JP2001119776A - 楽音共聴・通話装置 - Google Patents

楽音共聴・通話装置

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JP2001119776A
JP2001119776A JP33036299A JP33036299A JP2001119776A JP 2001119776 A JP2001119776 A JP 2001119776A JP 33036299 A JP33036299 A JP 33036299A JP 33036299 A JP33036299 A JP 33036299A JP 2001119776 A JP2001119776 A JP 2001119776A
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Yutaka Ohashi
裕 大橋
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Mega House KK
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Mega House KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送路経由で2人以上のリスナーが背景音楽
などの楽音を鑑賞している最中に、リスナーどうしが、
マイクロホン・イヤホーンを介して会話を交わすことを
可能にすることで、楽音鑑賞の利便性の向上を図りなが
ら、趣味性に富んだ会話の雰囲気を演出する。 【構成】 一方のリスナーにより装着されているマイク
ロホン3からの音声信号が、一方の伝送回路LD中の信
号混合回路2DDにより、再生楽音信号と混合されて、
楽音・音声信号として、他方のリスナーにより装着され
ているイヤホーン5に供給される。他方のリスナーは、
イヤホーン5から楽音に背景付けられた音声を聴取す
る。再生楽音信号は、すべてのリスナーに共通に用意さ
れた1台のミニデスクなどの楽音再生装置1又はリスナ
ーごとに用意された複数台の楽音再生装置1、7により
生成される。マイクロホン3は、イヤホーン4と一体化
されて、リスナーの外耳道に挿入されることで、リスナ
ーの音声を骨伝導で受領してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有線又は無線の
伝送路を介して、鑑賞音楽や背景音楽(BGM)などを
表す楽音信号を伝送する際に、伝送路の途中で、楽音信
号に対して、音声信号を混合することで、伝送銘上の2
人又はそれ以上のリスナー(聴衆)によるイヤホーンを
介しての音楽鑑賞中に、リスナーどうしが、マイクロホ
ン・イヤホーンを介して会話を交すことを可能にし、こ
うして音楽鑑賞の利便性の向上を図りながら、趣味性に
富んだ会話の雰囲気を演出しようとする楽音共聴・通話
装置に関連し、とりわけ、このような装置を騒音中での
使用や小声での使用に適するようにした点の構成上の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加入電話回線において、回線保留中に、
交換機を介して通話相手の電話機に対して、自己の電話
器内に組み込まれているテープレコーダなどの楽音信号
再生装置からの再生楽音信号を送信することで、通話相
手となるべき起呼者又は被呼者と自己の双方に対して背
景楽音を聴取可能に提供し、これにより、回線保留中の
保留モードであることを通話相手に通知すると同時に、
そのことの自己による確認を可能とし、併せて、保留モ
ード中の待ち時間における趣味性の演出効果を確保する
ようにした電話機用の背景楽音装置に関しては、種々の
ものが盛んに使用されてはいるものの、実際に会話を行
っている通話モードにおいて、通話相手に対して背景音
楽を聴取可能に提供することで、通話の雰囲気を趣味性
豊かに演出するようにした背景楽音装置に関しては、極
めて限られたものしか知られていない。そのような通話
モード中の背景音楽を提供するようにした従前の通信機
用の背景楽音装置に関する文献として以下のものが挙げ
られる。特開平4−241548号公報には、電話器が
通話モードに切り換えられると、それ以前の保留モード
中には、自己側電話器の受話器と、電話回線経由の通話
相手側電話器の受話器との双方に対して供給されていた
保留時背景音楽の楽音信号に代えて、自己側電話器の送
話器に後続するミキサー回路において、該送話器からの
音声信号に対して、コンパクトディスクプレイヤなどの
楽音信号再生装置から再生出力される通話時背景音楽の
楽音信号を混合して得られる音声・楽音信号を電話回線
経由で通話相手側電話器の受話器に対して供給すること
で、通話中の通話相手に対して、通話時背景音楽を聴取
可能に提供するようにした構成が開示されている。ま
た、特開昭63−146646号公報には、受話器を上
げることにより、音声合成回路を始動させて、公衆電話
ボックス内に設けられたスピーカから、「いらっしゃい
ませ」などの開始メッセージを発声し、通話モード中の
背景音楽開始操作により、電話回線を利用して通話相手
側電話器に対して送信されるべき通話時背景音楽の楽音
信号を分岐してミキサー回路経由で同スピーカに供給す
ることで、通話中に通話時背景音楽を公衆電話ボックス
内に提供し、通話モード中の背景音楽停止操作により、
通話時背景音楽の提供を手動的に停止し、通話モード中
のタイマーによる通話時間経過の計時処理に基づいて、
通話時背景音楽の提供を自動的に停止することで、通話
時間経過に対する警告的通報をも可能とし、受話器を置
くことにより、音声合成回路を再び始動させて、同スピ
ーカから、「ありがとうございました」などの終了メッ
セージを発声するよにした構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−24154
8号公報開示の構成や特開昭63−146646号公報
開示の構成にあっては、通話モード中に、通話相手側電
話機の受話器に対して供給される通話時背景音楽の楽音
信号と同一の楽音信号を自己側電話機の受話器に対して
