L1」〜「L12」までのデータ信号で、記
録されている音楽信号に対しての曲毎の情報であるIS
R(INTERNATIONAL STANDARDRECORDING CODE)コードが示
される。データフィールドの「L1」,「L2」の各6ビ
ットのデータ信号によって、ISRコードの国コードが
示されると共に「L3」〜「L5」までの各6ビットのデ
ータ信号によってオーナーコードが示される。また、
「L6」,「L7」の各4ビットのデータ信号によって記
録された年が示されると共に、「L8」〜「L12」まで
の各4ビットのデータ信号によってシリアル番号が示さ
れる。なお、「AFRAME」は、アドレスフィールド
のデータ信号が「0001」である場合との連続性を補
うためのものである。このように、トラック毎に記録さ
れているISRコードを判別することにより、どのよう
な曲であるかを識別することができる。
【0021】図1に示す記録媒体再生部110では、コ
ンパクトディスクに記録されている音楽信号を再生する
と共にサブコードのチャネルQを利用してトラック毎に
記録されているISRコードを読み出して信号処理部1
20に供給する。
【0022】信号処理部120では、記録媒体再生部1
10から供給された音楽信号を所定のデータ単位で符号
化する。例えば、MPEG(Moving Pictu
re Experts Group)1方式で音楽信号
をブロック符号化する。図6は符号化された音楽信号の
復号単位であるオーディオフレームの構造を示してお
り、MPEG1のオーディオ規格では、ヘッダ領域とエ
ラーチェック領域(オプション)とオーディオ信号領域
および残りの領域がアンシラリーデータ領域とされて1
フレームが構成されている。ヘッダ領域では、同期パタ
ーンやビットレート、サンプリング周波数、著作権の有
無等が示される。オプションとされているエラーチェッ
ク領域には、誤り検出用のCRCが用いられる。オーデ
ィオ信号領域では、音楽信号の帯域を32バンドに細分
化してサブバンド符号化を行って得たデータ信号が示さ
れる。また、アンシラリーデータ領域では、音楽信号以
外の任意のデータを挿入することが可能とされている。
ここで、アンシラリーデータ領域の4ビットを用いてオ
ーディオ信号領域の音楽のISRコードを示すものとす
る。
【0023】この4ビットのデータは、ISRコードの
開始を示すISRスタートビットとISRコードの内容
を示すISRコードビット、曲の使用経過時間情報の開
始を示すTIMEスタートビット、曲の使用経過時間情
報を示すTIMEコードビットで構成する。ISRコー
ドは、上述したようにサブコードのチャネルQのデータ
信号によって示されていると共に、チャネルQのデータ
信号は1フレームが96ビットとされている。ここで、
各フレームのアンシラリーデータ領域にISRコードを
示すチャネルQのデータ信号を毎回記録すると、データ
の圧縮効率が低下することから、図7に示すように、曲
情報である96フレーム分のISRコードビットによっ
てISRコードを含む96ビットのチャネルQのデータ
信号を表すものとし、チャネルQのデータ信号の開始を
ISRスタートビットで表示する。例えば、チャネルQ
のデータが開始されるフレームであるときには、ISR
スタートビットを「1」に設定することで、ISRスタ
ートビットを利用して正しくチャネルQのデータ信号を
読み取ることができる。
【0024】同様に、使用経過時間を秒単位で例えば6
5535秒まで示すものとすると、16ビットのデータ
信号を用いることにより表現することが可能となる。こ
のため、16フレーム分のTIMEコードビットによっ
て16ビットの使用経過時間情報を表すものとし、使用
経過時間情報の開始をTIMEスタートビットで表示す
ることにより、使用経過時間情報を正しく読み取ること
ができる。
【0025】ここで、使用経過時間は、音楽信号を記録
したコンパクトディスクでは、音楽信号のサンプリング
周波数が44.1kHz(44100サンプル/秒)で
あると共に、MPEGオーディオのレイヤIでは384
サンプルを1ブロックとして1フレームの符号化された
音楽信号が生成される、また、レイヤIIでは3ブロッ
ク(1152サンプル)で1フレーム分の符号化された
音楽信号が生成される。このため、いずれのレイヤの信
号であるかを判別することで、フレーム数から使用経過
時間を判別することが可能となる。例えばレイヤIIの
場合には、図8に示すように1フレーム目の先頭から3
9フレーム目の途中で1秒が経過したこととなる。
【0026】また、レイヤIIでは、39フレーム目の
途中で1秒が経過したこととなることから、例えばアン
シラリーデータ領域のISRコードビットを3ビットと
する、あるいは2ビットとしてISRコードの内容を示
すデータすなわち国コードやシリアル番号等(58ビッ
ト)を記録することにより、39フレームよりも少ない
フレーム数で情報を完結させることが可能となり、どの
ような曲の音楽であるかを秒単位で判別することができ
る。
【0027】さらに、信号処理部120では、供給され
た音楽信号をMPEG(Moving Picture
Experts Group)2方式で符号化するも
のとしても良い。例えば、MPEG2方式におけるマル
チチャネル音声の符号化では、図9に示すように、2チ
ャネルの基本オーディオ信号をMPEG1のフレーム構
造で伝送すると共に、オーディオ信号領域に続いて補助
データ領域を設けるものとし、この補助データ領域でマ
ルチチャネル拡張情報を伝送するものである。この補助
