JP2001123917A - 噴射量計測装置 - Google Patents

噴射量計測装置

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JP2001123917A
JP2001123917A JP30517999A JP30517999A JP2001123917A JP 2001123917 A JP2001123917 A JP 2001123917A JP 30517999 A JP30517999 A JP 30517999A JP 30517999 A JP30517999 A JP 30517999A JP 2001123917 A JP2001123917 A JP 2001123917A
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injection
pressure
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closed container
calculating
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JP30517999A
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English (en)
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Tomoji Ishikawa
智士 石川
Susumu Fukushima
晋 福島
Yukimitsu Omori
幸光 大森
Takao Suzuki
隆雄 鈴木
Akio Takamura
昭生 高村
Takemasa Kamimoto
武征 神本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ono Sokki Co Ltd
Original Assignee
Ono Sokki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロット噴射量とメイン噴射量を切り分け
た測定を正確に行なうことを可能にする。 【解決手段】 噴射開始点及び噴射終了点を決定するた
めに、それぞれ2つのコンパレータレベルVuh,Vu
l及びVdh,Vdlを設定し、パイロット噴射の噴射
開始点PSは、噴射率の立ち上がりで噴射率波形がVu
hとVulをよぎった点をp1、p2とし、 このp1、
p2を通る直線と、 ゼロレベルとの交点をパイロット噴
射開始点PSとした。一方、パイロット噴射の終了点P
Eは、同様に、噴射率の立ち下がりで、Vdh,Vdl
をよぎった点p3、p4を通る直線と、 ゼロレベルとの
交点とした。また、メイン噴射の開始点MSは、p5、
p6より、終了点MEは、p7、p8より同様に求め
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料を満たした密
閉容器中に燃料を噴射し、その噴射量に比例してその密
閉容器内の圧力が上昇することを利用して、噴射量を求
める噴射量計測装置に関すものである。
【0002】
【従来の技術】環境問題が重要視される中、自動車の排
出ガスの洗浄化、振動の低減、騒音の低減、燃費向上の
技術開発が進められている。このような状況で、ガソリ
ンエンジンにおいては、高圧燃料を直接シリンダ内に噴
射する直噴ガソリンエンジンが開発され、すでに実用化
されている。
【0003】一方、ディーゼルエンジンでは、運転状況
に応じた噴射圧と噴射パターンが実現できるコモンレー
ルとECU制御を使用した噴射システムの開発が進行し
ている。このコモンレールとECU制御による噴射シス
テムにより実現できるパイロット噴射システムは、黒煙
とNOX の低減と、振動、騒音の低減のために有効な手
段であることから、メイン噴射に先立って行なわれる少
量のパイロット噴射についての研究が盛んに行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下で、
パイロット噴射とメイン噴射を切り分けた高精度な噴射
料の測定が必要となってきた。しかし、パイロット噴射
