JP2001124642A - 管路内流体の圧力計測装置 - Google Patents

管路内流体の圧力計測装置

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JP2001124642A
JP2001124642A JP30336499A JP30336499A JP2001124642A JP 2001124642 A JP2001124642 A JP 2001124642A JP 30336499 A JP30336499 A JP 30336499A JP 30336499 A JP30336499 A JP 30336499A JP 2001124642 A JP2001124642 A JP 2001124642A
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pipeline
pressure measuring
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Fumio Utsue
文夫 宇津江
Masaru Utsue
勝 宇津江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動油封入部への流体の浸入を検出すること
により、隔壁の破損を検出できる管路内流体の圧力計測
装置を提供すること。 【解決手段】 管路Lに形成した隔壁2を室壁の一部と
して作動油封入部Sを形成し、この隔壁2と作動油を介
して管路内流体の圧力を検出する管路内流体の圧力計測
装置において、作動油封入部Sに、浸入した導電性の流
体を通じて通電することにより管路L内を流通する流体
の作動油封入部Sへの浸入を検出する電極4を配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路内を流れる流
体の圧力を、隔壁を隔てて封入した作動油の圧力変化に
より検出する圧力計測装置に関し、特に、作動油封入部
への流体の浸入を検出することにより、隔壁の破損を検
出する管路内流体の圧力計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管路中に組み込まれる圧力計測装置の一
形態として、管路の内周面と連続する内周面形状の隔壁
を形成するとともに、隔壁の背後に作動油封入部を形成
し、この隔壁を介して作動油が受ける圧力を圧力計で検
出する形式のものがある。
【0003】図3は、こうした圧力計測装置の従来の形
態を示すもので、この圧力計測装置は、軸方向両端部に
径方向内方へ張り出すフランジa,bを設けた厚肉のス
テンレス等の耐食性合金製の外管cと、両軸方向端部外
周面を外管cのフランジa,b内周面に接合させて外管
cの径方向内側に配設した薄肉のステンレス等の耐食性
合金製の内管dと、外管cと内管dとの間に形成した環
状の作動油封入部eと、作動油封入部eに連結させた圧
力計fとからなる構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内管dは、
管路gを流通する流体の圧力により撓む隔壁として機能
するものであるから、極めて肉薄に構成されており、通
常、40〜300μ程度の厚さしかない。このため、配
管工事において管路g内に取り残されたボルト、ナット
等の部品や工具、その他の固形物体が当たったり、長期
の使用によって繰り返しの撓み等を受けること等によっ
て、内管dに亀裂やピンホール等が生じることも考えら
れ、このような場合は、作動油封入部から作動油が漏れ
出し、管路gを流通する流体内に混入するという問題が
発生する。
【0005】本発明は、上記従来の圧力計測装置が有す
る問題に鑑み、作動油封入部への流体の浸入を検出する
ことにより、隔壁の破損を検出できる管路内流体の圧力
計測装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の管路内流体の圧力計測装置は、管路に形成
した隔壁を室壁の一部として作動油封入部を形成し、該
隔壁と作動油を介して管路内流体の圧力を検出する管路
内流体の圧力計測装置において、前記作動油封入部に、
浸入した導電性の流体を通じて通電することにより管路
内を流通する流体の作動油封入部への浸入を検出する電
極を配設したことを特徴とする。
【0007】本発明の管路内流体の圧力計測装置では、
隔壁の破損によって流体が作動油封入部に浸入すると、
流体を通じて電極が通電することから、隔壁の破損をい