データ領域は、MCヘッダ領域やMCエラーチェック領
域、MCコンポジットステータスインフォメーション領
域、MCオーディオ信号領域および残りの領域がアンシ
ラリーデータ領域として構成されており、このアンシラ
リーデータ領域に、上述したように曲情報としてのIS
Rコードおよび使用経過時間情報を記録する。
【0028】また、MCヘッダ領域には、著作権番号等
の著作権情報を記録できるcopyright-identification-b
itおよび著作権情報の開始を示すcopyright-identifica
tion-start領域が設けられていることから、アンシラリ
ーデータ領域に替えて、このcopyright-identification
-bitおよびcopyright-identification-start領域を利用
することでISRコードを示すものとしても良い。
【0029】このようにして、信号処理部120では、
音楽信号を符号化すると共に曲情報や使用経過時間情報
を付加して所定のフレーム構造の符号化信号を生成して
ハードディスクや光ディスクを用いたストレージ部13
0に記憶させる。
【0030】その後、ストレージ部130に記憶されて
いる符号化信号を放送等に使用する際には、信号処理部
120によってストレージ部130から所望の音楽の符
号化信号を読み出すものとし、この読み出された符号化
信号は送信部140に供給される。
【0031】送信部140では、信号処理部120から
供給された符号化信号をオーディオのエレメンタリスト
リームとして、このオーディオのエレメンタリストリー
ムとビデオ符号器(図示せず)から供給されたビデオの
エレメンタリストリームとをそれぞれ所定の長さに分割
してパケット化すると共にPESヘッダを付加して多重
化することによりPESストリームを生成する。さら
に、このPESストリームを所定のデータ長で分割して
パケットして、例えばMPEG2システムのトランスポ
ートストリームを生成する。さらに、このトランススト
リームに対して変調等の処理を行い、送信部140から
送信する。
【0032】受信解析システム20の受信部210で
は、送信部140から送信された信号を受信して復調す
る。さらに、復調して得られたトランスポートストリー
ムをオーディオやビデオ等のパケット毎に分離して、符
号化されている音楽信号や映像信号の復号化を行う。こ
の復号化して得られた音声信号や映像信号がテレビジョ
ン装置等の番組出力装置30に供給されて、放送番組の
出力が行われる。また、音楽信号を復号化する際に、音
楽信号に付加されているISRコードや使用経過時間情
報を抽出して、この抽出されたISRコードや経過時間
情報を識別部220に供給する。
【0033】識別部220では、供給されたISRコー
ドや使用経過時間情報に基づき、いずれの時刻からどの
ような音楽がどの程度の時間だけ用いられたかを判別し
て、使用された音楽や使用開始時刻および使用時間を示
す音楽使用履歴信号SHを生成する。例えば、ISRコ
ードが変化したときには、変化前のISRコードと変化
前のISRコードの開始時刻および使用経過時間を示す
音楽使用履歴信号SHを生成する。また、使用経過時間
情報が不連続となったときには、ISRコードとISR
コードの開始時刻および不連続となった時までの使用経
過時間を示す音楽使用履歴信号SHを生成する。この生
成された音楽使用履歴信号SHは、ストレージ部230
に順次供給されて記憶される。
【0034】このため、ストレージ部230に記憶され
ている音楽使用履歴信号SHを読み出すことで、どのよ
うな音楽がいずれの時刻からどの程度の時間だけ放送に
使用されていたかを簡単かつ精度良く判別することがで
きる。また、音楽の使用状況を詳細に判別することがで
きるので、実際の使用状況に合わせて著作権使用料を算
出することが可能となる。
【0035】また、上述の実施の形態では、音楽信号や
曲情報等からなるオーディオのエレメンタリストリーム
をトランスポートストリームとして伝送するものとした
が、オーディオのエレメンタリストリームを用いてMP
EG2システムのプログラムストリームを生成して蓄積
メディアに記録するものとしてもよい。この場合には、
蓄積メディアに例えば音楽の一部が記録されていても、
どのような曲でどの程度の時間記録されているかを容易
に識別することができる。
【0036】さらに、音楽信号の符号化は、MPEG方
式に限られるものではなく、ATRAC(Adaptive Tran
sform Acoustic Coding)等の他の方式であっても良い。
また、音楽を判別できる情報であれば曲情報はISRコ
ードに限られるものでないことは勿論である。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、音楽信号が所定のデ
ータ単位で符号化されて所定のデータ量単位毎の符号化
信号が順次生成されると共に、この所定のデータ単位毎
の符号化信号に、音楽信号の曲情報が付加されてオーデ
ィオデータ列が生成される。このため、オーディオスト
リームに付加されている曲情報に基づき、どのような音
楽が使用されたかを容易に判別することができる。ま
た、所定のデータ単位毎の符号化信号に曲毎の使用経過
時間情報が付加されてオーディオストリームが生成され
ることにより、どのような音楽がどの程度の時間だけ使
用されたかを判別することもできる。さらに、使用経過
時間を所定の時間単位で示すものとし、曲情報が所定の
時間単位内で完結するように符号化信号に付加されるの