量は、メイン噴射量と比較して20%以下のわずかな量
であるために、従来からあるトランジェント測定が可能
な噴射量計を用いても、パイロット噴射とメイン噴射を
切り分けて測定することができなかった。
【0005】本発明の目的は、Zeuchの方法を使用
し、パイロット噴射量とメイン噴射量を切り分けた測定
を、正確に行なうことを可能にする噴射量計測装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、燃料を満たした密閉容器中に燃
料を噴射し、その噴射量に比例して前記密閉容器内の圧
力が上昇することを利用して、噴射量を計測する噴射量
計測装置において、前記密閉容器内のメイン噴射時の圧
力を検出する第1の圧力検出手段と、前記密閉容器内の
パイロット噴射時の圧力を検出する低レンジの第2の圧
力検出手段とを備え、前記2つ圧力検出手段によって検
出された圧力と前記燃料の体積弾性率とに基づいて、メ
イン噴射量、パイロット噴射量、トータル噴射量の内の
少なくとも1つの噴射量の算出を行なう噴射量算出手段
と、を備えたことを特徴とする噴射量計測装置である。
【0007】請求項2の発明は、燃料を満たした密閉容
器中に燃料を噴射し、その噴射量に比例して前記密閉容
器内の圧力が上昇することを利用して、噴射量を計測す
る噴射量計測装置において、前記密閉容器内の燃料噴射
時の圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段
の出力に基づいて、噴射率波形を算出する噴射率波形算
出手段と、前記噴射率波形と2つのしきい値とに基づい
て、噴射開始点及び/又は噴射終点を算出する噴射点算
出手段と、を備えたことを特徴とする噴射量計測装置で
ある。
【0008】請求項3の発明は、燃料を満たした密閉容
器中に燃料を噴射し、その噴射量に比例して前記密閉容
器内の圧力が上昇することを利用して、噴射量を計測す
る噴射量計測装置において、前記密閉容器内のメイン噴
射時の圧力を検出する第1の圧力検出手段と、前記密閉
容器内のパイロット噴射時の圧力を検出する低レンジの
第2の圧力検出手段と、前記各圧力検出手段の出力に基
づいて、噴射率波形を算出する噴射率波形算出手段と、
前記噴射率波形と、前記メイン噴射開始点算出のための
2つのしきい値と、メイン噴射終了点算出のための2つ
のしきい値と、前記パイロット噴射開始点算出のための
2つのしきい値と、パイロット噴射終了点算出のための
2つのしきい値との8つのしきい値とに基づいて、前記
メイン噴射及び前記パイロット噴射の噴射開始点及び/
又は噴射終点を算出する噴射点算出手段と、を備えたこ
とを特徴とする噴射量計測装置である。
【0009】請求項4の発明は、請求項2又は請求項3
に記載の噴射量計測装置において、前記噴射開始点及び
/又は噴射終点に基づいて、パイロット噴射期間、メイ
ン噴射期間、パイロット噴射期間とメイン噴射期間との
インターバル期間の少なくとも1つの期間を算出する期
間算出手段を備えたこと、を特徴とする噴射量計測装置
である。
【0010】請求項5の発明は、燃料を満たした密閉容
器中に燃料を噴射し、その噴射量に比例して前記密閉容
器内の圧力が上昇することを利用して、噴射量を計測す
る噴射量計測装置において、前記密閉容器内の燃料噴射
時の圧力を検出する圧力検出手段と、前記密閉容器から
排出された燃料流量を測定する容積式流量検出手段と、
前記容積式流量検出手段の所定期間の積算値より体積弾
性係数を算出する体積弾性係数算出手段と、前記密閉容
器内の燃料温度を検出する温度検出手段と、前記密閉容
器内の背圧を検出する背圧検出手段と、前記体積弾性係
数算出手段により算出された体積弾性係数を、前記温度
検出手段及び前記背圧検出手段により検出された温度、
圧力に対して、リアルタイムで校正する校正手段と、前
記圧力検出手段で検出した圧力と前記校正手段で校正し
た体積弾性係数とに基づいて、噴射量を算出する噴射量
算出手段と、を備えたことを特徴とする噴射量計測装置
である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照しながら、
本発明の実施の形態をあげて、さらに詳しく説明する。 (測定原理)図1は、本発明による噴射量計測装置の測