ち早く察知することができ、これにより、作動油が管路
内を流通する流体に混入することを防止することができ
る。
【0008】この場合において、作動油封入部の凹部を
形成し、該凹部に電極を設けることができる。
【0009】これにより、作動油封入部内に浸入した流
体を凹部に集めることにより、少量の流体でも電極を通
電させて、隔壁の破損をより早く知ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の管
路内流体の圧力計測装置の実施の形態を説明する。
【0011】図1に本発明の管路内流体の圧力計測装置
の第1実施例を示す。この圧力計測装置Mは、水溶液等
の導電性の流体が流れる管路Lに設置されるものであ
り、管路Lの一部を形成する厚肉の外管1と、外管1の
内側に取付けられた肉薄の内管2と、内管2と外管1の
間に形成された環状の作動油封入部Sと、作動油封入部
Sに接続された圧力計3とを備えている。そして、作動
油封入部Sには、内管2等に亀裂やピンホール等が生じ
ることにより管路Lから作動油封入部Sに浸入した流体
を通じて通電する電極4が配設されており、また圧力計
3付近には、電極4の通電を検出するセンサー等の検出
手段(図示省略)を設けるようにしている。
【0012】この場合において、外管1は、他の管路部
分と同様の剛性を保つのに十分な肉厚で、防錆性に優れ
たステンレス等の耐食性合金製管とされており、軸方向
の両端部には、管路の他の部分との接続のためにフラン
ジ部1aが形成されている。
【0013】内管2は、所期の受圧感度を得るに適した
可撓性を発揮する肉薄で防錆性に優れたステンレス等の
耐食性合金製管とされ、その軸方向両端に、径方向外方
に張り出す厚肉部21が形成されている。この内管2の
内径は、他の管路部分の内径と同一となっており、他の
管路部分の内周面と連続する内周面形状の隔壁を形成し
ている。
【0014】外管1と内管2は、それらの内・外周面が
相互に接する部分を両管1,2の端面側から電子ビーム
溶接等の高密度エネルギ熱源を用いた溶接方法を用いて
溶接されており、これにより、外管1と内管2は電気的
にも接続された状態となっている。
【0015】一方、外管1と内管2、及び内管2の厚肉
部21に囲まれる部分には、密封状態の作動油封入部S
が形成され、この作動油封入部Sには、適宜の既知の電
気抵抗値を有する作動油が封入されている。作動油封入
部Sの上部には、外管1の周壁を径方向に貫通するよう
に貫通孔11が形成されており、作動油封入部Sは、貫
通孔11とニップル31とを介して圧力計3に接続さ
れ、作動油封入部S内の作動油の圧力を圧力計3に印加
可能とされる。
【0016】さらに、作動油封入部Sの下部には凹部5
が形成されており、この凹部5には電極4が設けられて
いる。凹部5は、外管1の周壁を径方向に貫通するよう
に形成されたねじ孔12により構成されており、このね
じ孔12に電極4を螺合するようにする。
【0017】電極4は、作動油封入部Sに形成された凹
部5に挿入される導電性を有する金属等からなる電極本
体41と、電極本体41に接続されたリード線42と、
その周囲に配設した合成樹脂材料等からなる絶縁部材4
3と、外管1に形成されたねじ孔12に螺合するプラグ
44とで構成するようにしている。そして、万一、内管
2に亀裂やピンホール等が生じることにより管路Lから
導電性の流体が作動油封入部Sに浸入すると、電極本体
41と、この電極本体41と絶縁部材43を介している
プラグ44、外管1等との間の電気抵抗値が変化するこ
とになるため、これを、センサー等の検出手段により検
出するように構成している。
【0018】なお、電極4の形状や設置位置等は、本実
施例のものに限定されず、例えば、電極4に2個の電極
本体を間隔をあけて配設し、この2個の電極本体間の電
気抵抗値の変化をセンサー等の検出手段により検出する
ようにしたり、さらに、検出精度を向上するため、作動
油封入部Sに複数個の電極4を間隔をあけて設置するよ
うに構成することができる。
【0019】また、電極4の電極本体41とリード線4
2を介して接続されるセンサー等の検出手段は、その検
出結果を、例えば、制御装置の表示部に表示し、さら
に、アラーム等の警告装置に接続することもできる。
【0020】また、電極4のリード線42を介して接続
されるセンサー等の検出手段は、必ずしも常設する必要
はなく、定期点検の際に、電極本体41と、この電極本
体41と絶縁部材43を介しているプラグ44、外管1
等との間の電気抵抗値を測定するようにしてもよい。
