JP2001120859A - 刃 物 - Google Patents

刃 物

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JP2001120859A
JP2001120859A JP30255799A JP30255799A JP2001120859A JP 2001120859 A JP2001120859 A JP 2001120859A JP 30255799 A JP30255799 A JP 30255799A JP 30255799 A JP30255799 A JP 30255799A JP 2001120859 A JP2001120859 A JP 2001120859A
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lightening
filled
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JP30255799A
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Toshiya Matsuyama
敏也 松山
Toshio Inose
敏夫 猪瀬
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃物の軽量化を図りつつ、切り屑等の付着を
皆無として清掃等の手間を不要とし、しかも、外観を長
期間に亘って良好に保つことができる刃物を提供するこ
とである。 【解決手段】 理美容鋏1の動刃3及び静刃4の表面
に、先細りの細長い形状にえぐられた溝9,14が設け
られ、その各溝9,14には、エポキシ系樹脂からなる
充填材料17が充填される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋏や、ナイフ等の
刃物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋏や、ナイフ等の刃物において、
例えば、特開平9−285221号公報や、実開昭51
−161690号公報に示されるように、鋏の刃部に丸
孔、小判孔、溝等を設けて鋏全体を軽量化することによ
りその鋏を使用する使用者の疲労の軽減を図ったり、切
り屑や、樹液を外側に排出して切れ味を保つようにした
ものが見受けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、孔等を設
けた刃物は、その軽量化を図ったり、鋏の場合はさらに
切り屑等を排出できる等の利点がある反面、その刃物を
長期間使用していると、前記孔や、溝の内面に切り屑の
一部が付着してその部分から錆びが発生したり、切り屑
がたまって孔や、溝が塞がれてしまい、本来の機能を果
たし得なくなると共に、その耐久寿命を短くする等の問
題があった。
【0004】また、鋏も、特に、理美容鋏の場合、前記
孔や、溝にパーマ液のような油分を含んだ液体が付着す
ると、その孔や、溝の内面に髪の毛や、ゴミが付着して
たまり、従って、鋏の開閉操作に支障を来したり、その
刃部が人の肌に直接触れることにより不衛生であり、し
かも、頻繁に髪の毛や、ゴミを取り除く清掃を行う必要
がある等の問題があった。
【0005】さらに、前記孔や、溝に切り屑が付着した
り、その付着に起因して錆びたりすると、刃物の外観を
損なう等の問題があった。
【0006】然るに、本発明は、従来のように刃物の軽
量化を図りつつ、切り屑等の付着を皆無として清掃等の
手間を不要とし、しかも、外観を長期間に亘って良好に
保つことができる刃物を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の刃物は、鋏や、ナイフ等
の刃物の少なくとも刃部に透孔、凹部等の肉抜き部を設
け、その肉抜き部を充填材料によって充填したことを特
徴とするものである。
【0008】この構成によれば、前記刃部に透孔や、凹
部や、溝等の肉抜き部が任意数、任意配列で設けられ、
その肉抜き部に対して充填材料が充填される。従って、
前記肉抜き部は、刃部表面と面一に埋められることによ
り、切り屑等の付着を皆無として清掃等の手間を不要と
し、しかも、刃物の軽量化を図りつつ外観を長期間に亘
って良好に保つことができるものである。
【0009】また、請求項2に記載の刃物は、特に、前
記肉抜き部を複数設けて、それぞれの肉抜き部に前記充
填材料を充填したことを特徴とするものである。
【0010】この構成によれば、前記各肉抜き部は、刃
部表面と面一に埋められることにより、切り屑等の付着
を皆無として清掃等の手間を不要とし、しかも、刃物の
軽量化を図りつつ外観を長期間に亘って良好に保つこと
ができると共に、前記各肉抜き部の配列を工夫すること