定原理を示す図である。Zeuchの方法は、燃料を満
たした密閉容器中に燃料を噴射し、その噴射量に比例し
て容器内圧力が上昇することを利用して噴射量を求める
ものである。今、図1のように、容積V0 の容器内に燃
料をVだけ噴射したときの容器内液体の圧力上昇Pz
は、kを液体の体積弾性係数とすると式(1)であらわ
される。
【0012】Pz =(kV)/V0 …(1) よって、噴射量Vは、式(2)で表わされる。 V=(Pz 0 )/k …(2) また、時間をtとすると、式(2)を時間微分すること
により、燃料噴射率dV/dtが式(3)で求められ
る。 dV/dt=(V0 /k)dPz /dt …(3)
【0013】式(2)、(3)から、Zeuchの方法
により、燃料の噴射量と噴射率の両方が求められること
になる。
【0014】(装置構成)図2は、本発明による噴射量
計測装置の実施形態を示すブロック図である。本実施形
態の装置は、図2に示すように、噴射量検出部10、ア
ンプ部20、信号処理部30、データ処理部40、燃料
排出部50、流量検出部60等とから構成されている。
また、定容容器(密閉容器)71には、噴射ノズル72
が設けられており、この噴射ノズル72には、モータ7
4で駆動される噴射ポンプ73が接続され、燃料が供給
されている。なお、後述するように、噴射ポンプ73に
は、ロータリエンコーダ75が設けられている。
【0015】噴射量検出部10は、定容容器71に取り
付けられた噴射時の容器内圧力上昇を測定する低圧用と
高圧用の2つのピエゾ圧力センサ11(P1)、12
(P2)、背圧測定用の半導体圧力センサ13(P
3)、及び、燃料温度測定用の温度センサ14(T1)
を備えている。
【0016】アンプ部20は、噴射量検出部10を構成
するピエゾ圧力センサ11,12の信号P1,P2を、
それぞれ所定の電圧に変換して出力するチャージアンプ
21,22と、半導体圧力センサ13の信号P3を所定
の電圧に変換して出力するストレインアンプ23と、温
度センサ14の信号T1を所定の電圧に変換して出力す
る温度アンプ24等とを備えている。また、後述する流
量検出部60からの信号を増幅するパルスアンプ25も
備えている。
【0017】信号処理部30は、アンプ部20からの電
圧信号をA/D変換するA/D変換器31と、A/D変
換器31のから信号を微分演算、ディジタルフィルタ等
の信号処理を行なうDSP(Digital Sign
al Processor)32と、DSP32の処理
後に、D/A変換して出力するD/A変換器33と、D
SP32のデータを記憶するRAM34等とを備えてい
る。また、計測タイミングの制御を行なうタイミングコ
ントローラ35も信号処理部30に含まれている。
【0018】データ処理部40は、CPU41、RAM
42、CRT43等とを備え、信号処理部30で処理さ
れた数値の演算と、データ処理を行う部分である。
【0019】燃料排出部50は、定容容器71に噴射さ
れた燃料を排出する燃料排出弁51と、この燃料排出弁
51を駆動するためのバルブ電源部52等とを備えてお
り、バルブ電源部52のタイミングは、信号処理部30
のタイミングコントローラ35から与えられる。また、
定容容器71には、燃料排出弁52を介して、容器71
内の背圧を設定するための背圧調整リリーフ弁53等が
取り付けられている。
【0020】流量検出部60は、燃料排出弁51から排
出された燃料流量を測定し、噴射量の校正をリアルタイ
ムで行うために取り付けられており、例えば、株式会社
小野測器製のFP−213等に代表される容積式流量計
61を好適に使用することができる。
【0021】(センサの選定とパイロット噴射量の測
定)定容容器71の容積V0 は、次の点を考慮して決定
することが望ましい。体積弾性係数kは、圧力により僅
かに変化する。そのため、容積を小さくすると圧力上昇
が大きくなり、噴射期間中の体積弾性係数を一定とみな
せなくなる。逆に、容積を大きくし、圧力上昇を小さく
すると、圧力信号と電気的雑音のS/N比が悪くなる。
したがって、測定する噴射量に合わせて圧力上昇が適切
な値になるように、定容容器71の容積V0 を決定すれ
ばよい。