供給するための回路構成を欠いていて、電話回線上の通
話者どうしが、受話器を通じて共通の背景音楽の中で会
話を交えることができない構成であるので、かかる構成
の転用によっては、イヤホーンを介しての音楽鑑賞中に
リスナーどうしが、マイクロホン・イヤホーンを介して
会話を交えることもやはりできないという問題点があっ
た。しかも、いずれも加入電話回線上の電話機を前提と
する構成であり、特開平4−241548号公報開示の
ものでは、送話器と受話器が、音場内に所与の指向性を
伴って開放されており、特開昭63−146646号公
報開示のものでは、通話時背景音楽の発音がスピーカに
よって行われているので、交通騒音に囲まれた街中や、
売り込み音声一杯の展示会場や、それ自体が別の音場を
形成している空間(ディスコ店内、カラオケ店内、カー
オーディオ演奏中の車内など)での使用、さらには、周
囲に気配りした小声での使用に不向きな構成であるとい
う問題点もあった。そこで、このような問題点を解決し
て、リスナーが、イヤホーンを介しての音楽鑑賞の最中
に、マイクロホン・イヤホーンを介して会話を交わすこ
とができて、しかも、騒音中での使用や小声での使用に
適した構成に改良された楽音共聴・通話装置を提供する
ことが請求項1〜6記載の発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来装置における通
話者どうしの受話器に共通の通話時背景音楽の楽音信号
が供給されないという回路構成上の問題点に鑑み、請求
項1〜2記載の発明は、一方の通話者から他方の通話者
に向う下行伝送路中での一方の通話者からの下行音声信
号と、逆に、他方の通話者から一方の通話者に向う上行
伝送路中での他方の通話者からの上行音声信号との双方
に対して、鑑賞音楽や通話時背景音楽の再生楽音信号を
混合することにより、上記の問題点を解決して、伝送路
上のリスナーどうしが、マイクロホン・イヤホーンを通
じて、鑑賞音楽や背景音楽の中で会話を交えることで、
音楽鑑賞の利便性を図りながら会話の雰囲気を趣味性豊
かに演出することのできるような楽音共聴・通話装置を
提供するものである。さらに、上記従来装置における電
話機やスピーカが騒音中での使用や小声での使用に不向
きであるという構成上の問題点に鑑み、とりわけ、請求
項3〜4記載の発明は、一方の通話者である上手ユーザ
の上手マイクロホンを上手ユーザの外耳道付近で骨伝導
される音声を電気信号に変換する骨伝導型のものとし
て、これを上手ユーザのイヤホーンに対して一体的に組
み付け、他方の通話者である下手ユーザの下手マイクロ
ホンを下手ユーザの外耳道付近で骨伝導される音声を電
気信号に変換する骨伝導型のものとして、これを下手ユ
ーザのイヤホーンに対して一体的に組み付けることによ
り、上記の問題点を解決して、騒音中での使用や小声で
の使用に適した改良構成の楽音共聴・通話装置を提供す
るものである。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明の構成は、上手マイクロホ
ン手段3が、一方側の上手ユーザの音声を電気信号に変
換して、下行音声信号として出力し、一方側の上手ユー
ザから他方側の下手ユーザに向う下行伝送手段LDが、
上手マイクロホン手段3から出力される下行音声信号を
下行伝送し、下行信号混合手段2DDが、下行伝送手段
LD中に設けられていて、これにより下行伝送される下
行音声信号に対して再生楽音信号を混合して下行楽音・
音声信号を出力し、下手イヤホーン手段5が、下行信号
混合手段2DDから出力される下行楽音・音声信号を振
動に変換して、この下行楽音・音声信号により表される
下行楽音・音声を他方側の下手ユーザに対して聴取可能
に出力し、下手マイクロホン手段6が、他方側の下手ユ
ーザの音声を電気信号に変換して、上行音声信号として
出力し、他方側の下手ユーザから一方側の上手ユーザに
向う上行伝送手段LUが、下手マイクロホン手段6から
出力される上行音声信号を上行伝送し、上行信号混合手
段2DUが、上行伝送手段LU中に設けられていて、こ
れにより上行伝送される上行音声信号に対して再生楽音
信号を混合して上行楽音・音声信号を出力し、上手イヤ
ホーン手段4が、上行信号混合手段2DUから出力され
る上行楽音・音声信号を振動に変換して、この上行楽音
・音声信号により表される上行楽音・音声を一方側の上
手ユーザに対して聴取可能に出力し、楽音信号再生手段
1が、楽音を表す楽音信号を再生楽音信号として再生可
能に記憶し、下行信号混合手段2DDと上行信号混合手
段2DUの双方に対して再生楽音信号を供給し、これに
より上手ユーザと下手ユーザの双方が鑑賞音楽や背景音
楽の中で会話を楽しむことができるように作用する。請
求項2記載の発明の構成は、下行楽音信号再生手段7
が、下行伝送手段LD中に設けられた下行信号混合手段
2DDに対して下行再生楽音信号を供給し、上行楽音信
号再生手段1が、上行伝送手段LU中に設けられた上行
信号混合手段2DUに対して上行再生楽音信号を供給
し、これにより上手ユーザと下手ユーザの各々が、自己
のために用意された別々の鑑賞音楽や背景音楽の中で会
話を楽しむことができるように作用する。請求項3記載
の発明の構成は、骨伝導型の上手マイクロホン手段3
が、上手イヤホーン手段4に対して一体的に組み付けら
れていて、この上手イヤホーン手段4から上行楽音・音
声が導入される上手ユーザの外耳道付近で骨伝導される
上手ユーザの音声を電気信号に変換し、同様に、骨伝導
型の下手マイクロホン手段6が、下手イヤホーン手段5
に対して一体的に組み付けられていて、この下手イヤホ
ーン手段5から下行楽音・音声が導入される下手ユーザ
の外耳道付近で骨伝導される下手ユーザの音声を電気信
号に変換し、これにより騒音中での使用や小声での使用
に適するように作用する。請求項4記載の発明の構成
は、下行衝撃波雑音抑制手段2BDが、下行伝送手段L
D中に設けられていて、下行伝送される下行音声信号の
振幅レベルが予め設定された異常レベルであることを検
出したときに、予め設定された抑制期間に亙って下行音
声信号の振幅レベルを所定の安全レベルに抑制し、上行
衝撃波雑音抑制手段2BUが、上行伝送手段LU中に設