により、装飾効果を出すことができる。
【0011】また、請求項3に記載の刃物は、特に、前
記充填材料として、前記刃部よりも比重が小なるものを
用いたことを特徴とするものである。
【0012】この構成によれば、刃物全体のより一層の
軽量化を図ることができると共に、切り屑等の付着を皆
無として清掃等の手間を不要とし、しかも、外観を長期
間に亘って良好に保つことができる。
【0013】また、請求項4に記載の刃物は、前記充填
材料として、熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を用い
たことを特徴とするものである。
【0014】この構成によれば、熱可塑性樹脂もしくは
熱硬化性樹脂を前記肉抜き部に充填することにより、刃
物を容易に製造することができる。そして、刃物の軽量
化を図りつつ切り屑等の付着を皆無として清掃等の手間
を不要とし、しかも、外観を長期間に亘って良好に保つ
ことができる。
【0015】また、請求項5に記載の刃物は、特に、前
記充填材料として、前記刃部の表面の色とコントラスト
の大なる色のものを用いたことを特徴とするものであ
る。
【0016】この構成によれば、刃物の表面の色が例え
ばシルバー色であれは、前記充填材料はコントラストの
大なる例えば黒色のものを用いることにより、その充填
材料を充填した部分が刃物の地の色に対して浮き上が
り、装飾効果を一層増すことができる。加えて、刃物の
軽量化を図りつつ切り屑等の付着を皆無として清掃等の
手間を不要とし、しかも、外観を長期間に亘って良好に
保つことができる。
【0017】また、請求項6に記載の刃物は、特に、前
記充填材料として、着色されたものを用いたことを特徴
とするものである。
【0018】この構成によれば、着色された充填材料を
肉抜き部に充填することにより、刃物がカラフルなもの
となり、装飾効果をより一層増すことができる。加え
て、刃物の軽量化を図りつつ切り屑等の付着を皆無とし
て清掃等の手間を不要とし、しかも、外観を長期間に亘
って良好に保つことができる。また、請求項7に記載の
刃物は、特に、前記複数の肉抜き部に対して、異なる色
に着色された充填材料を充填したことを特徴とするもの
である。
【0019】この構成によれば、前記複数の肉抜き部に
対して、異なる色に着色された充填材料が充填されるこ
とにより、その異なる色の配列等を工夫すれば、一種の
模様となり刃物を一層カラフルなものとすることがで
き、装飾効果をより一層増すことができる。加えて、刃
物の軽量化を図りつつ切り屑等の付着を皆無として清掃
等の手間を不要とし、しかも、外観を長期間に亘って良
好に保つことができる。また、請求項8に記載の刃物
は、特に、前記刃物の前記刃部以外の操作部等に前記肉
抜き部を設け、その肉抜き部に前記充填材料を充填した
ことを特徴とする者である。
【0020】この構成によれば、前記刃部ばかりでな
く、例えば、刃部を操作する操作部にも肉抜き部を設け
てこの肉抜き部にも充填材料を充填することにより、刃
物全体に亘って装飾効果を出すことができる。加えて、
切り屑等の付着を皆無として清掃等の手間を不要とし、
しかも、刃物の軽量化を図りつつ外観を長期間に亘って
良好に保つことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0022】図1乃至図3は、本発明の刃物をを理美容
鋏に具体化した第1の実施形態を示すものであり、理美
容鋏1は、略中央部で枢軸2により互いに回動可能に連
結された動刃3及び静刃4により構成される。その動刃
3には、これを開閉操作する操作部5に親指掛けリング
6及び緩衝用突起7が設けられ、また、操作部5と反対
側に細長い刃部8が形成される。その刃部8の表面(図
2において下面側)には、その刃部8の長手方向に細長
く先端側に行くに従って先細りの形状に切削によりえぐ
られた肉抜き部としての溝9が設けられる。一方、前記
静刃4には、これを開閉操作する操作部10に薬指掛け
リング11及び小指掛け部12が設けられ、また、操作
部10と反対側に細長い刃部13が形成される。その刃
部13の表面(図2において上面側)には、その刃部1
3の長手方向に細長く先端側に行くに従って先細りの形
状に切削によりえぐられた肉抜き部としての溝14が設
けられる。
【0023】また、前記枢軸2の一端部には調節ネジ1
5が螺合され、その調節ネジ15と前記静刃4との間に
板バネ16が介装され、前記調節ネジ15を操作して板
バネ16のバネ圧を調節することにより、動刃3及び静
刃4による切れ味を適切に設定することができる。
【0024】前記動刃3及び静刃4は、一般的に、ステ
ンレス鋼によって構成されているが、本実施形態の場
合、200℃以上の耐熱性を有する耐熱性の高い材料と
