JP2001122568A - ロープシーブ - Google Patents

ロープシーブ

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JP2001122568A
JP2001122568A JP29832999A JP29832999A JP2001122568A JP 2001122568 A JP2001122568 A JP 2001122568A JP 29832999 A JP29832999 A JP 29832999A JP 29832999 A JP29832999 A JP 29832999A JP 2001122568 A JP2001122568 A JP 2001122568A
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JP
Japan
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sheave
rope
rope sheave
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JP29832999A
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English (en)
Inventor
Yasutake Hattori
部 泰 丈 服
Kazuaki Miyakoshi
越 一 昭 宮
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量エレベーターのそらせシーブ等に使用
でき、鋳物の製作性がよく、軽量化を図ることができる
ロープシーブを得ること。 【解決手段】 軸線に直交する平面で分割された複数の
シーブエレメント20a、20aを互いに同一軸線上に
隣接連結し一体化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロープシーブに係
り、特に大容量エレベーターに適用するロープシーブに
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、一般的なエレベーターの概略構
成を示す図であって、例えば高層建物における昇降路の
上部に設けられている床板1上に機械室2が形成されて
おり、その機械室2内には駆動モータ3によって回転駆
動されるシーブ4が設けられている。上記シーブには吊
りロープ5が巻装されており、そのシーブ4から垂下さ
れた吊りロープ5の一端部が乗りかご6のカーシーブ7
a、7bで上方に転向され、機械室2に設けられた支持
具8aに接続されている。一方、シーブ4から垂下され
た吊りロープ5の他端部はそらせシーブ9を介して下方
に延び、釣り合い重り10のシーブ11を経て上方に転
向され、その頂端部が機械室2に設けられた支持具8b
に接続されている。
【0003】しかして、上記駆動モータ3によりシーブ
4を回転駆動することによって、乗りかご6及び釣合い
重り10が互いに反対方向に昇降される。
【0004】ところで、図7(a)、(b)は上述のよ
うにエレベータのそらせシーブ等として使用される従来
のロープシーブ12の一部断面正面図及び一半部のみを
示す側面図であって、そのロープシーブ12の外周面に
は複数条のロープ溝13が形成されてる。このロープシ
ーブ12は図示しない架台に固定された軸14に軸受1
5を介して回転可能に軸支されており、そのロープシー
ブ12の両側面には上記軸受15を覆う蓋体16がボル
ト17によって装着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ロープシーブ12を、ロープ径が太く、ロープ本数が多
くなる大容量エレベーターのそらせシーブ等に使用する
場合、特にロープをダブルラップにしてロープの巻き回
数を増やした場合には、ロープシーブの幅が増大し、鋳
物一体でロープシーブの本体を製作することが困難とな
り、また鋳物の強度を考えると鋳物の重量が増大するこ
ととなり、作業性が悪くなる等の問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑み、鋳物の製
作性がよく、軽量化を図ることができ作業性のよい、大
容量のエレベーターのそらせシーブ等に使用できるロー
プシーブを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
軸線に直交する平面で分割された複数のシーブエレメン
トを互いに同一軸線上に隣接連結し一体化したことを特
徴とする。
【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、互いに隣接するシーブエレメント
は、その対向面に形成されている凹凸部が互いに係合さ
れていることを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、一本の軸に複数個
のシーブを取りつけ一つのシーブを構成したことを特徴
とする。
【0010】さらに、請求項4に係る発明は、請求項3
に係る発明において、互いに隣接するシーブはその対向
面に形成されている凹凸部が互いに係合されていること
を特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれかの発明において、大容量エレベーターのロープ
シーブに適用したたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
【0013】図1(a)、(b)は本発明のロープシー
ブの第1の実施の形態を示す一部断面正面図及び一半部
のみを示す側面図であって、このロープシーブ20は軸
線に直交する平面で分割された2つのシーブエレメント
20a、20aによって構成されている。すなわち、上
記2つのシーブエレメント20a、20aは一つのロー
プシーブ20をその軸線に直交する平面で2分割した同
一形状に形成されており、その各一側面に合わせ面21
がそれぞれ加工され、外周面にロープ溝22が形成され
ている。そして、上記両シーブエレメント20a、20
aがボルト23によって締結固定され一体化されてい
る。
【0014】このように、本実施の形態においては同一
の2つのシーブエレメント20a、20aを組み合わせ
ることにより一つのロープシーブ20が構成されている
ので、ロープシーブ20の幅が大きいものでもシーブエ
レメント20a単体の鋳物の大きさを特に大きくする必
要がなく、鋳物の製作性を従来通りとすることができ
る。また、シーブエレメント20a単体を最適な大きさ
とするとともに、最適本数のリブが入れられるので、最
適な強度で軽量なロープシーブを製作することができ
る。
【0015】さらに、本実施の形態によれば、多数のロ
ープ本数に対応した幅広のロープシーブを得ることがで
き、しかもシーブエレメント20a、1個あたりの重量
を減らすことができ、コストを低減することができると
ともに、製作時、組立時の作業性を向上させることがで
きる。
【0016】また、軽量化されたことによりGD2が減
り、シーブエレメント20aのバランスどりが容易とな
り、さらに1つのシーブ木型で2倍の幅のロープシーブ
を製作することができる。
【0017】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
図であり、ロープシーブ30がその軸線に直交する2つ
の平面で分割された3つのシーブエレメント30a、3
0b、30aによって構成されている。すなわち、上記
ロープシーブ30は、左右の同一形状のシーブエレメン
ト30a、30aと中間のシーブエレメント30bによ
り構成され、それらがボルト31によって締結固定され
一体化されている。
【0018】しかして、この実施の形態においても、図
1に示す実施の形態と同様な効果が得られ、さらにより
幅広のロープシーブを容易に得ることができ、或はシー