けられていて、上行伝送される上行音声信号の振幅レベ
ルが予め設定された異常レベルであることを検出したと
きに、予め設定された抑制期間に亙って上行音声信号の
振幅レベルを所定の安全レベルに抑制するように作用す
る。請求項5記載の発明の構成は、下行伝送手段LDに
含まれている下行楽音・音声信号無線伝送手段30A
D、30BD、40AD、40BDが、下行楽音・音声
信号を無線で下手イヤホーン手段5に対して下行伝送
し、上行伝送手段LUに含まれている上行音声信号無線
伝送手段40AU、40BU、30AU、30BUが、
上行音声信号を無線で上行信号混合手段2DUに対して
上行伝送するように作用する。請求項6記載の発明の構
成は、下行楽音・音声信号無線伝送手段30AD、30
BD、40AD、40BDが、上行音声信号無線伝送手
段40AU、40BU、30AU、30BUのそれより
も広帯域に選定されている伝送帯域で信号を伝送するよ
うに作用する。
【0006】
【実施の形態】図1の電気的構成を示すブロック図と図
2の使用状態を示す説明図を参照しながら、この発明の
実施の形態の1例を以下に説明する。図1及び図2にお
いて、市販のコンパクトディスクプレイヤ、ミニディス
クプレイヤやカセットテープレコーダなどの楽音信号再
生装置1のヘッドホン用出力端子1aに対して、プラグ
・ジャックなどの通常の接栓構造を介して着脱可能に接
続された再生楽音信号コード2aが楽音信号再生装置1
と本体装置2の間に延びている。楽音共聴・通話のため
の伝送回路の一方端に位置する一方のユーザ(以下、上
手ユーザという)により、通話可能な配置で着用される
マイクロホン3(以下、上手マイクロホン3という)か
らの下行音声信号コード3aが、本体装置2の上手マイ
クロホン用入力端子2bに対してプラグ・ジャックなど
の通常の接栓構造を介して着脱可能に接続されるよう
に、上手マイクロホン3と本体装置2の間に延びてい
る。同様に、上述の伝送回路の上手ユーザにより、聴取
可能な配置で着用されるイヤホーン4(以下、上手イヤ
ホーン4という)からの上行楽音・音声信号コード4a
が、上述の下行音声信号コード3aと一体的に束線され
て、本体装置2の上手イヤホーン用出力端子2cに対し
て、プラグ・ジャックなどの通常の接栓構造を介して着
脱可能に接続されるように、上手イヤホーン4と本体装
置2の間に延びている。この場合、一体的に束線された
上行楽音・音声コード4aと下行音声信号コード3a
は、一体構造の1個の接栓を介して、本体装置2の上手
イヤホーン出力端子2cと上手マイクロホン入力端子2
bに接続されるのが好適である。全く同様に、楽音共聴
・通話のための伝送路の他方端に位置する他方のユーザ
(以下、下手ユーザという)により着用されるイヤホー
ン5(以下、下手イヤホーン5という)とマイクロホン
6(以下、下手マイクロホン6という)に関しては、本
体装置2の下手イヤホーン用出力端子2dと下手イヤホ
ーン5との間に下行楽音・音声信号コード5aが延び、
本体装置2の下手マイクロホン用入力端子2eと下手マ
イクロホン6との間に上行音声信号コード6aが延びて
いる。この場合、上述の上行楽音・音声信号コード4a
や上述の下行音声信号コード3aと同様に、一体的に束
線された下行楽音・音声信号コード5aと上行音声信号
コード6aは、一体構造の1個の接栓を介して、本体装
置2の下手イヤホーン用出力端子2dと下手マイクロホ
ン用入力端子2eに対して好適に接続される。本体装置
2内には、下行伝送回路LDが形成されており、下行伝
送回路LDには、上手マイクロホン用入力端子2bに後
続接続され、上手マイクロホン3と下行伝送回路LDと
の間のインピーダンス整合と信号レベル調整のための下
行前置増幅器2ADと、該増幅器2ADに後続接続さ
れ、上手マイクロホン3からの外乱性の衝撃波雑音を抑
制するための下行衝撃波雑音抑制回路2BDと、該抑制
回路2BDに後続され、下行伝送回路LD中の下行音声
信号を本体装置操作パネル上の回転操作子2fの手動調
節操作により、所与のレベルに減衰させるための下行音
声信号可変減衰器2CDと、該減衰器2CDに後続接続
され、下行音声信号に対して再生楽音信号を混合するめ
の下行信号混合回路2DDと、該混合回路2DDに後続
接続され、下行伝送回路LD中の下行楽音・音声信号を
後続の下手イヤホーン5での放音に適した電力レベルに
電力増幅するための下行電力増幅器2EDとが含まれて
いる。
【0007】本体装置2内には、さらに、上行伝送回路
LUが形成されており、上行伝送回路LUには、下手マ
イクロホン用入力端子2eに後続接続された上行前置増
幅器2AUと、該増幅器2AUに後続接続された上行衝
撃波雑音抑制回路2BUと、該抑制回路2BUに後続接
続され、上述の下行伝送回路LD中の下行音声信号可変
減衰器2CDでの回転操作子2fの手動調節操作と連動
して、上行伝送回路LU中の上行音声信号を所与のレベ
ルに減衰させるための上行音声信号可変減衰器2CU
と、該減衰器2CUに後続接続された上行信号混合回路
2DUと、該混合回路2DUに後続接続された上行電力
増幅器2EUとが含まれている。本体装置2内の下行信
号混合回路2DDと上行信号混合回路2DUとには、楽
音信号再生装置1から通常の接栓構造経由で延びる再生
楽音信号コード2aが途中分岐で各別に接続されてい
る。なお、本体装置2の操作パネル上には、電源スイッ
チ2gと電源用パイロットランプ2hが設けられてい
る。
【0008】図1及び図2に示されている上記の構成に
おいて、楽音再生装置1としての、例えば、ミニディス
クプレイヤから再生出力される再生楽音信号が、該ミニ
ディスクプレイヤのヘッドホン用出力端子1aを介して
再生楽音信号コード2a経由で、予め設定された所与の
信号レベルで、本体装置2内に形成される下行伝送回路
LD中の下行信号混合回路2DDと上行伝送回路LU中
の上行信号混合回路2DUに供給される。操作パネル上
の電源スイッチ2gの操作により、本体装置2を活性化
しておいて、上手ユーザUが上手イヤホーン4を着用し
て、上手マイクロホン3に臨んで会話し、下手ユーザD
が下手イヤホーン5を着用して、下手マイクロホン6に
臨んで会話する。すると、下行伝送回路LDでは、上手