して、例えば、コバルト合金(600℃以上の耐熱性を
有する)が用いられる。その外、金属材料としては、耐
熱性の高い鉄鋼系材料、例えば、SKDや、SKH(い
ずれも、焼き戻し温度が600℃以上)を用いてもよ
い。
【0025】前記動刃3及び静刃4の各刃部8,13の
溝9,14には、熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹脂等の充
填材料17が刃部8,13の表面と面一になるように充
填される。前記熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキ
シ系樹脂が用いられる。そして、白色、黒色の外、予
め、赤色、黄色、緑色等に着色されたものを用いてもよ
い。また、前記熱可塑性樹脂としては、ポリアミドや、
ポリアセタール、ポリカーボネート等の樹脂が用いられ
る。この熱可塑性樹脂も前記のように着色されたものを
用いてもよい。そして、熱可塑性あるいは熱硬化性いず
れの樹脂も、透明乃至半透明のものである場合、その中
に、着色されたガラスビーズを混入したものを用いても
よく、このような特殊樹脂を用いることにより、見る角
度によって色や、見え方が変化するグラデーションを楽
しめるものとすることができる。そして、前記各樹脂
は、比重が1〜2g/cm3程度であり、金属材料に比
べてはるかに軽いため、理美容鋏1の全体の重量が大き
く増加することはなく、軽量化に寄与する。
【0026】以下に、前記のように構成された理美容鋏
1を製造する方法について簡単に説明する。
【0027】前記理美容鋏1の動刃3及び静刃4は、コ
バルト合金を用いて公知の精密鋳造法や、金属粉末射出
成型法等により形成する。この成型時に、各刃部8,1
3に溝9,14も形成される。次に、この各溝9,14
に対し、ディスペンサーにて充填材料17としてのエポ
キシ樹脂(例えば、日本エイブルスティック社製、型番
A401、商品名ECCOBOND)を注入充填する
(射出成型機にセットして射出成型法により充填しても
よい)。次に、この動刃3あるいは静刃4を加熱炉に入
れて約120℃に昇温し、この状態で約30分間加熱保
持する。これにより、充填材料17は硬化する。この
後、動刃3あるいは静刃4を加熱炉から大気中に出して
冷却する。次に、動刃3あるいは静刃4を機械加工機に
セットして刃部8,13の表面を仕上げ加工する。この
とき、充填材料17の余分にはみ出した部分はきれいに
除去される。
【0028】この結果、動刃3及び静刃4の刃部8,1
3の表面のシルバー色に対して前記充填材料17の色が
黒であるため、その両者間のコントラストが大きくな
り、その充填材料17の部分が一見して浮き上がるよう
にクローズアップされるため、その理美容鋏1の外観を
極めて良好なものとすることができる。
【0029】以上によって製品としての理美容鋏1が製
造される。
【0030】なお、前記製造方法において、前記精密鋳
造法や、金属粉末射出成型法を用いると、前記各溝9,
14の体積分だけ、高価な金属材料の使用量を抑制し、
その代わりここに安価な充填材料17を用いることがで
きるため、理美容鋏1全体の材料コストを低減すること
ができる。そして、前記肉抜き部9,14に充填材料1
7を充填することにより、各刃部8,13の表面の鏡面
仕上げ面積が減少するため、仕上げ作業が軽減される。
しかも、前記充填材料を前記射出成型法で充填した場
合、基本的に前記充填材料の部分の仕上げは不要であ
り、製造コストを大きく低下させることができる。
【0031】以上のようにして製造された理美容鋏1を
理美容作業に用いた場合、前記各溝9,14が充填材料
によって完全に埋められているので、カットされた髪の
毛や、ゴミ等が侵入することがないと共に、パーマ液の
ような油分等も侵入することがない。従って、その理美
容鋏1は常に衛生的に保たれると共に、鋏の開閉作業に
支障を来すことがない。しかも、その理美容鋏1は軽量
化されているので、鋏の開閉作業を軽快に行うことがで
き、作業者の疲労を軽減することができる。
【0032】以下に、本発明の刃物をを理美容鋏に具体
化した第2の実施形態を図4乃至図6について説明す
る。なお、前記実施形態の理美容鋏1と共通する部分に
ついてはその説明を省略し、かつ同一の符号を用いる。
【0033】動刃3の刃部8には、多数の小判状の透孔
20が刃部8の長手方向の一直線に沿って略等間隔でし
かも先端側に行くに従って次第に小さくなるように穿設
され、また、その動刃3の操作部5の枢軸2に近い部分
の表面には、図4に示される如き表面形状の凹部21が
形成される。一方、前記静刃4の刃部13には、前記動
刃3と全く同様に、多数の小判状の透孔22が刃部13
の長手方向の一直線に沿って略等間隔でしかも先端側に
行くに従って次第に小さくなるように穿設され、また、
