JP2001119897A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2001119897A
JP2001119897A JP29764899A JP29764899A JP2001119897A JP 2001119897 A JP2001119897 A JP 2001119897A JP 29764899 A JP29764899 A JP 29764899A JP 29764899 A JP29764899 A JP 29764899A JP 2001119897 A JP2001119897 A JP 2001119897A
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JP
Japan
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temperature
electric machine
rotating electric
signal
thermal fuse
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JP29764899A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Iida
明由 飯田
Hideaki Mori
英明 森
Toshio Otaguro
俊夫 大田黒
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転電機の運転中の各部の温度を簡便にかつ正
確に検出する手法を提供し、回転電機の予防保全手段を
実現することである。 【解決手段】信号伝達用の信号端子8を備えた電気絶縁
体の中空ケース11の内部に、該信号端子に接触するよ
うに特定の温度で融解する樹脂7によって支持された金
属片6を備えた温度ヒューズ4により内部の温度を検出
することを特徴とする回転電機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転電機の運転状
況のセンシングに関するものであり、特に回転電機の故
障要因となる温度の異常上昇を検出することにより、回
転電機の予防診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転電機運転時における各部の温度をセ
ンシングする方法として、部材表面に感熱塗料を塗布し
て、感熱塗料の色彩の変化から温度を調べる方法や、特
定の温度で特定の色の煙を発生する塗料を塗布し、煙の
色で温度を調べる方法がある。
【0003】しかし、これらの方法では、部材の表面の
温度しか調べることができない。熱伝対を回転子の内部
に埋め込み、スリップリングやテレメータを介して情報
を取り出す方法がある。たとえば、特開平7−298556 号
公報に記載の「回転電機用テレメータの電源装置」のよ
うに回転電機内部で使用できるテレメータシステムが提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】資源保全を図るため、
回転電機の小型・高効率化が進められているため、回転
電機内部の温度管理が従来以上に重要になってきてい
る。従来の方法では、回転子内部の温度のセンシングが
困難なため、回転電機内部の温度を管理し、性能の向上
と回転電機の予防保全を行うことが難しかった。
【0005】本発明の目的は、回転電機の運転状態での
温度の分布を簡便に調べる方法を考案し、回転電機の予
防保全手段を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】回転電機の運転中の温度
を調べるために、測定点の最大温度を記録することの可
能な温度ヒューズを回転電機の内部に設置することによ
って、測定点の温度履歴を記録し、温度を検出する。温
度ヒューズは電気絶縁体の中空チューブの内部に金属片
を設置し、この金属片と外部への信号端子を樹脂により
接続する。樹脂は特定の温度で溶解するため、測定部が
特定の温度になると金属片が信号端子から離れ、温度ヒ
ューズが断線する。外部から温度ヒューズに対して電気
信号を入力し、出力が得られる場合は測定点が樹脂が溶
解する指定温度以下であることがわかる。一方、出力が
得られない場合は、指定温度以上になったことがわか
る。温度ヒューズ切断の温度を複数設けておけば、温度
を段階的に調べることが可能である。
【0007】この手法では、回転電機内部にアンプなど
の電気回路を内蔵する必要がないの、保守管理が容易で
ある。運転中に信号を検出する場合は、界磁コイルなど
の電力検出部に信号を重畳させることにより、信号を検
出する。この方法を採用することにより、スリップリン
グやテレメータなどの機材が不要になり、機器の信頼性
が高まるとともに、コストを低減することが可能であ
る。
【0008】本発明の検出器は温度ヒューズの断線を調
べるだけなので、出力電流の基本周波数と異なる周波数
の信号を、用いれば、信号の検出が容易に行える。ま
た、信号の検出に際して、フィルター回路を用いればさ
らに信号検出の精度は高まる。また、該温度ヒューズの
抵抗が変化することを利用して、温度ヒューズをフィル
ター回路の一部に組み込めば、温度ヒューズの状態に応
じて、フィルター定数を変化させることができるので、
信号の検出精度を高めることができる。期課題を解決す
るため、以下に示す車両用外幌を考案した。
【0009】即ち、本発明によれば、回転電機の運転時
における各部の温度を検出することが可能であり、回転
電機の温度管理を行うことができ、回転電機の予防保全
を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて具体的に述べる。
【0011】図1に回転電機1の回転子2と固定子3に
後述する温度ヒューズ4を設置した実施例を示す。温度
ヒューズ4の出力は信号線5を介して回転電機1の内部
から外部に検出される。この温度情報を用いて、回転電
機1の各部の温度を管理し、保守点検の必要性、修理の
必要性を調べ、回転電機1の信頼性を高めることが可能
である。
【0012】図2に本発明で考案した温度ヒューズ4の
詳細を示す。温度ヒューズ4は電気絶縁体の中空チュー
ブ41の内部に、金属片6が設置されている。金属片6
は特定の温度で溶解する樹脂7で支持され、信号端子8
に接続されている。温度ヒューズ4の周囲の温度が上昇