マイクロホン3から出力される下行音声信号が、下行音
声信号コード3a経由で下行前置増幅器2ADに入力さ
れて、ここでの上手マイクロホン3と下行伝送回路LD
との間のインピーダンス整合状態下で、該伝送回路LD
中の信号処理に適した信号レベルに増幅される。ここで
増幅された下行音声信号は、後に詳述される下行衝撃波
雑音抑制回路2BDに入力されて、上手マイクロホン3
に対する人体や器物の接触などによる外乱の振動に起因
して、下行音声信号に重畳して出現する衝撃波雑音が抑
制される。ここで衝撃波雑音の抑制がなされた下行音声
信号は、下行音声信号可変減衰器2CDに入力されて、
回転操作子2fの手動調節操作により規定される所定量
の減衰を受けながら、下行信号混合回路2DDに入力さ
れる。下行信号混合回路2DDには、再生楽音信号コー
ド2a経由で楽音信号再生装置1からの再生楽音信号も
入力されていて、ここで、下行音声信号可変減衰器2C
Dからの下行音声信号と楽音信号再生装置1からの再生
楽音信号とが混合されることで、楽音信号再生装置1で
予め設定されている再生楽音信号レベルと下行音声信号
可変減衰器2CDでの手動調節操作で調節される下行音
声信号レベルとの相対比率に依存して定まる混合比の下
行楽音・音声信号が得られる。ここでの下行楽音・音声
信号は、下行電力増幅器2EDに入力されて、下手イヤ
ホーン5を駆動するのに適した信号レベルまで増幅され
ることで、下行伝送回路LDと下手イヤホーン5との間
のインピーダンス整合状態下で、下行伝送回路LDから
の下行楽音・音声信号として下手イヤホーン5に対して
出力される。かくて、下行伝送回路LDからの下行楽音
・音声信号に駆動される下手イヤホーン5は、再生楽音
信号で表される再生楽音を共聴の背景楽音とする音響環
境の中で、下行音声信号で表される上手ユーザUの話声
を下手ユーザDに対して聴取可能に提供する。この間、
同様に、上行伝送回路LUでは、下手マイクロホン6か
ら出力される上行音声信号が、上行音声信号コード6a
経由で上行前置増幅器2AUに入力されて、インピーダ
ンス整合状態下で信号処理に適した信号レベルに増幅さ
れる。ここで増幅された上行音声信号は、上行衝撃波雑
音抑制回路2BUに入力されて、外乱の振動に起因し
て、上行音声信号に重畳して出現する衝撃波雑音が抑制
される。ここで衝撃波雑音の抑制がなされた上行音声信
号は、上行音声信号可変減衰器2CUに入力されて、回
転操作子2fの手動調整操作により、下行伝送回路LD
中の下行音声信号可変減衰器2CDと連動して規定され
る所定量の減衰を受けながら、上行信号混合回路2DU
に入力される。上行信号混合回路2DUには、再生楽音
信号も入力されていて、ここで、上行音声信号可変減衰
器2CUからの上行音声信号と再生楽音信号とが混合さ
れることで、再生楽音信号レベルと、上行音声信号可変
減衰器2CUで調節される上行音声信号レベルとの相対
比率に依存して定まる混合比の上行楽音・音声信号が得
られる。ここでの上行楽音・音声信号は、上行電力増幅
器2EUに入力されて、上手イヤホーン4を駆動するの
に適した信号レベルまで増幅されることで、インピーダ
ンス整合状態下で、上行伝送回路LUからの上行楽音・
音声信号として上手イヤホーン4に対して出力される。
かくて、上行伝送回路LUからの上行楽音・音声信号に
駆動される上手イヤホーン4は、再生楽音信号で表され
る再生楽音を背景楽音とする音響環境の中で、上行音声
信号で表される下手ユーザDの話声を上手ユーザUに対
して聴取可能に提供する。
【0009】図3の電気的構成を示すブロック図と図4
の使用状態を示す説明図を参照しながら、この発明の実
施の形態の別の一例を以下に説明する。図3及び図4に
おいて、図1中の楽音信号再生装置1と同類の装置であ
り、該再生装置1とは独立のものとして用意された下行
楽音信号再生装置7のヘッドホン用出力端子7aに対し
てプラグ・ジャックなどの通常の接栓構造を介して着脱
可能に接続される下行再生楽音信号コード2iが、下行
楽音信号再生装置7と本体装置2の間に延びており、下
行楽音信号再生装置7から出力される下行再生楽音信号
は、下行再生楽音信号コード2i経由で下行伝送回路L
D中の下行信号混合回路2DDに入力される。一方、上
行楽音信号再生装置としての楽音信号再生装置1では、
同様に、上行楽音信号コード2aが、上行楽音信号再生
装置1と本体装置2間に延びており、下行楽音信号再生
装置1から出力される上行再生楽音信号は、上行再生楽
音信号コード2i経由で、上行伝送回路LU中の上行信
号混合回路2DDに入力される。他の構成要素は、図1
において、同一の符号で示されている構成要素とそれぞ
れ同一のものである。
【0010】図3及び図4に示されている上記の構成に
おいて、下行伝送回路LD中の下行信号混合回路2DD
には、下行再生楽音信号コード2i経由で、下行楽音信
号再生装置7からの下行再生楽音信号が入力されてい
て、ここで、下行音声信号可変減衰器2CDからの下行
音声信号と下行楽音信号再生装置7からの下行再生楽音
信号とが混合されることで、下行楽音信号再生装置7
で、予め設定されている下行再生楽音信号レベルと下行
音声信号可変減衰器2CDでの手動調節操作で調節され
る下行音声信号レベルとの相対比に依存して定まる混合
比の下行楽音・音声信号が得られる。一方、上行伝送回
路LU中の上行信号混合回路2DUには、上行再生楽音
信号コード2a経由で上行楽音信号再生装置1からの上
行再生楽音信号が入力されていて、ここで、上行音声信
号可変減衰器2CUからの上行音声信号と上行楽音信号
再生装置1からの上行再生楽音信号とが混合されること
で、上行楽音信号再生装置1で設定されている上行再生
楽音信号レベルと、下行音声信号可変減衰器2CDでの
手動調節操作とは独立の手動調節操作に応じて、上行音
声信号可変減衰器2CUにより調整される上行音声信号
レベルとの相対比に依存して定まる混合比において、下
行楽音信号再生装置7からの下行再生楽音信号とは別個
独立の上行再生楽音信号と上行音声信号との混合信号で
ある上行楽音・音声信号が得られる。かくて、下手イヤ
ホーン5からは、下行楽音信号再生装置7からの下行再
生楽音を背景楽音とする音響環境の中で、上手ユーザU
