JP2001122736A - 爪化粧品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】貴宝石と、遠赤外線発生効果と、マイナスイオ
ン効果を利用した爪化粧品を開発する。 【解決手段】貴宝石を0.15〜0.35％と、それに加えて天
然セラミックパウダー0.15〜0.35％、ブラックペッパー
0.5〜1.5％、酸化チタン0.5〜1.5％およびトウガラシチ
ンキ0.5〜1.5％のうち少なくとも１つを含有する爪化粧
品を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、貴宝石を含有す
る爪化粧品に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】爪化粧品としてのマニキュアやペティキ
ュアは、爪を美しくし、ファッションの１種として、主
に女性に用いられてきたが、ファッションの多様化に伴
い、近年、男性用も販売されてきている。爪を保護する
目的で使用する少数の人以外は、ほとんどが美容目的で
使われ、機能性に着目した爪化粧品は少なかった。一
方、貴宝石の遠赤外線放射量の多さ、マイナスイオンの
発生量の多さが認められ、水の活性化などに利用されて
いる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】貴宝石はシリカとアル
ミナを主成分とする天然石であって、多くの天然ミネラ
ルを含んでいる。そして、遠赤外線は、これを吸収した
物体の中で分子運動を起こして分子内に大きなエネルギ
ーを発生させ、それを熱エネルギーと活性エネルギーに
変えるが、貴宝石は人工セラミックスよりはるかに大き
な遠赤外線エネルギーを持つ。また、マイナスイオンは
有害物質を吸着、沈殿、分解し、人間の免疫力を高める
水に変えるが、貴宝石はトルマリンをはるかに凌ぐマイ
ナスイオン電圧を持っている。しかも、トルマリンが高
価であるのに対し、日本国内産で、埋蔵量が豊富な貴宝
石は比較的低価格である。

【０００４】貴宝石と人工セラミックの遠赤外線エネル
ギー発生量および発生率を図１に示す。貴宝石は200℃
下で、人工セラミックと同等以上の遠赤外線放射エネル
ギー量を発生し、40℃下でも優れたエネルギー量を発生
した。また、60℃下における貴宝石の遠赤外線放射エネ
ルギー率は、人工セラミックを上回る、96.7％の放射率
を発生した。発明者らは、以上のような貴宝石の優れた
効果を応用すべく鋭意検討を行ってきたところ、ついに
人体に好影響を与える爪化粧品に応用可能であることを
見出し、さらに、共力効果を生み出す他の材料について
も検討したところ、高度に効果を生み出す組合せをも見
出し、本発明に至ったものである。

【０００５】請求項１記載の発明は、遠赤外線、マイナ
スイオン効果をもつ貴宝石を爪化粧品に含有することに
よって、爪を美しくすることに加え、従来のマニキュア
とは異なり、手足を温めることをも目的とする。また、
請求項２記載の発明は、前記貴宝石に加えて、天然セラ
ミックパウダー、ブラックペッパー、酸化チタンおよび
トウガラシチンキのうち少なくとも１つを含有すること
によって発汗、血行促進、マイナスイオン発生をさせる
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項１
記載の発明により、非常に高い遠赤外線放射エネルギー
量を発生する貴宝石を爪化粧品製造の最終工程に添加す
ることによって、爪を通じて、血行の流れを促進し、手
足の指を温めることができる。また、請求項２記載の発
明のように、貴宝石に加えて、天然セラミックパウダ
ー、ブラックペッパー、酸化チタンおよびトウガラシチ
ンキのうち少なくとも１つを含有することによって、貴
宝石単独よりもはるかに多くの遠赤外線エネルギーを放
射することができ、トウガラシチンキを加えることによ
って、発汗、血行促進作用を得ることができる。また、
酸化チタンを加えることによって、さらに一層マイナス
イオンを発生させることができる。

【０００７】本発明による爪化粧品は、通常の爪化粧品
の材料に、最終の製造工程において、粉末状の貴宝石を
単独で加えるか、あるいは貴宝石と共に、ブラックペッ
パー、天然セラミックパウダー、酸化チタンおよびトウ
ガラシチンキのうち少なくとも１つを添加し、よく混合
することによって製造する。使用方法は、通常のマニキ
ュア、ペティキュアと同様にして、手足の爪に塗布す
る。

【０００８】本発明による爪化粧品は、塗布した場合、
ほとんど透明に近い乳白色であるので、男性も使用する
ことができる。また、女性が使用する場合でも、透明に
近い乳白色であることから、他のマニキュアと重ね塗り
することが可能であり、その場合、ベースでもトップコ
ートでも使用することができる。

【０００９】

【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。

【００１０】実施例１ 以下に示す原材料を、以下の割合で配合し、爪化粧品を
作製した。 ニトロセルロース 10.00％ アルキッド樹脂 10.00％ クエン酸アセチルトリブチル 5.00％ 酸化ジルコニウム、酸化チタン処理無水ケイ酸（セラミックとして配合） 0.25％ ケイ酸・ケイ酸アルミニウム焼結物（貴宝石として配合） 0.25％ 酢酸エチル 30.00％ 酢酸ブチル 30.00％ エタノール 12.50％ 香料（ブラックペッパーエキスとして配合） 1.00％ トウガラシチンキ 1.00％ 顔料 適量 沈殿防止剤 適量

【００１１】

【発明の効果】何も塗布しない手背（Ａ）と、本発明に
よる貴宝石を含有した爪化粧品を爪に塗布して５分後の
手背（Ｂ）の表面温度を、塗布５分後にサーモグラフィ
ーにより測定した。男性１名、女性１名の計２名を被験
者とした。結果を図２および図３に示す。白く見える部
分が温度が高いことを示している。処理後の手背の方が
白い部分が大きくなっており、貴宝石を含有した爪化粧
品を塗布した手背の表面温度が、処理しない手背に比べ
て上昇したことが分かった。従って、本発明による貴宝
石を含有した爪化粧品を、手足の爪に塗布することで、
貴宝石の遠赤外線効果により手足の冷えを温めることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）（Ｂ）貴宝石と人工遠赤外線セラミック
の、遠赤外線放射エネルギー量・率を示す図である。

【図２】（Ａ）（Ｂ）本発明の爪化粧品を爪に塗布した
場合の手背の温度上昇を示す図である。

【図３】（Ａ）（Ｂ）本発明の爪化粧品を他の被験者の
爪に塗布した場合の手背の温度上昇を示す図である。

フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C053 AA01 AA08 4C082 PA01 PC09 PE08 PG01 PJ30 4C083 AA111 AA112 AB171 AB172 AB211 AB212 AB221 AB222 AB241 AB242 AC102 AC352 AC372 AD092 AD262 BB41 CC28 EE12

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】貴宝石を含有することを特徴とする爪化粧
   品。
2. 【請求項２】前記貴宝石を0.15〜0.35％含有することに
   加えて、天然セラミックパウダー0.15〜0.35％、ブラッ
   クペッパー0.5〜1.5％、酸化チタン0.5〜1.5％およびト
   ウガラシチンキ0.5〜1.5％のうち少なくとも１つを含有
   することを特徴とする請求項１記載の爪化粧品。