し、樹脂7が溶解すると、図3に示すように金属片6が
信号端子8から離れ、信号端子8は電気的に絶縁する。
【0013】図4は金属片6を抵抗51に置き換えた実
施例である。該温度ヒューズ4を回転電気の各部に設置
し、かつ、樹脂7の溶解温度を段階的に変化させれば、
各部の温度を詳細に調べることが可能である。本発明の
特徴は、温度ヒューズを使用することにより、仮に運転
時に回転電気の温度を調べることができない場合でも、
測定点の温度履歴を保持することができるので、たとえ
ば、定期点検時などの運転停止時でも、運転中の最高温
度を検出することができることである。
【0014】さらに温度ヒューズの状態を回転電機の運
転中に検出すことができれば、回転電機の運転状態の把
握が可能になり、さらに良好な予防保全手段が実現でき
る。図5に運転中の回転電機から信号を検出する実施例
を示す。回転子2に発生する電気出力は界磁コイル9を
介して外部に送られる。そこで、温度ヒューズ4の信号
端子8と界磁コイル9の回転子91を信号線5で連結
し、界磁コイル9の回転子92に取り付けた温度ヒュー
ズに対する入力信号線51を介して、温度ヒューズ4に
対して発信機10から信号を入力する。
【0015】温度ヒューズ4付近の温度が指定温度以下
であれば、信号は界磁コイルに接続された出力信号線5
2を介して受信機11に送信されるが、温度が上昇し、
温度ヒューズ4の接続がきれた場合、信号の受信ができ
なくなり、温度ヒューズ4付近の温度があらかじめ指定
した樹脂7の溶解温度以上であることを外部から検出す
ることができる。この情報を元にして、保守点検、修理
を行う必要があることを察知することが可能になる。
【0016】なお、温度検出用の信号周波数を電力の出
力周波数fo(通常は50Hzまたは60Hz)に比べ、よ
り高い周波数fs(例えば10kHz)に設定することによ
り、図5に示した実施例の効果をより高め、正確な温度
検出が可能になる。
【0017】また、温度検出用信号の周波数fsを中心
周波数を持つフィルター回路12を用いた実施例のブロ
ック図を図6に示す。
【0018】さらに、温度ヒューズ4が指定温度におい
て電気抵抗が変化する性質を利用して、温度ヒューズ4
をフィルター回路12の一部とすることにより温度が指
定温度になるとフィルター特性を温度ヒューズ4によっ
て自動的に変化させ、温度検出精度を高めることが可能
である。図7に温度ヒューズ4を組み込んだフィルター
回路12の回路図の一例を示す。
【0019】図7に示したフィルター回路12は温度ヒ
ューズ4と回路の一部に組み込んだ反転増幅回路であ
る。この回路の入力信号に対する出力利得Gは、温度ヒ
ューズ4と抵抗13−1の抵抗値Rsの合成抵抗値をR
s′、抵抗13−2の抵抗値をRfの場合、アンプ14
により、G=RF/Rs′となる。温度が指定温度以上
になると、温度ヒューズ4が短絡するため、合成抵抗R
s′はRsにとなるが、抵抗13−1と温度ヒューズ4
は並列に組まれているため、RsはRs′より大きいの
で、温度上昇後の利得G′は正常状態時の利得Gより小
さくなる。したがって、正常時の利得Gと温度上昇後の
利得G′の比が十分に大きくなるように抵抗値Rf,R
sを設定すれば、温度検出の精度がさらに向上し、温度
検出による回転電機の予防保全手段が得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、回転電機の運転時にお
ける各部の温度履歴を検出することが可能であり、回転
電機の運転中の温度状態を元に、運転条件の変更、保全
手段の検討などを提供することができる。これにより、
回転電機の寿命の管理と保全が可能となり、回転電機の
信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である回転電機の側断面図。
【図2】本発明により考案された温度ヒューズの実施例
を示す断面図。
【図3】本発明により考案された温度ヒューズの作動状
態示す断面図。
【図4】本発明により考案された温度ヒューズの実施例
を示す断面図。
【図5】本発明の回転子から出力信号を取り出す一実施
例示す側断面図。
【図6】回転子から出力信号を検出するためのブロック
図。
【図7】温度フューズを含むフィルター回路の一例を示
す回路図。
【符号の説明】
1…回転電機、2…回転子、3…固定子、4…温度ヒュ
ーズ、5…信号線、6…金属片、7…樹脂、8…信号端
子、9…界磁コイル、10…発信機、11…受信機、1
2…フィルター回路、13…抵抗体、14…アンプ。
フロントページの続き (72)発明者 大田黒 俊夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 5H611 AA01 AA05 BB00 QQ04 RR00 TT01 UA01 UA07 UB00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号伝達用の端子を備えた電気絶縁体の中
    空ケースの内部に、該信号伝達端子に接触するように特
    定の温度で融解する樹脂によって、支持された金属片を
    備えた温度ヒューズにより、内部の温度を検出する手段
    を備えたことを特徴とする回転電機。
JP29764899A 1999-10-20 1999-10-20 回転電機 Pending JP2001119897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29764899A JP2001119897A (ja) 1999-10-20 1999-10-20 回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29764899A JP2001119897A (ja) 1999-10-20 1999-10-20 回転電機

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JP2001119897A true JP2001119897A (ja) 2001-04-27

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JP29764899A Pending JP2001119897A (ja) 1999-10-20 1999-10-20 回転電機

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