で、曲毎の使用時間を所定の時間単位で精度良く識別す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音楽使用識別システムの構成を示す図である。
【図2】フレームフォーマットの構成を示す図である。
【図3】サブコード信号の構成を示す図である。
【図4】チャネルQのフレーム構造を示す図である。
【図5】チャネルQのデータフィールドの構造を示す図
である。
【図6】MPEG1方式のオーディオフレーム構造を示
す図である。
【図7】曲情報と使用経過時間情報の付加方法を示す図
である。
【図8】オーディオフレームと使用経過時間の関係を示
す図である。
【図9】MPEG2方式のオーディオフレーム構造(一
部)を示す図である。
【符号の説明】
10・・・符号化処理装置、20・・・信号解析装置、
30・・・番組出力装置、110・・・記録媒体再生
部、120・・・信号処理部、130,230・・・ス
トレージ部、140・・・送信部、210・・・受信
部、220・・・識別部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音楽信号を所定のデータ単位で符号化し
    て前記所定のデータ量単位毎の符号化信号を順次生成
    し、 前記所定のデータ単位毎の符号化信号に、前記音楽信号
    の曲情報を付加してオーディオデータ列を生成すること
    を特徴とする音楽信号符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記所定のデータ単位毎の符号化信号
    に、前記音楽信号の曲毎の使用経過時間情報を付加して
    オーディオデータ列を生成することを特徴とする請求項
    1記載の音楽信号符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記使用開始からの経過時間を所定の時
    間単位で示すものとし、前記曲情報を前記所定の時間単
    位内で完結するように、前記所定のデータ単位毎の符号
    化信号に付加することを特徴とする請求項2記載の音楽
    信号符号化方法。
  4. 【請求項4】 音楽信号と前記音楽信号の曲情報を出力
    する信号出力手段と、 前記信号出力手段からの音楽信号を所定のデータ単位で
    符号化して前記所定のデータ単位毎の符号化信号を順次
    生成すると共に、前記所定のデータ単位毎の符号化信号
    に前記音楽信号の曲情報を付加してオーディオデータ列
    を生成する信号処理手段とを有することを特徴とする符
    号化処理装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段では、前記所定のデー
    タ単位毎の符号化信号に、前記音楽信号の曲毎の使用経
    過時間情報を付加してオーディオデータ列を生成するこ
    とを特徴とする請求項4記載の符号化処理装置。
  6. 【請求項6】 前記オーディオデータ列をパケット化す
    ると共に、該パケット化されたオーディオデータ列に関
    するヘッダ情報を付加してパケットデータを生成し、前
    記パケットデータに基づいて送信信号を生成する送信手
    段を有することを特徴とする請求項4記載の符号化処理
    装置。
  7. 【請求項7】 音楽信号を所定のデータ単位で符号化し
    て前記所定のデータ単位毎の符号化信号を順次生成し、
    前記所定のデータ単位毎の符号化信号に、前記音楽信号
    の曲情報を付加してオーディオデータ列を生成してする
    信号処理手段と、前記オーディオデータ列をパケット化
    すると共に、該パケット化されたオーディオデータ列に
    関するヘッダ情報を付加してパケットデータを生成し、
    前記パケットデータに基づいて送信信号を生成する送信
    手段とを有する符号化処理装置と、 前記符号化処理装置からの送信信号を受信して、前記オ
    ーディオデータ列の前記曲情報を分離する受信手段と、
    前記受信手段で分離された前記曲情報に基づいて、使用
    されている音楽を識別する識別手段とを有する信号解析
    装置とを備えることを特徴とする音楽使用識別システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記符号化処理装置では、前記所定のデ
    ータ単位毎の符号化信号に、前記音楽信号の曲毎の使用
    経過時間情報を付加するものとし、 前記信号解析装置では、前記使用経過時間情報に基づい
    て、使用されている音楽の使用時間を識別することを特
    徴とする請求項7記載の音楽使用識別システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509505A (ja) * 2008-11-19 2012-04-19 モトローラ モビリティ インコーポレイテッド 信号ソースに関連付けられた少なくとも1つのパラメータを符号化するための装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012509505A (ja) * 2008-11-19 2012-04-19 モトローラ モビリティ インコーポレイテッド 信号ソースに関連付けられた少なくとも1つのパラメータを符号化するための装置および方法

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