その静刃4の操作部10の枢軸2に近い部分の表面に
は、図4に示される如き表面形状の凹部23が形成され
る。
【0034】前記動刃3の各透孔20及び凹部21と、
静刃4の各透孔22及び凹部23とには、それぞれ前記
第1の実施形態と同様の充填材料17が充填される。
【0035】本実施形態の動刃3及び静刃4は、前記第
1の実施形態の動刃3及び静刃4と同様の材料によっ
て、同様の精密鋳造法や、金属粉末射出成型法等により
形成される。前記各透孔20,22や、凹部21,23
は、前記動刃3及び静刃4の形成過程で形成される。な
お、各透孔20,22や、凹部21,23は動刃3及び
静刃4の形成後にプレス加工によって形成してもよい。
【0036】なお、前記各透孔20,22は、小判状の
形状に形成したが、真円や、星形、三角形等任意の形状
に設定することができると共に、その大きさも刃物の大
きさに応じて大小任意に設定することができる。そし
て、図示のように一直線に配列したが、これを2列以上
にしたり、ジグザグ状に配列する等所望の模様形状等に
応じて任意に設定することができる。但し、前記各透孔
20,22や、凹部21,23の数、大きさ、配列等は
任意であるとはいえ、それらが設けられた部分の機械的
強度が低下しない範囲、つまり、理美容鋏本来の機能を
十分発揮できる強度を考慮した範囲で設定することが望
ましい。
【0037】また、前記各透孔20,22や、凹部2
1,23に充填される充填材料については、予め、赤
色、黄色、緑色等に着色されたものを用いることによ
り、理美容鋏1の装飾効果を出すことができ、しかも、
異なる色に着色された複数種類の充填材料を用いて、そ
の異なる色の配列等を工夫すれば、一種の模様となり刃
物を一層カラフルなものとすることができ、装飾効果を
より一層増すことができるものである。
【0038】以下に、本発明の刃物ををナイフに具体化
した第3の実施形態を図7について説明する。
【0039】図7は、例えば、アウトドアにて使用する
折り畳み式のナイフを示しており、そのナイフ30は、
金属製の刃部31と、その刃部31を枢軸32によって
折り畳み収納可能に支持する柄33とによって構成され
る。前記刃部31には、その一側面から他側面に亘って
貫通する多数の真円の透孔34がジグザグ状に穿設さ
れ、その各透孔34には前記各実施形態と同様の材料の
充填材料17が同様の方法によって充填される。
【0040】本発明は以上に説明した範囲に限定される
ものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。
【0041】例えば、第1及び第2の実施形態の理美容
鋏の場合、静刃4の操作部10において人差し指や、中
指のかかる部分(図1や、図4の上面部分)に溝を設け
て、この溝にゴムや、ウレタンのような硬度の低い摩擦
係数の高い樹脂材料を充填し、軽量化、外観の良好性を
持たせつつ、滑り止めの役割を持たせるようにしてもよ
い。また、以上の各実施形態では、刃物の例として、理
美容鋏や、ナイフについて説明したが、この外、例え
ば、包丁、刈り込み鋏、爪切り等に適用することもでき
ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に記載の刃物によれば、鋏や、ナイフ等の刃物の少なく
とも刃部に透孔、凹部等の肉抜き部を設け、その肉抜き
部を充填材料によって充填したので、前記肉抜き部は、
充填材料により刃部表面と面一に埋められ、依って、切
り屑等の付着を皆無として清掃等の手間を不要とし、し
かも、刃物の軽量化を図りつつ外観を長期間に亘って良
好に保つことができるものである。
【0043】また、請求項2に記載の刃物によれば、特
に、前記肉抜き部を複数設けて、それぞれの肉抜き部に
前記充填材料を充填したので、前記各肉抜き部は、充填
材料により刃部表面と面一に埋められ、依って、切り屑
等の付着を皆無として清掃等の手間を不要とし、しか
も、刃物の軽量化を図りつつ外観を長期間に亘って良好
に保つことができると共に、前記各肉抜き部の配列を工
夫することにより、装飾効果を出すことができる。
【0044】また、請求項3に記載の刃物によれば、特
に、前記充填材料は、前記刃部よりも比重が小さいもの
に設定されたので、刃物全体のより一層の軽量化を図る
ことができると共に、切り屑等の付着を皆無として清掃
等の手間を不要とし、しかも、外観を長期間に亘って良
好に保つことができる。
【0045】また、請求項4に記載の刃物によれば、特
に、前記充填材料として、熱可塑性樹脂もしくは熱硬化
性樹脂を用いたので、一般の射出成型法等を用いて熱可
塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を前記肉抜き部に容易に
充填することができ、刃物を容易に製造することができ