の話声が聴取可能に提供され、上手イヤホーン4から
は、上行楽音信号再生装置1からの上行再生楽音、即
ち、下行再生楽音とは全く別の再生楽音を背景楽音とす
る音響環境の中で、下手ユーザDの話声が聴取可能に提
供される。
【0011】上記の実施の形態において、上手ユーザU
により着用される1組の上手マイクロホン3と上手イヤ
ホーン4、ないし、下手ユーザDにより着用される1組
の下手マイクロホン6と下手イヤホーン5に関し、好適
に一体化されたものの断面構造の1例を示すのが図5で
ある。同図において、ハウジング11は、縦長の本体部
12とこれに一体的に連成された横長のイヤーチップ部
13で構成され、イヤーチップ部13の先端部分には、
外部に対して通音孔14が連通しており、使用に際して
は、イヤーチップ部13がユーザの外耳道に挿入され
て、先端部分の通音孔14が外耳道に臨むように着用さ
れる。ハウジング11のイヤーチップ部13の内部に
は、通常的な長方形のマイクロホンエレメント15が、
横長のイヤーチップ部底面沿いに、通音孔14の下方に
納まるように固定されている。ハウジング11の本体部
12の内部には、円板状のダイナミック型レシーバーユ
ニット16が、前面の底辺が通音孔14に臨むような姿
勢で縦長の本体部背面沿いに固定されている。マイクロ
ホンエレメント15から延びる下行ないし上行音声信号
コード3a、6aは、ハウジング11内部に導出され、
外部からハウジング11内部に延びる上行ないし下行楽
音・音声信号コード4a、5aはハウジング11内部の
レシーバユニット16に接続され、これらの信号コード
3a、4aと信号コード5a、6aは各別にハウジング
11内部で束線されている。このような構造の一組のマ
イクロホンとイヤホーン自体は、例えば、特開平8−1
30572号公報にも開示されていて、イヤーマイクロ
ホンと称されている。使用時にユーザが、かかるイヤー
マイクロホンのイヤーチップ部13を外耳道に挿入する
ようにして、これを着用したうえで、会話を行うと、ユ
ーザの音声は、固体振動として、外耳部分を骨伝導し、
イヤーチップ部13経由でマイクロホンエレメント15
に伝達されて、ここで、音声信号に変換されて、音声信
号コード3a、6a経由で出力される。かくて、交通騒
音に囲まれた街中や、売り込み音声一杯の展示会場や、
それ自体が別の音場を形成している空間(ディスコ店
内、カラオケ店内、カーオーディオ演奏中の車内など)
での使用、さらには、周囲に気配りした小声での使用で
あっても、イヤーマイクロホンを着用しているユーザの
会話音声だけに対して選択的に高いS/N比を確保する
ことができるので、十分に満足のゆく会話が実現され
る。そして、その間に、楽音・音声信号コード4a、5
a経由でイヤーマイクロホンで受信される楽音・音声信
号は、レシーバユニット16において、音響振動に変換
されて、通音孔14経由で音波として外耳道内に放出さ
れる。かくて、イヤーマイクロホンを着用しているユー
ザにとって、再生楽音を背景楽音とする音響環境の中で
の会話の聴取が可能となるものである。
【0012】上記実施の形態において、下行伝送回路L
D中の下行衝撃波雑音抑制回路2BDないし上行伝送回
路LU中の上行衝撃波雑音抑制回路2BUに関し、好適
な回路構成の1例を示すのが図6である。同図におい
て、入力端子21は、結合コンデンサ22を介して、増
幅器23の入力端子に接続され、該増幅器23の出力端
子(a)は、別の結合コンデンサ24とそれに直列接続
された電流制限用の抵抗器25を介して出力ノード
(d)に接続されている。増幅器23の出力端子(a)
は、途中分岐で、ダイオード26のカソード側に接続さ
れ、該ダイオード26のアノード側は、検知ノード
(b)に接続されている。検知ノード(b)は、電源E
と接地との間に互いに直列接続された2個のブリーダ用
の抵抗器27、28によるブリーディングノードであ
り、このブリーディングノード、即ち、検知ノード
(b)は、電源Eと接地間に配置されたMOS−TTL
のナンド論理回路素子29の入力端子に接続されてい
る。検知ノード(b)は、さらに、積分用コンデンサ3
0を介して接地されている。ナンド論理回路素子29の
出力端子(c)は、出力ノード(d)と接地間に配置さ
れたnpn接合のトランジスタ32のベースに対してベ
ース抵抗器31を介して接続されており、該トランジス
タ32のコレクタは、結合コンデンサ33を介して、出
力ノード(d)に接続されている。
【0013】図7は、図6の回路構成中の増幅器23の
出力端子(a)、検知ノード(b)、ナンド倫理回路素
子29の出力端子(c)、出力ノード(d)に現れる波
形を示す波形図であり、これらの波形図を参照しなが
ら、図6の回路構成の動作を以下に説明する。入力端子
21には、下行伝送回路LD中の下行前置増幅器2AD
ないし上行伝送回路LU中の上行前置増幅器2AUから
の下行音声信号ないし上行音声信号、即ち、音声のピッ
チを規定する基本波の正弦波とこれに対する種々の倍数
の高調波との合成波形の信号(以下、音声信号という)
が印加されると、この音声信号は、結合コンデンサ22
を通過して増幅器23に至り、ここで増幅されるので、
出力端子(a)には、この増幅器23での1.53Vの
基準動作点を中心にして、電源電圧Eの2.58Vと接
地との間で躍動する音声信号の波形が現れる(図7中
(a))。通常的な使用時には、出力端子(a)に現わ
れる音声信号は、1.53Vの基準動作点付近であっ
て、接地(oV)からも、電源電圧E(2.58V)か
らも、十分に離れた動作域内で、躍動しており(図7中
(a)a1)、この動作域内の音声信号がダイオード2
6のカソードに印加されるが、このときのダイオード2
6のカソード電圧は、オン時のカソード電圧に対して十
分に正側の領域を占めている。即ち、1.53Vの基準
動作点を中心として躍動する音声信号(図7中(a)a
1)に関しては、電源電圧E(2.58V)を抵抗器2
7(1MΩ)と抵抗器28(2.2MΩ)で形成される
ブリーダのブリーディングノードでもある検知ノード
(b)の電圧が、ダイオード26のアノードと一緒に電
源電圧E(2.58V)×2.2MΩ/(1MΩ+2.