【0022】以上を考慮して、今回、定容容器71の容
積V0 は、最大噴射量を100,200,300,40
0mm3 /str と設定し、この噴射量に対する圧力上昇
が、3MPaとなるように、容積V0 を約50,10
0,150,200cm3 とした。しかし、パイロット
噴射は、最大噴射に対して噴射量が少ないために、定容
容器71の容積が適切であっても、圧力上昇が小さい。
そのため、最大噴射量の圧力測定を目的とした圧力セン
サの信号では、パイロット噴射時の信号のS/N比が悪
くなる。そこで、最大噴射量に対して、20%までの噴
射量の測定を目的とした低圧用の圧力センサ11(P
1)と、最大噴射量を目的とした高圧用の圧力センサ1
2(P2)の2つの圧力センサを使用し、圧力信号のS
/N比を確保した。
【0023】使用する圧力センサ11,12は、ヒステ
リシスが小さく、直線性のよい必要がある。さらに、低
圧用の圧力センサ11は、メイン噴射終了時の測定レン
ジをオーバーする。そのため、圧力センサ11の耐圧が
高い必要がある。以上の理由から、噴射量を測定する圧
力センサ11,12には、ピエゾタイプの圧力センサを
使用した。
【0024】図3は、本実施形態による噴射量計測装置
の噴射時の圧力センサの出力を示すグラフである。噴射
量は、得られた圧力上昇値から式(2)より求められ
る。このとき、図3のように、パイロット噴射量は、パ
イロット噴射時の圧力センサ11の信号P1より求め、
メイン噴射量とトータル噴射量は、圧力センサ12の信
号P2より求めた。
【0025】(噴射率と噴射期間)噴射率は、式(3)
に示すように、噴射量に比例した圧力信号を微分するこ
とにより求められる。本実施形態では、圧力センサ1
1,12の両方の信号P1,P2から噴射率を算出し、
噴射量の小さいパイロット噴射の噴射率も精度よく測定
できるようにした。
【0026】図4は、本実施形態による噴射量計測装置
の噴射率波形を示す線図である。パイロット噴射期間t
1、メイン噴射期間t3、噴射インターバルt2は、こ
の噴射率波形より求めた。図4のように、噴射開始点を
決定するために、2つのコンパレータレベルVuh,V
ulを設定し、 また、噴射終了点を決定するために、2
つのコンパレータレベルVdh,Vdlを設定した。
【0027】パイロット噴射の噴射開始点PSは、以下
の方法で決定した。噴射率の立ち上がりで噴射率波形が
VuhとVulをよぎった点をp1、p2とし、 このp
1、p2を通る直線と、 ゼロレベルとの交点をパイロッ
ト噴射開始点PSとした。一方、パイロット噴射の終了
点PEは、同様に、噴射率の立ち下がりで、Vdh,V
dlをよぎった点p3、p4を通る直線と、 ゼロレベル
との交点とした。また、メイン噴射の開始点MSは、p
5、p6より、終了点MEは、p7、p8より同様に求
めた。
【0028】以上より決定された各噴射開始点、及び、
噴射終了点からパイロット、メインの噴射期間t1、t
3と、その間のインターバルt2の測定を行なった。
【0029】(噴射量の実時間検定)燃料の体積弾性係
数は、圧力及び温度に依存する。このため、事前に設定
された体積弾性係数に対して、噴射量測定時の燃料の温
度、 圧力による体積弾性係数の変化を補正する必要があ
る。そこで、噴射量測定時の定容容器71内の燃料の背
圧を、半導体式の圧力センサ13を用いて、温度を白金
測温抵抗式の温度センサ14を用いて測定し、体積弾性
係数の補正を、毎回の噴射ごとに行なう。
【0030】また、体積弾性係数は、軽油の組成や使用
頻度により僅かに異なる。そのため、圧力と温度に対す
る補正だけでは、噴射量の精度を確保することができな
い。そこで、 容器71内の圧力上昇から算出された噴射
量と、容器71の2次側(排出側)に取り付けられた高
精度(±0.5% of Reading)の容積式流
量計61により測定された噴射量との比較から、体積弾
性係数の校正をリアルタイムで行うようにした。以上、
温度、 圧力の影響を毎回補正し、容積式流量計61によ
って、リアルタイムで校正を行なうことにより、噴射量
を精度±0.5%で測定することが可能となった。な
お、この場合に、毎回の噴射毎に校正を行なってもよい
が、所定期間の噴射量の平均をとって、次の所定期間の