る。そして、刃物の軽量化を図りつつ切り屑等の付着を
皆無として清掃等の手間を不要とし、しかも、外観を長
期間に亘って良好に保つことができる。
【0046】また、請求項5に記載の刃物によれば、特
に、前記充填材料として、前記刃部の表面の色とコント
ラストの大なる色のものを用いたので、刃物の表面の色
が例えばシルバー色であれは、前記充填材料はコントラ
ストの大なる例えば黒色のものを用いることにより、そ
の充填材料を充填した部分が刃物の地の色に対して浮き
上がり、装飾効果を一層増すことができる。加えて、刃
物の軽量化を図りつつ切り屑等の付着を皆無として清掃
等の手間を不要とし、しかも、外観を長期間に亘って良
好に保つことができる。
【0047】また、請求項6に記載の刃物によれば、特
に、前記充填材料として、着色されたものを用いたの
で、着色された充填材料を肉抜き部に充填することによ
り、刃物がカラフルなものとなり、装飾効果をより一層
増すことができる。加えて、刃物の軽量化を図りつつ切
り屑等の付着を皆無として清掃等の手間を不要とし、し
かも、外観を長期間に亘って良好に保つことができる。
また、請求項7に記載の刃物によれば、特に、前記複数
の肉抜き部に対して、異なる色に着色された充填材料を
充填したので、その異なる色の配列等を工夫すれば、一
種の模様となり刃物を一層カラフルなものとすることが
でき、装飾効果をより一層増すことができる。加えて、
刃物の軽量化を図りつつ切り屑等の付着を皆無として清
掃等の手間を不要とし、しかも、外観を長期間に亘って
良好に保つことができる。また、請求項8に記載の刃物
によれば、特に、前記刃物の前記刃部以外の操作部等に
前記肉抜き部を設け、その肉抜き部に前記充填材料を充
填したので、刃物全体に亘って装飾効果を出すことがで
きる。加えて、切り屑等の付着を皆無として清掃等の手
間を不要とし、しかも、刃物の軽量化を図りつつ外観を
長期間に亘って良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を具体化した第1の実施形態を
示すもので、理美容鋏の平面図である。
【図2】図2は、図1の理美容鋏の側面図である。
【図3】図3は、図1のAーA線における拡大断面図で
ある。
【図4】図4は、本発明を具体化した第2の実施形態を
示すもので、理美容鋏の平面図である。
【図5】図5は、図4の理美容鋏の側面図である。
【図6】図6は、図1のBーB線における拡大断面図で
ある。
【図7】図7は、本発明を具体化した第3の実施形態を
示すもので、ナイフの平面図である。
【符号の説明】
1 理美容鋏 3 動刃 4 静刃 5 操作部 8 刃部 9 溝 10 操作部 13 刃部 14 溝 17 充填材料 20 透孔 21 凹部 22 透孔 23 凹部 30 ナイフ 31 刃部 34 透孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋏や、ナイフ等の刃物の少なくとも刃部
    に透孔、凹部等の肉抜き部を設け、その肉抜き部を充填
    材料によって充填したことを特徴とする刃物。
  2. 【請求項2】 前記肉抜き部を複数設けて、それぞれの
    肉抜き部に前記充填材料を充填したことを特徴とする請
    求項1に記載の刃物。
  3. 【請求項3】 前記充填材料は、前記刃部よりも比重が
    小なるものを用いたことを特徴とする請求項1もしくは
    2に記載の刃物。
  4. 【請求項4】 前記充填材料は、熱可塑性樹脂もしくは
    熱硬化性樹脂を用いたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の刃物。
  5. 【請求項5】 前記充填材料は、前記刃部の表面の色と
    コントラストの大なる色のものを用いたことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の刃物。
  6. 【請求項6】 前記充填材料は、着色されたものを用い
    たことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    刃物。
  7. 【請求項7】 前記複数の肉抜き部に対して、異なる色
    に着色された充填材料を充填したことを特徴とする請求
    項2乃至6のいずれかに記載の刃物。
  8. 【請求項8】 前記刃物の前記刃部以外の操作部等に前
    記肉抜き部を設け、その肉抜き部に前記充填材料を充填
    したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    の刃物。
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