2MΩ)=1.77Vにクランプされている(図7中
(b)b1)ので、ここでのアノード電圧1.77Vか
らダイオード26の接合電圧の0.7Vを差し引いたオ
ン時カソード電圧の1.07V(図7中(a)a2)に
対して十分に正側の領域を占めている(図7中(a)a
1)ということである。従って、このような通常的な使
用時には、ダイオード26がオフ状態に維持されるとと
もに、検知ノード(b)の1.77V(図7中(b)b
1)を受けて、ナンド論理回路素子29がオン状態に維
持されて、該回路素子29の出力端(c)が論理「0」
のLレベルに維持される(図7中(c)c1)ので、ト
ランジスタ32がオフ状態に維持される。その結果、増
幅器23の出力端子(a)の音声信号(図7中(a)a
1)は、結合コンデンサ24、抵抗器25を介して、そ
のまま出力端子(d)現われる(図7中(d)d1)。
一方、使用中に、ユーザの不用意な取扱いにより、イヤ
ーマイクロホンが人体や器物に対して接触したり擦った
りすることで、イヤーマイクロホンに振動的な外乱が与
えられると、このような振動的な外乱が、マイクロホン
エレメントで電気的な衝撃波雑音に変換されるので、増
幅器23の出力端子(a)の音声信号に衝撃波雑音が重
畳する(図7中(a)a3)。すると、基準動作点を中
心にして躍動する音声信号中の衝撃波雑音の部分の負側
の領域でのピークが、ダイオード26のオン時カソード
電圧の1.07Vを越えて接地(oV)に接近する(図
7中(a)a4)ので、ダイオード26がオン状態に移
行し、検知ノード(b)の電圧が、積分用コンデンサ3
0の急速放電を伴って接地付近まで降下する(図7中
(b)b2)。ここでの電圧降下を受けて、ナンド論理
回路素子29が、オン状態に移行し、該回路素子29の
出力端子(c)が論理「1」のHレベルに移行する(図
7中(c)c2)。バースト性の衝撃波雑音が過ぎ去る
と(図7中(a)a5)、ダイオード26のカソード電
圧が、1.53Vの基準動作点付近の音声信号の領域に
復帰し、ダイオード26がオフ状態に反転する。する
と、積分用コンデンサ30(1μF)が、専ら抵抗器2
7(1MΩ)とで形成される時定数で、ブリーディング
ノードの元来の電圧(1.77V)に向けて充電されて
ゆくので、検知ノード(b)の電圧は、積分用コンデン
サ30の急速放電後の接地付近の電圧から1.77Vに
向かって直線的に上昇し(図7中(b)b3)、1.2
秒経過時点で、CMOS−TTLのナンド論理回路素子
29のスレッショルド電圧Eth(1.28V)に到達
すると(図7中(b)b4)、論理回路素子29がオン
状態に転じて、その出力端子(c)の電圧が論理「0」
のLレベルに降下する(図7中(c)c3)ので、トラ
ンジスタ32がオン状態に復帰する。かくて、衝撃波雑
音抑制作用が消失して、増幅器23の出力端子(a)の
音声信号が、そのまま出力端子(d)に現われる(図7
中(d)d2)。
【0014】図8及び図9の電気的構成を示すブロック
図と、図10の使用態様を示す説明図とを参照しなが
ら、この発明の実施の形態のさらに別の1例を以下に説
明する。図8及び図10において、図1の本体装置2の
一部分に相当する親機本体装置30には、下行前置増幅
器2ADと、下行衝撃波雑音抑制回路2BDと、下行音
声信号可変減衰器2CDと、下行信号混合回路2DDと
が含まれており、該混合回路2DDの出力端子には、通
常的な携帯用のFM無線送信機30ADの入力端子が接
続され、該送信機30ADの出力端子は、送信アンテナ
30BDに延びている。このような親機本体装置30内
の構成は、図1における下行伝送回路LDの上手部分に
相当する下行伝送回路上手部分LDXを実現するもので
ある。さらに、親機本体装置30には、上行音声信号可
変減衰器2CUと、上行信号混合回路2DUと、上行電
力増幅器2EUとが含まれており、上行音声信号可変減
衰器2CUの入力端子には、通常的な携帯用のFM無線
受信機30AUの出力端子が接続され、該受信器30A
Uの入力端子は、受信アンテナ30BUに延びている。
このような親機本体装置30内の構成は、図1における
上行伝送回路LUの上手部分に相当する上行伝送回路上
手部分LUXを実現するものである。図8及び図10に
おいて、図1及び図2中の構成要素と同一の符号で示さ
れる構成要素は、それぞれ同一のものである。
【0015】さらに、図9及び図10において、図1の
本体装置2の一部分に相当する子機本体装置40には、
下行電力増幅器2EDが含まれており、該増幅器2ED
の入力端子には、通常的な携帯用のFM無線受信機40
ADの出力端子が接続され、該受信機40ADの入力端
子は受信アンテナ40BDに延びている。このような子
機本体装置40内の構成は、図1における下行伝送回路
LDの下行部分に相当する下行伝送回路下手部分LDY
を実現するものである。さらに、親機本体装置40に
は、上行前置増幅器2AUと、上行衝撃波雑音抑制回路
2BUとが含まれており、該雑音抑制回路2BUの出力
端子には、通常的な携帯用のFM無線送信機40AUの
入力端子が接続され、該送信機40AUの出力端子は送
信アンテナ40BUに延びている。このような子機本体
装置40内の構成は、図1における上行伝送回路LUの
下手部分に相当する上行伝送回路下手部分LUYを実現
するものである。図9及び図10において、図1及び図
2中の構成要素と同一の符号で示される構成要素は、そ
れぞれ同一のものである。使用に際しては、図10に示
されるように、上手ユーザUにより、上手マイクロホン
3と上手イヤホーン4が装着されて、下行音声信号コー
ド3aと上行楽音・音声信号コード4aが上手マイクロ
ホン用入力端子2bと上手イヤホーン用出力端子2cを
介して親機本体装置30に対して接続される。親機本体
装置30には、再生楽音信号コード2aを介して楽音信
号再生装置1としてのミニディスクプレイヤが接続され
ている。同様に、下手ユーザDにより、下手マイクロホ
ン6と下手イヤホーン5が装着されて、上行音声信号コ
ード6aと下行楽音・音声信号コード5aが下手マイク
ロホン用入力端子2eと下手イヤホーン用出力端子2d
を介して子機本体装置40に対して接続される。
【0016】上記の構成において、上手ユーザUが発声
すると、親機本体30の下行信号混合回路2DDからの
下行楽音・音声信号が、親機FM無線送信機30ADに
供給されて、ここで周波数f1の搬送波に対して、常法
により、周波数変調が施されて、親機送信アンテナ30
BDから空間に放射される。すると、子機本体装置40
の子機FM無線受信機40ADが、子機受信アンテナ4
0BDを介して、常法により、周波数f1の搬送波に検
波・復調を施すことで、下行電力増幅機2ED経由で、
下手イヤホーン5に対して下行楽音・音声信号が供給さ
れる。ここでの親機FM無線送信機30AD・送信アン
テナ30BDと子機FM無線受信機40AD・受信アン