ブエレメント30a、30bの単体の大きさを小さくす
ることができる。さらに、1つのシーブ木型で製作した
中間のシーブエレメント30bを複数個足し合わせてい
くことにより、多数のロープ本数が必要となるロープシ
ーブに対応することができる。
【0019】図3(a)、(b)、(c)は、第3の実
施の形態を示す図であり、ロープシーブ40は図3
(a)に示すように2つのシーブエレメント40a、4
0bがボルト41によって締結固定され一体化されてい
る。
【0020】上記シーブエレメント40a、40aの互
いに対向する面における軸受ハウジング部の合わせ面に
は、図3(b)及び(c)に示すように、周方向に凹部
42a及び凸部42bが交互に設けられている。この凹
部42a及び凸部42bは鋳出し或は機械加工によって
形成することができ、2つのシーブエレメント40a、
40aを一体化したとき、両シーブエレメント40a、
40bの凹部42aと凸部42bが互いに係合せしめら
れている。
【0021】しかして、この実施の形態においては、第
1及び第2の実施の形態と同様な効果を奏するばかりで
なく、上述のように両シーブエレメント40a、40a
の凹部42aと凸部42bが互いに係合されているた
め、組み合わされたシーブエレメント40a、40aの
ずれを抑制することができる。しかも、上記凹部42a
と凸部42bを係合しボルト41で締結固定した後に、
ロープ溝43の加工を行えば、ロープシーブ40のロー
プ溝43の偏心量を抑制することができる。
【0022】ところで、上記第1乃至第3の実施の形態
においては各シーブエレメントを通常のボルトによって
締結したものを示したが、打ち込みボルトによって締結
固定することもできる。
【0023】また、図4は第4の実施の形態を示す図で
あり、1本の軸1に複数個(図においては2個)のシー
ブ50、50が回転可能に取りつけられており、この複
数個のシーブ50、50によって一つのロープシーブ5
1が構成されている。
【0024】しかして、互いに同期しないで自由に回転
することができる複数のシーブ50が1軸上に配列され
ることにより、多数のロープ本数に対応したロープシー
ブを得ることができる。また、この場合軸受52の個数
が増加するため、軸受52にかかる力を分散させること
ができ、軸受52の径を小さくすることができ、コスト
を低減することができる。
【0025】図5は、第4の実施の形態の変形を示す第
5の実施の形態を示す図であり、1本の軸1に回転可能
に取り付けられた複数のシーブ60には、互いに隣接す
る外周側面に、周方向に凹部61aと凸部61bが交互
に形成されており、隣接するシーブ60、60の凹部6
1aと凸部61bとが互いに係合されている。
【0026】したがって、この実施の形態においては、
各シーブ60、60が同期して回転し、1個のシーブと
同様な作用を奏し、しかも多数のロープ本数に対応する
ことができ、また軸受62にかかる力を分散させること
ができ、軸受62の径を小さくすることができる。
【0027】このように、本発明のロープシーブはシー
ブの幅を大きくすることができ、多数のロープ本数にも
十分対応することができることから、大容量のエレベー
ターにおけるそらせシーブ、カーシーブ、釣合い重りシ
ーブ、コンペンシーブについても適用することができ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
ロープ本数が多くなる大容量エレベーター等のロープシ
ーブにおいて幅が増大したロープシーブが必要となった
場合でも、十分対応することができ、また鋳物の制作性
も良好で、軽量で作業性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロープシーブの第1の実施の形態を示
す図で、(a)は一部断面正面図、(b)は側面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す一部断面正面
図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図で、(a)
は一部断面正面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断
面図、(c)はシーブエレメントの斜視図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す一部断面正面
図。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す図で、(a)
は一部断面正面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断
面図、(c)はシーブの斜視図。
【図6】エレベーターの概略構成を示す図。
【図7】従来のロープシーブを示す図で、(a)は一部
断面正面図、(b)は側面図。
【符号の説明】
20、30、40、51、60 ロープシーブ 20a シーブエレメント 21 合わせ面 22、43 ロープ溝 23、31、41 ボルト 30a、30b、40a シーブエレメント 42a、61a 凹部 42b、61b 凸部 50、60 シーブ 52、62 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮 越 一 昭 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 3F306 AA05 AA07 BB01 3J031 AC07 BA04 BC02 CA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線に直交する平面で分割された複数のシ
    ーブエレメントを互いに同一軸線上に隣接連結し一体化
    したことを特徴とするロープシーブ。
  2. 【請求項2】互いに隣接するシーブエレメントは、その
    対向面に形成されている凹凸部が互いに係合されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のロープシーブ。
  3. 【請求項3】一本の軸に複数個のシーブを取りつけ一つ
    のシーブを構成したことを特徴とするロープシーブ。
  4. 【請求項4】互いに隣接するシーブは、その対向面に形
    成されている凹凸部が互いに係合されていることを特徴
    とする、請求項3記載のロープシーブ。
  5. 【請求項5】大容量エレベーターに適用したことを特徴
    とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のロープシー
    ブ。
JP29832999A 1999-10-20 1999-10-20 ロープシーブ Pending JP2001122568A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505036A (ja) * 2004-07-05 2008-02-21 コネ コーポレイション 輸送機およびベルトプーリ
KR200450820Y1 (ko) * 2010-07-28 2010-11-03 양승권 무대장치용 권취 드럼
WO2020105122A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 株式会社日立製作所 エレベーターのプーリ

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JP2008505036A (ja) * 2004-07-05 2008-02-21 コネ コーポレイション 輸送機およびベルトプーリ
KR200450820Y1 (ko) * 2010-07-28 2010-11-03 양승권 무대장치용 권취 드럼
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