噴射量の算出時に、前記校正を行なうようにすれば、応
答の遅い容積式流量計61などであっても、正確に校正
することが可能となる。
【0031】(タイミングチャート)図5は、本実施形
態による噴射量計測装置の測定時の動作を示すタイミン
グチャートである。噴射ポンプ73のポンプスタンドに
取り付けられたロータリーエンコーダ75からの1P/
Rよりθ°遅れた、1気筒目の噴射する前の基準タイミ
ングを設定する[図5(a)]。この基準タイミング
で、圧力センサ11,12(P1,P2)の出力値Eo
と、燃料温度、 背圧の値をサンプルする。パイロット噴
射、 メイン噴射により圧力センサ11,12(P1,P
2)の出力が増加する[図5(e)]。このとき、図4
の点PEのタイミングで圧力センサ11の出力値Epと
圧力センサ12の出力値Ep’をサンプルする。さら
に、点MEのタイミングで圧力センサ12の出力値Em
をサンプルする。パイロット噴射時は、圧力センサP
1、P2の測定値が使用できるが、メイン噴射時は、感
度の高い圧力センサP1は、サチュレーションしてしま
うために、圧力センサP2の出力値のみをサンプルす
る。
【0032】パイロット噴射量とメイン噴射量[図5
(f)のIp,Im]は、それぞれEp−Eo及びEm
−Ep’の値と、 基準タイミングでサンプルされた温度
[T1]及び背圧の値[P3]での補正と、容積式流量
計61により校正された体積弾性係数を用いて算出され
る。
【0033】(測定結果)本実施形態の噴射量計測装置
により、コモンレール式の噴射ポンプを使用して噴射量
及び噴射率の計測を行なった。図6は、ポンプ回転数5
00r/min、噴射圧力80MPaにおいて、メイン
噴射期間の設定を0.530〜0.744msに変化さ
せたときの、噴射率と噴射量の変化を示すグラフであ
る。噴射率波形のローパスフィルタのカットオフ周波数
は、2kHzであり、噴射量は500サンプルの平均値
である。これにより、パイロットの噴射期間が変化する
ことにより、パイロットの噴射量が増加するが、メイン
噴射量も増加していくことが把握できる。
【0034】図7は、パイロット噴射期間の設定を0.
7ms、メイン噴射期間の設定を2.0msに固定し、
噴射インターバルを0.2ms〜1.0msに変化させ
たときの、噴射量と噴射率の変化を示すグラフである。
噴射率波形のローパスフィルタのカットオフ周波数は、
4kHzであり、噴射量は、500サンプルの平均値で
ある。これにより、噴射インターバルの間隔を0.4m
s以下に設定すると、パイロット噴射量が増加している
ことがわかる。また、メイン噴射量は、噴射インターバ
ルを短くするにつれて増加していくことが把握できる。
【0035】図8は、ポンプ回転数1000r/mi
n、噴射圧120MPa、パイロット噴射期間の設定を
0.5ms、 噴射インターバルを1.0msに固定し、
メイン噴射期間の設定を900から400μsに変化さ
せたときのパイロット噴射量、メイン噴射量、 トータル
噴射量の測定例を示すグラフである。メイン噴射のドラ
イブパルスが1000μs以下では噴射をせず、100
0μs以上になるとドライブ時間の増加とともに、メイ
ン噴射量が増加し、 ドライブ時間4000μsで噴射量
400mm3 /strになっていることがわかる。一
方、パイロット噴射量は、パイロット噴射期間の設定が
一定であるのに、 メイン噴射期間の設定が長くなるにつ
れ、少なくなっていることがわかる。
【0036】(効果)以上詳しく説明したように、本実
施形態の噴射量計測装置は、性能試験を行った結果、以
下のような効果が得られた。 (1) メイン噴射量測定用の圧力センサ12と、パイ
ロット噴射量測定用の低レンジの圧力センサ11の2つ
の圧力センサで、噴射時の容器71内の圧力上昇を測定
するので、メイン噴射量、パイロット噴射量、トータル
噴射量の測定を行なうことができた。
【0037】(2) 噴射率波形と2つのしきい値から
噴射開始点、噴射終了点を決定するので、 正確なパイロ
ット噴射期間、インターバル、メイン噴射期間を自動で
測定することができた。
【0038】(3) 噴射毎回の燃料温度と背圧の測定
から体積弾性係数の温度、 圧力補正を行い、 定容容器よ
り排出された燃料流量を、容積式流量検出器で測定し、