テナ40BDにより、下行楽音・音声信号無線伝送手段
が実現される。一方、下手ユーザDが発声すると、子機
本体装置40の上行衝撃波雑音抑制回路2BUからの上
行音声信号が、子機FM無線送信機40AUに供給され
て、ここで周波数f2の搬送波に対して、常法により、
周波数変調が施されて、子機送信アンテナ40BUから
空間に放射される。すると、親機本体装置30の親機F
M無線受信機30AUが、親機受信アンテナ30BUを
介して、常法により、周波数f2の搬送波に検波・復調
を施すことで、上行音声信号可変減衰機2CU経由で、
上行信号混合回路2DUに対して上行音声信号が供給さ
れる。これにより、図1の上行伝送回路LUの場合と同
様に、上行電力増幅機2EUから上手イヤホーン4に対
して上行楽音・音声信号が供給される。ここでの子機F
M無線送信機40AU・送信アンテナ40BUと親機F
M無線受信機30AU・受信アンテナ30BUにより、
上行音声信号無線伝送手段が実現される。この場合、親
機FM無線送信機30ADから子機FM無線受信機40
ADに向かう周波数f1の搬送波は、下行音声・楽音信
号で周波数変調が施されるのに対して、子機FM無線送
信機40AUから親機FM無線受信機30AUに向かう
周波数f2の搬送波は、上行音声信号で周波数変調が施
されているので、親機FM無線送信機30AD、子機F
M無線受信機40ADにおける伝送周波数帯域を、子機
FM無線送信機40AD、親機FM無線受信機30AU
の伝送周波数帯域との相対で広帯域に選定するのが好適
である。
【0017】なお、ここでの親機FM無線送信機30A
D、子機FM無線受信機40ADや子機FM無線送信機
40AU、親機FM無線受信機30AUが、FM方式の
ものに限られないのは勿論のことであり、電磁波以外に
も、超音波、誘導電界、光線なども含めて、公知公用の
あらゆる非接触情報伝送手段が採用可能である。かくし
て、図1の構成の場合と同様に、下行伝送回路下手部分
LDYからの下行楽音・音声信号で駆動される下手イヤ
ホーン5は、再生楽音を共聴の背景音楽とする音響環境
の中で、下行音声信号で表わされる上手ユーザUの話声
を下手ユーザDに対して聴取可能に提供し、この間、同
時に、上行伝送回路上手部分LUXからの上行楽音・音
声信号で駆動される上手イヤホーン4は、再生楽音を共
聴の背景楽音とする音響環境の中で、上行音声信号で表
される下手ユーザDの話声を上手ユーザUに対して聴取
可能に提供する。但し、図8、図7の構成では、親機本
体装置30と子機本体装置40との間の部分の伝送回路
が、下行楽音・音声信号無線伝送手段と上行音声信号無
線伝送手段で構成されるので、上手ユーザUと下手ユー
ザDとの間を結ぶ配線を必要としないので、上手ユーザ
Uと下手ユーザDの挙動が配線によって制約されること
がない。
【0018】
【発明の効果】本願請求項1記載の発明によれば、上行
・下行各別の伝送回路LU、LD中に設けられた上行・
下行各別の信号混合手段2DU、2DDが上行・下行各
別の音声信号に対して共通の再生楽音信号を混合して、
上行・下行各別の楽音・音声信号を上手・下手各別のユ
ーザが着用する上手・下手各別のイヤホーン4、5に対
して供給する構成としたことにより、上手ユーザUと下
手ユーザDが共通の再生楽音信号の混合された楽音・音
声信号で表される楽音・音声を聴取できるので、上手ユ
ーザUと下手ユーザDの双方が鑑賞楽音や背景楽音の中
で会話を交えることで、利便性を図りながら、会話の雰
囲気を趣味性豊かに演出できるという優れた効果が奏さ
れる。本願請求項2記載の発明によれば、上行・下行各
別の楽音再生手段1、7から上行・下行各別の信号混合
手段2DU、2DDに対して、各別の再生楽音信号を供
給する構成としたことにより、上手ユーザUと下手ユー
ザDが各別の再生楽音信号の混合された各別の楽音・音
声信号で表される各別の楽音・音声を聴取できるので、
上手ユーザUと下手ユーザDの各々が自己のために用意
された別々の鑑賞音楽や背景音楽の中で会話を交えるこ
とで、会話の雰囲気をより一層趣味性豊かに演出できる
という優れた効果が奏される。本願請求項3〜4記載の
発明によれば、上手・下手各別のユーザU、Dにより着
用される上手・下手マイクロホン手段3、6を骨伝導型
のものとし、上手・下手各別のユーザU、Dの外耳道付
近で骨伝導される音声を電気信号の上行・下行各別の音
声信号に変換する構成としたことにより、騒音中での使
用や小声での使用に際しても、明瞭な会話を交えること
ができるので、交通騒音に囲まれた街中や売り込み音声
一杯の展示会場や、それ自体が別の音場を形成している
空間(ディスコ点内、カラオケ店内、カーオーディオ演
奏中の車内など)での使用ばかりか、周囲に気配りした
小声での使用であっても、上記請求項(1)(2)の発
明の効果が維持されるという優れた効果が奏される。本
願請求項5〜6記載の発明によれば、下行伝送回路LD
中の下行楽音・音声信号伝送手段30AD、30BD、
40AD、40BDが下行楽音・音声信号を無線で下手
イヤホーン手段5に対して下行伝送し、上行伝送手段L
U中の上行音声信号を無線伝送手段40AU、40B
U、30AU、30BUが上行音声信号を無線で上行信
号混合手段2DUに対して上行伝送する構成としたこと
により、上行ユーザUが着用する1組の上手マイクロホ
ン3と上手イヤホーン4と、下手ユーザDが着用する1
組の下手マイクロホン5と下手イヤホーン6との間に上
行・下行各別の伝送回路LU、LDとしての配線を布設
する必要がないので、上手・下手各別のユーザU、Dの
装置使用時の行動の自由への制約が少ないという優れた
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図1〜図10は本願発明の実施の形態を示すものであ
る。
【図1】1つの実施の形態の電気的構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の実施の形態における使用状態を示す説明
図である。
【図3】別の実施の形態の電気的構成を示すブロック図
である。
【図4】図3の実施の形態における使用状態を示す説明
である。
【図5】骨伝導形のマイクロホンとイヤホーンとを一体
的に組みつけた構造物の断面構造を示す断面図である。
【図6】衝撃波雑音抑制回路2BU、2BDの回路構成
を示す回路図である。
【図7】図6の回路構成中の要部の波形を示す波形図で
ある。
【図8及び図9】さらに別の実施の形態の電気的構成を
示すブロック図である。