【0021】この圧力計測装置Mでは、内管2に亀裂や
ピンホール等が生じることにより管路Lから導電性の流
体が作動油と入れ替わって作動油封入部Sに浸入する
と、電極本体41と、この電極本体41と絶縁部材43
を介しているプラグ44、外管1等との間の電気抵抗値
が変化することになるため、これを、センサー等の検出
手段により検出し、内管2の破損をいち早く察知するこ
とができ、これにより、作動油が管路L内を流通する流
体に混入し続けることを防止することができる。
【0022】そして、管路L内を流通する流体は、一般
的に作動油より重く、作動油封入部S内で沈降すること
から、この沈降した流体を、作動油封入部Sの下部に形
成した凹部5に集めることにより、少量の流体でもこれ
を検出することができ、内管2の破損をより早く知るこ
とができる。なお、管路L内を流通する流体が作動油よ
り軽い場合には、作動油封入部Sの上部に凹部を形成
し、この凹部に電極4を設けるようにする。また、凹部
の周囲を傾斜面に形成し、浸入した流体が凹部に移動し
やすいようにすることも可能である。
【0023】さらに、本発明の管路内流体の圧力計測装
置は、隔壁としての内管2により形成された環状の作動
油封入部Sのほか、例えば、図2に示すような独立した
作動油封入部Sを有し、隔壁をダイヤフラム6によって
構成する圧力計測装置にも適用することができる。
【0024】そして、図2に示す本発明の管路内流体の
圧力計測装置の第2実施例のものにおいては、作動油封
入部Sを構成するナット部7に貫通するように形成され
たねじ孔71に電極4を螺合するようにしている。
【0025】この場合、圧力計測装置と管路Lとの接続
方式は、本実施例のようなナット部7を介して接続する
ナット式のほか、フランジ式、クランプ式(へルール
式)等、任意の方式を採用することができる。
【0026】なお、本実施例の圧力計測装置のその他の
構成及び作用は、上記第1実施例の圧力計測装置と同様
である。
【0027】
【発明の効果】本発明の管路内流体の圧力計測装置によ
れば、隔壁の破損によって流体が作動油封入部に浸入す
ると、流体を通じて電極が通電することから、隔壁の破
損をいち早く察知することができ、これにより、作動油
が管路内を流通する流体に混入することを防止し、管路
内を流通する流体の品質管理を確実にすることができ
る。
【0028】また、作動油封入部の凹部を形成し、この
凹部に電極を設けることにより、作動油封入部内に浸入
した流体を凹部に集めることにより、少量の流体でも電
極を通電させて、隔壁の破損をより早く知ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力計測装置の第1実施例を示す軸方
向断面図である。
【図2】本発明の圧力計測装置の第2実施例を示す軸方
向断面図である。
【図3】従来の管路内流体の圧力計測装置の軸方向断面
図である。
【符号の説明】
L 管路 M 圧力計測装置 S 作動油封入部 1 外管 2 内管(隔壁) 3 圧力計 4 電極 5 凹部 6 ダイヤフラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路に形成した隔壁を室壁の一部として
    作動油封入部を形成し、該隔壁と作動油を介して管路内
    流体の圧力を検出する管路内流体の圧力計測装置におい
    て、前記作動油封入部に、浸入した導電性の流体を通じ
    て通電することにより管路内を流通する流体の作動油封
    入部への浸入を検出する電極を配設したことを特徴とす
    る管路内流体の圧力計測装置。
  2. 【請求項2】 作動油封入部に凹部を形成し、該凹部に
    電極を設けたことを特徴とする請求項1記載の管路内流
    体の圧力計測装置。
JP30336499A 1999-10-26 1999-10-26 管路内流体の圧力計測装置 Withdrawn JP2001124642A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007529742A (ja) * 2004-03-18 2007-10-25 ローズマウント インコーポレイテッド 環状静電容量式圧力センサ
JP2009047408A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Kaku Rin 板状熱交換器の腐食防止用ディスタンスリング形態のフランジ

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