リアルタイムで校正を行なったので、精度±0.5%で
メイン、パイロット、トータル噴射量の測定を行なうこ
とができた。
【0039】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。 (1) 本発明で燃料というのは、体積弾性率などが実
際の燃料とほぼ等しく、揮発性の低い試験用の疑似燃料
なども含むものである。
【0040】(2) パイロット噴射とは、発火の時期
や位置を設定する等の目的でメイン噴射に先立って行な
うものであるが、1回に限らず、複数回行なってもよ
い。また、このパイロット噴射は、燃焼を完全に行なう
等の目的で、メイン噴射の後に、1回又は複数回行なう
ものも含むものである。メイン噴射も1回に限らず、複
数回に分けるようなものであってもよい。
【0041】(3) 噴射開始点と噴射終了点の決定
は、パイロット噴射及びメイン噴射の両方を図4で説明
した手法で行なったが、噴射量の少ないパイロット噴射
に特に有効であり、メイン噴射については、この手法を
用いなくてもよい。
【0042】(4) 図4において、メイン噴射とパイ
ロット噴射の噴射開始点及び終了点を算出するためのし
きい値を等しくしたが(p1=p5、p2=p6、p3
=p7、p4=p8)、8つのしきい値をすべて適正に
設定し、すべてが異なるようにしてもよい。この理由
は、パイロット噴射は、メイン噴射よりも少ないので、
終了点でのバラツキが小さい。このため、パイロット噴
射のしきい値は低く設定するほうがよい。しかし、パイ
ロット噴射のみに合わせると、メイン噴射の波形の乱れ
を拾ってしまい、検出ができなくなる恐れがあるからで
ある。なお、図4の実施形態では、噴射開始点と噴射終
了点を決定するためのしきい値p1〜p8は、終了点側
を高くしてある(p1=p5<p3=p7、p2=p6
<p4=p8)が、この理由は、噴射率波形の終了点以
降のほうが波形が乱れることが多いからである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パイロット噴射量、メイン噴射量、トータル噴射量が簡
単かつ正確に測定することができ、 ディーゼルエンジン
の性能に影響を与える重要な要素であるパイロット噴射
の特性を把握することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による噴射量計測装置の測定原理を示す
図である。
【図2】本発明による噴射量計測装置の実施形態を示す
ブロック図である。
【図3】本実施形態による噴射量計測装置の噴射時の圧
力センサの出力を示すグラフである。
【図4】本実施形態による噴射量計測装置の噴射率波形
を示す線図である。
【図5】本実施形態による噴射量計測装置の測定時の動
作を示すタイミングチャートである。
【図6】パイロット噴射期間の設定を変化させたときの
噴射率と噴射量の変化を示すグラフである。
【図7】噴射インターバルを変化させたときの噴射率と
噴射量の変化を示すグラフである。
【図8】メイン噴射期間の設定を変化させたときのパイ
ロット噴射量、メイン噴射量、トータル噴射量の測定例
を示すグラフである。
【符号の説明】
10 噴射量検出部 11,12 ピエゾ式圧力センサ 13 半導体圧力センサ 14 温度センサ 20 アンプ部 21,22 チャージアンプ 23 ストレインアンプ 24 温度アンプ 25 パルスアンプ 30 信号処理部 31 A/D変換器 32 DSP 33 D/A変換器 34 RAM 35 タイミングコントローラ 40 データ処理部 41 CPU 42 RAM 43 CRT 50 燃料排出部 51 燃料排出弁 52 バルブ電源部 53 背圧調整リリーフ弁 60 流量検出部 61 容積式流量計 71 定容容器(密閉容器) 72 噴射ノズル 73 噴射ポンプ 74 モータ 75 ロータリエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 幸光 神奈川県横浜市緑区白山1−16−1 株式 会社小野測器内 (72)発明者 鈴木 隆雄 神奈川県横浜市緑区白山1−16−1 株式 会社小野測器内 (72)発明者 高村 昭生 神奈川県横浜市緑区白山1−16−1 株式 会社小野測器内 (72)発明者 神本 武征 神奈川県横浜市旭区中白根2−27−9 Fターム(参考) 2F030 CA04 CC01 CF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を満たした密閉容器中に燃料を噴射