【図10】図8及び図9の実施の形態における使用状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 楽音信号再生装置 2 本体装置 3 上手マイクロホン 4 上手イヤホーン 5 下手イヤホーン 6 下手マイクロホン 7 下行楽音信号再生装置 LD 下行伝送回路 LU 上行伝送回路 11 ハウジング 12 本体部 13 イヤーチップ部 14 通音孔 15 マイクロホンエレメント 16 レシーバユニット 30 親機本体装置 30AD FM無線送信機 30AU FM無線受信機 40 子機本体装置 40AD FM無線受信機 40AU FM無線送信機 LDX 下行伝送回路上手部分 LUX 上行伝送回路上手部分 LDY 下行伝送回路下手部分 LUY 上行伝送回路下手部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上手ユーザの音声を電気信号に変換し
    て、下行音声信号として出力する上手マイクロホン手段
    3と、上記上手マイクロホン手段3から出力される下行
    音声信号を下行伝送する下行伝送手段LDと、上記下行
    伝送手段LD中に設けられ、該下行伝送手段により下行
    伝送される下行音声信号に対して再生楽音信号を混合し
    て下行楽音・音声信号を出力する下行信号混合手段2D
    Dと、上記下行信号混合手段2DDから出力される下行
    楽音・音声信号を振動に変換して、該下行楽音・音声信
    号により表される下行楽音・音声を下手ユーザに対して
    聴取可能に出力する下手イヤホーン手段5と、上記下手
    ユーザの音声を電気信号に変換して、上行音声信号とし
    て出力する下手マイクロホン手段6と、上記下手マイク
    ロホン手段6から出力される上行音声信号を上行伝送す
    る上行伝送手段LDと、上記上行伝送手段LD中に設け
    られ、該上行伝送手段により上行伝送される上行音声信
    号に対して再生楽音信号を混合して上行楽音・音声信号
    を出力する上行信号混合手段2DUと、上記上行信号混
    合手段2DUから出力される上行楽音・音声信号を振動
    に変換して、該上行楽音・音声信号により表される上行
    楽音・音声を上手ユーザに対して聴取可能に出力する上
    手イヤホーン手段4と、楽音を表す楽音信号を再生楽音
    信号として再生可能に記憶し、上記下行信号混合手段2
    DDと上記上行信号混合手段2DUの双方に対して再生
    楽音信号を供給する楽音信号再生手段1とを備えている
    ことを特徴とする楽音共聴・通話装置。
  2. 【請求項2】 上手ユーザの音声を電気信号に変換し
    て、下行音声信号として出力する上手マイクロホン手段
    3と、上記上手マイクロホン手段3から出力される下行
    音声信号を下行伝送する下行伝送手段LDと、上記下行
    伝送手段LD中に設けられ、該下行伝送手段により下行
    伝送される下行音声信号に対して下行再生楽音信号を混
    合して下行楽音・音声信号を出力する下行信号混合手段
    2DDと、上記下行信号混合手段2DDから出力される
    下行楽音・音声信号を振動に変換して、該下行楽音・音
    声信号により表される下行楽音・音声を下手ユーザに対
    して聴取可能に出力する下手イヤホーン手段5と、上記
    下手ユーザの音声を電気信号に変換して、上行音声信号
    として出力する下手マイクロホン手段6と、上記下手マ
    イクロホン手段6から出力される上行音声信号を上行伝
    送する上行伝送手段LUと、上記上行伝送手段LU中に
    設けられ、該上行伝送手段により上行伝送される上行音
    声信号に対して上行再生楽音信号を混合して上行楽音・
    音声信号を出力する上行信号混合手段2DUと、上記上
    行信号混合手段2DUから出力される上行楽音・音声信
    号を振動に変換して、該上行楽音・音声信号により表さ
    れる上行楽音・音声を上手ユーザに対して聴取可能に出
    力する上手イヤホーン手段4と、楽音を表す楽音信号を
    下行再生楽音信号として再生可能に記憶し、上記下行信
    号混合手段2DDに対して下行再生楽音信号を供給する
    下行楽音信号再生手段7と、楽音を表す楽音信号を上行
    再生楽音信号として再生可能に記憶し、上記上行信号混
    合手段2DUに対して上行再生楽音信号を供給する上行
    楽音信号再生手段1とを備えていることを特徴とする楽
    音共聴・通話装置。
  3. 【請求項3】 上記上手マイクロホン手段3は、上記上
    手イヤホーン手段4に対して一体的に組み付けられ、該
    上手イヤホーン手段から上行楽音・音声が導入される上
    手ユーザの外耳道付近で骨伝導される上手ユーザの音声
    を電気信号に変換する骨伝導型マイクロホン手段であ
    り、上記下手マイクロホン手段6は、該下手イヤホーン
    手段に対して一体的に組み付けられ、該下手イヤホーン
    手段から下行楽音・音声が導入される下手ユーザの外耳
    道付近で骨伝導される下手ユーザの音声を電気信号に変
    換する骨伝導型下手マイクロホン手段である請求項1又
    は2記載の楽音共聴・通話装置。
  4. 【請求項4】 上記下行伝送手段LD中に設けられ、下
    行伝送される下行音声信号の振幅レベルが予め設定され
    た異常衝撃レベルであることを検出したときに、予め設
    定された抑制期間に亙って下行音声信号の振幅レベルを
    所定の安全レベルに抑制する下行衝撃波雑音抑制手段2
    BDと、上記上行伝送手段LU中に設けられ、上行伝送
    される上行音声信号の振幅レベルが予め設定された異常
    衝撃波雑音レベルであることを検出したときに、予め設
    定された制御期間に亙って上行音声信号の振幅レベルを
    所定の安全レベルに抑制する上行衝撃波雑音抑制手段2
    BUとをさらに備えている請求項3記載の楽音共聴・通
    話装置。
  5. 【請求項5】 上記下行伝送手段LDは、下行楽音・音
    声信号を無線で上記下手イヤホーン手段5に対して下行
    伝送する下行楽音・音声信号無線伝送手段30AD、3
    0BD、40AD、40BDをさらに含み、上記上行伝
    送手段LUは、上行音声信号を無線で上記上行信号混合
    手段2DUに対して上行伝送する上行音声信号無線伝送
    手段40AU、40BU、30AU、30BUをさらに
    含んでいる請求項1又は2又は3又は4記載の楽音共聴
    ・通話装置。
  6. 【請求項6】 上記下行楽音・音声信号無線伝送手段3
    0AD、30BD、40AD、40BDの伝送周波数帯
    域が上記上行音声信号無線伝送手段40AU、40B
    U、30AU、30BUの伝送周波数帯域との相対で広
    帯域に選定されている請求項5記載の楽音共聴・通話装
    置。
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