    し、その噴射量に比例して前記密閉容器内の圧力が上昇
    することを利用して、噴射量を計測する噴射量計測装置
    において、 前記密閉容器内のメイン噴射時の圧力を検出する第1の
    圧力検出手段と、 前記密閉容器内のパイロット噴射時の圧力を検出する低
    レンジの第2の圧力検出手段とを備え、 前記2つ圧力検出手段によって検出された圧力と前記燃
    料の体積弾性率とに基づいて、メイン噴射量、パイロッ
    ト噴射量、トータル噴射量の内の少なくとも1つの噴射
    量の算出を行なう噴射量算出手段と、を備えたことを特
    徴とする噴射量計測装置。
  2. 【請求項2】 燃料を満たした密閉容器中に燃料を噴射
    し、その噴射量に比例して前記密閉容器内の圧力が上昇
    することを利用して、噴射量を計測する噴射量計測装置
    において、 前記密閉容器内の燃料噴射時の圧力を検出する圧力検出
    手段と、 前記圧力検出手段の出力に基づいて、噴射率波形を算出
    する噴射率波形算出手段と、 前記噴射率波形と2つのしきい値とに基づいて、噴射開
    始点及び/又は噴射終点を算出する噴射点算出手段と、
    を備えたことを特徴とする噴射量計測装置。
  3. 【請求項3】 燃料を満たした密閉容器中に燃料を噴射
    し、その噴射量に比例して前記密閉容器内の圧力が上昇
    することを利用して、噴射量を計測する噴射量計測装置
    において、 前記密閉容器内のメイン噴射時の圧力を検出する第1の
    圧力検出手段と、 前記密閉容器内のパイロット噴射時の圧力を検出する低
    レンジの第2の圧力検出手段と、 前記各圧力検出手段の出力に基づいて、噴射率波形を算
    出する噴射率波形算出手段と、 前記噴射率波形と、前記メイン噴射開始点算出のための
    2つのしきい値と、メイン噴射終了点算出のための2つ
    のしきい値と、前記パイロット噴射開始点算出のための
    2つのしきい値と、パイロット噴射終了点算出のための
    2つのしきい値との8つのしきい値とに基づいて、前記
    メイン噴射及び前記パイロット噴射の噴射開始点及び/
    又は噴射終点を算出する噴射点算出手段と、を備えたこ
    とを特徴とする噴射量計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の噴射量計
    測装置において、 前記噴射開始点及び/又は噴射終点に基づいて、パイロ
    ット噴射期間、メイン噴射期間、パイロット噴射期間と
    メイン噴射期間とのインターバル期間の少なくとも1つ
    の期間を算出する期間算出手段を備えたこと、を特徴と
    する噴射量計測装置。
  5. 【請求項5】 燃料を満たした密閉容器中に燃料を噴射
    し、その噴射量に比例して前記密閉容器内の圧力が上昇
    することを利用して、噴射量を計測する噴射量計測装置
    において、 前記密閉容器内の燃料噴射時の圧力を検出する圧力検出
    手段と、 前記密閉容器から排出された燃料流量を測定する容積式
    流量検出手段と、 前記容積式流量検出手段の所定期間の積算値より体積弾
    性係数を算出する体積弾性係数算出手段と、 前記密閉容器内の燃料温度を検出する温度検出手段と、 前記密閉容器内の背圧を検出する背圧検出手段と、 前記体積弾性係数算出手段により算出された体積弾性係
    数を、前記温度検出手段及び前記背圧検出手段により検
    出された温度、 圧力に対して、リアルタイムで校正する
    校正手段と、 前記圧力検出手段で検出した圧力と前記校正手段で校正
    した体積弾性係数とに基づいて、噴射量を算出する噴射
    量算出手段と、を備えたことを特徴とする噴射量計測装
    置。
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